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JPH04170518A - 液晶素子 - Google Patents

液晶素子

Info

Publication number
JPH04170518A
JPH04170518A JP2298644A JP29864490A JPH04170518A JP H04170518 A JPH04170518 A JP H04170518A JP 2298644 A JP2298644 A JP 2298644A JP 29864490 A JP29864490 A JP 29864490A JP H04170518 A JPH04170518 A JP H04170518A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
formula
liquid crystal
optically active
compound
alkyl group
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2298644A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsuhiro Kouden
充浩 向殿
Tomoaki Kuratate
知明 倉立
Fumiaki Funada
船田 文明
Kenji Terajima
寺島 兼詞
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JNC Corp
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Chisso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp, Chisso Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP2298644A priority Critical patent/JPH04170518A/ja
Publication of JPH04170518A publication Critical patent/JPH04170518A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Landscapes

  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Liquid Crystal (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Liquid Crystal Substances (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
この発明は液晶素子に関し、より詳しくは、強誘電性液
晶表示素子に関する。
【従来の技術】
現在、最も広く用いられている液晶表示素子は液晶のネ
マチック相を利用したものである。しかし、ツイステソ
ト不マチック(TN)型液晶表示素子はライン数の増加
に伴ってコントラストが低下するため、2000X20
00ライン等の大容量表示素子を作ることは困難となっ
ている。このTN型液晶表示素子を改良するために、ス
ーパーソイステ、ド不マチック(STN)型1ffl 
高表示素子、タフ゛ルスーパーツイステンド不マチソク
(DSTN)型液晶表示素子が開発されているけれとも
、ライン数の増加と共にコントラストおよび応答速度か
低下するため、現状ては800X 1024ライン程度
の表示容量が限界となっている。また、基板上に薄膜ト
ランジスタ(TPT)を配列したアクティブマトリック
ス方式の液晶表示素子も開発され、これにより1000
X 1000ライン等の大容量表示か可能になった。し
かしながら、このアクティブマトリックス方式液晶表示
素子は、製造プロセスが長く、歩留りの低下も生じやす
(、製造コストが非常に高くなるという欠点を有してい
る。 近年、上記ネマチック相を利用した液晶表示素子とは別
に、スメクチック相を利用した種々の表示モードの研究
も盛んに行われている。その中で特に、強誘電性液晶表
示素子(アプライド フィジックス レターズ、36巻
、第899頁(1980年))が有望視されている。こ
の表示素子は、強誘電性液晶であるカイラルスメクチッ
クC相、カイラルスメクチックI相などを利用するもの
であり、メモリー性を利用する方式であることから、応
答速度の向上にともなって表示の大容量化が可能となっ
ている。また薄膜トランジスタなどのアクティブ素子を
必要としないことから、製造コストも上からない。さら
に、上記の強誘電性液晶表示素子は視角が広いという長
所も兼ね備えている。 したがって、2000X2000ライン等の大容量表示
用の素子として大いに有望視されている。
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記強誘電性液晶表示素子は応答速度と
メモリ性に問題があり、実用化か阻まれている。 応答速度の問題は、強誘電性液晶素子の表示容量が応答
速度によって制約されることにより生じている。表示容
量と応答速度との関係は、駆動法によって異なるが、例
えば、次式のように表すことができる。 τくP−□ L−n (ここで、τは応答速度、Pは書き込みパルス幅、Tは
1画面書き込み時間、Lは走査線数、nは書き込みに必
要なパルス幅を表わしている。)この式から分かるよう
に、表示の大容量化のためには応答速度τを向上させる
必要かある。さらに、この応答速度τは、次式に示すよ
うに、強誘電性液晶の自発分極と結び付けられている。 η 5−E (ここで、ηは粘度、Psは自発分極、Eは印加電圧を
表わしている。)この式から分かるように、応答速度τ
を向上させるためには自発分極Psを増大させることが
求められる。 一方、メモリ性の問題は、最近、吉田らによって報告さ
れたように、強誘電性液晶の自発分極Psによって誘起
される逆電場によって、メモリ状態が反転することによ
り生じている(吉田他、第13回液晶討論会、2Z15
 (1987)、)。それゆえ、このメモリ性の問題に
対する対策の一つは強誘電性液晶の自発分極Psを小さ
くすることであり、現状では良好なメモリ性を得るため
には自発分極Psを10nC/cm2以下、好ましくは
5nC/cm2以下にすることか望まれる。 このように、応答速度の観点からは自発分極Psを大き
くすることが望まれ、一方、メモリ性の観点からは自発
分極Psを小さくすることか望まれる。このため、従来
は強誘電性液晶表示素子を実用化することができなかっ
た。 そこで、この発明の目的は、応答速度の向上とメモリ性
の向上を同時に達成でき、したかって実用に耐えられる
強誘電性液晶表示素子を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、この発明は、一対の絶縁性
基板上のそれぞれに導電性膜を形成し、上記導電性膜上
にそれぞれ膜厚500〜3000人の810.膜を形成
し、 上記Si○、膜上に下記一般式(1) で表される基本構造を有する膜厚200〜500人の高
分子膜を形成し、 上記高分子膜をラビングし、 上記一対の基板をラビング方向が同一になるように、か
つ上記基板間の距離か1.2〜3μmになるように貼り
合わせ、 上記基板間に強誘電性液晶を注入してなる液晶素子にお
いて、 上記強誘電性液晶が下記一般式(2) (式中Rは炭素数5〜12のアルキル基またはアルキル
オキシ基を示し、Xは一〇〇〇−または一0CR,−を
示し、Yは一〇−または単結合を示し、nは1または2
の整数を示す。また、*を付した炭素原子は不斉炭素原
子であることを示している。) て表される光学活性基を有する化合物を少なくとも一種
以上5〜10%含有し、 下記一般式(3) (式中Rは炭素数5〜12のアルキル基またはアルキル
オキ7基を示し、R′は炭素数2〜10のアルキル基を
示す。また、*を付した炭素原子は不斉炭素原子である
ことを示す。) で表される光学活性基を有する化合物を少なくとも一種
以上10〜20%含有し、 下記一般式(4) (式中Rは炭素数5〜12のアルキル基またはアルキル
オキシ基を示し、R′は炭素数2〜10のアルキル基を
示す。また、*を付した炭素原子は不斉炭素原子である
ことを示す。) て表される光学活性基を有する化合物を少なくとも一種
以上5〜15%含有し、 下記一般式(5) (式中R及びR′は炭素数5〜12のアルキル基を示す
。) て表される非光学活性化合物を30〜70%含有し、 下記一般式(6) (式中R及びR′は炭素数5〜12のアルキル基を示す
。) て表される非光学活性化合物を15〜30%含有して、
少なくともスメクチックC相、スメクチックA相、ネマ
チック相を示すようにしたことを特徴としている。 この発明は次に述へる発見により創出された。 ます、本発明の液晶素子は室温で通常の強誘電性液晶素
子とは異なる配向を示した。すなわち、従来の強誘電性
液晶素子においては液晶の7エプロン構造による/グサ
グ欠陥か観察されるのに対して、この発明の強誘電性液
晶素子においては室温で明確なングサグ欠陥か観察され
ない。また、本発明の液晶素子に用いた強誘電性液晶組
成物の自発分極は約20nC/cm’と大きいにもかか
わらず、室温で良好なメモリ性を示した。
【実施例】
以下、この発明の液晶素子を実施例により詳細に説明す
る。まず、調製した強誘電性液晶組成物について述べ、
次に上記液晶組成物を用いて構成した強誘電性液晶表示
素子について述べることとする。 別紙表1は調製した強誘電性液晶組成物の成分を示して
いる。この表1に示すように、上記液晶組成物は、一般
式(2)で表わされる光学活性基を有する化合物として H3 とをそれぞれ4%、3%たけ含有している(N。 2a、2b)。また、一般式(3)て表わされる光学活
性基を有する化合物として、 を16%だけ含有している(No、3)。さらに、一般
式(4)で表わされる光学活性基を有する化合物として
、 を8%だけ含有している(No、4)。また、−般式(
5)で表わされる非光学活性化合物として、とをそれぞ
れ24%、7%、14%たけ含有している(No、5a
、5b、5c)oさらに、一般式(6)で表わされる非
光学活性物として、とをそれぞれ14%、10%だけ含
有している(NO,6a、6b)。 この液晶組成物は、第1図に示すように、温度−5°C
において結晶相CからスメクチックC相SCへ相転移し
た。また、温度70°CにおいてスメクチックC相Sc
からスメクチックA相Saへ、温度75°Cにおいてス
メクチックA相Saからネマチック相Nへ、温度88°
Cにおいてネマチック相Nから等方性液体■へそれぞれ
相転移した。 上記液晶組成物を用いて、強誘電性液晶表示素子を次の
ようにして作製した。まず、2枚のカラス基板のそれぞ
れに膜厚2000人のITO(インジウム錫酸化物)膜
を蒸着し、所定の形状にパターン化した。次に、膜厚1
000人のS】○。 膜(東京応化製、商品名○CD)をスピンコードし、3
50’Cにて1時間焼成した。次に、一般式で表される
基本構造を有する膜厚350人の高分子膜をN−メチル
−2−ピロリドンとブチルセロソルブの12a合液に溶
かし、この溶液をスピンコードして、100°Cにて5
分、さらに220°Cにて1時間たけ加熱した。次に、
この2枚の基板のそれぞれをラビングし、この2枚の基
板のラビング方向か同一になるように、かつ基板間の距
離か20μmになるように貼り合わせた。そして、上に
述べた液晶組成物をこの基数間へ注入して封止した。−
旦、100’Cまて加熱した後、室温まて徐冷した。こ
のようにして強誘電性液晶表示素子を作製した。 この液晶表示素子を偏光顕微鏡によって観察したところ
、室温では、第4図に示すようにジグザグ欠陥りのある
配向を示す部分と、第5図に示すようにジグサグ欠陥の
ない配向を示す部分とか観察された。このジグサグ欠陥
りは温度の上昇とともに増加する傾向か認められた。例
えば、温度25°Cにおいて第5図に示すようにジグサ
グ欠陥のない配向を示している部分ても、50°Cまて
温度を上昇させると第6図に示すように/グサグ欠陥り
を有する配向に変化した。この変化は広い面積にわたっ
て観察された。なお、Xはラビング方向、Rはラビング
跡を示している。 次に、第2図に示すように、V、、= 10 Vの矩形
波電圧を印加して、この液晶表示素子の応答速度τを測
定した。第3図は、温度Taをパラメータとして、この
液晶表示素子の透過光量か0−50%、0→90%、1
0→90%に変化する時間を応答速度τとしてそれぞれ
表わしている。また、温度Ta=25°C,50’Cに
おけるチルト角θ、メモリ角2ωの値も併せて表わして
いる。同図に示すように、応答速度τは、温度Ta=2
5〜70°Cにおいて、透過光量の条件に応じてそれぞ
れ11.1〜72.5μsec、26.2〜939μs
ec、21.5〜41.2μsecの範囲の値を示した
。この液晶表示素子は、自発分極が約20 n C/ 
c m ’と大きいにもかかわらず室温で良好なメモリ
性を示し、この結果、応答速度τの向上とメモリ性の向
上とを同時に達成することかできた。したがって、実用
性に耐えられる強誘電性液晶表示素子を作製できた。な
お、室温ではパルス幅Δtが約80μsecでスイッチ
ングしたか、40℃より高温側ではスイッチングできな
かった。 なお、室温て、V、p=5V、f=0.2Hzの矩形波
を印加したところ、第7図または第8図に示すように、
ラビング方向Xに対して斜め方向にすし状のパターンか
生じるのか観察された。
【発明の効果】
以上より明らかなように、この発明によれば、応答速度
の同上とメモリ性の向上を同時に達成でき、したかって
実用に耐えられる強誘電性液晶表示素子を提供すること
かできる。 −以下余白一 別紙 表1
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例の強誘電性液晶表示素子を
構成する強誘電性液晶組成物か相転移する状態を示す図
、第2図は上記強誘電性液晶表示素子に印加した電圧波
形を示す図、第3図は上記強誘電性液晶表示素子の応答
速度の測定結果を示す図、第4図乃至第8図は上記強誘
電性液晶表示素子を偏光顕微鏡で観察した状態を示す図
である。 D・ ジグ号グ欠陥、R・・ラビング跡。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一対の絶縁性基板上のそれぞれに導電性膜を形成
    し、 上記導電性膜上にそれぞれ膜厚500〜3000ÅのS
    iO_2膜を形成し、 上記SiO_2膜上に下記一般式(1) ▲数式、化学式、表等があります▼・・・(1) で表される基本構造を有する膜厚200〜500Åの高
    分子膜を形成し、 上記高分子膜をラビングし、 上記一対の基板をラビング方向が同一になるように、か
    つ上記基板間の距離が1.2〜3μmになるように貼り
    合わせ、 上記基板間に強誘電性液晶を注入してなる液晶素子にお
    いて、 上記強誘電性液晶が下記一般式(2) ▲数式、化学式、表等があります▼・・・(2) (式中Rは炭素数5〜12のアルキル基またはアルキル
    オキシ基を示し、Xは−COO−または−OCH_2−
    を示し、Yは−O−または単結合を示し、nは1または
    2の整数を示す。また、*を付した炭素原子は不斉炭素
    原子であることを示している。) で表される光学活性基を有する化合物を少なくとも一種
    以上5〜10%含有し、 下記一般式(3) ▲数式、化学式、表等があります▼・・・(3) (式中Rは炭素数5〜12のアルキル基またはアルキル
    オキシ基を示し、R′は炭素数2〜10のアルキル基を
    示す。また、*を付した炭素原子は不斉炭素原子である
    ことを示す。) で表される光学活性基を有する化合物を少なくとも一種
    以上10〜20%含有し、 下記一般式(4) ▲数式、化学式、表等があります▼・・・(4) (式中Rは炭素数5〜12のアルキル基またはアルキル
    オキシ基を示し、R′は炭素数2〜10のアルキル基を
    示す。また、*を付した炭素原子は不斉炭素原子である
    ことを示す。) で表される光学活性基を有する化合物を少なくとも一種
    以上5〜15%含有し、 下記一般式(5) ▲数式、化学式、表等があります▼・・・(5) (式中R及びR′は炭素数5〜12のアルキル基を示す
    。) で表される非光学活性化合物を30〜70%含有し、 下記一般式(6) ▲数式、化学式、表等があります▼・・・(6) (式中R及びR′は炭素数5〜12のアルキル基を示す
    。) で表される非光学活性化合物を15〜30%含有して、 少なくともスメクチックC相、スメクチックA相、ネマ
    チック相を示すようにしたことを特徴とする液晶素子。
JP2298644A 1990-11-01 1990-11-01 液晶素子 Pending JPH04170518A (ja)

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