JPH0377561B2 - - Google Patents
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- JPH0377561B2 JPH0377561B2 JP56116142A JP11614281A JPH0377561B2 JP H0377561 B2 JPH0377561 B2 JP H0377561B2 JP 56116142 A JP56116142 A JP 56116142A JP 11614281 A JP11614281 A JP 11614281A JP H0377561 B2 JPH0377561 B2 JP H0377561B2
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- JP
- Japan
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- latching
- record
- center shaft
- turntable
- playback
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- Expired - Lifetime
Links
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- 241001422033 Thestylus Species 0.000 claims description 9
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- 238000004804 winding Methods 0.000 description 6
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- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
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Classifications
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B3/00—Recording by mechanical cutting, deforming or pressing, e.g. of grooves or pits; Reproducing by mechanical sensing; Record carriers therefor
- G11B3/001—Recording by mechanical cutting, deforming or pressing, e.g. of grooves or pits; Reproducing by mechanical sensing; Record carriers therefor with vibrating mechanical coupling means between pick-up element and sound producing element
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B33/00—Constructional parts, details or accessories not provided for in the other groups of this subclass
- G11B33/02—Cabinets; Cases; Stands; Disposition of apparatus therein or thereon
- G11B33/06—Cabinets; Cases; Stands; Disposition of apparatus therein or thereon combined with other apparatus having a different main function
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この発明は、多重音声再生装置に関し、特に、
定トルクスプリングモータとターンテーブルとの
間に設けられる第1のワンウエイクラツチを、掛
止突条部が、センターシヤフトの周囲を転動でき
る掛止片を介して、レコード盤の再生回転方向と
反対方向を向いた掛止面に係合して、定トルクス
プリングモータの駆動力をターンテーブルに伝
え、定トルクスプリングモータの巻上げのときの
回転力は、掛止面にレコード盤再生回転方向に向
つて連続する斜面によつて掛止片を逃がすことに
よつて、ターンテーブルに対して遮断するように
構成し、多重音声再生装置の定トルクスプリング
モータに用いる第1のワンウエイクラツチを簡単
に製作、組付けできるようにするとともに、選択
再生の場合の示標体を回転する際に、逆回転によ
つてレコード盤にピツクアツプが擦らないよう
に、同様の構造のワンウエイクラツチを、示標体
とケーシングとの間に設ける多重音声再生装置に
関する。
定トルクスプリングモータとターンテーブルとの
間に設けられる第1のワンウエイクラツチを、掛
止突条部が、センターシヤフトの周囲を転動でき
る掛止片を介して、レコード盤の再生回転方向と
反対方向を向いた掛止面に係合して、定トルクス
プリングモータの駆動力をターンテーブルに伝
え、定トルクスプリングモータの巻上げのときの
回転力は、掛止面にレコード盤再生回転方向に向
つて連続する斜面によつて掛止片を逃がすことに
よつて、ターンテーブルに対して遮断するように
構成し、多重音声再生装置の定トルクスプリング
モータに用いる第1のワンウエイクラツチを簡単
に製作、組付けできるようにするとともに、選択
再生の場合の示標体を回転する際に、逆回転によ
つてレコード盤にピツクアツプが擦らないよう
に、同様の構造のワンウエイクラツチを、示標体
とケーシングとの間に設ける多重音声再生装置に
関する。
従来、多重音声再生装置のうち、ケーシングに
録音内容を表示し、ターンテーブルに固定された
センターシヤフトを手動で回転して、特定の録音
溝を、前記録音内容の表示に合せるようにした示
標体を有し、駆動源として、スプリングモータを
用いたものが提供されている(特公昭42−17303
号公報参照)。
録音内容を表示し、ターンテーブルに固定された
センターシヤフトを手動で回転して、特定の録音
溝を、前記録音内容の表示に合せるようにした示
標体を有し、駆動源として、スプリングモータを
用いたものが提供されている(特公昭42−17303
号公報参照)。
ちなみに、音声再生装置のうち、定トルクスプ
リングモータを駆動源とし、ターンテーブルと定
トルクスプリングモータとの間にコイルスプリン
グのワンウエイクラツチを用い、定トルクスプリ
ングモータの巻上げの際にターンテーブルを回転
させないようにしたものも提供されている(実公
昭53−28408号公報参照)。
リングモータを駆動源とし、ターンテーブルと定
トルクスプリングモータとの間にコイルスプリン
グのワンウエイクラツチを用い、定トルクスプリ
ングモータの巻上げの際にターンテーブルを回転
させないようにしたものも提供されている(実公
昭53−28408号公報参照)。
この場合、コイルスプリングクラツチは、高精
度に製作して組付けないと、ワンウエイクラツチ
としては不完全に動作し、定トルクスプリングモ
ータを巻上げる際にターンテーブルを回転させて
しまい、レコード盤を傷める可能性があるのみな
らず、再生選択した録音溝をずらしてしまう。
度に製作して組付けないと、ワンウエイクラツチ
としては不完全に動作し、定トルクスプリングモ
ータを巻上げる際にターンテーブルを回転させて
しまい、レコード盤を傷める可能性があるのみな
らず、再生選択した録音溝をずらしてしまう。
この発明は、かかる従来装置にさらに改良を加
え、選択再生の他に不規則再生も行なうことがで
き、しかも、ワンウエイクラツチの部分の製作、
組付けが容易な多重音声再生装置を提供すること
を目的とする。
え、選択再生の他に不規則再生も行なうことがで
き、しかも、ワンウエイクラツチの部分の製作、
組付けが容易な多重音声再生装置を提供すること
を目的とする。
上記目的を達成する本発明は、定トルクスプリ
ングモータによつて駆動されるターンテーブル
が、センターシヤフトを固定的に具備し、かつそ
のセンターシヤフトを介してケーシング内に枢支
されており、レコード盤は、前記ターンテーブル
の上に構成され、かつ、複数本の録音溝を具備し
ており、前記定トルクスプリングモータは、この
定トルクスプリングモータとターンテーブルとの
間に設けられた第1のワンウエイクラツチによつ
て、レコード盤を再生方向にのみ駆動するように
ターンテーブルに係合し、前記レコード盤の上に
は、復帰スプリングによつて常時再生始点の方向
に付勢されているピツクアツプが、トーンアーム
によつて担持架設され、針圧は、スピーカコーン
底部に接合している音伝部材とレコード盤との間
に、前記ピツクアツプを弾力的に挾むことによつ
て惹起せしめられ、定トルクスプリングモータを
巻上げるために設けられた紐が緊張して、ピツク
アツプとレコード盤との吻合が解除されることに
よつて解消し、以つて、所定の録音再生後にピツ
クアツプの再生始点への復帰が許容されるように
構成され、さらに、センターシヤフトの端部に
は、ケーシングCの面板に表示した録音内容Sに
回転して合せることができる示標体を固定してな
る多重音声再生装置において、前記第1のワンウ
エイクラツチが、センターシヤフトを囲むように
配置された案内面内に形成される保持スペース
と、前記案内面からセンターシヤフトの方に向つ
て突出してレコード盤の再生回転方向とは反対方
向に向いた掛止面と、この掛止面の突出先端部か
ら前記案内面に向つて傾斜して延在する斜面と、
前記保持スペース内に収容されてセンターシヤフ
トの周りを転動でき、かつ、前記掛止面の突出量
より大径の掛止片と、センターシヤフトの周りに
放射状に延在し前記掛止面の先端に至らない長さ
の掛止突条部とでなり、前記掛止突条部は定トル
クスプリングモータとターンテーブルとの同軸上
のアセンブリの対向面部においてそのいずれかに
構成され、また、保持スペースは前記アセンブリ
の対向面部において掛止突条部が構成されていな
い側に掛止突条部を収容する如く構成され、前記
示標体と面板との間には、第2のワンウエイクラ
ツチが設けられ、この第2のワンウエイクラツチ
は、面板側に案内面によつてセンターシヤフトを
囲むように配置された保持スペースと、その案内
面からセンターシヤフトの方に向つて突出してレ
コード盤の再生回転方向に向いた掛止面と、この
掛止面の突出先端部から前記案内面に向かつて傾
斜して延在する斜面と、前記保持スペース内に収
容されたセンターシヤフトの周りを転動でき、か
つ、前記掛止面の突出量より大径の掛止片と、示
標体側に形成されていてセンターシヤフトの周り
に放射状に延在し前記掛止面の先端に至らない長
さの掛止突条部とからなる多重音声再生装置とし
たものである。
ングモータによつて駆動されるターンテーブル
が、センターシヤフトを固定的に具備し、かつそ
のセンターシヤフトを介してケーシング内に枢支
されており、レコード盤は、前記ターンテーブル
の上に構成され、かつ、複数本の録音溝を具備し
ており、前記定トルクスプリングモータは、この
定トルクスプリングモータとターンテーブルとの
間に設けられた第1のワンウエイクラツチによつ
て、レコード盤を再生方向にのみ駆動するように
ターンテーブルに係合し、前記レコード盤の上に
は、復帰スプリングによつて常時再生始点の方向
に付勢されているピツクアツプが、トーンアーム
によつて担持架設され、針圧は、スピーカコーン
底部に接合している音伝部材とレコード盤との間
に、前記ピツクアツプを弾力的に挾むことによつ
て惹起せしめられ、定トルクスプリングモータを
巻上げるために設けられた紐が緊張して、ピツク
アツプとレコード盤との吻合が解除されることに
よつて解消し、以つて、所定の録音再生後にピツ
クアツプの再生始点への復帰が許容されるように
構成され、さらに、センターシヤフトの端部に
は、ケーシングCの面板に表示した録音内容Sに
回転して合せることができる示標体を固定してな
る多重音声再生装置において、前記第1のワンウ
エイクラツチが、センターシヤフトを囲むように
配置された案内面内に形成される保持スペース
と、前記案内面からセンターシヤフトの方に向つ
て突出してレコード盤の再生回転方向とは反対方
向に向いた掛止面と、この掛止面の突出先端部か
ら前記案内面に向つて傾斜して延在する斜面と、
前記保持スペース内に収容されてセンターシヤフ
トの周りを転動でき、かつ、前記掛止面の突出量
より大径の掛止片と、センターシヤフトの周りに
放射状に延在し前記掛止面の先端に至らない長さ
の掛止突条部とでなり、前記掛止突条部は定トル
クスプリングモータとターンテーブルとの同軸上
のアセンブリの対向面部においてそのいずれかに
構成され、また、保持スペースは前記アセンブリ
の対向面部において掛止突条部が構成されていな
い側に掛止突条部を収容する如く構成され、前記
示標体と面板との間には、第2のワンウエイクラ
ツチが設けられ、この第2のワンウエイクラツチ
は、面板側に案内面によつてセンターシヤフトを
囲むように配置された保持スペースと、その案内
面からセンターシヤフトの方に向つて突出してレ
コード盤の再生回転方向に向いた掛止面と、この
掛止面の突出先端部から前記案内面に向かつて傾
斜して延在する斜面と、前記保持スペース内に収
容されたセンターシヤフトの周りを転動でき、か
つ、前記掛止面の突出量より大径の掛止片と、示
標体側に形成されていてセンターシヤフトの周り
に放射状に延在し前記掛止面の先端に至らない長
さの掛止突条部とからなる多重音声再生装置とし
たものである。
この発明においては、定トルクスプリングモー
タとターンテーブルとの同軸上のアセンブリにお
ける対向面に、センターシヤフトを囲むように形
成された案内面と、この案内面で画成される保持
スペースと、この保持スペース内に保持された掛
止片と、案内面からセンターシヤフトの方に向つ
て突出し、かつ、レコード盤の再生回転方向と反
対方向に向いた掛止面と、保持スペース内を回転
して掛止片を介して掛止面に掛合さり、動力を定
トルクスプリングモータからターンテーブルに伝
える掛止突条部と、掛止面のセンターシヤフト側
先端より案内面に向つて傾斜し、定トルクスプリ
ングモータ巻上げ回転の際に掛止片を掛止突条部
によつて転動せしめ掛止面には掛合させないよう
に配置した斜面とからなる第1のワンウエイクラ
ツチを設けた。
タとターンテーブルとの同軸上のアセンブリにお
ける対向面に、センターシヤフトを囲むように形
成された案内面と、この案内面で画成される保持
スペースと、この保持スペース内に保持された掛
止片と、案内面からセンターシヤフトの方に向つ
て突出し、かつ、レコード盤の再生回転方向と反
対方向に向いた掛止面と、保持スペース内を回転
して掛止片を介して掛止面に掛合さり、動力を定
トルクスプリングモータからターンテーブルに伝
える掛止突条部と、掛止面のセンターシヤフト側
先端より案内面に向つて傾斜し、定トルクスプリ
ングモータ巻上げ回転の際に掛止片を掛止突条部
によつて転動せしめ掛止面には掛合させないよう
に配置した斜面とからなる第1のワンウエイクラ
ツチを設けた。
したがつて、定トルクスプリングモータの巻上
げ動作のときは、回転力はターンテーブルに伝え
られない。定トルクスプリングモータを巻上げる
紐は、レコード盤の1つの録音溝の再生が終了す
ると、定トルクスプリングモータに巻溜められ、
その状態で、その取手部分がケーシングに開設し
た紐孔等の縁に引つ掛かり緊張する。これによつ
て、ピツクアツプに対する針圧を保障している音
伝部材が持上げられ、ピツクアツプは、復帰スプ
リングによつて、ただちに再生始点に復帰し、そ
の位置で浮上した状態を維持し、ターンテーブル
は、定トルクスプリングモータにより第1のワン
ウエイクラツチを介して駆動されるので、定トル
クスプリングモータが停止しても慣性により空転
する。ターンテーブルの空転は、整数回であるこ
とや同回数であることは現実に非常に少ない。し
たがつて、第1のワンウエイクラツチの掛止面
を、案内面を不等分に分割する少なくとも3個所
に配置することにより、再び定トルクスプリング
モータを巻上げて再生のための回転をさせると、
掛止片が掛止突条部を掛止める掛止面が異なつて
くるので、紐が緩んでピツクアツプに針圧がかか
るタイミングとレコード盤が回転し始めるタイミ
ングがずれてくる。したがつて、ピツクアツプが
吻合する録音溝は、不規則に選択される。上記第
1のワンウエイクラツチは、すなわち、定トルク
スプリングモータの停止後のターンテーブルの空
転を許容するように動作するものである。
げ動作のときは、回転力はターンテーブルに伝え
られない。定トルクスプリングモータを巻上げる
紐は、レコード盤の1つの録音溝の再生が終了す
ると、定トルクスプリングモータに巻溜められ、
その状態で、その取手部分がケーシングに開設し
た紐孔等の縁に引つ掛かり緊張する。これによつ
て、ピツクアツプに対する針圧を保障している音
伝部材が持上げられ、ピツクアツプは、復帰スプ
リングによつて、ただちに再生始点に復帰し、そ
の位置で浮上した状態を維持し、ターンテーブル
は、定トルクスプリングモータにより第1のワン
ウエイクラツチを介して駆動されるので、定トル
クスプリングモータが停止しても慣性により空転
する。ターンテーブルの空転は、整数回であるこ
とや同回数であることは現実に非常に少ない。し
たがつて、第1のワンウエイクラツチの掛止面
を、案内面を不等分に分割する少なくとも3個所
に配置することにより、再び定トルクスプリング
モータを巻上げて再生のための回転をさせると、
掛止片が掛止突条部を掛止める掛止面が異なつて
くるので、紐が緩んでピツクアツプに針圧がかか
るタイミングとレコード盤が回転し始めるタイミ
ングがずれてくる。したがつて、ピツクアツプが
吻合する録音溝は、不規則に選択される。上記第
1のワンウエイクラツチは、すなわち、定トルク
スプリングモータの停止後のターンテーブルの空
転を許容するように動作するものである。
一方、ターンテーブルに固定的に保持されたセ
ンターシヤフトには、示標体が固定され、この示
標体は、ケーシングに表示された録音内容に合せ
ることができるから、ターンテーブルの特定の録
音溝は、示標体と録音内容との示合せによつてピ
ツクアツプに吻合し得る位置に配置され、以つ
て、意識的に特定の録音が再生できる。
ンターシヤフトには、示標体が固定され、この示
標体は、ケーシングに表示された録音内容に合せ
ることができるから、ターンテーブルの特定の録
音溝は、示標体と録音内容との示合せによつてピ
ツクアツプに吻合し得る位置に配置され、以つ
て、意識的に特定の録音が再生できる。
また、示標体とケーシングとの間には、第2の
ワンウエイクラツチが設けられる。この第2のワ
ンウエイクラツチはセンターシヤフトを囲むよう
に形成された案内面と、この案内面で画成される
保持スペースと、この保持スペース内に保持され
た掛止片と、案内面からセンターシヤフトの方に
向つて突出し、かつ、レコード盤の再生回転方向
に向いた掛止面と、保持スペース内を回転して掛
止片を会して掛止面に掛合さり、示標体の回転を
センターシヤフト、ターンテーブル、レコード盤
に伝える掛止突条部と、掛止面のセンターシヤフ
ト側先端より案内面に向つて傾斜している斜面と
でなる。これによつて、示標体をレコード盤の再
生方向と反対方向に回転しようとしたときにこれ
を阻止する。したがつて、示標体を逆回転させて
ターンテーブル、定トルクスプリングモータを逆
回転させ、以つて、紐を緩めてピツクアツプに針
圧をかけた状態でレコード盤を再生回転方向とは
反対方向の回転、すなわち逆回転させたときにピ
ツクアツプがレコード盤に擦り付けられるのを防
止する。
ワンウエイクラツチが設けられる。この第2のワ
ンウエイクラツチはセンターシヤフトを囲むよう
に形成された案内面と、この案内面で画成される
保持スペースと、この保持スペース内に保持され
た掛止片と、案内面からセンターシヤフトの方に
向つて突出し、かつ、レコード盤の再生回転方向
に向いた掛止面と、保持スペース内を回転して掛
止片を会して掛止面に掛合さり、示標体の回転を
センターシヤフト、ターンテーブル、レコード盤
に伝える掛止突条部と、掛止面のセンターシヤフ
ト側先端より案内面に向つて傾斜している斜面と
でなる。これによつて、示標体をレコード盤の再
生方向と反対方向に回転しようとしたときにこれ
を阻止する。したがつて、示標体を逆回転させて
ターンテーブル、定トルクスプリングモータを逆
回転させ、以つて、紐を緩めてピツクアツプに針
圧をかけた状態でレコード盤を再生回転方向とは
反対方向の回転、すなわち逆回転させたときにピ
ツクアツプがレコード盤に擦り付けられるのを防
止する。
かくして、この出願の発明によれば、多重音声
再生装置は、意識的に特定の録音を選択して再生
することができる他に、無意識につまり不特定の
録音を選択する不規則再生を自由に使い分けられ
る。また、ここに用いられた第1及び第2ワンウ
エイクラツチは、コイルスプリングではないの
で、製作、組付けが容易であるのみならず、作動
が確実であつて選択再生に好適する。
再生装置は、意識的に特定の録音を選択して再生
することができる他に、無意識につまり不特定の
録音を選択する不規則再生を自由に使い分けられ
る。また、ここに用いられた第1及び第2ワンウ
エイクラツチは、コイルスプリングではないの
で、製作、組付けが容易であるのみならず、作動
が確実であつて選択再生に好適する。
そして、紐の緊張が音伝部材を直接持上げて針
圧を解消するようになつているので、ピツクアツ
プは、再生が終了すると円滑に再生始点に復帰す
ることができる。
圧を解消するようになつているので、ピツクアツ
プは、再生が終了すると円滑に再生始点に復帰す
ることができる。
第1図〜第7図は、この発明の一つの実施例を
示している。
示している。
第1図の如く、ケーシングCは、短円筒状をな
し、上端には、中央部が凹陥した面板20が冠設
固定してある。この面板20は、その周縁部に録
音内容Sを表示してある。この録音内容Sは、ケ
ーシングC内に枢支されている後述レコード盤に
形成した録音溝の数と内容に相応し、しかも、該
録音溝の導入部分と、再生始点にあるピツクアツ
プの位置とに対して一定の位置関係を保つてい
る。面板20の凹陥部分中央には、ケーシングC
の内部からセンターシヤフト3を突出し、これに
示標体21を固定し、センターシヤフト3ととも
に回転できるようにする。而して、示標体21
は、面板20の凹陥部分に納められ、その中で回
転して前記録音内容Sを示標することができるよ
うに枢支される。図中80は、紐12の先端に結
付けた環状の取手部分であり、81は、紐12を
通す孔である。
し、上端には、中央部が凹陥した面板20が冠設
固定してある。この面板20は、その周縁部に録
音内容Sを表示してある。この録音内容Sは、ケ
ーシングC内に枢支されている後述レコード盤に
形成した録音溝の数と内容に相応し、しかも、該
録音溝の導入部分と、再生始点にあるピツクアツ
プの位置とに対して一定の位置関係を保つてい
る。面板20の凹陥部分中央には、ケーシングC
の内部からセンターシヤフト3を突出し、これに
示標体21を固定し、センターシヤフト3ととも
に回転できるようにする。而して、示標体21
は、面板20の凹陥部分に納められ、その中で回
転して前記録音内容Sを示標することができるよ
うに枢支される。図中80は、紐12の先端に結
付けた環状の取手部分であり、81は、紐12を
通す孔である。
第2図には、示標体21をケーシングCより分
離して、面板20の凹陥部分の構造を示した。す
なわち、凹陥部分の周面には、音声開口82が設
けられ、ケーシングCの内部に連通している。凹
陥部分の上面には、その中央部に、ハブ受孔83
が開設され、そこから、センターシヤフト3が凹
陥部分内に臨んでいる。このセンターシヤフト3
を囲むように、円環状の案内面53が立設され、
その内側に保持スペース54が形成される。案内
面53の外側には、ケーシングCの内部に架設さ
れた後述スピーカコーンの上部に相当する部位
に、音声開孔84が多数開設されている。案内面
53の内側には、センターシヤフト3の方に突出
し、かつ、レコード盤の再生回転方向に向いた掛
止面55と、その先端から案内面53に向つて傾
斜して延在する斜面56とを、夫々4組設けてあ
る。そして、保持スペース54内には、偏平で丸
形の、掛止面55の突出量より大径な掛止片57
が2個収容保持され、案内面53と斜面56との
内側を転動できるようにしてある。
離して、面板20の凹陥部分の構造を示した。す
なわち、凹陥部分の周面には、音声開口82が設
けられ、ケーシングCの内部に連通している。凹
陥部分の上面には、その中央部に、ハブ受孔83
が開設され、そこから、センターシヤフト3が凹
陥部分内に臨んでいる。このセンターシヤフト3
を囲むように、円環状の案内面53が立設され、
その内側に保持スペース54が形成される。案内
面53の外側には、ケーシングCの内部に架設さ
れた後述スピーカコーンの上部に相当する部位
に、音声開孔84が多数開設されている。案内面
53の内側には、センターシヤフト3の方に突出
し、かつ、レコード盤の再生回転方向に向いた掛
止面55と、その先端から案内面53に向つて傾
斜して延在する斜面56とを、夫々4組設けてあ
る。そして、保持スペース54内には、偏平で丸
形の、掛止面55の突出量より大径な掛止片57
が2個収容保持され、案内面53と斜面56との
内側を転動できるようにしてある。
示標体21の裏面には、中空な構造となつてお
り、その中央部に、シヤフト孔85を有する示標
体ハブ86が突設してある。このシヤフト孔85
に、センターシヤフト3を挿入して固定する。セ
ンターシヤフト3をシヤフト孔85に挿入した状
態で、示標体ハブ86は、面板20のハブ受孔8
3に回転できるように挿入され軸受けされる。示
標体ハブ86の上部には、保持スペース54内に
臨み、かつ、前記掛止面55の先端に至らない長
さの掛止突条部59を放射状に設けてある。
り、その中央部に、シヤフト孔85を有する示標
体ハブ86が突設してある。このシヤフト孔85
に、センターシヤフト3を挿入して固定する。セ
ンターシヤフト3をシヤフト孔85に挿入した状
態で、示標体ハブ86は、面板20のハブ受孔8
3に回転できるように挿入され軸受けされる。示
標体ハブ86の上部には、保持スペース54内に
臨み、かつ、前記掛止面55の先端に至らない長
さの掛止突条部59を放射状に設けてある。
この案内面53、掛止面55、斜面56、掛止
片57、掛止突条部59は、示標体21がセンタ
ーシヤフト3に固定されて面板20の凹陥部分に
収納された状態で、第2のワンウエイクラツチ6
0を構成し、これによつてセンターシヤフト3や
後述のレコード盤等が再生回転方向とは反対方向
にいわゆる逆回転させられるのを防止できる。こ
の様子は、第3図にも示してある。
片57、掛止突条部59は、示標体21がセンタ
ーシヤフト3に固定されて面板20の凹陥部分に
収納された状態で、第2のワンウエイクラツチ6
0を構成し、これによつてセンターシヤフト3や
後述のレコード盤等が再生回転方向とは反対方向
にいわゆる逆回転させられるのを防止できる。こ
の様子は、第3図にも示してある。
第3図は、ケーシングC内の構成を示してい
る。すなわち、面板20の下面には、ハブ受孔8
3の外周から下方に延びたスリーブ87が形成さ
れている。そして、このスリーブ87に対向する
如く、ケーシングCの底部中央に軸受ボス88が
形成されている。センターシヤフト3は、この軸
受ボス88に支承され、上端は、示標体ハブ86
を介して、ハブ受孔83に支えられている。この
センターシヤフト3には、軸受ボス88の上端面
に支えられる位置においてターンテーブル2が固
定される。このターンテーブル2の上面には、レ
コード盤4が固定され、ターンテーブル2の周縁
部とレコード盤4の周縁部とで、第4図に示すガ
バナー89にベルト90によつて連絡するための
プーリ溝を形成している。
る。すなわち、面板20の下面には、ハブ受孔8
3の外周から下方に延びたスリーブ87が形成さ
れている。そして、このスリーブ87に対向する
如く、ケーシングCの底部中央に軸受ボス88が
形成されている。センターシヤフト3は、この軸
受ボス88に支承され、上端は、示標体ハブ86
を介して、ハブ受孔83に支えられている。この
センターシヤフト3には、軸受ボス88の上端面
に支えられる位置においてターンテーブル2が固
定される。このターンテーブル2の上面には、レ
コード盤4が固定され、ターンテーブル2の周縁
部とレコード盤4の周縁部とで、第4図に示すガ
バナー89にベルト90によつて連絡するための
プーリ溝を形成している。
ターンテーブル2の上には、同軸的に、しか
も、センターシヤフト3に対しては自由に回転で
きるように、定トルクスプリングモータ1の一方
が配置される。この定トルクスプリングモータ1
の上部には、これと一体に、巻上げ用の紐12を
巻溜めるためのリールRが設けられている。前記
スリーブ87は、このリールRの上面に形成した
環状有底溝に挿入され、リールRと定トルクスプ
リングモータ1とターンテーブル2とを上から軽
く抑えて、これらが軸方向に移動するのを抑止す
る。定トルクスプリングモータ1とターンテーブ
ル2との対向面部には、全体を6で示す第1のワ
ンウエイクラツチが形成される。
も、センターシヤフト3に対しては自由に回転で
きるように、定トルクスプリングモータ1の一方
が配置される。この定トルクスプリングモータ1
の上部には、これと一体に、巻上げ用の紐12を
巻溜めるためのリールRが設けられている。前記
スリーブ87は、このリールRの上面に形成した
環状有底溝に挿入され、リールRと定トルクスプ
リングモータ1とターンテーブル2とを上から軽
く抑えて、これらが軸方向に移動するのを抑止す
る。定トルクスプリングモータ1とターンテーブ
ル2との対向面部には、全体を6で示す第1のワ
ンウエイクラツチが形成される。
そして、図中10は、スピーカコーンであり、
その振動板には、スリーブ87が通る穴91が開
設され、そこに、スリーブ87を通した状態で、
音伝部材11上に固着されて支えられ、音伝部材
11に形成した架設アーム92によつて、ケーシ
ングC内に突設した架設ポスト93上に片持式に
架設される。そして、この音伝部材11は、ケー
シングC内に架設した針圧リーフスプリング94
によつて、レコード盤4の壁面に向つて付勢され
ている。
その振動板には、スリーブ87が通る穴91が開
設され、そこに、スリーブ87を通した状態で、
音伝部材11上に固着されて支えられ、音伝部材
11に形成した架設アーム92によつて、ケーシ
ングC内に突設した架設ポスト93上に片持式に
架設される。そして、この音伝部材11は、ケー
シングC内に架設した針圧リーフスプリング94
によつて、レコード盤4の壁面に向つて付勢され
ている。
音伝部材11の架設アーム92とは、センター
シヤフト3を介して反対側でレコード盤4と音伝
部材11の間に、ピツクアツプ8が浮設されてい
る。而して、音伝部材11は、針圧リーフスプリ
ング94の力により、ピツクアツプ8をレコード
盤4と吻合するように押圧するが、図の如く、音
伝部材11が支持片95を有し、これに巻上げ用
の紐12を通しておけば、紐12が緊張した状態
でピツクアツプ8を押圧しないように音伝部材1
1を支持する。第1のワンウエイクラツチ6、お
よびケーシングC内の他のアセンブリの詳細は、
第4図〜第7図をも合せて参照することによつて
理解できる。
シヤフト3を介して反対側でレコード盤4と音伝
部材11の間に、ピツクアツプ8が浮設されてい
る。而して、音伝部材11は、針圧リーフスプリ
ング94の力により、ピツクアツプ8をレコード
盤4と吻合するように押圧するが、図の如く、音
伝部材11が支持片95を有し、これに巻上げ用
の紐12を通しておけば、紐12が緊張した状態
でピツクアツプ8を押圧しないように音伝部材1
1を支持する。第1のワンウエイクラツチ6、お
よびケーシングC内の他のアセンブリの詳細は、
第4図〜第7図をも合せて参照することによつて
理解できる。
第4図は、ケーシングCの一部を破断し、面板
20を分離した状態を示し、第5図は、ケーシン
グC内を平面的に示しているが、ケーシングC内
の底部周辺には、複数の筒状組付ポスト96が立
設され、面板20には、これに対応する差込みロ
ツド97が設けられ、雌雄結合させて面板20と
ケーシングCとを合体せしめる。
20を分離した状態を示し、第5図は、ケーシン
グC内を平面的に示しているが、ケーシングC内
の底部周辺には、複数の筒状組付ポスト96が立
設され、面板20には、これに対応する差込みロ
ツド97が設けられ、雌雄結合させて面板20と
ケーシングCとを合体せしめる。
ケーシングC内には、この他に、針圧リーフス
プリング94を支えるホストアセンブリ98、ガ
バナ89を支える軸受(図示しない)、定トルク
スプリングモータ1の他方を支えるポスト99、
ピツクアツプ8を支えるポスト100が形成され
ている。なお、ピツクアツプ8は、トーンアーム
9の自由端に設けられ、トーンアーム9がポスト
100に枢着されることにより、レコード盤4の
再生始点(周辺)と再生終点(中央部)との間を
旋回往復できるようになつている。そして、トー
ンアーム9は、復帰スプリング7によつて、常
時、再生始点とレコード盤4の面から離れる上方
に付勢されている。
プリング94を支えるホストアセンブリ98、ガ
バナ89を支える軸受(図示しない)、定トルク
スプリングモータ1の他方を支えるポスト99、
ピツクアツプ8を支えるポスト100が形成され
ている。なお、ピツクアツプ8は、トーンアーム
9の自由端に設けられ、トーンアーム9がポスト
100に枢着されることにより、レコード盤4の
再生始点(周辺)と再生終点(中央部)との間を
旋回往復できるようになつている。そして、トー
ンアーム9は、復帰スプリング7によつて、常
時、再生始点とレコード盤4の面から離れる上方
に付勢されている。
定トルクスプリングモータ1を巻上げる紐12
は、前記音伝部材の支持片95に開設した孔に通
してケーシングCの孔81に通し、取手80でこ
の孔81の縁に引つ掛けてある。なお、第4図中
101は、ガバナ89を収容しこれに内周面で摺
接するガバナシリンダであり、また、102は、
定トルクスプリングモータ1の他方の軸上端部を
支えるための下りポストである。
は、前記音伝部材の支持片95に開設した孔に通
してケーシングCの孔81に通し、取手80でこ
の孔81の縁に引つ掛けてある。なお、第4図中
101は、ガバナ89を収容しこれに内周面で摺
接するガバナシリンダであり、また、102は、
定トルクスプリングモータ1の他方の軸上端部を
支えるための下りポストである。
第3図、第6図、第7図は、主として定トルク
スプリングモータ1とターンテーブル2との間に
構成される第1のワンウエイクラツチ6の構造を
詳しく示している。
スプリングモータ1とターンテーブル2との間に
構成される第1のワンウエイクラツチ6の構造を
詳しく示している。
すなわち、ターンテーブル2の中央部のセンタ
ーシヤフト3の周りに形成された保持スペース6
内には、案内面13からセンターシヤフト3の方
に突出し、かつ、レコード盤4の再生回転方向と
反対方向に向いた掛止面15と、この掛止面15
の突出先端よりレコード盤4の再生回転方向に向
かい、かつ、案内面13の方に傾斜する斜面16
とが形成され、さらに、案内面13と斜面16と
に案内されて保持される偏平で丸形の、掛止面の
突出量より大径な掛止片17が収容保持されてい
る。第6図には、この構造が明瞭に示してある。
これによれば、掛止片17は2個用いられてい
る。そして、レコード盤4は、複数の録音溝5を
有し、それに相応する数々の導入部分501を有
している。而して、図の如く、矢印の方向がレコ
ード盤4の再生回転方向であるとすれば、前記示
標体によつて、レコード盤4をその特定の録音溝
5の導入部分が前記ピツクアツプの寸前に配置す
ればよい。これは、示標体を、録音内容の表示に
合せるだけでよい。第7図に見る如く、掛止面1
5は、案内面13を不等分に三つに分けるように
配置されている。そして、定トルクスプリングモ
ータ1の下面には、放射状に掛止突条部19が2
本形成されている。この掛止突条部19は、掛止
面15の突出先端に至らない長さを有し、定トル
クスプリングモータ1を、第6図一点鎖線矢印に
したがつてターンテーブル2に組付けた状態で、
定トルクスプリングモータ1を巻上げ動作により
レコード盤4の再生回転方向と反対方向に回転さ
せたときは、レコード盤4を駆動することなく自
由に回転でき、再生動作の回転の場合は、第7図
のAの如く、掛止片17が、掛止片15と掛止突
条部19との間に掛かり、定トルクスプリングモ
ータ1とターンテーブル2とをレコード盤4の再
生回転方向に係合するようになつている。
ーシヤフト3の周りに形成された保持スペース6
内には、案内面13からセンターシヤフト3の方
に突出し、かつ、レコード盤4の再生回転方向と
反対方向に向いた掛止面15と、この掛止面15
の突出先端よりレコード盤4の再生回転方向に向
かい、かつ、案内面13の方に傾斜する斜面16
とが形成され、さらに、案内面13と斜面16と
に案内されて保持される偏平で丸形の、掛止面の
突出量より大径な掛止片17が収容保持されてい
る。第6図には、この構造が明瞭に示してある。
これによれば、掛止片17は2個用いられてい
る。そして、レコード盤4は、複数の録音溝5を
有し、それに相応する数々の導入部分501を有
している。而して、図の如く、矢印の方向がレコ
ード盤4の再生回転方向であるとすれば、前記示
標体によつて、レコード盤4をその特定の録音溝
5の導入部分が前記ピツクアツプの寸前に配置す
ればよい。これは、示標体を、録音内容の表示に
合せるだけでよい。第7図に見る如く、掛止面1
5は、案内面13を不等分に三つに分けるように
配置されている。そして、定トルクスプリングモ
ータ1の下面には、放射状に掛止突条部19が2
本形成されている。この掛止突条部19は、掛止
面15の突出先端に至らない長さを有し、定トル
クスプリングモータ1を、第6図一点鎖線矢印に
したがつてターンテーブル2に組付けた状態で、
定トルクスプリングモータ1を巻上げ動作により
レコード盤4の再生回転方向と反対方向に回転さ
せたときは、レコード盤4を駆動することなく自
由に回転でき、再生動作の回転の場合は、第7図
のAの如く、掛止片17が、掛止片15と掛止突
条部19との間に掛かり、定トルクスプリングモ
ータ1とターンテーブル2とをレコード盤4の再
生回転方向に係合するようになつている。
第7図A,Bに見る如く、掛止突条部19の内
側端は、レコード盤4の再生回転方向に指向して
おり、同方向の回転の際に掛止片を案内面の方に
偏寄させるようにしてある。
側端は、レコード盤4の再生回転方向に指向して
おり、同方向の回転の際に掛止片を案内面の方に
偏寄させるようにしてある。
この実施例の多重音声再生装置は、次の如くし
て用いる。
て用いる。
先ず、定トルクスプリングモータ1を巻上げな
い状態では、紐12は、定トルクスプリングモー
タ1の駆動余力とケーシングCの紐の掛止めによ
つて緊張している。したがつて、音伝部材11は
掛上げられた状態となつていて、ピツクアツプ8
には針圧がかかつていないから、再生始点位置に
浮設された状態となつている。
い状態では、紐12は、定トルクスプリングモー
タ1の駆動余力とケーシングCの紐の掛止めによ
つて緊張している。したがつて、音伝部材11は
掛上げられた状態となつていて、ピツクアツプ8
には針圧がかかつていないから、再生始点位置に
浮設された状態となつている。
そこで、示標体21を第1図矢印の方向に回し
て録音内容Sに合せると、ターンテーブル2は、
その上に載置固定されたレコード盤4を、その録
音内容Sに合つた録音溝5の導入部分501を、
前記ピツクアツプ8の寸前に配置する如く回転せ
しめる。
て録音内容Sに合せると、ターンテーブル2は、
その上に載置固定されたレコード盤4を、その録
音内容Sに合つた録音溝5の導入部分501を、
前記ピツクアツプ8の寸前に配置する如く回転せ
しめる。
ここで紐12を引いて定トルクスプリングモー
タ1を巻上げ引き手を離せば、定トルクスプリン
グモータ1は再生回転を始め、紐12は緩んだ状
態で定トルクスプリングモータ1のリールRに巻
溜められる。紐12は、引き手を話した瞬間に緩
むので、針圧リーフスプリング94によりただち
に音伝部材11が降下してピツクアツプ8に針圧
ががけられる。
タ1を巻上げ引き手を離せば、定トルクスプリン
グモータ1は再生回転を始め、紐12は緩んだ状
態で定トルクスプリングモータ1のリールRに巻
溜められる。紐12は、引き手を話した瞬間に緩
むので、針圧リーフスプリング94によりただち
に音伝部材11が降下してピツクアツプ8に針圧
ががけられる。
かくして、一つの録音溝の再生が終ると、第1
のワンウエイクラツチ6の作用によつて、定トル
クスプリングモータ1が紐12の掛止めによつて
停止しても、ターンテーブル2とレコード盤4と
は、慣性によつて適当な回転をして止まる。この
慣性による回転が整数回であることや同一回転数
であることが、実際上少ないことは容易に理解で
きる。
のワンウエイクラツチ6の作用によつて、定トル
クスプリングモータ1が紐12の掛止めによつて
停止しても、ターンテーブル2とレコード盤4と
は、慣性によつて適当な回転をして止まる。この
慣性による回転が整数回であることや同一回転数
であることが、実際上少ないことは容易に理解で
きる。
なお、慣性によるターンテーブル2の回転が始
まる前に定トルクスプリングモータ1とケーシン
グCとの掛止めにより、紐12はすでに緊張して
いるので、音伝部材11は持上げられ、ピツクア
ツプ3は再生始点に復帰している。そして、第1
のワンウエイクラツチ6の不等分なる個所に設け
た掛止面15の位置と、ターンテーブル2の前記
慣性による位置とは、操作者に知ることができ
ず、しかも、ターンテーブル2の録音再生回転が
行なわれるために変化しているので、掛止面15
と掛止突条部19が掛止片17を介して掛合さり
ターンテーブル2、レコード盤4を回転させるタ
イミングと、引き手が緩んでピツクアツプ8がレ
コード盤4の面に接合するタイミングとは、微妙
にずれる。したがつて、ピツクアツプ8が吻合す
る録音溝の導入部分が不規則となり、いわゆるラ
ンダムな再生選択が行なわれる。
まる前に定トルクスプリングモータ1とケーシン
グCとの掛止めにより、紐12はすでに緊張して
いるので、音伝部材11は持上げられ、ピツクア
ツプ3は再生始点に復帰している。そして、第1
のワンウエイクラツチ6の不等分なる個所に設け
た掛止面15の位置と、ターンテーブル2の前記
慣性による位置とは、操作者に知ることができ
ず、しかも、ターンテーブル2の録音再生回転が
行なわれるために変化しているので、掛止面15
と掛止突条部19が掛止片17を介して掛合さり
ターンテーブル2、レコード盤4を回転させるタ
イミングと、引き手が緩んでピツクアツプ8がレ
コード盤4の面に接合するタイミングとは、微妙
にずれる。したがつて、ピツクアツプ8が吻合す
る録音溝の導入部分が不規則となり、いわゆるラ
ンダムな再生選択が行なわれる。
以上説明したように本発明によれば、意識的選
択再生と、無意識ないわゆる不規則再生が可能で
ある。しかも、その構造は、第2のワンウエイク
ラツチの構造が、特にターンテーブルの十分な慣
性回転を許容し、さらに、掛止面の不規則な配置
となつており、さらに、示標体と合理的に組合せ
てあるので、その切換え機構としてはきわめて簡
単であり、第2のワンウエイクラツチの部分の製
作、組付けが容易な多重音声再生装置を提供でき
る。
択再生と、無意識ないわゆる不規則再生が可能で
ある。しかも、その構造は、第2のワンウエイク
ラツチの構造が、特にターンテーブルの十分な慣
性回転を許容し、さらに、掛止面の不規則な配置
となつており、さらに、示標体と合理的に組合せ
てあるので、その切換え機構としてはきわめて簡
単であり、第2のワンウエイクラツチの部分の製
作、組付けが容易な多重音声再生装置を提供でき
る。
第1図はこの発明に係る多重音声再生装置の斜
視図、第2図は同分解斜視図、第3図は第1図3
−3線断面図、第4図はケーシングの一部を破断
し、面板部をケーシングから分離した分解斜視
図、第5図はケーシング内部を示す平面図、第6
図はターンテーブル、レコード盤のアセンブリと
定トルクスプリングモータのアセンブリの分解斜
視図、第7図Aは第1のワンウエイクラツチのタ
ーンテーブル側の平面図、第7図Bは同定トルク
スプリングモータの裏面図である。 1……定トルクスプリングモータ、2……ター
ンテーブル、3……センターシヤフト、4……レ
コード盤、5……録音機、6……第1のワンウエ
イクラツチ、7……復帰スプリング、8……ピツ
クアツプ、9……トーンアーム、10……スピー
カコーン、11……音伝部材、12……紐、13
……案内面、14……保持スペース、15……掛
止面、16……斜面、17……掛止片、19……
掛止突条部、20……面板、21……示標体、S
……録音内容、60……示標体の部分に設けられ
た第2のワンウエイクラツチ、53……案内面、
54……保持スペース、55……掛止面、56…
…斜面、57……掛止片、59……掛止突条部、
C……ケーシング。
視図、第2図は同分解斜視図、第3図は第1図3
−3線断面図、第4図はケーシングの一部を破断
し、面板部をケーシングから分離した分解斜視
図、第5図はケーシング内部を示す平面図、第6
図はターンテーブル、レコード盤のアセンブリと
定トルクスプリングモータのアセンブリの分解斜
視図、第7図Aは第1のワンウエイクラツチのタ
ーンテーブル側の平面図、第7図Bは同定トルク
スプリングモータの裏面図である。 1……定トルクスプリングモータ、2……ター
ンテーブル、3……センターシヤフト、4……レ
コード盤、5……録音機、6……第1のワンウエ
イクラツチ、7……復帰スプリング、8……ピツ
クアツプ、9……トーンアーム、10……スピー
カコーン、11……音伝部材、12……紐、13
……案内面、14……保持スペース、15……掛
止面、16……斜面、17……掛止片、19……
掛止突条部、20……面板、21……示標体、S
……録音内容、60……示標体の部分に設けられ
た第2のワンウエイクラツチ、53……案内面、
54……保持スペース、55……掛止面、56…
…斜面、57……掛止片、59……掛止突条部、
C……ケーシング。
Claims (1)
- 1 定トルクスプリングモータによつて駆動され
るターンテーブルが、センターシヤフトを固定的
に具備し、かつ、そのセンターシヤフトを介して
ケーシング内に枢支されており、レコード盤は、
前記ターンテーブルの上に構成され、かつ、複数
本の録音溝を具備しており、前記定トルクスプリ
ングモータは、この定トルクスプリングモータと
ターンテーブルとの間に設けられた第1のワンウ
エイクラツチによつて、レコード盤を再生方向に
のみ駆動するようにターンテーブルに係合し、前
記レコード盤の上には、復帰スプリングによつて
常時再生始点の方向に付勢されているピツクアツ
プが、トーンアームによつて担持架設され、針圧
は、スピーカコーン底部に接合している音伝部材
とレコード盤との間に、前記ピツクアツプを弾力
的に挾むことによつて惹起せしめられ、定トルク
スプリングモータを巻上げるために設けられた紐
が緊張して、ピツクアツプとレコード盤との吻合
が解除されることによつて解消し、以つて、所定
の録音再生後にピツクアツプの再生始点への復帰
が許容されるように構成され、さらに、センター
シヤフトの端部には、ケーシングの面板に表示し
た録音内容に回転して合せることができる示標体
を固定してなる多重音声再生装置において、前記
第1のワンウエイクラツチが、センターシヤフト
を囲むように配置された案内面内に形成される保
持スペースと、前記案内面からセンターシヤフト
の方に向つて突出してレコード盤の再生回転方向
とは反対方向に向いた掛止面と、この掛止面の突
出先端部から前記案内面に向つて傾斜して延在す
る斜面と、前記保持スペース内に収容されて、セ
ンターシヤフトの周りを転動でき、かつ、前記掛
止面の突出量より大径の掛止片と、センターシヤ
フトの周りに放射状に延在し前記掛止面の先端に
至らない長さの掛止突条部とでなり、前記掛止突
条部は、定トルクスプリングモータとターンテー
ブルとの同軸上のアセンブリの対向面部において
はいずれかに構成され、保持スペースは、前記ア
センブリの対向面部において掛止突条部が構成さ
れていない側に掛止突条部を収容する如く構成さ
れ、前記示標体と面板との間には、第2のワンウ
エイクラツチが設けられ、この第2のワンウエイ
クラツチは、面板側に案内面によつてセンターシ
ヤフトを囲むように配置された保持スペースと、
その案内面からセンターシヤフトの方に向かつて
突出してレコード盤の再生回転方向に向いた掛止
面と、この掛止面の突出先端部から前記案内面に
向かつて傾斜して延在する斜面と、前記保持スペ
ース内に収容されたセンターシヤフトの周りを転
動でき、かつ、前記掛止面の突出量より大径の掛
止片と、示標体側に形成されていてセンターシヤ
フトの周りに放射状に延在し前記掛止面の先端に
至らない長さの掛止突条部とからなる構成とした
ことを特徴とする多重音声再生装置。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP56116142A JPS5817501A (ja) | 1981-07-24 | 1981-07-24 | 多重音声再生装置 |
US06/307,534 US4433404A (en) | 1981-07-24 | 1981-10-01 | Variety playing sound reproducing device |
GB08131255A GB2103006B (en) | 1981-07-24 | 1981-10-16 | Record players |
HK968/85A HK96885A (en) | 1981-07-24 | 1985-11-28 | Record players |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP56116142A JPS5817501A (ja) | 1981-07-24 | 1981-07-24 | 多重音声再生装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
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- 1985-11-28 HK HK968/85A patent/HK96885A/xx not_active IP Right Cessation
Patent Citations (1)
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