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JPH04212467A - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents

半導体装置およびその製造方法

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Publication number
JPH04212467A
JPH04212467A JP3050912A JP5091291A JPH04212467A JP H04212467 A JPH04212467 A JP H04212467A JP 3050912 A JP3050912 A JP 3050912A JP 5091291 A JP5091291 A JP 5091291A JP H04212467 A JPH04212467 A JP H04212467A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gate electrode
region
insulating film
semiconductor substrate
gate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP3050912A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2519608B2 (ja
Inventor
Koji Ozaki
浩司 小崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP3050912A priority Critical patent/JP2519608B2/ja
Priority to US07/678,636 priority patent/US5159417A/en
Priority to DE4111519A priority patent/DE4111519C2/de
Publication of JPH04212467A publication Critical patent/JPH04212467A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2519608B2 publication Critical patent/JP2519608B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

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Classifications

    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10DINORGANIC ELECTRIC SEMICONDUCTOR DEVICES
    • H10D30/00Field-effect transistors [FET]
    • H10D30/01Manufacture or treatment
    • H10D30/021Manufacture or treatment of FETs having insulated gates [IGFET]
    • H10D30/0223Manufacture or treatment of FETs having insulated gates [IGFET] having source and drain regions or source and drain extensions self-aligned to sides of the gate
    • H10D30/0227Manufacture or treatment of FETs having insulated gates [IGFET] having source and drain regions or source and drain extensions self-aligned to sides of the gate having both lightly-doped source and drain extensions and source and drain regions self-aligned to the sides of the gate, e.g. lightly-doped drain [LDD] MOSFET or double-diffused drain [DDD] MOSFET
    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10DINORGANIC ELECTRIC SEMICONDUCTOR DEVICES
    • H10D30/00Field-effect transistors [FET]
    • H10D30/01Manufacture or treatment
    • H10D30/021Manufacture or treatment of FETs having insulated gates [IGFET]
    • H10D30/0221Manufacture or treatment of FETs having insulated gates [IGFET] having asymmetry in the channel direction, e.g. lateral high-voltage MISFETs having drain offset region or extended-drain MOSFETs [EDMOS]
    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10DINORGANIC ELECTRIC SEMICONDUCTOR DEVICES
    • H10D30/00Field-effect transistors [FET]
    • H10D30/60Insulated-gate field-effect transistors [IGFET]
    • H10D30/611Insulated-gate field-effect transistors [IGFET] having multiple independently-addressable gate electrodes influencing the same channel

Landscapes

  • Insulated Gate Type Field-Effect Transistor (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、半導体装置およびそ
の製造方法に関し、特に短いチャネル長を有する電界効
果トランジスタの構造およびその製造方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体装置の高集積化に伴い、大
規模集積回路装置(LSI)を構成する各素子の微細化
が急速に進んでいる。半導体装置を構成する素子の1つ
として電界効果トランジスタがある。この電界効果トラ
ンジスタの微細化によって形成される、特に短いチャネ
ル長を有するMOSトランジスタにおいては、ドレイン
電圧を増加させるとチャネル方向の電界がドレイン近傍
において著しく大きくなる。あるいは、ドレイン電圧が
一定でも、ドレイン領域と基板領域との間で不純物濃度
の差が大きい場合にはそれらの間の領域に形成される空
乏層の領域が狭くなるため、空乏層内でチャネル方向の
電界強度が大きくなる。その結果、チャネル領域内の電
子は、この強い電界により加速され、容易に高いエネル
ギー状態となる。この高いエネルギー状態の電子は、ド
レイン領域の端部近傍においてシリコンの格子と衝突し
、なだれ的に多量の電子−正孔対を発生させる。この衝
突電離(インパクトイオン化)によって発生した電子と
正孔のうち、電子は高いドレイン電界に引き寄せられる
ことによりドレイン領域に流入し、ドレイン電流の一部
となる。正孔はドレイン電界によって逆に押し戻される
ことにより、チャネル領域下の空乏層へ流れ込み、基板
電流の一部となる。この場合、ドレイン近傍に起こる電
界強度の増加によって発生する高いエネルギー状態の電
子は、ホットキャリアと呼ばれる。このホットキャリア
の発生が電界効果トランジスタの信頼性に悪影響をもた
らす。
【0003】ホットキャリア発生の原因となるドレイン
近傍の電界強度を緩和させるために、従来からLDD(
lightly  diffused  drain)
構造の電界効果トランジスタが提案され、実用化されて
いる。図16は、LDD構造のnチャネルMOSトラン
ジスタを示す断面図である。図16を参照して、p型シ
リコン基板31の上にはゲート酸化膜32を介在させて
ゲート電極33が形成されている。このゲート電極33
の側壁には、側壁酸化膜34が形成されている。ゲート
電極33の両側にはソースまたはドレイン領域としての
n型不純物領域が形成されている。このn型不純物領域
は、低濃度のn− 不純物領域35a,35bと高濃度
のn+ 不純物領域36a,36bとから構成される。 側壁酸化膜34の直下のシリコン基板31には、低濃度
のn− 不純物領域35a,35bが形成されている。 n− 不純物領域35a,35bのそれぞれに接続して
延びるように、ゲート電極33から離れた領域にn+ 
不純物領域36a,36bが形成されている。このよう
にして、チャネル領域近傍には低濃度のn− 不純物領
域35a,35bからなるソースまたはドレイン領域が
形成される。 これにより、低濃度のn− 不純物領域35a,35b
のいずれかがドレインとして用いられた場合において、
ドレイン近傍の電界強度が緩和されることになる。すな
わち、低濃度のn− 不純物領域35aがドレインとし
て用いられた場合、n− 不純物領域35aとp型シリ
コン基板31の領域との間の不純物濃度の差は小さいの
で、それらの間の領域に形成される空乏層の領域は広く
なる。 そのため、空乏層内でのチャネル方向の電界強度、すな
わち、ドレイン近傍の電界強度が緩和される。
【0004】今、図16に示されるLDD構造のnチャ
ネルMOSトランジスタにおいて、ドレイン領域がn−
 不純物領域35aとn+ 不純物領域36aとから構
成されるものとする。また、ソース領域がn− 不純物
領域35bとn+ 不純物領域36bとから構成される
ものとする。ゲート電極33に所定の電圧が印加される
ことにより、キャリアとしての電子がチャネル領域にお
いて実線の矢印で示される方向に移動するものとする。 このとき、チャネル近傍のドレイン領域が低濃度のn−
 不純物領域35aで構成されていても、インパクトイ
オン化によって電子−正孔対が発生する。このうち、電
子(マイナスの丸印)は、ドレイン電界とゲート電極に
よる電界との和によって側壁酸化膜34の下部にトラッ
プされる。電子が側壁酸化膜34にトラップされると、
n− 不純物領域35aの基板表面上でキャリアの空乏
化が起こる。このことは、経時的にn− 不純物領域3
5aの高抵抗化をもたらす。これにより、チャネル領域
において実線の矢印で示される方向に移動するキャリア
は、n− 不純物領域35aの中に流入せず、点線の矢
印で示されるようにn− 不純物領域35aの下を流れ
た後、n+ 不純物領域36aに流入することになるも
のと推定される。 その結果、ゲート電圧のしきい値Vthの上昇をもたら
すとともに、電流駆動能力の低下、すなわち電流利得β
の劣化を引き起こすことになる。
【0005】このような従来のLDD構造の電界効果ト
ランジスタ特有のデバイス劣化現象を防止し、ホットキ
ャリア耐性をさらに向上させるために、多くの改善され
たLDD構造が提案されている。この改善されたLDD
構造の1つとして、GOLD(gate−overla
pped  LDD)構造の電界効果トランジスタが“
THE  IMPACT  OF  GATE−DRA
IN  OVERLAPPEDLDD  (GOLD)
  FOR  DEEP  SUBMICRON  V
LSI′S”IEDM  Tech.  Dig.  
1987  pp.38〜41に提案されている。図1
7は、GOLD構造を有するnチャネルMOSトランジ
スタを示す断面図である。図17を参照して、p型シリ
コン基板31の上にはゲート酸化膜32を介在させてゲ
ート電極37がポリシリコンによって形成されている。 このゲート電極37の上には酸化膜39がCVD法によ
って形成されている。ゲート電極37の側壁には側壁酸
化膜40が形成されている。ゲート電極37の両側に形
成されるソースまたはドレイン領域は、低濃度のn− 
不純物領域35a,35bと高濃度のn+ 不純物領域
36a,36bとから構成される。 低濃度のn− 不純物領域35a,35bのそれぞれの
直上にはゲート酸化膜32を介在させてゲート電極37
のチャネル方向の端部37aが形成されている。このゲ
ート電極の端部37aに接続するように選択酸化膜41
が形成されている。ゲート電極の端部37aをn− 不
純物領域35a,35bの直上に延びるように形成する
ために、製造工程の必要から自然酸化膜38がゲート電
極37に内在する。
【0006】このGOLD構造によれば、ドレイン領域
となるn− 不純物領域がゲート電極の直下に存在する
ように形成されている。そのため、ドレイン近傍におけ
る電界強度のピーク位置はゲート電極の直下に存在する
。 したがって、ゲート電極に所定の電圧が印加されると、
ゲート電極による電界がn− 不純物領域に加わる。そ
の結果、インパクトイオン化によって発生する電子がゲ
ート電極とn− 不純物領域との間に介在するゲート酸
化膜に流入したとしても、ゲート電極による電界によっ
てその電子は引き寄せられるので、n− 不純物領域の
基板表面上でキャリアの空乏化が起こることはない。こ
れにより、電流駆動能力の低下、すなわち電流利得βの
劣化が解消され得る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
GOLD構造を有する電界効果トランジスタにおいては
、ゲート電極の内側にソースまたはドレイン領域として
の低濃度のn− 不純物領域を形成する必要がある。言
い換えれば、ソースまたはドレイン領域の一部を構成す
るn− 不純物領域とゲート電極の一部とを完全に重複
させる構造を形成することが必要である。この構造を形
成することは、製造工程の複雑化をもたらす。
【0008】図18〜図21は、図17に示されたGO
LD構造を有するnチャネルMOSトランジスタの製造
方法を工程順に示す断面図である。図18を参照して、
p型シリコン基板31の上にゲート酸化膜32が形成さ
れる。このゲート酸化膜32の上には、第1のポリシリ
コン層371が50nmの膜厚で形成される。その後、
ウェハのエアーキュアリングによって自然酸化膜38が
5〜10オングストロームの膜厚で第1のポリシリコン
層371の上に成長する。この自然酸化膜38の上に第
2のポリシリコン層372が形成される。第2のポリシ
リコン層372の上には所定のパターンに従って酸化膜
39がCVD法によって形成される。
【0009】図19を参照して、酸化膜39をマスクと
して用い、高い選択性を有する等方性のドライエッチン
グ処理が第2のポリシリコン層372に施される。これ
により、第2のポリシリコン層372が酸化膜39の下
の部分で削り取られるようにエッチングされてゲート電
極37が形成され、第1のポリシリコン層371が酸化
膜39の両側でその表面を露出するように残存する。そ
の後、酸化膜39をマスクとして用い、矢印で示される
ように80keV程度の高いエネルギーを有するリンイ
オンが注入される。このリンイオンは薄い第1のポリシ
リコン層371を通過し、シリコン基板31内に到達す
ることにより、低濃度のn− 不純物領域35a,35
bが形成される。
【0010】図20に示すように、側壁酸化膜40がゲ
ート電極37の両側に形成される。側壁酸化膜40の外
側に残存している第1のポリシリコン層371は異方性
のドライエッチングによって除去される。これにより、
ゲート電極の端部37aが形成される。
【0011】その後、図21に示すように、ゲート電極
の端部37aに接続するように選択酸化膜41が形成さ
れる。最後に、酸化膜39および40をマスクとして用
い、砒素イオンが側壁酸化膜40の外側に注入されるこ
とにより、n+ 不純物領域36a,36bが形成され
る。このようにして、GOLD構造を有する電界効果ト
ランジスタが製造される。
【0012】ところが、上述の図19に示される製造工
程においては、その表面を露出させた状態で薄い第1の
ポリシリコン層371を残存させるために等方性のドラ
イエッチングが用いられる。このとき、等方性エッチン
グを途中で停止させる必要がある。この等方性エッチン
グの終点制御を自然酸化膜38を用いて行なうことは非
常に困難である。また、所望の実効チャネル長Leff
を精度よく設定するために、等方性エッチングを用いて
第2のポリシリコン層372の横方向のエッチング量を
制御することは非常に困難である。
【0013】さらに、電界効果トランジスタの微細化に
伴って、ゲート長がクォータ・ミクロン(0.25μm
)程度以下になると、図17に示される実効チャネル長
Leffが極度に短くなる。そのため、ソースまたはド
レイン領域の一部を構成するn− 不純物領域35a,
35bをゲート電極の端部37aの直下に安定して形成
することが困難になる。すなわち、n− 不純物領域3
5a,35bとゲート電極の端部37aとの重複部分の
量は、図19に示される第2のポリシリコン層372の
等方性エッチング工程と、薄い第1のポリシリコン層3
71を通じて行なわれるイオン注入工程に依存する。そ
のため、イオン注入によって形成されるn− 不純物領
域35a,35bの大きさは第2のポリシリコン層37
2のエッチング量に支配される。等方性エッチングにお
いて横方向のエッチング量を精度よく制御することは困
難であるので、短い実効チャネル長Leffとn− 不
純物領域35a,35bの大きさとを所望の値に安定し
て制御することは困難である。
【0014】したがって、GOLD構造を採用する限り
、クォータ・ミクロン・オーダのゲート長を有する電界
効果トランジスタを実現することは困難である。
【0015】そこで、この発明の目的は、上記のような
問題点を解消し、ドレイン領域近傍でのインパクトイオ
ン化の抑制を図り、電流駆動能力を向上させることがで
きるとともに、クォータ・ミクロン・オーダ以下のゲー
ト長を有する電界効果トランジスタに適用可能な半導体
装置の構造およびその製造方法を提供することである。
【0016】
【課題を解決するための手段】この発明の1つの局面に
従った半導体装置は、半導体基板と、ソース領域および
ドレイン領域と、第1の絶縁膜と、第1のゲート電極と
、第2の絶縁膜と、第2のゲート電極とを備える。半導
体基板は主表面を有し、かつ第1導電型の不純物を含有
する。ソース領域およびドレイン領域は、半導体基板の
主表面内でチャネル領域の両側に形成され、第2導電型
の不純物を含有する。第1の絶縁膜は半導体基板の主表
面の上でチャネル領域の上に形成されている。第1のゲ
ート電極は第1の絶縁膜の上でチャネル領域の上に形成
されている。第2の絶縁膜はソース領域に隣接した第1
のゲート電極の側面の上と、半導体基板の主表面の上で
ソース領域の上とに形成されている。第2のゲート電極
は第2の絶縁膜の上でソース領域の上に形成され、第1
のゲート電極に電気的に接続されている。
【0017】この発明のもう1つの局面に従った半導体
装置は、半導体基板と、ソース領域およびドレイン領域
と、第1の絶縁膜と、第1のゲート電極と、第2の絶縁
膜と、第2のゲート電極とを備える。半導体基板は主表
面を有し、かつ第1導電型の不純物を含有する。ソース
領域およびドレイン領域は半導体基板の主表面内でチャ
ネル領域の両側に形成され、第2導電型の不純物を含有
する。第1の絶縁膜は半導体基板の主表面の上でチャネ
ル領域の上に形成され、第1の膜厚を有する。第1のゲ
ート電極は第1の絶縁膜の上でチャネル領域の上に形成
されている。第2の絶縁膜は半導体基板の主表面の上で
ソース領域の上に形成され、第1の膜厚よりも小さい第
2の膜厚を有する。第2のゲート電極は第2の絶縁膜の
上でソース領域の上に形成され、第1のゲート電極に電
気的に接続されている。
【0018】この発明に従った半導体装置の製造方法に
よれば、まず、第1の絶縁膜が半導体基板の主表面の上
でチャネル領域の上に形成される。第1のゲート電極は
第1の絶縁膜の上でチャネル領域の上に形成される。不
純物が第1のゲート電極をマスクとして用いて半導体基
板の主表面内に注入される。それにより、第2導電型の
不純物を含有するソース領域およびドレイン領域が半導
体基板の主表面内で第1のゲート電極の両側に形成され
る。第2の絶縁膜がソース領域に隣接した第1のゲート
電極の側面の上と、半導体基板の主表面の上でソース領
域の上とに形成される。第2のゲート電極が第1のゲー
ト電極に電気的に接続されるように第2の絶縁膜の上で
ソース領域の上に形成される。
【0019】
【作用】この発明においては、第1のゲート電極と第2
のゲート電極とが電気的に接続されている。そのため、
第1のゲート電極に所定の電圧が印加されると同時に第
2のゲート電極にも電圧が印加される。これにより、第
1のゲートによる電界とともに第2のゲートによる電界
が発生する。第2のゲートによる電界は、その直下に絶
縁膜を介在して存在するソース領域の一部分において半
導体基板表面にキャリアを引き寄せる。その結果、この
ソース領域は、見かけ上より高濃度のキャリアを有する
領域になる。言い換えれば、ソース領域の低抵抗化が図
られ得る。それによって、電界効果トランジスタの電流
駆動能力の向上、すなわち電流利得の向上が図られる。
【0020】また、ドレイン領域が、従来のLDD構造
と同様の低濃度の不純物領域から構成されると、ホット
キャリアに対する耐性を大きくすることができる。言い
換えれば、ドレイン領域の端部近傍において電界が緩和
され、インパクトイオン化が抑制され得る。
【0021】さらに、所定の実効チャネル長に対応して
形成された第1のゲート電極の内側にソースまたはドレ
イン領域が形成されない。そのため、所定の実効チャネ
ル長を確保することができ、クォータ・ミクロン・オー
ダ以下のゲート長を有する電界効果トランジスタに本発
明の構造を適用することができる。したがって、電流駆
動能力の上昇とともに、ホットキャリア耐性の向上が図
られた超微細な電界効果トランジスタを実現することが
できる。
【0022】また、ソース領域の上に形成される第2の
絶縁膜の膜厚をチャネル領域の上に形成される第1の絶
縁膜の膜厚よりも小さくしてもよい。この場合、第1の
絶縁膜と第2の絶縁膜の膜厚が同一の場合に比べて、第
1のゲート電極と第2のゲート電極に所定の電圧が印加
されるとき、第2のゲートによる電界は、ソース領域の
表面により多くのキャリアを引き寄せる。その結果、電
界効果トランジスタの電流駆動能力を一層向上させるこ
とができる。
【0023】
【実施例】図1は、この発明に従ったnチャネルMOS
トランジスタの一実施例を示す断面図である。図1を参
照して、p型ウエル層またはp型シリコン基板1の上に
は、所定の間隔を隔てて素子分離のための厚い分離酸化
膜2が形成されている。分離酸化膜2の下にはチャネル
ストッパ領域としてp型不純物領域2aが形成されてい
る。この分離酸化膜2によって囲まれた能動領域には、
第1ゲート電極4が第1ゲート絶縁膜3を介在させてp
型シリコン基板1の上に形成されている。第1ゲート電
極4と分離酸化膜2との間にはn− ソース領域5とn
− ドレイン領域6とが形成されている。第1ゲート電
極4の側壁には第2ゲート絶縁膜7が形成されている。 第2ゲート電極8は第2ゲート絶縁膜7を介在させて第
1ゲート電極4の上に、かつn− ソース領域5の上に
形成されている。このようにして、第2ゲート電極8は
n− ソース領域5の一部分にオーバラップするように
形成されている。p型シリコン基板1の上方には層間絶
縁膜9が形成されている。この層間絶縁膜9には、少な
くとも第1ゲート電極4と第2ゲート電極8の表面が露
出するように開孔されたコンタクトホール20が形成さ
れている。このコンタクトホール20を介してゲート配
線電極10が第1ゲート電極4と第2ゲート電極8とに
電気的に接触するように形成されている。
【0024】以上のようにこの発明のnチャネルMOS
トランジスタが構成されているので、ゲート配線電極1
0に所定の電圧を印加すると、第1ゲート電極4と第2
ゲート電極8とに電圧が印加される。これにより、第1
ゲート電極4によってもたらされる電界は、第1ゲート
電極4直下のチャネル領域にキャリアを引き寄せる。こ
れと同時に、第2ゲート電極8直下のn− ソース領域
5の表面にもキャリアとしての電子が引き寄せられる。 これにより、n−ソース領域5は、見かけ上より高濃度
のキャリアを有するソース領域となる。すなわち、この
n− ソース領域5は、実際の不純物のドーズ量よりも
多いドーズ量を有しているように働く。したがって、こ
のnチャネルMOSトランジスタ全体として高いチャネ
ルコンダクタンス、すなわち高い電流駆動能力を低いド
ーズ量によって得ることができる。
【0025】また、ドレイン領域は、LDD構造と同程
度の不純物濃度(1017〜1019/cm3 )を有
するので、ドレイン領域の端部近傍において発生するホ
ットキャリアに対する耐性が大きい。すなわち、ドレイ
ン領域を構成するn− 不純物領域は、インパクトイオ
ン化を抑制するように働く。
【0026】また、図1に示されるnチャネルMOSト
ランジスタにおいては、第1ゲート電極4直下のp型シ
リコン基板1の領域がチャネル領域として働く。そのた
め、第1ゲート電極4のゲート長がクォータ・ミクロン
・オーダ以下に縮小されても、実効チャネル長Leff
がゲート長よりも小さくなることはない。これにより、
ゲート長の縮小化に伴うパンチスルーに対するマージン
を確保することができる。
【0027】次に、図1に示されたnチャネルMOSト
ランジスタの製造方法について説明する。図2〜図8は
この発明に従った半導体装置の製造方法を工程順に示す
断面図である。
【0028】まず、図2を参照して、ボロン等のp型の
不純物を1016〜1018/cm3 程度の濃度で含
有するp型シリコン基板1に所定の間隔を隔てて分離酸
化膜2が5000オングストローム程度の膜厚で形成さ
れる。 従来と同様に分離酸化膜2の下には1016〜1017
/cm3 程度の濃度を有するp型不純物領域2aがチ
ャネルストッパ領域として形成される。
【0029】図3を参照して、p型シリコン基板1の全
面上に熱酸化またはCVD法により第1ゲート絶縁膜3
が175〜225オングストローム程度の膜厚で形成さ
れる。この第1ゲート絶縁膜3の上には第1ゲート電極
4がCVD法により、たとえば、n型の不純物を7×1
020/cm3 程度の濃度で含有するドープト・ポリ
シリコンによって形成される。この第1ゲート電極4は
2000オングストローム程度の膜厚を有する。その後
、フォトリソグラフィー技術により、第1ゲート電極4
および第1ゲート絶縁膜3がパターニングされることに
より、図3に示されるように形成される。
【0030】図4を参照して、分離酸化膜2および第1
ゲート電極4をマスクとして用いて、砒素イオンまたは
リンイオンがp型シリコン基板1に注入される。これに
より、n− ソース領域5およびn− ドレイン領域6
が、1017〜1019/cm3 程度のn型不純物濃
度を有するように形成される。このようにして、ソース
領域およびドレイン領域が、半導体基板の不純物濃度に
対して10〜103 倍程度の濃度を有するように形成
される。
【0031】図5を参照して、全面上に熱酸化またはC
VD法を用いて第2ゲート絶縁膜7を構成するシリコン
酸化膜が100〜150オングストローム程度の膜厚を
有するように形成される。
【0032】図6を参照して、第2ゲート電極8が第1
ゲート電極4の少なくとも一部分とn− ソース領域5
の少なくとも一部分とに重なるように形成される。この
第2ゲート電極8は、CVD法を用いて、たとえば、n
型の不純物を7×1020/cm3 程度の濃度で含有
するドープト・ポリシリコンから形成される。第2ゲー
ト電極8は2000オングストローム程度の膜厚を有す
る。
【0033】図7に示すように、全面上に層間絶縁膜9
が、たとえばCVD法により、5000オングストロー
ム程度の膜厚を有するシリコン酸化膜から形成される。 その後、第1ゲート電極4および第2ゲート電極8の表
面を少なくとも露出するように、コンタクトホール20
が層間絶縁膜9に形成される。
【0034】図8を参照して、コンタクトホール20を
介して第1ゲート電極4および第2ゲート電極8に電気
的に接触するようにゲート配線電極10が形成される。
【0035】図9は、この発明に従ったnチャネルMO
Sトランジスタのもう1つの実施例を示す断面図である
。図9を参照して、ソース領域は、n− ソース領域5
0とn+ ソース領域51とから構成される。ドレイン
領域はn− ドレイン領域60とn+ ドレイン領域6
1とから構成される。n+ ソース領域51とn+ ド
レイン領域61の不純物濃度は1020〜1021/c
m3 程度である。ソース領域においては、n− ソー
ス領域50の直上にのみ第2ゲート電極8が形成されて
いる。この実施例によれば、ドレイン領域はLDD構造
を有する。n− ソース領域50に接続するように形成
された高濃度のn+ ソース領域51の存在により、さ
らに電流駆動能力を増加させることができる。
【0036】図10は、この発明に従ったnチャネルM
OSトランジスタのさらにもう1つの実施例を示す断面
図である。図10に示すように、n− ソース領域5の
直上に第2ゲート電極8aが形成されるとともに、n−
ドレイン領域6の直上にも第2ゲート電極8bが形成さ
れている。第2ゲート電極8aは第1ゲート電極4の側
壁上に第2ゲート絶縁膜7aを介在させて形成されてい
る。第2ゲート電極8bは第1ゲート電極4の側壁上に
第2ゲート絶縁膜7bを介在させて形成されている。こ
のようにソース領域およびドレイン領域の両者の直上に
重なるように第2ゲート電極が形成されることにより、
n− 領域5,6をソースまたはドレイン領域のいずれ
にも用いることができる。
【0037】図11は、この発明に従ったnチャネルM
OSトランジスタにおいてゲート電極の構造の変形例を
示す断面図である。図11を参照して、第2ゲート電極
は、ドープト・ポリシリコン層81と高融点金属シリサ
イド層82とから構成される。高融点金属シリサイド層
82は、WSi2 、TiSi2 、MoSi2 等か
らなる。また、第1ゲート電極4も高融点金属シリサイ
ド層42とドープト・ポリシリコン層41との複合層か
ら構成してもよい。単一の高融点金属シリサイド層また
は金属層によって、第1ゲート電極、第2ゲート電極を
構成してもよい。
【0038】以上の実施例においては能動領域、すなわ
ちチャネル領域の直上に位置する第1ゲート電極におい
て、第1ゲート電極と第2ゲート電極とを電気的に接触
するためのコンタクトホールが形成されている。しかし
ながら、コンタクトホールの形成に伴うエッチング等の
処理による能動領域の損傷を防止するために、第1のゲ
ート電極と第2のゲート電極とを電気的に接触するため
のコンタクトホールを分離酸化膜の上に設けてもよい。 図12は、このコンタクトホールを分離酸化膜の上に設
けた場合のコンタクトホールの配置を示す平面図である
。図13は、図12のXIII−XIII線における断
面を示す断面図である。図12を参照して、分離酸化膜
によって囲まれた領域にnチャネルMOSトランジスタ
が構成される。nチャネルMOSトランジスタは、第1
ゲート電極4および第2ゲート電極8と、それらによっ
て間隔を隔てられて形成されたn− ソース領域5およ
びn− ドレイン領域6とから構成される。第1ゲート
電極4と第2ゲート電極8とは分離酸化膜2の上にまで
延びるように形成されている。第1ゲート電極4と第2
ゲート電極8とは、分離酸化膜2の上で設けられたコン
タクトホール21を介してゲート配線電極10に接続さ
れる。図13に示すように、分離酸化膜2の上に第1ゲ
ート電極4と第2ゲート電極8が形成されている。分離
酸化膜2の上には層間絶縁膜9が形成されている。分離
酸化膜2の上で第1ゲート電極4および第2ゲート電極
8の表面が少なくとも露出するようにコンタクトホール
21がエッチング等によって層間絶縁膜9に形成されて
いる。このコンタクトホール21を介して第1ゲート電
極4および第2ゲート電極8に電気的に接触するように
ゲート配線電極10が形成されている。
【0039】なお、上記実施例においては、p型基板ま
たはp型ウエル層にnチャネルMOSトランジスタを形
成する場合についてのみ示したが、n型基板またはn型
ウエル層にpチャネルMOSトランジスタを形成しても
、同様のホットキャリア耐性に優れ、電流駆動能力の大
きい電界効果トランジスタが得られる。また、第1ゲー
ト電極および第2ゲート電極の材料として、n+ −ド
ープト・ポリシリコンを用いた実施例を示したが、p+
 −ドープト・ポリシリコンを用いてもよい。上記実施
例においては、第2ゲート絶縁膜はシリコン酸化膜によ
って構成されているが、少なくとも誘電体膜として構成
されればよく、第1ゲート絶縁膜と同一の材料で形成さ
れてもよく、または第1ゲート絶縁膜と異なる誘電率を
持つ材料から形成されてもよい。
【0040】図14はこの発明に従ったnチャネルMO
Sトランジスタの構造を概念的に示す断面図である。図
14に示すように、第1ゲート電極4と第2ゲート電極
8とが一体的に形成されている。第1ゲート絶縁膜3は
膜厚t1を有するように形成され、第2ゲート絶縁膜7
は膜厚t2を有するように形成される。第2ゲート電極
8はn− ソース領域5の一部分の上に第2ゲート絶縁
膜7を介在させて重複するように形成される。第1ゲー
ト電極4の側にはn− ドレイン領域6が形成されてい
る。 好ましくは、膜厚t1が膜厚t2よりも大きくなるよう
に第1ゲート絶縁膜3と第2ゲート絶縁膜7とが形成さ
れる。
【0041】図15はゲート電圧(V)とゲート絶縁膜
の膜厚(オングストローム)との関係を示すグラフであ
る。図15に示すように、第1ゲート電極と第2ゲート
電極に印加される電圧に応じて第1ゲート絶縁膜の膜厚
t1と第2ゲート絶縁膜の膜厚t2が変化させられる。 ゲート電圧が5Vのとき、第1ゲート絶縁膜の膜厚t1
は175〜225オングストロームの範囲内で選ばれ、
第2ゲート絶縁膜の膜厚t2は100〜150オングス
トロームの範囲内で選ばれる。また、ゲート電圧が4V
のとき、第1ゲート絶縁膜の膜厚t1は130〜170
オングストロームの範囲内で選ばれ、第2ゲート絶縁膜
の膜厚t2は80〜120オングストロームの範囲内で
選ばれる。このように、電界効果トランジスタの微細化
に伴って印加されるゲート電圧が小さくなると、それに
応じて第1ゲート絶縁膜と第2ゲート絶縁膜の膜厚が小
さく設定される。これにより、電界効果トランジスタの
微細化に応じて所望の電流駆動能力を有する電界効果ト
ランジスタを実現することができる。
【0042】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、第2ゲ
ート電極がソース領域の表面のキャリア濃度を実効的に
増大させる効果がある。これにより、低いドーズ量で高
いチャネルコンダクタンスを得ることができるので電流
駆動能力が向上する。また、ドレイン領域が従来のLD
D構造と同程度の低濃度の不純物領域から構成されると
、ホットキャリアに対する耐性を大きくすることができ
る。さらに、クォータ・ミクロン・オーダ以下のゲート
長を有する電界効果トランジスタにおいても、実効チャ
ネル長がそれ以下に縮小されることはない。したがって
、超微細な電界効果トランジスタにおいて、ホットキャ
リア耐性が大きく、かつ電流駆動能力の高い電界効果ト
ランジスタを実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例によるnチャネルMOSト
ランジスタの構造を示す断面図である。
【図2】図1に示されたnチャネルMOSトランジスタ
の製造方法の第1工程を示す断面図である。
【図3】図1に示されたnチャネルMOSトランジスタ
の製造方法の第2工程を示す断面図である。
【図4】図1に示されたnチャネルMOSトランジスタ
の製造方法の第3工程を示す断面図である。
【図5】図1に示されたnチャネルMOSトランジスタ
の製造方法の第4工程を示す断面図である。
【図6】図1に示されたnチャネルMOSトランジスタ
の製造方法の第5工程を示す断面図である。
【図7】図1に示されたnチャネルMOSトランジスタ
の製造方法の第6工程を示す断面図である。
【図8】図1に示されたnチャネルMOSトランジスタ
の製造方法の第7工程を示す断面図である。
【図9】この発明のもう1つの実施例によるnチャネル
MOSトランジスタの構造を示す断面図である。
【図10】この発明のさらにもう1つの実施例によるn
チャネルMOSトランジスタの構造を示す断面図である
【図11】この発明の一実施例によるnチャネルMOS
トランジスタにおいてゲート電極の構造の変形例を示す
断面図である。
【図12】第1ゲート電極と第2ゲート電極とを電気的
に接触するためのコンタクトホールの配置を示す平面図
である。
【図13】図12のXIII−XIII線における断面
を示す断面図である。
【図14】この発明に従ったnチャネルMOSトランジ
スタの構造を概念的に示す断面図である。
【図15】この発明に従ったnチャネルMOSトランジ
スタに印加されるゲート電圧とゲート絶縁膜の膜厚との
関係を示すグラフである。
【図16】従来のLDD構造を有する電界効果トランジ
スタを示す断面図である。
【図17】先行技術としてGOLD構造を有する電界効
果トランジスタを示す断面図である。
【図18】GOLD構造の電界効果トランジスタの製造
方法の第1工程を示す断面図である。
【図19】GOLD構造の電界効果トランジスタの製造
方法の第2工程を示す断面図である。
【図20】GOLD構造の電界効果トランジスタの製造
方法の第3工程を示す断面図である。
【図21】GOLD構造の電界効果トランジスタの製造
方法の第4工程を示す断面図である。
【符号の説明】
1  p型シリコン基板 3  第1ゲート絶縁膜 4  第1ゲート電極 5  n− ソース領域 6  n− ドレイン領域 7  第2ゲート絶縁膜 8  第2ゲート電極 9  層間絶縁膜 10  ゲート配線電極

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  主表面を有し、かつ第1導電型の不純
    物を含有する半導体基板と、前記半導体基板の主表面内
    でチャネル領域の両側に形成され、第2導電型の不純物
    を含有するソース領域およびドレイン領域と、前記半導
    体基板の主表面の上で前記チャネル領域の上に形成され
    た第1の絶縁膜と、前記第1の絶縁膜の上で前記チャネ
    ル領域の上に形成された第1のゲート電極と、前記ソー
    ス領域に隣接した前記第1のゲート電極の側面の上と、
    前記半導体基板の主表面の上で前記ソース領域の上とに
    形成された第2の絶縁膜と、前記第2の絶縁膜の上で前
    記ソース領域の上に形成され、前記第1のゲート電極に
    電気的に接続された第2のゲート電極とを備えた、半導
    体装置。
  2. 【請求項2】  主表面を有し、かつ第1導電型の不純
    物を含有する半導体基板と、前記半導体基板の主表面内
    でチャネル領域の両側に形成され、第2導電型の不純物
    を含有するソース領域およびドレイン領域と、前記半導
    体基板の主表面の上で前記チャネル領域の上に形成され
    、第1の膜厚を有する第1の絶縁膜と、前記第1の絶縁
    膜の上で前記チャネル領域の上に形成された第1のゲー
    ト電極と、前記半導体基板の主表面の上で前記ソース領
    域の上に形成され、前記第1の膜厚よりも小さい第2の
    膜厚を有する第2の絶縁膜と、前記第2の絶縁膜の上で
    前記ソース領域の上に形成され、前記第1のゲート電極
    に電気的に接続された第2のゲート電極とを備えた、半
    導体装置。
  3. 【請求項3】  第1導電型の不純物を含有する半導体
    基板の上に半導体装置を製造する方法であって、前記半
    導体基板の主表面の上でチャネル領域の上に第1の絶縁
    膜を形成する工程と、前記第1の絶縁膜の上で前記チャ
    ネル領域の上に第1のゲート電極を形成する工程と、前
    記第1のゲート電極をマスクとして用いて前記半導体基
    板の主表面内に不純物を注入し、前記半導体基板の主表
    面内で前記第1のゲート電極の両側に第2導電型の不純
    物を含有するソース領域およびドレイン領域を形成する
    工程と、前記ソース領域に隣接した前記第1のゲート電
    極の側面の上と、前記半導体基板の主表面の上で前記ソ
    ース領域の上とに第2の絶縁膜を形成する工程と、前記
    第1のゲート電極に電気的に接続されるように前記第2
    の絶縁膜の上で前記ソース領域の上に第2のゲート電極
    を形成する工程とを備えた、半導体装置の製造方法。
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