JPH03265783A - 管継手用弾性シール部材 - Google Patents
管継手用弾性シール部材Info
- Publication number
- JPH03265783A JPH03265783A JP2060485A JP6048590A JPH03265783A JP H03265783 A JPH03265783 A JP H03265783A JP 2060485 A JP2060485 A JP 2060485A JP 6048590 A JP6048590 A JP 6048590A JP H03265783 A JPH03265783 A JP H03265783A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pipe
- seal member
- circumferential surface
- elastic seal
- peripheral surface
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims abstract description 21
- 230000037431 insertion Effects 0.000 abstract description 41
- 238000003780 insertion Methods 0.000 abstract description 41
- 238000007789 sealing Methods 0.000 abstract description 33
- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 abstract description 7
- 239000000057 synthetic resin Substances 0.000 abstract description 7
- 229920005989 resin Polymers 0.000 abstract description 5
- 239000011347 resin Substances 0.000 abstract description 5
- 230000000694 effects Effects 0.000 abstract description 4
- 239000006185 dispersion Substances 0.000 abstract 1
- 239000007788 liquid Substances 0.000 description 5
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 3
- 230000006835 compression Effects 0.000 description 2
- 238000007906 compression Methods 0.000 description 2
- 230000007797 corrosion Effects 0.000 description 2
- 238000005260 corrosion Methods 0.000 description 2
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 2
- 230000001771 impaired effect Effects 0.000 description 2
- 241001531957 Opsariichthys uncirostris Species 0.000 description 1
- 230000002542 deteriorative effect Effects 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 238000001746 injection moulding Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Non-Disconnectible Joints And Screw-Threaded Joints (AREA)
- Joints With Pressure Members (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、複数の管体同士の接続、管体と機器との接続
に使用する管継手に設けられており、接続される管体の
端部内周面に液密状態で弾性的に当接する管継手用弾性
シール部材に関する。
に使用する管継手に設けられており、接続される管体の
端部内周面に液密状態で弾性的に当接する管継手用弾性
シール部材に関する。
(従来の技術)
