JPH0345516B2 - - Google Patents
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- JPH0345516B2 JPH0345516B2 JP61017860A JP1786086A JPH0345516B2 JP H0345516 B2 JPH0345516 B2 JP H0345516B2 JP 61017860 A JP61017860 A JP 61017860A JP 1786086 A JP1786086 A JP 1786086A JP H0345516 B2 JPH0345516 B2 JP H0345516B2
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- JP
- Japan
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- spacer
- terminal
- locking
- housing
- storage chamber
- Prior art date
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- Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、ハウジングに挿着される端子の保持
力を向上させるための2重係止機構を具備する電
気接続用の2重係止コネクタに関する。
力を向上させるための2重係止機構を具備する電
気接続用の2重係止コネクタに関する。
〔従来の技術〕
従来、ハウジングに挿着される電気接続用端子
の保持力を向上させるためのコネクタとして、第
11図に要部縦断面図、第13図に斜視図で示さ
れるものが知られている。
の保持力を向上させるためのコネクタとして、第
11図に要部縦断面図、第13図に斜視図で示さ
れるものが知られている。
すなわち、第11図に示されるコネクタは、ハ
ウジングaの端子収容室b上部に、ハウジングa
の前壁a1から板状のスペーサcを挿入するスペー
サ収容室dが設けられており、端子収容室bに挿
入された端子(図示の場合雌形端子)tは前壁a1
において前方抜けが防止されると共に、端子収容
室b内に前方に向けて突設されたランスeの係止
段部e1を端子tの電気接触部f後端部に係止させ
ることにより後方抜けが防止されるが、この場
合、スペーサcをスペーサ収容室dに挿入し、ラ
ンスeを上方から押えることにより端子の保持力
向上をはかるものである。
ウジングaの端子収容室b上部に、ハウジングa
の前壁a1から板状のスペーサcを挿入するスペー
サ収容室dが設けられており、端子収容室bに挿
入された端子(図示の場合雌形端子)tは前壁a1
において前方抜けが防止されると共に、端子収容
室b内に前方に向けて突設されたランスeの係止
段部e1を端子tの電気接触部f後端部に係止させ
ることにより後方抜けが防止されるが、この場
合、スペーサcをスペーサ収容室dに挿入し、ラ
ンスeを上方から押えることにより端子の保持力
向上をはかるものである。
又、第13図に示されるコネクタは、ハウジン
グgの後部、すなわち電線wが接続された端子
(図示せず)が挿入される側の開口部にリアホル
ダhを嵌合させることにより、挿入された端子の
後方抜けを防止し端子の保持力向上をはかるもの
である。
グgの後部、すなわち電線wが接続された端子
(図示せず)が挿入される側の開口部にリアホル
ダhを嵌合させることにより、挿入された端子の
後方抜けを防止し端子の保持力向上をはかるもの
である。
しかし、第11図に示されるコネクタにあつて
は、第12図に示されるように端子tの端子収容
室bへの挿着が不完全で、ランスeが端子電気接
触部fの上面に位置したままの状態においてもス
ペーサcが挿着される場合があり、この場合には
端子の後方抜けが防止できないのみならず、ハウ
ジング壁をp部において変形させたり、ランスe
や端子tを破損させたりするという欠点がある。
は、第12図に示されるように端子tの端子収容
室bへの挿着が不完全で、ランスeが端子電気接
触部fの上面に位置したままの状態においてもス
ペーサcが挿着される場合があり、この場合には
端子の後方抜けが防止できないのみならず、ハウ
ジング壁をp部において変形させたり、ランスe
や端子tを破損させたりするという欠点がある。
又、第13図に示されるコネクタにあつては、
ハウジングgが図示されるように多極の端子収容
室iを有する場合に、リアホルダhの嵌合に際し
て複数の端子収容室i後部を塞ぐリアホルダhの
複数の壁体h1間に電線wを掻き分け乍ら嵌合させ
る作業が極めて繁雑であり、装着の作業性が悪
く、又、端子の不完全挿着も完全に防止し得ない
という欠点がある。
ハウジングgが図示されるように多極の端子収容
室iを有する場合に、リアホルダhの嵌合に際し
て複数の端子収容室i後部を塞ぐリアホルダhの
複数の壁体h1間に電線wを掻き分け乍ら嵌合させ
る作業が極めて繁雑であり、装着の作業性が悪
く、又、端子の不完全挿着も完全に防止し得ない
という欠点がある。
本発明は、かかる従来のスペーサ又はリアホル
ダを使用して端子保持力の向上をはかるコネクタ
の問題点に着目してなされたもので、ハウジング
に対する正規の端子挿着を迅速確実に行なわせる
ことにより端子の不完全挿着を防止すると同時
に、端子の2重係止による保持力の向上を可能と
したコネクタを提供することを目的とする。
ダを使用して端子保持力の向上をはかるコネクタ
の問題点に着目してなされたもので、ハウジング
に対する正規の端子挿着を迅速確実に行なわせる
ことにより端子の不完全挿着を防止すると同時
に、端子の2重係止による保持力の向上を可能と
したコネクタを提供することを目的とする。
前記の目的を達成するため、本発明の2重係止
コネクタは、ハウジングの端子収容室内に正規位
置に挿着された端子と係合する第1の係止部材を
設けてなるコネクタにおいて、 前記ハウジングの相手方ハウジングとの嵌合側
に端子収容室と隣接するスペーサ収容室を設ける
とともに両収容室間に連通路を設け、 該連通路から端子収容室内に出没可能な2重係
止用可撓アームを有するスペーサを設け、 前記スペーサ収容室とスペーサとの間に、スペ
ーサを仮係止位置と該仮係止係止位置よりも前記
嵌合側にある本係止位置とに保持する手段を設
け、 前記スペーサをスペーサ収容室の前記仮係止位
置まで挿入したのち、前記端子を端子収容室内に
挿入し、次いでスペーサを本係止位置に移動させ
ることにより、前記2重係止用可撓アームが前記
連通路を介して端子と係合し、スペーサによる2
次係止を行う構成を採用した。
コネクタは、ハウジングの端子収容室内に正規位
置に挿着された端子と係合する第1の係止部材を
設けてなるコネクタにおいて、 前記ハウジングの相手方ハウジングとの嵌合側
に端子収容室と隣接するスペーサ収容室を設ける
とともに両収容室間に連通路を設け、 該連通路から端子収容室内に出没可能な2重係
止用可撓アームを有するスペーサを設け、 前記スペーサ収容室とスペーサとの間に、スペ
ーサを仮係止位置と該仮係止係止位置よりも前記
嵌合側にある本係止位置とに保持する手段を設
け、 前記スペーサをスペーサ収容室の前記仮係止位
置まで挿入したのち、前記端子を端子収容室内に
挿入し、次いでスペーサを本係止位置に移動させ
ることにより、前記2重係止用可撓アームが前記
連通路を介して端子と係合し、スペーサによる2
次係止を行う構成を採用した。
以下に本発明を、実施例を示す添付の図面に基
づいて詳細に説明する。
づいて詳細に説明する。
第1図に本発明の2重係止コネクタの斜視図を
ハウジングとスペーサとに分離して示した。
ハウジングとスペーサとに分離して示した。
図において、本発明の2重係止コネクタはハウ
ジングAとスペーサBとから構成される。
ジングAとスペーサBとから構成される。
先ずハウジングAには端子T(図示の場合雌形
端子)が挿着される端子収容室1と、端子収容室
1の下部に隣接してスペーサBが挿着されるスペ
ーサ収容室2とが形成される。
端子)が挿着される端子収容室1と、端子収容室
1の下部に隣接してスペーサBが挿着されるスペ
ーサ収容室2とが形成される。
しかして端子収容室1は、その前部がハウジン
グAの前壁3に設けられた相手端子(図示せず)
の挿入開口部4に、後部が端子Tの挿入開口部5
に夫々連通し、開口部4には端子Tの前方抜け防
止用の突設段部6が形成されている。又、端子収
容室1の内壁(図示の例では上壁)1aには、挿
着された端子Tの1次係止用部材7(図示の場合
端部に係止段部7aを設けたランス7b)が設け
られている。この1次係止用部材7は挿着される
端子構造との関連において種々の変形が可能であ
る。
グAの前壁3に設けられた相手端子(図示せず)
の挿入開口部4に、後部が端子Tの挿入開口部5
に夫々連通し、開口部4には端子Tの前方抜け防
止用の突設段部6が形成されている。又、端子収
容室1の内壁(図示の例では上壁)1aには、挿
着された端子Tの1次係止用部材7(図示の場合
端部に係止段部7aを設けたランス7b)が設け
られている。この1次係止用部材7は挿着される
端子構造との関連において種々の変形が可能であ
る。
又、スペーサ収容室2は、その前部がハウジン
グAの前壁3に設けられたスペーサBの挿入開口
部8に連通し、又、上壁2aにスペーサBの挿入
方向と同方向に端子収容室1との連通路である長
方開口部9が形成される。しかして開口部9の後
方に位置する上壁2aの面2a1は前部より後部に
向けて下方に傾斜したテーパ面に形成されること
が望ましい(第4図参照)。
グAの前壁3に設けられたスペーサBの挿入開口
部8に連通し、又、上壁2aにスペーサBの挿入
方向と同方向に端子収容室1との連通路である長
方開口部9が形成される。しかして開口部9の後
方に位置する上壁2aの面2a1は前部より後部に
向けて下方に傾斜したテーパ面に形成されること
が望ましい(第4図参照)。
又、スペーサ収容室2の両側にスペーサ仮係止
溝10及びスペーサ係止段部11が形成される。
溝10及びスペーサ係止段部11が形成される。
このスペーサ係止段部11はスペーサBの挿入
開口部8の両側をスペーサ収容室2の幅よりやや
大に形成することにより、挿入開口部8の両側後
方に設けられる。又、スペーサ仮係止溝10はス
ペーサ係止段部11のさらに後方に設けられ、そ
の前端部がスペーサBの後述する仮係止突起に対
する仮係止段部10aとして形成されている。上
記スペーサ仮係止溝10は、後述するように、ス
ペーサBの可撓アームと係合して該スペーサBを
仮係止位置に保持し、また、スペーサ係止段部1
1は本係止位置に保持するものである。
開口部8の両側をスペーサ収容室2の幅よりやや
大に形成することにより、挿入開口部8の両側後
方に設けられる。又、スペーサ仮係止溝10はス
ペーサ係止段部11のさらに後方に設けられ、そ
の前端部がスペーサBの後述する仮係止突起に対
する仮係止段部10aとして形成されている。上
記スペーサ仮係止溝10は、後述するように、ス
ペーサBの可撓アームと係合して該スペーサBを
仮係止位置に保持し、また、スペーサ係止段部1
1は本係止位置に保持するものである。
一方、スペーサBは、前方への引張り手段13
を設けた基板12と、基板12の後方に延設さ
れ、端部に係止突起14aを設けた2重係止用の
可撓アーム14と、可撓アーム14の両側にその
延設方向と反対方向に屈折部15cを介して延設
されると共に、端部に係止突起15a及び仮係止
突起15bを設けたスペーサ係止用の可撓アーム
15とを具備し、可撓アーム15は基板12の側
面方向に可撓するように形成される。
を設けた基板12と、基板12の後方に延設さ
れ、端部に係止突起14aを設けた2重係止用の
可撓アーム14と、可撓アーム14の両側にその
延設方向と反対方向に屈折部15cを介して延設
されると共に、端部に係止突起15a及び仮係止
突起15bを設けたスペーサ係止用の可撓アーム
15とを具備し、可撓アーム15は基板12の側
面方向に可撓するように形成される。
しかして可撓アーム15の屈折部15cの両外
側間の幅は、ハウジングAのスペーサ収容室2の
両側壁2b間の幅よりやや小に形成され、2重係
止用可撓アーム14の係止突起14aの幅は開口
部9の開口幅より小に形成される。又、仮係止突
起15bは係止突起15aの上面に小突起状に形
成される。
側間の幅は、ハウジングAのスペーサ収容室2の
両側壁2b間の幅よりやや小に形成され、2重係
止用可撓アーム14の係止突起14aの幅は開口
部9の開口幅より小に形成される。又、仮係止突
起15bは係止突起15aの上面に小突起状に形
成される。
又、スペーサBの前方への引張り手段13とし
ては、本実施例では基板12の底面に、端部を係
止凹部16aとした溝16を設け、一方、スペー
サBの別部材として先端部に凸部17aを設けた
棒状の引張り治具17を用意することにより、引
張り治具17を用いてスペーサBを引張るように
したものである。
ては、本実施例では基板12の底面に、端部を係
止凹部16aとした溝16を設け、一方、スペー
サBの別部材として先端部に凸部17aを設けた
棒状の引張り治具17を用意することにより、引
張り治具17を用いてスペーサBを引張るように
したものである。
又、2重係止用可撓アーム14の端部係止突起
14aの後部は傾斜面14bに形成されている。
14aの後部は傾斜面14bに形成されている。
なお、端子Tは基板18の前部をほぼ函形の電
気接触部19に形成すると共に、後部を電線wに
対する電線接続部20に形成し、さらに基板18
にスペーサBに対する端子係止穴21が形成され
る。
気接触部19に形成すると共に、後部を電線wに
対する電線接続部20に形成し、さらに基板18
にスペーサBに対する端子係止穴21が形成され
る。
先ずスペーサBを後部すなわち2重係止用可撓
アーム14の自由端側から矢線イ方向にハウジン
グAのスペーサ収容室2内に挿入する。この場
合、第2図に示したようにスペーサ係止用可撓ア
ーム15の係止突起部を矢線ロ方向に撓ませてス
ペーサBをスペーサ収容室2内に挿入し、さらに
第3図に示したようにスペーサBを押し込んで、
可撓アーム15の仮係止突起15bをスペーサ仮
係止溝10の仮係止段部10aに係合させて仮係
止する。
アーム14の自由端側から矢線イ方向にハウジン
グAのスペーサ収容室2内に挿入する。この場
合、第2図に示したようにスペーサ係止用可撓ア
ーム15の係止突起部を矢線ロ方向に撓ませてス
ペーサBをスペーサ収容室2内に挿入し、さらに
第3図に示したようにスペーサBを押し込んで、
可撓アーム15の仮係止突起15bをスペーサ仮
係止溝10の仮係止段部10aに係合させて仮係
止する。
この状態で、可撓アーム14の係止突起14a
は、後部傾斜面15bがスペーサ収容室上壁2a
に設けられた開口部9の後縁9aに衝合して下方
に撓み、開口部9の後方上壁2a1に当接する。
は、後部傾斜面15bがスペーサ収容室上壁2a
に設けられた開口部9の後縁9aに衝合して下方
に撓み、開口部9の後方上壁2a1に当接する。
次いで第1図に示されるように、電線wを接続
した端子Tを矢線ハ方向にハウジングAの挿入開
口部5から端子収容室1内に挿入する。この場合
端子Tは第4図に断面図で示されるように、1次
係止用のランス7bが電気接触部19の上面後端
部に一部当接したままの不完全挿着の状態であつ
てもよい。
した端子Tを矢線ハ方向にハウジングAの挿入開
口部5から端子収容室1内に挿入する。この場合
端子Tは第4図に断面図で示されるように、1次
係止用のランス7bが電気接触部19の上面後端
部に一部当接したままの不完全挿着の状態であつ
てもよい。
この状態で引張り治具17をスペーサBの基板
12に設けられた溝16に凸部17aを横向きに
して挿入し、溝16の端部に衝接した時引張り治
具17を矢線ニ方向に回転させて(第1図参照)、
係止凹部16aに凸部17aを係合させる。
12に設けられた溝16に凸部17aを横向きに
して挿入し、溝16の端部に衝接した時引張り治
具17を矢線ニ方向に回転させて(第1図参照)、
係止凹部16aに凸部17aを係合させる。
次いで第5図に示されるように引張り治具17
を矢線ホ方向に引張る。するとスペーサBはスペ
ーサ収容室2内を前方へ引張られて可撓アーム1
4の係止突起14aはスペーサ収容室上壁2aと
の当接から解放され、可撓アーム14の復元力に
より端子Tの基板18に設けられた端子係止穴2
1に係合される。
を矢線ホ方向に引張る。するとスペーサBはスペ
ーサ収容室2内を前方へ引張られて可撓アーム1
4の係止突起14aはスペーサ収容室上壁2aと
の当接から解放され、可撓アーム14の復元力に
より端子Tの基板18に設けられた端子係止穴2
1に係合される。
次いでこの状態で、引張り治具17によりさら
にスペーサBを矢線ホ方向に引張り、第6図に示
されるように係止突起14aを介して端子Tを端
子収容室1内の正規の挿着位置に位置させると、
ランス7bの係止段部7aが端子電気接触部19
の後端部に係止して1次係止が確実に行なわれ
る。
にスペーサBを矢線ホ方向に引張り、第6図に示
されるように係止突起14aを介して端子Tを端
子収容室1内の正規の挿着位置に位置させると、
ランス7bの係止段部7aが端子電気接触部19
の後端部に係止して1次係止が確実に行なわれ
る。
一方、第3図においてスペーサBの可撓アーム
15の仮係止突起15bは、スペーサBが前方に
引張られた時点で容易に仮係止段部10aとの係
合から外れ、又、端子Tが正規の挿着位置に位置
された時点で係止突起15a(仮係止突起15b
も含まれる)はスペーサ挿入開口部8においてス
ペーサ収容室2の両側壁2bとの当接から解放さ
れ、可撓アーム15の復元力により係止突起15
aはスペーサ係止段部11に係止される。その結
果、スペーサBがスペーサ収容室2に本係止(ロ
ツク)される。
15の仮係止突起15bは、スペーサBが前方に
引張られた時点で容易に仮係止段部10aとの係
合から外れ、又、端子Tが正規の挿着位置に位置
された時点で係止突起15a(仮係止突起15b
も含まれる)はスペーサ挿入開口部8においてス
ペーサ収容室2の両側壁2bとの当接から解放さ
れ、可撓アーム15の復元力により係止突起15
aはスペーサ係止段部11に係止される。その結
果、スペーサBがスペーサ収容室2に本係止(ロ
ツク)される。
この状態で、端子Tは端子係止穴21において
スペーサ収容室2内に収容固定されたスペーサB
の係止突起14aとの係合により同時に2重係止
され、端子の保持力が一層強化される。
スペーサ収容室2内に収容固定されたスペーサB
の係止突起14aとの係合により同時に2重係止
され、端子の保持力が一層強化される。
引張り治具17は、端子T及びスペーサBがハ
ウジングAに夫々正規に挿着された後に取り外さ
れる。
ウジングAに夫々正規に挿着された後に取り外さ
れる。
第7図に本発明の2重係止コネクタが2極コネ
クタである場合に使用されるスペーサB′の斜視
図を示した。このスペーサB′の構成は、基板1
2から後方に延設される2重係止用の可撓アーム
14が仕切壁22を介して2本設けられている以
外、前述した単極用のスペーサBと全く同様であ
る。又、このスペーサB′が挿着される2極用ハ
ウジングについては図示しないが、第1図に示さ
れるハウジングA内に前述した端子収容室1が並
列に2個設けられている以外、ハウジングAの構
成と同様である。
クタである場合に使用されるスペーサB′の斜視
図を示した。このスペーサB′の構成は、基板1
2から後方に延設される2重係止用の可撓アーム
14が仕切壁22を介して2本設けられている以
外、前述した単極用のスペーサBと全く同様であ
る。又、このスペーサB′が挿着される2極用ハ
ウジングについては図示しないが、第1図に示さ
れるハウジングA内に前述した端子収容室1が並
列に2個設けられている以外、ハウジングAの構
成と同様である。
第8図に本発明の2重係止コネクタに用いられ
るスペーサの更に他の実施例を示した。この実施
例のスペーサB″は前述したスペーサB′と同様2
極コネクタ用のスペーサであるが、前方への引張
り手段に改変が施こされている。すなわち、スペ
ーサB″の引張り手段は基板12の前面12aに
細径のノツチ部23aを介して引張り棒23を一
体に成形してなるもので、第9図に断面図で示さ
れるように端子T及びスペーサB″が前述した作
用により正規位置に挿着された後は、引張り棒2
3を折り曲げてノツチ部23aを折除すればよ
い。従つて、この実施例のスペーサB″を使用す
るときは、第1図に示される引張り治具17や基
板12に形成される溝16は不要となる。
るスペーサの更に他の実施例を示した。この実施
例のスペーサB″は前述したスペーサB′と同様2
極コネクタ用のスペーサであるが、前方への引張
り手段に改変が施こされている。すなわち、スペ
ーサB″の引張り手段は基板12の前面12aに
細径のノツチ部23aを介して引張り棒23を一
体に成形してなるもので、第9図に断面図で示さ
れるように端子T及びスペーサB″が前述した作
用により正規位置に挿着された後は、引張り棒2
3を折り曲げてノツチ部23aを折除すればよ
い。従つて、この実施例のスペーサB″を使用す
るときは、第1図に示される引張り治具17や基
板12に形成される溝16は不要となる。
本発明の2重係止コネクタは以上詳細に説明し
た構成及び作用よりなるから、以下に列記するよ
うな種々のすぐれた効果が得られる。
た構成及び作用よりなるから、以下に列記するよ
うな種々のすぐれた効果が得られる。
1)端子に対する2重係止用の可撓係止突起を有
するスペーサを使用して、端子を常にハウジン
グ端子収容室の正規位置に移動させ、1次係止
を確実に行なわせると同時に、スペーサにより
2重係止が行なわれるので、端子のハウジング
に対する不完全挿着が完全に解消されると共に
保持力が著しく向上される。
するスペーサを使用して、端子を常にハウジン
グ端子収容室の正規位置に移動させ、1次係止
を確実に行なわせると同時に、スペーサにより
2重係止が行なわれるので、端子のハウジング
に対する不完全挿着が完全に解消されると共に
保持力が著しく向上される。
2)上記の不完全挿着の解消及び保持力の向上効
果は、本発明の防水型のコネクタに適用した場
合に特に顕著に発揮される。すなわち、第10
図に従来の防水コネクタの嵌合状態における断
面図を示したが、このような従来の防水コネク
タでは、ハウジング24,25の後部にゴム栓
26,27及びリアホルダ28,29を夫々嵌
合挿着させることによりにハウジングに挿着さ
れた端子T,T′を2重係止するように構成さ
れている。しかし、端子T,T′が不完全挿着
の場合、ゴム栓26,27をリアホルダ28,
29で押してもゴム栓が柔軟であるため端子を
前進させて不完全挿着を解消することができな
い。そこで、この防水コネクタに本発明のコネ
クタを使用すれば容易に端子の不完全挿着の解
消と同時に保持力の向上をかけることができ
る。
果は、本発明の防水型のコネクタに適用した場
合に特に顕著に発揮される。すなわち、第10
図に従来の防水コネクタの嵌合状態における断
面図を示したが、このような従来の防水コネク
タでは、ハウジング24,25の後部にゴム栓
26,27及びリアホルダ28,29を夫々嵌
合挿着させることによりにハウジングに挿着さ
れた端子T,T′を2重係止するように構成さ
れている。しかし、端子T,T′が不完全挿着
の場合、ゴム栓26,27をリアホルダ28,
29で押してもゴム栓が柔軟であるため端子を
前進させて不完全挿着を解消することができな
い。そこで、この防水コネクタに本発明のコネ
クタを使用すれば容易に端子の不完全挿着の解
消と同時に保持力の向上をかけることができ
る。
3)従来のリアホルダを用いて2重係止する場合
のコネクタのように電線を掻き分けながら挿着
する必要がないので、スペーサ及び端子の完全
挿着を容易かつ迅速に行なうことができ、作業
性を著しく向上させることができる。
のコネクタのように電線を掻き分けながら挿着
する必要がないので、スペーサ及び端子の完全
挿着を容易かつ迅速に行なうことができ、作業
性を著しく向上させることができる。
第1図は本発明の2重係止コネクタをハウジン
グとスペーサ等に分離して示した斜視図、第2図
及び第3図は本発明に係るスペーサをハウジング
のスペーサ収容室に挿着する場合の作用説明図、
第4図乃至第6図は本発明の組立順序を示す作用
説明図、第7図及び第8図は本発明に係るスペー
サの他の実施例を示す斜視図、第9図は第8図の
スペーサを使用した場合の作用説明図、第10図
は従来の防水コネクタの嵌合状態における縦断面
図、第11図及び第12図は従来のスペーサを用
いたコネクタ及びその作用を示す要部縦断面図、
第13図は従来のリアホルダを用いたコネクタの
斜視図である。 A…ハウジング、B,B′,B″…スペーサ、T
…端子、w…電線、1…端子収容室、2…スペー
サ収容室、2a…上壁、7…1次係止部材、8…
スペーサ挿入開口部、9…開口部、10…スペー
サ仮係止溝、11…スペーサ係止段部、12…基
板、14…2重係止用可撓アーム、14a…係止
突起、15…スペーサ係止用可撓アーム、15a
…係止突起、15b…仮係止突起、16…溝、1
7…引張り治具、19…端子電気接触部、21…
端子係止穴。
グとスペーサ等に分離して示した斜視図、第2図
及び第3図は本発明に係るスペーサをハウジング
のスペーサ収容室に挿着する場合の作用説明図、
第4図乃至第6図は本発明の組立順序を示す作用
説明図、第7図及び第8図は本発明に係るスペー
サの他の実施例を示す斜視図、第9図は第8図の
スペーサを使用した場合の作用説明図、第10図
は従来の防水コネクタの嵌合状態における縦断面
図、第11図及び第12図は従来のスペーサを用
いたコネクタ及びその作用を示す要部縦断面図、
第13図は従来のリアホルダを用いたコネクタの
斜視図である。 A…ハウジング、B,B′,B″…スペーサ、T
…端子、w…電線、1…端子収容室、2…スペー
サ収容室、2a…上壁、7…1次係止部材、8…
スペーサ挿入開口部、9…開口部、10…スペー
サ仮係止溝、11…スペーサ係止段部、12…基
板、14…2重係止用可撓アーム、14a…係止
突起、15…スペーサ係止用可撓アーム、15a
…係止突起、15b…仮係止突起、16…溝、1
7…引張り治具、19…端子電気接触部、21…
端子係止穴。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 ハウジングの端子収容室内に正規位置に挿着
された端子と係合する第1の係止部材を設けてな
るコネクタにおいて、 前記ハウジングの相手方ハウジングとの嵌合側
に端子収容室と隣接するスペーサ収容室を設ける
とともに両収容室間に連通路を設け、 該連通路から端子収容室内に出没可能な2重係
止用可撓アームを有するスペーサを設け、 前記スペーサ収容室とスペーサとの間に、スペ
ーサを仮係止位置と該仮係止係止位置よりも前記
嵌合側にある本係止位置とに保持する手段を設
け、 前記スペーサをスペーサ収容室の前記仮係止位
置まで挿入したのち、前記端子を端子収容室内に
挿入し、次いでスペーサを本係止位置に移動させ
ることにより、前記2重係止用可撓アームが前記
連通路を介して端子と係合し、スペーサによる2
次係止を行う構造としたことを特徴とする2重係
止コネクタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1786086A JPS62177878A (ja) | 1986-01-31 | 1986-01-31 | 2重係止コネクタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1786086A JPS62177878A (ja) | 1986-01-31 | 1986-01-31 | 2重係止コネクタ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62177878A JPS62177878A (ja) | 1987-08-04 |
JPH0345516B2 true JPH0345516B2 (ja) | 1991-07-11 |
Family
ID=11955408
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1786086A Granted JPS62177878A (ja) | 1986-01-31 | 1986-01-31 | 2重係止コネクタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS62177878A (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5181862A (en) * | 1991-07-29 | 1993-01-26 | Amp Incorporated | Diagnostic header assembly |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS614174A (ja) * | 1984-06-18 | 1986-01-10 | 菱星電装株式会社 | コネクタ |
-
1986
- 1986-01-31 JP JP1786086A patent/JPS62177878A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS614174A (ja) * | 1984-06-18 | 1986-01-10 | 菱星電装株式会社 | コネクタ |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62177878A (ja) | 1987-08-04 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |