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JPH029131Y2 - - Google Patents

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Publication number
JPH029131Y2
JPH029131Y2 JP1985012318U JP1231885U JPH029131Y2 JP H029131 Y2 JPH029131 Y2 JP H029131Y2 JP 1985012318 U JP1985012318 U JP 1985012318U JP 1231885 U JP1231885 U JP 1231885U JP H029131 Y2 JPH029131 Y2 JP H029131Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tongue
bolt
ear
clamp
ears
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1985012318U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS61129908U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1985012318U priority Critical patent/JPH029131Y2/ja
Publication of JPS61129908U publication Critical patent/JPS61129908U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH029131Y2 publication Critical patent/JPH029131Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、配管フランジ接続に使用されるク
ランプに関し、とくに、クランプ本体の一方の耳
部の先端縁に、折曲自在に連結した舌状体が、ボ
ルト締付け時に捩り変形することを防止するよう
にしたものである。
〔従来の技術〕
従来、配管フランジの接続用クランプとして、
第5図および第6図に示す構造のものが知られて
いる(特開昭58−88209号公報参照)。このクラン
プは、湾曲状に成形されたクランプ本体10の両
端に、ボルト穴14a,14bを有する一対の耳
部12a,12bが設けてあり、一方の側の耳部
12bの先端縁の折曲部15に、ボルト穴17が
穿設された舌状体16を耳部12bの外側に折り
曲げて取付け、舌状体16の外側面には、ボルト
穴17と同心にナツト18を固着し、舌状体16
の左右両側は、ナツト18の対角距離よりも狭い
幅で外側に折り曲げた側板19を設けている。
上記のクランプは、耳部12a側から耳部12
bに挿通したボルト30を、舌状体16に固着さ
れたナツト18に螺合して、ボルト30を回転す
るだけの操作で締付けることができるようにした
ものであり、配管が複雑に重なり合つた場所や余
裕スペースがなくて狭い場所などでも、クランプ
の着脱が容易にできるようになつている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上記の従来のクランプは、舌状体16のナツト
18にボルト30を螺合して締付けるときに、仮
に舌状体16に対するナツト18の固着状態に欠
陥があつて、ナツト18が舌状体16から外れた
ときにおいても、舌状体16の側板19がナツト
18の回り止め機能をもつているので、ナツト1
8をスパナー等の器具で保持することができない
場所でもボルト30の締付けに支障を来すことは
ないが、その反面、ナツト18が固着されている
舌状体16は、折曲部15によつて耳部12bの
先端縁に折曲自在に連結されているため、耳部1
2bに対する舌状体16の取付強度が十分ではな
く、このため、ボルト30を締付けるときに、ナ
ツト18に加えられる回転トルクによつて、舌状
体16が捩られて揺動し、ナツト18が、ボルト
30の中心軸線に対して傾いた状態となる。この
結果、ボルト30のねじ部が耳部12bのボルト
穴14bに擦れ合つてかじり付きが起り、ナツト
18への円滑な螺合が阻害される事態が生ずるこ
とになる。
この考案は、上記の問題を解決して、ボルト締
付け時における舌状体の捩れを防止する構造を備
えたクランプを提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案のクランプは、湾曲状に成形された溝
形断面形状をもつクランプ本体の両端に、ボルト
穴が同一中心線上に穿設された一対の耳部を対向
させて形成し、一方の耳部の先端縁から耳部の外
側に、耳部のボルト穴と同一中心線上にねじ穴が
螺設された舌状体を、折曲部を介して折曲自在に
連結してなる配管フランジ接続用クランプにおい
て、前記舌状体の左右両端に、耳部の両側縁間の
幅とほぼ等しい間隔で耳部の両側面に対して平行
な側板を、耳部側に延出させて設ける。
〔作用〕
クランプの耳部に挿通したボルトを締付けるこ
とにより、一方の耳部の先端縁に連結された舌状
体が耳部側に折り曲げられるのに伴つて、舌状体
の左右両側から耳部側に延出する側板が、耳部の
両側面に嵌め込まれた状態となり、ボルトの締付
け時における舌状体の捩れが側板によつて阻止さ
れる。
〔実施例〕
第1図および第2図は、それぞれこの考案の実
施例を示す正面図および側面図であり、クランプ
のボルト締付開始時の状態を示している。
クランプ本体10は、V形,U形等の溝形断面
形状もつ普通鋼、ステンレス鋼等を素材として、
ほぼO字形状に湾曲した形状に成形されており、
その両端には、一対の耳部12a,12bが適宜
の間隔をおいて対向して形成されている。この耳
部12a,12bには、それぞれボルト穴14
a,14bが同一中心線上に穿設されている。
この耳部12a,12bのうち、一方の耳部1
2bの先端縁から耳部12bの外側には、耳部1
2bと一体成形された舌状体16が、折曲部15
を介して折曲した状態で連結されている。
舌状体16は、長方形状の平板の左右両側を耳
部12bの両側縁間の幅とほぼ等しい間隔で耳部
12b側に折り曲げて、耳部12bの両側面に対
して平行な側板20が設けてある。この舌状体1
6には、耳部12bのボルト穴14bと同一中心
線上にボルト穴17が穿設されており、その外側
面には、ナツト18をボルト穴17の中心と一致
させて溶接により固着してある。
舌状体16を耳部12bの先端縁に連結する折
曲部15は、耳部12bの両側縁間の幅よりも小
さい幅に成形されており、この折曲部15を折曲
支点として舌状体16を耳部12b側に向つて折
り曲げることができるようになつている。
上記の舌状体16は、クランプ本体10と一体
成形する場合のほか、クランプ本体10とは別体
に成形したものを、耳部12bの先端縁の折曲部
15に接接等によつて連結してもよい。
また、舌状体16に固着するナツト18につい
ても、必ずしも舌状体16とは別体のものとする
必要はなく、舌状体16を肉厚の厚い平板で成形
して、ねじ穴を螺設することにより、舌状体16
自体をナツトとして構成することもできる。
上記構成のクランプを配管のフランジ等の継手
として使用するときは、クランプ本体10を配管
のフランジに被せて、耳部12aのボルト穴14
aから挿入したボルト30を耳部12bのボルト
穴14bを経て舌状体16のナツト18に螺合さ
せる。ボルト30が螺合されたナツト18は、舌
状体16に固着されていて回転しないから、ナツ
ト18をスパナー等で保持する必要はなく、ボル
ト30の頭部を回転させるだけの操作で締付けて
いくことができる。
ボルト30の締付けが進行するのに伴つて、対
向する耳部12a,12b同士が互に引寄せら
れ、耳部12a,12bの間隔が狭められるとと
もに、舌状体16が折曲部15を支点として折り
曲げられて耳部12b側に近接していく。この舌
状体16の折曲げによつて舌状体16の左右両側
から耳部12b側に延出した側板20が、耳部1
2bの両側面に嵌め込まれるから、ボルト30の
回転トルクがナツト18に加えられても、舌状体
16の捩れによる揺動が側板20によつて阻止さ
れる。したがつて、ボルト30の中心軸線に対し
てナツト18を確実に直角に保持した状態で、ボ
ルト30の締付けを行なうことができる。
このようにして、第3図および第4図に示すよ
うに、舌状体16の内側面が耳部12bの外側面
に当接した時点でボルト30の締付けが完了す
る。
なお、耳部12bの先端縁の折曲部15は、そ
の幅と厚さとを適宜の形状寸法に設定して所要の
強度と弾性とを付与することが望ましい。このよ
うにした場合は、ボルト30を締付けたときに、
舌状体16がスプリングワツシヤとしての機能を
もつことになり、ナツト18の弛みを防止するこ
とができる。
配管に着装されたクランプを取外すときにおい
ても、前記と同様にナツト18を保持することな
く、ボルト30を逆回転させるだけの操作を行な
えばよい。ボルト30を逆回転させると、耳部1
2a,12b相互間の間隔が離れるのに伴つて、
舌状体16は折曲部15の弾性復元力によつて耳
部12bから離隔する方向に拡開する。したがつ
て、ボルト30の中心軸線に対してナツト18を
直角に保持した状態でボルト30の螺脱を行なう
ことができる。
〔考案の効果〕
以上、説明したように、この考案によれば、ク
ランプ本体の耳部の先端縁に連結された舌状体
に、耳部側に延出する側板を設けて、ボルト締付
け時に側板が耳部の両側面に嵌め込まれるように
しているから、ボルト締付け時においても舌状体
が捩られることがなく、ボルトの中心軸線に対し
てナツトが確実に直角に保持された状態を維持し
て締付けることができる。したがつて、ボルトが
耳部のボルト穴に接触してかじり付きを起こすよ
うな事態の発生を防止することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の実施例であり、締付け開始
時の状態を示す正面図、第2図はその側面図、第
3図はこの考案のクランプの締付け終了時の状態
を示す正面図、第4図はその側面図、第5図は従
来のクランプの正面図、第6図はその側面図であ
る。 図中、10はクランプ本体、12a,12bは
耳部、14a,14bは耳部のボルト穴、15は
折曲部、16は舌状体、18はナツト、20は側
板である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 湾曲状に成形された溝形断面形状をもつクラン
    プ本体の両端に、ボルト穴が同一中心線上に穿設
    された一対の耳部を対向させて形成し、一方の耳
    部の先端縁から耳部の外側に、耳部のボルト穴と
    同一中心線上にねじ穴が螺設された舌状体を、折
    曲部を介して折曲自在に連結してなる配管フラン
    ジ接続用クランプにおいて、前記舌状体の左右両
    側に、耳部の両側縁間の幅とほぼ等しい間隔で耳
    部の両側面に対して平行な側板を、耳部側に延出
    させて設けたことを特徴とするクランプ。
JP1985012318U 1985-01-31 1985-01-31 Expired JPH029131Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985012318U JPH029131Y2 (ja) 1985-01-31 1985-01-31

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985012318U JPH029131Y2 (ja) 1985-01-31 1985-01-31

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61129908U JPS61129908U (ja) 1986-08-14
JPH029131Y2 true JPH029131Y2 (ja) 1990-03-06

Family

ID=30495266

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1985012318U Expired JPH029131Y2 (ja) 1985-01-31 1985-01-31

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Publication number Publication date
JPS61129908U (ja) 1986-08-14

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