金属管の内周面に合成樹脂層を被覆した内面樹脂被覆管
同士を相互に接続するため等に使用される管継手として
、接続される管の端部の防食機能を有するねじ込み式の
管継手が知られている。例えば、実開昭64−1149
2号公報には、接続すべき管体の端部が内部に挿入され
てねし結合される筒状の継手本体と、該継手本体内に挿
入される管体端部内に挿入されるように設けられた円筒
状の差込み部とを有する管継手が開示されている。
同士を相互に接続するため等に使用される管継手として
、接続される管の端部の防食機能を有するねじ込み式の
管継手が知られている。例えば、実開昭64−1149
2号公報には、接続すべき管体の端部が内部に挿入され
てねし結合される筒状の継手本体と、該継手本体内に挿
入される管体端部内に挿入されるように設けられた円筒
状の差込み部とを有する管継手が開示されている。
この管継手は、差込み部に環状の弾性/−ル部材が外嵌
されている。この弾性シール部材は、断面円形状、ある
いは外方へ突出した断面形状になっている。接続される
管体は、継手本体と差込み部との間に挿入されて該継手
本体の内周面にねし結合される。管体が継手本体内へと
ねじ送りされることにより、順次縮径され、弾性ソール
部材が管体の内周面に液密状態で圧着される。これによ
り、管体内を通流する液体は、継手本体内に挿入され一 − た管体端部に到達せず、従って外部に漏洩するおそれが
なく、さらには、合成樹脂が被覆されていない管体端面
が、確実に防食される。
されている。この弾性シール部材は、断面円形状、ある
いは外方へ突出した断面形状になっている。接続される
管体は、継手本体と差込み部との間に挿入されて該継手
本体の内周面にねし結合される。管体が継手本体内へと
ねじ送りされることにより、順次縮径され、弾性ソール
部材が管体の内周面に液密状態で圧着される。これによ
り、管体内を通流する液体は、継手本体内に挿入され一 − た管体端部に到達せず、従って外部に漏洩するおそれが
なく、さらには、合成樹脂が被覆されていない管体端面
が、確実に防食される。
(発明が解決しようとする課題)
このような従来の管継手では、継手本体内に挿入される
管体と該管体内に挿入される差込み部との間で、弾性シ
ール部材が十分に圧縮されなければ、シール機能が十分
に発揮されない。しかし、継手本体へ管体の端部をねじ
込む場合に、そのねじ込み量が不足すると、管体が十分
に縮径されず、その結果、弾性シール部材は、十分に圧
縮されない。この場合には、弾性シール部材により管体
端部と差込み部とのシール性が損なわれ、管体端部の防
食機能が十分に発揮されず、さらには、液体が外部に漏
洩するおそれがある。また、内周面が合成樹脂層にて被
覆されている管体では、その内周面の合成樹脂層が均一
な厚さで内周面を被覆していないおそれがある。このよ
うな場合に、樹脂層が薄い部分に弾性シール部材が接触
すると、該弾性シール部材は、管体および差込み部によ
り十分に圧縮されず、弾性シール部材のシール機能が損
なわれる。
管体と該管体内に挿入される差込み部との間で、弾性シ
ール部材が十分に圧縮されなければ、シール機能が十分
に発揮されない。しかし、継手本体へ管体の端部をねじ
込む場合に、そのねじ込み量が不足すると、管体が十分
に縮径されず、その結果、弾性シール部材は、十分に圧
縮されない。この場合には、弾性シール部材により管体
端部と差込み部とのシール性が損なわれ、管体端部の防
食機能が十分に発揮されず、さらには、液体が外部に漏
洩するおそれがある。また、内周面が合成樹脂層にて被
覆されている管体では、その内周面の合成樹脂層が均一
な厚さで内周面を被覆していないおそれがある。このよ
うな場合に、樹脂層が薄い部分に弾性シール部材が接触
すると、該弾性シール部材は、管体および差込み部によ
り十分に圧縮されず、弾性シール部材のシール機能が損
なわれる。
弾性シール部材の圧縮不足に起因するシール機能の低下
を防ぐために、弾性シール部材を厚くすることが考えら
れるが、この場合には、内周面の樹脂層が厚くなってい
る管体が接続されると、弾性シール部材が過度に圧縮さ
れ、その耐久性が短時間で損なわれるという問題がある
。
を防ぐために、弾性シール部材を厚くすることが考えら
れるが、この場合には、内周面の樹脂層が厚くなってい
る管体が接続されると、弾性シール部材が過度に圧縮さ
れ、その耐久性が短時間で損なわれるという問題がある
。
本発明は上記従来の問題を解決するものであり、その目
的は、管体の内径のばらつき、あるいは管体のねし込み
量のばらつきによる影響を受けることなく安定してシー
ル機能を発揮し得る管継手用弾性シール部材を提供する
ことにある。本発明の他の目的は、耐久性にすぐれてお
り、長期にわたって安定してシール機能を発揮し得る管
継手用弾性シール部材を提供することにある。
的は、管体の内径のばらつき、あるいは管体のねし込み
量のばらつきによる影響を受けることなく安定してシー
ル機能を発揮し得る管継手用弾性シール部材を提供する
ことにある。本発明の他の目的は、耐久性にすぐれてお
り、長期にわたって安定してシール機能を発揮し得る管
継手用弾性シール部材を提供することにある。
(課題を解決するための手段)
本発明の管継手用弾性シール部材は、接続される管体の
端部内周面に弾性的に当接するように管継手に設けられ
ており、該管体の端部内周面との3− 4− 当接部分をシールする環状の弾性シール部材であって、
外周面に、該管体内周面に液密状態に当接する軸心方向
に並設された複数のシール部を有しており、そのシール
部の少なくとも1つが、外方側になるに連れて順次先鋭
状になった断面三角形状であって、管体の端部内周面に
傾倒した状態で当接するリップ部であることを特徴とし
てなり、そのことにより上記目的が達成される。
端部内周面に弾性的に当接するように管継手に設けられ
ており、該管体の端部内周面との3− 4− 当接部分をシールする環状の弾性シール部材であって、
外周面に、該管体内周面に液密状態に当接する軸心方向
に並設された複数のシール部を有しており、そのシール
部の少なくとも1つが、外方側になるに連れて順次先鋭
状になった断面三角形状であって、管体の端部内周面に
傾倒した状態で当接するリップ部であることを特徴とし
てなり、そのことにより上記目的が達成される。
(作用)
本発明の弾性シール部材は、複数のシール部が接続され
る管体の内周面における軸心方向に離れた複数の部分に
当接する。また、そのシール部の少なくとも1つである
、断面三角形状のリップ部は、接続される管体の内周面
に、所定の方向に傾倒した状態で、弾性的に当接する。
る管体の内周面における軸心方向に離れた複数の部分に
当接する。また、そのシール部の少なくとも1つである
、断面三角形状のリップ部は、接続される管体の内周面
に、所定の方向に傾倒した状態で、弾性的に当接する。
そして、リップ部は、自身の弾性力と管体内あるいは管
継手内の圧力とにより、先鋭的になった外側の先端部が
所定の長さにわたって管体内周面に強く当接される。
継手内の圧力とにより、先鋭的になった外側の先端部が
所定の長さにわたって管体内周面に強く当接される。
(実施例)
以下に本発明を実施例について説明する。
第1因に示すように、本発明の管継手用弾性シール部材
40は、管継手内に設けられている。該管継手は、例え
ば、金属管Hの内周面に合成樹脂層12が被覆された内
面樹脂被覆管である管体1oが接続される。該管体lO
の端部外周面には、端面側になるに連れて順次外径が減
少するテーパー状の雄ねじ部13が設けられている。
40は、管継手内に設けられている。該管継手は、例え
ば、金属管Hの内周面に合成樹脂層12が被覆された内
面樹脂被覆管である管体1oが接続される。該管体lO
の端部外周面には、端面側になるに連れて順次外径が減
少するテーパー状の雄ねじ部13が設けられている。
管継手は、円筒状の継手本体20を有しており、この継
手本体20は、両端部に設けられた保持部21(第1図
には一方の保持部21のみが示されている)と、両保持
部21を連結する円筒状の連結部22とを有する。各保
持部21および連結部22は、金属により一体的に製造
されており、各保持部21内が連結部22よりも大径と
されている。保持部21内には、管体lOの端部が挿入
されて、該管体lOの端部を保持する。保持部21の内
周面には、開口端から内奥側にかけて順次内径が縮径さ
れたテーパー状の雌ねじ部21aが形成されており、該
雌ねじ部21aに、管体lOの雄ねじ部13がねじ結合
される。保持部215− 6− におけるこの雌ねじ部21aが形成された部分よりもさ
らに内奥側の内周面には、凹溝21bが該雌ねじ部21
aに連続して設けられている。該凹溝21bは、保持部
21内周面の全体にわたって連続する環状をしており、
該凹溝21bが、連結部22に連続している。
手本体20は、両端部に設けられた保持部21(第1図
には一方の保持部21のみが示されている)と、両保持
部21を連結する円筒状の連結部22とを有する。各保
持部21および連結部22は、金属により一体的に製造
されており、各保持部21内が連結部22よりも大径と
されている。保持部21内には、管体lOの端部が挿入
されて、該管体lOの端部を保持する。保持部21の内
周面には、開口端から内奥側にかけて順次内径が縮径さ
れたテーパー状の雌ねじ部21aが形成されており、該
雌ねじ部21aに、管体lOの雄ねじ部13がねじ結合
される。保持部215− 6− におけるこの雌ねじ部21aが形成された部分よりもさ
