JPH02228346A - 粘着テープ被着用フィルム - Google Patents
粘着テープ被着用フィルムInfo
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- JPH02228346A JPH02228346A JP4952289A JP4952289A JPH02228346A JP H02228346 A JPH02228346 A JP H02228346A JP 4952289 A JP4952289 A JP 4952289A JP 4952289 A JP4952289 A JP 4952289A JP H02228346 A JPH02228346 A JP H02228346A
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- JP
- Japan
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- film
- adhesive tape
- weight
- llpe
- parts
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- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野1
本発明は、粘着テープとの接着強度や印刷性が良好で、
かつ自動包装性に優れている粘着テープ被着用フィルム
に関し、特に線状低密度ポリエチレンからなる粘着テー
プ被着用フィルムに関するものである。
かつ自動包装性に優れている粘着テープ被着用フィルム
に関し、特に線状低密度ポリエチレンからなる粘着テー
プ被着用フィルムに関するものである。
この粘着テープ被着用フィルムは、生理用ナプキンや使
い捨ておむつの外層材などの衛生材料や、ショッピング
バッグ用材料等粘着テープの使用を必要とする用途に好
運に使用される。
い捨ておむつの外層材などの衛生材料や、ショッピング
バッグ用材料等粘着テープの使用を必要とする用途に好
運に使用される。
[従来の技術1
従来、ポリオレフィンフィルムは、美観、遮光性、隠蔽
性などの観点から、種々の色に着色して使用される場合
が多い、特に、二酸化チタン顔料は高度の白色度や隠蔽
性などの優れた顔料特性を具備していることから、ポリ
オレフィンフィルム配合用白色顔料として広く用いられ
ている。
性などの観点から、種々の色に着色して使用される場合
が多い、特に、二酸化チタン顔料は高度の白色度や隠蔽
性などの優れた顔料特性を具備していることから、ポリ
オレフィンフィルム配合用白色顔料として広く用いられ
ている。
このような二酸化チタンを配合した高密度ポリエチレン
フィルムは、剛性が高すぎて感触が良くないという欠点
を有している反面、他の添加物を配合しなくても実用上
使用可能な滑りを備えており、自動包装にかけても作業
能率を低下させることが無かった。
フィルムは、剛性が高すぎて感触が良くないという欠点
を有している反面、他の添加物を配合しなくても実用上
使用可能な滑りを備えており、自動包装にかけても作業
能率を低下させることが無かった。
しかしながら、線状低密度ポリエチレン(以下、単にr
LLPEJと略記する。)に二酸化チタンを配合して
得たLLPEフィルムは、 LLPEフィルム自体に粘
着性があるために、二酸化チタンが配合されていても、
滑り性やブロッキング性が悪く、自動包装の作業時に、
しばしばフィルムに皺や破れを生じて作業能率を低下さ
せるという欠点があった。
LLPEJと略記する。)に二酸化チタンを配合して
得たLLPEフィルムは、 LLPEフィルム自体に粘
着性があるために、二酸化チタンが配合されていても、
滑り性やブロッキング性が悪く、自動包装の作業時に、
しばしばフィルムに皺や破れを生じて作業能率を低下さ
せるという欠点があった。
そのため、従来のLLPEフィルムには、通常、エルシ
ン酸アミド、オレイン酸アミドなどの不飽和脂肪酸アミ
ドやベヘニン酸アミド、ステアリン酸アミドなどの飽和
脂肪酸アミドやエチレンビスステアリン酸アミドなどの
ビス脂肪酸アミドなと滑剤が配合されていた。
ン酸アミド、オレイン酸アミドなどの不飽和脂肪酸アミ
ドやベヘニン酸アミド、ステアリン酸アミドなどの飽和
脂肪酸アミドやエチレンビスステアリン酸アミドなどの
ビス脂肪酸アミドなと滑剤が配合されていた。
[発明が解決しようとする課題]
ところが、このような滑剤を、二酸化チタンを配合した
LLPEに添加すると、確かにフィルムの滑りは良好に
なるが、その反面、フィルムの印刷性や、該フィルムと
粘着テープとの接着強度を著しく低下させるという欠点
があることが判明した。
LLPEに添加すると、確かにフィルムの滑りは良好に
なるが、その反面、フィルムの印刷性や、該フィルムと
粘着テープとの接着強度を著しく低下させるという欠点
があることが判明した。
本発明の目的は、LLPEフィルムの従来の欠点を除去
し、粘着テープとの接着強度、印刷性、適度の滑り性及
び自動包装適性をバランスよく備えたLLPEフィルム
を提供することにある。
し、粘着テープとの接着強度、印刷性、適度の滑り性及
び自動包装適性をバランスよく備えたLLPEフィルム
を提供することにある。
[課題を解決するための手段]
本発明者は上記課題を解決するために鋭意研究を重ねた
結果、LLPEをベースとする二酸化チタンを配合した
フィルムにおいて、特定のLLPHに特定の二酸化チタ
ン及び特定の充填剤を配合した組成物が、粘着テープと
の接着強度と適度の滑り性の両者を満足することを見い
出し1本発明を完成するに至った。
結果、LLPEをベースとする二酸化チタンを配合した
フィルムにおいて、特定のLLPHに特定の二酸化チタ
ン及び特定の充填剤を配合した組成物が、粘着テープと
の接着強度と適度の滑り性の両者を満足することを見い
出し1本発明を完成するに至った。
すなわち1本発明は。
(a)メルトフローレート(以下、単にrMFRJと略
記する。)が0.1〜15g710分、密度が0.91
0〜0.940g/cm”で、かつ炭素数が3〜12の
α−オレフィンを1〜19重量%含有する線状低密度ポ
リエチレン100重量部に、 lbl平均粒径が0.1〜0.6 umのルチル型二酸
化チタンl〜15重量部、及び fc)平均粒径が0.5〜6μmのタルク及び/又は非
溶融型シリコーン樹脂粉末0.1〜10重量部を配合し
てなり、かつ滑剤を実質的に含有していない組成物から
なることを特徴とする、粘着テープ被着用フィルムを提
供するものである。
記する。)が0.1〜15g710分、密度が0.91
0〜0.940g/cm”で、かつ炭素数が3〜12の
α−オレフィンを1〜19重量%含有する線状低密度ポ
リエチレン100重量部に、 lbl平均粒径が0.1〜0.6 umのルチル型二酸
化チタンl〜15重量部、及び fc)平均粒径が0.5〜6μmのタルク及び/又は非
溶融型シリコーン樹脂粉末0.1〜10重量部を配合し
てなり、かつ滑剤を実質的に含有していない組成物から
なることを特徴とする、粘着テープ被着用フィルムを提
供するものである。
[発明の詳細な説明1
+11組成物
本発明の粘着テープ被着用フィルムは、下記の(a)〜
(cl成分を混合し混線してなる組成物をフィルム状に
成形したものである。
(cl成分を混合し混線してなる組成物をフィルム状に
成形したものである。
桓り成上
本発明の粘着テープ被着用フィルムにおいて用いられる
(al成分のLLPEとしては、圧力5〜2500k
g/c+a”、温度50〜300℃の条件下でチーグラ
ー型触媒、バナジウム型触媒、カミンスキー型触媒等の
触媒を使用し、エチレンとα−オレフィンとの共重合に
より得られるLLPEで、 MFRが0.1〜15g7
10分、好ましくは0.5〜10g/10分、密度が0
.910〜0.940g/cm’、好ましくは0.91
3〜0.930g/C111で、かつ、炭素数が3〜I
2のα−オレフィン含有量が1〜19重量部、好ましく
は3〜16重量部のエチレン共重合体である。
(al成分のLLPEとしては、圧力5〜2500k
g/c+a”、温度50〜300℃の条件下でチーグラ
ー型触媒、バナジウム型触媒、カミンスキー型触媒等の
触媒を使用し、エチレンとα−オレフィンとの共重合に
より得られるLLPEで、 MFRが0.1〜15g7
10分、好ましくは0.5〜10g/10分、密度が0
.910〜0.940g/cm’、好ましくは0.91
3〜0.930g/C111で、かつ、炭素数が3〜I
2のα−オレフィン含有量が1〜19重量部、好ましく
は3〜16重量部のエチレン共重合体である。
前記a−オレフィンとしては、プロピレン、ブテン−1
、ペンテン−1、ヘキセン−1,4−メチル−ペンテン
−1,ヘプテン−1、オクテン−1、ノネン−1、デセ
ン−1など、或いは、これらの混合物があるが、これら
α−オレフィンの中では、ブテン−1、ヘキセン−1,
4−メチル−ペンテン−1、オクテン−1が好ましい。
、ペンテン−1、ヘキセン−1,4−メチル−ペンテン
−1,ヘプテン−1、オクテン−1、ノネン−1、デセ
ン−1など、或いは、これらの混合物があるが、これら
α−オレフィンの中では、ブテン−1、ヘキセン−1,
4−メチル−ペンテン−1、オクテン−1が好ましい。
前記VFR及び密度は、 JIS−に6760 (ポ
リエチレンの試験法)により測定した値である。 VF
Rが上記範囲未満のものは加工性が悪く、一方、上記範
囲を超過するものはフィルムの衝撃強度が低下する欠点
がある。また、密度が上記範囲未満のものは製膜した時
の滑り性及びブロッキングの悪化が大きく、一方、密度
が上記範囲を超過するものは剛性が増して柔軟性のある
フィルムが得られない。
リエチレンの試験法)により測定した値である。 VF
Rが上記範囲未満のものは加工性が悪く、一方、上記範
囲を超過するものはフィルムの衝撃強度が低下する欠点
がある。また、密度が上記範囲未満のものは製膜した時
の滑り性及びブロッキングの悪化が大きく、一方、密度
が上記範囲を超過するものは剛性が増して柔軟性のある
フィルムが得られない。
α−オレフィンの含有量が上記範囲より外れるものは、
フィルムの剛性、衝撃強度、滑り性、ブロッキングなど
の点で問題がある。
フィルムの剛性、衝撃強度、滑り性、ブロッキングなど
の点で問題がある。
本発明の粘着テープ被着用フィルムでは、LLPEが上
記のような特性範囲を有していれば、剛性。
記のような特性範囲を有していれば、剛性。
衝撃強度、加工性、滑り性及びブロッキング性の良好な
フィルムが得られるが、より滑り性及びブロッキング性
を向上させるためには、LLPEのヘキサン可溶分が、
好ましくは15重量%以下、最も好ましくは8.5重量
%以下であると、長期に保管した時にその効果を顕著に
発揮することができるフィルムが得られる。なお、上記
ヘキサン可溶分の測定値は、ソックスレー抽出器を用い
、ヘキサンで6時間還流抽出することにより求めた値で
ある。
フィルムが得られるが、より滑り性及びブロッキング性
を向上させるためには、LLPEのヘキサン可溶分が、
好ましくは15重量%以下、最も好ましくは8.5重量
%以下であると、長期に保管した時にその効果を顕著に
発揮することができるフィルムが得られる。なお、上記
ヘキサン可溶分の測定値は、ソックスレー抽出器を用い
、ヘキサンで6時間還流抽出することにより求めた値で
ある。
]止コ欠分
本発明の粘着テープ被着用フィルムで用いられる上記(
bl成分としては、平均粒径が0.1〜0.61111
1、好ましくは0.2〜0.5 amのルチル型二酸化
チタンである。平均粒径が上記範囲を外れるものは最適
な分散性が得られず、フィルム外観上好ましくない。
bl成分としては、平均粒径が0.1〜0.61111
1、好ましくは0.2〜0.5 amのルチル型二酸化
チタンである。平均粒径が上記範囲を外れるものは最適
な分散性が得られず、フィルム外観上好ましくない。
また、この二酸化チタンは、JIS−に5101で測定
したpHが、通常4〜10、特に6〜8のものは、フィ
ルムの変色を起こすことがないので好ましい。
したpHが、通常4〜10、特に6〜8のものは、フィ
ルムの変色を起こすことがないので好ましい。
この(bl成分の添加量は、上記LLPE 100重量
部に対して1〜15重量部、好ましくは2〜IO重量部
の範囲内である。この範囲未満ではフィルムの良好な着
色や遮光性が得られず、また、この範囲を超過するもの
はフィルム加工時に発泡現象やスクリュー、グイ及びロ
ールに白色付着物が発生することがある。
部に対して1〜15重量部、好ましくは2〜IO重量部
の範囲内である。この範囲未満ではフィルムの良好な着
色や遮光性が得られず、また、この範囲を超過するもの
はフィルム加工時に発泡現象やスクリュー、グイ及びロ
ールに白色付着物が発生することがある。
旦り成上
本発明の粘着テープ被着用フィルムにおいて用いられる
上記(c)成分は、平均粒径が0.5〜61Im、好ま
しくは1〜4μmのタルク及び/又は非溶融型シリコー
ン粉末である。
上記(c)成分は、平均粒径が0.5〜61Im、好ま
しくは1〜4μmのタルク及び/又は非溶融型シリコー
ン粉末である。
上記(cl成分の平均粒径が上記範囲未満のものではフ
ィルムの滑り性が劣り、また、上記範囲を超過するもの
では、フィルム外観が悪化する。
ィルムの滑り性が劣り、また、上記範囲を超過するもの
では、フィルム外観が悪化する。
この(c)成分の添加量は、上記 (a)成分LLPE
の100重量部に対し0.1〜10重量部、好ましくは
0.3〜6重量部の範囲内である。この添加量が上記範
囲未満では、フィルムの滑り性を向上させることができ
ない、また、上記範囲を超過するものは、フィルム外観
が悪化し好ましくない。
の100重量部に対し0.1〜10重量部、好ましくは
0.3〜6重量部の範囲内である。この添加量が上記範
囲未満では、フィルムの滑り性を向上させることができ
ない、また、上記範囲を超過するものは、フィルム外観
が悪化し好ましくない。
また、ここで用いられる (cl成分としては、200
℃で1時間乾燥したときの減量が2重量%以下であるも
のが、フィルム加工時の発泡やメヤニ発生などを抑制す
ることができるので好ましい。
℃で1時間乾燥したときの減量が2重量%以下であるも
のが、フィルム加工時の発泡やメヤニ発生などを抑制す
ることができるので好ましい。
fc)成分として使用されるタルク粉末としては、例え
ば、タルク原石をスーパーミクロンミル等で微粉砕した
後、第一次分級機において粗大粒子を分離し、更に第二
次分級機により微粒子を分級除去することにより得られ
たものである。
ば、タルク原石をスーパーミクロンミル等で微粉砕した
後、第一次分級機において粗大粒子を分離し、更に第二
次分級機により微粒子を分級除去することにより得られ
たものである。
また、非溶融型シリコーン樹脂粉末としては、シロキサ
ン結合により三次元的な網目構造を有しているシリコー
ン樹脂粉末である。
ン結合により三次元的な網目構造を有しているシリコー
ン樹脂粉末である。
該シリコーン樹脂において、珪素原子に結合する有機基
としては、メチル基、エチル基などの脂肪族炭化水素基
、フェニル基等の芳香族炭化水素基、ビニル基を有する
不飽和炭化水素基などがある。このような非溶融型シリ
コーン樹脂粉末は市販されるものの中から適宜選んで使
用することができ、例えば、東芝シリコーン■製「トス
バール」、トーレシリコーン■製「トレフィル」等があ
る。
としては、メチル基、エチル基などの脂肪族炭化水素基
、フェニル基等の芳香族炭化水素基、ビニル基を有する
不飽和炭化水素基などがある。このような非溶融型シリ
コーン樹脂粉末は市販されるものの中から適宜選んで使
用することができ、例えば、東芝シリコーン■製「トス
バール」、トーレシリコーン■製「トレフィル」等があ
る。
仁方鵠η又分
本発明の粘着テープ被着用フィルムにおいて使用される
上記(a1〜(cl成分よりなる組成物に対して、必要
に応じて酸化防止剤、安定剤、帯電防止剤、紫外線吸収
剤等その他の成分を添加することもできる。
上記(a1〜(cl成分よりなる組成物に対して、必要
に応じて酸化防止剤、安定剤、帯電防止剤、紫外線吸収
剤等その他の成分を添加することもできる。
また、本発明の粘着テープ被着用フィルムにおいて使用
する上記LLPE以外の樹脂、例えば、他の低密度ポリ
エチレン、高密度ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ
ブテンなどの樹脂成分やゴム成分を、本発明の効果を著
しく損なわない範囲内であれば配合することもできる。
する上記LLPE以外の樹脂、例えば、他の低密度ポリ
エチレン、高密度ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ
ブテンなどの樹脂成分やゴム成分を、本発明の効果を著
しく損なわない範囲内であれば配合することもできる。
このような (a)〜(el成分、必要により付加的成
分を含有する本発明の粘着テープ被着用フィルムにおい
て使用される組成物は、滑剤を実質的に含有しないもの
である。ここで「実質的」とは。
分を含有する本発明の粘着テープ被着用フィルムにおい
て使用される組成物は、滑剤を実質的に含有しないもの
である。ここで「実質的」とは。
フィルムにしたときに粘着テープの粘着力が実質上著し
く損なわれない程度の量であれば、滑剤を含有してもよ
い、という意味である。
く損なわれない程度の量であれば、滑剤を含有してもよ
い、という意味である。
(2)フィルムの製造
本発明の粘着テープ被着用フィルムは、上記必須成分1
a)〜(c)成分を混合し、混線して組成物となした後
、常法によるフィルム成形、すなわち押出成形、プレス
成形、カレンダー加工などの各種成形加工方法によって
製造することができる。
a)〜(c)成分を混合し、混線して組成物となした後
、常法によるフィルム成形、すなわち押出成形、プレス
成形、カレンダー加工などの各種成形加工方法によって
製造することができる。
具体的には、上記 Tal〜(cl成分を混練押出機、
ロール、バンバリーミキサ−等を用い、溶融混合混線し
た後に、インフレーション成形、Tダイ成形、共押出成
形、ドライラミネート成形、サンドイッチラミネート成
形等公知の種々の成形法で成形することによって、フィ
ルムを製造することができる。
ロール、バンバリーミキサ−等を用い、溶融混合混線し
た後に、インフレーション成形、Tダイ成形、共押出成
形、ドライラミネート成形、サンドイッチラミネート成
形等公知の種々の成形法で成形することによって、フィ
ルムを製造することができる。
また、上記Tbl成分(c)成分を(a)成分中に”高
濃度に含有するマスターバッチを製造し、このマスター
バッチをフィルム成形の際に、上記LLPEにブレンド
することによって製造することもできる。
濃度に含有するマスターバッチを製造し、このマスター
バッチをフィルム成形の際に、上記LLPEにブレンド
することによって製造することもできる。
フィルムの厚さは、通常に用いられている各種用途に合
わせて決定されるが、一般に5〜1501、好ましくは
10〜70Bである。
わせて決定されるが、一般に5〜1501、好ましくは
10〜70Bである。
また、フィルム成形時又はフィルム成形後に。
エンボッジンゲロール等を用いてフィルム表面に適度の
凹凸を付けて使用することもできる。
凹凸を付けて使用することもできる。
(3)粘着テープ被着用フィルム
このようにして製造された本発明の粘着テープ被着用フ
ィルムは、適度な滑り性が付与されたものであることか
ら、自動包装時においても、フィルムに皺や破れが発生
することはない。
ィルムは、適度な滑り性が付与されたものであることか
ら、自動包装時においても、フィルムに皺や破れが発生
することはない。
また、滑剤を実質的に使用していないので、粘着テープ
との接着強度が大きく、印刷性への阻害もない、したが
って、本発明のフィルムは、生理ナプキン、使い捨てお
むつの外層材等の衛生材料やショッピングバッグ用材料
など接着テープの使用される用途に使用することができ
る。
との接着強度が大きく、印刷性への阻害もない、したが
って、本発明のフィルムは、生理ナプキン、使い捨てお
むつの外層材等の衛生材料やショッピングバッグ用材料
など接着テープの使用される用途に使用することができ
る。
[実施例]
次に、本発明を実施例により説明する。
実施例1〜io及び比較例1〜15
第1表に示すとおり、(a)成分の線状低密度ボJエチ
レンに(bl成分、(c)成分及び付加的成分としての
(dl成分を所定割合で配合し、ヘンシェルミキサーで
混合した。
レンに(bl成分、(c)成分及び付加的成分としての
(dl成分を所定割合で配合し、ヘンシェルミキサーで
混合した。
得られた混合物を二軸混練機にて200℃の温度で混練
した後、501111径のTダイフィルム成形機を用い
、MFRが0.5〜2g/lo分のLLPEを用いる場
合は樹脂温度を250℃で、VFRが4g/10分のL
LPEを用いる場合は樹脂温度を200℃で、又、MF
Rが18g710分のLLPEを用いる場合は樹脂温度
を180℃で、それぞれフラット状に押し出し、厚み3
0μ■のフィルムを製膜した。
した後、501111径のTダイフィルム成形機を用い
、MFRが0.5〜2g/lo分のLLPEを用いる場
合は樹脂温度を250℃で、VFRが4g/10分のL
LPEを用いる場合は樹脂温度を200℃で、又、MF
Rが18g710分のLLPEを用いる場合は樹脂温度
を180℃で、それぞれフラット状に押し出し、厚み3
0μ■のフィルムを製膜した。
このようにして得られたフィルムを下記に示す測定方法
にて評価した。
にて評価した。
その結果を第1表に示す。
fil動摩擦係数
AST&l旧894に準拠して測定を行なった。
(2)粘着テープの接着強度
試験片の片面に50+am幅の粘着テープを張り付けて
、試験片を補強した後、もう一方の面に20m■幅の粘
着テープを、厚さ6mmのゴム層で被覆された重さ60
0g、幅250+*mのロールを使用して圧着させた。
、試験片を補強した後、もう一方の面に20m■幅の粘
着テープを、厚さ6mmのゴム層で被覆された重さ60
0g、幅250+*mのロールを使用して圧着させた。
試験片の遊びの部分を180度折り返し、引張速度50
0+sm/分で引き剥したときの最大応力(試験片幅2
0m■)を測定した。
0+sm/分で引き剥したときの最大応力(試験片幅2
0m■)を測定した。
(3)黄変度試験
束ねたフィルムを温度40℃、湿度80%に調整された
恒温恒温器に置き、15日後にフィルム端面を目視観察
し、以下のように評価した。
恒温恒温器に置き、15日後にフィルム端面を目視観察
し、以下のように評価した。
0:変化が無い。
○:少し黄変があるが、実用上問題無い。
×:黄変が激しい。
(4)フィルム外観試験
製膜したフィルム表面の外観異常を目視にて観察し、以
下のように評価した。
下のように評価した。
0:フィルム表面の外観が良好である。
○:わずかに外観不良があるが、実用上問題は無い。
×:外観不良が激しい。
応用例
第1表における実施例1のフィルムを外層とし、その内
側に吸水性樹脂粉末を中央部分に内包した不織布をホッ
トメルト法で上記フィルムと線接着した使い捨ておむつ
を製造した。この外装フィルムを粘着テープで押えて係
止したところ、十分な強度で接着し、i5むつ使用中に
離脱のおそれはなかった。
側に吸水性樹脂粉末を中央部分に内包した不織布をホッ
トメルト法で上記フィルムと線接着した使い捨ておむつ
を製造した。この外装フィルムを粘着テープで押えて係
止したところ、十分な強度で接着し、i5むつ使用中に
離脱のおそれはなかった。
[発明の効果1
本発明の粘着テープ被着用フィルムは、特定のLLPH
に特定の二酸化チタン、タルク及び/又は非溶融性シリ
コーン微粉末が配合されているので。
に特定の二酸化チタン、タルク及び/又は非溶融性シリ
コーン微粉末が配合されているので。
適度な滑り性を有し、自動包装時においてもフィルムに
皺や破れの発生が防止できる。
皺や破れの発生が防止できる。
また、滑剤を実質的に含有していないので、粘着テープ
との接着強度が大きく、印刷性への阻害もない。
との接着強度が大きく、印刷性への阻害もない。
すなわち1本発明の粘着テープ被着用フィルムは、粘着
テープとの接着強度、印刷性並びに自動包装適性を、バ
ランスよく兼ね備えている。
テープとの接着強度、印刷性並びに自動包装適性を、バ
ランスよく兼ね備えている。
従って、このような本発明の粘着テープ被着用フィルム
は生理ナプキン、使い捨ておむつの外層材等の衛生材料
や、ショッピングバッグに使用して、必要に応じて、粘
着テープによる封止や係合を行なったとき、粘着テープ
に対して、必要な接着強度を有する。
は生理ナプキン、使い捨ておむつの外層材等の衛生材料
や、ショッピングバッグに使用して、必要に応じて、粘
着テープによる封止や係合を行なったとき、粘着テープ
に対して、必要な接着強度を有する。
Claims (1)
- (1)(a)メルトフローレートが0.1〜15g/1
0分、密度が0.910〜0.940g/cm^3で、
かつ炭素数が3〜12のα−オレフィンを1〜19重量
%含有する線状低密度ポリエチレン100重量部に、(
b)平均粒径が0.1〜0.6μmのルチル型二酸化チ
タン1〜15重量部、及び、 (c)平均粒径が0.5〜6μmのタルク及び/又は非
溶融型シリコーン樹脂粉末0.1〜10重量部を配合し
てなり、かつ滑剤を実質的に含有していない組成物から
なることを特徴とする、粘着テープ被着用フィルム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4952289A JPH02228346A (ja) | 1989-03-01 | 1989-03-01 | 粘着テープ被着用フィルム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4952289A JPH02228346A (ja) | 1989-03-01 | 1989-03-01 | 粘着テープ被着用フィルム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02228346A true JPH02228346A (ja) | 1990-09-11 |
Family
ID=12833470
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4952289A Pending JPH02228346A (ja) | 1989-03-01 | 1989-03-01 | 粘着テープ被着用フィルム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH02228346A (ja) |
-
1989
- 1989-03-01 JP JP4952289A patent/JPH02228346A/ja active Pending
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