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JPH04285713A - 磁気抵抗効果型磁気ヘッドおよびその製造方法 - Google Patents

磁気抵抗効果型磁気ヘッドおよびその製造方法

Info

Publication number
JPH04285713A
JPH04285713A JP3049811A JP4981191A JPH04285713A JP H04285713 A JPH04285713 A JP H04285713A JP 3049811 A JP3049811 A JP 3049811A JP 4981191 A JP4981191 A JP 4981191A JP H04285713 A JPH04285713 A JP H04285713A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
magnetoresistive
magnetic
magnetic head
alloy
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3049811A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeru Tadokoro
茂 田所
Shinji Narushige
成重 真治
Hiroaki Koyanagi
小柳 広明
Tetsuo Kobayashi
哲夫 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP3049811A priority Critical patent/JPH04285713A/ja
Priority to US07/851,927 priority patent/US5471358A/en
Publication of JPH04285713A publication Critical patent/JPH04285713A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/127Structure or manufacture of heads, e.g. inductive
    • G11B5/33Structure or manufacture of flux-sensitive heads, i.e. for reproduction only; Combination of such heads with means for recording or erasing only
    • G11B5/39Structure or manufacture of flux-sensitive heads, i.e. for reproduction only; Combination of such heads with means for recording or erasing only using magneto-resistive devices or effects
    • G11B5/3903Structure or manufacture of flux-sensitive heads, i.e. for reproduction only; Combination of such heads with means for recording or erasing only using magneto-resistive devices or effects using magnetic thin film layers or their effects, the films being part of integrated structures
    • G11B5/3906Details related to the use of magnetic thin film layers or to their effects
    • G11B5/3929Disposition of magnetic thin films not used for directly coupling magnetic flux from the track to the MR film or for shielding
    • G11B5/3932Magnetic biasing films
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/127Structure or manufacture of heads, e.g. inductive
    • G11B5/33Structure or manufacture of flux-sensitive heads, i.e. for reproduction only; Combination of such heads with means for recording or erasing only
    • G11B5/39Structure or manufacture of flux-sensitive heads, i.e. for reproduction only; Combination of such heads with means for recording or erasing only using magneto-resistive devices or effects
    • G11B5/3903Structure or manufacture of flux-sensitive heads, i.e. for reproduction only; Combination of such heads with means for recording or erasing only using magneto-resistive devices or effects using magnetic thin film layers or their effects, the films being part of integrated structures
    • G11B5/399Structure or manufacture of flux-sensitive heads, i.e. for reproduction only; Combination of such heads with means for recording or erasing only using magneto-resistive devices or effects using magnetic thin film layers or their effects, the films being part of integrated structures with intrinsic biasing, e.g. provided by equipotential strips
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/127Structure or manufacture of heads, e.g. inductive
    • G11B5/31Structure or manufacture of heads, e.g. inductive using thin films
    • G11B5/3109Details
    • G11B5/3113Details for improving the magnetic domain structure or avoiding the formation or displacement of undesirable magnetic domains

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Magnetic Heads (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気記録装置、特に、
磁気ディスク装置に用いられる磁気抵抗効果を利用した
磁気抵抗効果型磁気ヘッドならびにその製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】磁気記録媒体の磁性面から高い感度でデ
ータを読み取ることができる磁気ヘッドとして、磁気抵
抗効果型磁気ヘッドが知られている。磁気抵抗効果型磁
気ヘッドは、磁気抵抗効果膜の電気抵抗が、磁化の方向
によって変化する現象を利用して、記録媒体上の磁気的
信号を電気的信号に変換するものである。
【0003】磁気抵抗効果型磁気ヘッドの主要な問題は
、磁気抵抗効果膜に存在する磁壁が、信号磁界によって
不規則に移動することによって、バルクハウゼンノイズ
と呼ばれるノイズが発生することである。
【0004】米国特許第4103315号には、磁気抵
抗効果膜の磁壁を消滅させ、ノイズを抑制するため、磁
気抵抗効果膜の片面全体に反強磁性層を設け、長さ方向
の一様な縦バイアス磁界を発生させ、反強磁性−強磁性
の磁気的交換結合を利用することが開示されている。
【0005】ここで、本明細書では、磁気抵抗効果膜に
おける磁壁の発生を抑制することを目的として、長さ方
向の縦バイアス磁界を印加するために、特別に設けられ
た層を磁区制御層と定義する。また、磁気的交換結合と
は、反強磁性膜と強磁性膜との界面近傍における反強磁
性膜のスピンの向きに、強磁性膜のスピンの向きを一致
させることをいう。
【0006】上記米国特許第4103315号に開示さ
れているように、磁区制御層として反強磁性膜を磁気抵
抗効果膜の片面全体に渡って積層させた構造においては
、磁気的交換結合が大きくなり、その結果、磁気抵抗効
果膜の磁化の方向が、磁気記録媒体からの信号磁界によ
って回転するには、大きな信号磁界を必要とすることに
なる。従って、信号磁界に対する、磁気抵抗効果膜の感
度は低下するという問題がある。
【0007】上記従来技術の問題点は、磁区制御層をパ
ターン化し、磁気抵抗効果膜の端部上側(本明細書では
、成膜工程において、先に成膜する方を下側とする。)
にだけ配置するという発明によって解決された。 この発明は、磁気抵抗性読み取り変換器に関する米国特
許第4663685号に開示されている。この発明は、
磁気抵抗効果膜の端部上側だけに、磁気抵抗効果膜の長
さ方向にバイアス磁界を印加する磁区制御層を配設し、
この端部を単一磁区状態に維持するというものである。 この端部の単一磁区状態は、磁気抵抗効果膜の中央にあ
る感磁部にも単一磁区状態を誘発する。この発明の実施
例には、磁気抵抗効果膜の端部上側に、磁区制御層とし
て作用をする反強磁性膜を、直接、形成し、磁気抵抗効
果膜の端部上側を単一磁区状態に維持する技術が開示さ
れている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術には、以
下に述べるような問題がある。この従来技術においては
、磁気抵抗効果膜の端部上側だけに、磁区制御層として
作用をする反強磁性膜を形成している。このためには、
予め、磁気抵抗効果膜を所定の寸法にパターニングした
後に、この磁気抵抗効果膜の上に磁区制御層とする反強
磁性膜を形成しなければならない。一方、磁気抵抗効果
膜とする強磁性膜と、反強磁性膜とは、両層間に磁気的
交換結合を生じさせる必要がある。この磁気的交換結合
力の到達距離は短い(約1原子層)ので、磁気的交換結
合が生じるには、2つの膜を原子的に密着形成させなけ
ればならない。従って、磁気抵抗効果膜のパターニング
工程において、酸化物等によって汚染された磁気抵抗効
果膜の表面を、なんらかの方法によってクリーニングし
、その後、このクリーニングされた磁気抵抗効果膜上に
反強磁性膜を形成する必要がある。
【0009】このクリーニングを行う場合の問題につい
て説明する。磁気抵抗効果膜の表面をクリーニングする
ことは、工程上複雑になり、さらに、磁気抵抗効果膜は
、通常、数100Åと非常に薄いので、クリーニングに
よって磁気抵抗効果膜は損傷されるおそれが高い。その
結果、磁気抵抗効果膜の磁気特性は損なわれてしまう。 また、この表面クリーニングの程度がほぼ一定であれば
よいが、変動した場合は、磁気抵抗効果膜の膜厚も変動
し、その結果、多数の磁気ヘッド間において、磁気特性
のバラツキが生じる。さらに、この表面クリーニングが
弱いと、磁気抵抗効果膜と反強磁性膜との間の磁気的交
換結合の強さが不十分となり、磁気抵抗効果膜の端部が
単一磁区とならない場合もある。端部が単一磁区となら
ない場合は、磁気抵抗効果膜に磁壁が存在することにな
り、磁壁の不規則な移動によってバルクハウゼンノイズ
が発生することになる。このような磁気ヘッドは、高密
度磁気記録装置用の磁気ヘッドには適さない。
【0010】次に、磁気抵抗効果膜の材料選定上の問題
について説明する。従来技術では、磁気抵抗効果膜上に
反強磁性膜を、直接、形成するので、反強磁性膜として
使用できる材料は、磁気抵抗効果膜と同一の結晶構造を
持つ材料に限定されるという問題がある。この原因は、
強磁性膜である磁気抵抗効果膜と反強磁性膜との磁気的
交換結合は不安定であるので、同じ結晶構造にして、強
磁性膜である磁気抵抗効果膜と、反強磁性膜との界面を
安定な構造にし、良好な磁気的交換結合を形成させる必
要があるからである。
【0011】次に、磁気的交換結合の大きさを制御でき
ないという問題について説明する。従来技術では、磁気
抵抗効果膜の上側に、磁区制御層として作用する反強磁
性膜を、直接、形成するので、磁気抵抗効果膜と反強磁
性膜との間の磁気的交換結合の大きさは、磁気抵抗効果
膜および反強磁性膜の材料によって、一義的に決定され
てしまう。一方、磁気的交換結合の大きさは、磁気抵抗
効果膜の縦バイアス磁界に関係するものであり、磁気抵
抗効果型磁気ヘッドの構造に適する最適な値に制御すべ
き量である。しかし、従来技術では、材料を変更する以
外は、磁気的交換結合の大きさを制御することができな
いという問題がある。本発明の第1の目的は、磁気抵抗
効果型磁気ヘッドの特性のバラツキやノイズの原因とな
る、磁気抵抗効果膜のクリーニング等を必要とせずに、
磁抵抗効果膜の端部に、磁区制御層を形成した磁気抵抗
効果型磁気ヘッドを提供することにある。
【0012】また、本発明の第2の目的は、反強磁性材
料の選択が限定されずに、比較的自由に選べ、磁気抵抗
効果膜および反強磁性膜材料を変更することなく、磁気
的交換結合の大きさを調整できる磁気抵抗効果型磁気ヘ
ッドを提供することにある。
【0013】また、本発明の第3の目的は、磁区制御層
の特性のバラツキによって生じる、複数の磁気抵抗効果
型磁気ヘッド間における性能のバラツキを抑えることが
できる磁気抵抗効果型磁気ヘッドの製造方法を提供する
ことにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記第1および第2の目
的は、磁気抵抗効果膜を単一磁区状態にする磁区制御層
を、磁気抵抗効果膜の両端部に備えて構成される磁気抵
抗効果型磁気ヘッドにおいて、上記磁区制御層は、磁気
抵抗効果膜の下地側に形成され、磁気抵抗効果膜を単一
磁区状態にする多層膜である磁気抵抗効果型磁気ヘッド
によって達成できる。
【0015】また、上記第3の目的は、磁気抵抗効果膜
を単一磁区状態にする磁区制御層を、磁気抵抗効果膜の
両端部に形成する磁気抵抗効果型磁気ヘッドの製造方法
において、上記磁区制御層を形成する工程と、この磁区
制御層をエッチングして目的の形状にする工程と、この
磁区制御層上に磁気抵抗効果膜を形成する工程とを含む
磁気抵抗効果型磁気ヘッドの製造方法によって達成でき
る。
【0016】上記磁区制御層は、第1の強磁性膜と反強
磁性膜と第2の強磁性膜とを順次積層して構成される3
層膜でもよい。また、上記磁区制御層は、反強磁性膜と
強磁性膜とを順次積層して構成される2層膜でもよい。 また、上記磁区制御層は、非磁性結晶性膜と反強磁性膜
と強磁性膜とを順次積層して構成される3層膜でもよい
。また、上記磁区制御層は、第1の強磁性膜と反強磁性
膜と第2の強磁性膜と第3の強磁性膜とを順次積層して
構成される4層膜でもよい。
【0017】また、磁区制御層をスパッタ法や真空蒸着
法等によって作製する場合において、スパッタ法で作製
するときは、同一の真空容器中に2つ以上のターゲット
を配置した装置を、真空蒸着法のときは、同一真空容器
中に2つ以上の蒸着源を配置した装置を用いて、真空容
器中から被処理物を出すこと無く、連続的に形成するこ
とによって、磁区制御層の特性のバラツキを抑える目的
は達成される。
【0018】また、磁区制御層をイオンミリング法等で
一括してパターニングしてもよい。
【0019】
【作用】本発明に係る磁気抵抗効果型磁気ヘッドにおい
ては、磁気抵抗効果膜の端部下側に、最上膜に強磁性膜
を備える磁区制御層を形成しているので、記録媒体から
の磁気的信号を検出する磁気抵抗効果膜の中央領域は、
反強磁性膜と、直接には、磁気的交換結合をしていない
。このため、磁気抵抗効果膜の中央領域では、磁気抵抗
効果膜の異方性磁界の増加がないので、磁気抵抗効果素
子の感度が低下することはない。
【0020】また、磁気抵抗効果膜の端部下側に設けら
れた磁区制御層から生じる縦バイアス磁界によって、磁
気抵抗効果膜中央部に磁壁が発生するのを抑制するので
、磁壁の不規則な移動が原因であるバルクハウゼンノイ
ズを抑えることができる。さらに、この磁区制御層の最
上膜を強磁性膜とし、強磁性膜を介して、反強磁性膜の
スピン配列を磁気抵抗効果膜に伝達するので、磁区制御
層を、特別に、クリーニングすることなく、安定した縦
バイアス磁界を得ることができる。この理由は、強磁性
膜−強磁性膜間の磁気的交換結合力は、反強磁性膜−強
磁性膜間の磁気的交換結合力に比べ、安定かつ強いので
、磁区制御層の表面状態にあまり依存しないからである
【0021】また、磁区制御層の最上膜となる強磁性膜
の膜厚を変化させることによって、磁気抵抗効果膜に印
加する縦バイアス磁界の大きさを調整することが可能で
ある。この理由は、反強磁性膜と磁気抵抗効果膜との間
の磁気的交換結合力が、これらの膜の間に存在する強磁
性膜の膜厚によって調整することが可能だからである。
【0022】また、反強磁性膜と磁気抵抗効果膜とを、
直接、接触させる場合においては、反強磁性膜は、Ni
−Fe合金およびNi−Fe−Co合金等の磁気抵抗効
果膜と、磁気的交換結合をする材料、例えば、Fe−M
n合金等に限られる。しかし、本発明に係る磁気抵抗効
果型磁気ヘッドの磁区制御層においては、反強磁性膜の
上側、下側の強磁性膜あるいは非磁性結晶性層を適当に
選択することによって、Cr−Al合金、Cr−Mn合
金、酸化Ni等の磁気抵抗効果膜と、直接には、磁気的
交換結合することが困難な反強磁性材料を、反磁性膜の
材料として使用できる。
【0023】本発明に係る磁気抵抗効果型磁気ヘッドの
磁区制御層は、磁気抵抗効果膜の形成前に、形成・加工
される。従って、磁区制御層の形成工程において、磁気
抵抗効果膜を損傷する恐れは全くない。このため、磁区
制御層を、イオンミリング法等で一括してパターニング
することができ、作製が容易である。また、本発明に係
る磁気抵抗効果型磁気ヘッドの磁区制御層は、磁気的交
換結合が不安定な反強磁性−強磁性部分を、大気に触れ
させることなく製造することができる。従って、磁区制
御層を、安定に再現性良く、容易に製造できる。
【0024】
【実施例】実施例として、本発明に係る磁気抵抗効果型
磁気ヘッドを適用した磁気ディスク装置200について
、図6を用いて説明する。図6は、この磁気ディスク装
置200の概略構造を示す斜視図である。
【0025】この磁気ディスク装置200の概略構造を
説明する。同図に示すように、磁気ディスク装置200
は、等間隔で一軸(スピンドル202)上に積層された
複数の磁気ディスク204a,204b,204c,2
04d,204eと、スピンドル202を駆動するモー
タ203と、移動可能なキャリッジ206に保持された
磁気ヘッド群205a,205b等と、このキャリッジ
206を駆動するボイスコイルモータ213を構成する
マグネット208およびボイスコイル207と、これら
を支持するベース201とを備えて構成される。また、
磁気ディスク制御装置等の上位装置212から送出され
る信号に従って、ボイスコイルモータ213を制御する
ボイスコイルモータ制御回路209を備えている。また
、上位装置212から送られてきたデータを書き込み方
式に対応し、磁気ヘッドに流すべき電流に変換する機能
と、磁気ディスク204a等から送られてきたデータを
増幅し、ディジタル信号に変換する機能とを持つライト
/リード回路210を備え、このライト/リード回路2
10は、インターフェイス211を介して、上位装置2
12と接続されている。
【0026】次に、この磁気ディスク装置200の動作
を、読出しの場合を例として説明する。上位装置212
から、インターフェイス211を介して、ボイスコイル
モータ制御回路209に、読出すべきデータの指示を与
える。ボイスコイルモータ制御回路209からの制御電
流によって、ボイスコイルモータ213がキャリッジ2
06を駆動させ、指示されたデータが記憶されているト
ラックの位置に、磁気ヘッド群205a,205b等を
高速で移動させ、正確に位置付けする。この位置付けは
、ボイスコイルモータ制御回路209と接続されている
位置決め用磁気ヘッド205bが、磁気ディスク204
c上の位置を検出して提供し、データ用磁気ヘッド20
5aの位置制御を行うことによって行われる。また、ベ
ース201に支持されたモータ203は、スピンドル2
02に取り付けた直径3.5インチの複数の磁気ディス
ク204a,204b,204c,204d,204e
を回転させる。次に、ライト/リード回路210からの
信号に従って、指示された所定の磁気ヘッドを選択し、
指示された領域の先頭位置を検出後、磁気ディスク上の
データ信号を読出す。この読出しは、ライト/リード回
路210に接続されているデータ用磁気ヘッド205a
が、磁気ディスク204dとの間で信号の授受を行うこ
とにより行われる。読みだされたデータは、所定の信号
に変換され、上位装置212に送出される。
【0027】高性能磁気ディスク装置としては、磁気デ
ィスク上の面記録密度は1立方インチ当り50メガビッ
ト以上、線記録密度は1インチ当り25キロビット以上
、トラック密度は1インチ当り2000トラック以上で
あることが望ましい。下記の本発明に係る磁気抵抗効果
型磁気ヘッドは、磁壁を生じない結果バルクハウゼンノ
イズが無く、高感度であるので、このヘッドを使用して
磁気ディスク装置を作製することによって、記録密度が
300〜400Mbit/inchであり、残留磁化が
0.5〜0.8Tである磁気ディスクを使用した磁気デ
ィスク装置を作製することができる。
【0028】次に、上記磁気ディスク装置200に使用
する磁気抵抗効果型磁気ヘッド100について、図1お
よび図7を用いて説明する。図1は、本発明に係る磁気
抵抗効果型磁気ヘッド100の一部の概略構造を示す斜
視図である。図7は、この磁気抵抗効果型磁気ヘッド1
00の全体像を浮上面側から見た斜視図である。
【0029】この磁気抵抗効果型磁気ヘッド100は、
図6,7に示すように、下部磁気シールド層10と、こ
の下部磁気シールド層10の上に形成される下部ギャッ
プ膜20と、この下部ギャップ膜20上の所定場所に所
定の間隔をおいて形成される一対の層からなる磁区制御
層30と、この磁区制御層30の上面を覆って上記一対
の層の間の上記下部ギャップ膜20に接して形成される
磁気抵抗効果膜40と、この磁気抵抗効果膜40の上に
形成されるシャント膜50と、このシャント膜50上に
形成される信号取出し用電極60と、上記各膜20,4
0,50、各層10,30および信号取出し用電極60
を覆うように形成される上部ギャップ膜70と、この上
部ギャップ膜70の上に形成される上部磁気シールド層
80とを備えて構成される。なお、図1では、上部ギャ
ップ膜70および上部磁気シールド層80は省略してい
る。
【0030】各層および各膜の作用、材料等を次に説明
する。上部,下部磁気シールド層80,10は、磁気抵
抗効果膜40に、信号磁界以外の磁界が影響するのを防
止し、磁気抵抗効果型磁気ヘッド100の信号分解能を
高める作用を行う。その材料は、Ni−Fe合金、Co
系の非晶質等の軟磁性であり、膜厚はおおよそ0.5〜
3μmである。
【0031】上記磁気シールド層80,10に隣接して
、磁気抵抗効果膜40と信号取出し用電極導体60と磁
区制御層30とからなる磁気抵抗効果素子をはさみ込む
ように配置される上部,下部ギャップ膜70,20は、
上記磁気抵抗効果素子と、上部,下部磁気シールド層8
0,10とを電気的、磁気的に隔離する作用をし、ガラ
ス,アルミナ等の非磁性、絶縁物よりなる。上部,下部
ギャップ膜70,20の膜厚は、磁気抵抗効果型磁気ヘ
ッド100の再生分解能に影響するため、磁気ヘッドに
望まれる記録密度に依存し、通常は、0.4〜0.10
μmの範囲である。
【0032】この上部,下部ギャップ膜70,20の間
に形成される磁気抵抗効果素子は、上記のように、磁界
に対してその電気抵抗が変化する磁気抵抗効果膜40と
、この磁気抵抗効果膜40に信号検出電流を流すための
信号取出し用電極導体60と、磁気抵抗効果膜40の両
端にあり、この両端を単磁区化するに十分なレベルに、
磁気的に縦バイアスするための磁区制御層30とからな
る。
【0033】この磁区制御層30は、磁気抵抗効果膜4
0の両端部にだけ形成され、磁気抵抗効果膜40の端部
を単一磁区状態に維持するために、長さ方向の縦バイア
ス磁界を磁気抵抗効果膜40に与える作用をする。この
結果、磁気抵抗効果膜40に磁壁が生じることは無く、
磁壁の発生に起因するバルクハウゼンノイズを低減する
。磁区制御層30を、磁気抵抗効果膜40の端部に限定
して設けるのは、磁気抵抗効果膜40の中央領域の長さ
が長すぎない限り、この端部を単一磁区状態に維持する
と、上記中央領域も強制的に単一磁区になるからである
。また、このような構造では、上記中央領域の磁気モー
メントの方向が容易に変化するので、磁気抵抗効果膜全
体に磁区制御層を形成したときに生じる感度の低下をも
たらすことがない。
【0034】磁気抵抗効果膜40は、Ni−Fe合金、
Ni−Co合金、Ni−Fe−Co合金等のような、磁
化の方向によって電気抵抗が変化する強磁性薄膜で形成
される。その膜厚は、約0.01〜0.045μmであ
る。
【0035】信号取出し用電極導体60は、磁気抵抗効
果膜40に十分な電流(例えば、約1×106〜1×1
07A/cm2)を流すため、通常、電気抵抗が十分小
さい銅や金等の薄膜が用いられる。
【0036】シャント膜50は、磁気抵抗効果膜40を
高感度にするに十分なレベルに、磁気的横バイアスを印
加する作用を行う。磁気的横バイアスを印加するために
、シャント膜を用いる方法を、シャントバイアス法とい
う。シャントバイアス法においては、シャント膜として
、磁気抵抗効果膜40上に、Ti,Nb,Ta,Mo,
W等の薄い金属膜を形成する。通常、その膜厚は、0.