らに内奥側の内周面には、凹溝21bが該雌ねじ部21
aに連続して設けられている。該凹溝21bは、保持部
21内周面の全体にわたって連続する環状をしており、
該凹溝21bが、連結部22に連続している。
該継手本体20内には、合成樹脂にて構成された円筒状
のスリーブ30が設けられている。該スリーブ30は、
継手本体20における連結部22の内周面を被覆するよ
うに密着された支持部31と、該支持部31から、継手
本体20の保持部21内へ、該保持部21内周面とは間
隙をあけた状態で延出する差込み部32とを有する。該
支持部31および差込み部32は、それぞれの内径同士
および外径同士が等しくなっている。支持部31および
差込み部32の連設部分には、外方へ突出する保合部3
3が設けられている。
のスリーブ30が設けられている。該スリーブ30は、
継手本体20における連結部22の内周面を被覆するよ
うに密着された支持部31と、該支持部31から、継手
本体20の保持部21内へ、該保持部21内周面とは間
隙をあけた状態で延出する差込み部32とを有する。該
支持部31および差込み部32は、それぞれの内径同士
および外径同士が等しくなっている。支持部31および
差込み部32の連設部分には、外方へ突出する保合部3
3が設けられている。
該保合部33は、周方向に連続する環状になっている。
該係合部33は、継手本体20における保持部21の凹
溝21b内に嵌入されており、その先端部が凹溝21b
の内部全体に嵌合するように、差込み部32側に屈曲さ
れている。この係合部33の屈曲された先端部33aと
差込み部32との間には間隙が形成されており、係合部
33の先端部33aにおける差込み部32に対向する内
周面には、継手本体の保持部21内周面に形成された雌
ねじ部21aに連続するテーパー状の雌ねじ部33bが
形成されている。
溝21b内に嵌入されており、その先端部が凹溝21b
の内部全体に嵌合するように、差込み部32側に屈曲さ
れている。この係合部33の屈曲された先端部33aと
差込み部32との間には間隙が形成されており、係合部
33の先端部33aにおける差込み部32に対向する内
周面には、継手本体の保持部21内周面に形成された雌
ねじ部21aに連続するテーパー状の雌ねじ部33bが
形成されている。
スリーブ3oの差込み部32は、接続される管体1゜の
内径よりも若干量さい外径を有している。該差込み部3
2の先端は、継手本体20における保持部21先端とほ
ぼ同じ位置に達しており、その先端から内奥側に若干量
れた外周面には、凹溝32aが、全周にわたって環状に
形成されている。そして、該凹溝32内には、管体10
の内周面に圧着される本発明の環状の弾性シール部材4
0が嵌合されている。
内径よりも若干量さい外径を有している。該差込み部3
2の先端は、継手本体20における保持部21先端とほ
ぼ同じ位置に達しており、その先端から内奥側に若干量
れた外周面には、凹溝32aが、全周にわたって環状に
形成されている。そして、該凹溝32内には、管体10
の内周面に圧着される本発明の環状の弾性シール部材4
0が嵌合されている。
該弾性シール部材40は、第2図に示すように、外周部
に軸心方向に並設する3つのリップ部41.42.43
が、管体10の内周面に当接するシール部として設けら
れており、断面が鋸刃状をしている。
に軸心方向に並設する3つのリップ部41.42.43
が、管体10の内周面に当接するシール部として設けら
れており、断面が鋸刃状をしている。
各リップ部41.42.43は、いずれも外側になるに
連れて順次先鋭的になった断面三角形状をしており、周
方向に切れ目なく連続している。差込み部7−− 32の先端側に位置するリップ部41は、差込み部32
の先端側に位置する面が、軸心方向にほぼ直交し、他方
の差込み部32基端側に位置する面が傾斜しており、従
って、断面が直角三角形状になっている。
連れて順次先鋭的になった断面三角形状をしており、周
方向に切れ目なく連続している。差込み部7−− 32の先端側に位置するリップ部41は、差込み部32
の先端側に位置する面が、軸心方向にほぼ直交し、他方
の差込み部32基端側に位置する面が傾斜しており、従
って、断面が直角三角形状になっている。
他のリップ部42および43は、差込み部32先端側に
位置する面が傾斜した断面直角三角形状になっている。
位置する面が傾斜した断面直角三角形状になっている。
そして、各リップ部4L 42、43の先端における外
径は、管体10の合成樹脂層12における肉厚のばらつ
きを考慮した最大内径よりも所定量だけ大きくされてい
る。従って、該弾性シール部材40は、継手本体20に
ねじ込まれた管体10の内周面に、各リップ部4L 4
2、43が所定の長さにわたって押し付けられ、これに
