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JPH03189194A - 熱転写シート - Google Patents

熱転写シート

Info

Publication number
JPH03189194A
JPH03189194A JP1330159A JP33015989A JPH03189194A JP H03189194 A JPH03189194 A JP H03189194A JP 1330159 A JP1330159 A JP 1330159A JP 33015989 A JP33015989 A JP 33015989A JP H03189194 A JPH03189194 A JP H03189194A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
back layer
thermal transfer
layer
transfer sheet
polyparabanic acid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP1330159A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuichi Kaneko
裕一 金子
Hideichiro Takeda
竹田 秀一郎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dai Nippon Printing Co Ltd filed Critical Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority to JP1330159A priority Critical patent/JPH03189194A/ja
Priority to US07/630,037 priority patent/US5100727A/en
Publication of JPH03189194A publication Critical patent/JPH03189194A/ja
Priority to US08/023,137 priority patent/US5286559A/en
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41MPRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
    • B41M5/00Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein
    • B41M5/26Thermography ; Marking by high energetic means, e.g. laser otherwise than by burning, and characterised by the material used
    • B41M5/40Thermography ; Marking by high energetic means, e.g. laser otherwise than by burning, and characterised by the material used characterised by the base backcoat, intermediate, or covering layers, e.g. for thermal transfer dye-donor or dye-receiver sheets; Heat, radiation filtering or absorbing means or layers; combined with other image registration layers or compositions; Special originals for reproduction by thermography
    • B41M5/42Intermediate, backcoat, or covering layers
    • B41M5/44Intermediate, backcoat, or covering layers characterised by the macromolecular compounds
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S428/00Stock material or miscellaneous articles
    • Y10S428/913Material designed to be responsive to temperature, light, moisture
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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    • Y10S428/00Stock material or miscellaneous articles
    • Y10S428/914Transfer or decalcomania
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T428/00Stock material or miscellaneous articles
    • Y10T428/27Web or sheet containing structurally defined element or component, the element or component having a specified weight per unit area [e.g., gms/sq cm, lbs/sq ft, etc.]
    • Y10T428/273Web or sheet containing structurally defined element or component, the element or component having a specified weight per unit area [e.g., gms/sq cm, lbs/sq ft, etc.] of coating
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T428/00Stock material or miscellaneous articles
    • Y10T428/31504Composite [nonstructural laminate]
    • Y10T428/31786Of polyester [e.g., alkyd, etc.]

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Thermal Transfer Or Thermal Recording In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は熱転写シートに関し、更に詳しくは特定の材料
からなる優れた耐熱スリップ層(背面層)を有する新規
な熱転写シートに関する。
(従来の技術及びその問題点) 従来、コンピューターやワードプロセッサーの出カブリ
ントを熱転写方式によって印字する場合には、基材フィ
ルムの一方の面に熱溶融性インキ層を設けた熱転写シー
トが使用されている。
この従来の熱転写シートは、基材フィルムとして厚さl
O乃至20umのコンデンサ紙やパラフィン紙の様な紙
或いは厚さ3乃至20μmのポリエステルやセロファン
の様なプラスチックのフイルムを用い、ワックスに顔料
や染料等の着色剤を混合した熱溶融性インキ層をコーテ
ィングにより設けて製造したものである。
又、基材フィルムとしてプラスチックフィルムの様に熱
に弱い材料を用いる場合には、印字時にサーマルヘッド
が粘着(スティッキング)して、サーマルヘッドの剥離
及びスリップ性が損なわれたり、基材フィルムが破れた
りする等の問題が発生する。
この為に、耐熱性の高い熱硬化性樹脂等からなる耐熱層
を形成する方法が提案されているが、この方法では、耐
熱層の形成時に架橋剤等の硬化剤の使用が必要であり、
従って塗工液として2液タイプが必要で、更に基材フィ
ルムがプラスチックフィルムであることから、塗工後に
は比較的低温で数十時間に及ぶ長時間の熱処理が要求さ
れ、工程上非常に煩雑であるばかりでな(、厳格な温度
管理をしないと熱処理中に皺が発生するいう問題がある
この様な問題点を解決する方法として、種々の高軟化点
の熱可塑性樹脂を用いる方法が提案されているが、これ
らの耐熱性樹脂は、一般の工業用有機溶剤に溶解が困難
で、薄層の形成が容易ではない。又、いずれも使用する
樹脂が熱可塑性樹脂であることから、形成される背面層
の耐熱性には限界があり、又、基材フィルムとの接着性
に劣り実用性のある背面層は形成されなかった。
従って、本発明の目的は以上の如き従来技術の欠点を解
決し、熱可塑性樹脂を含む一液型塗工液を使用し、煩雑
の熱処理等を要することな(、優れた耐熱性を有する背
面層を設けた熱転写シートを提供することである。
(問題点を解決する為の手段) 上記目的は以下の本発明によって達成される。
即ち、本発明は、基材フィルムの一方の面に加熱により
溶融する転写インキ層を有し、サーマルヘッドが接する
基材フィルムの他方の面に背面層を設けてなる熱転写シ
ートにおいて、該背面層がポリパラバン酸をバインダー
の主成分として形成されていることを特徴とする熱転写
シートである。
(作  用) 背面層を形成する樹脂としてポリパラバン酸を使用する
ことによって、煩雑の熱処理等を要することなく、優れ
た耐熱性を有する背面層を設けた熱転写シートが提供さ
れる。
(好ましい実施態様) 次に好ましい実施態様により本発明を更に詳しく説明す
る。
本発明で用いる基材フィルムとしては、従来の熱転写シ
ートに使用されていると同じ基材フィルムがそのまま用
いることが出来ると共に、その他のものも使用すること
が出来、特に制限されない。
好ましい基材フィルムの具体例としては、例えば、ポリ
エステル、ポリプロピレン、セロハン、ポリカーボネー
ト、酢酸セルロース、ポリエチレン、ポリ塩化ビニル、
ポリスチレン、ナイロン、ポリイミド、ポリ塩化ビニリ
デン、ポリビニルアルコール、フッ素樹脂、塩化ゴム、
アイオノマー等のプラスチックフィルム、コンデンサー
紙、パラフィン紙等の紙類、不織布等があり、又、これ
らを複合した基材フィルムであってもよい。
この基材フィルムの厚さは、その強度及び熱伝導性が適
切になる様に材料に応じて適宜変更することが出来るが
、その厚さは0.5乃至50μm、好ましくは3乃11
01Lである。
本発明を主として特徴づける背面層は、上記の基材フィ
ルムの一方の面に設けるものであり、基材フィルムとし
て、例えば、ポリエチレンテレフタレートフィルムの様
に比較的耐熱性に優れたものを用いるのが好ましい。
上記の背面層は、本発明ではバインダー樹脂としてポリ
パラバン酸を主成分とし、その他の必要な添加剤から形
成される。
本発明で使用するポリパラバン酸は、下記式(1)及び
(2)の繰り返し単位を含む重合体である。
(但し式(1)におけるRは置換基を有していてもよい
同−又は異なる2価の有機基を表す、)上記ポリパラバ
ン酸はシイイソシアネート化合物とシアン化水素の環化
付加重合物を加水分解して得られるものであって、上記
ジイソシアネートとして単独のジイソシアネートを使用
すれば単独重合体が得られ、又、複数のジイソシアネー
ト混合物を使用することによって共重合体が得られる。
勿論、製造方法は他の方法でもよく上記方法に限定され
ない。
使用するジイソシアネートとしては、例えば、4.4′
−ジフェニルメタンジイソシアネート(MDI)、水添
化MD1.イソホロンジイソシアネート、1,3−キシ
リレンジイソシアネート、1.4−キシリレンジイソシ
アネート、2゜4−トリレンジイソシアネート、2.6
−トリレンジイソシアネート、1.5−ナフタリンジイ
ソシアネート、m−フェニレンジイソシアネート、p−
フェニレンジイソシアネート等が挙げられるが、特に好
ましいものは芳香族ジイソシアネート、例えば、ジフェ
ニルメンタンジイソシアネートとトリレンジイソシアネ
ート等の他の芳香族ジイソシアネートとの混合物が挙げ
られる。
これらのポリパラバン酸は容易に製造することが出来る
と共に、例えば、ツルラック等の商品名で例えば東燃石
油化学■等から容易に入手して本発明で使用することが
出来る。
本発明者の詳細な研究によれば、本発明の目的に好適な
ポリパラバン酸は種々のグレードの中で、ジメチルホル
ムアミド中で測定した30℃における固有粘度が0.3
乃至3の範囲にある分子量のものである。
上記ポリパラバン酸は、基材フィルムとしてポリエチレ
ンテレフタレートフィルムを選択した場合には、基材フ
ィルムに対する接着性が十分ではない場合がある。その
場合には他の接着性樹脂を少量併用する方法或いはこれ
らの接着性樹脂により基材フィルムに予めブライマー層
を形成する方法が好ましい。
好ましい接着性樹脂は、ガラス転移点が50℃以上の非
晶質線状飽和ポリエステル樹脂であり、例えば、バイロ
ン(東洋紡製)、エリテール(ユニチカ製)、ポリエス
タ−(日本合成化学制)等の商品名で種々のグレードの
ものが市場から入手出来、いずれも本発明で使用するこ
とが出来る。
特に好ましい1例として、バイロンRV290(東洋紡
■製、エポキシ基導入品、分子量2.0万乃至2.5万
、7g77℃、軟化点180℃、水酸基価5乃至8)が
挙げられる。
上記ポリエステル樹脂によりブライマー層を形成する場
合には、厚み0.05乃至0.5μm程度の層を形成す
ることが好ましく、薄すぎると接着性が不十分で、一方
、厚すぎるとサーマルヘッドの感度や耐熱性の低下が生
じるので好ましくない。
又、前記ポリパラバン酸に混合して使用する場合には、
ポリパラバン酸100重量部当たりl乃至30重量部の
割合で使用することが好ましく、使用量が少なすぎると
接着性が不十分で、一方、多すぎると背面層の耐熱性の
低下やスティッキング性が生じるので好ましくない。
勿論、本発明におては5本発明の目的を妨げない範囲に
おいて他のバインダー樹脂、例えば、エチルセルロース
、ヒドロキシエチルセルロース、エチルヒドロキシエチ
ルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、メチル
セルロース、酢酸セルロース、酢酪酸セルロース、硝化
面等のセルロース系樹脂、ポリビニルアルコール、ポリ
酢酸ビニル、ポリビニルブチラール、ポリビニルアセタ
ール、ポリビニルピロリドン、ポリアクリルアミド、ア
クリロニトリル−スチレン共重合体等のビニル系樹脂、
ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂、シリコーン変性
又は弗素変性ウレタン等も少量であれば併用可能である
又、本発明では上記の材料から背面層を形成するに当り
、本発明の目的達成を妨げない範囲において、ワックス
、高級脂肪酸アミド、エステル、界面活性剤、脂肪酸金
属石鹸、アルキル燐酸エステル金属塩等の熱離型剤や滑
剤を包含させることが出来る。
又、背面層の耐熱性を向上させる為に、耐熱剤として、
ハイドロタルサイトDHT−4A (協和化学工業製)
、タルクミクロエースL−1(日本タルク製)、テフロ
ンルブロンし−2(ダイキン工業製)、弗化グラファイ
ト5CP−10(王室化学工業製)、黒鉛AT40S 
(オリエンタル産業製)或いはシリカ、炭酸カルシウム
、沈澱バリウム、尿素樹脂架橋扮、スチレン/アクリル
樹脂架橋粉、アミノ樹脂架橋粉、シリコーン粉、木粉、
二硫化モリブデン、窒化硼素等の微粒子を包含させるこ
とが出来る。
又、背面層に帯電防止性を付与する目的で、カーボンブ
ラック等の導電剤も添加させることが出来る。
背面層を形成するには、上記の如き材料なジメチルホル
ムアミド、N−メチルピロリドン、ジメチルアセトアミ
ド、ジメチルスルホキシド、ヘキサメチルスルホンアト
、シクロヘキサノン、アセトン、メチルエチルケトン、
トルエン、キシレン等の適当な溶剤中に溶解又は分散さ
せて塗工液を調製し、この塗工液をグラビアコーター、
ロールコータ−、ワイヤーバー等の慣用の塗工手段によ
り塗工し乾燥することによって形成される。
その塗工量、即ち背面層の厚みも重要であって、本発明
では固形分基準で0.5g/rrr以下、好ましくは0
.1乃至0.5g/rrrの厚みで充分な性能を有する
背面層を形成することが出来る。
背面層が厚すぎると転写時の感度が低下するので好まし
くない。
又、上記の背面層を形成するに先立って、基材フィルム
に、ポリエステル樹脂やポリウレタン樹脂等からなるブ
ライマー層を形成することも有効である。
本発明では更に上記基材フィルムの他の面に熱溶融性イ
ンキ層を必要な材料を配合したインキから形成する。
本発明で用いられる熱溶融性インキ層形成用のインキは
、着色剤とビヒクルとからなり、更に必要に応じて種々
の添加剤を加えたものでもよい。
この着色剤としては、有機又は無機の顔料若しくは染料
のうち、記録材料として良好な特性を有するもの、例え
ば、十分な着色濃度を有し、光、熱、温度等により変褐
色しないものが好ましい。
又、非加熱時には無色であるが加熱時に発色するものや
、被転写体に塗布されているものと接触することにより
発色する様な物質でもよい。シアン、マゼンタ、イエロ
ー、ブラックを形成する着色剤の外に、他の種々の色の
着色剤をも用いることが出来る。
ビヒクルとしては、ワックスを主成分とし、その他ワッ
クスと乾性油、樹脂、鉱油、セルロース及びゴムの誘導
体等との混合物が用いられる。
ワックスの代表例としては、マイクロクリスタリンワッ
クス、カルナバワックス、パラフィンワックス等がある
。更に、フイツシャートロブシェワックス、各種低分子
量ポリエチレン、木ロウ、ミツロウ、鯨ロウ、イボタロ
ウ、羊毛ロウ、セラックワックス、キャンデリラワック
ス、ペトロラタム、−都度性ワックス、脂肪酸エステル
、脂肪酸アミド等、種々のワックスが用いられる。
又、熱溶融性インキ層に良好な熱伝導性及び溶融転写性
を与える為に、熱伝導性物質を熱溶融性インキに配合す
ることが出来る。この物質としては、カーボンブラック
等の炭素質物質、アルミニウム、銅、酸化スズ、二硫化
モリブデン等がある。
基材フィルム上へ直接若しくは間接的に熱溶融性インキ
層を形成する方法としては、ホットメルトコートの外、
ホットラッカーコート、グラビアコート、グラビアリバ
ースコート、ロールコートその他多くの手段で上記イン
キを塗布する方法等が挙げられる。形成されるインキ層
の厚さは、必要な濃度と熱感度との調和がとれる様に決
定すべきであって、0.1乃至30μmの範囲、好まし
くはl乃至20μmの範囲である。
本発明においては上記インキ層上に更に表面層を形成す
ることが出来る。該表面層は、転写膜の一部をなし、被
転写紙に接する側の表面を形成して転写時に被転写紙の
印字部を目止めし、又、地汚れ防止をすると共にインキ
層の被転写紙に対する接着性を向上させる働きを有する
表面層の形成に用いられるワックスは、前述の熱溶融性
インキ層で用いられるワックスと同様の物質である。
上記ワックスからなる表面層は、ワックス融解液の塗布
及び冷却、上記ワックスを含む有機溶剤溶液の塗布及び
乾燥、更には上記ワックスの粒子を含む水性分散液の塗
布及び乾燥等により形成される。
表面層のコートも、又、インキ層の形成と同様に種々の
技術によって行える。高速タイプのプリンターの様に印
字エネルギーが低くなる場合も感度不足とならない様に
、この層の厚さは本発明において、好ましくはO,1μ
m以上5μm未満である。
上記表面層には、適量の体質顔料を加えることが推奨さ
れる。それにより、印字の滲みや尾引きが更に良好に防
止出来るからである。
熱転写画像は一般に印字に光沢があり、美麗である反面
、文書が読みに(くなることもあるので、艶消し印字が
望ましいことがある。その様な場合は、例えば、出願人
の提案した(特願昭58−208306号)様に、基材
フィルム上に無機顔料、例えば、シリカ、炭酸カルシウ
ム等を適宜の溶剤に分散させたものをコーティングして
マット層を設けた上に、熱溶融性インキ層をコーティン
グして熱転写シートを構成するとよい。或いは基材フィ
ルム自体をマット加工して使用してもよい(やはり出願
人の提案にかかる特願昭58−208307号の技術)
本発明をカラー印字用の熱転写シートに適用出来ること
は云う迄もないから、多色の熱転写シートも又本発明の
範囲に含まれる。
(効  果) 以上の如き本発明によれば、背面層を形成する樹脂とし
てポリパラバン酸を使用することによって、煩雑の熱処
理等を要することなく、優れた耐熱性を有する背面層を
設けた熱転写シートが提供される。
(実施例) 以下、実施例及び比較例を挙げて本発明を更に具体的に
説明する。尚、文中、部又は%とあるのは特に断りのな
い限り重量基準である。
実施例1乃至4 インキ    l ポリパラバン酸(ツルラックPPA−TM、東燃石油化
学■製)           30部線状飽和ポリエ
ステル樹脂(商品名バイロン200、固形分15%、東
洋紡■製)    10部メラミン架橋樹脂粉(エポス
ターS、日本化成■製)              
  15部シクロへキサノン         120
部ジメチルホルムアミド        60部1  
 インキ    2 ポリパラバン酸(ツルラックPPA−TM、東燃石油化
学■製)          30部線状飽和ポリエス
テル樹脂(商品名バイロン200、固形分15%、東洋
紡■製) ステアリン酸亜鉛 シクロヘキサノン ジメチルホルムアミド 1   インキ    3 ポリパラバン酸(ツルラックPPA−TM、東燃石油化
学■製)          25部線状飽和ポリエス
テル樹脂(商品名バイロン240、固形分15%、東洋
紡■製)    5部ワックス(花王WAX 220 
、花王■製)  6部シクロへキサノン       
   50部ジメチルホルムアミド        3
0部インキ    4 ポリパラバン酸(ツルラックPPA−TM、東燃石油化
学■製)          25部線状飽和ポリエス
テル樹脂(商品名バイロン300、固形分15%、東洋
紡■製)    2部ウレタン変性シリコーン(SP 
2131 、固形分20%、大日精化■製)     
     3部シクロヘキサノン          
・15部10部 15部 120部 60部 ジメチルホルムアミド         8部上記組成
物を撹拌混合後、ペイントシェカーで3時間分散処理し
、希釈溶剤(シクロヘキサノン)を適量加えて各背面層
用インキとした。
上記各インキを、夫々ポリエステルフィルム(厚み6μ
m、ルミラーF−53、東し■製)の一方の面にワイヤ
ーバーコーターで固形分0.2g/イ及び0.5g/r
r?の割合で塗工後熱風乾燥し、背面層を形成した。
実施例5(ブライマー塗料併用) エポキシ変性線状飽和ポリエステル樹脂(バイロンRV
290、Tg77℃、mp 180℃、東洋紡■製)5
部をMEK/l−ルエン等量混合溶剤95部に溶解した
。このブライマー塗料を6μmの厚みのポリエチレンテ
レフタレート原反フィルムにワイヤーバーコーターによ
り0.2g/rr?(固形分)の割合で塗布及び乾燥し
てブライマー層を形成した。
次いで実施例1の組成物(1)から線状飽和ポリエステ
ル樹脂を除いたインキ組成物を0.3g/イ(固形分)
の割合で塗布及び乾燥して背面層を形成した。
別に下記の組成の転写インキ組成物をブレードニーダ−
を用い、100℃に加温しつつ6時間混練して作成した
インキ    インキ パラフィンワックス        10部カルナバワ
ックス         1部部エチレン/酢酸ビニル
共重合体(スミテートHC−1o、住友化学■製)  
      7部カーボンブラック(ジースト3、東海
電極■製)               13部上記
インキ組成物を温度100℃で加熱し、ホットメルトに
よるロールコート法にて前記背面層を形成した夫々の基
材フィルムの他の表面に、塗布量が約5.0g1rdに
なる様に塗布して熱転写インキ層を形成し、本発明の熱
転写シートを得た。
上記で得られた本発明の熱転写シートを使用し、感熱プ
リンターにて、出力IW/ドツト、パルス巾0.3乃至
4.5m5ec、 、ドツト密度3ドツト/ m mの
条件で普通紙に印字したところ、スティッキング現象は
全(発生せず、しわの発生もなく、熱転写シートはスム
ースに走行し何等の問題もなかった。
比較例1 実施例1においてバインダー樹脂として、部分ケン化塩
化ビニル/酢酸ビニル共重合樹脂(UCC社製、ビニラ
イトVAG)I)を使用し、他は実施例1と同様にして
比較例の熱転写シートを得た。
実施例1と同様に印字テストを行ったところ、スティッ
キング現象が激しく印字不能であった。
更に実施例及び比較例の熱転写シートについて、摩擦係
数、耐ステイツキング性及び耐汚染性の測定を行ったと
ころ、下記第1表の結果が得られた。
(1) (2) キ塗工面と背面層面とを重ね合せ、ブ ロッキングテスター磯で一定荷重を掛けて下記条件で性
能比較を行った。
55℃15Kg/crf/48時間 60℃/2Kg/crt?/24時間

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)基材フィルムの一方の面に加熱により溶融する転
    写インキ層を有し、サーマルヘッドが接する基材フィル
    ムの他方の面に背面層を設けてなる熱転写シートにおい
    て、該背面層がポリパラバン酸をバインダーの主成分と
    して形成されていることを特徴とする熱転写シート。 (2)ポリパラバン酸が下記式(1)の繰り返し単位を
    含む重合体である請求項1に記載の熱転写シート。 ▲数式、化学式、表等があります▼(1) (但し式(1)におけるRは置換基を有していてもよい
    同一又は異なる2価の有機基を表す。)(3)背面層に
    、接着性樹脂として線状ポリエステル樹脂が混合されて
    いる請求項1に記載の熱転写シート。 (4)背面層が、線状ポリエステル樹脂からなるプライ
    マー層と、ポリパラバン酸からなる背面層との2層構成
    である請求項1に記載の熱転写シート。
JP1330159A 1989-12-20 1989-12-20 熱転写シート Pending JPH03189194A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1330159A JPH03189194A (ja) 1989-12-20 1989-12-20 熱転写シート
US07/630,037 US5100727A (en) 1989-12-20 1990-12-19 Thermal transfer sheet
US08/023,137 US5286559A (en) 1989-12-20 1993-02-24 Thermal transfer sheet

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1330159A JPH03189194A (ja) 1989-12-20 1989-12-20 熱転写シート

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH03189194A true JPH03189194A (ja) 1991-08-19

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