01〜0.04μm程度である。また、シャントバイア
ス法においては、シャント膜50に流れる電流によって
横バイアス磁界が変化するので、シャント膜50の膜厚
とともに、比抵抗も調整することが必要である。このシ
ャント膜50の比抵抗の値は、通常、磁気抵抗効果膜の
比抵抗の値の1〜4倍程度である。
【0037】このシャントバイアス法以外に、高密度磁
気記録用の磁気抵抗効果型磁気ヘッドに適した、磁気抵
抗効果膜を高感度にするに十分なレベルに、磁気的横バ
イアスを印加する方法として、例えば、セルフバイアス
法とソフト膜バイアス法とがある。いずれの方法も、磁
気的横バイアスを印加する層を、磁気抵抗効果素子に隣
接して形成する方法である。
【0038】セルフバイアス法は、磁気抵抗効果素子に
流れる電流によって発生する磁界を利用する方法であり
、隣接して形成された磁気シールド層によって、横バイ
アス磁界が増強されるので、磁気抵抗効果膜を磁気シー
ルド層に近接させることが重要である。
【0039】ソフト膜バイアス法は、非磁性層を介して
、磁気抵抗効果膜に隣接して、軟磁気特性を有する強磁
性膜を形成し、磁気抵抗効果膜に流れる電流によって発
生する磁界を、効率良く、磁気抵抗効果膜に印加する方
法である。これらの方法は単独で用いられるばかりでな
く、これらの方法を適当に組み合わせた複合バイアス法
も用いられる。
【0040】次に、磁気抵抗効果型磁気ヘッド100の
製造方法について説明する。なお、下記の薄膜形成法お
よびパターニング方法は、周知の技術であるスパッタリ
ング法やエッチング法等を用いた。
【0041】最初に、下部磁気シールド層10とするN
i−Fe合金を2μmの厚さに形成し、その後、その上
部に、下部ギャップ膜20とするアルミナを0.3μm
の厚さに形成する。そして、この下部磁気シールド層1
0と下部ギャップ膜20とを所定の形状に加工する。こ
こで、下部磁気シールド層10の端部は、図7に示すよ
うに、基板面に対して傾斜するように加工する。これは
下部磁気シールド層10を覆う形に形成される信号取出
し用電極導体60が、下部磁気シールド層10の端部で
断線するのを防止するためである。次に、下部ギャップ
膜20上に、磁区制御層30を形成する。磁区制御層の
形成については後述する。この磁区制御層30を、磁気
抵抗効果膜40の端部に相当する部分だけが残存するよ
うにパターニングする。この結果、磁区制御層30は、
一対の層となる。次に、磁区制御層30上と、磁区制御
層30を構成する一対の層の間の下部ギャップ膜20上
とに、磁気抵抗効果膜40とするNi−Fe合金膜を4
00Åの厚さに形成し、続いて、シャント膜50とする
ニオブ膜を400Åの厚さに形成する。このシャント膜
50は、この膜を流れる電流で生ずる磁界によって、磁
気抵抗効果膜40を高感度にするのに十分なレベルに、
横バイアス磁界を印加するためのものである。その後、
信号取出し用電極導体60とする金とチタンの2層膜を
0.1μmの厚さに形成した後、加工し、さらに、その
上部に、上部ギャップ膜70とするアルミナを0.3μ
mの厚さに形成する。次に、上部磁気シールド層80と
するNi−Fe合金膜を2μmの厚さに形成し、保護膜
としてアルミナを形成し、磁気抵抗効果型磁気ヘッド1
00の作成を完了する。図1では、上部ギャップ膜70
、上部磁気シールド80、および保護膜は省略している
。図7では、保護膜を省略している。
【0042】本発明に係る磁気抵抗効果型磁気ヘッドは
、磁気抵抗効果膜の端部に磁区制御層を有しており、こ
の磁区制御層によって、磁気抵抗効果膜の端部が単一磁
区状態になるのに十分なレベルに、長さ方向の縦バイア
ス磁界が印加される。この結果、磁気抵抗効果膜の中央
部の感磁領域にも、磁区の発生が抑圧され、バルクハウ
ゼンノイズの発生が抑えられる。
【0043】また、後述するように、本発明に係る磁気
抵抗効果型磁気ヘッドにおいては、磁区制御層を形成後
、磁気抵抗効果膜を形成しているので、磁区制御層の最
上層である強磁性膜と強磁性の磁気抵抗効果膜とが接触
し、このために、磁区制御層の表面をクリーニングする
ことなく、安定で強い磁気的結合が得られる。
【0044】次に、上記した本発明に係る磁気抵抗効果
型磁気ヘッドの構成要素の一つである磁区制御層の構造
について述べる。
【0045】この磁区制御層の特徴は、第1に、反強磁
性膜と強磁性膜との界面近傍における反強磁性膜のスピ
ンの配列を利用して、強磁性膜のスピンの向きを、反強
磁性膜の界面近傍のスピンの向きにほぼ一致させる磁気
的交換結合によって、強磁性膜の磁化を単一方向に向け
させ、、それによって、磁気抵抗効果膜を単一磁化状態
にするという点である。第2は、この磁区制御層の最上
層(磁気抵抗効果膜と接触する層)を強磁性膜とした点
である。磁区制御層の最上層を強磁性膜とすると、磁区
制御層の反強磁性膜と磁気抵抗効果膜とは、強磁性膜を
介して、結合することになる。この結果、磁区制御層の
パターニングに際して、その表面が多少汚染されても、
磁区制御層と磁気抵抗効果膜との結合の強さに大きな変
化はない。この理由は、反強磁性−強磁性間の結合は弱
いので、表面が清浄でなければ結合しないが、強磁性−
強磁性間の結合は強く、その表面状態に大きく依存する
ことはないからである。
【0046】以下、図を用いて、具体例をあげて磁区制
御層について説明する。
【0047】図2は、本発明に係る磁区制御層の一例を
示す断面図である。図2に示す磁区制御層300は、第
1の強磁性膜301と、反強磁性膜302と、第2の強
磁性膜303とを積層した構造である。
【0048】この磁区制御層300を製造する際には、
同一の真空容器内において、連続的に成膜することが望
ましい。この理由は、磁区制御層300は、反強磁性−
強磁性結合を含み、この結合の強さは表面の清浄さに敏
感に影響されるので、形成された薄膜の汚染を防止する
ためである。従って、同一の真空容器内に、Fe−Mn
合金とNi−Fe合金との2つのターゲットを備えたス
パッタ装置を用いて、磁区制御層の各々の薄膜を連続的
に形成している。この結果、磁区制御層を、安定に、再
現性よく作製することができる。成膜には、通常のフォ
トリソグラフィー技術を用いて、レジストパターンを形
成し、例えば、イオンミリング法等のエッチング技術を
用いて、一括して、パターニングすることによって行う
。これらの方法は、簡単であり、また、寸法精度も高く
、安定に磁区制御層を加工することができるので、得ら
れる磁区制御層の品質は安定している。
【0049】具体的には、まず、第1の強磁性膜301
とするNi−Fe合金を200Åの厚さに形成し、次に
、反強磁性膜302とするFe−Mn合金を100〜4
00Åの厚さに形成し、さらに、その上に第2の強磁性
膜303とするNi−Fe合金を100〜400Åの厚
さに形成する。その後、所定の形状に、パターニングす
る。
【0050】第1の強磁性膜301は、反強磁性膜30
2形成の際に、磁気抵抗効果膜の長さ方向に、磁気的に
飽和させた状態に維持しておく。この理由は、反強磁性
膜302のスピンが第1の強磁性膜301の磁化の方向
、すなわち、反強磁性膜302形成時に印加する外部磁
界の方向に整列するのを容易にするためである。
【0051】また、第1の強磁性膜301は、反強磁性
膜302とするFe−Mn合金層形成の際の下地層とし
ての役割も果たしている。周知のように、Fe−Mn合
金においては、室温以上のネール温度を有するのは面心
立方構造のガンマ相のみである。しかし、このガンマ相
は、安定に存在する温度が高いので、スパッタ法などの
通常の作製法によっては、安定な相として形成されない
。磁区制御層300においては、第1の強磁性膜301
とするNi−Fe合金層が面心立方構造である。従って
、面心立方構造である第1の強磁性膜301上にFe−
Mn合金層を形成すると、反強磁性膜302とするFe
−Mn合金層はエピタキシャル的に成長するので、安定
に、面心立方構造であるガンマ相が形成される。しかし
、Fe−Mn合金層の厚さが厚くなると、結晶本来のも
つ構造の固有性のため、Fe−Mn合金層の上部では、
ガンマ相から室温以上にネール温度を有しないアルファ
相に遷移する。この磁区制御層300では、この遷移が
生ずるFe−Mn合金層の限界の膜厚は約1000Åで
あることが判明した。従って、約1000Å以上の膜厚
においては、Fe−Mn合金層からなる反強磁性膜30
2はアルファ相となるので、この反強磁性膜302と第
2の強磁性膜303との間で、反強磁性−強磁性結合が
生じない場合が多く、磁区制御層の形成が不可能である
ことが明らかになった。
【0052】次に、上記第2の強磁性膜303の厚さと
結合磁界の大きさとの関係を、図3を用いて示す。図3
は、強磁性膜303の厚さと結合磁界の大きさとの関係
を示すグラフである。縦軸は結合磁界の大きさを示し、
横軸は第2の強磁性膜の膜厚を示す。ここで、結合磁界
の大きさとは、強磁性膜とするNi−Fe合金層と、反
強磁性膜とするFe−Mn合金層との間の反強磁性−強
磁性結合によって、強磁性膜の磁化曲線が反強磁性膜の
スピンの配列した方向にシフトする量をいう。ここでは
、B−Hループトレーサーで測定した磁化曲線の原点か
らのシフト量を結合磁界とした。
【0053】図3に示す値は、第1の強磁性膜とするN
i−Fe合金を200Å、反強磁性膜とするFe−Mn
合金を100Å、第2の強磁性膜とするNi−Fe合金
を100〜600Åの厚さに形成して磁区制御層とし、
その上に磁気抵抗効果膜に相当するものとして、Ni−
Fe層を400Åの厚さに形成し、その結合磁界の大き
さを、第2の強磁性膜の厚さに対して示したものである
。図に示すように、第2の強磁性膜の膜厚によって結合
磁界の大きさは変化する。結合磁界の大きさは、磁気抵
抗効果膜の端部を単一磁区状態にするのに十分な大きさ
があればよく、必要以上に大きな結合磁界は、磁気抵抗
効果膜の感度を低下させる要因となるので、磁区制御層
の形状によって調整可能なことか望ましい。
【0054】本磁区制御層は、第2の強磁性膜の膜厚を
変化させることによって、この結合磁界の大きさを変化
させることができ、磁気抵抗効果素子を最適設計するこ
とが可能である。また、この例では、第2の強磁性膜を
形成した後、これを真空槽中から取り出し、一旦、大気
中に放置し、その後、再び、真空槽中に入れて、磁気抵
抗効果膜とするNi−Fe層を形成している。結合磁界
の大きさは、第2の強磁性膜を形成後、大気に触れさせ
ること無く、連続的に、磁気抵抗効果膜とする膜を形成
した場合と全く違いは見られなかった。この結果、第2
の強磁性膜を介しての、反強磁性膜と磁気抵抗効果膜と
の反強磁性ー強磁性結合が、第2の強磁性膜の表面の汚
染によらず、安定なものであることがわかった。
【0055】次に、磁区制御層の寸法と磁気抵抗効果膜
の磁区状態との関係について、図を用いて説明する。図
8は、磁区制御層の有無による磁気抵抗効果膜の磁区構
造の違いを示す説明図である。図9は、磁区制御層と磁
気抵抗効果膜との概略構造を示す斜視図である。
【0056】図8においては、磁区制御層が無い場合8
01を上に示し、磁区制御層が有る場合802を下に示
す。図9に示すように、磁気抵抗効果膜806の幅hは
10μm、全体の長さ(L1+L2+L2)は90μm
である。磁区制御層805は、磁気抵抗効果膜806の
両端30μmの部分(L2で示す部分)に形成されてい
る。また、磁区制御層805は、第1の強磁性膜810
とするNi−Fe合金層を200Åの厚さ、反強磁性膜
820とするFe−Mn合金層を100Åの厚さ、第2
の強磁性膜830とするNi−Fe合金層を100Åの
厚さに形成した3層膜で構成されている。磁気抵抗効果
膜806の膜厚は400Åである。磁区構造はビッター
法で観察した。
【0057】図8に示すように、磁区制御層の無い場合
801は、磁気抵抗効果膜806の端部に磁区803が
発生する。このような磁区803が発生すると、その磁
壁804が媒体からの信号磁界によって不規則に移動す
るため、信号再生時にバルクハウゼンノイズと呼ばれる
ノイズが発生する原因となる。
【0058】一方、磁区制御層805を磁気抵抗効果膜
806の両端部に形成した場合802には、磁気抵抗効
果膜806には磁区803は発生しない。この理由は、
磁気抵抗効果膜806の端部に設けられた磁区制御層8
05によって、磁気抵抗効果膜806の端部が単一磁区
状態になり、その結果、中央部の信号検出部(長さL1
に相当する部分)も単一磁区状態になるからである。従
って、磁壁は生じないので、信号再生時にノイズの発生
はない。
【0059】次に、磁区制御層および磁気抵抗効果膜の
寸法によって、磁気抵抗効果膜の磁区状態がどのように
変化するかを、図を用いて示す。
【0060】図10は、磁区制御層および磁気抵抗効果
膜の寸法によって磁気抵抗効果膜の磁区状態がどのよう
に変化するかを示すグラフである。同図において、横軸
は磁区制御層の第2の強磁性膜(図9に示す第2の強磁
性膜830)の膜厚であり、縦軸は磁気抵抗効果膜の中
央の磁区制御層の付いていない部分の長さ(図9におけ
るL1に相当する。)である。実験に用いた試料は図9
に示すものと、L1以外は、同じであり、磁気抵抗効果
膜の幅hは10μmで、磁区制御層は磁気抵抗効果膜の
両端の長さL2=30μmの部分に形成している。また
、同図中、白丸は単磁区となった場合示し、黒丸は磁区
が発生した場合を示す。
【0061】本実験においては、磁区制御層は磁気抵抗
効果膜の端部にだけ形成されているので、磁気抵抗効果
膜の中央部分の長さが長い場合は、十分な縦バイアス磁
界が磁気抵抗効果膜の中央部に印加されず、磁区が発生
しやすいことがわかった。また、磁区制御層の第2の強
磁性膜の膜厚が厚い場合は、磁気抵抗効果膜と磁区制御
層の間の交換結合の大きさが小さくなるので、磁区が発
生しやすくなることがわかった。本実験では、図10の
斜線840よりも右上の領域では、磁区制御層を設けて
も磁気抵抗効果膜は単一磁区状態にならないことがわか
った。この結果から、例えば、磁気抵抗効果膜の中央部
分の長さL1=30μmの場合には、磁区制御層の第2
の強磁性膜の膜厚を600Å以下にすれば、磁気抵抗効
果膜を単一磁区状態にすることができることがわかった
【0062】本実験においては、作製法上の利便を考慮
して、第1の強磁性膜と第2の強磁性膜として、磁気抵
抗効果膜と同じNi−Fe層を用い、また、反強磁性膜
にはFe−Mn層を用いているが、これらの材料は、反
強磁性−強磁性結合を生ずるものならば、どのような材
料であってもよく、上記の材料に限定されない。反強磁
性膜と結合する第2の強磁性膜は、単に、反強磁性膜の
スピン配列を、その上部の磁気抵抗効果膜に伝達する働
きを行えばよいので、保磁力や異方性磁界などの磁気特
性に拘束されない。よって、第2の強磁性膜とする材料
の選定の幅が広がる。
【0063】しかし、第2の強磁性膜が、例えば、Fe
のように体心立方構造を有する場合には、第2の強磁性
膜の結晶構造が、磁気抵抗効果膜として用いられるNi
−Fe合金層の結晶構造と異なるので、Ni−Fe合金
層の結晶構造が乱れ、この結果、磁気特性が損なわれて
しまう。
【0064】このように、第2の強磁性膜と磁気抵抗効
果膜との結晶構造が異なる場合には、両層の間に第3の
強磁性膜として、特定の結晶構造をもたない非晶質磁性
合金層を挿入することで、この問題を解決できる。上記
FeとNi−Fe合金の場合は、その間に、非晶質磁性
合金として、CoとZrとMoの合金膜を200Å挿入
することによって、磁気抵抗効果膜の磁気特性を損なう
ことなく、磁区制御層を磁気抵抗効果膜と磁気的に結合
させることができる。
【0065】次に、反強磁性膜として用いる材料につい
て説明する。反強磁性膜としては、本例では、Fe−M
n合金を用いているが、このFe−Mn合金は著しく耐
食性が悪い。このFe−Mn合金に、Pd、Pt、Rh
、Ir、Ru、Os、Reから選ばれた1つの金属を約
10%添加することで、耐食性を大幅に改善することが
できる。このように、Pt等を添加した場合も、Fe−
Mn合金の場合と全く同様にして、磁区制御層を製造す
ることができる。
【0066】また、反強磁性膜の材料としては、Fe−
Mn合金のほかに、例えば、酸化NiやCr−Mn合金
などを使用することが可能である。しかし、この場合に
は、第1の強磁性膜と第2の強磁性膜とを、反強磁性材
料に適合した材料に替えることが必要である。これを反
強磁性膜の材料としてCr−Mn合金を用いる場合を例
にして説明する。
【0067】Cr−Mn合金は、結晶構造が体心立方構
造である。従って、第1の強磁性膜としてNi−Fe合
金層を用いると、その結晶構造が面心立方構造であるの
で、反強磁性膜となるCr−Mn合金層の結晶構造が乱
れ、安定に反強磁性が発原しない。同様の理由で、Cr
−Mn合金層上に形成する第2の強磁性膜も、Cr−M
n層と同様の結晶構造とすることが望ましい。このため
、Cr−Mn合金を反強磁性膜として用いるときは、第
1、第3の強磁性体は、例えば、Feなどの体心立方構
造を有する金属とすることが望ましい。
【0068】なお、第2の強磁性膜を体心立方構造の磁
性金属とする場合は、磁気抵抗効果膜とするNi−Fe
合金の結晶構造と異なるので、磁気抵抗効果膜であるN
i−Fe合金の結晶構造が乱されることになる。そのた
め、第2の強磁性膜の上に、さらに、第3の強磁性膜と
して非晶質磁性金属を形成することが望ましい。または
、第2の強磁性膜を非晶質合金層としても同様の効果が
ある。
【0069】次に、磁気抵抗効果膜の材料について説明
する。これまでは、磁気抵抗効果膜として、Ni−Fe
合金を用いる場合について述べてきたが、このNi−F
e合金よりも磁界の変化に対して、電気抵抗の変化の大
きい合金である、Ni−Fe−Co合金も磁気抵抗効果
膜として使用することができる。Ni−Fe−Co合金
を磁気抵抗効果膜に用いる場合には、磁区制御層の第2
の強磁性膜も同じNi−Fe−Co合金とした方が、磁
気抵抗効果膜の結晶構造の乱れが少なく、その結果、磁
気的結合が安定になる。
【0070】次に、上記した反強磁性ー強磁性結合によ
る強磁性膜の磁化曲線のシフト量を示す結合磁界の大き
さと、磁気抵抗効果膜との関係について説明する。磁区
制御層による結合磁界の大きさは、本来、磁気抵抗効果
膜の膜厚、その幅および長さなどの寸法によって最適値
が存在する。結合磁界の大きさが、磁気抵抗効果膜の端
部を単一磁区状態に維持するに十分なレベル以下であり
、この端部に、縦バイアス磁界を印加するのに必要な値
よりも小さければ、磁気抵抗効果膜に磁区が発生してし
まう。一方、必要な値よりも大きすぎれば、磁気抵抗効
果膜の磁界検出感度を低下させてしまう。上記のように
、本発明に係る磁気抵抗効果型磁気ヘッドにおいては、
結合磁界の大きさを、磁区制御層の第2の強磁性膜の膜
厚によって変化させることができる。狭トラック磁気抵
抗効果型磁気ヘッドとしての、一般的な、磁気抵抗効果
膜の寸法である、幅5ミクロン、長さ90ミクロン、端
部(磁区制御層のある部分)の長さ30ミクロン、中央
感磁領域の長さ30ミクロン、膜厚400Åでは、結合
磁界の大きさは、10エルステッド以上でなくては磁気
抵抗効果膜は単一磁区化しない。このためには、図3に
示すように、第2の強磁性膜の膜厚を400Å以下とす
ることが必要である。また、本発明に係る磁気抵抗効果
型磁気ヘッドにおける磁区制御層は、磁気抵抗効果膜の
端部に段差を生じさせることになり、この段差は、磁気
抵抗効果膜が単一磁区化することを阻害するように作用
する。従って、反強磁性膜の厚さを400Å以下として
、段差が全体として磁気抵抗効果膜の2倍程度となるよ
うに抑えることが望ましい。
【0071】次に、磁区制御層の他の例について、図を
用いて説明する。図4は、磁区制御層350の構造を示
す拡大断面図である。この磁区制御層350は、2層構
造であり、下の層(先に形成する層)は反強磁性膜31
1、その上の層は強磁性膜312である。その製造方法
は、第1の反強磁性膜311を100〜400Åの厚さ
に形成する。次に、第2の強磁性膜312を100〜4
00Åの厚さに形成する。いずれの層も、周知の成膜技
術を使用する。
【0072】次に、これらの層の材料について説明する
。反強磁性膜311としては、特別な下地層等が存在し
なくても安定な反強磁性膜を形成できる、例えば、酸化
NiやCr−Mn合金等が使用可能である。Fe−Mn
合金等のように固有の結晶構造の下地層を付与しなけれ
ば安定に反強磁性相が形成されない材料は、本例の磁区
制御層として用いることはできない。また、反強磁性膜
311と強磁性膜312とは、結晶構造が同一であるこ
とが望ましい。例えば、反強磁性膜の材料としてCr−
Mn合金を用いる場合には、強磁性膜の材料としては、
同様の結晶構造をとる磁性金属、例えば、Feを用いる
。しかし、この場合には、強磁性膜の結晶構造が、磁気
抵抗効果膜に用いられるNi−Fe合金と異なるため、
磁気抵抗効果膜の磁気特性が損なわれる。このようなと
きは、強磁性膜の上部に、非晶質磁性合金、例えば、C
o−Zr−Mo膜を厚さ200Å程度挿入すればよい。
【0073】本例では、製造工程において、反強磁性膜
311の形成時に、そのスピンの方向(磁気モーメント
の向き?)を特定の方向に整列させるための強磁性膜が
存在しない。このため、反強磁性膜311のスピンを整
列させるために、製造した磁区制御層350を反強磁性
膜311のネール温度以上まで加熱し、磁場を印加しな
がらネール温度以下まで冷却することが必要である。
【0074】次に、磁区制御層のさらに他の例について
、図を用いて説明する。図5は、磁区制御層360の構
造を示す拡大断面図である。この磁区制御層360は、
3層構造であり、下の層(先に形成する層)は非磁性結
晶性膜321、その上の層は反強磁性膜322、さらに
、その上の層は強磁性膜323である。
【0075】その製造方法は、周知の成膜技術を用いて
、まず、非磁性結晶性層321を形成し、その上に反強
磁性膜322を形成し、さらに、その上に強磁性膜32
3を形成する。
【0076】この磁区制御層360においては、反強磁
性膜322を安定に形成するために、反強磁性膜322
と同じ結晶構造をもつ非磁性結晶性膜321を下地層と
して、予め、形成する。例えば、反強磁性膜322とし
て、Fe−Mn合金を用いる場合には、非磁性結晶性層
321として、同じ面心立方構造の銅を用いる。また、
反強磁性膜322として、Cr−Mn合金を用いる場合
には、やはり、同様のCrを非磁性結晶性層321とし
て用いることによって、安定に、反強磁性膜322を形
成することができる。この場合においても、上記の例の
場合と同様に、スピンの方向を整列させるための強磁性
膜が存在しないので、反強磁性膜322のスピンを整列
させるために、磁区制御層360を反強磁性膜322の
ネール温度以上まで加熱し、磁場を印加しながらネール
温度以下まで冷却することが必要である。
【0077】
【発明の効果】本発明に係る磁気抵抗効果型磁気ヘッド
においては、磁区制御層が磁気抵抗効果膜の端部下側に
だけ形成されるので、磁気抵抗効果膜の中央部の信号検
出部分における異方性磁界が増大することはない。この
ため、磁気抵抗効果素子の信号検出感度は磁区制御層を
設けない場合と同程度であり、磁気抵抗効果型磁気ヘッ
ドの持つ高感度特性を損なうことはない。また、この磁
区制御層は、磁気抵抗効果膜の端部を単一磁区状態に維
持し、その結果、磁気抵抗効果膜中央部の信号検出部に
おいても、磁区の発生を抑制し、磁壁が生じることはな
い。従って、磁気抵抗効果膜において、磁壁の移動によ
って生じるバルクハウゼンノイズの発生が抑制される。
【0078】さらに、磁区制御層の形成・加工は、磁気
抵抗効果膜の形成以前に行われ、磁区制御層の形成工程
においては、磁気抵抗効果膜は形成されていないので、
磁区制御層の形成工程で、磁気抵抗効果膜が損傷を与え
られることはない。また、磁区制御層の最上膜を強磁性
膜としているので、特別な、クリーニング手段を用いる
ことなく、磁区制御層と磁気抵抗効果膜とを磁気的に結
合させることができる。従って、本発明に係る磁気抵抗
効果型磁気ヘッドには、磁気抵抗効果膜の損傷は無く、
また、クリーニングによって生ずる、磁気抵抗効果膜の
厚さの変動やその膜の表面状態の不安定が除かれている
ので、磁気抵抗効果型磁気ヘッドの特性が安定になる。 この結果、本発明に係る磁気抵抗効果型磁気ヘッドを用
いれば、磁気抵抗効果型磁気ヘッドの歩留まりが向上す
るという効果がある。また、特性の安定した磁気抵抗効
果型磁気ヘッドを作製できるという効果がある。
【0079】本発明に係る磁気抵抗効果型磁気ヘッドに
おける磁区制御層では、反強磁性膜上に形成された強磁
性膜の膜厚を変えることによって、反磁性膜と磁気抵抗
効果膜との結合磁界の大きさを調整することができるの
で、この結合磁界の大きさを任意の値に設定することが
できる。この結果、結合磁界の値を、磁気抵抗効果膜と
磁区制御層との寸法によって定まる最適な結合磁界の値
に設定できる。
【0080】さらに、本発明に係る磁気抵抗効果型磁気
ヘッドにおける磁区制御層では、反強磁性膜の下側の層
、および、上側の強磁性膜を種々変えることによって、
反強磁性膜として様々な材料を用いることができる。こ
のため、直接には、磁気抵抗効果膜と磁気的交換結合を
しないような、例えば、Cr−Al合金、Cr−Mn合
金、酸化Niなどの耐食性に優れた材料を反強磁性膜の
材料として使用でき、磁気抵抗効果型磁気ヘッドの信頼
性を向上させるという効果がある。
【0081】本発明に係る磁気抵抗効果型磁気ヘッドの
製造方法においては、交換結合の不安定な反強磁性−強
磁性の結合部分を、同一真空容器中で大気に触れさせる
ことなく連続して作製できる。この結果、反強磁性−強
磁性膜の結合は再現性がよいので、磁気抵抗効果型磁気
ヘッドの歩留まりを向上させるという効果がある。また
、上記製造方法では、磁気抵抗効果膜を損傷すること無
く、一括してパターニングできる。この結果、磁気抵抗
効果型磁気ヘッドの作成法が容易になる効果がある。
【0082】本発明に係る磁気抵抗効果型磁気ヘッドは
、磁気抵抗効果膜の磁壁移動に起因するバルクハウゼン
ノイズの発生がなく、また、磁気的特性が均一であるの
で、高い記録密度で、記録媒体上に記録・再生ができる
。従って、この磁気抵抗効果型磁気ヘッドを使用した高
密度磁気記録の大容量磁気記録装置等の磁気ディスク装
置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る磁気抵抗効果型磁気ヘッドの一部
の概略構造を示す斜視図
【図2】磁区制御層の一例を示す断面図
【図3】強磁性
膜の厚さと結合磁界の大きさとの関係を示すグラフ
【図4】磁区制御層の構造を示す拡大断面図
【図5】磁
区制御層の構造を示す拡大断面図
【図6】本発明に係る
磁気ディスク装置の概略構造を示す斜視図
【図7】本発明に係る磁気抵抗効果型磁気ヘッドの全体
像を浮上面側から見た斜視図
【図8】磁区制御層の有無による磁気抵抗効果膜におけ
る磁区構造の違いを示す説明図
【図9】磁区制御層と磁気抵抗効果膜との概略構造を示
す斜視図
【図10】磁気抵抗効果膜における磁区状態の変化を示
すグラフ
【符号の説明】
10…下部磁気シールド層、20…下部ギャップ膜、3
0,805…磁区制御層、40,806…磁気抵抗効果
膜、50…シャント膜、60…信号取出し用電極導体、
70…上部ギャップ膜、80…上部磁気シールド層、1
00…磁気抵抗効果型磁気ヘッド、200…磁気ディス
ク装置、803…磁区、804…磁壁

Claims (41)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】磁気抵抗効果膜を単一磁区状態にする磁区
    制御層を、磁気抵抗効果膜の両端部に備えて構成される
    磁気抵抗効果型磁気ヘッドにおいて、上記磁区制御層は
    、磁気抵抗効果膜の下地側に形成され、磁気抵抗効果膜
    を単一磁区状態にする多層膜であることを特徴とする磁
    気抵抗効果型磁気ヘッド。
  2. 【請求項2】上記磁区制御層は、第1の強磁性膜と反強
    磁性膜と第2の強磁性膜とを順次積層して構成される3
    層膜であることを特徴とする請求項1記載の磁気抵抗効
    果型磁気ヘッド。
  3. 【請求項3】上記磁区制御層は、反強磁性膜と強磁性膜
    とを順次積層して構成される2層膜であることを特徴と
    する請求項1記載の磁気抵抗効果型磁気ヘッド。
  4. 【請求項4】上記磁区制御層は、非磁性結晶性膜と反強
    磁性膜と強磁性膜とを順次積層して構成される3層膜で
    あることを特徴とする請求項1記載の磁気抵抗効果型磁
    気ヘッド。
  5. 【請求項5】上記磁区制御層は、第1の強磁性膜と反強
    磁性膜と第2の強磁性膜と第3の強磁性膜とを順次積層
    して構成される4層膜であることを特徴とする請求項1
    記載の磁気抵抗効果型磁気ヘッド。
  6. 【請求項6】上記第1の強磁性膜および第2の強磁性膜
    は同一で、NiーFe合金およびNiーFeーCo合金
    のうちのいずれかの合金を用いることを特徴とする請求
    項2記載の磁気抵抗効果型磁気ヘッド。
  7. 【請求項7】上記第2の強磁性膜は、非晶質Co合金か
    らなることを特徴とする請求項2記載の磁気抵抗効果型
    磁気ヘッド。
  8. 【請求項8】上記第1の強磁性膜は、NiーFe合金お
    よびNiーFeーCo合金のうちのいずれかの合金を用
    いるとともに、上記第2の強磁性膜は非晶質Co合金を
    用いることを特徴とする請求項2記載の磁気抵抗効果型
    磁気ヘッド。
  9. 【請求項9】上記反強磁性膜は、FeーMn合金,Fe
    ーMnーPd合金,FeーMnーPt合金,FeーMn
    ーRh合金,FeーMnーIr合金,FeーMnーRu
    合金,FeーMnーOs合金,およびFeーMnーRe
    合金のうちのいずれかの合金を用いることを特徴とする
    請求項2,6,7,または8記載の磁気抵抗効果型磁気
    ヘッド。
  10. 【請求項10】上記反強磁性膜は、その結晶構造が、第
    2の強磁性膜の結晶構造と同じ結晶構造であることを特
    徴とする請求項2記載の磁気抵抗効果型磁気ヘッド。
  11. 【請求項11】上記反強磁性膜の膜厚は、400Å以下
    であることを特徴とする請求項2,6,7,8,9また
    は10記載の磁気抵抗効果型磁気ヘッド。
  12. 【請求項12】上記第2の強磁性膜の膜厚は、400Å
    以下であることを特徴とする請求項2,6,7,8,9
    ,10または11記載の磁気抵抗効果型磁気ヘッド。
  13. 【請求項13】上記磁区制御層は、磁気抵抗効果膜のト
    ラック部より外側に形成されることを特徴とする請求項
    2,6,7,8,9,10,11または12記載の磁気
    抵抗効果型磁気ヘッド。
  14. 【請求項14】上記第2の強磁性膜と反強磁性膜との結
    合磁界の大きさは、10エルステッド以上であることを
    特徴とする請求項2,6,7,8,9,10,11、1
    2または13記載の磁気抵抗効果型磁気ヘッド。
  15. 【請求項15】上記強磁性膜は、NiーFe合金,Ni
    ーFeーCo合金および非晶質Co合金のうちのいずれ
    かの合金を用いることを特徴とする請求項3記載の磁気
    抵抗効果型磁気ヘッド。
  16. 【請求項16】上記反強磁性膜は、その結晶構造が、強
    磁性膜の結晶構造と同じ結晶構造であることを特徴とす
    る請求項3または15記載の磁気抵抗効果型磁気ヘッド
  17. 【請求項17】上記反強磁性膜の膜厚は、400Å以下
    であることを特徴とする請求項3,15または16記載
    の磁気抵抗効果型磁気ヘッド。
  18. 【請求項18】上記強磁性膜の膜厚は、400Å以下で
    あることを特徴とする請求項3,15,16または17
    記載の磁気抵抗効果型磁気ヘッド。
  19. 【請求項19】上記磁区制御層は、磁気抵抗効果膜のト
    ラック部より外側に形成されることを特徴とする請求項
    3,15,16,17または18記載の磁気抵抗効果型
    磁気ヘッド。
  20. 【請求項20】上記強磁性膜と反強磁性膜との結合磁界
    の大きさは、10エルステッド以上であることを特徴と
    する請求項3,15,16,17,18または19記載
    の磁気抵抗効果型磁気ヘッド。
  21. 【請求項21】上記強磁性膜は、NiーFe合金,Ni
    ーFeーCo合金および非晶質Co合金のうちのいずれ
    かの合金を用いることを特徴とする請求項4記載の磁気
    抵抗効果型磁気ヘッド。
  22. 【請求項22】上記非磁性結晶成膜の結晶構造と、上記
    反強磁性膜の結晶構造とは同じであることを特徴とする
    請求項4記載の磁気抵抗効果型磁気ヘッド。
  23. 【請求項23】上記反強磁性膜は、FeーMn合金,F
    eーMnーPd合金,FeーMnーPt合金,FeーM
    nーRh合金,FeーMnーIr合金,FeーMnーR
    u合金,FeーMnーOs合金,およびFeーMnーR
    e合金のうちのいずれかの合金を用いることを特徴とす
    る請求項4,21または22記載の磁気抵抗効果型磁気
    ヘッド。
  24. 【請求項24】上記反強磁性膜の結晶構造は、上記強磁
    性膜の結晶構造と同じであることを特徴とする請求項4
    記載の磁気抵抗効果型磁気ヘッド。
  25. 【請求項25】上記反強磁性膜の膜厚は、400Å以下
    であることを特徴とする請求項4,21,22,23ま
    たは24記載の磁気抵抗効果型磁気ヘッド。
  26. 【請求項26】上記強磁性膜の膜厚は、400Å以下で
    あることを特徴とする請求項4,21,22,23,2
    4または25記載の磁気抵抗効果型磁気ヘッド。
  27. 【請求項27】上記磁区制御層は、磁気抵抗効果膜のト
    ラック部より外側に形成されることを特徴とする請求項
    4,21,22,23,24,25または26記載の磁
    気抵抗効果型磁気ヘッド。
  28. 【請求項28】上記強磁性膜と反強磁性膜との結合磁界
    の大きさは、10エルステッド以上であることを特徴と
    する請求項4,21,22,23,24,25,26ま
    たは27記載の磁気抵抗効果型磁気ヘッド。
  29. 【請求項29】上記第1の強磁性膜および第2の強磁性
    膜は、NiーFe合金およびNiーFeーCo合金のう
    ちのいずれかの合金を用いるとともに、第3の強磁性膜
    は、非晶質Co合金を用いることを特徴とする請求項5
    記載の磁気抵抗効果型磁気ヘッド。
  30. 【請求項30】磁気抵抗効果膜を単一磁区状態にする磁
    区制御層を、磁気抵抗効果膜の両端部に形成する磁気抵
    抗効果型磁気ヘッドの製造方法において、上記磁区制御
    層を形成する工程と、この磁区制御層をエッチングして
    目的の形状にする工程と、この磁区制御層上に磁気抵抗
    効果膜を形成する工程とを含むことを特徴とする磁気抵
    抗効果型磁気ヘッドの製造方法。
  31. 【請求項31】上記磁区制御層の形成工程は、第1の強
    磁性膜を形成する第1の工程と、この第1の強磁性膜上
    に反強磁性膜を形成する第2の工程と、この反強磁性膜
    の上に第2の強磁性膜を形成する第3の工程とを含むこ
    とを特徴とする請求項30記載の磁気抵抗効果型磁気ヘ
    ッドの製造方法。
  32. 【請求項32】上記磁区制御層の形成工程は、反強磁性
    膜を形成する第1の工程と、この反強磁性膜の上に強磁
    性膜を形成する第2の工程とを含むことを特徴とする請
    求項30記載の磁気抵抗効果型磁気ヘッドの製造方法。
  33. 【請求項33】上記磁区制御層の形成工程は、非磁性結
    晶膜を形成する第1の工程と、この非磁性結晶膜の上に
    反強磁性膜を形成する第2の工程と、この反強磁性膜の
    上に強磁性膜を形成する第3の工程とを含むことを特徴
    とする請求項30記載の磁気抵抗効果型磁気ヘッドの製
    造方法。
  34. 【請求項34】上記磁区制御層の形成工程は、第1の強
    磁性膜を形成する第1の工程と、この第1の強磁性膜の
    上に反強磁性膜を形成する第2の工程と、この反強磁性
    膜の上に第2の強磁性膜を形成する第3の工程と、この
    第2の強磁性膜の上に第3の強磁性膜を形成する第4の
    工程とを含むことを特徴とする請求項30記載の磁気抵
    抗効果型磁気ヘッドの製造方法。
  35. 【請求項35】上記反強磁性膜と、この反強磁性膜上に
    形成される強磁性膜とを、同一真空容器内において、連
    続形成することを特徴とする請求項31,32,33ま
    たは34記載の磁気抵抗効果型磁気ヘッドの製造方法。
  36. 【請求項36】磁気抵抗効果膜を単一磁区状態にする磁
    区制御層を、磁気抵抗効果膜の両端部に備えて構成され
    る磁気抵抗効果型磁気ヘッドにおいて、磁気抵抗効果膜
    に信号磁界以外の磁界が影響するのを防止する上部およ
    び下部磁気シールド層を備え、この層の間に、下部磁気
    シールド層側から、上記下部磁気シールド層を電気的・
    磁気的に隔離する下部ギャップ膜と、この下部ギャップ
    膜上の目的の場所に所定の間隔をおいて形成される一対
    の層からなる磁区制御層と、この磁区制御層の上面を覆
    って上記一対の層の間の上記下部ギャップ膜に接して形
    成される磁気抵抗効果膜と、磁気抵抗効果膜に磁気的横
    バイアスを印加するシャント膜と、磁気抵抗効果膜に信
    号検出電流を流すための信号取出し用電極と、上部磁気
    シールド層を電気的・磁気的に隔離する上部ギャップ膜
    とを有することを特徴とする磁気抵抗効果型磁気ヘッド
  37. 【請求項37】請求項1,2,3,4,5,6,7,8
    ,9,10,11,12,13,14,15,16,1
    7,18,19,20,21,22,23,24,25
    ,26,27,28,29または36記載の磁気抵抗効
    果型磁気ヘッドを備えて構成されることを特徴とする磁
    気ディスク装置。
  38. 【請求項38】磁気抵抗効果膜を単一磁区状態にする磁
    区制御層を、磁気抵抗効果膜の両端に備えて構成される
    磁気抵抗効果型磁気ヘッドにおいて、上記磁区制御層が
    上記磁気抵抗効果膜の下方に形成されることを特徴とす
    る磁気抵抗効果型磁気ヘッド。
  39. 【請求項39】磁気抵抗効果膜を単一磁区状態にする磁
    区制御層を、磁気抵抗効果膜の両端に備えて構成される
    磁気抵抗効果型磁気ヘッドにおいて、上記磁区制御層上
    に形成された磁気抵抗効果膜を有し、バルクハウゼンノ
    イズを抑制したことを特徴とする磁気抵抗効果型磁気ヘ
    ッド。
  40. 【請求項40】磁気ディスクに記録された情報を再生す
    る磁気抵抗効果膜を用いた磁気抵抗効果型磁気ヘッドを
    搭載する磁気ディスク装置において、上記磁気ディスク
    の記録密度が300Mbit/inch以上400Mb
    it/inch以下であって、上記磁気ディスクの磁性
    膜の厚さが100Å以上300Å以下であることを特徴
    とする磁気ディスク装置。
  41. 【請求項41】磁気ディスクに記録された情報を再生す
    る磁気抵抗効果膜を用いた磁気抵抗効果型磁気ヘッドを
    搭載する磁気ディスク装置において、上記磁気ディスク
    の記録密度が300Mbit/inch以上400Mb
    it/inch以下であって、上記磁気ディスクの残留
    磁化が0.5T以上0.8T以下であることを特徴とす
    る磁気ディスク装置。
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