JPH02234851A - 車両用無段変速機の速度比制御装置 - Google Patents
車両用無段変速機の速度比制御装置Info
- Publication number
- JPH02234851A JPH02234851A JP5676689A JP5676689A JPH02234851A JP H02234851 A JPH02234851 A JP H02234851A JP 5676689 A JP5676689 A JP 5676689A JP 5676689 A JP5676689 A JP 5676689A JP H02234851 A JPH02234851 A JP H02234851A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- speed
- vehicle
- variable transmission
- vehicle speed
- continuously variable
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Regulating Braking Force (AREA)
- Control Of Transmission Device (AREA)
- Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
技術分野
本発明は、車両用無段変速機の速度比制御装置に関する
ものである. 従来の技術 エンジンの回転を無段階に変速して駆動輪へ伝達する無
段変速機を備えた車両が知られている。
ものである. 従来の技術 エンジンの回転を無段階に変速して駆動輪へ伝達する無
段変速機を備えた車両が知られている。
このような車両においては、たとえば、特開昭59−1
44850号に記載されているように、車両のスロット
ル弁開度と車速に基づいて決定された目標入力軸回転速
度と、無段変速機の入力軸回転速度とが一致するように
速度比が制御される。
44850号に記載されているように、車両のスロット
ル弁開度と車速に基づいて決定された目標入力軸回転速
度と、無段変速機の入力軸回転速度とが一致するように
速度比が制御される。
これにより、最適曲線に沿ってエンジンが作動させられ
ることにより、高い燃費率が得られる。
ることにより、高い燃費率が得られる。
発明が解決すべき課題
ところで、上記のように無段変速機を備えた車両におい
て、車両の制動操作に関連して車輪のスリップ状態を所
定の範囲内に維持するようにブレーキ液圧を自動的に調
節するアンチロックブレーキ装置を備える場合がある。
て、車両の制動操作に関連して車輪のスリップ状態を所
定の範囲内に維持するようにブレーキ液圧を自動的に調
節するアンチロックブレーキ装置を備える場合がある。
このような場合には、車両の制動に際して、充分なアン
チロック作動が得られ難い場合があった。すなわち、無
段変速機の速度比制御においては、車両の駆動輪ととも
に回転する部材の回転状態から車速(以下、駆動輪車速
という)を検出し、少なくともその駆動輪車速に基づい
て速度比を調節するのであるが、車両のブレーキング操
作により上記駆動輪車速が急速に低下すると、速度比が
急速に最減速側へ変化させられて、駆動輪にエンジンブ
レーキ作用が加えられる。このため、車両のブレーキ操
作時においてアンチロックブレーキ装置の作動により制
動液圧が減圧されても、駆動輪車速が車体速度まで復帰
せず、アンチロック作用が充分に得られない場合があっ
たのである。
チロック作動が得られ難い場合があった。すなわち、無
段変速機の速度比制御においては、車両の駆動輪ととも
に回転する部材の回転状態から車速(以下、駆動輪車速
という)を検出し、少なくともその駆動輪車速に基づい
て速度比を調節するのであるが、車両のブレーキング操
作により上記駆動輪車速が急速に低下すると、速度比が
急速に最減速側へ変化させられて、駆動輪にエンジンブ
レーキ作用が加えられる。このため、車両のブレーキ操
作時においてアンチロックブレーキ装置の作動により制
動液圧が減圧されても、駆動輪車速が車体速度まで復帰
せず、アンチロック作用が充分に得られない場合があっ
たのである。
本発明は以上の事情を背景として為されたものであり、
その目的とするところは、エンジンの回転を無段階に変
速して駆動輪へ伝達する無段変速機と、車両の制動操作
に関連して車輪のスリップ状態を所定の範囲内に維持す
るようにブレーキ液圧を自動的に調節するアンチロック
ブレーキ装置とを備えた車両において、アンチロックブ
レーキ装置のアンチロック作用が充分に得られるように
無段変速機の速度比を調節する速度比制御装置を提供す
ることにある。
その目的とするところは、エンジンの回転を無段階に変
速して駆動輪へ伝達する無段変速機と、車両の制動操作
に関連して車輪のスリップ状態を所定の範囲内に維持す
るようにブレーキ液圧を自動的に調節するアンチロック
ブレーキ装置とを備えた車両において、アンチロックブ
レーキ装置のアンチロック作用が充分に得られるように
無段変速機の速度比を調節する速度比制御装置を提供す
ることにある。
課題を解決するための手段
斯る目的を達成するための本発明の要旨とするところは
、エンジンの回転を無段階に変速して駆動輪へ伝達する
無段変速機と、車両の制動操作に関連して車輪のスリッ
プ状態を所定の範囲内に維持するようにブレーキ液圧を
自動的に調節するアンチロックブレーキ装置とを備えた
車両において、少なくとも駆動輪車速に基づいて決定さ
れた目標値に前記無段変速機の実際の入力軸回転速度或
いは速度比が一致するようにその無段変速機の速度比を
制御する車両用無段変速機の速度比制御装置であって、
(a)前記車両に設けられている複数の車輪の回転速度
をそれぞれ検出する車輪速度検出手段と、(b)前記各
車輪の回転速度に基づいて車両の推定車体速度を検出す
る推定車体速度検出手段と、(C)少なくとも前記アン
チロックブレーキ装置が作動している状態においては、
前記駆動輪車速を前記推定車体速度検出手段により検出
された推定車体速度に置換する置換手段とを、含むこと
にある。
、エンジンの回転を無段階に変速して駆動輪へ伝達する
無段変速機と、車両の制動操作に関連して車輪のスリッ
プ状態を所定の範囲内に維持するようにブレーキ液圧を
自動的に調節するアンチロックブレーキ装置とを備えた
車両において、少なくとも駆動輪車速に基づいて決定さ
れた目標値に前記無段変速機の実際の入力軸回転速度或
いは速度比が一致するようにその無段変速機の速度比を
制御する車両用無段変速機の速度比制御装置であって、
(a)前記車両に設けられている複数の車輪の回転速度
をそれぞれ検出する車輪速度検出手段と、(b)前記各
車輪の回転速度に基づいて車両の推定車体速度を検出す
る推定車体速度検出手段と、(C)少なくとも前記アン
チロックブレーキ装置が作動している状態においては、
前記駆動輪車速を前記推定車体速度検出手段により検出
された推定車体速度に置換する置換手段とを、含むこと
にある。
作用および発明の効果
このようにすれば、少なくともアンチロックブレーキ装
置が作動している状態においては、前記駆動輪車速が前
記推定車体速度検出手段により検出された推定車体速度
に置換されることから、この推定車体速度に基づいて前
記目標値が決定されるので、駆動輪車速に基づいて目標
値を決定する場合に比較して、車両のブレーキング操作
により駆動輪車速が低下しても、無段変速機の速度比は
前記推定車体速度に基づいてゆっくり最減速側へ向かっ
て制御されて、駆動輪にはエンジンブレーキ作用が加え
られ難くなる.このため、車両。のブレーキング状態に
おいてアンチロックブレーキ装置の作動により制動液圧
が減圧されると、駆動輪車速か車体速度まで速やかに復
帰し得、アンチロック作用が充分に得られるのである。
置が作動している状態においては、前記駆動輪車速が前
記推定車体速度検出手段により検出された推定車体速度
に置換されることから、この推定車体速度に基づいて前
記目標値が決定されるので、駆動輪車速に基づいて目標
値を決定する場合に比較して、車両のブレーキング操作
により駆動輪車速が低下しても、無段変速機の速度比は
前記推定車体速度に基づいてゆっくり最減速側へ向かっ
て制御されて、駆動輪にはエンジンブレーキ作用が加え
られ難くなる.このため、車両。のブレーキング状態に
おいてアンチロックブレーキ装置の作動により制動液圧
が減圧されると、駆動輪車速か車体速度まで速やかに復
帰し得、アンチロック作用が充分に得られるのである。
ここで、好適には、ブレーキペダルが操作され且つ推定
車体速度と駆動輪車速との差により表されるスリップ率
が所定値以上となったときに、目標値決定手段において
前記推定車体速度に基づいて前記目標値を決定すること
にある。
車体速度と駆動輪車速との差により表されるスリップ率
が所定値以上となったときに、目標値決定手段において
前記推定車体速度に基づいて前記目標値を決定すること
にある。
実施例
以下、本発明の一実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。
る。
第1図において、エンジン10の回転は、ロックアップ
クラッチ12を並列に備えたフルードカップリング14
を介してベルト式無段変速機(CVT)16へ伝達され
、このベルト式無段変速機16により無段階に変速され
た後、前後進切替装置18および差動歯車装W.20を
介して左右の駆動輪(前輪)22および24へ伝達され
るようになっている. 上記フルード゜カップリング14では、CVT用油圧制
御回路26から供給される作動油の流通方向が変化させ
られることにより、ロツクア・ノブクラッチ12が解放
させられたり或いは係合させられたりする。
クラッチ12を並列に備えたフルードカップリング14
を介してベルト式無段変速機(CVT)16へ伝達され
、このベルト式無段変速機16により無段階に変速され
た後、前後進切替装置18および差動歯車装W.20を
介して左右の駆動輪(前輪)22および24へ伝達され
るようになっている. 上記フルード゜カップリング14では、CVT用油圧制
御回路26から供給される作動油の流通方向が変化させ
られることにより、ロツクア・ノブクラッチ12が解放
させられたり或いは係合させられたりする。
また、上記ベルト式無段変速機16は、フルードカップ
リング14を介してエンジン10に連結された入力軸2
8と、前後進切替装置18および差動歯車装置20を介
して左右の駆動輪22および24に連結された出力軸3
0と、それら入力軸28および出力軸30にそれぞれ設
けられた有効径が可変な一対の可変ブー1J32および
34と、それら一対の可変プーり32および34に巻き
掛けられた伝動ベルト36とを備えている。このため、
CVT用油圧制御回路26によって一対の可変ブーり3
2および34の挟圧力(推力)をそれぞれ付与する一対
の油圧シリンダの一方へ作動油を供給し且つ他方から作
動油を排出させることにより、速度比が変化させられる
ようになっている。
リング14を介してエンジン10に連結された入力軸2
8と、前後進切替装置18および差動歯車装置20を介
して左右の駆動輪22および24に連結された出力軸3
0と、それら入力軸28および出力軸30にそれぞれ設
けられた有効径が可変な一対の可変ブー1J32および
34と、それら一対の可変プーり32および34に巻き
掛けられた伝動ベルト36とを備えている。このため、
CVT用油圧制御回路26によって一対の可変ブーり3
2および34の挟圧力(推力)をそれぞれ付与する一対
の油圧シリンダの一方へ作動油を供給し且つ他方から作
動油を排出させることにより、速度比が変化させられる
ようになっている。
また、上記前後進切替装置1日は、遊星歯車機構、前進
用クラッチ、および後進用ブレーキを備えており、シフ
トレバー36の操作に機械的に連動ずるマニュアルバル
ブ38により、Dレンジなどの前進レンジ、またはRレ
ンジへの操作に連動して前進用クラッチまたは後進用ブ
レーキが選択的に作動させられることにより、車両が前
進または後進させられるようになっている。また、上記
シフトレバー36がPレンジ或いはNレンジへ操作され
て上記前進用クラッチおよび後進用ブレーキが共に作動
させられない場合には、前後進切替装置18内において
動力伝達が遮断されるようになっている。
用クラッチ、および後進用ブレーキを備えており、シフ
トレバー36の操作に機械的に連動ずるマニュアルバル
ブ38により、Dレンジなどの前進レンジ、またはRレ
ンジへの操作に連動して前進用クラッチまたは後進用ブ
レーキが選択的に作動させられることにより、車両が前
進または後進させられるようになっている。また、上記
シフトレバー36がPレンジ或いはNレンジへ操作され
て上記前進用クラッチおよび後進用ブレーキが共に作動
させられない場合には、前後進切替装置18内において
動力伝達が遮断されるようになっている。
エンジン10の回転速度を検出するためのエンジン回転
センサ40からはエンジン回転速度N。
センサ40からはエンジン回転速度N。
を表す信号が、エンジン10に対する要求出力を検出す
るためのスロットルセンサ42からはスロットル弁開度
θを表す信号が、入力軸28の回転速度を検出するため
の第1回転センサ44からは入力軸回転速度N i n
を表す信号が、出力軸30の回転速度を検出するための
第2回転センサ46からは出力軸回転速度N。uLを表
す信号が、ブレーキペダル48の操作を検出するための
ブレーキセンサ50からはブレーキ操作を表す信号が、
それぞれCVT用のECU (電子制御装置)51へ供
給されている。このCVT用ECU5 1は、CPU,
ROM,RAMを含む所謂マイクロコンピュータであっ
て、そのCPUはRAMの記憶機能を利用しつつ予めR
OMに記憶されたプログラムに従って入力信号を処理し
、前記CVT用油圧制御回路26にロックアップクラッ
チ12の係合状態、ベルト式無段変速機16の速度比な
どを制御させる。
るためのスロットルセンサ42からはスロットル弁開度
θを表す信号が、入力軸28の回転速度を検出するため
の第1回転センサ44からは入力軸回転速度N i n
を表す信号が、出力軸30の回転速度を検出するための
第2回転センサ46からは出力軸回転速度N。uLを表
す信号が、ブレーキペダル48の操作を検出するための
ブレーキセンサ50からはブレーキ操作を表す信号が、
それぞれCVT用のECU (電子制御装置)51へ供
給されている。このCVT用ECU5 1は、CPU,
ROM,RAMを含む所謂マイクロコンピュータであっ
て、そのCPUはRAMの記憶機能を利用しつつ予めR
OMに記憶されたプログラムに従って入力信号を処理し
、前記CVT用油圧制御回路26にロックアップクラッ
チ12の係合状態、ベルト式無段変速機16の速度比な
どを制御させる。
たとえば、CVT用ECU5 1において、ロックアッ
プクラッチl2に関しては、予め記憶された減速比、駆
動輪の径などから出力軸回転速度N。.に基づいて実際
の車速(駆動輪車速)SPDが算出される一方、実際の
車速SPDが所定の判断基準車速を超えるとロックアッ
プクラッチl2を係合させ、実際の車速SPDが所定の
判断基準車速を下まわると、或いはブレーキ操作が行わ
れるとロックアップクラッチ12を解放させる。
プクラッチl2に関しては、予め記憶された減速比、駆
動輪の径などから出力軸回転速度N。.に基づいて実際
の車速(駆動輪車速)SPDが算出される一方、実際の
車速SPDが所定の判断基準車速を超えるとロックアッ
プクラッチl2を係合させ、実際の車速SPDが所定の
判断基準車速を下まわると、或いはブレーキ操作が行わ
れるとロックアップクラッチ12を解放させる。
また、CVT用ECU5 1において、ベルト式?段変
速機16に関しては、燃費および運転性能を考慮した最
適曲線に沿ってエンジン10を作動させるための予め記
憶された関係から実際のスロットル弁開度θおよび車速
SPDに基づいて目標エンジン回転速度値N1Jを決定
し、この目標エンジン回転速度値N 1 n と実際
の入力軸回転速度N i nとが一致するようにベルト
式無段変速8!16の速度比が調節される。或いは、入
力軸回転速度N.fiおよび出力軸回転速度N。U,か
ら実際のベルト式無段変速機16の速度比e (=N.
■/Ni.)が算出された後、最適曲線に沿ってエンジ
ン10を作動させるための予め記憶された関係から実際
のスロットル弁開度θおよび車速SPDに基づいて目標
速度比e1を決定し、この目標速度比e1と実際の速度
比eとが一致するようにベルト式無段変速機16の速度
比eが調節される。速度比C、入力軸回転速度N!fi
、および車速SPDに対応する出力軸回転速度N ou
tの間には、e =N out /NtAなる関係があ
るから、上記の前者の制御と後者の制御とは実質的に同
じである. 一方、本実施例の車両には、制動操作に関連して車輪の
スリップ状態を所定の範囲内に維持するようにブレーキ
液圧を自動的に調節するアンチロックブレーキ装置が設
けられている。すなわち、車両の左右の前輪22および
24と左右の後輪52および54とには、それぞれの回
転速度を検出するための車輪回転センサ56、58、6
0、62がそれぞれ設けられており、それら車輪回転セ
ンサ56、58、60、62からは各車輪22、24、
52、54の回転速度を表す信号がABS用ECU64
へ供給されている。また、そのABS用ECU6 4に
は、前記ブレーキセンサ50からのブレーキ操作を表す
信号が供給されている。
速機16に関しては、燃費および運転性能を考慮した最
適曲線に沿ってエンジン10を作動させるための予め記
憶された関係から実際のスロットル弁開度θおよび車速
SPDに基づいて目標エンジン回転速度値N1Jを決定
し、この目標エンジン回転速度値N 1 n と実際
の入力軸回転速度N i nとが一致するようにベルト
式無段変速8!16の速度比が調節される。或いは、入
力軸回転速度N.fiおよび出力軸回転速度N。U,か
ら実際のベルト式無段変速機16の速度比e (=N.
■/Ni.)が算出された後、最適曲線に沿ってエンジ
ン10を作動させるための予め記憶された関係から実際
のスロットル弁開度θおよび車速SPDに基づいて目標
速度比e1を決定し、この目標速度比e1と実際の速度
比eとが一致するようにベルト式無段変速機16の速度
比eが調節される。速度比C、入力軸回転速度N!fi
、および車速SPDに対応する出力軸回転速度N ou
tの間には、e =N out /NtAなる関係があ
るから、上記の前者の制御と後者の制御とは実質的に同
じである. 一方、本実施例の車両には、制動操作に関連して車輪の
スリップ状態を所定の範囲内に維持するようにブレーキ
液圧を自動的に調節するアンチロックブレーキ装置が設
けられている。すなわち、車両の左右の前輪22および
24と左右の後輪52および54とには、それぞれの回
転速度を検出するための車輪回転センサ56、58、6
0、62がそれぞれ設けられており、それら車輪回転セ
ンサ56、58、60、62からは各車輪22、24、
52、54の回転速度を表す信号がABS用ECU64
へ供給されている。また、そのABS用ECU6 4に
は、前記ブレーキセンサ50からのブレーキ操作を表す
信号が供給されている。
ABS用ECU6 4も、CPU,ROM,RAMを含
む所謂マイクロコンピュータであって、そのCPUはR
AMの記憶機能を利用しつつ予めROMに記憶されたプ
ログラムに従って入力信号を処理して、推定車体速度v
SΦを算出するとともに、この推定車体速度■SΦに対
応する車輪回転速度と制動時の各車輪の実際の回転速度
とからスリップ率を算出し、そのスリップ率が所定の範
囲内となるようにABS用油圧制御回路66を作動させ
る.上記所定の範囲とは、路面摩擦係数μが大きく且つ
コーナリングフォースも確保できる予め定められた領域
である。よく知られているように、ABS用油圧制御回
路66は、ボンブ、ダンバ、リザーバ、制御弁などを備
えてマスクシリンダ68と各車輪に設けられたホイール
シリンダ70、72、74、76との間に配置され、A
BS用ECU64からの指令に従って各ホイールシリン
ダ70、72、74、76への油圧を減圧、増圧、或い
は保持することにより各車輪の制動力をそれぞれ調節す
る. 以下、上記CVT用ECU5 1およびABS用ECU
6 4の作動の要部を、第2図および第3図のフローチ
ャートに従って説明する. 第2図は、ABS用ECU6 4において所定時間毎に
繰り返し実行される割込みルーチンを示している.先ず
、ス゛テップSAIにおいてはブレーキペダル48が操
作されたか否かがブレーキセンサ50からの信号に従っ
て判断される.ステップSAIにおいてブレーキ操作が
行われていないと判断された場合には本割込みルーチン
が終了させられるが、ブレーキ操作が行われていると判
断されると、ステップSA2において駆動輪回転速度V
WFが、左側駆動輪22の回転速度VWFLおよび右側
駆動輪24の回転速度VWFRのうちの低い方の値を採
用することにより決定される.また、続くステップSA
3においては、駆動輪のスリップ率Xが次式(1)に従
って求められる.(1)式における■SΦ1は図示しな
いアンチロックブレーキ制御ルーチンにおいて予め求め
られた推定車体速度■SΦに対応する車輪回転速度であ
り、よく知られているように、4つの車輪22、24、
52、54のうちの最もスリップしていない車輪の回転
速度に基づいて決定される。
む所謂マイクロコンピュータであって、そのCPUはR
AMの記憶機能を利用しつつ予めROMに記憶されたプ
ログラムに従って入力信号を処理して、推定車体速度v
SΦを算出するとともに、この推定車体速度■SΦに対
応する車輪回転速度と制動時の各車輪の実際の回転速度
とからスリップ率を算出し、そのスリップ率が所定の範
囲内となるようにABS用油圧制御回路66を作動させ
る.上記所定の範囲とは、路面摩擦係数μが大きく且つ
コーナリングフォースも確保できる予め定められた領域
である。よく知られているように、ABS用油圧制御回
路66は、ボンブ、ダンバ、リザーバ、制御弁などを備
えてマスクシリンダ68と各車輪に設けられたホイール
シリンダ70、72、74、76との間に配置され、A
BS用ECU64からの指令に従って各ホイールシリン
ダ70、72、74、76への油圧を減圧、増圧、或い
は保持することにより各車輪の制動力をそれぞれ調節す
る. 以下、上記CVT用ECU5 1およびABS用ECU
6 4の作動の要部を、第2図および第3図のフローチ
ャートに従って説明する. 第2図は、ABS用ECU6 4において所定時間毎に
繰り返し実行される割込みルーチンを示している.先ず
、ス゛テップSAIにおいてはブレーキペダル48が操
作されたか否かがブレーキセンサ50からの信号に従っ
て判断される.ステップSAIにおいてブレーキ操作が
行われていないと判断された場合には本割込みルーチン
が終了させられるが、ブレーキ操作が行われていると判
断されると、ステップSA2において駆動輪回転速度V
WFが、左側駆動輪22の回転速度VWFLおよび右側
駆動輪24の回転速度VWFRのうちの低い方の値を採
用することにより決定される.また、続くステップSA
3においては、駆動輪のスリップ率Xが次式(1)に従
って求められる.(1)式における■SΦ1は図示しな
いアンチロックブレーキ制御ルーチンにおいて予め求め
られた推定車体速度■SΦに対応する車輪回転速度であ
り、よく知られているように、4つの車輪22、24、
52、54のうちの最もスリップしていない車輪の回転
速度に基づいて決定される。
X− (VSΦ’−VWF)/VSΦ1 ・ ・(1
)ステップSA4では、上記のようにして求められた駆
動輪のスリップ率Xが予め定められた判断基準値a以上
であるか否かが判断される.この判断基準値aは、ホイ
ールシリンダ70、72、74、76への制動油圧がア
ンチロック作動により減圧されても、車両の制動操作に
伴ってベルト式無段変速機16の速度比eが最減速側へ
変化させられることに関連して発生するエンジンブレー
キにより、駆動輪車速が車体速度へ速やかに復帰できな
《なることを防止することが必要とされる駆動輪のスリ
ップ範囲の下限値に対応している。
)ステップSA4では、上記のようにして求められた駆
動輪のスリップ率Xが予め定められた判断基準値a以上
であるか否かが判断される.この判断基準値aは、ホイ
ールシリンダ70、72、74、76への制動油圧がア
ンチロック作動により減圧されても、車両の制動操作に
伴ってベルト式無段変速機16の速度比eが最減速側へ
変化させられることに関連して発生するエンジンブレー
キにより、駆動輪車速が車体速度へ速やかに復帰できな
《なることを防止することが必要とされる駆動輪のスリ
ップ範囲の下限値に対応している。
このため、ステップSA4において駆動輪のスリップ率
Xが予め定められた判断基準値a以上であると判断され
ると、ステップSA5において車速置換信号SCおよび
推定車体速度■SΦがCVT用ECU5 1へ出力され
る.また、上記ステップSA4において駆動輪のスリッ
プ率Xが予め定められた判断基準値aより低いと判断さ
れても、ステップSA6において未だアンチロックブレ
ーキ制御中であると判断された場合には、同様にステッ
プSA5が実行される。しかし、ステップSA6におい
てアンチロックブレーキ制御中でないと判断された場合
には、本割込みルーチンが終了される。
Xが予め定められた判断基準値a以上であると判断され
ると、ステップSA5において車速置換信号SCおよび
推定車体速度■SΦがCVT用ECU5 1へ出力され
る.また、上記ステップSA4において駆動輪のスリッ
プ率Xが予め定められた判断基準値aより低いと判断さ
れても、ステップSA6において未だアンチロックブレ
ーキ制御中であると判断された場合には、同様にステッ
プSA5が実行される。しかし、ステップSA6におい
てアンチロックブレーキ制御中でないと判断された場合
には、本割込みルーチンが終了される。
第3図は、CVT用ECU5 1において所定時間毎に
繰り返し実行される割込みルーチンを示している.先ず
、ステップSCIにおいてはブレーキペダル48が操作
されたか否かがブレーキセンサ50からの信号に従って
判断される.ステップS01においてブレーキ操作が行
われていないと判断された場合には本割込みルーチンが
終了させられるが、ブレーキ操作が行われていると判断
されると、ステップSC2において車速置換信号SCが
ABS用ECU6 4から供給されているか否かが判断
される。ステップSC2において、車速置換信号SCが
ABS用ECU6 4から供給されていないと判断され
た場合には、ステップSC3が実行されないが、車速置
換信号SCがABS用ECU64から供給されていると
判断された場合には、ステップSC3において、図示し
ない速度比制御ルーチンにおいて速度比制御のために出
力軸回転速度N O LI Lから予め求められた実際
の車速(駆動輪車速)SPDの内容が、推定車体速度■
SΦと置換される. 続くステップSC4では、現在の車速SPDiから1周
期前の車速S P Dz−+を差し引くことによって車
速の変化率ΔSPDが求められ、ステップSC5では、
車速の変化率ΔSPDが予め記憶された判断基準値X以
下であるか否かが判断される.車両の減速時では上記車
速の変化率ΔSPDが負の値であるから、上記判断基準
値Xには負の値が採用されている。車両の減速度が大き
い(急制動)状態では、再発進に備えて速度比eを速や
かに最減速側へ変化させる必要があるから、上記ステッ
プSC5はこのために設けられている。
繰り返し実行される割込みルーチンを示している.先ず
、ステップSCIにおいてはブレーキペダル48が操作
されたか否かがブレーキセンサ50からの信号に従って
判断される.ステップS01においてブレーキ操作が行
われていないと判断された場合には本割込みルーチンが
終了させられるが、ブレーキ操作が行われていると判断
されると、ステップSC2において車速置換信号SCが
ABS用ECU6 4から供給されているか否かが判断
される。ステップSC2において、車速置換信号SCが
ABS用ECU6 4から供給されていないと判断され
た場合には、ステップSC3が実行されないが、車速置
換信号SCがABS用ECU64から供給されていると
判断された場合には、ステップSC3において、図示し
ない速度比制御ルーチンにおいて速度比制御のために出
力軸回転速度N O LI Lから予め求められた実際
の車速(駆動輪車速)SPDの内容が、推定車体速度■
SΦと置換される. 続くステップSC4では、現在の車速SPDiから1周
期前の車速S P Dz−+を差し引くことによって車
速の変化率ΔSPDが求められ、ステップSC5では、
車速の変化率ΔSPDが予め記憶された判断基準値X以
下であるか否かが判断される.車両の減速時では上記車
速の変化率ΔSPDが負の値であるから、上記判断基準
値Xには負の値が採用されている。車両の減速度が大き
い(急制動)状態では、再発進に備えて速度比eを速や
かに最減速側へ変化させる必要があるから、上記ステッ
プSC5はこのために設けられている。
上記ステップSC5において車速の変化率ΔSPDが予
め記憶された判断基準値X以下であると判断された場合
、すなわち急制動操作であって車両の減速度が大きい場
合では、ステップSC6においてベルト式無段変速機1
6の速度比eを速やかに最減速側へ変化させる制御が実
行される。しかし、上゛記ステップSC5において車速
の変化率ΔSPDが予め記憶された判断基準値Xより大
きいと判断された場合、すなわち急制動操作ではなく車
両の減速度がそれ程大きくない場合では、ステップSC
7において通常の速度比制御が前述の如く実行される. 以上の割込みルーチンが繰り返し実行される状態におい
て、摩擦抵抗μが低い路面を走行中の車両の制動操作が
行われると、ロックアップクラッチ12が解放され、同
時に、駆動輪のスリップ率Xが判断基準値aを超えたと
判断されて、ABS用ECU6.4からCVT用ECU
5 1へ車速置換信号SCが供給される。これにより、
CVT用ECU5 1はABS用ECU6 4から推定
車体速度vSΦを受信し、速度比制御のための車速SP
Dの内容を推定車体速度■SΦに置換するので、ステッ
プSC5における判断が否定されてステップSC7に従
って速度比制御が実行される。つまり、上記のように車
速SPDの内容が出力軸回転速度N o u tから求
められた駆勤輪車速から推定車体速度vSΦに置換され
ることにより、車両の減速度が実際の車体速度に近似し
た推定車体速度VSΦに基づいて算出され、急減速では
ないと判断されると、上記ステップSC7の速度比制御
により速度比が緩やかに最減速側へ向かって変化させら
れる.このため、駆動輪22、24にはエンジンブレー
キ作用が加えられ難くなり、車両のプレーキング状態に
おいてアンチロックブレーキ装置の作動による制動液圧
の減圧に応答して、駆動輪回転速度が推定車体速度に対
応する値まで、換言すれば、駆動輪車速が推定車体速度
まで速やかに繰り返し復帰し得、アンチロック作用が充
分に得られる.第4図は、上記の作動を示している。
め記憶された判断基準値X以下であると判断された場合
、すなわち急制動操作であって車両の減速度が大きい場
合では、ステップSC6においてベルト式無段変速機1
6の速度比eを速やかに最減速側へ変化させる制御が実
行される。しかし、上゛記ステップSC5において車速
の変化率ΔSPDが予め記憶された判断基準値Xより大
きいと判断された場合、すなわち急制動操作ではなく車
両の減速度がそれ程大きくない場合では、ステップSC
7において通常の速度比制御が前述の如く実行される. 以上の割込みルーチンが繰り返し実行される状態におい
て、摩擦抵抗μが低い路面を走行中の車両の制動操作が
行われると、ロックアップクラッチ12が解放され、同
時に、駆動輪のスリップ率Xが判断基準値aを超えたと
判断されて、ABS用ECU6.4からCVT用ECU
5 1へ車速置換信号SCが供給される。これにより、
CVT用ECU5 1はABS用ECU6 4から推定
車体速度vSΦを受信し、速度比制御のための車速SP
Dの内容を推定車体速度■SΦに置換するので、ステッ
プSC5における判断が否定されてステップSC7に従
って速度比制御が実行される。つまり、上記のように車
速SPDの内容が出力軸回転速度N o u tから求
められた駆勤輪車速から推定車体速度vSΦに置換され
ることにより、車両の減速度が実際の車体速度に近似し
た推定車体速度VSΦに基づいて算出され、急減速では
ないと判断されると、上記ステップSC7の速度比制御
により速度比が緩やかに最減速側へ向かって変化させら
れる.このため、駆動輪22、24にはエンジンブレー
キ作用が加えられ難くなり、車両のプレーキング状態に
おいてアンチロックブレーキ装置の作動による制動液圧
の減圧に応答して、駆動輪回転速度が推定車体速度に対
応する値まで、換言すれば、駆動輪車速が推定車体速度
まで速やかに繰り返し復帰し得、アンチロック作用が充
分に得られる.第4図は、上記の作動を示している。
因に、第5図は、アンチロックブレーキ装置およびベル
ト式無段変速機を備えた車両の従来の速度比制御装置の
作動を示している.図において、ブレーキ操作の開始と
同時に駆動輪がスリップによって急速に回転低下し、駆
動輪車速に基づいて制御される速度比が急激に最減速側
へ向かって変化させられるので、アンチロックブレーキ
装置の作動による制動液圧の減圧があっても、速度比e
の最減速側への変化に関連してエンジン10の負トルク
がフルードカップリング14、ベルト式無段変速機16
、前後進切換装置18、差動歯車装置20を介して駆動
輪22、24へ伝達されるので、エンジンブレーキ作用
により駆動輪車速が推定車速まで復帰できず、アンチロ
ック作用が充分に得られていない。
ト式無段変速機を備えた車両の従来の速度比制御装置の
作動を示している.図において、ブレーキ操作の開始と
同時に駆動輪がスリップによって急速に回転低下し、駆
動輪車速に基づいて制御される速度比が急激に最減速側
へ向かって変化させられるので、アンチロックブレーキ
装置の作動による制動液圧の減圧があっても、速度比e
の最減速側への変化に関連してエンジン10の負トルク
がフルードカップリング14、ベルト式無段変速機16
、前後進切換装置18、差動歯車装置20を介して駆動
輪22、24へ伝達されるので、エンジンブレーキ作用
により駆動輪車速が推定車速まで復帰できず、アンチロ
ック作用が充分に得られていない。
また、前記の本実施例によれば、単に、ブレーキ操作を
要件として車速SPDの内容(駆動輪車速)を推定車体
速度VSΦに置換しないので、路面摩擦係数が高い場合
においてエンジンブレーキ作用が容易に得られる利点が
ある。
要件として車速SPDの内容(駆動輪車速)を推定車体
速度VSΦに置換しないので、路面摩擦係数が高い場合
においてエンジンブレーキ作用が容易に得られる利点が
ある。
また、従来の遊星歯車式の自動変速機構のように、エン
ジンブレーキ作用を防止するための一方向クラッチを設
けないので、構造が簡単となる。
ジンブレーキ作用を防止するための一方向クラッチを設
けないので、構造が簡単となる。
また、CVT用ECU5 1では、ABS作動期間だけ
推定車体速度■SΦを必要最小限に利用し、他の制御の
信頼性が高められる利点がある。推定車体速度■SΦは
外乱が多く、正確な車速か得られ難いのである。
推定車体速度■SΦを必要最小限に利用し、他の制御の
信頼性が高められる利点がある。推定車体速度■SΦは
外乱が多く、正確な車速か得られ難いのである。
また、推定車体速度■SΦを算出するためには複雑なア
ルゴリズムを必要とするため、本実施例のように推定車
体速度■SΦをABS用ECU64から受信することに
より、CVT用ECU5 1のプログラムが簡単となる
利点がある。
ルゴリズムを必要とするため、本実施例のように推定車
体速度■SΦをABS用ECU64から受信することに
より、CVT用ECU5 1のプログラムが簡単となる
利点がある。
以上、本発明の一実施例を図面に基づいて説明したが、
本発明はその他の態様においても適用される. たとえば、前述の実施例においては、ブレーキセンサ5
0によりブレーキ操作が検出され且つ駆動輪のスリップ
率Xが所定値a以上であるときに車速SPDの内容が推
定車体速度■SΦに置換されていたが、CVT用ECU
5 1においてブレーキセンサ50によりブレーキ操作
が検出されたことを要件として、車速SPDの内容が推
定車体速度■SΦに置換されるようにしてもよい。また
、アンチロックブレーキ制御が開始されたことを表す信
号をABSmECU64から受信し、CVT用ECU5
1において、アンチロックブレーキ制御が開始された
ことを要件として、車速SPDの内容が推定車体速度V
SΦに置換されるようにしてもよい。要するに、少なく
ともアンチロックブレーキ装置が作動している状態にお
いて、推定車体速度■SΦに基づいて速度比制御におけ
る目標値が決定されればよいのである。
本発明はその他の態様においても適用される. たとえば、前述の実施例においては、ブレーキセンサ5
0によりブレーキ操作が検出され且つ駆動輪のスリップ
率Xが所定値a以上であるときに車速SPDの内容が推
定車体速度■SΦに置換されていたが、CVT用ECU
5 1においてブレーキセンサ50によりブレーキ操作
が検出されたことを要件として、車速SPDの内容が推
定車体速度■SΦに置換されるようにしてもよい。また
、アンチロックブレーキ制御が開始されたことを表す信
号をABSmECU64から受信し、CVT用ECU5
1において、アンチロックブレーキ制御が開始された
ことを要件として、車速SPDの内容が推定車体速度V
SΦに置換されるようにしてもよい。要するに、少なく
ともアンチロックブレーキ装置が作動している状態にお
いて、推定車体速度■SΦに基づいて速度比制御におけ
る目標値が決定されればよいのである。
また、前述の実施例のステップSA3においてスリップ
率を求める際には、左右前輪22および24の一方或い
は両者の平均回転速度が用いられ得る。
率を求める際には、左右前輪22および24の一方或い
は両者の平均回転速度が用いられ得る。
また、前述の実施例においてはFF車両の場合であった
が、FR車両の場合についても本発明が適用され得る. なお、上述したのはあくまでも本発明の一実施例であり
、本発明はその精神を逸脱しない範囲において種々変更
が加えられ得るものである。
が、FR車両の場合についても本発明が適用され得る. なお、上述したのはあくまでも本発明の一実施例であり
、本発明はその精神を逸脱しない範囲において種々変更
が加えられ得るものである。
第1図は、本発明の一実施例を含む車両の動力伝達制御
機構およびブレーキ制御機構を示すブロック線図である
.第2図および第3図は、第1図の実施例における制御
作動の要部をそれぞれ示すフローチャートである。第4
図は、第1図の実施例の作動を説明するタイムチャート
である。第5図は、従来の制御装置における第4図に相
当する図である. 16:ベルト式無段変速機 22:左前輪(駆動輪) 24:右前輪(駆動輪) 51:CVT用ECU (置換手段) 56.58,60.62
機構およびブレーキ制御機構を示すブロック線図である
.第2図および第3図は、第1図の実施例における制御
作動の要部をそれぞれ示すフローチャートである。第4
図は、第1図の実施例の作動を説明するタイムチャート
である。第5図は、従来の制御装置における第4図に相
当する図である. 16:ベルト式無段変速機 22:左前輪(駆動輪) 24:右前輪(駆動輪) 51:CVT用ECU (置換手段) 56.58,60.62
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 エンジンの回転を無段階に変速して駆動輪へ伝達する
無段変速機と、車両の制動操作に関連して車輪のスリッ
プ状態を所定の範囲内に維持するようにブレーキ液圧を
自動的に調節するアンチロックブレーキ装置とを備えた
車両において、少なくとも駆動輪車速に基づいて決定さ
れた目標値に前記無段変速機の実際の入力軸回転速度或
いは速度比が一致するように該無段変速機の速度比を制
御する車両用無段変速機の速度比制御装置であって、前
記車両に設けられている複数の車輪の回転速度をそれぞ
れ検出する車輪速度検出手段と、前記各車輪の回転速度
に基づいて車両の推定車体速度を検出する推定車体速度
検出手段と、少なくとも前記アンチロックブレーキ装置
が作動している状態においては、前記駆動輪車速を前記
推定車体速度検出手段により検出された推定車体速度に
置換する置換手段と、 を含むことを特徴とする車両用無段変速機の速度比制御
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5676689A JP2527026B2 (ja) | 1989-03-09 | 1989-03-09 | 車両用無段変速機の速度比制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5676689A JP2527026B2 (ja) | 1989-03-09 | 1989-03-09 | 車両用無段変速機の速度比制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02234851A true JPH02234851A (ja) | 1990-09-18 |
JP2527026B2 JP2527026B2 (ja) | 1996-08-21 |
Family
ID=13036615
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5676689A Expired - Lifetime JP2527026B2 (ja) | 1989-03-09 | 1989-03-09 | 車両用無段変速機の速度比制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2527026B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04244660A (ja) * | 1991-01-29 | 1992-09-01 | Nissan Motor Co Ltd | 無段変速機の変速制御装置 |
EP1094254A1 (en) | 1999-09-30 | 2001-04-25 | Nissan Motor Co., Ltd. | Speed ratio control device for vehicle |
US6345226B1 (en) | 1999-09-30 | 2002-02-05 | Nissan Motor Co., Ltd. | Speed ratio control device for vehicle |
JP2009058068A (ja) * | 2007-08-31 | 2009-03-19 | Honda Motor Co Ltd | 車両の自動変速制御装置 |
-
1989
- 1989-03-09 JP JP5676689A patent/JP2527026B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04244660A (ja) * | 1991-01-29 | 1992-09-01 | Nissan Motor Co Ltd | 無段変速機の変速制御装置 |
EP1094254A1 (en) | 1999-09-30 | 2001-04-25 | Nissan Motor Co., Ltd. | Speed ratio control device for vehicle |
US6345226B1 (en) | 1999-09-30 | 2002-02-05 | Nissan Motor Co., Ltd. | Speed ratio control device for vehicle |
US6370468B1 (en) | 1999-09-30 | 2002-04-09 | Nissan Motor Co., Ltd. | Speed ratio control device for vehicle |
JP2009058068A (ja) * | 2007-08-31 | 2009-03-19 | Honda Motor Co Ltd | 車両の自動変速制御装置 |
EP2031280A3 (en) * | 2007-08-31 | 2013-05-29 | Honda Motor Co., Ltd. | Automatic gear shifting control device of Vehicle |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2527026B2 (ja) | 1996-08-21 |
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Legal Events
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