より該リップ部41、42、43が変形する。
径は、管体10の合成樹脂層12における肉厚のばらつ
きを考慮した最大内径よりも所定量だけ大きくされてい
る。従って、該弾性シール部材40は、継手本体20に
ねじ込まれた管体10の内周面に、各リップ部4L 4
2、43が所定の長さにわたって押し付けられ、これに
より該リップ部41、42、43が変形する。
本実施例の管継手では、連結部22を挟んだ他方の端部
も、同様の構造になっている。
も、同様の構造になっている。
このような構成の管継手に管体lOを接続する場合の動
作について説明する。まず、管体10の端部を、継手本
体20の保持部21と、スリーブ30の差込み部32と
の間にねじ込んで、管体10の端部外周面に形成された
雄ねじ部13を、継手本体20における保持部21内周
面の雌ねじ部21aにねじ結合させる。
作について説明する。まず、管体10の端部を、継手本
体20の保持部21と、スリーブ30の差込み部32と
の間にねじ込んで、管体10の端部外周面に形成された
雄ねじ部13を、継手本体20における保持部21内周
面の雌ねじ部21aにねじ結合させる。
保持部2工内にねじ込まれる管体(0の端部は、その外
周面の雄ねじ部13が保持部21のテーパー状になった
雌ねじ部21aにねじ結合されることにより、順次縮径
されつつ、差込み部32に外嵌される。
周面の雄ねじ部13が保持部21のテーパー状になった
雌ねじ部21aにねじ結合されることにより、順次縮径
されつつ、差込み部32に外嵌される。
このとき、差込み部32の先端側部分の外周面に設けら
れた弾性シール部材40は、第3図に示すように、差込
み部32の基端側に位置する2つのリップ部42および
43が、差込み部32の基端側へと傾倒するように変形
し、また、差込み部32の先端側に位置するリップ部4
1が、差込み部32の先端側へと傾倒するように変形す
る。
れた弾性シール部材40は、第3図に示すように、差込
み部32の基端側に位置する2つのリップ部42および
43が、差込み部32の基端側へと傾倒するように変形
し、また、差込み部32の先端側に位置するリップ部4
1が、差込み部32の先端側へと傾倒するように変形す
る。
継手本体20の保持部2エヘ管体10の端部をねじ込む
際には、差込み部32と保持部21との間の空間に存在
する空気が、ねじ込まれる管体10の端部により圧縮さ
れる。このため、管体10が保持部21内にねじ込まれ
ると、差込み部32の基端側へ傾倒した弾性シール部材
40のリップ部42および43が、圧縮された空気の圧
力P.および自身の弾性力により、9 −l〇− 起立されて、各リップ部42および43の外方に位置す
る先端部が、管体10内周面に所定の長さにわたって圧
着される。その結果、差込み部32外周面と管体10内
周面との間が、各リップ部42および43にて確実にソ
ールされる。
際には、差込み部32と保持部21との間の空間に存在
する空気が、ねじ込まれる管体10の端部により圧縮さ
れる。このため、管体10が保持部21内にねじ込まれ
ると、差込み部32の基端側へ傾倒した弾性シール部材
40のリップ部42および43が、圧縮された空気の圧
力P.および自身の弾性力により、9 −l〇− 起立されて、各リップ部42および43の外方に位置す
る先端部が、管体10内周面に所定の長さにわたって圧
着される。その結果、差込み部32外周面と管体10内
周面との間が、各リップ部42および43にて確実にソ
ールされる。
また、接続された管体lO内を液体が通流すると、該管
体10内の圧力が高まり、その内圧P2が、弾性シール
部材40の差込み部32先端側へ傾倒しているリップ部
41を起立させるように作用する。その結果、該リップ
部41の外方に位置する先端部が、この内圧および自身
の弾性力により、管体10の内周面に所定の長さにわた
って圧着され、該リップ部41先端部により、差込み部
32外周面と管体lO内周面との間が、確実にシールさ
れる。
体10内の圧力が高まり、その内圧P2が、弾性シール
部材40の差込み部32先端側へ傾倒しているリップ部
41を起立させるように作用する。その結果、該リップ
部41の外方に位置する先端部が、この内圧および自身
の弾性力により、管体10の内周面に所定の長さにわた
って圧着され、該リップ部41先端部により、差込み部
32外周面と管体lO内周面との間が、確実にシールさ
れる。
これにより、差込み部32外周面と管体10内周面との
間がシールされ、管体10における樹脂層にて被覆され
ていない端面が、管体10内を通流する液体に接触する
おそれがなく、また、その液体が外部に漏洩するおそれ
もない。
間がシールされ、管体10における樹脂層にて被覆され
ていない端面が、管体10内を通流する液体に接触する
おそれがなく、また、その液体が外部に漏洩するおそれ
もない。
この場合、弾性シール部材40における保持部21内奥
側に位置する一対のリップ部42および43が、管体1
0のねし込みに伴って圧縮される空気の圧力P1により
起立状態になるのに対して、管体10の内圧P2により
保持部21開口側に位置する1つのリップ部41が起立
状態になるために、圧縮される空気の圧力P1が管体l
Oの内圧P2よりも大きければ、より安定したシール効
果が得られる。
側に位置する一対のリップ部42および43が、管体1
0のねし込みに伴って圧縮される空気の圧力P1により
起立状態になるのに対して、管体10の内圧P2により
保持部21開口側に位置する1つのリップ部41が起立
状態になるために、圧縮される空気の圧力P1が管体l
Oの内圧P2よりも大きければ、より安定したシール効
果が得られる。
弾性シール部材40における断面三角形状のリップ部は
、第4図に示すように、その先端部における頂角θ1が
20〜1200、他の角度θ2およびθ3が20〜16
0°の範囲内であれば、自身の弾性力が有効に作用して
、先鋭状態になった先端部により確実なシール機能を発
揮する。先端部は出来るだけ尖っていることが好ましい
が、若干の平端面や丸味を有するものであってもよい。
、第4図に示すように、その先端部における頂角θ1が
20〜1200、他の角度θ2およびθ3が20〜16
0°の範囲内であれば、自身の弾性力が有効に作用して
、先鋭状態になった先端部により確実なシール機能を発
揮する。先端部は出来るだけ尖っていることが好ましい
が、若干の平端面や丸味を有するものであってもよい。
先端部の頂角を形成する各面は湾曲状態であってもよい
。
。
このように、本発明の管継手用シール部材4oは、管体
lOの内周面に当接するシール部である各リップ部41
〜43は、先端部が先鋭状になっているために、その先
端部が適当な長さにわたって、比較的11− 2 小さな力で傾倒および起立される。その結果、差込み部
32の外周面に対して管体lOの内周面がある程度離れ
た状態になっていても、各リップ部の先端部が、確実に
管体10内周面から離れた状態になるおそれがなく、そ
の結果、管体10内周面と差込み部32外周面との間が
確実にシールされる。各リップ部は、自身の弾性力のみ
ならず、各す・7ブ部に加わる圧力により管体10の内
周面に密着されるために、弾性シール部材40の全体に
はほとんど圧縮力が加わらず、弾性シール部材40の耐
久性が低下するおそれはない。
lOの内周面に当接するシール部である各リップ部41
〜43は、先端部が先鋭状になっているために、その先
端部が適当な長さにわたって、比較的11− 2 小さな力で傾倒および起立される。その結果、差込み部
32の外周面に対して管体lOの内周面がある程度離れ
た状態になっていても、各リップ部の先端部が、確実に
管体10内周面から離れた状態になるおそれがなく、そ
の結果、管体10内周面と差込み部32外周面との間が
確実にシールされる。各リップ部は、自身の弾性力のみ
ならず、各す・7ブ部に加わる圧力により管体10の内
周面に密着されるために、弾性シール部材40の全体に
はほとんど圧縮力が加わらず、弾性シール部材40の耐
久性が低下するおそれはない。
弾性シール部材40の断面形状は、第2図に示すような
断面三角形状に限らず、例えば、第5図に示すように、
シール部として4つのリップ部4工〜44を有しており
、それぞれの断面三角形状が、差込み部32の基端側に
位置する1個のリップ部44が差込み部32の基端側へ
傾倒されるように、また、他の3つのリップ部41.4
2.43が差込み部32の先端側へ傾倒されるようにさ
れていてもよい。このような断面形状であれば、管体1
0のねじ込みに伴って生じる圧縮空気の圧力P1よりも
、管体1oの内圧P2が大きい場合に、より効果的にシ
ール機能を発揮する。
断面三角形状に限らず、例えば、第5図に示すように、
シール部として4つのリップ部4工〜44を有しており
、それぞれの断面三角形状が、差込み部32の基端側に
位置する1個のリップ部44が差込み部32の基端側へ
傾倒されるように、また、他の3つのリップ部41.4
2.43が差込み部32の先端側へ傾倒されるようにさ
れていてもよい。このような断面形状であれば、管体1
0のねじ込みに伴って生じる圧縮空気の圧力P1よりも
、管体1oの内圧P2が大きい場合に、より効果的にシ
ール機能を発揮する。
管体10のねじ込みに伴う圧縮空気の圧力P1と管体1
0の内圧P2との差が大きい場合等には、弾性シール部
材40は、第6図および第7図に示すように、例えば、
2つのリップ部41および42が、いずれも同じ方向に
傾斜するような断面三角形状にしてもよい。また、圧縮
