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JPH0359253B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0359253B2
JPH0359253B2 JP57032071A JP3207182A JPH0359253B2 JP H0359253 B2 JPH0359253 B2 JP H0359253B2 JP 57032071 A JP57032071 A JP 57032071A JP 3207182 A JP3207182 A JP 3207182A JP H0359253 B2 JPH0359253 B2 JP H0359253B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve
engine
signal
circuit
control
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP57032071A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS58150051A (ja
Inventor
Shigemi Sugino
Kenichi Sasaki
Yoshio Iwasa
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP57032071A priority Critical patent/JPS58150051A/ja
Priority to US06/465,495 priority patent/US4538569A/en
Publication of JPS58150051A publication Critical patent/JPS58150051A/ja
Publication of JPH0359253B2 publication Critical patent/JPH0359253B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02DCONTROLLING COMBUSTION ENGINES
    • F02D13/00Controlling the engine output power by varying inlet or exhaust valve operating characteristics, e.g. timing
    • F02D13/02Controlling the engine output power by varying inlet or exhaust valve operating characteristics, e.g. timing during engine operation
    • F02D13/0276Actuation of an additional valve for a special application, e.g. for decompression, exhaust gas recirculation or cylinder scavenging
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01LCYCLICALLY OPERATING VALVES FOR MACHINES OR ENGINES
    • F01L13/00Modifications of valve-gear to facilitate reversing, braking, starting, changing compression ratio, or other specific operations
    • F01L13/08Modifications of valve-gear to facilitate reversing, braking, starting, changing compression ratio, or other specific operations for decompression, e.g. during starting; for changing compression ratio
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02DCONTROLLING COMBUSTION ENGINES
    • F02D15/00Varying compression ratio
    • F02D15/04Varying compression ratio by alteration of volume of compression space without changing piston stroke
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/12Improving ICE efficiencies

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、エンジンの圧縮比制御装置、詳細
にはエンジンの燃焼室に吸入された混合気等を吸
気路に還流させることにより実質的なエンジンの
圧縮比を制御する装置に関する。
従来のエンジンの圧縮比制御装置としては、例
えば実開昭52−19503号公報や特開昭56−46163号
公報に記載されたものが知られている。
まず、実開昭52−19503号公報に記載されたも
のについて説明すると、クランクシヤフトの回転
をカムシヤフトに伝達するスプロケツトホイール
が中心部材と外周部材とに分割され、これらの両
部材の間にバルブタイミング調整用のリングが軸
方向に移動可能に挿入されている。このリングは
軸線に平行な内周突起とこの内周突起と交叉する
外周突起を有しており、リングの内周突起が前記
中心部材の溝に嵌合し、外周突起が前記外周部材
の溝に嵌合している。中心部材には揺動可能な操
作レバーを有した操作機構が取付けられており、
操作レバーの一端にはフライウエイトが設けられ
他端はリンクに当接している。この操作機構は、
操作レバーのフライウエイトに遠心力が作用する
と、操作レバーの他端がリングを移動する。した
がつて、この圧縮比制御装置はスプロケツトホイ
ールの回転に対応してフライウエイトに作用する
遠心力によりリングを移動させ、リングの移動に
より外周部材が回転方向にずらされてバルブタイ
ミングを調整している。すなわち、この圧縮比制
御装置はエンジンの回転速度に応じて自動的にバ
ルブタイミングを調整して吸気量を調整すること
により実質的な圧縮比を変化させている。
次に、特開昭56−46163号公報に記載されたも
のについて説明すると、ピストンの上部を互に嵌
子にした外方部と内方部に分割し、外方部と内方
部との間に油室を画成するとともに外方部を内方
部に対し摺動可能としている。この油室内への油
の供給はピストンの下降時にコンロツドからの給
油圧により行なわれ、油室内からの油の放出はピ
ストンの上昇時における燃焼室内の圧力と油室内
圧力との圧力関係で制御弁を作動させることによ
り行われる。したがつて、ピストンの外方部はピ
ストンの下降時最大値まで上昇し、ピストンの上
昇時、燃焼室内圧力に基づいて外方部の下降量が
決定される。その結果、この圧縮比制御装置は外
方部の移動量により、すなわちピストン頂部の高
さを変えることにより、エンジンの圧縮比を変化
させている。
しかしながら、このような従来の圧縮比制御装
置は、前者にあつては、カム軸のスプロケツトホ
イールを2分割しその間に挿入されたリングを回
転の遠心力を利用した操作機構で移動させること
によりバルブタイミングを調整して実質的な圧縮
比を制御していたため、回転不釣り合いが生じ易
く有効な圧縮比制御装置が困難であり、また、摺
動部分の摩耗が生じやすく耐久性に欠けるととも
に、カム軸全体を駆動するのに強力な駆動装置が
必要となる等の問題点があつた。また、後者にあ
つては、ピストンの上部を2分割して油室を形成
し、油室内の油の放出を制御弁で制御してピスト
ン頂部の高さを変えることによりエンジンの圧縮
比を制御していたため、構造が複雑で、また油の
気密上の問題からコストが高くなるという問題点
があつた。
この発明は、燃焼室と吸気路とを連通するバイ
パス路と、該バイパス路を開閉する径小の制御弁
と、エンジンの運転状態を検出する検出センサ
と、エンジンのピストン位置に関連するパラメー
タを検出するセンサと、エンジンの運転状態に応
じて前記制御弁の開弁期間を演算する制御回路
と、該制御回路の出力信号に基づいて前記制御弁
をピストンの下死点近傍の位置に対応すると共
に、前記運転状態に応じて増減する所定期間に開
作動させる制御手段と、を備え、燃焼室内空気を
前記径小の制御弁を介して前記吸気路へ還流する
一方、該還流吸気を前記吸気路に設けた径大の吸
気弁を介して燃焼室へ再吸入することにより、上
記問題点を解決することを目的としている。
以下、この発明を図面に基づいて説明する。
第1〜4図は、この発明の一実施例を示す図で
ある。
まず、構成を説明すると、第1図において、1
はピストン2が摺動自在に収納されたシリンダブ
ロツクであり、シリンダブロツク1の上端にはシ
リンダヘツド3が取付けられている。これらのシ
リンダブロツク1、ピストン2及びシリンダヘツ
ド3は燃焼室4を画成しており、シリンダヘツド
3には燃焼室4とインテークマニホールド5とを
連通する吸気路6が形成されると共に図示しない
エキゾーストマニホールドに連通する排気路7が
形成されている。これら吸気路6及び排気路7
は、第2図に示すように形成され、吸気弁8はロ
ツカアーム10の揺動に連動して作動し、公知の
ように吸気路6を介して吸気を燃焼室4へ吸入す
る。ロツカアーム10はカム11の回転により揺
動させる。シリンダヘツド3にはその先端が燃焼
室4に突出する点火プラグ12が取付けられてお
り、更に、シリンダヘツド3には燃焼室4とシリ
ンダヘツド3外部とを連通する孔13が形成され
ており、孔13内にはガイド筒14が固設されて
いる。ガイド筒14の燃焼室4側一端にはシート
面15が形成されており、ガイド筒14の他端に
はスプリングシート16が形成されている。ガイ
ド筒14にはシート面15からガイド筒14中間
部に渡る大径の連通孔17が形成されており、連
通孔17はガイド筒14に形成された貫通孔18
によりシリンダヘツド3に形成された継路19に
連通されている。継路19は図示しない絞り弁よ
りも下流の前記吸気路6に連通しており、これら
連通孔17、貫通孔18および継路19は燃焼室
4と吸気路6とを連通するバイアス路20を構成
している。前記ガイド筒14内にはバルブ21が
摺動自在に挿入されており、バルブ21は、その
先端に前記シート面15に着座してバイパス路2
0を閉止するバルブヘツド21aを有している。
またバルブ21のステムエンドにはスプリングリ
テーナ22が固設されており、スプリングリテー
ナ22と前記スプリングシート16の間にはバル
ブ21をバルブヘツド21aがシート面15に着
座する方向に付勢するバルブスプリング23が介
装されている。これらのバルブ21およびバルブ
スプリング23はバイパス路20を開閉する制御
弁24を構成する。バルブ21のステムエンドに
対向する位置には電磁アクチユエータ25がホル
ダ26を介してシリンダヘツド3に固設されてお
り、電磁アクチユエータ25は、第3図に詳示す
るように構成されている。第3図において、27
はホルダ26を介してシリンダヘツド3に固定さ
れた電磁アクチユエータ25のケースであり、ケ
ース27内にはその一端がケース27外に突出し
たプランジヤ28がバルブ21の軸線延長線上に
摺動自在に挿入されている。ブランジヤ28の一
端はバルブ21のステムエンドに対向し、その他
端にはスプリングリテーナが形成されている。こ
のスプリングリテーナとケース27との間にはプ
ランジヤ28をそれがバルブ21と離隔する方向
へ常に付勢するスプリング29が介装されてい
る。ケース27内にはプランジヤ28を囲むよう
にソレノイド30が収納されており、ソレノイド
30は、通電されると、プランジヤ28をバルブ
21方向に移動させる。ソレノイド30は出力回
路31に接続されており、出力回路31は制御回
路32からの信号によりソレノイド30へ通電す
る。制御回路32は入力回路33からの信号とあ
らかじめ入力されたデータに基づいてソレノイド
30への通電を制御する信号を出力し、入力回路
33には車両の運転状態を検知する検知センサと
して冷却水温センサ34、スタータスイツチ3
5、吸気量センサ36、エンジン回転数センサ3
7、クランク角センサ38からの信号が入力され
ている。冷却水温センサ34は冷却水温を検出し
ており、冷却水温度に比例した電圧信号を出力す
る。スタータスイツチ35はイグニツシヨンスイ
ツチのスタート位置を検出しており、イグニツシ
ヨンキーがスタート位置にあるときにスタータス
イツチ35はON信号を出力する。出力する。吸
気量センサ36はエンジンの燃焼室4内に吸入さ
れる吸入空気流量を検出しており、吸入空気流量
に比例した信号を出力する。エンジン回転数セン
サ37はエンジンの単位時間当りの回転数を検出
しており、エンジンの回転数に比例した信号、例
えばパルス信号、を出力する。クランク角センサ
38はクランク角の180ば信号およびクランク角
の720゜信号を検出しており、これらの信号によ
り、ピストンの位置を表示する信号を出力すると
ともに、複数の気筒中いずれの信号がいずれの気
筒の信号であるかを判別する信号を出力する。
これらの回路は、第4図のように示され、入力
回路33は前記各センサからの信号をデイジタル
変換するとともに波形整形して制御回路32に出
力する。39は制御回路32の判別回路であり、
入力回路33からの冷却水温信号が基準値を超え
ているか否かを判別するとともに、スタータスイ
ツチ35からの信号がON信号であるか、OFF信
号であるかを判別している。また、この判別回路
39は、冷却水温信号が基準値を超えている場合
にはその大きさに比例した信号を、またスタータ
スイツチ35からの信号がON信号である場合に
は、〔1〕の信号を演算回路40に出力し、入力
回路33からの吸気量信号とエンジン回転数信号
はそのまま演算回路40に出力する。演算回路4
0は判別回路39からの信号とあらかじめメモリ
41に入力されているデータをもとに制御弁24
の開弁時間Tを演算して記憶回路42に出力す
る。すなわち、演算回路40は、判別回路39か
らスタータスイツチ35のON信号を示す〔1〕
の信号が入力されると、あらかじめメモリ41に
入力されている開弁時間T1を記憶回路42に出
力し、判別回路39から冷却水温信号が入力され
ると、その大きさとあらかじめメモリ41に記憶
されたデータから開弁時間T2を演算して記憶回
路42に出力する。また、判別回路39から冷却
水温信号が入力されず、判別回路39からエンジ
ンの負荷の大きさを表わす指数である吸気量信号
とエンジン回転数信号だけが入力されると、それ
らの大きさとあらかじめメモリ41に記憶された
データからマツプとして開弁時間T3を演算して
記憶回路42に出力する。このとき、さらに判別
回路39から冷却水温信号も入力されると、これ
ら3要因とメモリ41のデータからマツプとして
開弁時間T4演算して記憶回路42に出力する。
記憶回路42は演算回路40からの各開弁時間
T1,T2,T3,T4を記憶しており、記憶回路42
はカウンタ43に接続されている。カウンタ43
は入力回路33に接続され、入力回路33からク
ランク角センサ38からの信号である気筒判別信
号およびピストン位置信号が入力されている。カ
ウンタ43は入力回路33からの各信号に基づい
て所定開弁時期、例えばピストンの下死点(以下
BDCという)時に開弁指令信号を出力するとと
もに記憶回路42に記憶された開弁時間Tをカウ
ントする。この開弁時間Tは、記憶回路42にス
タート時の開弁時間T1が入力されていると、こ
のT1が他の開弁時間を排してカウンタ43がカ
ウントする開弁時間Tを支配する。この開弁時間
Tをカウントすると、カウンタ43は出力回路3
1への開弁指令信号の出力を停止する。出力回路
31はカウンタ43から開弁指令信号が入力され
ている時間だけ、電磁アクチユエータ25のソレ
ノイド30に通電する。上述の判別回路39演算
回路40、メモリ41、記憶回路42およびカウ
ンタ43は全体として、エンジンの運転状態に応
じて制御弁24の開弁期間を演算する制御回路3
2を構成しており、また、電磁アクチユエータ2
5、出力回路31、制御回路32および入力回路
33は、制御回路32の出力信号に基づいて制御
弁24をピストンの下死点近傍の位置に対応する
所定期間に開作動させる制御手段44を構成して
いる。
次に作用を説明する。
まず、エンジンを始動する場合、イグニツシヨ
ンキーをスタート位置に回すが、このとき、スタ
ータスイツチ35がON信号を入力回路33に出
力する。入力回路33は、スタータスイツチ35
からON信号が入力されると、〔1〕の信号を制
御回路32に出力し、制御回路32は所定の開弁
時期(例えばBDC)から開弁時間T1、すなわち、
ピストン位置に対応する所定期間だけ開弁指令信
号を出力回路31に出力する。出力回路31は、
開弁指令信号が入力されている時だけ、電磁アク
チユエータ25のソレノイド30に通電し、ソレ
ノイド30に通電されるとプランジヤ28がバル
ブ21方向に吸引されてバルブ21のステムエン
ドを押す。したがつて、バルブヘツド21aがシ
ート面15から離間してバイパス路20が開き、
ソレノイド30への通電が遮断されると、スプリ
ング29に付勢されてプランジヤ28がバルブ2
1のステムエンドから離れ、これに応じてバルブ
21がバルブスプリング23に付勢されて移動し
バルブヘツド21aがシート面15に着座する。
一方、開弁時期において、ピストン2は下死点に
あり、燃焼室4内に吸気が充満している。バイパ
ス路20はこの下死点からT1時間だけ開いてお
り、燃焼室4内の吸気はバイパス路20から吸気
路6へ還流される。したがつて、燃焼室4の吸気
量が減少し、実質的な圧縮比が小さくなる。これ
らの様子を示したのが第5図と第6図で、第5図
は制御弁24がBDCからT時間(クランク角で
は0゜〜22゜)だけ開いた状態を示したものであり、
このときの燃焼室4内の圧力とクランク角との関
係を示したものが第6図である。第6図におい
て、実線および破線で表示したものがモータリン
グ運転時の圧力変化を示し、実線が制御弁24が
作動していないとき、すなわち圧縮比割のときの
圧力変化で、破線が制御弁24が作動し圧縮比が
8割のときの圧力変化である。また、一点鎖線お
よび二点鎖線で表示したものが発火運転時の圧力
変化を示し、一点鎖線が圧縮比10割のときの圧力
変化で、二点鎖線が圧縮比8割のときの圧力変化
である。このように制御弁24が電磁アクチユエ
ータ25により作動されてバイパス路20を開
き、燃焼室4室内の吸気がバイパス路20を通し
て絞り弁下流の吸気路6に還流されることによ
り、エンジンの実質的な圧縮比を簡単な構造で、
かつ、精度よく下げることができる。したがつ
て、エンジンの始動時、始動負荷が低減でき、バ
ツテリの消費が改善されるとともに始動性が良く
なる。さらに、混合気により絞り弁やその部品を
劣化させることなく吸気を還流できる。
つぎに、エンジンが始動され低負荷運転時で冷
却水温センサ34からの信号が基準値以下の場合
には、制御回路32の演算回路40が算出する開
弁時間T2は零である。したがつて、制御手段4
4は制御弁24を作動せず、10割の圧縮比となる
ためエンジンは低燃費で、かつ、高出力を出す。
冷却水温センサ34からの信号が基準値を超えて
いるときは、前述のように制御手段44開弁時間
T2だけ制御弁24を作動させバイパス路20を
開く。したがつて、エンジンは低圧縮比となり、
ピストンの焼損やノツキング等を防止することが
できる。
さらに、高負荷運転の場合は、制御手段44は
開弁時間T3あるいは開弁時間T4だけ制御弁24
を作動させる。すなわち、冷却水温センサ34か
らの信号が基準値を超えていないときには、演算
回路40には判別回路39から冷却水温信号が入
力されず、開弁時間Tを決定する要因はエンジン
の吸気量信号と回転数信号だけである。したがつ
て、演算回路40はこれら2つの要因からあらか
じめメモリ41に入力されたデータに基づいてマ
ツプとして開弁時間T3を演算して記憶回路42
に出力する。そのため、制御手段44は、前述の
ように、所定の開弁時期から上記開弁時間T3
け、制御弁24を作動させバイパス路20を開
き、燃焼室4内の吸気がバイパス路20を通して
吸気路6に還流される。また、冷却水温センサ3
4からの信号が基準値を超えているときは、演算
回路40には判別回路39から冷却水温信号が入
力され、開弁時間Tを決定する要因は冷却水温信
号と吸気量信号および回転数信号の3要因であ
る。したがつて、演算回路40はこれら3つの要
因からあらかじめメモリ41に入力されたデータ
に基づいてマツプとして開弁時間T4を演算して
記憶回路42に出力する。そのため、制御手段4
4は、前述のように、所定の開弁時期から上記開
弁時間T4だけ制御弁24を作動させバイパス路
20を開き、燃焼室4内の吸気がバイパス路20
を通して吸気路6に還流される。以上の結果、高
負荷時において、エンジンの実質的な圧縮比が低
減され、エンジンに焼損やノツキングの発生を止
することができる。
なお上記実施例にあつては負荷をエンジンの吸
気量と回転数により決定するものとしたが、これ
に限るものではない。例えば、絞り弁開度、吸気
路負圧、トルク等により負荷を決定することもで
きる。トルクを用いる場合には、例えば第7図に
示すようにトルクの小さい低負荷時に圧縮比を大
きくし、トルクの大きな高負荷時に圧縮比を小さ
くすればよい。
以上説明してきたように、この発明によれば、
エンジンの圧縮比制御装置において、その構成
を、燃焼室と吸気路とを連通するバイパス路と、
該バイパス路を開閉する径小の制御弁と、エンジ
ンの運転状態を検知する検知センサと、エンジン
のピストン位置に関連するパラメータを検出する
センサと、エンジンの運転状態に応じて前記制御
弁の開弁期間を演算する制御回路と、該制御回路
の出力信号に基づいて前記制御弁をピストンの下
死点近傍の位置に対応すると共に、前記運転状態
応じて増逆する所定期間に開作動させる制御手段
と、を備え、燃焼室内空気を前記径小の制御弁を
介して前記吸気路へ還流する一方、該還流吸気を
前記吸気路に設けた径大の吸気弁を介して該燃焼
室へ再吸入するような構成としたため、エンジン
の実質的な圧縮比を確実で、かつ、精度よく制御
することができる。したがつて、低負荷運転時に
は圧縮比を高めて燃費の節減と高出力を得ること
ができ、高負荷運転時には圧縮比を低下してエン
ジンの焼損やノツキング等の発生を確実に防止す
ることができるという効果が得られる。
また、エンジンの運転状態に応じて制御弁の開
弁期間を演算するので、水温、吸気量、回転数な
どに応じて開弁期間を増減制御することができ、
圧縮比の制御を精度よくできる。また、制御弁を
ピストンの下死点近傍の位置に対応して開弁する
と共に、運転状態に応じて増減する所定期間に開
弁するので、エンジンの圧縮行程初期、すなわち
大気圧近傍で燃焼室内吸気を吸気路へ所定量還流
でき、開弁期間と制御弁による吸気の計量精度を
向上することができる。また、燃焼室内吸気を前
記径小の制御弁を介して前記吸気路へ還流する一
方、該還流吸気を前記吸気路に設けた径大の制御
弁を介して該燃焼室へ再吸入するようにしたの
で、通路断面積の小さい制御弁によつて開弁期間
を増減できると共に、運転状態に応じて圧縮比を
精度よく制御することができる効果が得られ、さ
らに、還流吸気を通路断面積の大きい吸気弁を介
して再吸入することにより、制御弁内部における
還流吸気の滞留を抑制でき、還流吸気中のゴミや
堆積物等による制御弁内部の摩耗、固着などを防
止できる効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第4図はこの発明のエンジンの圧縮比
制御装置であり、第1図はそれをエンジンに取り
付けた状態を示す断面図、第2図はシリンダブロ
ツク側からシリンダヘツド下端を見た図、第3図
はその部分拡大断面図、第4図はその回路図、第
5図はこの発明のエンジンの圧縮比制御装置の制
御弁の開弁時期と開弁時間をクランク角との関係
で表わした図、第6図はこの発明のエンジンの圧
縮比制御装置の燃焼室内圧とクランク角との関係
を示す図、第7図はこの発明のエンジンの圧縮比
制御装置の制御要因であるエンジンの負荷をトル
クで表示した場合の圧縮比とトルクとの関係を示
す図である。 4……燃焼室、6……吸気路、20……パイパ
ス路、24……制御弁、32……制御回路、34
……冷却水温センサ、35……スタータスイツ
チ、36,37……負荷センサ、38……クラン
ク角センサ、44……制御手段。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 燃料室と吸気路とを連通するバイパス路と、
    該バイパス路を開閉する径小の制御弁と、エンジ
    ンの運転状態を検知する検知センサと、エンジン
    のピストン位置に関連するパラメータを検出する
    センサと、エンジンの運転状態に応じて前記制御
    弁の開弁期間を演算する制御回路と、該制御回路
    の出力信号に基づいて前記制御弁をピストンの下
    死点近傍の位置に対応すると共に、前記運転状態
    に応じて増減する所定期間に開作動させる制御手
    段と、を備え、燃焼室内空気を前記径小の制御弁
    を介して前記吸気路へ還流する一方、該還流吸気
    を前記吸気路に設けた径大の吸気弁を介して該燃
    焼室へ再吸入するように構成したことを特徴とす
    るエンジンの圧縮比制御装置。
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