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JPH02250823A - マイクロカプセル剤およびその製造方法 - Google Patents

マイクロカプセル剤およびその製造方法

Info

Publication number
JPH02250823A
JPH02250823A JP1070491A JP7049189A JPH02250823A JP H02250823 A JPH02250823 A JP H02250823A JP 1070491 A JP1070491 A JP 1070491A JP 7049189 A JP7049189 A JP 7049189A JP H02250823 A JPH02250823 A JP H02250823A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
microcapsules
solution
added
insulin
drug
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP1070491A
Other languages
English (en)
Inventor
Isao Morishita
森下 勇夫
Tsuneji Nagai
永井 恒司
Ryoji Machida
良治 町田
Mariko Morishita
真莉子 森下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tsumura and Co
Original Assignee
Tsumura and Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tsumura and Co filed Critical Tsumura and Co
Priority to JP1070491A priority Critical patent/JPH02250823A/ja
Publication of JPH02250823A publication Critical patent/JPH02250823A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Medicinal Preparation (AREA)
  • Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ 本発明は、製薬業におけるペプチド系薬物のような消化
酵素により分解を受ける薬物の経口投与を可能とするマ
イクロカプセル剤およびその製造方法に関するものであ
る。
[従来の技術および課題] ペプチド基の薬物であるインシュリンやペンタガストリ
ン等のように、消化酵素により分解または失活させられ
る薬物は経口投与できないため、一般に注射剤の形で投
与されている。しかし、注射剤の投与に関しては、アナ
フィラキシ−ショック、連続及下注によるリボジストロ
フィー、局所アレルギー、湿疹等の副作用を起こすこと
もある。
また、過剰投与、誤投与等の起こった場合の処置は困難
を極め、対応不可能な場合もある。さらに、インシュリ
ンのように自己注射が認められているものもあるが、一
般には医者、看護婦等の専門技術者による投与が必要で
あり、長期間投与が必要な患りにとっては注射剤の投与
は煩わしくもある。
このような背景から、これらの薬物の注射剤に代わる剤
形で、簡便に苦痛なく、しかも確実に投与できる方法が
切望されており、多くの研究者がそれらの投与方法につ
いて検討してきているが、実用化に至ったものは極めて
少ない。
一般に最も簡便かつ安全であるとされている経口投与に
ついては、これらの薬物が消化酵素により分解、失活さ
れることがまず第一に問題となる。
このほかにも、腸管からの吸収性、および肝臓での初期
通過効果の間W1らあるが、これらの薬物の経口投与を
可能とするためには、まず第一に消化酵素から薬物を保
護することが必要不可欠である。
そのため、消化酵素阻害剤を添加した製剤やリポソーム
製剤の投与が検討されているが、消化作用の問題のため
実用化に至っていないのが現状である。従って、消化酵
素による分解をより抑えた製剤の開発が望まれていた。
[課題を解決するための手段] 本発明者らは、上記課題を解決すべく鋭意研究を続けて
おり、現在まで製造価格の低く、特定のpHにおいて薬
物を溶出する経口投与による薬剤を開発している(時開
昭和63年第79818号)。
今回さらに研究を重ねた結果、消化酵素により分解また
は失活する薬物を腸溶性を施したマイクロカプセル中に
封入することにより、胃内でのペプシンによる分解を防
ぎ、また、腸内で薬物か溶出する際に、マイクロカプセ
ル中に添加したブ〔1テアーゼ・インヒビターによりト
リブノン、キモトリプシンによる分解から薬物を保護I
2、さらにはマイクロカプセル中に添加する吸収促進剤
により、小腸における薬物の吸収を高める等の効果によ
り、経口投与を可能とするマイクロカプセル剤およびそ
の製造方法を見いたし、本発明を完成4″るに至った。
すなわち、本発明は以下に示す如くである。
(1)プロテアーゼ・インヒビターおよびアクリル酸樹
脂誘導体またはヒドロキシプロピルメチルセルロースフ
タレートの有機溶媒の溶液に薬物を投入、撹拌し、さら
に粘稠性液体に懸濁させ、該懸濁液にゼラチン水溶液お
よび/またはゼラチン水溶液を懸濁させた粘稠性液体を
加え、析出させて得られるマイクロカプセル剤。
(2)プロテアーゼ・インヒビターおよびアクリル酸樹
脂誘導体またはヒドロキシプロピルメチルセルロースフ
タレートの有機溶媒の溶液に薬物を投入、撹拌し、さら
に粘稠性液体に懸濁さけ、該懸f18液にゼラチン水溶
液および/またはゼラチン水溶液を懸濁させた粘稠性液
体を加え、析出させて得られるマイクロカプセル剤を得
ることを特徴とするマイクロカプセル剤の製造方法。
以下、本発明の詳細な説明する。
本発明で用いる薬物としては、経口投与した場合に消化
酵素により分解または失活させられてしまう薬物一般に
適用できる。具体例としては、インシュリン、カルシト
ニン、パップレシン、オキシトシン、ペンタガストリン
等が挙げられる。
有機溶媒の具体例としては、エタノール、メタノール、
プロパツール、ヘキサン、エチルエーテル、1.4−ジ
オキサン等が挙げられるが、薬物の変性、溶媒の残留性
、安全性からこの中ではエタノールの使用が最し好まし
い。また、これら有機溶媒の使用量についてら、薬物そ
れぞれの溶媒に対する変性、溶解性等の問題があるため
、それらを考慮して使用量を決定する必要があるが、有
機溶媒に対する薬物重電%が0.5〜20%、好ましく
は1〜10%程度となる爪を用いる。
アクリル酸樹脂誘導体の具体例としては、オイトラギノ
トL1オイドラギットS等のメタアクリル酸・メタアク
リル酸メチル共重合体、オイドラギットE等のメタアク
リル酸ツメチルアミノエチル・メタアクリル酸メチル共
重合体、オイドラギッ1rts、才イドラギッl−RL
等のメタアクリル酸エチル・メタアクリル酸塩化トリメ
チルアンモニウムエチル共重合体(以上ローム・ファー
マレ1:製)が挙げられ、これらを単独または混合して
使用する。
ヒドロキノプロピルメチルセルロースフタレートの具体
例としては、市販のHP−50、I−I Pb0、tl
P−55S(信越化学工業株式会社製)を用いることが
でき、薬物に対してlO〜100倍量、好ましくは20
〜50倍量を使用する。
プロテアーゼ・インヒビターの具体例としては、α−キ
モスタヂン、ロイペプシン、ペプスタチン(シグマ社製
)、トリプシン・キモトリプシン〜・インヒビター(1
3B [;Bowman−Birk−1nhibito
r、シグマ社製)等が挙げられ、その添加量は薬物に対
して10〜200重量%、好ましくは25〜100重量
%を添加する。
また、消化管での吸収率の悪い薬物の場合には、適宜吸
収促進剤を添加してもよい。吸収促進効果を目的とした
添加剤としては、ショ糖脂肪酸エステル、ソルビタンモ
ノパルミテート等の脂肪酸エステル類、グリココール酸
、デオキシコール酸ナトリウム等の胆汁酸、胆汁酸塩類
等が挙げられ、薬物に対して、20〜300重量%、好
ましくは50〜100重量%を添加する。
上記薬物とプロテアーゼ・インヒビター アクリル酸樹
脂誘導体および胆汁酸塩の混合にあたっては、マグネチ
ックスターラー、ケミカルスターラー ホモジナイザー
等のいかなる装置を用いてし良いが、混合する順序につ
いては、プロテアーゼ・インヒビターおよび薬物を最後
に混合することが好ましい。
すなわち、溶媒にアクリル酸樹脂誘導体またはヒドロキ
シプロピルメチルセルロースフタレートを溶解し、プロ
テアーゼ・インヒビター、薬物の順に混合し、上記の撹
拌装置により撹拌するのが適当である。吸収促進剤を用
いる場合には、プロテアーゼ・インヒビターを混合する
前に添加するのが好適である。
このようにして得た混合物を、粘稠性液体1こ懸濁させ
るが、粘稠性液体の具体例としては、流動パラフィン、
シリコンオイル、グリセリン、またはゴマ油、ナタネ油
、ヒマシ油等の植物油が挙げられる。懸濁するにあたっ
ては、上記の装置を用いた撹拌操作により行うことがで
きる。
上述の懸濁液を撹拌しながら、これにゼラチン水溶液(
0,5w/v%)および/またはゼラチン水溶液(0,
5w/v%)を10%懸濁させた粘稠性液体を加える。
この際、ゼラチン水溶液を懸濁させた粘稠性液体を先に
加え、続いてゼラチン水溶液を加えるのが適当である。
以上の操作により、有機溶媒中に溶解していたアクリル
酸樹脂誘導体またはヒドロキシプロピルメチルセルロー
スフタレートが不溶化し、粒子が析出する。これを吸引
濾過、篩別等の通常の分別操作により分取し、乾燥する
ことにより、消化酵素による薬物の分解を抑制する機能
を有するマイクロカプセル剤を得ることができる。
さらに、この様にして得られたマイクロカプセル剤を本
発明の製造方法における薬物として、本発明の製造方法
を繰り返し行うことによって、多重の被膜を有するマイ
クロカプセル剤を得ることかできる。従ってこの工程で
、アクリル酸樹脂誘導体またはヒドロキシプロピルメチ
ルセルロースフタレートからなる膜厚がコントロールさ
れた外層波膜を持ち、かつ消化酵素による薬物の分解を
抑制する機能を有するマイクロカプセル剤を得ることが
できる。
[発明の効果] 本発明によれば次のような効果が得られる。
■本発明によるマイクロカプセル剤は、特定のpi(に
おいて薬物を溶出させることができるため、薬物を分解
または失活させる消化酵素の存在する消化器官において
薬物溶出をコントロールすることができる。
■本発明によるマイクロカプセル剤はプロテアーゼ・イ
ンヒビターを含有しているため、小腸上部で薬物が溶出
した際に、トリプシン、キモトリプシン等の消化酵素に
よる分解から薬物を保護することができる。
■本発明によるマイクロカプセル剤は、脂肪酸エステル
類、胆汁酸塩類等の吸収促進剤を含ませた場合には、小
腸において薬物を溶出した際に薬物の小腸からの吸収を
促進する。
■経口剤であるため、注射剤のような特別の設備を有さ
なくとも製造が可能である。
■経口剤とすることにより、患者にとっての注射剤によ
る煩わしさ、苦痛を軽減できる。
次に本発明のマイクロカプセル剤の製造方法により製造
したマイクロカプセル剤が、各種の酵素溶液において薬
物を保護することについて実験例を挙げて説明する。
実験例1 後記実施例で得たインシュリンマイクロカプセル剤のペ
プシン(シグマ社製)溶液に対するインシュリン残存率
を測定した。すなわち、調製されたマイクロカプセル0
.19をペプシン5U/dの濃度に調整したpi−11
,34のグリシンバッファー1〇−中で、37℃で1時
間インキュベートした後、マイクロカプセルを濾過によ
り回収した。回収したマイクロカプセルをpH7,84
のリン酸バッフ1−中で完全に溶かし、この溶液中のイ
ンシュリンの濃度を測定し、インシュリンの残存率を求
めた。
残存率は同一ロットのマイクロカプセルを酵素を含まな
いバッファー中で上記と同様な操作により得られたイン
シュリンの溶出量を対照として、これに対する百分率で
示した。この結果を第1表に示す。
第1表 〈ペプシン処理によるインシュリン残存率(%)〉この
結果から、マイクロカプセル化することによりペプシン
によるインシュリンの分解は高い確率で防ぐことができ
ることが確認された。
実験例2 後記実施例で得たインシュリンマイクロカプセル剤のト
リプシン(シグマ社製)溶液に対するインシュリン残存
率を測定した。すなわち、調製されたマイクロカプセル
0 【9を、1800.3600および7200 U/
−の各濃度に調整したトリプシンのpI(7,84リン
酸バツフアー溶液10d中で、それぞれ37℃3時間イ
ンキュベートし、トリプシンに対応する拮抗剤(トリプ
シン・インヒビターコシグマ社製)で酵素反応を止めた
後、溶液中のインシュリン濃度から残存率を算出した。
残存率は実験例1と同様にして求めた。この結果を第2
表に示す。
第2表 したα−キモトリプシンのpt17.84リン酸バツフ
アー溶液10IIIi中で、37℃3時間インキュベー
トし、I3[31で酵素反応を止めた後、溶液中のイン
シュリン濃度から残存率を算出した。IIJcrY、率
は実験例1と同様にして求めた。この結果を第3表に示
した。
第3表 くα−キモトリブ万処理によるインシュリン残存率(%
)〉この結果から、トリプシンに対しては3600.1
800U/ll11の濃度において、実施例5で得たマ
イクロカプセルはインシュリンを50%以上酵木分解か
ら保護できることが確認された。
実験例3 後記実施例で得たインシュリンマイクロカプセル剤のα
−キモトリプシン(シグマ社製)溶液に対するインシュ
リン残存率を測定した。すなわち、調製されたマイクロ
カプセル0.1gを、6,7.13.3.26.5.5
3.OLI/ll11の各濃度に調整この結果から、実
施例5で得たマイクロカプセルは、α−キモトリプシン
濃度6.70/dの溶液においては、約50%のインシ
ュリンを、また実施例6で得たマイクロカプセルは、α
−キモトリブノン轟変度26.5U/d溶液でも、イン
シュリンを約85%酵素分解から保護することかできる
ことを確認した。
実験例4 後記実施例で得たペンタガストリンマイクロカプセル剤
のトリプシン溶液処理した後のペンタガストリン残存率
を測定した。すなわち、調製されたマイクロカプセル0
.1gを1800,3600゜7200U/dの濃度に
調整したトリプシンのI)H7,841J:/酸バッフ
ァー溶液10!lll1中で、37℃3時間インキュベ
ートし、BBIで酵素反応を止めた後、溶液中のペンタ
ガストリン濃度から残存率を算出した。残存率は実験例
Iと同様にして求めた。この結果を第4表に示した。
第4表 この結果より、トリプシンに対して実施例7で得たマイ
クロカプセルはペンタガストリンを酵素分解から有為に
保護できることを確認した。
以下に本発明によるマイクロカプセル剤の製造の実施例
を挙げて本発明をさらに具体的に説明するが、本発明は
これにより何ら制限されるものではない。
実施例1 メタアクリル酸・メタアクリル酸メチル共重合体[商品
名;オイドラギット5100、ローム・ファーマ社製]
14g、BBIO,39をエタノール409に投入、マ
グネチックスターラー(株式会社井内盛栄堂製マルヂス
ターラ−HS・48P)で撹拌した溶液に、希塩酸溶液
5gに溶解したインシュリン[シグマ社製]o、sgを
投入し、5分間撹拌する。
この溶液209を直ちにシリコンオイル[商品名:シリ
コーンKF96、信越シリコーン株式会社製]3009
中に投入し、懸濁させた。撹拌は実験用撹拌機(東京理
化機械株式会社製、ケミスターラ−B−100)で行っ
た。この懸濁液を撹拌させながら、ゼラチン[和光純薬
工業株式会社製]水溶液(0,5w/v%)を10%の
濃度で懸濁させたシリコンオイルxoo9を投入した後
、3分毎にゼラチン水溶液(0,5w/v%)を307
ずつ3回投入した。
10分間撹拌を続けた後、撹拌を止め、静置して分離し
た水層を分岐ロートで分取し、さらにこの水層液を吸引
濾過して水層液中の粒子を濾取した。
この粒子を20〜25℃、110011Hで24時間乾
燥し、4,09のマイクロカプセルを得た。このマイク
ロカプセルには、インシュリンが2%含有されており、
BBIは2%含有されている。
実施例2 実施例1において、BB[の添加量を0.159にする
こと以外は実施例1と同様(こして、インシュリンマイ
クロカプセルを調製した。これにより、インシュリンを
2%、BBIを1%含有するマイクロカプセル4.09
を得た。
実施例3 実施例監において、BBIを添加しないこと以外は実施
例監と同様にして、インシュリンマイクロカプセルを調
製した。これにより、インシュリンを2%、BBIは含
有しないマイクロカプセル4.01を得た。
実施例4 メタアクリル酸・メタアクリル酸メチル共重合体[オイ
ドラギットL100コ149、BBIO139をエタノ
ール409に投入、撹拌した溶液に、希塩酸溶液5gに
溶解したインシュリン0.69を投入し、5分間撹拌す
る。この溶液209を直ちに流動パラフィン[関東科学
株式会社製]30゜9中に投入し、懸濁させた。撹拌は
マグネチックスターラーで行った。この懸濁液を撹拌さ
せながら、ゼラチン水溶液(0,5w/v%)を10%
の濃度で懸濁させた流動パラフィン1009を投入した
後、3分毎にゼラチン水溶液(0,5w/v%)を30
txQずつ3回投入した。10分間撹拌を続けた後、コ
ーティング操作として、この液に上記のメタアクリル酸
・メタアクリル酸メチル共重合体の20W/W%エタノ
ール溶液259を流動パラフィン120gに懸濁したも
のを投入し、3分間撹拌した後、ゼラチン水溶液(0,
5w/v%)を50I!iずつ2回投入した。このコー
ティング操作を2回繰り返した後、10分間撹拌を続け
てから撹拌を止め、静置して分離した水層を分岐ロート
で分取し、さらにこの水層液を吸引濾過して水層液中の
粒子を濾取した。この粒子を15〜20°C110+v
*I(gで18時間乾燥し、外層にさらに被膜されたマ
イクロカプセル9.09を得た。このマイクロカプセル
には、インシュリンが2%、BBrが1%含有されてい
る。
実施例5 実施例4において、BBlの添加量を0.69とするこ
と以外は実施例4と同様にして、インシュリンマイクロ
カプセルを調製した。これにより、インシュリンを2%
、BB[を2%含有するマイクロカプセル9.09を得
た。
実施例6 メタアクリル酸・メタアクリル酸メチル共重合体[オイ
ドラギットL100]+59、グリココール酸[シグマ
社製コ0.39、BB I O,3f、キモスタチン[
シグマ社製3o、a9をエタノール40gに投入、撹拌
した溶液に希塩酸溶液59に溶解したインシュリン0.
6gを投入し、5分間撹拌する。
この溶液20gを直ちに流動パラフィン300g中に投
入し、懸濁させた。撹拌はマグネチックスクーラーで行
った。この懸濁液にゼラチン水溶液(0,5w/v%)
を10%の濃度で懸濁させた流動パラフィン100gを
投入した後、3分毎にゼラチン水溶液(0,5w/v%
)を30.71”っ3回投入した。
IO分]IJ1撹拌を続けた後、コーティング操作とし
て、この液に上記のメタアクリル酸・メタアクリル酸メ
チル共重合体の20 m/W%エタノール溶液259を
流動パラフィン1209に@濁したものを投入し、3分
間撹拌した後、ゼラチン水溶液(0,5w/v%)を5
0−ずつ2回投入した。
この操作を2回繰り返した後、10分間撹拌を続けてか
ら撹拌を止め、静置して分離した水層を分岐ロートで分
取し、さらにこの水層液を吸引濾過して水層液中の粒子
を濾取した。この粒子を10−15℃、IOzzI−1
gで18時間乾燥し外層にさらに被膜されたマイクロカ
プセル10.09を得た。このマイクロカプセルには、
インシュリンか2%、BBIが1%、キモスタチンが1
%、グリココール酸が1%含有されている。
実施例7 ヒドロキシプロピルメチルセルロースフタレート[商品
名:I−IP−55、信越化学工業株式会社製コ149
、BBIo、39をエタノール409に投入、撹拌した
溶液に、ペンタガストリン[ペニンスラ研究所製]0.
69を薄めた強アンモニア水[関東化学株式会社製](
1−=100)5gに溶かしたものを投入し、5分間撹
拌する。この溶液209を直ちに流動パラフィン300
9中に投入し、懸濁させた。撹拌はマグネチックスター
ラーで行った。こ懸濁液を撹拌させながら、ゼラチン水
溶液(0,5w/v%)を10%の濃度で懸濁させた流
動パラフィン+oogを投入した後、3分毎にゼラチン
水溶液(0,5v/v%)を307ずつ3回投入した。
10分間撹拌を続けた後、コーティング操作として、こ
の液に上記のメタアクリル酸・メタアクリル酸メチル共
重合体の20 w/w%エタノール溶液257を流動パ
ラフィン120gに懸濁したものを投入し、3分間攪拌
した後、ゼラチン水溶液(0,5v/v%)を50dず
つ2回投入した。このコーティング操作を2回繰り返し
た後、10分間撹拌を続けてから撹拌を止め、静置して
分離した水層を分液ロートで分取し、さらにこの水層液
を吸引濾過して水層液中の粒子を濾取した。この粒子を
凍結乾燥(′c4!結温度−40℃、真空度0 、 I
 mttrl(g、棚温度20°C)して、外層にさら
に被膜されたマイクロカプセル9.0gを得た。このマ
イクロカプセルには、ペンタガストリンが2%、[8+
か1%含有されている。
実施例8 実施例7で得たマイクロカプセルを0号ゼラチンカプセ
ルに充填(lカプセル中200xy)して、ペンタガス
トリン41g含有の硬カプセル剤を得た。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)プロテアーゼ・インヒビターおよびアクリル酸樹
    脂誘導体またはヒドロキシプロピルメチルセルロースフ
    タレートの有機溶媒の溶液に薬物を投入、撹拌し、さら
    に粘稠性液体に懸濁させ、該懸濁液にゼラチン水溶液お
    よび/またはゼラチン水溶液を懸濁させた粘稠性液体を
    加え、析出させて得られるマイクロカプセル剤。
  2. (2)プロテアーゼ・インヒビターおよびアクリル酸樹
    脂誘導体またはヒドロキシプロピルメチルセルロースフ
    タレートの有機溶媒の溶液に薬物を投入、撹拌し、さら
    に粘稠性液体に懸濁させ、該懸濁液にゼラチン水溶液お
    よび/またはゼラチン水溶液を懸濁させた粘稠性液体を
    加え、析出させて得られるマイクロカプセル剤を得るこ
    とを特徴とするマイクロカプセル剤の製造方法。
JP1070491A 1989-03-24 1989-03-24 マイクロカプセル剤およびその製造方法 Pending JPH02250823A (ja)

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