空気の圧力P1と管体1oにおける内圧P2との差が小
さい場合等には、弾性シール部材40は、第8図に示す
ように、2つのリップ部41および42を、それぞれの
圧力PIおよびP2により異なる方向へ起立されるよう
な断面三角形状として、いずれの圧力に対しても均等に
シール機能が発揮されるようにしてもよい。
0の内圧P2との差が大きい場合等には、弾性シール部
材40は、第6図および第7図に示すように、例えば、
2つのリップ部41および42が、いずれも同じ方向に
傾斜するような断面三角形状にしてもよい。また、圧縮
空気の圧力P1と管体1oにおける内圧P2との差が小
さい場合等には、弾性シール部材40は、第8図に示す
ように、2つのリップ部41および42を、それぞれの
圧力PIおよびP2により異なる方向へ起立されるよう
な断面三角形状として、いずれの圧力に対しても均等に
シール機能が発揮されるようにしてもよい。
さらに、弾性シール部材40は、複数のシール部の少な
くとも1つが、このように断面三角形状のリップ部であ
ればよく、例えば、第9図に示すように、断面三角形状
のリップ部41と断面円形状であって管体10内周面に
当接して圧縮されるシール13 4− 部49とを組み合わせて構成してもよい。このような断
面形状を有する弾性シール部材40では、断面三角形の
リップ部41先端部が、管体10内周面とは離れること
なく確実に当接されるとともに、断面円形状のシール部
49が管体10内周面にて圧縮されることにより大きな
圧縮力でのシール効果が得られる。
くとも1つが、このように断面三角形状のリップ部であ
ればよく、例えば、第9図に示すように、断面三角形状
のリップ部41と断面円形状であって管体10内周面に
当接して圧縮されるシール13 4− 部49とを組み合わせて構成してもよい。このような断
面形状を有する弾性シール部材40では、断面三角形の
リップ部41先端部が、管体10内周面とは離れること
なく確実に当接されるとともに、断面円形状のシール部
49が管体10内周面にて圧縮されることにより大きな
圧縮力でのシール効果が得られる。
管体10内に差し込まれるスリーブ30の差込み部32
は、例えば、第10図に示すように、その先端から弾性
シール部材40が嵌合される凹溝32a内に達するよう
に、軸心方向に延びる複数のスリット34を周方向に適
当な間隔をあけて設けてもよい。このような構成とする
ことにより、凹溝32aを有する差込み部32を持った
継手を、射出成形時のムリ抜きにより、容易に成形する
ことができる。
は、例えば、第10図に示すように、その先端から弾性
シール部材40が嵌合される凹溝32a内に達するよう
に、軸心方向に延びる複数のスリット34を周方向に適
当な間隔をあけて設けてもよい。このような構成とする
ことにより、凹溝32aを有する差込み部32を持った
継手を、射出成形時のムリ抜きにより、容易に成形する
ことができる。
(発明の効果)
本発明の管継手用シール部材は、このように、軸心方向
に複数のシール部が設けられているために、シール性が
向上する。また、シール部の少なくとも1つが、断面三
角形状のリップ部であり、そのリップ部が、接続される
管体の外周面に確実に当接するために、シール機能が確
実に発揮され、管体の挿入量が不足する場合や管体の内
径にばらつきがある場合にも、確実にシール機能が発揮
される。このリップ部には圧縮力がほとんど加わらない
ために、弾性シール部材の耐久性は著しく向上する。
に複数のシール部が設けられているために、シール性が
向上する。また、シール部の少なくとも1つが、断面三
角形状のリップ部であり、そのリップ部が、接続される
管体の外周面に確実に当接するために、シール機能が確
実に発揮され、管体の挿入量が不足する場合や管体の内
径にばらつきがある場合にも、確実にシール機能が発揮
される。このリップ部には圧縮力がほとんど加わらない
ために、弾性シール部材の耐久性は著しく向上する。
4、 ′ の なラ U
第1図は本発明の管継手用弾性シール部材を有する管継
手の一実施例を示す断面図、第2図はその弾性シール部
材を拡大して示す断面図、第3図はその動作を説明する
ための断面図、第4図は弾性シール部材におけるリップ
部の形状を説明するための概略図、第5図〜第9図はそ
れぞれ本発明の他の実施例の弾性シール部材の使用状態
における断面図、第10図は弾性シール部材が外嵌され
るスリーブの他の例を示す一部破断側面図である。
手の一実施例を示す断面図、第2図はその弾性シール部
材を拡大して示す断面図、第3図はその動作を説明する
ための断面図、第4図は弾性シール部材におけるリップ
部の形状を説明するための概略図、第5図〜第9図はそ
れぞれ本発明の他の実施例の弾性シール部材の使用状態
における断面図、第10図は弾性シール部材が外嵌され
るスリーブの他の例を示す一部破断側面図である。
10・・・管体、20・・・継手本体、22・・・保持
部、30・・・スリーブ、32・・・差込み部、40・
・・弾性シール部材、4115− =16−
部、30・・・スリーブ、32・・・差込み部、40・
・・弾性シール部材、4115− =16−
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、接続される管体の端部内周面に弾性的に当接するよ
うに管継手に設けられており、該管体の端部内周面との
当接部分をシールする環状の弾性シール部材であって、 外周面に、該管体内周面に液密状態に当接する軸心方向
に並設された複数のシール部を有しており、そのシール
部の少なくとも1つが、外方側になるに連れて順次先鋭
状になった断面三角形状であって、管体の端部内周面に
傾倒した状態で当接するリップ部であることを特徴とす
る管継手用弾性シール部材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2060485A JP2856487B2 (ja) | 1990-03-12 | 1990-03-12 | 管継手用弾性シール部材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2060485A JP2856487B2 (ja) | 1990-03-12 | 1990-03-12 | 管継手用弾性シール部材 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03265783A true JPH03265783A (ja) | 1991-11-26 |
JP2856487B2 JP2856487B2 (ja) | 1999-02-10 |
Family
ID=13143629
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2060485A Expired - Fee Related JP2856487B2 (ja) | 1990-03-12 | 1990-03-12 | 管継手用弾性シール部材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2856487B2 (ja) |
-
1990
- 1990-03-12 JP JP2060485A patent/JP2856487B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2856487B2 (ja) | 1999-02-10 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4834398A (en) | Pipe gasket | |
JPS6224092A (ja) | 可撓性チユ−ブ用管継手 | |
KR870011410A (ko) | 관로용 연결 박육관 및 그의 접속구조 | |
JPS6125957B2 (ja) | ||
JPH03265783A (ja) | 管継手用弾性シール部材 | |
JP5515495B2 (ja) | 継手 | |
JP4036277B2 (ja) | ゴムパッキン | |
EA013935B1 (ru) | Универсальная непроницаемая для жидкости манжета | |
KR970028028A (ko) | 관 죠인트 | |
KR200184274Y1 (ko) | 합성수지배관용 이음쇠 | |
JPH0313674Y2 (ja) | ||
JPH0234540Y2 (ja) | ||
JPS6346784Y2 (ja) | ||
JP2914700B2 (ja) | 管継手 | |
KR200179789Y1 (ko) | 관 밀봉구 | |
JP2514228B2 (ja) | 管継手用シ―ル部材 | |
JPH03288092A (ja) | 管継手 | |
JP2001254878A (ja) | 蛇腹管用管継手 | |
JP3003501U (ja) | フレキシブルチューブの接続装置 | |
CN101398114A (zh) | 挠性管用接头 | |
JPS6111585Y2 (ja) | ||
JPS5832068Y2 (ja) | 管継手 | |
JP2541059Y2 (ja) | 波形管用継手 | |
JPS6112465Y2 (ja) | ||
JPS6032471Y2 (ja) | ねじ込み式漏れ止め管継手 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |