JPH0262502B2 - - Google Patents
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- JPH0262502B2 JPH0262502B2 JP24943688A JP24943688A JPH0262502B2 JP H0262502 B2 JPH0262502 B2 JP H0262502B2 JP 24943688 A JP24943688 A JP 24943688A JP 24943688 A JP24943688 A JP 24943688A JP H0262502 B2 JPH0262502 B2 JP H0262502B2
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- Prior art keywords
- glass
- weight
- temperature
- less
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- Glass Compositions (AREA)
Description
産業上の利用分野
本発明は、高温用ガラス封止型サーミスタ素子
に関するものである。さらに詳しくいえば、本発
明は、ガラス封止型サーミスタ素子の製造過程に
おけるガラス封止時に、各構成部材の劣化がない
上、500℃以上の高温での使用においても、安定
したサーミスタ特性を有する高温用ガラス封止型
サーミスタ素子に関するものである。 従来の技術 従来、サーミスタ素子は、その感温抵抗体の電
気抵抗の温度依存性を利用して、温度測定や温度
制御用などの温度センサとして、多くの分野にお
いて広く用いられているが、近年、機器の電子制
御化が進むに伴い、厳しい条件下での使用におい
ても信頼の高いものが要求されるようになつてき
ている。例えば自動車排気ガス温度検出センサや
石油・ガス燃焼制御用センサなどに用いられるサ
ーミスタ素子は高温に耐えうるものが要求され
る。 該サーミスタ素子には、ガラス封止型や薄膜型
などがあり、このうちガラス封止型サーミスタ素
子は、それぞれにリード線が接続された一対の電
極を有するサーミスタチツプがガラス中に封止さ
れた構造を有している。 このようなガラス封止型サーミスタ素子におい
て用いられる封止用ガラスとしては、従来鉛ガラ
スが用いられていたが、このものはガラス転移温
度が400℃以下と低く、これを封止用ガラスとし
て用いたサーミスタ素子は、高温、特に500℃以
上での使用は困難であるため、用途の制限を免れ
なかつた。 ところで、ガラスには、ガラス転移温度が存在
し、このガラス転移温度域付近では原子やイオン
の移動が起こりやすくなり、ガラス構造が緩むた
めに、ガラスの熱膨張率は、ガラス転移温度以上
で急激に増大することになる。 ガラス封止型サーミスタにおいては、サーミス
タチツプ、封止ガラス、リード線などの構成部材
の材質を、それぞれ適宜選択して、それらの熱膨
張係数をほぼ一致させ、熱的に安定なサーミスタ
素子を作成することが重要である。このように熱
膨張係数を考えると、ガラス封止型のサーミスタ
素子の使用限界温度は封止に用いられるガラス転
移温度によつて限定されることになる。 したがつて、高温度用のガラス封止型サーミス
タ素子においては、封止ガラスとして、一般に転
移温度が高いホウケイ酸ガラスが用いられてい
る。しかしながら、このホウケイ酸ガラスにおい
ては、転移温度が500〜600℃で鉛ガラスに比べる
とかなり高いが、まだ十分とはいえず、しかも作
業温度が通常1000℃以上と高いために、サーミス
タ素子の製造過程におけるガラス封止時に、サー
ミスタチツプ、電極、リード線などが熱により劣
化して電気抵抗値が変化し、安定したサーミスタ
特性を有するサーミスタ素子が得られにくいとい
う欠点がある。 発明が解決しようとする課題 本発明は、このような事情のもとで、ガラス封
止型サーミスタ素子の製造過程におけるガラス封
止時に、構成部材の劣化がない上、500℃以上の
高温での使用においても、安定したサーミスタ特
性を有する高温用ガラス封止型サーミスタ素子を
提供することを目的としてなされたものである。 課題を解決するための手段 本発明者らは、前記の好ましい性質を有する高
温用ガラス封止型サーミスタ素子を開発するため
に鋭意研究を重ねた結果、特定のガラス転移温度
(Tg)と作業温度(Tw)と熱膨張係数(α)と
場合により所定の電気抵抗値を有するガラスを用
いれば所期の目的を達成しうることを見出し、こ
の知見に基づいて本発明を完成するに至つた。 すなわち、本発明は、(イ)SiO225〜35重量%と
B2O315〜30重量%との組合せで両者の合計量が
50〜55重量%、(ロ)Al2O32〜15重量%、(ハ)BaO単
独又はBaOとSrO、CaO、MgO及びZnOの中か
ら選ばれた少なくとも1種の酸化物との組合せ
で、BaO5重量%以上、SrO20重量%以下、
CaO15重量%以下、MgO15重量%以下、ZnO5重
量%以下を含む二価金属成分25〜40重量%及び所
望に応じ(ニ)ZrO26重量%以下、Li2O0.5重量%以
下、Na2O1重量%以下、K21重量%以下を成分と
して含有し、かつガラス転移温度(Tg)600℃以
上、作業温度(Tw)950℃以下であるホウケイ
酸ガラスを用いた高温用ガラス封止型サーミスタ
素子を提供するものである。 以下、本発明をさらに詳細に説明する。 本発明のサーミスタ素子に用いる封止ガラス
は、前記したように、主成分のSiO2とB2O3とか
ら成るホウケイ酸成分(イ)とアルミナ成分(ロ)と所定
の二価金属酸化物成分(ハ)と、所望に応じ添加され
る所定の任意成分(ニ)とから成る組成を有してい
る。 そして、(イ)〜(ニ)成分に関しては、それぞれ所定
の配合割合がとられるが、これは次のような理由
による。 すなわち、(イ)成分中のSiO2は、ガラスの網目
を構成する主成分であり、ガラスの安定化また化
学的耐久性の向上に有効である。しかしながら、
25重量%より少ないと上記効果が少なく、35重量
%より多くなると、ガラスの粘度が高くなり、作
業温度(Tw)の上昇を招く。 B2O3は、SiO2と同様ガラスの網目を構成する
成分であり、作業温度を下げると共にガラス転移
温度(Tg)を上昇させるのに有効である。しか
し、15重量%より少ないと上記効果が少なく、30
重量%より多くなると、化学的耐久性が劣化す
る。 また、SiO2及びB2O3の合計量が50重量%より
少ないとガラスの安定性が悪くなり、55重量%よ
り多くなると、作業温度(Tw)の上昇を招くの
で所定の範囲内とする。 次に(ロ)成分のAl2O3は、化学的耐久性を改善
し、ガラス転移温度(Tg)を上げるのに有効な
成分である。しかし、2重量%より少ないと上記
の効果が得られず、15重量%より多くなると作業
温度(Tw)の上昇を招くと共にガラスの安定性
が低下する。 (ハ)成分のBaO、SrO、CaO、MgO及びZnOは、
熱膨張係数の調整やガラス転移温度(Tg)を下
げることなく作業温度(Tw)を下げるのに有効
な成分である。 しかしBaOは5重量%より少ないと上記の効
果が得られず、40重量%より多くなると、熱膨張
係数が所定の範囲を超えてしまうと共に化学的耐
久性が劣化する。 SrOは20重量%より多くなると、CaO及び
MgOは15重量%より多くなるとガラスの安定性
を悪くし、失透傾向を増大する。 ZnOは作業温度(Tw)を下げるのに有効であ
るが、5重量%より多くなると、失透傾向を増し
てしまう。 かつBaO、SrO、CaO、MgO及びZnOの合計
量が25重量%より少ないと前記の効果が少なく、
40重量%より多くなると、ガラスの安定性及び化
学的耐久性が低下する。 ZrO2はAl2O3と同様にガラス転移温度(Tg)
の上昇及び化学的耐久性の向上に有効な成分であ
るが6重量%より多くなると、失透傾向を助長す
る。 Li2O、Na2O及びK2Oは、作業温度(Tw)を
下げるのに有効な成分である。しかしLi2Oは0.5
重量%、Na2O及びK2Oは1重量%より多くなる
と、ガラス転移温度を下げると共に、電気特性の
劣化を招くので好ましくない。 次に本発明に係る封止ガラスの組成(数値は重
量%)、作業温度(Tw)、転移温度(Tg)、熱膨
張係数(α)、500℃における比抵抗を表に示す。
に関するものである。さらに詳しくいえば、本発
明は、ガラス封止型サーミスタ素子の製造過程に
おけるガラス封止時に、各構成部材の劣化がない
上、500℃以上の高温での使用においても、安定
したサーミスタ特性を有する高温用ガラス封止型
サーミスタ素子に関するものである。 従来の技術 従来、サーミスタ素子は、その感温抵抗体の電
気抵抗の温度依存性を利用して、温度測定や温度
制御用などの温度センサとして、多くの分野にお
いて広く用いられているが、近年、機器の電子制
御化が進むに伴い、厳しい条件下での使用におい
ても信頼の高いものが要求されるようになつてき
ている。例えば自動車排気ガス温度検出センサや
石油・ガス燃焼制御用センサなどに用いられるサ
ーミスタ素子は高温に耐えうるものが要求され
る。 該サーミスタ素子には、ガラス封止型や薄膜型
などがあり、このうちガラス封止型サーミスタ素
子は、それぞれにリード線が接続された一対の電
極を有するサーミスタチツプがガラス中に封止さ
れた構造を有している。 このようなガラス封止型サーミスタ素子におい
て用いられる封止用ガラスとしては、従来鉛ガラ
スが用いられていたが、このものはガラス転移温
度が400℃以下と低く、これを封止用ガラスとし
て用いたサーミスタ素子は、高温、特に500℃以
上での使用は困難であるため、用途の制限を免れ
なかつた。 ところで、ガラスには、ガラス転移温度が存在
し、このガラス転移温度域付近では原子やイオン
の移動が起こりやすくなり、ガラス構造が緩むた
めに、ガラスの熱膨張率は、ガラス転移温度以上
で急激に増大することになる。 ガラス封止型サーミスタにおいては、サーミス
タチツプ、封止ガラス、リード線などの構成部材
の材質を、それぞれ適宜選択して、それらの熱膨
張係数をほぼ一致させ、熱的に安定なサーミスタ
素子を作成することが重要である。このように熱
膨張係数を考えると、ガラス封止型のサーミスタ
素子の使用限界温度は封止に用いられるガラス転
移温度によつて限定されることになる。 したがつて、高温度用のガラス封止型サーミス
タ素子においては、封止ガラスとして、一般に転
移温度が高いホウケイ酸ガラスが用いられてい
る。しかしながら、このホウケイ酸ガラスにおい
ては、転移温度が500〜600℃で鉛ガラスに比べる
とかなり高いが、まだ十分とはいえず、しかも作
業温度が通常1000℃以上と高いために、サーミス
タ素子の製造過程におけるガラス封止時に、サー
ミスタチツプ、電極、リード線などが熱により劣
化して電気抵抗値が変化し、安定したサーミスタ
特性を有するサーミスタ素子が得られにくいとい
う欠点がある。 発明が解決しようとする課題 本発明は、このような事情のもとで、ガラス封
止型サーミスタ素子の製造過程におけるガラス封
止時に、構成部材の劣化がない上、500℃以上の
高温での使用においても、安定したサーミスタ特
性を有する高温用ガラス封止型サーミスタ素子を
提供することを目的としてなされたものである。 課題を解決するための手段 本発明者らは、前記の好ましい性質を有する高
温用ガラス封止型サーミスタ素子を開発するため
に鋭意研究を重ねた結果、特定のガラス転移温度
(Tg)と作業温度(Tw)と熱膨張係数(α)と
場合により所定の電気抵抗値を有するガラスを用
いれば所期の目的を達成しうることを見出し、こ
の知見に基づいて本発明を完成するに至つた。 すなわち、本発明は、(イ)SiO225〜35重量%と
B2O315〜30重量%との組合せで両者の合計量が
50〜55重量%、(ロ)Al2O32〜15重量%、(ハ)BaO単
独又はBaOとSrO、CaO、MgO及びZnOの中か
ら選ばれた少なくとも1種の酸化物との組合せ
で、BaO5重量%以上、SrO20重量%以下、
CaO15重量%以下、MgO15重量%以下、ZnO5重
量%以下を含む二価金属成分25〜40重量%及び所
望に応じ(ニ)ZrO26重量%以下、Li2O0.5重量%以
下、Na2O1重量%以下、K21重量%以下を成分と
して含有し、かつガラス転移温度(Tg)600℃以
上、作業温度(Tw)950℃以下であるホウケイ
酸ガラスを用いた高温用ガラス封止型サーミスタ
素子を提供するものである。 以下、本発明をさらに詳細に説明する。 本発明のサーミスタ素子に用いる封止ガラス
は、前記したように、主成分のSiO2とB2O3とか
ら成るホウケイ酸成分(イ)とアルミナ成分(ロ)と所定
の二価金属酸化物成分(ハ)と、所望に応じ添加され
る所定の任意成分(ニ)とから成る組成を有してい
る。 そして、(イ)〜(ニ)成分に関しては、それぞれ所定
の配合割合がとられるが、これは次のような理由
による。 すなわち、(イ)成分中のSiO2は、ガラスの網目
を構成する主成分であり、ガラスの安定化また化
学的耐久性の向上に有効である。しかしながら、
25重量%より少ないと上記効果が少なく、35重量
%より多くなると、ガラスの粘度が高くなり、作
業温度(Tw)の上昇を招く。 B2O3は、SiO2と同様ガラスの網目を構成する
成分であり、作業温度を下げると共にガラス転移
温度(Tg)を上昇させるのに有効である。しか
し、15重量%より少ないと上記効果が少なく、30
重量%より多くなると、化学的耐久性が劣化す
る。 また、SiO2及びB2O3の合計量が50重量%より
少ないとガラスの安定性が悪くなり、55重量%よ
り多くなると、作業温度(Tw)の上昇を招くの
で所定の範囲内とする。 次に(ロ)成分のAl2O3は、化学的耐久性を改善
し、ガラス転移温度(Tg)を上げるのに有効な
成分である。しかし、2重量%より少ないと上記
の効果が得られず、15重量%より多くなると作業
温度(Tw)の上昇を招くと共にガラスの安定性
が低下する。 (ハ)成分のBaO、SrO、CaO、MgO及びZnOは、
熱膨張係数の調整やガラス転移温度(Tg)を下
げることなく作業温度(Tw)を下げるのに有効
な成分である。 しかしBaOは5重量%より少ないと上記の効
果が得られず、40重量%より多くなると、熱膨張
係数が所定の範囲を超えてしまうと共に化学的耐
久性が劣化する。 SrOは20重量%より多くなると、CaO及び
MgOは15重量%より多くなるとガラスの安定性
を悪くし、失透傾向を増大する。 ZnOは作業温度(Tw)を下げるのに有効であ
るが、5重量%より多くなると、失透傾向を増し
てしまう。 かつBaO、SrO、CaO、MgO及びZnOの合計
量が25重量%より少ないと前記の効果が少なく、
40重量%より多くなると、ガラスの安定性及び化
学的耐久性が低下する。 ZrO2はAl2O3と同様にガラス転移温度(Tg)
の上昇及び化学的耐久性の向上に有効な成分であ
るが6重量%より多くなると、失透傾向を助長す
る。 Li2O、Na2O及びK2Oは、作業温度(Tw)を
下げるのに有効な成分である。しかしLi2Oは0.5
重量%、Na2O及びK2Oは1重量%より多くなる
と、ガラス転移温度を下げると共に、電気特性の
劣化を招くので好ましくない。 次に本発明に係る封止ガラスの組成(数値は重
量%)、作業温度(Tw)、転移温度(Tg)、熱膨
張係数(α)、500℃における比抵抗を表に示す。
【表】
【表】
さらに、本発明のサーミスタ素子に用いられる
封止ガラスは、ガラス転移温度が600℃以上、好
ましくは600〜700℃の範囲にあり、かつ作業温度
が950℃以下、好ましくは800〜950℃の範囲にあ
ることが必要である。該ガラス転移温度が600℃
未満のものでは500℃以上の高温での常用使用に
おいて、十分に安定したサーミスタ特性を有する
サーミスタ素子が得られないおそれがあるし、作
業温度が950℃を超えるとサーミスタ素子の製造
過程におけるガラス封止時に、サーミスタチツ
プ、電極、リード線などが熱により劣化して電気
抵抗値が変化し、安定したサーミスタ特性を有す
るサーミスタ素子が得られにくくなる。 また、場合により、前記封止ガラスは、熱膨張
係数(α)50×10-7〜70×10-7deg-1、500℃にお
ける比抵抗1×106Ω・cm以上であるものが好ま
しい。 次に、本発明の高温用ガラス封止型サーミスタ
素子を製造する方法について説明すると、まず、
熱膨張率が30×10-7〜90×10-7deg-1程度の焼結
体から成る直径3インチ程度、厚さ0.5mm程度の
ウエハを作製したのち、このウエハの両面に、電
極層を形成し、次いでこの電極層が形成されたウ
エハを、ダイシングソーなどにより一辺0.75mm程
度の正方形に切断し、チツプ化する。この際使用
する焼結体については特に制限はなく、従来サー
ミスタ材料として慣用されているもの、例えば
MnO2−NiO系、Al2O3−NiO系、ZrO2系、
Al2O3−CrO3系、Fe2O3系、スピネル系、SiC系
などを用いることができるが、特に炭化物、窒化
物、ホウ化物及びケイ化物の中から選ばれた少な
くとも1種を含有する焼結体が好ましく用いられ
る。このようなサーミスタ材料の中で、特に熱膨
張率が30×10-7〜90×10-7deg-1、好ましくは50
×10-7〜70×10-7deg-1の範囲にあるものが好適
である。この熱膨張率が前記範囲を逸脱すると、
高温用サーミスタ素子に適したリード線や封止ガ
ラスの材料を選定するのが困難となり好ましくな
い。 該炭化物としては、例えばSiC、B4C、TiC、
ZrC、Mo2、NbC、CrO3C2などが、窒化物とし
て例えばBN、TiN、NbN、Cr2Nなどが、ホウ
化物としては例えばCrB、ZrB、MoB、WBなど
が、ケイ化物としては例えばMoSi2、CrSi2、
TiSi2、WSi2などが挙げられる。 これらの炭化物、窒化物、ホウ化物及びケイ化
物の中から選ばれた少なくとも1種を含有する焼
結体は、高温域でのB定数の安定化や不活性ガス
中での高温封止の点で有利である。 このような材料としては、例えばAl2O3−SiC
系、Al2O3−B4C系、Al2O3−SiC−B4C系、
Al2O3−B4C−BN系、Al2O3−(TiN、NbN)
系、Al2O3−TiSi2系など、Al2O3を含有するもの
を挙げることができる。これらの材料において
は、該Al2O3の含有量が50〜95重量%の範囲にあ
るものが好ましい。SiCを含有する場合、その含
有量は50重量%以下が好ましく、50重量%を超え
るとガラス封止の際に、発泡が多く生じるおそれ
がある。 一方、電極層については特に制限はなく、従来
サーミスタ素子に慣用されている導電性材料から
成る電極あるいは導電性材料を含有する電極の中
から任意のものを選択して用いることができる。 前記導電性材料としては、公知の導電性物質、
例えばAu、Ag、Pt、Pd、W、Cu、Ni、Mo、
Ml、Fe、Ti、Mnなど、あるいはPt−Au、Pd−
Au、Pt−Pd−Au、Pd−Ag、Pt−Pd−Ag、Fe
−Ni−Co、Fe−Ni、Mo−Mnなどの合金などい
ずれも使用可能である。 これらの導電性材料を気相めつき、液相めつ
き、溶射、あるいは箔にしてロウ付などにより電
極層とすればよい。また、これらの導電性材料
を、バインダ及び溶剤、さらに好ましくはこれら
に適当な酸化物を加え、混合して導電性ペースト
を作製し、この導電性ペーストをサーミスタチツ
プに塗布して焼成し、電極層とするいわゆる厚膜
法により形成してもよい。なお、該ペーストとし
ては、ガラス分を含有しないガラスフリツトレス
のものを用いるのが好ましい。ガラスフリツト入
りのものを用いると、接続の際に発泡が生じやす
く、接続性や密着性が悪くなるおそれがある、こ
のような電極層の厚さは、通常5〜200μmの範
囲で選ばれる。 次に、このようにして得られたチツプに、直径
0.2〜0.5mm、長さ20〜100mm程度のリード線を接
続したのち、これを通常直径1.5〜2.5mm、長さ5
mm程度の封止ガラスから成るガラス管に挿入し
て、アルゴンガス雰囲気などの不活性雰囲気中
で、750〜900℃程度の温度において封止し、さら
に必要に応じ、500〜750℃の範囲の温度におい
て、10〜100時間程度エージングを行うことによ
り、ガラス封止型サーミスタ素子を得ることがで
きる。 この際用いられるリード線については特に制限
はなく、従来サーミスタ素子における耐熱リード
線として慣用されているもの、例えば29重量%
Ni−17重量%、Co−残Feの組成を有するコバー
ル合金や41〜43重量%Ni−残Feの組成を有する
42アロイ合金、あるいはFe−Cr系合金などから
成るものを用いることができるが、これらの中で
熱膨張率や封止ガラスとの密着性などの点からコ
バール合金から成るものが好適である。このよう
なリード線は、あらかじめその表面に白金などの
耐熱金属を用いてめつき処理を施したものを用い
てもよい。 前記リード線としては、通常直径が0.2〜0.5
mm、長さ20〜100mmの範囲にあるものが用いられ、
また、このリード線を該電極層に接続する方法と
しては、例えば金ペーストなどの導電性ペースト
を用い、電気的に接触させて接続する方法、溶接
による方法、超音波ボンダーによる方法など、任
意の方法を用いることができる。 このようにして作製されたガラス封止型サーミ
スタ素子の構造を添付図面に従つて説明すると、
図はサーミスタチツプ1の両側に、一対の電極層
4が設けられ、この電極層4のそれぞれに、リー
ド線3が接続され、さらにリード線の一部を除く
全体が封止剤2で封止された構造を示している。 実施例 次に、実施例により本発明をさらに詳細に説明
するが、本発明はこれらの例によつてなんら限定
されるものではない。 なお、サーミスタ素子の耐熱性は、サンプルを
500℃にて5000時間保持し、高温保存による抵抗
値の変化をΔR、高温保存前の抵抗値をR0とし
て、式 抵抗変化率(%)=ΔR/R0×100 に従つて抵抗変化率を求め評価した。 実施例 1 Al2O386重量%とB4C14重量%とから成る直径
3インチ、厚さ0.5mmの複合焼結体を、焼成温度
1650℃、プレス圧200Kg/cm2の条件下でホツトプ
レス焼結して作製したのち、この複合焼結体の両
面に、蒸着により厚さ0.5μmのNi電極層を形成
し、さらにこの上に、めつきにより厚さ1.0μmの
白金電極層を形成し、ウエハとした。次いで、こ
のようにして得られたウエハを、外周スライシン
グマシンによりダイアモンドブレードにて一辺
0.75mmの正方形に切断加工し、サーミスタチツプ
を得た。 続いて、このチツプに、直径0.3mm、長さ65mm
のコバール合金製リード線を下記に示す条件にて
パラレルギヤツプ溶接法により接続した。 (パラレルギヤツプ溶接条件) 交流電圧 0.06〜0.83V 時 間 30〜40msec ギヤツプ長 0.20mm 印加圧力 2.8Kg 次に、このようにして得られたものを、ガラス
転移温度650℃、作業温度942℃のNo.1ガラス(組
成、表のNo.1)から成る直径2.5mm、長さ4mm管
に挿入し、アルゴンガス雰囲気中で800℃にて封
止したのち、これをエージング処理して、図に示
されるようなガラス封止型サーミスタ素子を作製
した。 このものについて、耐熱性を調べたところ、抵
抗変化率は1.0%以下であつた。 実施例 2 実施例1における封止ガラスとして、No.1ガラ
スの代りに、ガラス転移温度623℃、作業温度879
℃のNo.2ガラス(組成、表のNo.2)を用いた以外
は、実施例1と全く同様にしてガラス封止型サー
ミスタ素子を作製し、その耐熱性を調べた。その
結果、抵抗変化率は1.0%以下であつた。 比較例 実施例1におけるNo.1ガラスの代りに、ガラス
転移温度が490℃、作業温度が1128℃のコーニン
グ7052ホウケイ酸ガラス(SiO25重量%、B2O318
重量%、Al2O37重量%、BaO3重量%、Li2O1重
量%、Na2O2重量%、K2O3重量%)を用いた以
外は、実施例1と全く同様にしてガラス封止型サ
ーミスタ素子を作製し、その耐熱性を調べた。そ
の結果、抵抗変化率は10.0%であつた。 発明の効果 本発明の高温用ガラス封止型サーミスタ素子
は、ガラス転移温度(Tg)が600℃以上及び作業
温度(Tw)が1000℃未満、特に950℃以下で、
熱膨張係数(α)が50×10-7×10-7deg-1、かつ
500℃における比抵抗が1×106Ω・cm以上の封止
ガラスを用いることにより、ガラス封止型サーミ
スタ素子の製造過程におけるガラス封止時に、構
成部材の劣化をもたらすことがない上、500℃以
上の高温での使用においても安定したサーミスタ
特性を与えることができる。 このガラス封止型サーミスタ素子は、例えば自
動車排気ガス温度検出センサや石油・ガス燃焼制
御用センサなどの高温センサとして好適である。
封止ガラスは、ガラス転移温度が600℃以上、好
ましくは600〜700℃の範囲にあり、かつ作業温度
が950℃以下、好ましくは800〜950℃の範囲にあ
ることが必要である。該ガラス転移温度が600℃
未満のものでは500℃以上の高温での常用使用に
おいて、十分に安定したサーミスタ特性を有する
サーミスタ素子が得られないおそれがあるし、作
業温度が950℃を超えるとサーミスタ素子の製造
過程におけるガラス封止時に、サーミスタチツ
プ、電極、リード線などが熱により劣化して電気
抵抗値が変化し、安定したサーミスタ特性を有す
るサーミスタ素子が得られにくくなる。 また、場合により、前記封止ガラスは、熱膨張
係数(α)50×10-7〜70×10-7deg-1、500℃にお
ける比抵抗1×106Ω・cm以上であるものが好ま
しい。 次に、本発明の高温用ガラス封止型サーミスタ
素子を製造する方法について説明すると、まず、
熱膨張率が30×10-7〜90×10-7deg-1程度の焼結
体から成る直径3インチ程度、厚さ0.5mm程度の
ウエハを作製したのち、このウエハの両面に、電
極層を形成し、次いでこの電極層が形成されたウ
エハを、ダイシングソーなどにより一辺0.75mm程
度の正方形に切断し、チツプ化する。この際使用
する焼結体については特に制限はなく、従来サー
ミスタ材料として慣用されているもの、例えば
MnO2−NiO系、Al2O3−NiO系、ZrO2系、
Al2O3−CrO3系、Fe2O3系、スピネル系、SiC系
などを用いることができるが、特に炭化物、窒化
物、ホウ化物及びケイ化物の中から選ばれた少な
くとも1種を含有する焼結体が好ましく用いられ
る。このようなサーミスタ材料の中で、特に熱膨
張率が30×10-7〜90×10-7deg-1、好ましくは50
×10-7〜70×10-7deg-1の範囲にあるものが好適
である。この熱膨張率が前記範囲を逸脱すると、
高温用サーミスタ素子に適したリード線や封止ガ
ラスの材料を選定するのが困難となり好ましくな
い。 該炭化物としては、例えばSiC、B4C、TiC、
ZrC、Mo2、NbC、CrO3C2などが、窒化物とし
て例えばBN、TiN、NbN、Cr2Nなどが、ホウ
化物としては例えばCrB、ZrB、MoB、WBなど
が、ケイ化物としては例えばMoSi2、CrSi2、
TiSi2、WSi2などが挙げられる。 これらの炭化物、窒化物、ホウ化物及びケイ化
物の中から選ばれた少なくとも1種を含有する焼
結体は、高温域でのB定数の安定化や不活性ガス
中での高温封止の点で有利である。 このような材料としては、例えばAl2O3−SiC
系、Al2O3−B4C系、Al2O3−SiC−B4C系、
Al2O3−B4C−BN系、Al2O3−(TiN、NbN)
系、Al2O3−TiSi2系など、Al2O3を含有するもの
を挙げることができる。これらの材料において
は、該Al2O3の含有量が50〜95重量%の範囲にあ
るものが好ましい。SiCを含有する場合、その含
有量は50重量%以下が好ましく、50重量%を超え
るとガラス封止の際に、発泡が多く生じるおそれ
がある。 一方、電極層については特に制限はなく、従来
サーミスタ素子に慣用されている導電性材料から
成る電極あるいは導電性材料を含有する電極の中
から任意のものを選択して用いることができる。 前記導電性材料としては、公知の導電性物質、
例えばAu、Ag、Pt、Pd、W、Cu、Ni、Mo、
Ml、Fe、Ti、Mnなど、あるいはPt−Au、Pd−
Au、Pt−Pd−Au、Pd−Ag、Pt−Pd−Ag、Fe
−Ni−Co、Fe−Ni、Mo−Mnなどの合金などい
ずれも使用可能である。 これらの導電性材料を気相めつき、液相めつ
き、溶射、あるいは箔にしてロウ付などにより電
極層とすればよい。また、これらの導電性材料
を、バインダ及び溶剤、さらに好ましくはこれら
に適当な酸化物を加え、混合して導電性ペースト
を作製し、この導電性ペーストをサーミスタチツ
プに塗布して焼成し、電極層とするいわゆる厚膜
法により形成してもよい。なお、該ペーストとし
ては、ガラス分を含有しないガラスフリツトレス
のものを用いるのが好ましい。ガラスフリツト入
りのものを用いると、接続の際に発泡が生じやす
く、接続性や密着性が悪くなるおそれがある、こ
のような電極層の厚さは、通常5〜200μmの範
囲で選ばれる。 次に、このようにして得られたチツプに、直径
0.2〜0.5mm、長さ20〜100mm程度のリード線を接
続したのち、これを通常直径1.5〜2.5mm、長さ5
mm程度の封止ガラスから成るガラス管に挿入し
て、アルゴンガス雰囲気などの不活性雰囲気中
で、750〜900℃程度の温度において封止し、さら
に必要に応じ、500〜750℃の範囲の温度におい
て、10〜100時間程度エージングを行うことによ
り、ガラス封止型サーミスタ素子を得ることがで
きる。 この際用いられるリード線については特に制限
はなく、従来サーミスタ素子における耐熱リード
線として慣用されているもの、例えば29重量%
Ni−17重量%、Co−残Feの組成を有するコバー
ル合金や41〜43重量%Ni−残Feの組成を有する
42アロイ合金、あるいはFe−Cr系合金などから
成るものを用いることができるが、これらの中で
熱膨張率や封止ガラスとの密着性などの点からコ
バール合金から成るものが好適である。このよう
なリード線は、あらかじめその表面に白金などの
耐熱金属を用いてめつき処理を施したものを用い
てもよい。 前記リード線としては、通常直径が0.2〜0.5
mm、長さ20〜100mmの範囲にあるものが用いられ、
また、このリード線を該電極層に接続する方法と
しては、例えば金ペーストなどの導電性ペースト
を用い、電気的に接触させて接続する方法、溶接
による方法、超音波ボンダーによる方法など、任
意の方法を用いることができる。 このようにして作製されたガラス封止型サーミ
スタ素子の構造を添付図面に従つて説明すると、
図はサーミスタチツプ1の両側に、一対の電極層
4が設けられ、この電極層4のそれぞれに、リー
ド線3が接続され、さらにリード線の一部を除く
全体が封止剤2で封止された構造を示している。 実施例 次に、実施例により本発明をさらに詳細に説明
するが、本発明はこれらの例によつてなんら限定
されるものではない。 なお、サーミスタ素子の耐熱性は、サンプルを
500℃にて5000時間保持し、高温保存による抵抗
値の変化をΔR、高温保存前の抵抗値をR0とし
て、式 抵抗変化率(%)=ΔR/R0×100 に従つて抵抗変化率を求め評価した。 実施例 1 Al2O386重量%とB4C14重量%とから成る直径
3インチ、厚さ0.5mmの複合焼結体を、焼成温度
1650℃、プレス圧200Kg/cm2の条件下でホツトプ
レス焼結して作製したのち、この複合焼結体の両
面に、蒸着により厚さ0.5μmのNi電極層を形成
し、さらにこの上に、めつきにより厚さ1.0μmの
白金電極層を形成し、ウエハとした。次いで、こ
のようにして得られたウエハを、外周スライシン
グマシンによりダイアモンドブレードにて一辺
0.75mmの正方形に切断加工し、サーミスタチツプ
を得た。 続いて、このチツプに、直径0.3mm、長さ65mm
のコバール合金製リード線を下記に示す条件にて
パラレルギヤツプ溶接法により接続した。 (パラレルギヤツプ溶接条件) 交流電圧 0.06〜0.83V 時 間 30〜40msec ギヤツプ長 0.20mm 印加圧力 2.8Kg 次に、このようにして得られたものを、ガラス
転移温度650℃、作業温度942℃のNo.1ガラス(組
成、表のNo.1)から成る直径2.5mm、長さ4mm管
に挿入し、アルゴンガス雰囲気中で800℃にて封
止したのち、これをエージング処理して、図に示
されるようなガラス封止型サーミスタ素子を作製
した。 このものについて、耐熱性を調べたところ、抵
抗変化率は1.0%以下であつた。 実施例 2 実施例1における封止ガラスとして、No.1ガラ
スの代りに、ガラス転移温度623℃、作業温度879
℃のNo.2ガラス(組成、表のNo.2)を用いた以外
は、実施例1と全く同様にしてガラス封止型サー
ミスタ素子を作製し、その耐熱性を調べた。その
結果、抵抗変化率は1.0%以下であつた。 比較例 実施例1におけるNo.1ガラスの代りに、ガラス
転移温度が490℃、作業温度が1128℃のコーニン
グ7052ホウケイ酸ガラス(SiO25重量%、B2O318
重量%、Al2O37重量%、BaO3重量%、Li2O1重
量%、Na2O2重量%、K2O3重量%)を用いた以
外は、実施例1と全く同様にしてガラス封止型サ
ーミスタ素子を作製し、その耐熱性を調べた。そ
の結果、抵抗変化率は10.0%であつた。 発明の効果 本発明の高温用ガラス封止型サーミスタ素子
は、ガラス転移温度(Tg)が600℃以上及び作業
温度(Tw)が1000℃未満、特に950℃以下で、
熱膨張係数(α)が50×10-7×10-7deg-1、かつ
500℃における比抵抗が1×106Ω・cm以上の封止
ガラスを用いることにより、ガラス封止型サーミ
スタ素子の製造過程におけるガラス封止時に、構
成部材の劣化をもたらすことがない上、500℃以
上の高温での使用においても安定したサーミスタ
特性を与えることができる。 このガラス封止型サーミスタ素子は、例えば自
動車排気ガス温度検出センサや石油・ガス燃焼制
御用センサなどの高温センサとして好適である。
図は本発明のガラス封止型サーミスタ素子の1
例の断面図であつて、図中符号1はサーミスタチ
ツプ、2は封止ガラス、3はリード線、4は電極
層である。
例の断面図であつて、図中符号1はサーミスタチ
ツプ、2は封止ガラス、3はリード線、4は電極
層である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 (イ) SiO225〜35重量%とB2O315〜30重量%
との組合せで両者の合計量が50〜55重量%、 (ロ) Al2O32〜15重量%、 (ハ) BaO単独又はBaOとSrO、CaO、MgO及び
ZnOの中から選ばれた少なくとも1種の酸化物
との組合せで、BaO5重量%以上、SrO20重量
%以下、CaO15重量%以下、MgO15重量%以
下、ZnO5重量%以下を含む二価金属成分25〜
40重量%及び所望に応じ (ニ) ZrO26重量%以下、Li2O0.5重量%以下、
Na2O1重量%以下、K2O1重量%以下 を成分として含有し、かつガラス転移温度(Tg)
600℃以上、作業温度(Tw)950℃以下であるホ
ウケイ酸ガラスを用いた高温用ガラス封止型サー
ミスタ素子。 2 前記ホウケイ酸ガラスが、熱膨張係数(α)
50×10-7〜70×10-7deg-1、500℃における比抵抗
1×106Ω・cm以上である請求項1記載の高温用
ガラス封止型サーミスタ素子。 3 前記サーミスタ素子が、炭化物、窒化物、ホ
ウ化物及びケイ化物の1種以上を含む焼結体であ
る請求項1に記載の高温用ガラス封止型サーミス
タ素子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24943688A JPH0297435A (ja) | 1988-10-03 | 1988-10-03 | 高温用ガラス封子型サーミスタ素子 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24943688A JPH0297435A (ja) | 1988-10-03 | 1988-10-03 | 高温用ガラス封子型サーミスタ素子 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0297435A JPH0297435A (ja) | 1990-04-10 |
JPH0262502B2 true JPH0262502B2 (ja) | 1990-12-25 |
Family
ID=17192941
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24943688A Granted JPH0297435A (ja) | 1988-10-03 | 1988-10-03 | 高温用ガラス封子型サーミスタ素子 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0297435A (ja) |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002012445A (ja) | 2000-01-18 | 2002-01-15 | Central Glass Co Ltd | 低融点ガラス |
JP2002348895A (ja) * | 2001-05-23 | 2002-12-04 | Asahi Tec Corp | 地下構造物用蓋 |
EP1826187A1 (en) * | 2004-09-29 | 2007-08-29 | Nippon Electric Glass Co., Ltd. | Glass for semiconductor sealing, sheath tube for semiconductor sealing and semiconductor electronic part |
JP5904536B2 (ja) * | 2012-03-28 | 2016-04-13 | 株式会社ノリタケカンパニーリミテド | 高温で気密性を保つセラミックス−金属のガラスシール構造体 |
DE102013224111B4 (de) * | 2013-11-26 | 2017-01-12 | Schott Ag | Natriumbeständiges Fügeglas und dessen Verwendung, Fügeverbindung, Energiespeichereinrichtung und/oder Energieerzeugungseinrichtung |
JP7232106B2 (ja) * | 2019-03-29 | 2023-03-02 | 株式会社ノリタケカンパニーリミテド | ガラス接合材およびその利用 |
WO2021149633A1 (ja) * | 2020-01-21 | 2021-07-29 | 日本山村硝子株式会社 | 低熱膨張性封着・被覆用ガラス |
-
1988
- 1988-10-03 JP JP24943688A patent/JPH0297435A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0297435A (ja) | 1990-04-10 |
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