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JPH0257389A - 熱転写シート - Google Patents

熱転写シート

Info

Publication number
JPH0257389A
JPH0257389A JP63207380A JP20738088A JPH0257389A JP H0257389 A JPH0257389 A JP H0257389A JP 63207380 A JP63207380 A JP 63207380A JP 20738088 A JP20738088 A JP 20738088A JP H0257389 A JPH0257389 A JP H0257389A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
polyisocyanate
back layer
transfer sheet
binder
thermal transfer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP63207380A
Other languages
English (en)
Inventor
Hitoshi Arita
均 有田
Hideichiro Takeda
竹田 秀一郎
Shigeki Kaize
海瀬 茂樹
Shigeru Shintani
新谷 茂
Ryoichi Ishikawa
良一 石川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
MOROHOSHI INK KK
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
MOROHOSHI INK KK
Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by MOROHOSHI INK KK, Dai Nippon Printing Co Ltd filed Critical MOROHOSHI INK KK
Priority to JP63207380A priority Critical patent/JPH0257389A/ja
Publication of JPH0257389A publication Critical patent/JPH0257389A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Thermal Transfer Or Thermal Recording In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は熱転写シートに関し、更に詳しくは特定の材料
からなる優れた帯電防止性耐熱スリップ層(背面層)を
有する新規な熱転写シートに関する。
(従来の技術) 従来、コンピューターやワードプロセッサーの出カブリ
ントを熱転写方式によって印字する場合には、基材フィ
ルムの一方の面に熱溶融性インキ層を設けた熱転写シー
トが使用されている。
この従来の熱転写シートは、基材フィルムとして厚さ1
0乃至20μmのコンデンサ紙やパラフィン紙のような
紙或いは厚さ3乃至20μmのポリエステルやセロファ
ンのようなプラスチックのフィルムを用い、ワックスに
顔料や染料等の着色剤を混合した熱溶融性インキ層をコ
ーティングにより設けて製造したものである。
又、基材フィルムどしてプラスチックフィルムの様に熱
に弱い材料を用いる場合には、印字時にサーマルヘッド
が粘着してサーマルヘッドの剥離及びスリップ性が損な
われたり、基材フィルムが破れたりする等の問題が発生
するため、シリコーン樹脂等からなる耐熱層を形成し、
又、そのスリップ性を向上させる目的でそれらの層中に
滑剤等を包含させている。又、印字時又はその他の取扱
時の帯電を防止するために導電性カーボンを包含させて
帯電防止性をイ4与している。
(発明が解決しようとl)でいる問題点)ト記従来の熱
転写シートにおける背面層は、基材フィルムの破れを防
止するために比較的厚く形成する必要があり、そのため
熱転写シートの感度が低下するという欠点を有している
又、その製造過程においては、シリコーンオイルやシリ
コーン樹脂を用いると、基材フィルムに対する背面層形
成用塗工剤のハジキ現象が多く均な塗膜の形成が困難で
あった。
更にこれらの背面層中には帯電防f1−の目的で導電性
カーボンを添加するが、充分な導電性を付5゛するため
には耐熱層を形成しているバインダーと導電性カーボン
との合訂の約xoffi、1%を越える量の導電性カー
ボンが必要とされ、その結果導電性カーボンによるサー
マルヘッドの摩耗か著しいという問題がある。
従って、本発明の目的は以1−の如き欠点を解決した熱
転写シートを提供することである。
(問題点を解決するための手段) 上記目的は以下の本発明によって達成される。
すなわち、本発明は、基材フィルムの一方の面に加熱に
より溶融する転写インキ層を有し、サーマルヘッドが接
する基材フィルムの他方の面に背面層を設けてなる熱転
写シートにおいて、該背面層がポリイソシアネートとバ
インダーとを主剤として形成され且つ導電性カーホンを
含有することを特徴とする熱転写シートである。
(作  用) 背面層をポリイソシアネートとバインダーとをを主剤と
して、ポリイソシアネートをリッチにして形成すること
によって、非常に薄い層の背面層が形成されるので感度
の高い熱転写シートが提供される。
特に本発明においてはポリイソシアネートと反応さゼる
バインダーが軟化点の異なる2種型1−の樹脂からなる
場合には、導電性カーボンが比較的少量であっても充分
な帯電防止性が付す、されるので導電性カーボンによる
ジーマルヘッドの摩耗の問題が十分に解決さねた。
(好ましい実施態様) 次に好ましい実施態様により本発明を更に詳しく説明す
る。
本発明で用いる基材フィルムとしては、従来の熱転写シ
ートに使用されていると同じ基材フィルムがそのまま用
いることができると共に、その他のものも使用すること
ができ、特に制限されない。
好ましい基材フィルムの具体例としては、例えば、ポリ
エステル、ポリプロピレン、セロハン、ポリカーボネー
ト、酢酸セルロース、ポリエチレン、ポリ塩化ビニル、
ポリスチレン、ナイロン、ポリイミド、ポリ塩化ビニリ
デン、ポリビニルアルコール、フッ素樹脂、塩化ゴム、
アイオノマー等のプラスチック、コンデンサー紙、パラ
フィン紙等の紙類、不織布等があり、又、こわらを複合
した基材フィルムであってもよい。
この基材フィルムの厚さは、その強度及び熱伝導性が適
切になるように材料に応じて適宜変更することができる
が、その厚さは、好ましくは、例えば、2乃至25μm
である。
本発明を主として特徴づける背面層は、上記の基材フィ
ルムの一方の面に設けるものであり、基材フィルムとし
て、例えば、プラスチックフィルムの様に耐熱性の低い
ものを用いた場合に有効である。
上記の背面層は本発明ではポリイソシアネートとバイン
ダーとを主剤として形成し、11つ導電性カーボンを包
含させたことを特徴としている。
従来、各種塗料、コーティング剤或いは背面層の形成に
、ポリオールとポリイソシアネートとからなるポリウレ
タンを使用したり、他の樹脂液にポリイソシアネートを
架橋剤として用い、架橋樹脂層を形成することは公知で
あるが、これらの公知の方法ではポリイソシアネートは
、被架橋樹脂に対して非常に少量でいわゆる単なる架橋
剤として使用されていたに通ない。
本発明ではこれらの従来例と異なり、ポリイソシアネー
ト化合物を背面層の主剤として、すなわち、ポリイソシ
アネートとバインダーとの合計の50重量%以上を占め
る量で使用することによって、背面層として非常に通し
た塗膜が生じることを見い出した。
本発明で使用するポリイソシアネートとしては、一般の
ポリイソシアネートも使用できるが、好ましいものはポ
リイソシアネートの二量体、三量体或いはポリオール化
合物と反応させた比較的分子量の高いポリウレタンポリ
イソシアネートである。具体的には、例えば、 2.4−トリレンジイソシアネートの環状三量体、 2.6−トリレンジイソシアネートの環状三量体、 ジフェニールメタン−4,4′−ジイソシアネートの三
量体、 3モルのジフェニールメタン−4,4′−ジイソシアネ
ートと1モルのトリメチロールプロパンとの反応生成物
、 3モルの2.4−トリレンジイソシアネートと1モルの
トリメチロールプロパンとの反応生成物、3モルの2.
6−1リレンジイソシアネートと1モルのトリメチロー
ルプロパンとの反応生成物、3モルの2.4−トリレン
ジイソシアネートと1モルのトリメチロールエタンとの
反応生成物53モルの2,6−トリレンジイソシアネー
トと1モルのトリメチロールエタンとの反応生成物、混
合した3モルの2.4−及び2.6−トリレンジイソシ
アネートと1モルのトリメチロールプロパンとの反応生
成物、 2.4−及び2.6−)リレンジイソシアネートの混合
した環状三量体等をフェノール或いはクレゾールでブロ
ックした安定化ポリイソシアネート等が挙げられる。
これらのポリイソシアネートは、例えば、タケネート(
武田薬品製)、パーノック(大日本インキ化学製)、コ
ロネート(日本ポリウレタン製)、ヂュラネート(旭化
成工業製)、ディスモジュール(バイエル製)、ポリイ
ソシアネートXD[、TDI (諸星インキ製)等の商
品名で入手して本発明で使用することができる。
本発明においては上記の如きポリイソシアネートはバイ
ンダーと併用することが好ましい。
これらのバインダーとしては、例えば、エチルセルロー
ス、とドロキシエチルセルロース、エチルヒドロキシエ
チルセルロース、ヒドロキシプロプルセルロース、メチ
ルセルロース、酢酸セルロース、酢醋酸セルロース、硝
化面等のセルロース系樹脂、ポリビニルアルコール、ポ
リ酢酸ビニル、ポリビニルブチラール、ポリビニルアセ
タール、ポリビニルピロリドン、ポリアクリルアミド等
のビニル系樹脂、ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂
、シリコーン変性又は弗素変性ウレタン等が挙げられる
が、これらの中では、セルロース系、アセタール系、ブ
チラール系、ポリエステル系、ポリウレタン系等の如く
そのなかに若干の反応性基、例えば、水酸基を有してい
るものが好ましい。
上記のバインダーとポリイソシアネートの重量比はポリ
イソシアネートが両者の合計の50fii%以上、好ま
しくは50乃至95重量%になる割合で使用する。ポリ
イソシアネートの使用量か50重量%未満であると背面
層の耐熱性が不十分となり、一方バインダーを使用しな
いと被膜が脆くなる。
又、本発明では上記の材料から背面層を形成するに当り
、背面層のスリップ性を向上させる目的でワックス、高
級詣肋酸アミド、エステル、界面活性剤等の熱離型剤や
滑剤或いはフッ素樹脂のような有機粉末、シリカ、クレ
ー、タルク、炭酸カルシウム等の電機粒子を包′含させ
ることができる。又、背面層の耐熱性を向上させるため
に、耐熱剤としてハイドロタルサイ1−DHT−4A 
(協和化学1業製)、タルクミクロエースL−1(E1
本タルク製)、テフロンルブロン[、−2(ダイキン工
業製)、弗化グラファイト5CP−10(三宝化学]二
業製)、黒鉛AT40S(オリエンタル産業製)或いは
シリカ、炭酸カルシウム、沈澱バリウム、尿素架橋粉、
アクリル架橋粉、シリコーン粉、木粉5−硫化モリブデ
ン、窒化硼素等の微粒子を包含させることができる。
本発明の別の特徴は」1記の如き材料から背面層を形成
するに際し、その中に導電性カーボンを包含させ゛C2
背面層に帯電防[に性を付すすることである。
本発明各の研究によれば、満足できる帯電防i1=+1
を背面層に付与するには、背面層中に10重量%を越え
る導電性カーホンを包含させることが要求されるが、こ
のような量の導電性カーボンを含む背面層はサーマルヘ
ッドの摩耗性が著しく、導電性カーボンの量を減らずと
■−分な帯電防IF性か得られないという問題が解決さ
れた。
本発明で使用する導電性カーボンとは、導電性プラスチ
ックスやプラスチックスの帯電防lFに従来使用されて
いるいずれの導電性カーボンも使用することができる。
好ましい具体例とし′CはケッチエンブラックECやケ
ッチエンブラックEC600JD等の名称で市場から人
手できるものが挙げられる。
上記の導電性カーボンは本発明においては背面層の15
重量%以下、好ましくは1乃至10重量%、更に好まし
くは3乃至10重ち1%の頃で使用する。
導電性カーボンの使用mか上記の範囲を越えると帯電防
11−性は十分であるが、サーマルヘッドの摩耗の問題
が生じ、一方、少なずぎると満足できる帯電防止性が得
られない。
特に本発明においては上記導電性カーボンの使用に際し
ては、眞記例示のバインダーとして軟化点の高いバイン
ダーと軟化点の低いバインダーを組合せて使用すること
によって、少Li1の導電性カーボンの使用量であって
も−[−分に満足できる帯電1]+ト性か得られること
を見い出した。
軟化点の高いバインダーとしCは軟化点が200℃以ト
のものがよく、一方、軟化点の低いバインダーとしては
約100乃至120”Cのものを使用することが好まし
く、更に両者の比率は前者/後者−50乃竹80150
乃至2oの爪!4比か好ましく、面者か多すぎると帯電
防止性が不−1分となり、一方、少なすぎると背面層自
体の耐熱性か低下するので好ましくない。
背面層を形成するには上記の如き材料をアセトン、メチ
ルエチルケトン、トルエン、キシレン等の適当な溶剤中
に溶解又は分散させて塗工液を調製し、この塗−L液を
グラビアコーター、ロールコータ−、ワイヤーバー等の
慣用の塗−L手段により塗工し乾燥することによって形
成される。
その塗工量−4−なわち背面層の厚みも重要であって、
本発明では固形分基準で0.5g/rn”以下、好まし
くは0.1乃i0.5g/m″の厚みで充分な性能を有
する背面層を形成することができる。
尚、本発明においては背面層を形成後、その層中には未
反応のイソシアネート基が残っている場合が多いので、
層の形成後1゛分な熟成処理を施すのが好ましい。この
様な処理によって背面層は鉛筆硬度でH乃至2H程度の
硬度になる。
又、上記の背面層を形成するに先立って、ポリウレタン
樹脂等からなるブライマー層を形成することも有効であ
る。
本発明では更に上記基材フィルムの他の面に熱溶融性イ
ンキ層を必要な材料を配合したインキから形成する。
本発明で用いられる熱溶融性インキ層形成用のインキは
、着色剤とビヒクルとからなり、更に必要に応じて種々
の添加剤を加えたものでもよい。
この着色剤としては、有機又は無機の顔料若しくは染料
のうち、記録材料として良好な特性を4Tするもの、例
えば、十分な着色濃度を有し、光、熱、温度等により変
褪色しないものが好ましい。
又、非加熱時には無色であるが加熱時に発色するものや
、被転写体に塗布されているものと接触することにより
発色するような物質でもよい。シアン、マゼンタ、イエ
ロー、ブラックを形成する着色剤の外に、他の種々の色
の着色剤をも用いることができる。
ビヒクルとしては、ワックスを主成分とし、その他ワッ
クスと乾性油、樹脂、鉱油、セルロース及びゴムの誘導
体等との混合物が用いられる。
ワックスの代表例としては、マイクロクリスタリンワッ
クス、カルナバワックス、パラフィンワックス等がある
。更に、フィッシャートロプシュワックス、各種低分子
量ポリエチレン、木ロウ、ミツロウ、鯨ロウ、イボタロ
ウ、羊毛ロウ、セラックワックス、キャンデリラワック
ス、ベトロブタム、一部変性ワックス、脂肪酸エステル
、脂肪酸アミド等、袖々のワックスが用いられる。
又、熱溶融性インキ層に良好な熱伝導性及び溶融転写性
を与えるために、熱伝導性物質を熱溶融性インキに配合
することができる。この物質としては、カーボンブラッ
ク等の炭素質物質、アルミニウム、銅、酸化スズ、二硫
化モリブデン等がある。
基材フィルム上へ直接若しくは間接的に熱溶融性インキ
層を形成する方法としては、ホットメルトコートの外、
ホットラッカーコート、グラビアコート、グラビアリバ
ースコート、ロールコートその他多くの手段で上記イン
キを塗布する方法等が挙げられる。形成されるインキ層
の厚さは、必要な濃度と熱感度との調和がとれるように
決定すべきであって、0.1乃至30μmの範囲、好ま
しくは1乃至20μmの範囲である。
本発明においては上記インキ層上に更に表面層を形成す
ることができる。該表面層は、転写膜の部をなし、被転
写紙に接する側の表面を形成して転写時に被転写紙の印
字部を目止めし、又、地汚れ防′止をするとともにイン
キ層の被転写紙に対する接着性を向上させる働きを有す
る。
表面層の形成に用いられるワックスは、前述の熱溶融性
インキ層で用いられるワックスと同様の物質である。
上記ワックスからなる表面層は、ワックス融解液の塗布
及び冷却、上記ワックスを含む有機溶剤溶液の塗布及び
乾燥、更には上記ワックスの粒子を含む水性分散液の塗
布及び乾燥等により形成される。
表面層のコートも、又、インキ層の形成と同様に種々の
技術によって行える。高速タイプ9プリンターのように
印字エネルギーが低くなる場合も感度不足とならないよ
うに、この層の厚さは本発明において、好ましくは0.
1μm以上5μm未満である。
上記表面層には、適量の体質顔料を加えることか推奨さ
れる。それにより、印字の滲みや尾引きが更に良好に防
止できるからである。
熱転写画像は一般に印字に光沢があり、美麗である反面
、文書が読みにくくなることもあるので、艶消し印字が
望ましいことがある。そのような場合は、例えば、出願
人の提案した(特願昭58−208306号)ように、
基材フィルム上に無機顔料、例えば、シリカ、炭酸カル
シウム等を適宜の溶剤に分散させたものをコーティング
してマット層を設けた上に、熱溶融性インキ層をコーテ
ィングして熱転写シートを構成するとよい。或いは基材
フィルム自体をマット加工して使用してもよい(やはり
出願人の提案にかかる特願昭58−208307号の技
術)。
本発明をカラー印字用の熱転写シートに適用できること
はいうまでもないから、多色の熱転写シートも又本発明
の範囲に含まれる。
(効  果) 以上の如き本発明によれば、背面層をポリイソシアネー
トとバインダーとをを主剤として、ポリイソシアネート
をリッチにして形成することによって、非常に薄い層の
背面層が形成されるので感度の高い熱転写シートが提供
される。
特に本発明においてはポリイソシアネートと反応させる
バインダーが軟化点の異なる2種以上の樹脂からなる場
合には、導電性カーボンが比較的少量であっても充分な
帯電防止性が付与されるので導電性カーボンによるサー
マルヘッドの摩耗の問題が十分に解決された。
(実施例) 以下、実施例及び比較例を挙げて本発明を更に具体的に
説明する。尚、文中、部又は%とあるのは特に断りのな
い限り重量基準である。
実施例1 1血於■イ2まl載物」」エ ポリビニルブチラール樹脂(エスレツクBX−1、軟化
点240℃、積木化学■製)17.0部ポリビニルブチ
ラール樹脂(エスレツクB[、−5、軟化点105℃、
積木化学■製) 5.6部導電性カーボン(ケッチエン
ブラックE(: DJ−600、ライオンアクゾ■製)
      5・ 3部熱離型剤(マークFl、−11
3、アデカアーガス■製)5.0部 テフロンパウダー(フルオンL−170J、旭ガラス■
!り              5.0部耐熱剤(エ
ポスターS、11本触媒化学■製)17.0部 ポリイソシアネートXDI  (XEL硬化剤(D)、
諸星インキ■製) 22.6部 ポリイソシアネートTD[(III(−430用硬化剤
、諸!?インキ■製)         22.6部上
記組成物を充分混練後、トルエン/メチルエチルケトン
当量混合物により固形分10%に希釈して背面層用イン
キ組成物を調製し、厚さ6.Oμmのポリエステルフィ
ルム(商品名「ルミラー」東し■製)の一方の表面に、
ミャバー#4を用いて該インキ組成物を塗布量0.5g
/ば(固形分)となるように塗布後、温風乾燥した。
得られたフィルムを更に60℃で5部1間オーブン中で
加熱して硬化処理を行っで背面層を形成した。尚、十記
背面層用インキ組成物中におけるポリイソシアネートと
バインダーのNC01011の比は1.8であり、導電
性カーボンの背面層中に占める割合は5.3%である。
別に下記の組成の転写インキ組成物をブレードニーダ−
を用い、90℃に加温しつつ6時間混練して作成した。
ン           ン バラフィンワックス        10部カルナバワ
ックス          10部ポリブテンベV11
−100、日本石油■製) 1部カーボンブラック(ジ
ースト 3、東海電極■製)            
  2部上記インキ組成物を温度100℃で加熱し、ホ
ットメルトにJるロールコート法にて上記の基材フィル
ムの他の表面に塗布量が約5.0g/rn”になるよう
に塗布して熱転写インキ層を形成し、本発明の熱転写シ
ートを得た。
実施例2 背面層用インキ組成物を下記の組成物に代えた以外は、
実施例1と同様にして本発明の熱転写シートを形成した
1面層1c仁を粧威物 ポリビニルブチラール樹脂(エスレツクBX1、軟化点
240℃、積木化学@製)5.27部ポリビニルブチラ
ール樹脂(エスレツク叶S、軟化点105℃、M水化学
■製)0.88部シリコンアクリル樹脂(XS810、
Tg−95℃、東亜合成化学T業■製)       
 3.12部導電性カーボン(ケッチエンブラック+;
c I)J−600、ライオン@!!>       
0.98部フルオロカーボン        0.18
部熱離型剤(マークF(ニー113、アデカアーガス■
製)             0.09部メチルエチ
ルケトン     69.23部トルエン      
     20.15部]−記糾成酸物00部に ポリイソシアネートTDI  (lIト430川硬化剤
、諸星インキ■製)   ’     3.375部ポ
リイソシアネートMDI  (XEL硬化剤(D)、諸
Wインキ■製)          1,5部トルエン
/メチルエチルケトン(1:1)147.0部 を混合した。
上記組成中におけるポリイソシアネ−1・とバインダー
のN(:010Hの比は1.1であり、導電性カーボン
は6.5%である。
実施例3 背面層用インキ組成物を下記の組成物に代えた以外は、
実施例1と同様にして本発明の熱転写シートを形成した
一ン ポリビニルブチラール樹脂(エスレックBX−1、軟化
点240℃、積木化学■製)4.18部ポリビニルブチ
ラール樹脂(エスレックBL−5、軟化点105℃、積
木化学■製)3.22部導電性カーボン(ケッチエンブ
ラックE(: DJ−600、アイオンアクゾ■製) 
    1.93部テフロンパウダー(フルオンL−1
70J、旭ガラス■製)             2
.67部メチルエチルケトン     63.59部ト
ルエン           24.41部上記組成物
100部に ポリイソシアネートTDI  (IIR−430用硬化
剤、諸層インキ■製)          3.53部
触媒(デスモラビットp、p、、住友バイエルウレタン
■製)          0.018部トルエン/メ
チルエチルケトン/イソプロピルアルコール(4/4/
2)      160.、0部を混合した。
上記組成中におけるポリイソシアネートとバインダーの
N(:01011の比は2.1あり、導電性カーボンは
6.5%である。
上記の様にして得られた本発明の熱転写シートの背面層
のIRスペクトルを測定すると2,272c「1付近に
NGO基に基づく吸収が認められ、この吸収の大きさか
ら残留イソシアネート量はかなり多いと思われる。これ
を高温高湿下で保存した場合、バインダーの水酸基やア
セチル基以外に空気中の水分と残留イソシアネートとは
次式の様に反応し、60℃で3乃至5日間で高密度の架
橋体が形成されることが判明した。
III署 実施例4 実施例3においてデスモラビッドp、p、を使用しなか
ったことを除いて実施例3と同様にインキを作成し同様
に背面層を形成した。その後デスモラピッドp、p、の
メチルエチルケトン/トルエン(]:I)  2%溶液
を調製し、上記背面層上にミャバー#2で軽く更にコー
ティングを施した。得られたフィルムをドライヤーで軽
く温風乾燥して本発明の熱転写シートとした。
実施例5 背面層をポリエステルフィルム上へ形成するに先立って
、下記組成のブライマー層用インキ組成物を用いてプラ
イヤー層を形成後、該ブライマー層上へ背面層を形成す
る以外は実施例1と同様にして本発明の熱転写シートを
製作した。
ブー マー−ン アクリルポリオール(ダイヤナールLR−23745%
溶液、三菱レイヨン■製)41.2部トルエン    
        26.3部メチルエチルケトン   
   26.3部ポリイソシアネート(パーノックD−
750、大日本インキ化学■製)      6.2部
上記組成物をミャバー#8を用いてポリエステルフィル
ム上に塗布量が1.Og/rn”(固形分)となるよう
に塗布した後、温風乾燥した。上記ブライマー層上へ実
施例1と同様にして背面層を設け、ポリエステルフィル
ムの反対表面上には熱転写インキ層形成用インキを塗布
した。
実施例6乃至10 導電性カーボンの量を下記割合にしたことを除いて他は
実施例1と同様にして本発明の熱転写シートを得た。
叉鹿男1    1% 夫施例ユ     3% 災上例互     5% 実施例1   10% XA例上旦   15% 実施例11 エスレック0X−1を22.6部とし、エスレック11
L−5を使用しなかったことを除いて他は実施例1と同
様にして本発明の熱転写シートを得た。
夫施例↓ユ ニスレツク肛−5を22,6部とし、エスレックBX−
1を使用しなかったことを除いて他は実施例1と同様に
して本発明の熱転写シーL・を得た。
比較例1 背面層を形成しなかったことを除いて他は実施例1と同
様にして比較例の熱転写シートを得た。
比較例2 導電性カーボンを使用しなかったことを除いて他は実施
例1と同様にして比較例の熱転写シートを得た。
比較例3 ポリイソシアネートに変えて同にのエスレツクロ×−1
を使用したことを除いて他は実施例1と同様にして比較
例の熱転写シートを得た。
被 ト当たりの面間は4XlO−’ ern”) 転 写 体:L:質紙(山開国策バルブ製、にYP四六
判1:15kg) 試験結果の比較 以トの実施例及び比較例の熱転γJレシート表面抵抗値
を測定し、又、F記条件で印字を行ったときのヘッドの
摩耗性、ヘッド走行性及び印字後の状態を観察し下記第
1表の結果を得た。
使用印字器具:薄膜型サーマルヘッド 印字エネルギー;1.70mJ/ドツト(1ドラ実施例
1 実施例2 実施例3 実施例4 実施例5 実施例6 実施例7 実施例8 実施例9 実施例10 実施例11 実施例12 比較例1 比較例2 比較例3 <106 <106 0a 10+4 ニ写Y−V−1(− ヘラ 0.1 0.1 0.1 0.1 0.1 0゜0 0.0 0.0 0、2 0.2 0.1 0.1 0、 1 0.1 1.0 +if記第1表における評価は次の如くして行った。
表面抵抗値(Ω/口)二表面抵抗測定器(Tl1860
I、アトパンテスト社製)を用いて測定した。
ヘットの摩耗(μm)・熱転写シート3O,000m分
を標準パターンで印字し、印字後のサーマルヘッドの摩
耗を表面へ?状測定器(サーフニーダ−5E3C1小坂
研究所製)で測定した。
ステイキング:印字中の音及び印字後の被転写体と熱転
写シートの外観及び両者を重ね台上だ時の印字パターン
のズレを測定して判定した。
O:スティッキングかなく良好に印字可能 X:熱転写シートが開孔及び破断し印字不能 印字後の状態二目視により判定した。
O:良好 ×:印字不能 更に、上記のようにして得られた本発明による耐熱シー
トは、上記した印字条件で印字する際に、シワの発生な
しにスムーズな搬送が可能であるのに必要な背面層イン
キ組成物の塗布量を検討した結果、0.2g/rn’で
十分なことが判明した。インキ組成物の塗布量が5.0
g1dであると、前記転写インキ層で充分な印字濃度を
得るには、1.0mJ/ドツトの印字エネルギーが必要
であるが、背面層の塗布量を0.2g/rn”とすると
、0.7mJ/ドツトで充分であり、印字エネルギーを
約30%低減できる。
特許出願人  大日本印刷株式会社

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)基材フィルムの一方の面に加熱により溶融する転
    写インキ層を有し、サーマルヘッドが接する基材フィル
    ムの他方の面に背面層を設けてなる熱転写シートにおい
    て、該背面層がポリイソシアネートとバインダーとを主
    剤として形成され且つ導電性カーボンを含有することを
    特徴とする熱転写シート。
  2. (2)背面層を形成するポリイソシアネートがポリイソ
    シアネートとバインダーとの合計の50重量%以上を占
    めている請求項1に記載の熱転写シート。
  3. (3)導電性カーボンの量が背面層の1乃至10重量%
    を占める請求項1に記載の熱転写シート。
  4. (4)背面層の厚みが0.5μm以下である請求項1に
    記載の熱転写シート。
  5. (5)バインダーが軟化点の異なる2種以上の樹脂から
    なる請求項1に記載の熱転写シート。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JP2013075479A (ja) * 2011-09-30 2013-04-25 Dainippon Printing Co Ltd 熱転写シートの製造方法、及び熱転写シート
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