JPH0351218Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0351218Y2 JPH0351218Y2 JP8089883U JP8089883U JPH0351218Y2 JP H0351218 Y2 JPH0351218 Y2 JP H0351218Y2 JP 8089883 U JP8089883 U JP 8089883U JP 8089883 U JP8089883 U JP 8089883U JP H0351218 Y2 JPH0351218 Y2 JP H0351218Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cover
- engagement hole
- bracket
- opening
- instrument panel
- Prior art date
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- Expired
Links
- 210000000078 claw Anatomy 0.000 claims description 8
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 3
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 3
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 3
- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 description 3
- 239000000057 synthetic resin Substances 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 1
- 230000009191 jumping Effects 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 1
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 1
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- 230000035939 shock Effects 0.000 description 1
- 239000010959 steel Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Instrument Panels (AREA)
- Connection Of Plates (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
この考案は自動車のインストルメントパネルに
関するものである。
関するものである。
(従来技術)
自動車のフロントウインドの下方に位置し、複
数の計器が取り付けられたインストルメントパネ
ルにおいては、たとえばラジオやステレオなどの
機器類を嵌め込んで取り付けるための開口が設け
られているが、上記の機器類が取り付けられてい
ない場合には、たとえば実開昭52−97743号公報
に開示されているように、インストルメントパネ
ルに設けられた開口にカバー(めくら板)が取り
付けられ、これによつて開口を塞いで外観を向上
させている。
数の計器が取り付けられたインストルメントパネ
ルにおいては、たとえばラジオやステレオなどの
機器類を嵌め込んで取り付けるための開口が設け
られているが、上記の機器類が取り付けられてい
ない場合には、たとえば実開昭52−97743号公報
に開示されているように、インストルメントパネ
ルに設けられた開口にカバー(めくら板)が取り
付けられ、これによつて開口を塞いで外観を向上
させている。
しかしながら、ラジオやステレオなどを取り付
けるための比較的大きな開口をカバーで覆うよう
にした場合には第6図で示すように、自動車の衝
突時において乗員の腕などがカバー22の表面に
衝突したとき、カバー22に対して矢印P方向の
衝撃が加わり、カバー22が仮想線Xで示される
ように撓曲して、係止爪23a,23bと開口2
1の周外縁部との係止が解かれてインストルメン
トパネル20から脱落するという懸念がある。
けるための比較的大きな開口をカバーで覆うよう
にした場合には第6図で示すように、自動車の衝
突時において乗員の腕などがカバー22の表面に
衝突したとき、カバー22に対して矢印P方向の
衝撃が加わり、カバー22が仮想線Xで示される
ように撓曲して、係止爪23a,23bと開口2
1の周外縁部との係止が解かれてインストルメン
トパネル20から脱落するという懸念がある。
(考案の目的)
この考案は上記従来の問題を解決するためにな
されたもので、自動車の衝突時などにおいて乗員
の腕がカバーの表面に衝突しても、カバーが開口
から外れないようにした自動車のインストルメン
トパネルを提供することを目的とする。
されたもので、自動車の衝突時などにおいて乗員
の腕がカバーの表面に衝突しても、カバーが開口
から外れないようにした自動車のインストルメン
トパネルを提供することを目的とする。
(考案の構成)
この考案は、フロントウインドの下方に位置し
複数の計器が取り付けられたインストルメントパ
ネルにおいて、該パネルに形成された開口の内側
に係合孔が形成されたブラケツトを取り付け、上
記開口に係止爪によつて係止されるカバーを取り
付け、該カバーの裏面には上記ブラケツトの係合
孔と対向した位置に突起を形成し、カバーに衝撃
が加わつた際に上記突起が係合孔に嵌り込む用に
構成し、突起が係合孔に嵌り込むことでカバーの
撓曲を小さく制限してカバーを保持するとともに
衝撃を吸収してカバーの飛び出しを防止するよう
になされている。
複数の計器が取り付けられたインストルメントパ
ネルにおいて、該パネルに形成された開口の内側
に係合孔が形成されたブラケツトを取り付け、上
記開口に係止爪によつて係止されるカバーを取り
付け、該カバーの裏面には上記ブラケツトの係合
孔と対向した位置に突起を形成し、カバーに衝撃
が加わつた際に上記突起が係合孔に嵌り込む用に
構成し、突起が係合孔に嵌り込むことでカバーの
撓曲を小さく制限してカバーを保持するとともに
衝撃を吸収してカバーの飛び出しを防止するよう
になされている。
(実施例)
以下、この考案の実施例を図面にしたがつて説
明する。
明する。
第1図はこの考案を適用した自動車のインスト
ルメントパネルを示す斜視図であり、同図におい
てインストルメントパネル1はフロントウインド
2の下方に位置し、運転席と前側補助席(ともに
図示せず)に対向して車体幅方向に設けられてい
る主体部1Aと、この主体部1Aの略中央部から
フロアパネル方向に延出されて、上記運転席と前
側補助席とが仕切られる延出部1Bとからなり、
主体部1Aにはスピードメータやタコメータなど
の複数の計器3が取り付けられている。
ルメントパネルを示す斜視図であり、同図におい
てインストルメントパネル1はフロントウインド
2の下方に位置し、運転席と前側補助席(ともに
図示せず)に対向して車体幅方向に設けられてい
る主体部1Aと、この主体部1Aの略中央部から
フロアパネル方向に延出されて、上記運転席と前
側補助席とが仕切られる延出部1Bとからなり、
主体部1Aにはスピードメータやタコメータなど
の複数の計器3が取り付けられている。
インストルメントパネル1は、第2図で示され
るように、軟質合成樹脂製の表装部1aと、該表
装部1aに覆われている鋼板製の心金1bとで構
成され、とくに延出部1Bにあつては、その表面
にたとえば硬質合成樹脂製の表装パネル4が設け
られ、この表装パネル4は心金1bに対して図外
の複数個所においてビス止めによつて固着されて
いる。
るように、軟質合成樹脂製の表装部1aと、該表
装部1aに覆われている鋼板製の心金1bとで構
成され、とくに延出部1Bにあつては、その表面
にたとえば硬質合成樹脂製の表装パネル4が設け
られ、この表装パネル4は心金1bに対して図外
の複数個所においてビス止めによつて固着されて
いる。
上記第2図において、5は開口を示し、この開
口5はインストルメントパネル1の延出部に取り
付けられるラジオやステレオなどの機器を嵌め込
むためのものであつて、上記機器の大きさに応じ
て形成されている。そして、内側には金属製のブ
ラケツト6が取り付けられている。すなわち、ブ
ラケツト6は両側縁部6a,6bがビス7,7に
よつて上記心金1bに固着されることで開口5の
内側に位置している。また、略中央部には車体前
方に向けて先細に傾斜するテーパ面8を有する係
合孔9が形成され、該係合孔9の両側に透孔10
a,10bが形成されている。
口5はインストルメントパネル1の延出部に取り
付けられるラジオやステレオなどの機器を嵌め込
むためのものであつて、上記機器の大きさに応じ
て形成されている。そして、内側には金属製のブ
ラケツト6が取り付けられている。すなわち、ブ
ラケツト6は両側縁部6a,6bがビス7,7に
よつて上記心金1bに固着されることで開口5の
内側に位置している。また、略中央部には車体前
方に向けて先細に傾斜するテーパ面8を有する係
合孔9が形成され、該係合孔9の両側に透孔10
a,10bが形成されている。
11は合成樹脂製のカバーで、その裏面におけ
る上記ブラケツト6の係合孔9と対向する位置に
円形断面の突起12が形成され、該突起12の先
端部外周には係合孔9のテーパ面8に対応する先
細のテーパ面13が形成されている。また、裏面
の両側部に車体前方に向けて突出する係止爪14
a,14bが形成され、これら係止爪14a,1
4bが開口5の周外縁部に係止されていることで
カバー11が開口5に取り付けられている。この
場合、係止爪14a,14bの先端部はブラケツ
ト6の透孔10a,10bに挿通される。
る上記ブラケツト6の係合孔9と対向する位置に
円形断面の突起12が形成され、該突起12の先
端部外周には係合孔9のテーパ面8に対応する先
細のテーパ面13が形成されている。また、裏面
の両側部に車体前方に向けて突出する係止爪14
a,14bが形成され、これら係止爪14a,1
4bが開口5の周外縁部に係止されていることで
カバー11が開口5に取り付けられている。この
場合、係止爪14a,14bの先端部はブラケツ
ト6の透孔10a,10bに挿通される。
上記構成において、自動車の衝突時において乗
員の腕などが第2図のカバー11の表面に衝突
し、カバー11に対して矢印P方向の衝撃が加わ
つても、第3図で示されるように、ブラケツト6
の係合孔9にカバー11の突起12が押し込ま
れ、係合孔9のテーパ面8に突起12のテーパ面
13が圧接した圧入状態が得られ、カバー11は
撓曲が小さく制限された状態でブラケツト6に保
持され、上記の衝撃が吸収される。したがつて、
カバー11の裏面両側部に形成されている係止爪
14a,14bと開口5の周外縁部との係止が解
かれないことと、上記係合孔9内に突起12が圧
入されることによつて、カバー11がブラケツト
6に保持され、カバー11の車室内への飛び出し
が防止される。
員の腕などが第2図のカバー11の表面に衝突
し、カバー11に対して矢印P方向の衝撃が加わ
つても、第3図で示されるように、ブラケツト6
の係合孔9にカバー11の突起12が押し込ま
れ、係合孔9のテーパ面8に突起12のテーパ面
13が圧接した圧入状態が得られ、カバー11は
撓曲が小さく制限された状態でブラケツト6に保
持され、上記の衝撃が吸収される。したがつて、
カバー11の裏面両側部に形成されている係止爪
14a,14bと開口5の周外縁部との係止が解
かれないことと、上記係合孔9内に突起12が圧
入されることによつて、カバー11がブラケツト
6に保持され、カバー11の車室内への飛び出し
が防止される。
上記実施例では、円形断面の突起12をカバー
11の裏面に形成した例で説明しているけれど
も、突起12の断面形状は上記実施例にのみ限定
されるものではなく、第4a図に示される長方形
断面や第4b図に示される十字状断面としても上
記実施例と同様の効果が得られる。また、ブラケ
ツト6に形成されている係合孔9は、上記実施例
で述べたような車体前方に向けて先細に傾斜する
テーパ面8が設けられているものにのみ限定され
ず、第5図で示されるような単純な透孔であつて
もよい。
11の裏面に形成した例で説明しているけれど
も、突起12の断面形状は上記実施例にのみ限定
されるものではなく、第4a図に示される長方形
断面や第4b図に示される十字状断面としても上
記実施例と同様の効果が得られる。また、ブラケ
ツト6に形成されている係合孔9は、上記実施例
で述べたような車体前方に向けて先細に傾斜する
テーパ面8が設けられているものにのみ限定され
ず、第5図で示されるような単純な透孔であつて
もよい。
(考案の効果)
以上説明したように、この考案によればインス
トルメントパネルに形成された開口に係合孔を形
成したブラケツトが取り付けられ、上記開口に係
止されるカバーが、衝撃によつてブラケツト方向
に撓曲されたときに上記係合孔に対してカバーの
裏面に形成されている突起を嵌合させて、カバー
の撓曲を小さく制限するとともにブラケツトによ
つてカバーを保持するように構成されているか
ら、自動車の衝突時に乗員の腕などがカバーに衝
突してもカバーが開口から外れて車室内に飛び出
さない利点がある。
トルメントパネルに形成された開口に係合孔を形
成したブラケツトが取り付けられ、上記開口に係
止されるカバーが、衝撃によつてブラケツト方向
に撓曲されたときに上記係合孔に対してカバーの
裏面に形成されている突起を嵌合させて、カバー
の撓曲を小さく制限するとともにブラケツトによ
つてカバーを保持するように構成されているか
ら、自動車の衝突時に乗員の腕などがカバーに衝
突してもカバーが開口から外れて車室内に飛び出
さない利点がある。
第1図はこの考案を適用した自動車のインスト
ルメントパネルを示す斜視図、第2図は第1図に
おける−線に沿う拡大断面図、第3図はカバ
ーの撓曲状態を示す断面図、第4a図および第4
b図は突起の変形例を示す斜視図、第5図は係合
孔の変形例を示す断面図、第6図は従来例を示す
断面図である。 1……インストルメントパネル、2……フロン
トウインド、3……計器、5……開口、6……ブ
ラケツト、9……係合孔、11……カバー、12
……突起、14a,14b……係止爪。
ルメントパネルを示す斜視図、第2図は第1図に
おける−線に沿う拡大断面図、第3図はカバ
ーの撓曲状態を示す断面図、第4a図および第4
b図は突起の変形例を示す斜視図、第5図は係合
孔の変形例を示す断面図、第6図は従来例を示す
断面図である。 1……インストルメントパネル、2……フロン
トウインド、3……計器、5……開口、6……ブ
ラケツト、9……係合孔、11……カバー、12
……突起、14a,14b……係止爪。
Claims (1)
- フロントウインドの下方に位置し複数の計器が
取り付けられたインストルメントパネルであつ
て、該パネルに形成された開口には係合孔が形成
されたブラケツトが取り付けられていて、この開
口には係止爪によつて係止されるカバーが取り付
けられており、このカバーの裏面には該カバーが
上記ブラケツト方向に衝撃を受けたときに上記係
合孔に嵌合可能な突起が形成されていることを特
徴とする自動車のインストルメントパネル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8089883U JPS59185139U (ja) | 1983-05-27 | 1983-05-27 | 自動車のインストルメントパネル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8089883U JPS59185139U (ja) | 1983-05-27 | 1983-05-27 | 自動車のインストルメントパネル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59185139U JPS59185139U (ja) | 1984-12-08 |
JPH0351218Y2 true JPH0351218Y2 (ja) | 1991-11-01 |
Family
ID=30210875
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8089883U Granted JPS59185139U (ja) | 1983-05-27 | 1983-05-27 | 自動車のインストルメントパネル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59185139U (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5059690B2 (ja) * | 2008-05-27 | 2012-10-24 | カルソニックカンセイ株式会社 | 車両用パネル部品取付部構造 |
JP2017173701A (ja) * | 2016-03-25 | 2017-09-28 | ヤマハ株式会社 | 取付け構造 |
-
1983
- 1983-05-27 JP JP8089883U patent/JPS59185139U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS59185139U (ja) | 1984-12-08 |
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