JPH04107380U - 複合サツシの隙間隠蔽部材取り付け構造 - Google Patents
複合サツシの隙間隠蔽部材取り付け構造Info
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- JPH04107380U JPH04107380U JP1021891U JP1021891U JPH04107380U JP H04107380 U JPH04107380 U JP H04107380U JP 1021891 U JP1021891 U JP 1021891U JP 1021891 U JP1021891 U JP 1021891U JP H04107380 U JPH04107380 U JP H04107380U
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Abstract
(57)【要約】
[目的]木製枠材間の金属製枠材、例えば複合サッシで
構成された出窓の方立のような金属製枠材の小型化を図
る。 [構成]隙間隠蔽部材6との係合部7bと、中央の押圧
操作部8aとともに略コ形を成す一対の係合脚片8b,
8bを備えた取り付け具11を用い、前記押圧操作部8
aを方立1の方向に向けて押圧することにより、前記押
圧操作部8aおよび両係合脚片8bを略コ形から略直線
状に変形させて各係合脚片8b,8bを木製枠材3b,
4bに係止し、前記係合部7bに隙間隠蔽部材6を係止
する。金属製枠材である前記方立1に隙間隠蔽部材6を
取り付けるための構成が不要になる。
構成された出窓の方立のような金属製枠材の小型化を図
る。 [構成]隙間隠蔽部材6との係合部7bと、中央の押圧
操作部8aとともに略コ形を成す一対の係合脚片8b,
8bを備えた取り付け具11を用い、前記押圧操作部8
aを方立1の方向に向けて押圧することにより、前記押
圧操作部8aおよび両係合脚片8bを略コ形から略直線
状に変形させて各係合脚片8b,8bを木製枠材3b,
4bに係止し、前記係合部7bに隙間隠蔽部材6を係止
する。金属製枠材である前記方立1に隙間隠蔽部材6を
取り付けるための構成が不要になる。
Description
【0001】
この考案は、金属製枠材の両側に沿って木製枠材を組み合わせた複合サッシに
おいて、前記両木製枠材間の隙間を塞ぐ隙間隠蔽部材を取り付ける構造に関する
ものである。
【0002】
図6に示す出窓は、中央部に嵌殺し状態のガラス101を備えると共に、袖部
(片側のみ図示)にガラス障子102を備えている。上記出窓を構成する上下の
枠や竪枠等には、屋外側に面する金属製枠材と、屋内側に面する木製枠材を組み
合わせた複合サッシが用いられている。
【0003】
上記出窓のコ−ナ−部分には、図7に示すように、金属製枠材から成る方立1
03が設けてあって、この方立103には、金属製枠材104aと木製枠材10
4bを組み合わせた障子用竪枠104、同じく各枠材105a,105bを組み
合わせた嵌殺し用竪枠105が連結してある。そして、屋内側において、前記方
立103の両側に沿って組み合わされた両木製枠材104b,105b間に、木
製の隙間隠蔽部材106を取り付ける。
【0004】
従来、上記隙間隠蔽部材106を取り付けるにあたっては、前記方立103に
、屋内方向への延長片103aと、その先端で屋内向きに開口した断面コ形の係
合部103bとを長手方向にわたって形成しておき、前記係合部103bに、隙
間隠蔽部材106の背面に所定間隔で設けた係合突起107を嵌着するようにし
ていた(図7中に仮想線で示す状態)。
【0005】
ところが、上記従来の複合サッシの隙間隠蔽部材取り付け構造にあっては、方
立103に屋内に突出する延長片103a、および係合部103bを長手方向に
わたって設けねばならないため、その分方立103が大型化し、良好な押し出し
加工性を得るうえで不利になると共に、コスト高になるなどの不具合が生じてい
た。
【0006】
この考案は、複合サッシにおいて、上記方立のような木製枠材間の金属製枠材
の小型化を図ることができる隙間隠蔽部材取り付け構造を提供することを目的と
している。
【0007】
この考案による複合サッシの隙間隠蔽部材取り付け構造は、金属製枠材の両側
に沿って木製枠材を組み合わせた複合サッシの前記両木製枠材間に隙間隠蔽部材
