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JPH0430420B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0430420B2
JPH0430420B2 JP14931484A JP14931484A JPH0430420B2 JP H0430420 B2 JPH0430420 B2 JP H0430420B2 JP 14931484 A JP14931484 A JP 14931484A JP 14931484 A JP14931484 A JP 14931484A JP H0430420 B2 JPH0430420 B2 JP H0430420B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
weight
density polyethylene
film
molecular weight
ethylene
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP14931484A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6128538A (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP14931484A priority Critical patent/JPS6128538A/ja
Publication of JPS6128538A publication Critical patent/JPS6128538A/ja
Publication of JPH0430420B2 publication Critical patent/JPH0430420B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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  • Laminated Bodies (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は低密度ポリエチレン樹脂組成物に関
し、詳しくは高速加工性にすぐれ、かつヒートシ
ール強度等にすぐれた低密度ポリエチレン樹脂組
成物に関する。 一般に、直鎖低密度ポリエチレンフイルムはヒ
ートシール強度、夾雑物シール強度、ホツトタツ
ク性などが良好であるが、反面その狭い分子量分
布と分子構造の直鎖性に起因して高速加工性に劣
るという欠点がある。特に、この高速加工性が不
良であるという欠点は該フイルムを押出ラミネー
ト加工に供する際に顕著に現われ、樹脂膜の幅や
厚さが変動する、いわゆるドローレゾナンス現象
を呈するため、商品価値を著しく損う。 かかる欠点を解消する手段として該ポリエチレ
ンに高圧法低密度ポリエチレンを配合することが
知られている(特開昭58−194935号、特開昭58−
122826号など)。しかしながら、これらの手段に
よつても前記欠点の改良は不十分である。 このような事情に鑑み、本発明者らは前記欠点
を解消したポリエチレン樹脂組成物を開発すべく
検討を重ねた結果、直鎖低密度ポリエチレンに高
分子量の分率の大きい高圧法低密度ポリエチレン
を所定量配合した樹脂組成物から得られるフイル
ムが高速加工性にすぐれ、かつヒートシール強度
等も良好であることを見出し、かかる知見に基い
て本発明を完成するに至つた。 すなわち本発明は、密度0.900〜0.940g/cm3
メルトインデツクス1〜25g/10分のエチレン−
α−オレフイン共重合体90〜50重量%と、重量平
均分子量(w)と数平均分子量(o)の比
oが4〜15であり、重量平均分子量が5万〜
30万、分子量5万以上の分率が5〜24重量%であ
る高圧法低密度ポリエチレン10〜25重量%よりな
る低密度ポリエチレン樹脂組成物を提供するもの
である。 本発明に用いるエチレン−α−オレフイン共重
合体におけるα−オレフインとしてはC8〜C10
もの、好ましくはC4〜C8のα−オレフインであ
り、具体的にはプロピレン、1−ブテン、1−ペ
ンテン、4−メチル−ペンテン−1,1−ヘキセ
ン、1−オクテン、1−デセンなどがある。この
エチレン−α−オレフイン共重合体は密度0.900
〜0.940g/cm3、好ましくは0.915〜0.935g/cm3
あり、メルトインデツクス(MI)1〜25g/10
分、好ましくは3〜10g/10分のものを使用す
る。ここで密度(JIS K6760に準拠)が0.900
g/cm3未満であると、得られるフイルムのヒート
シール強度が低下し、またた0.940g/cm3を超え
ると、フイルムのホツトタツク性、透明性などが
不良となり好ましくない。MI(JIS K6760に準
拠)が1g/10分未満のものは、流動性に劣り、
しかも臨界加工速度が低く、生産性の劣るものと
なり、25g/10分を超えたものは、フイルムのヒ
ートシール強度が不足する。 次に、高圧法低密度ポリエチレンは、前述した
ようにwoが4〜15のもの、好ましくは8〜
12のものである。ここで、分子量分布(w
)の測定は、ウオーターズ社製150C(カラム:
AD80M×2本、AD807×2本、溶媒:オルトジ
クロルベンゼン、温度:135℃、流量:1ml/
min)を用いるGPC法により行ない、この比が4
未満であると、上記エチレン−α−オレフイン共
重合体に配合する効果が少なく、臨界加工速度の
上昇が小さいため、生産性の向上が不十分であ
る。一方、比が15を超えると、ドローダウン性
(高速引取性)が悪くなり、フイルムが製造でき
なくなる。また、このポリエチレンはw、すな
わち重量平均分子量は5万〜30万、好ましくは10
万〜20万であり、かつ分子量5万以上の分率が5
〜24重量%、好ましくは9〜18重量%のものを使
用する。ここでwが5万未満であると、上記エ
チレン−α−オレフイン共重合体への配合効果が
少なく、臨界加工速度の上昇が小さいため、生産
性の向上が不十分である。また、wが30万を超
えると、ドローダウン性が向上しないため、フイ
ルムの製造が不可能となる。分子量5万以上の分
率が5重量%未満であると、配合したことによる
臨界加工速度の上昇が小さく、生産性が向上しな
い。一方、24重量%を超えると、ドローダウン性
が悪くなり、フイルムの製造が不可能となる。 本発明の樹脂組成物において、エチレン−α−
オレフイン共重合体と高圧法低密度ポリエチレン
の配合割合は前者90〜50重量%、好ましくは85〜
70重量%に対して後者10〜50重量%、好ましくは
15〜30重量%とすべきである。エチレン−α−オ
レフイン共重合体の配合割合が90重量%を超える
と、臨界加工速度が低下し、生産性は向上せず、
押出ラミネート加工性が改良されない。一方、該
共重合体の配合割合が50重量%未満であると、押
出コーテイングした積層フイルムの機械的強度や
ヒートシール性の改良が不十分であり、たとえば
水物包装のような大きい包装材料としての用途に
不適当なものとなる。 本発明の樹脂組成物には上記成分のほか、使用
目的などを考慮して紫外線吸収剤、熱安定剤、帯
電防止剤、酸化防止剤、光安定剤、核剤などの各
種添加剤を適宜加えることができる。 本発明の樹脂組成物は、上記各成分を所定量配
合し、たとえば乾混・融混併用法、多段溶融混合
法、単純溶融混合法等により十分に混練すること
によつて得ることができる。なお、混練はバンバ
リーミキサー、コニーダー、押出機、二軸混練機
等を使用して行なうことができる。 このようにして得られた本発明の樹脂組成物
は、直鎖低密度ポリエチレンフイルムの欠点とさ
れていた臨界加工速度が改善され、生産上の向上
が著しい上に、該フイルムが本来的に有している
優れたヒートシール強度、夾雑物シール強度、ホ
ツトタツク性を保持している。そのため、押出ラ
ミネート加工や包装用資材(特に食品包装用資
材)として極めて有用である。 次に、本発明の実施例を示す。 実施例 1〜7 表に示すエチレン−α−オレフイン共重合体と
高圧法低密度ポリエチレンをVブレンダーで混合
したのち一軸押出機で溶融混練しながらT−ダイ
スから押出して成膜した。なお、T−ダイスはリ
ツプ開口長470mm、スリツト幅0.7mmのストレート
マニホールドタイプを用いた。 次に、厚さ15μの延伸ナイロンに厚さ20μの低
密度ポリエチレンを押出してコートしたものを基
材とし、これに上記組成物からなるフイルムを押
出しラミネート加工を行ない、臨界加工速度を測
定した。また、上記フイルムの厚みが30μとなる
加工速度で押出コーテイングしてラミネートフイ
ルムを得た。得られたラミネートフイルムのヒー
トシール強度、夾雑物シール強度およびホツトタ
ツク性を測定した。結果を表に示す。 比較例 1〜3 表に示す高圧法低密度ポリエチレンの単独フイ
ルムを実施例と同一装置および条件で押出ラミネ
ート加工を行なつた。結果を表に示す。 比較例 4、5 表に示すエチレン−α−オレフイン共重合体の
単独フイルムを実施例と同一装置および条件で押
出ラミネート加工を行なつた。しかし、加工は不
安定で臨界加工速度も遅く、臨界加工速度を越え
ると、コート幅、コート厚みの変動が大きく、押
出ラミネート製品として商品価値のないものしか
得られなかつた。 比較例 6、7 エチレン−α−オレフイン共重合体と高圧法低
密度ポリエチレンの配合割合を変えたこと以外は
実施例と同様に行なつた。この場合、臨界加工速
度はある程度上昇するが、十分でなく押出ラミネ
ート製品として商品価値のないものしか得られな
かつた。 比較例 8、11 表に示したエチレン−α−オレフイン共重合体
と高圧法低密度ポリエチレンの組成物のフイルム
を実施例と同一装置および条件で押出ラミネート
加工を行なつた。この場合も、臨界加工速度はあ
る程度上昇するが、十分でなく、押出ラミネート
製品として商品価値のないものしか得られなかつ
た。
【表】
【表】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 密度0.900〜0.940g/cm3、メルトインデツク
    ス1〜25g/10分のエチレン−α−オレフイン共
    重合体90〜50重量%と、重量平均分子量(w
    と数平均分子量(o)の比woが4〜15で
    あり、重量平均分子量が5万〜30万、分子量5万
    以上の分率が5〜24重量%である高圧法低密度ポ
    リエチレン10〜50重量%よりなる低密度ポリエチ
    レン樹脂組成物。
JP14931484A 1984-07-20 1984-07-20 低密度ポリエチレン樹脂組成物 Granted JPS6128538A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14931484A JPS6128538A (ja) 1984-07-20 1984-07-20 低密度ポリエチレン樹脂組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14931484A JPS6128538A (ja) 1984-07-20 1984-07-20 低密度ポリエチレン樹脂組成物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6128538A JPS6128538A (ja) 1986-02-08
JPH0430420B2 true JPH0430420B2 (ja) 1992-05-21

Family

ID=15472412

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14931484A Granted JPS6128538A (ja) 1984-07-20 1984-07-20 低密度ポリエチレン樹脂組成物

Country Status (1)

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Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5904964A (en) * 1989-12-18 1999-05-18 E. I. Du Pont De Nemours And Company Process for manufacturing heat-shrinkable polyethylene film
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US6774190B1 (en) 1992-06-17 2004-08-10 Mitsui Chemicals, Inc. Ethylene copolymer composition
EP0575123B2 (en) * 1992-06-17 2008-02-13 Mitsui Chemicals, Inc. Ethylene copolymer composition
JP3307395B2 (ja) * 1992-09-16 2002-07-24 エクソンモービル・ケミカル・パテンツ・インク 強化された物理的特性を有する軟質フィルム
CA2103401C (en) 1992-11-19 2002-12-17 Mamoru Takahashi Ethylene copolymer composition

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JPS6128538A (ja) 1986-02-08

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