JPH0314261Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0314261Y2 JPH0314261Y2 JP1985011441U JP1144185U JPH0314261Y2 JP H0314261 Y2 JPH0314261 Y2 JP H0314261Y2 JP 1985011441 U JP1985011441 U JP 1985011441U JP 1144185 U JP1144185 U JP 1144185U JP H0314261 Y2 JPH0314261 Y2 JP H0314261Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- long material
- stopper
- cutting
- conveyance path
- long
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Accessories And Tools For Shearing Machines (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は、長尺材を切断する切断装置に関す
る。
る。
従来の長尺材切断装置は、第7図に示されるよ
うに、長尺材スタツカ2から搬送されてきた長尺
材1を切断する切断機4と、切断機4内に長尺材
1を搬送する搬送ローラ6と、長尺材1の先端に
当接して長尺材の切断位置を決めるストツパ8と
から構成されており、切断機4の回転チヤツク機
構5Aで長尺材1をチヤツクし、回転させつつ切
断刃4Bで長尺材1を所定長さに切断し、再び搬
送ローラ6で送り、ストツパ8で位置決めし、切
断し、これを繰り返して所定寸法の製品を製造す
るようになつていた。また製品を切断したのちの
端材は、廃棄されるようになつていた。
うに、長尺材スタツカ2から搬送されてきた長尺
材1を切断する切断機4と、切断機4内に長尺材
1を搬送する搬送ローラ6と、長尺材1の先端に
当接して長尺材の切断位置を決めるストツパ8と
から構成されており、切断機4の回転チヤツク機
構5Aで長尺材1をチヤツクし、回転させつつ切
断刃4Bで長尺材1を所定長さに切断し、再び搬
送ローラ6で送り、ストツパ8で位置決めし、切
断し、これを繰り返して所定寸法の製品を製造す
るようになつていた。また製品を切断したのちの
端材は、廃棄されるようになつていた。
長尺材には製造上の理由から正寸約0〜+50mm
の加工公差が認められており、さらに従来の切断
装置による切断に際しては長尺材1を把持するチ
ヤツク代が必ず必要で、この加工公差とチヤツク
代に相当する約50〜100mmの長さの端材がスクラ
ツプとして廃棄されていた。長尺材が高価な材料
(例えばSUS,シームレス管等)であつたり、1
本の長尺材からわずかしか定尺製品がとれない場
合には、特に製造原価へのはね返りが大きいとい
う問題点があつた。
の加工公差が認められており、さらに従来の切断
装置による切断に際しては長尺材1を把持するチ
ヤツク代が必ず必要で、この加工公差とチヤツク
代に相当する約50〜100mmの長さの端材がスクラ
ツプとして廃棄されていた。長尺材が高価な材料
(例えばSUS,シームレス管等)であつたり、1
本の長尺材からわずかしか定尺製品がとれない場
合には、特に製造原価へのはね返りが大きいとい
う問題点があつた。
本考案は、前記従来技術の問題点に鑑みなされ
たもので、その目的は、チヤツク代に相当する長
さの端材を廃棄することなく長尺材の切断を可能
とする長尺材切断装置を提供することにある。
たもので、その目的は、チヤツク代に相当する長
さの端材を廃棄することなく長尺材の切断を可能
とする長尺材切断装置を提供することにある。
前記問題点を解決するための手段として、本考
案に係る長尺材切断装置は、長尺材の搬送路の前
方にストツパが設置され、このストツパに前端部
が当接するまで長尺材を搬送する搬送手段と、搬
送路内にあつて長尺材を把持しつつ切断する切断
機と、を備えた長尺材切断装置において、搬送路
の後方に、切断機の切断刃位置から長尺材の少く
とも1個の切断長さを合計した距離を隔てて第2
のストツパを設置し、搬送手段は、長尺材を挾持
して搬送路の後方に搬送するとともにその後端部
を第2のストツパに当接させて前端部の端材を切
断させた後、長尺材を前方に搬送し、ストツパに
当接させてそれぞれの切断長さに切断させる作動
機構を備えるように構成されている。
案に係る長尺材切断装置は、長尺材の搬送路の前
方にストツパが設置され、このストツパに前端部
が当接するまで長尺材を搬送する搬送手段と、搬
送路内にあつて長尺材を把持しつつ切断する切断
機と、を備えた長尺材切断装置において、搬送路
の後方に、切断機の切断刃位置から長尺材の少く
とも1個の切断長さを合計した距離を隔てて第2
のストツパを設置し、搬送手段は、長尺材を挾持
して搬送路の後方に搬送するとともにその後端部
を第2のストツパに当接させて前端部の端材を切
断させた後、長尺材を前方に搬送し、ストツパに
当接させてそれぞれの切断長さに切断させる作動
機構を備えるように構成されている。
本考案は、前述の如く構成されているので、長
尺材は一旦搬送手段によつて前方に搬送される
が、長尺材の後端部が第2のストツパに当接する
まで後方に搬送される。このとき、第2のストツ
パから切断機の切断刃までの距離(長尺材後端か
ら切断機によつて切断される切断位置までの長
さ)は、製造しようとする製品の総長に相当して
おり、この位置で切断機によつてまず長尺材先端
部が切断され、以後搬送手段による長尺材の前方
への搬送および切断機による切断が順次行われ
る。すなわち、加工公差に相当する端材を予め切
断することにより、切断機のチヤツク機構にチヤ
ツクされている部分も所定長さの製品となるので
ある。
尺材は一旦搬送手段によつて前方に搬送される
が、長尺材の後端部が第2のストツパに当接する
まで後方に搬送される。このとき、第2のストツ
パから切断機の切断刃までの距離(長尺材後端か
ら切断機によつて切断される切断位置までの長
さ)は、製造しようとする製品の総長に相当して
おり、この位置で切断機によつてまず長尺材先端
部が切断され、以後搬送手段による長尺材の前方
への搬送および切断機による切断が順次行われ
る。すなわち、加工公差に相当する端材を予め切
断することにより、切断機のチヤツク機構にチヤ
ツクされている部分も所定長さの製品となるので
ある。
次に本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
る。
第1図は本考案の一実施例を示すものである。
この第1図において、長尺材切断装置は、長尺材
スタツカ12から矢印Aに示されるように長尺材
搬送路に送られてきた長尺材1を第1図左方(以
下、前方という)または第1図右方(以下、後方
という)に搬送する搬送ローラ16と、搬送路に
設けられ搬送ローラ16によつて搬送されてきた
長尺材1を切断する切断機14と、切断機14の
前方に位置し、搬送ローラ16によつて搬送され
てきた長尺材1の切断長さを決定するストツパ1
8と、搬送ローラ16の後方に位置し、矢印B方
向にスライドすることにより長尺材搬送路内に突
出可能な第2のストツパ20とから主として構成
されている。なお、符号30は長尺材切断装置が
固定されている架台である。
この第1図において、長尺材切断装置は、長尺材
スタツカ12から矢印Aに示されるように長尺材
搬送路に送られてきた長尺材1を第1図左方(以
下、前方という)または第1図右方(以下、後方
という)に搬送する搬送ローラ16と、搬送路に
設けられ搬送ローラ16によつて搬送されてきた
長尺材1を切断する切断機14と、切断機14の
前方に位置し、搬送ローラ16によつて搬送され
てきた長尺材1の切断長さを決定するストツパ1
8と、搬送ローラ16の後方に位置し、矢印B方
向にスライドすることにより長尺材搬送路内に突
出可能な第2のストツパ20とから主として構成
されている。なお、符号30は長尺材切断装置が
固定されている架台である。
スタツカ12には、長尺材分離搬出装置13
A,13Bが組み込まれており、スタツタ12内
に収容されている長尺材を1本毎に分離し、搬送
ローラ16の駆動力を受ける位置に搬出するよう
になつている。
A,13Bが組み込まれており、スタツタ12内
に収容されている長尺材を1本毎に分離し、搬送
ローラ16の駆動力を受ける位置に搬出するよう
になつている。
搬送手段は下記のそれぞれの作動機構を備えて
なり、搬送ローラ16は、左右に対向配置された
左ローラ16Bと右ローラ16Aとによつて構成
されており、両ローラ16A,16Bが矢印C方
向に接近し、長尺材1を両ローラ16A,16B
で挾んだ状態で搬送するようになつている。なお
符号17は、搬送ローラ16を駆動させるための
駆動モータであり、正逆回転ができる可逆モータ
である。
なり、搬送ローラ16は、左右に対向配置された
左ローラ16Bと右ローラ16Aとによつて構成
されており、両ローラ16A,16Bが矢印C方
向に接近し、長尺材1を両ローラ16A,16B
で挾んだ状態で搬送するようになつている。なお
符号17は、搬送ローラ16を駆動させるための
駆動モータであり、正逆回転ができる可逆モータ
である。
搬送ローラ16の搬送方向前方位置には、切断
刃14Aを有する切断機14が配置されている。
切断機14は回転チヤツク機構15を備えてお
り、搬送ローラ16によつて搬送されてきた長尺
材1は、この回転チヤツク機構15によつてチヤ
ツクされるとともに回転され、切断刃14Aの矢
印D方向への移動によつて切断されるようになつ
ている。なお符号15Aは回転チヤツク機構15
を回転駆動させるための駆動モータ、符号19
A,19Bは搬送路の搬送方向適宜間隔をもつて
対向配置されている長尺材支承ローラであつて、
長尺材1の回転を円滑なものとするためのもので
ある。
刃14Aを有する切断機14が配置されている。
切断機14は回転チヤツク機構15を備えてお
り、搬送ローラ16によつて搬送されてきた長尺
材1は、この回転チヤツク機構15によつてチヤ
ツクされるとともに回転され、切断刃14Aの矢
印D方向への移動によつて切断されるようになつ
ている。なお符号15Aは回転チヤツク機構15
を回転駆動させるための駆動モータ、符号19
A,19Bは搬送路の搬送方向適宜間隔をもつて
対向配置されている長尺材支承ローラであつて、
長尺材1の回転を円滑なものとするためのもので
ある。
切断機14の前方位置には、搬送ローラ16に
よつて搬送されてきた長尺材1の先端に当接し、
切断長さ(製品長さ)を決定するストツパ18が
設けられている。ストツパ18は、油圧シリンダ
部18Aとシリンダロツド先端に設けられたスト
ツパ部18Bとから構成されており、油圧シリン
ダ部18Aを作動させてストツパ部18Bの位置
を変えて切断長さ(製品長さ)をまた、ストツパ
18は矢印E方向に移動させることができ、切断
長さを大きく変えたい場合にはこのストツパ18
を移動させるようになつている。切断機14とス
トツパ18との間には、切断された製品を搬出す
るための搬送装置22が設置されている。
よつて搬送されてきた長尺材1の先端に当接し、
切断長さ(製品長さ)を決定するストツパ18が
設けられている。ストツパ18は、油圧シリンダ
部18Aとシリンダロツド先端に設けられたスト
ツパ部18Bとから構成されており、油圧シリン
ダ部18Aを作動させてストツパ部18Bの位置
を変えて切断長さ(製品長さ)をまた、ストツパ
18は矢印E方向に移動させることができ、切断
長さを大きく変えたい場合にはこのストツパ18
を移動させるようになつている。切断機14とス
トツパ18との間には、切断された製品を搬出す
るための搬送装置22が設置されている。
スタツカ12の左方位置であつてスタツカ12
からの長尺材1の搬出を妨げない位置に、第2の
ストツパ20が設置されている。この第2のスト
ツパ20は矢印B方向前後にスライドできるよう
になつており、通常はスタツカ12からの長尺材
1の搬送路の左方に位置し、必要に応じて長尺材
搬送路に突出するようになつている。ストツパ
(第2のストツパ)20は、油圧シリンダ部20
Aとシリンダロツド先端に設けられたストツパ部
20Bとから構成されており、ストツパ20は矢
印F方向に移動可能であつて、油圧シリンダ部2
0Aを作動させることにより、あるいはストツパ
20を移動させることにより、切断機14の切断
刃14Aからストツパ部20B間の距離Lを変更
できるようになつている。この切断刃14Aから
ストツパ部20Bまでの距離Lは、一本の長尺材
1が切断されて製造される製品長aiの総和n 〓i=1 aiに
設定されており、搬送ローラ16によつて長尺材
1が後方に搬送させる際に、長尺材1の後端がこ
のストツパ部20Bに当接するまで搬送されるよ
うになつている。すなわち、ストツパ20は、廃
棄処分とされる端材の切断位置を決定するように
なつている。
からの長尺材1の搬出を妨げない位置に、第2の
ストツパ20が設置されている。この第2のスト
ツパ20は矢印B方向前後にスライドできるよう
になつており、通常はスタツカ12からの長尺材
1の搬送路の左方に位置し、必要に応じて長尺材
搬送路に突出するようになつている。ストツパ
(第2のストツパ)20は、油圧シリンダ部20
Aとシリンダロツド先端に設けられたストツパ部
20Bとから構成されており、ストツパ20は矢
印F方向に移動可能であつて、油圧シリンダ部2
0Aを作動させることにより、あるいはストツパ
20を移動させることにより、切断機14の切断
刃14Aからストツパ部20B間の距離Lを変更
できるようになつている。この切断刃14Aから
ストツパ部20Bまでの距離Lは、一本の長尺材
1が切断されて製造される製品長aiの総和n 〓i=1 aiに
設定されており、搬送ローラ16によつて長尺材
1が後方に搬送させる際に、長尺材1の後端がこ
のストツパ部20Bに当接するまで搬送されるよ
うになつている。すなわち、ストツパ20は、廃
棄処分とされる端材の切断位置を決定するように
なつている。
符号24は、長尺材1の通過確認装置で、搬送
ローラ16とストツパ20との間の長尺材搬送路
内であつて、ストツパ20の近傍位置かつストツ
パ20の作動を妨げない位置に設けられている。
搬送ローラ16によつて長尺材1が前方に送ら
れ、長尺材1の後端がこの通過確認装置24位置
を通過すると、この通過確認装置24が搬送ロー
ラ16の駆動を停止するとともに、ストツパ20
を搬送路内にスライドさせるようになつている。
この通過確認装置24を設置する位置は、ストツ
パ20の近傍に限るものではないが、長尺材1後
端の通過を検出するようになつており、ストツパ
20に近い方がそれだけ早く搬送ローラ16を停
止させることができる等、作業時間を短縮するこ
とができるという利点がある。
ローラ16とストツパ20との間の長尺材搬送路
内であつて、ストツパ20の近傍位置かつストツ
パ20の作動を妨げない位置に設けられている。
搬送ローラ16によつて長尺材1が前方に送ら
れ、長尺材1の後端がこの通過確認装置24位置
を通過すると、この通過確認装置24が搬送ロー
ラ16の駆動を停止するとともに、ストツパ20
を搬送路内にスライドさせるようになつている。
この通過確認装置24を設置する位置は、ストツ
パ20の近傍に限るものではないが、長尺材1後
端の通過を検出するようになつており、ストツパ
20に近い方がそれだけ早く搬送ローラ16を停
止させることができる等、作業時間を短縮するこ
とができるという利点がある。
次に、本実施例に係る長尺材切断装置を用いて
長尺材を定尺切断する場合の作動手順を第2図〜
第5図に基づいて説明する。
長尺材を定尺切断する場合の作動手順を第2図〜
第5図に基づいて説明する。
まず、ストツパ18および20の位置を決定す
る。すなわち、切断機14の切断刃14Aからス
トツパ18のストツパ部18Bまでの長さを製品
長a、切断機14の切断刃14Aからストツパ2
0のストツパ部20Bまでの長さLをnaにセツ
トする。
る。すなわち、切断機14の切断刃14Aからス
トツパ18のストツパ部18Bまでの長さを製品
長a、切断機14の切断刃14Aからストツパ2
0のストツパ部20Bまでの長さLをnaにセツ
トする。
そして本実施例に係る装置を作動させると、ま
ず第2図に示されるように、スタツカ12から長
尺材1が1本搬出される。このときストツパ20
は長尺材1の搬送路の左側に位置している。搬送
ローラ16A,16Bが矢印C方向にスライドし
て長尺材1を挾み込み、長尺材1は搬送ローラ1
6によつて前方に搬送される。第3図に示される
ように、長尺材1の後端部が通過確認装置24を
通過すると搬送ローラ16の駆動が停止され、同
時にストツパ20がスライドして長尺材搬送路内
に突出状態となる。そして搬送ローラ16は逆方
向に駆動され、長尺材1は後方に搬送され、第4
図に示されるように長尺材1の後端がストツパ部
20Bに当接して搬送ローラ16の駆動が停止す
る。
ず第2図に示されるように、スタツカ12から長
尺材1が1本搬出される。このときストツパ20
は長尺材1の搬送路の左側に位置している。搬送
ローラ16A,16Bが矢印C方向にスライドし
て長尺材1を挾み込み、長尺材1は搬送ローラ1
6によつて前方に搬送される。第3図に示される
ように、長尺材1の後端部が通過確認装置24を
通過すると搬送ローラ16の駆動が停止され、同
時にストツパ20がスライドして長尺材搬送路内
に突出状態となる。そして搬送ローラ16は逆方
向に駆動され、長尺材1は後方に搬送され、第4
図に示されるように長尺材1の後端がストツパ部
20Bに当接して搬送ローラ16の駆動が停止す
る。
この状態で切断機14の回転チヤツク機構15
が長尺材1をチヤツクするとともに回転し、同時
に切断刃14Aが移動して長尺材1の先端部から
端材に相当する長さの分だけ切断除去される。な
お、このとき搬送ローラ16A,16Bは矢印C
方向と逆方向にスライドしており、長尺材1はチ
ヤツク機構15と長尺材支承ローラ19A,19
Bでのみ支持されている。端部の切断が終わると
切断刃14Aが元の位置に復帰し、回転チヤツク
機構15による回転およびチヤツクが解除され
る。そして搬送ローラ16A,16Bが再び矢印
C方向にスライドし、搬送ローラ16が駆動さ
れ、長尺材1が前方に搬送されて第5図に示され
るように、ストツパ18に当接し、搬送が停止す
る。この状態で搬送ローラ16A,16Bが開
き、回転チヤツク機構15が作動して長尺材1を
チヤツクするとともに回転し、同時に切断刃14
Aが移動して、長尺材1が所定長さに切断され
る。切断された製品は、下方の搬出装置22にて
搬出される。
が長尺材1をチヤツクするとともに回転し、同時
に切断刃14Aが移動して長尺材1の先端部から
端材に相当する長さの分だけ切断除去される。な
お、このとき搬送ローラ16A,16Bは矢印C
方向と逆方向にスライドしており、長尺材1はチ
ヤツク機構15と長尺材支承ローラ19A,19
Bでのみ支持されている。端部の切断が終わると
切断刃14Aが元の位置に復帰し、回転チヤツク
機構15による回転およびチヤツクが解除され
る。そして搬送ローラ16A,16Bが再び矢印
C方向にスライドし、搬送ローラ16が駆動さ
れ、長尺材1が前方に搬送されて第5図に示され
るように、ストツパ18に当接し、搬送が停止す
る。この状態で搬送ローラ16A,16Bが開
き、回転チヤツク機構15が作動して長尺材1を
チヤツクするとともに回転し、同時に切断刃14
Aが移動して、長尺材1が所定長さに切断され
る。切断された製品は、下方の搬出装置22にて
搬出される。
このように搬送ローラ16による搬送、切断機
14による切断が繰り返され、長尺材1は所定の
寸法aに定尺切断される。チヤツク機構15にチ
ヤツクされている最後の製品も所定の寸法aとな
つており、スタツカ12から分離され新たに搬送
されてきた長尺材に押出されて搬出装置22で搬
出される。そして新たな長尺材が同様の手順で定
尺切断されて次々と一定長さの製品が製造され
る。
14による切断が繰り返され、長尺材1は所定の
寸法aに定尺切断される。チヤツク機構15にチ
ヤツクされている最後の製品も所定の寸法aとな
つており、スタツカ12から分離され新たに搬送
されてきた長尺材に押出されて搬出装置22で搬
出される。そして新たな長尺材が同様の手順で定
尺切断されて次々と一定長さの製品が製造され
る。
このように本実施例では、廃棄処理される端材
の長さの中にチヤツク代に相当する長さが含まれ
ないため、長尺材1の切断の際の無駄を少なくで
き、長尺材1を有効に利用することができる。す
なわち、第2のストツパは、搬送路と直交方向に
スライドでき、かつ搬送路の長手方向にスライド
して位置を調整できるが、長尺材のそれぞれの切
断長さを合計した距離に調整後は固定されてお
り、搬送ローラを逆転させて長尺材の後端部を当
接させることにより、その先端部の端材を切断刃
で切断した後、搬送ローラを正転させて前方のス
トツパに長尺材の先端部を当接させてそれぞれの
切断長さに切断すれば良く、搬送ローラは長尺材
を挾持して拘束しながら搬送するため、その表面
を損傷することがない。そして長さにばらつきが
ある端材を最初に切断して所定寸法の長尺材料を
確保し、そのあとそれぞれの切断長さに切断する
もので、全長検測又は端材寸法計測等の複雑な測
定機器類は不要となり、正確に所定寸法の切断が
可能となる。
の長さの中にチヤツク代に相当する長さが含まれ
ないため、長尺材1の切断の際の無駄を少なくで
き、長尺材1を有効に利用することができる。す
なわち、第2のストツパは、搬送路と直交方向に
スライドでき、かつ搬送路の長手方向にスライド
して位置を調整できるが、長尺材のそれぞれの切
断長さを合計した距離に調整後は固定されてお
り、搬送ローラを逆転させて長尺材の後端部を当
接させることにより、その先端部の端材を切断刃
で切断した後、搬送ローラを正転させて前方のス
トツパに長尺材の先端部を当接させてそれぞれの
切断長さに切断すれば良く、搬送ローラは長尺材
を挾持して拘束しながら搬送するため、その表面
を損傷することがない。そして長さにばらつきが
ある端材を最初に切断して所定寸法の長尺材料を
確保し、そのあとそれぞれの切断長さに切断する
もので、全長検測又は端材寸法計測等の複雑な測
定機器類は不要となり、正確に所定寸法の切断が
可能となる。
前記実施例では長尺材切断装置を定尺に切断す
る場合について説明しているが、定尺切断以外の
場合にも適用でき、この場合には、製造しようと
する製品長に合わせてストツパ18の位置を調節
すればよい。
る場合について説明しているが、定尺切断以外の
場合にも適用でき、この場合には、製造しようと
する製品長に合わせてストツパ18の位置を調節
すればよい。
また前記実施例では、切断機14が架台30に
固定されており、ストツパ18,20はそれぞれ
搬送方向前後に移動可能であつて、ストツパ部1
8A,20Aを移動させることによつて長尺材1
の位置決めをするようになつているが、ストツパ
18,20、切断機14のいずれか一つを長尺材
搬送前後方向に対し固定状態とし、他の二つを搬
送前後方向に対し移動可能とすることによつて長
尺材1の位置決めを行うようにしてもよい。
固定されており、ストツパ18,20はそれぞれ
搬送方向前後に移動可能であつて、ストツパ部1
8A,20Aを移動させることによつて長尺材1
の位置決めをするようになつているが、ストツパ
18,20、切断機14のいずれか一つを長尺材
搬送前後方向に対し固定状態とし、他の二つを搬
送前後方向に対し移動可能とすることによつて長
尺材1の位置決めを行うようにしてもよい。
また前記実施例では、ストツパ18,20を長
尺材搬送前後方向に移動可能とすることにより切
断長さの位置決めを行つているが、第6図に示さ
れるような、回転可能な回転円板32Aを有し、
この回転円板32の表面に高さを異にした複数個
のストツパ部32Bが環状に設けられているスト
ツパ32を用いれば、ストツパを長尺材搬送前後
方向に移動しなくても位置決めを行うことができ
る。
尺材搬送前後方向に移動可能とすることにより切
断長さの位置決めを行つているが、第6図に示さ
れるような、回転可能な回転円板32Aを有し、
この回転円板32の表面に高さを異にした複数個
のストツパ部32Bが環状に設けられているスト
ツパ32を用いれば、ストツパを長尺材搬送前後
方向に移動しなくても位置決めを行うことができ
る。
以上の説明から明らかなように、本考案によれ
ば、廃棄される端材の長さはわずかなものとなる
ので、長尺材を有効に利用することが可能とな
る。さらに、長尺材を挾持して搬送し、最初に前
端部の端材を切断した後、所定の切断長さに切断
するため、正確な切断長さが得られるとともに、
全長検測等の測定機器が不要となる効果がある。
ば、廃棄される端材の長さはわずかなものとなる
ので、長尺材を有効に利用することが可能とな
る。さらに、長尺材を挾持して搬送し、最初に前
端部の端材を切断した後、所定の切断長さに切断
するため、正確な切断長さが得られるとともに、
全長検測等の測定機器が不要となる効果がある。
第1図は本考案の一実施例を示す平面図、第2
図〜第5図はその作動状態を説明する平面図、第
6図は本考案の他の実施例の要部斜視図、第7図
は従来の長尺材切断装置の平面図である。 1……長尺材、12……長尺材スタツカ、13
……長尺材分離搬出装置、14……切断機、14
A……切断刃、15……チヤツク機構、16(1
6A,16B)……搬送ローラ、17……搬送ロ
ーラを駆動する駆動モータ、18,20,32…
…ストツパ、22……搬出装置、24……長尺材
の通過確認装置、30……架台。
図〜第5図はその作動状態を説明する平面図、第
6図は本考案の他の実施例の要部斜視図、第7図
は従来の長尺材切断装置の平面図である。 1……長尺材、12……長尺材スタツカ、13
……長尺材分離搬出装置、14……切断機、14
A……切断刃、15……チヤツク機構、16(1
6A,16B)……搬送ローラ、17……搬送ロ
ーラを駆動する駆動モータ、18,20,32…
…ストツパ、22……搬出装置、24……長尺材
の通過確認装置、30……架台。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 1 長尺材の搬送路の前方にストツパが設置さ
れ、このストツパに前端部が当接するまで長尺
材を搬送する搬送手段と、前記搬送路内にあつ
て前記長尺材を把持しつつ切断する切断機と、
を備えた長尺材切断装置において、前記搬送路
の後方に、切断機の切断刃位置から前記長尺材
の少くとも1個の切断長さを合計した距離を隔
てて第2のストツパを設置し、前記搬送手段
は、前記長尺材を挾持して前記搬送路の後方に
搬送するとともにその後端部を前記第2のスト
ツパに当接させて前記前端部の端材を切断させ
た後、前記長尺材を前方に搬送し、前記ストツ
パに当接させてそれぞれの切断長さに切断させ
る作動機構を備えていることを特徴とする長尺
材切断装置。 2 長尺材の先端部が当接する前記ストツパは搬
送路長手方向に移動自在であり、前記長尺材の
後端部が当接する前記第2のストツパは搬送路
内への突出および搬送路長手方向への移動が自
在であることを特徴とする実用新案登録請求の
範囲第1項記載の長尺材切断装置。 3 長尺材の後端部の当接する第2のストツパと
切断機の切断刃との間の距離は、前記長尺材の
先端部の当接するストツパと切断機の切断刃と
の間の距離の整数倍に設定されていることを特
徴とする実用新案登録請求の範囲第1項記載の
長尺材切断装置。 4 長尺材の搬送路内に、該長尺材が第2のスト
ツパの前記搬送路内への突出動作を妨げない位
置まで前方に搬送されたことを検知する検知器
が設けられていることを特徴とする実用新案登
録請求の範囲第2項記載の長尺材切断装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985011441U JPH0314261Y2 (ja) | 1985-01-30 | 1985-01-30 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985011441U JPH0314261Y2 (ja) | 1985-01-30 | 1985-01-30 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61127917U JPS61127917U (ja) | 1986-08-11 |
JPH0314261Y2 true JPH0314261Y2 (ja) | 1991-03-29 |
Family
ID=30493564
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1985011441U Expired JPH0314261Y2 (ja) | 1985-01-30 | 1985-01-30 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0314261Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5172497B2 (ja) * | 2008-06-26 | 2013-03-27 | 東陽建設工機株式会社 | 鉄筋加工装置 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS50144981A (ja) * | 1974-05-13 | 1975-11-21 |
-
1985
- 1985-01-30 JP JP1985011441U patent/JPH0314261Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61127917U (ja) | 1986-08-11 |
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