を取り付ける構造であって、隙間隠蔽部材との係合部と、中央の押圧操作部とと
もに略コ形を形成する一対の係合脚片とを備えて両木製枠材間に介装される取り
付け具を用い、この取り付け具の押圧操作部を金属製枠材に向けて押圧すること
により前記押圧操作部および両係合脚片を略直線状に変形させて各係合脚片を木
製枠材に係止すると共に、前記係合部に隙間隠蔽部材を係止する構成としており
、上記構成を課題を解決するための手段としている。
【0008】
この考案による複合サッシの隙間隠蔽部材取り付け構造では、隙間隠蔽部材と
の係合部、および押圧操作部とともに略コ形を成す一対の係合脚片を備えた取り
付け具を用いることにより、金属製枠材には隙間隠蔽部材を取り付けるための構
成が不要となる。当該取り付け構造では、前記押圧操作部を金属製枠材に向けて
押圧することにより、押圧操作部および両係合脚片を略直線状に変形させて各係
合脚片を両側の木製枠材に係止し、前記係合部に隙間隠蔽部材を係止して、両木
製枠材間を閉塞する。
【0009】
【実施例】
図1〜図3は、この考案の一実施例を示す図である。
【0010】
図1に示す出窓のコ−ナ−部分には、金属製枠材から成る方立1が設けてあっ
て、この方立1の両側には、昇降操作されるガラス障子2の障子用竪枠3と、ガ
ラス5の嵌殺し用竪枠4が連結してある。
【0011】
前記各竪枠3,4は、図1上方の屋外側に面する金属製枠材3a,4aと、屋
内側に面する木製枠材3b,4bとを組み合わせた構造になっている。前記各木
製枠材3b,4bは、組み立て等の都合により複数の木材で構成されており、方
立1の両側に沿って屋内側に突出した部分の隙間に、木製の隙間隠蔽部材6が取
り付けてある。なお、前記各木製枠材3b,4bには、隙間内に、部材取り付け
用の段部3c,4cが形成してある。
【0012】
上記隙間隠蔽部材6を取り付けるにあたっては、図2に示す取り付け具11を
用いる。この実施例の取り付け具11は、受け具7と固定具8で構成してあって
、前記受け具7は、矩形状の支持片7aと、隙間隠蔽部材6との係合部を構成す
る一対の係合片7b,7bとで断面コ形を成している。前記支持片7aの中央に
は、ねじ9が螺合するねじ孔7cが形成してある。また、係合片7b,7bは、
固定具8用の角型の通し孔7d,7dを有すると共に、相対向面に抜け止め用の
鋸歯状突部7e,7eを有し、先端には、互いに逆向きに折曲した鉤部7f,7
fを有している。
【0013】
他方、前記固定具8は、受け具7の支持片7aよりも小さい矩形状の押圧操作
部8aと、一対の係合脚片8b,8bとで略コ形を成している。前記押圧操作部
8aの中央には、前記ねじ9の挿通孔8cが形成してあり、各係合脚片8b,8
bの先端には、木製枠材3b,4bへの食い付きをより高めるための爪8d,8
dが形成してある。
【0014】
上記の取り付け具11は、図3に示すように、受け具7の各通し孔7d,7d
に固定具8の係合脚片8b,8bを通し、且つ支持片7aに押圧操作部8aを相
対向させた状態に組み合わされ、ねじ9が取り付けられる。上記の取り付け具1
1は、前記両木製枠材3b,4b間に介装して、ねじ9をねじ込んでいくと、図
3中の仮想線で示すように、支持部7aの方向、つまり方立1の方向に向けて押
圧操作部8aが押圧されるのに伴って、両係合脚片8b,8bが開き、最終的に
は、固定具8の押圧操作部8aおよび各係合脚片8b,8b直線状に変形する。
【0015】
これにより、上記取り付け具11は、両係合脚片8b,8bの先端が両木製枠
材3b,4bの段部3c,4cに食い込んで係止状態になり、且つ受け具7の鉤
部7f,7fが木製枠材3b,4bの屋内端面に係止状態となり、木製枠材3b
,4b間に確実に固定される。
【0016】
上記の要領で取り付け具11を適当な複数箇所に固定したのちには、各係合片
7b,7b間に、隙間隠蔽部材6の背面に設けた係合突起10を嵌着係止するこ
とにより、取り付け完了となり、両木製枠材3b,4b間が閉塞される。
【0017】
図4は、取り付け具を構成する受け具の他の形状例を示す図である。図示の受
け具17は、支持片17aおよび一対の係合片17b,17bを有すると共に、
前記支持片17aの両側に突部17g,17gを有し、両木製枠材3b,4bの
段部3c,4cに前記突部17g,17gを係止するようにしてある。
【0018】
また、上記したような受け具17は、図5に示すように、両木製枠材3b,4
bの間隔が該受け具17の幅よりも大きくても使用できる。この場合には、段部
3c,4cの間隔に対応して、ねじ9のねじ込みにより予め係合脚片8b,8b
の開き角度を大きくしておけば良い。
【0019】
なお、上記各例では、ねじ9のねじ込みによって取り付け具の押圧操作部を押
圧する構成としたが、係合脚片を広げる手段としては、手による押し込み、ある
いはハンマ−等による打ち込みを行う構成であっても良い。また、取り付け具は
、上記各例のように受け具と固定具とから成る別体構造のほか、一体構造とする
こともあり得る。
【0020】
以上説明してきたように、この考案の複合サッシの隙間隠蔽部材取り付け構造
によれば、簡単な作業で充分な取り付け強度を得ることができると共に、木製枠
材の間の金属製枠材に隙間隠蔽部材を取り付けるための構成が不要となるので、
その分金属製枠材の小型化を実現することができ、金属製枠材の押し出し加工性
の向上、材料の節約、および低コスト化などを実現することができる。
【図1】この考案の一実施例を説明する出窓コ−ナー部
分の水平断面図である。
分の水平断面図である。
【図2】取り付け具を説明する斜視図である。
【図3】取り付け具の受け具と固定具を組み合わせた状
態を示す平面図である。
態を示す平面図である。
【図4】受け具の他の形状例を示す断面図である。
【図5】図4に示す受け具を間隔が大きい木製枠材間に
用いた状態を示す断面図である。
用いた状態を示す断面図である。
【図6】出窓の屋内側を示す斜視図である。
【図7】従来の取り付け構造を説明する断面図である。
1 方立(金属製枠材)
3b,4b 木製枠材
6 隙間隠蔽部材
7b 係合片(係合部)
8a 押圧操作部
8b 係合脚片
11 取り付け具
Claims (1)
- 【請求項1】金属製枠材の両側に沿って木製枠材を組み
合わせた複合サッシの前記両木製枠材間に隙間隠蔽部材
を取り付ける構造であって、隙間隠蔽部材との係合部
と、中央の押圧操作部とともに略コ形を形成する一対の
係合脚片とを備えて両木製枠材間に介装される取り付け
具を用い、この取り付け具の押圧操作部を金属製枠材に
向けて押圧することにより前記押圧操作部および両係合
脚片を略直線状に変形させて各係合脚片を木製枠材に係
止すると共に、前記係合部に隙間隠蔽部材を係止するこ
とを特徴とする複合サッシの隙間隠蔽部材取り付け構
造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1021891U JP2517586Y2 (ja) | 1991-02-28 | 1991-02-28 | 複合サッシの隙間隠蔽部材取り付け構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1021891U JP2517586Y2 (ja) | 1991-02-28 | 1991-02-28 | 複合サッシの隙間隠蔽部材取り付け構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04107380U true JPH04107380U (ja) | 1992-09-16 |
JP2517586Y2 JP2517586Y2 (ja) | 1996-11-20 |
Family
ID=31900249
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1021891U Expired - Fee Related JP2517586Y2 (ja) | 1991-02-28 | 1991-02-28 | 複合サッシの隙間隠蔽部材取り付け構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2517586Y2 (ja) |
-
1991
- 1991-02-28 JP JP1021891U patent/JP2517586Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2517586Y2 (ja) | 1996-11-20 |
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |