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JPH02104593A - 医薬化合物とジホスホン酸誘導体の結合体を含有する医薬用製剤 - Google Patents

医薬化合物とジホスホン酸誘導体の結合体を含有する医薬用製剤

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Publication number
JPH02104593A
JPH02104593A JP63259896A JP25989688A JPH02104593A JP H02104593 A JPH02104593 A JP H02104593A JP 63259896 A JP63259896 A JP 63259896A JP 25989688 A JP25989688 A JP 25989688A JP H02104593 A JPH02104593 A JP H02104593A
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JP
Japan
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compound
acid
conjugate
salt
reaction
Prior art date
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Granted
Application number
JP63259896A
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English (en)
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JPH0778024B2 (ja
Inventor
Jiro Fujisaki
藤崎 二郎
Yuji Tokunaga
徳永 雄二
Akira Kagayama
加賀山 彰
Takehisa Hata
秦 武久
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujisawa Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Fujisawa Pharmaceutical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujisawa Pharmaceutical Co Ltd filed Critical Fujisawa Pharmaceutical Co Ltd
Priority to JP63259896A priority Critical patent/JPH0778024B2/ja
Publication of JPH02104593A publication Critical patent/JPH02104593A/ja
Publication of JPH0778024B2 publication Critical patent/JPH0778024B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/50Improvements relating to the production of bulk chemicals
    • Y02P20/55Design of synthesis routes, e.g. reducing the use of auxiliary or protecting groups

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  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ この発明は医薬化合物とジホスホン酸誘導体の結合体(
以下、′結合体」という)、さらに詳しくは分子中にカ
ルボキシ基を有する医薬化合物またはその塩と、ジホス
ホン酸誘導体とを適当なスペーサーを介して結合した結
合体に関するものであり、医療の分野で利用される。
[従来の技術およびその問題点] 従来、骨疾患たとえば関節リウマチなどの治療のために
抗炎症剤を投与する際に、骨の患部へ高濃度の抗炎症剤
を送りこむには、注射により関節内へ直接投与すること
が行なわれている。しかしながら、関節内に注射投与さ
れた抗炎症剤は速やかに投与部位から排泄きれるために
、抗炎症効果を長時間にわたって持続することができな
かった。
関節内注射投与後の投与部位での薬物濃度を持続させる
ために、薬物を難水溶性にする試みがなされている[ク
リニカル ファーマフキネティックス(C11nica
l Pharmacokinetics) 、 8 、
496〜522、1983年コが、その目的を十分に達
成するものはまだ開発されていない。
また癌の骨への転移を防ぐために、制癌剤を骨組織へ高
濃度に送りこむ必要性も指摘きれているが、その目的を
十分に達成したものもまだ開発きれていない。
一方、関節炎の診断のために、ジホスホン酸誘導体とテ
クネシウムの複合体を合成して、これを用いることが報
告されている[ジャーナル・才プ・ヌクレアー・メデイ
シン(Journal ofNuclear Medi
cine) 、  18巻No、10.973〜976
頁。
1977年]。
また骨の主成分であるハイドロキシアパタイト[分子式
: cato(po4)s(oH)zコを、薬物の保持
体として用いる考え方もすでに報告されている。
[カルシファイド・ティシュ・インターナショナル(C
a1cified Ti5sua Internati
onal ) 、 40巻。
344〜348頁、 1987年]。
[問題点を解決するための手段] この発明の発明者は、医薬化合物の骨中濃度を長時間に
わたって持続できる医薬化合物の誘導体を得るために鋭
意研究した。その結果、分子中にカルボキシ基を有する
医薬化合物またはその塩と、ジホスホン酸誘導体とを種
々のスペーサーを介して合成した結合体が、生体に投与
した場合に、選択的に骨組織に取り込まれ、骨中濃度を
高い水準で長時間にわたって持続することを見出した。
さらにこの結合体が、骨組織中でジホスホン酸誘導体と
の結合が切れて、上記医薬化合物に徐々に変換され、そ
の骨中濃度を高い水準で長時間にわたって持続でき、さ
らには、その医薬化合物の血中濃度をも長時間にわたっ
て持続できることを見出して、この発明を完成した。
この発明の結合体は新規であり、−形式(式中、A−C
o−は医薬化合物の残基、Rは一冊一または−0−1m
は0または1、nは1〜10の整数をそれぞれ意味する
)で示される。
結合体[I]において、その残基がA−Co−で表わさ
れる医薬化合物とは、分子中にカルボキシ基を有する医
薬化合物またはその塩であり、例えばジクロツェナフナ
トリウム、イブプロフェン、フルフェナム酸、メフェナ
ム酸、アスピリン、サリチル酸ナトリウム、アルクロフ
エナク、ナプロキセン、フルルビプロフェン、ケトプロ
フェン、フエンブフエン、インドメタシン、クリダナク
、スリンダクなどの抗炎症剤、メルフアラン、メトトレ
キサートなどの抗腫瘍剤、カルシトニン、インスリン様
成長因子夏などのホルモン剤などが挙げられる。
この発明の結合体およびその塩は、医薬化合物とジホス
ホン酸誘導体を結合させるスペーサーの種類に応じて、
それぞれ下記の方法により製造することかできる。
製造法1 [I[] 製造法2 [1[] [Ibコ 製造法3 [■] [式中、A−Co−およびnはそれぞれ前と同じ意味で
あり、OR1は保護されたヒドロキシ基、Yはハロゲン
原子を意味するコ 上記製造法の原料[1[[]および[■]は次の製造法
で製造することができる。
聚盗豊A [IK] NH(C1()  R 22n 2 加水分解 一−−−−→A−Co−N)t(CI(2)nCOOI
([■コ (式中、A−CO−1Y、OR1およびnはそれぞれ前
と同じ意味であり、R2は低級アルフキジカルボニル基
を意味する] 上記の各定義について以下に詳細に説明する。
保護されたヒドロキシ基としては、例えばメトキシ、エ
トキシ、プロポキシ、イソプロポキシ、ブトキシ、第二
級ブトキシ、イソブトキシ、第三級ブトキシ、ペンチル
オキシ、ネオペンチルオキシ、ヘキシルオキシ等の低級
アルコキシ基が挙げられ、さらに好ましいものとしては
01〜C4アルフキシ基が挙げられる。
ハロゲン原子としては、塩素、臭素、沃素およびフッ素
が挙げられる。
低級アルコキシカルボニル基としては、例えばメトキシ
カルボニル ポキシカルボニル、インプロポキシカルボニル、ブトキ
シカルボニル、第三級ブトキシカルボニル等が挙げられ
る。
結合体[1]の塩としては、例えば酢酸塩、マレイン酸
塩、酒石酸塩、メタンスルホン酸塩、ベンゼンスルホン
酸塩、トルエンスルホン酸塩等の有機酸塩または塩酸塩
、臭化水素塩、硫酸塩、燐酸塩等の無機酸塩のような酸
付加塩、ナトリウム塩、カリウム塩、カルシウム塩、マ
グネシウム塩等の金属塩、アンモニウム塩、トリメチル
アミン塩、トリエチルアミン塩、ジシクロヘキシルアミ
ン塩等の有機アミン塩等が挙げられる。
ここで結合体[Ia]〜[ I clは結合体[I]の
範囲内に包含されるので、これらの結合体[1a]〜[
IC]の塩については、上記結合体[I]について例示
した塩を参照することができる。
目的化合物[1]およびその塩の製造法を以下に詳細に
説明する。
製造法1 目的化合物[Ia]およびその塩は、医薬化合物[1[
]またはその塩に化合物[III]を反応許せて、得ら
れる化合物[IV]を、ヒドロキシ保護基の脱離反応に
付すことによって製造することができる。
医薬化合物[II]の好適な塩については、上記結合体
[I]について例示した塩を参照することができる。
医薬化合物[I[]またはその塩に化合物[111]を
反応移せて化合物[IV]を得る反応は、通常、水、メ
タノール、エタノール、プロパツール、テトラリン、テ
トラヒドロフラン、アセトニトリル、ジオキサン、クロ
ロホルム、トルエン、ジメチルホルムアミド、ジメチル
スルホキシドのような溶媒中で行われるが、反応に悪影
響を及ぼさない溶媒であれば、その他のいかなる有機溶
媒中でも反応を行うことができる。
反応温度は特に限定きれないが、通常は室温ないし加熱
下に反応が行われる。
なお、この反応は例えば水素化ナトリウム、水素化カリ
ウム等のアルカリ金属水素化物、水素化カルシウム、水
素化マグネシウム等のアルカリ土類金属水素化物、水酸
化rトリウム、水酸化カリウム等のアルカリ金属水酸化
物、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等のアルカリ金属炭
酸塩、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム等のアル
カリ金属炭酸水素塩、フッ化カリウム、フッ化セシウム
等のアルカリ金属フッ化物、ナトリウムメトキシド、ナ
トリウムエトキシド、カリウム第三級ブトキシド等のア
ルカリ金属アルコキシド、トリメチルアミン、トリエチ
ルアミン等のトリアルキルアミン、ピコリン、1.5−
ジアザビシクロ[4。
3、0〕ノン−5−エン、1.4−ジアザビシクロ[ 
2,2.2コオクタン、1.5−ジアザビシクロ[ 5
,4.0]ウンデセン−5等の無機または有機塩基の存
在下に行うのが好ましい。
化合物[IV]のヒドロキシ保護基を脱離して、目的化
合物[1a]またはその塩を得る反応は加水分解、還元
等の常法によって行われる。
加水分解は塩基、ルイス酸を含めた酸、またはハロシラ
ン化合物の存在下に行うのが好ましい。
塩基としては、上述のような無機塩基および有機塩基が
挙げられ、酸としては、例えば義酸、酢酸、プロピオン
酸、トリクロロ酢酸、トリフルオロ酢酸等の有機酸およ
び塩酸、臭化水素酸、硫酸、塩化水素、臭化水素等の無
機酸が挙げられる。
ハロシラン化合物としては、例えばヨードトリメチルシ
ラン、ブロモトリメチルシラン等のハロトリ(低級)ア
ルキルシランが挙げられる。
なお、トリクロロ酢酸、トリフルオロ酢酸等のトリハロ
酢酸のようなルイス酸を使用する脱離反応は、例えばア
ニソール、フェノール等の陽イオン捕捉剤の存在下に行
うのが好ましい。
この反応は通常、水、メタノール、エタノール等のアル
コール、塩化メチレン、アセトニトリル、クロロホルム
、テトラクロロメタン、テトラヒドロフランあるいはこ
れらの混合溶媒中で行われるが、反応に悪影響を及ぼさ
ない溶媒であればその他のいかなる溶媒中でも反応を行
うことができる。なお、液状の塩基、酸またはハロシラ
ン化合物も溶媒として使用することができる。
反応温度は特に限定されず、通常冷却下ないし加熱下に
反応が行われる。
他方、ヒドロキシ保護基の脱離反応に適用される還元法
としては、化学的還元および接触還元が挙げられる。
化学的還元に使用きれる好適な還元剤は、例えばすy、
亜鉛、鉄等の金属または塩化クロム、酢酸クロム等の金
属化合物と、装機、酢酸、プロピオン酸、トリフルオロ
酢酸、p−トルエンスルホン酸、塩酸、臭化水素酸等の
有機酸または無機酸との組合わせである。
接触還元に使用される好適な触媒は、例えば白金板、白
金海綿、白金黒、コロイド白金、酸化白金、白金線等の
白金触媒、パラジウム海綿、パラジウム黒、酸化パラジ
ウム、パラジウム−戻素、コロイドパラジウム、パラジ
ウム−硫酸バリウム、パラジウム−炭酸バリウム等のパ
ラジウム触媒、還元ニッケル、酸化ニッケル、ラネーニ
ッケル等のニッケル触媒、還元コバルト、ラネーコバル
ト等のコバルト触媒、還元鉄、ラネー鉄等の鉄触媒、還
元銅、ラネー銅、ウルマン鋼等の銅触媒のような慣用の
触媒である。
化学的還元による脱離反応は通常、水、メタノール、エ
タノール、プロパツール、N、N−’、;メチルホルム
アミドのような反応に悪影響を及ぼきない常用の溶媒中
、またはこれらの混合溶媒中で行われる。なお、化学的
還元に使用きれる酸が液状である場合には、それらを溶
媒として使用することもできる。
また、接触還元に使用される溶媒としては、前記のよう
な溶媒のほか、ジエチルエーテル、ジオキサン、テトラ
ヒドロフラン等の慣用の溶媒、またはこれらの混合溶媒
等が挙げられる。
これらの反応の反応温度は特に限定されず、通常冷却下
ないし加熱下に反応が行われる。
製造法2      ′ 目的化合物[Ib]およびその塩は、医薬化合物[1[
]またはその塩に化合物[V]もしくはそのアミン基に
おける反応性誘導体またはその塩を反応させて得られる
化合物[VI]を、ヒドロキシ保護基の脱離反応に付す
ことによって製造することができる。
化合物[V]の塩については結合体[I]について例示
した塩を参照することができる。
化合物[V]のアミノ基における反応性誘導体としては
、アミド化反応に使用きれる常用の誘導体、例えば、化
合物[V]とカルボニル化合物との反応によって生成す
るシッフ塩基型イミノまたはそのエナミン型互変異性体
、化合物[V]とトリフチルシリルアセトアミド、ビス
(トリメチルシリル)アセトアミド等のシリル化合物と
の反応によって生成するシリル誘導体、化合物[vコと
三塩化溝またはホスゲンとの反応によって生成する誘導
体等が挙げられる。
医薬化合物[11]またはその塩に化合物[V]もしく
はそのアミン基における反応性誘導体またはその塩を反
応させて化合物[VI]を得る反応は通常、水、メタノ
ール、エタノール、プロパツール、テトラリン、テトラ
ヒドロフラン、ジオキサン、クロロホルム、トルエン、
ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、ジクロ
ルメタンのような常用の溶媒中で行われるが、反応に悪
影響を及ぼさない溶媒であればその他のしかなる有機溶
媒中でも反応を行うことができる。
反応温度は特に限定されないが、通常は冷却下、常温ま
たは加温下に反応が行われる。
なお、この反応は、N、N−ジシクロへキシルカルボジ
イミド、オキシ塩化燐、三塩化溝、五塩化溝、塩化チオ
ニル、塩化オキザリル、1−(p−’70口ベンゼンス
ルホニル才キシ)−6−クロロ−IH−ベンゾトリアゾ
ール、ジメチルホルムアミドと塩化チオニルまたはホス
ゲンとの反応によって生成する塩化(クロロメチレン)
ジメチルアンモニウム、ジメチルホルムアミドとオキシ
塩化燐との反応によって生成する化合物等のいわゆるビ
ルスマイヤー試薬等の常用の縮合剤の存在下に行うのが
好ましい。
化合物[VI]のヒドロキシ保護基を脱離して、目的化
合物[Ib]またはその塩を得る反応は、製造法1の場
合と同様に行なうことができる。
1産豊ユ 目的化合物[Ic]およびその塩は、化合物[■]また
はその塩に化合物[V]もしくはそのアミン基における
反応性誘導体またはその塩を反応させて得られる化合物
[■]をヒドロキシ保護基の脱離反応に付すことによっ
て製造することができる。
化合物[■]の塩としては、結合体[I]について例示
した塩を参照することができる。
これらの反応は製造法2の場合と同様に行なうことがで
きる。
製造法1〜3で得られた化合物は、常法により上述のよ
うな塩にすることができる。
次に、原料化合物[111]ならびに原料化合物[■]
およびその塩の製造法を、以下に詳細に説明する。
製造法人 原料化合物[I[[]は、化合物[IX]もしくはその
カルボキシ基における反応性誘導体またはその塩に、化
合物[V]もしくはそのアミノ基における反応性誘導体
またはその塩を反応きせることによって製造することが
できる。化合物[IX]の塩については、結合体[I]
について例示した塩を参照することができる。
化合物[IX]のカルボキシ基における反応性誘導体と
しては、酸ハロゲン化物、酸無水物、活性化アミド、活
性化エステル等が挙げられる。
そのような反応性誘導体の好適な例としては、酸塩化物
、酸アジド、ジアルキル燐酸、フェニル燐酸等の置換さ
れた燐酸、ピバリン酸、酢酸、トリクロロ酢酸等の脂肪
族カルボン酸等の酸との混合酸無水物、対称型酸無水物
、イミダゾール、トリアゾールまたはジメチルピラゾー
ルとの活性化アミド、N−ヒドロキシスクシンイミド、
N−ヒドロキシフタルイミドまたは1−ヒドロキシ−6
=クロロベンゾトリアゾールとの活性化エステル等が挙
げられる。
この反応は製造法2に記載の化合物[VI]を得る方法
と同様に行なうことができる。
1菫豊1 原料化合物[■コおよびその塩は、医薬化合物[I]ま
たはその塩と化合物[X]もしくはそのアミノ基におけ
る反応性誘導体またはその塩を反応させて得られる化合
物[XI]を加水分解反応に付すことにより製造するこ
とができる。
化合物[X]の塩については、結合体[I]について例
示した塩を参照することができる。
医薬化合物[II]またはその塩と、化合物[X]もし
くはそのアミノ基における反応性誘導体またはその塩を
反応させて化合物[XI]を得る反応は、製造法2にお
ける化合物[VI]を得る方法と同様に行うことができ
、また化合物[XI]を加水分解して原料化合物[■コ
またはその塩を得る反応は、製造法1の加水分解反応と
同様に行うことができる。
目的化合物[I]に分子内の不斉炭素原子、二重結合等
に基づく1個以上の光学異性体や幾何異性体のような立
体異性体がある場合、目的化合物[I]のそのような異
性体およびそれらの混合物もすべて目的化合物[I]の
範囲内に包含されるものとする。
この発明の結合体[I]は常法により、可溶化製剤、エ
マルジョン製剤、リポソーム製剤等とした後、例えば注
射投与(例えば静脈注射、筋肉内注射、関節内注射等)
、経口投与、直腸投与等により生体内に投与されるが、
注射による投与が最も好ましい。
この発明の結合体[I]は、生体に投与きれた後、選択
的に骨組織に取り込まれ、骨中濃度を高い水準で長時間
にわたって持続し、きらに骨組織中でジホスホン酸誘導
体との結合が切れて、元の医薬化合物に徐々に変換きれ
て、骨組織における元の医薬化合物の濃度を長時間にわ
たって持続することができる。
なお、分子中に2個以上のカルボキシ基を有する医薬化
合物またはその塩において、薬理活性を示すカルボキシ
基の方に、ジホスホン酸誘導体が、スペーサーを介して
結合していない場合には、結合体自身でも薬理活性が発
揮されることがあり、また分子中に1個のカルボキシ基
を有する医薬化合物またはその塩であっても、この発明
により得られる結合体自身に十分な薬理活性のある場合
もある。
この発明の結合体[I]は、骨組織に選択的に取り込ま
れるので、抗炎症剤に適用すれば、慢性関節リウマチ、
変形性関節症、腰痛症などの治療に利用でき、骨疾患治
療剤(例えばインスリン様成長因子I等)に適用すれば
、骨疾患(例えば骨粗耀症、バジェットの骨疾患、骨溶
解等)の治療に利用でき、また、制癌剤に適用すれば、
癌の骨への転位防止の目的にも利用できる。
また、結合体[I]を一旦骨組織に分布きせた後、そこ
から医薬化合物を徐々に放出させることにより、血中濃
度を長時間にわたり持続することもできるので、微量の
血中濃度の維持が、治療の改善に反映される医薬化合物
(例えばホルモン、生理活性を有するポリペブタイド等
)にも適用できる。
この発明の結合体[I]およびその塩は通常10尾〜1
000mgの単位投与量で1〜15日に1回投与される
が、投与量は医薬化合物の種類、患者の年齢、体重、症
状、投与方法、他剤との併用等により適宜増減きれる。
[発明の効果] 以下、本発明の効果を試験例により説明する。
ス1u【1惣 (i) 以下の試験例において、rカルボキシフルオレセインJ
とは上記の等ti合物のことをいう。
(i) (後記の実施例1−(i)で得られる結合体)以下の試
験例において「後記の実施例1−(i)で得られる結合
体」とは、上記の等景況合物のことをいう。
基1L星法 ラット血漿0.95muに後記の実施例1−(i )で
得られる結合体の水溶液(fi度:200μM ) O
,05m1を添加し、37°Cで培養した。結合体の水
溶液を添加後、1.2.4.6時間経過時にそれぞれQ
、1mQずつサンプルを採取した。採取したサンプルを
蒸留水Q、4mQで希釈し、直ちに、カラムガード(ミ
リボア5JHVOO4NS、 0.45p )で濾過後
、残存する結合体の濃度および生成するカルボキシフル
オレセインの濃度を高速液体クロマトグラフィーにより
定量した。
メj0九困 上記の試験結果から、この発明の結合体は血漿中で徐々
にカルボキシフルオレセインに変換されることがわかる
試験例2 慧澄jぼり1払1塵 に盈J韮 後記の実施例1−(i)で得られる結合体のpH7,4
のリン酸緩衝液溶液(a度: 1.63mg/ mQ 
)およびカルボキシフルオレセインのp)17.4リン
酸緩衝液溶液(a度: 0.94mg/ mll )を
それぞれQ、5m1lずつSD系雌雄性ラット体重約2
50g)の尾静脈に注射し、結合体を投与した方は投与
後1時間、1日、2日、4日、7日および14日経過時
、カルボキシフルオレセインを投与した方は投与後1時
間および1日経過時にそれぞれ大腿骨を採取し、肉片を
取り除いて凍結乾燥し、乾燥重量を測定した。
次いで大腿骨に塩化ナトリウムで飽和した6N塩酸を、
大腿骨100mgあたりll1IQ加え、室温で4時間
放置する。振盪、遠沈後、大腿骨の溶解液1−にインア
ミルアルコール1.25111を加え抽出する。有機層
を0.5誰ずつ2つに分け、一方の有機層Q、5mQに
pH7,4のリン酸緩衝液1.5−を加え、振盪、遠沈
し、水層中の結合体濃度を高速液体クロマトグラフィー
により測定した。
もう一方の有機層0.5−にはIN水酸化ナトリウム1
.5m1lを加え、室温で30分間放置後、振盪、遠沈
し、水層中の総カルボキシフルオレセイン濃度を高速液
体クロマトグラフィーにより測定した。大腿骨中のカル
ボキシフルオレセイン濃度は下式に従って計算した。
(カルボキシフルオレセイン濃度)−1カルボキシフル
オレセイン濃廃)−(結合体濃度)上記試験結果から、
この発明の結合体は、カルボキシフルオレセインを投与
した場合に比べて、著しく高い骨中濃度を示すことがわ
かる。そして、結合体は骨中で徐々に結合が切れてカル
ボキシフルオレセインに変換されることがわかる。
また生成した骨中のカルボキシフルオレセインの濃度は
、次の試験例3で示す血中のカルボキシフルオレセイン
濃度を比べると著しく高く、約1000倍の濃度を14
日まで持続することがわかる。
きらに、結合体投与後1時間の骨中濃度1.60用量%
/大腿骨は、ラット全骨中に換算すると、投与量の62
%が骨に分布していることになり、(同様にカルボキシ
フルオレセイン投与後1時間の骨中濃度0.03用量%
/大腿骨は、ラット全骨中に換算すると、投与量の1.
1%が骨に分布していることになる)この発明の結合体
はきわめて骨に分布しやすいことがわかる。
試験例3 紋企生立血土11 試験方法 後記の実施例1−(i)で得られる結合体のpi(7,
4リン酸緩衝液溶液(濃度: 8.14mg/鶴)およ
びカルボキシフルオレセインのpH7,4リン酸緩衝液
溶液(a度: 4.7mg/ mfl )をそれぞれQ
、5mQずツSD系雄性ラット(体重的250g)の尾
静脈に注射し、結合体を投与したラットは投与後、30
分、1時間、4時間、1日、2日、4日、7日および1
4日経過時に、カルボキシフルオレセインを投与したう
yトは投与後5分、15分、30分、1時間、および2
時間経過時に頚部静脈より採血し、遠心分離後、血漿0
.1mQを採取し、蒸留水g、ImQを加えてサンプル
とした。血中のカルボキシフルオレセイン濃度は高速液
体クロマトグラフィーにより測定した。
上記の試験結果から、この発明の結合体を注射投与した
場合、カルボキシフルオレセインは血中に14日間も残
存し、カルボキシフルオレセイン体を注射投与した場合
(計算より求めた半減期約20分)に比べて、著しく血
中濃度が持続することがわかる。
延1九土 後記の実施例6−(1)で得られるフルフェナム酸とジ
ホスホン酸誘導体の結合体 およびフルフェナム酸の生理食塩水溶液をICR系雄性
マウス(体重:約40g)にそれぞれ40μmol/k
gおよび100μmol/kgとなるように尾静注し、
投与後15分、30分、1.2.4および24時間経過
時に大腿骨を採取した。採取試料中の薬物濃度は高速液
体クロマトグラフィーにより測定した。
(詠千宗セ) 上記の試験結果から、この発明の結合体は、元の医薬化
合物に比べて骨組織に取り込まれやすいことがわかる。
[実施例] 以下、製造例および実施例により、この発明をさらに詳
細に説明する。
11贋ユ (アミノメチレン)ビス(ホスホン酸)テトラエテル(
2,25g)のジクロルメタン(20mJl )溶液に
、α−ブロモ酢酸(0,973g )を水冷下に加え、
さらにN、N−ジシクロへキシルカルボジイミド(1,
45g)のジクロルメタン(5m11)溶液を加え、0
℃で1時間攪拌した後、室温で20時間攪拌する。生じ
るジシクロへキシルウレアを濾去した後、溶媒を留去す
る。残渣に水および酢酸エチルを加えて抽出し、有機層
を硫酸マグネシウムで乾燥し、溶媒を留去して、(α−
ブロモアセトアミトメプレン)ビス(ホスホン酸)テト
ラエチル(2,42g)を得る。
NMR(DMSO−ds、8 ) ’ 1.25 (1
2H1t)、3.95〜4.20(10H,m)、  
4.65〜4.95 (LH,m>製j11又 製造例1と同様にして、以下の化合物を得る。
(1)(6−プロモヘキサノアミドメテレン)ビス(ホ
スホン酸)テトラエチル NMR(DMSO−d6.δ) : 1.15〜1.9
0 (188,m)、 2.26(2H,t)、 3.
52 (2H,t>、 3.85〜4.20 (8H,
m)。
4.70〜5.10 (IH,m) (2)(11−ブロモウンデカノアミドメチレン)ビス
(ホスホン酸)テトラエチル NMR(DMSO−d6.8 ) i 1.10〜1.
85 (18H,m)、 2.22(2H,t)、 3
.55 (2H,t)、 4.0=4.20 (8H,
m)。
4.65〜4.95 (IH,m) 聚菫遭ユ (1)α−アミノ酢酸メチル塩酸塩(0,975g)お
よびトリエチルアミン(1,0811111)の乾燥ジ
メチルホルムアミド(20m11 )溶液にカルボキシ
フルオレセイン(3’、6’−ジヒドロキシ−3−オキ
ソース10[フタラン−1,9′−キサンチン]−6−
カルボン酸および3 ’、 6 ’−ジヒドロキシ−3
−オキソ−スピロ[フタラン−1,9′−キサンチン]
−5−カルボン酸の混合物) (2,63g )を水冷
下に加え、さらにN、N−ジシクロへキシルカルボジイ
ミド(1,77g)の乾燥ジメチルホルムアミド(5m
Q)溶液を加え、0°Cで1時間攪拌し、次いで室温で
22時間攪拌する。生成するジシクロへキシルウレアを
濾去した後、溶媒を留去する。残留物に酢酸エチル(5
0m11 )を添加し、0.5N塩酸(3QmQ )で
2回洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を留去す
る。得られる残渣をシリカゲルカラム(80g)にイ寸
し、クロロホルムおよびメタノール(50:1)の混液
で溶出し、溶出液から溶媒を留去して、メチルα−(3
’、6’−ジヒドロキシ−3−オキソ−スピロ[フタラ
ン−1,9’−キサンテンコー6−カルボキサミド)ア
セテートおよびメチルα−(3’、6’−ジヒドロキシ
−3−オキソ−スピロ[フタラン−1,9′−キサンテ
ンツー5−カルボキサミド)アセテートの混合物(1,
1g)を得る。
(i)上記の)で得られた化合物(1,1g)に、エタ
ノール(30m11 )を加え、水冷下でIN水酸化ナ
トリウム(Ltmu)を加え、0°Cで4時間攪拌する
。10%クエン酸でpHを7に調整し、エタノールを留
去し、水冷下に10%クエン酸でpH3に調整する。沈
殿物を濾取し、乾燥し、メタノールとジイソプロピルエ
ーテルの混液から再結晶して、α−(3’、6’−ジヒ
ドロキシ−3−オキソ−スピロ〔フタラン−1,9′−
キサンチン]−6−カルポキサミド〕酢酸およびα−(
3’、6’−ジヒドロキシ−3−オキソ−スピロ[フタ
ラン−1,9’−キサンテンツー5−カルボキサミド)
酢酸の混合物(0,92g)を得る。
NMR(DMSO−da、8 ) :3.95〜4−1
0 (2H9m>、6−50〜6.75 (6H,m)
、 7.4(1〜8.55 (3H,m)実施例1 (i)カルボキシフルオレセイン(0,158g)の乾
燥ンメテルホルムアミド(2mQ)溶液に、トリエチル
アミン(71JJQ )および製造例1で得られた(α
−ブロモアセトアミトメプレン)ビス(ホスホン酸)テ
トラエチル(0,28g)を加え、70”Cで2時間攪
拌する。得られる反応性混合物を0.5N塩酸と氷水の
混合物(100mA )中へ注ぐ、酢酸エチル(50m
Q )で2回抽出し、硫酸マグネシウムで乾燥し、溶媒
を留去する。得られる残渣を調整層クロマトグラフィー
に付し、クロロホルムとメタノール(4:1)の混液で
抽出し、抽出液から溶媒を留去する。残留物に酢酸エチ
ル(30mQ )を加え、50%食塩水で洗浄し、硫酸
マグネシウムで乾燥し、溶媒を留去して、[α−(3’
、6’−ジヒドロキシ−3−オキソ−スピロ[フタラン
−1゜9′−キサンチン]−6−カルボニルオキシ)ア
セタミドメチレン]ビス(ホスホン酸)テトラエチルお
よび[α−(3’、6’−ジヒドロキシ−3−オキソ−
スピロ[フタラン−1,91−キサンチン]−5−カル
ボニルオキシ)アセタミドメチレンコビス(ホスホン酸
)テトラエチルの混合物(0,216g )を得る。
NMR、(DMSO−ds、S ) ’ 1.05〜1
.40 (12H劃)、4.0−4.25 (8H,m
)、 4.65〜5.20 <3H,m)、 6.50
〜6.75 (6H,m)、 7.40−8.50 (
3H,m>(i)上記(i>で得られた混合物(0,2
01g)の乾燥アセトニトリル(2mA)溶液にヨード
トリメチルシラン(0,31mQ )を−20℃で加え
、−20”Cから0°Cで30分間攪拌し、次いで0°
Cで2時間攪拌する。溶媒を留去し、残渣に水(20m
1l )およびジクロルメタン(201m )を加え、
O’Cで30分間攪拌する。水層をジクロルメタン(1
2111’)で3回洗浄し、水を留去する。得られた残
渣に水および酢酸ナトリウム(0,08g)を加え、4
0”Cで留去する。
水およびエタノールの混液より結晶化して、[α−(3
’、6’−ジヒドロキシ−3−オキソ−スピロ[フタラ
ン−1,9′−キサンチン]−6−カルボニルオキシ)
アセタミドメチレン]ビス(ホスホン#)のジナトリウ
ム塩および[α−(3′。
6′−ジヒドロキシ−3−オキソ−スピロ[フタラン−
1,9′−キサンテンコー5−カルボニルオキシ)アセ
タミドメチレンコビス(ホスホン酸)のジナトリウム塩
の混合物(0,127g)を得る。
NMR(D20.S ) ’ 3.95〜4−25 (
2)19m) 、6.60−7−40(6H,m)、 
7.50〜8.35 (3H,m>叉11主 実施例1と同様にして、以下の化合物を得る。
(1)[6−(3’、6’−ジヒドロキシ−3−オキソ
−スピロ[フタラン−1,9′−キサンチン]−6−カ
ルポニルオキシ)ヘキサノアミドメテレンコビス(ホス
ホン酸)のジナトリウム塩および[6−(3’、6’−
ジヒドロキシ−3−オキソ−スピロ[フタラン−1,9
′−キサンチン]−5−カルボニルオキシ ス(ホスホン酸)のジナトリウム塩の混合物NMR (
DMSO−da.8 ) ’ t. 3o〜t. 95
 (6)1,m)、2. 30(2H.t)、 4.1
5〜4.50 (2H,m)、 6.60〜7.35(
6H.m)、 7.45〜8.35 (3H.m)(2
) [ 11− ( 3’. 6 ’ージヒドロキシー
3ーオキソースピロ[フタラン−1.9′−キサンチン
]−6−カルボニルオキシ)ウンデカノアミドメチレン
コビス(ホスホン酸)のジナトリウム塩および[1t−
(3’,6’−ジヒドロキシ−3−オキソ−スピロ[フ
タラン−1,9′−キサンチン]ー5ーカルボニルオキ
シ ビス(ホスホン酸)のジナトリウム塩の混合物NMR 
(ND3,S ) ’ 1.0−1. 95 (6H,
m)、2.32 (2H。
t)、 4.05−4.50 <28,m)、 6.6
0〜7.25 (6H,m)。
7、40〜8.50 (3H,m) 実施例3 (1)カルボキシフルオレセイン( 0.376g )
の乾燥ジメチルホルムアミド溶液( 31d)中に、(
アミノメチレン)ビス(ホスホン酸)テトラエテル(0
.32g)およびN.N−ジシクロへキシルカルボジイ
ミド(0.22g)の乾燥ジメチルホルムアミド溶液を
0°Cで加え、同温度で1時間攪拌し、さらに室温で1
6時間攪拌する.ジシクロへキシルウレアを濾去し、溶
媒を留去する.得られた残渣に、4%炭酸水素ナトリウ
ム(20+1111 )および酢酸エチル( 2QmQ
 )を加えて振盪する。水溜を酢酸エチル( 20mQ
 )で洗浄し、次いでIN@酸を加えてpH2に調整し
、酢酸エチルで抽出する。有機層を分取し、硫酸マグネ
シウムで乾燥し、溶媒を留去する.得られた残渣を調製
層クロマトグラフィー(メルク5717)に付し、クロ
ロホルムとメタノール(4:1)の混液で溶出した後、
酢酸エチル( 3oma )および50%飽和食塩水を
加えて、振盪する.有機層を分取し、硫酸マグネシウム
で乾燥し、溶媒を留去する.イソプロピルエーテルで処
理して粉末化して、(α−3′,6″−ジヒドロキシ−
3−オキソ−スピロ[フタラン−1.9′−キサンチン
]ー6ーカルポキサミドメデレン)ビス(ホスホン酸)
テトラエチルおよび(α−3′。
6′−ジヒドロキシ−3−オキソ−スピロ[フタラン−
1.9′−キサンチン]−5−カルボキサミドメチレン
)ビス(ホスホン酸)テトラエチルの混合物(0.16
6g)を得る。
NMR (DMSO−d6,δ) + 1.0−1.4
 (12H.111>、 3.95〜4、25 (8H
.m)、 4.95〜5.35 (IH.m>、 6.
5〜6.8(6H.a+)、 7.3〜8.6 (3H
,m)(i)上記(i)で得られた混合物を実施例1 
−( i )と同様に処理して(α−3’,6’−ジヒ
ドロキシ−3−オキソ−スピロ[フタラン−1.9′−
キサンチン]−6−カルポキサミドメチレン)ビス(ホ
スホン酸)のジナトリウム塩および(α−3’.6’−
ジヒドロキシ−3−オキソ−スピロ[フタラン−1.9
′−キサンテンツー5−カルボキサミドメチレン)ビス
(ホスホン酸)のジナトリウム塩の混合物(0.095
g)を得る。
NMR (D20.8 ) :6. 60〜7. 35
 (6)1.m)、7. 50−8. 35(3H,m
) 夾星■I N)製造例3−(i )で得られたα−(3’,8’−
ジヒドロキシ−3−オキソ−スピロ[フタラン−1、9
′−キサンチンツー6−カルポキサミド)酢酸およびα
−(3’.6’−ジヒドロキシ−3−オキソ−スピロ[
フタラン−1.9′−キサンテンツー5−カルボキサミ
ド)酢酸の混合物(0. 866 g >を用いて、実
施例3−(i)と同様に処理して(α−3’.6’−ジ
ヒドロキシ−3−オキソ−スピロ[フタラン−1.9′
−キサンテンコー6−カルボニルグリシルアミノメチレ
ン)ビス(ホスホン酸)テトラエチルおよび(α−3’
.6’ −ジヒドロキシ−3−オキソ−スピロ[フタラ
ン−1。
9′−キサンチン]−5−カルボニルグリシルアミノメ
チレン)ビス(ホスホン酸)テトラエチルの混合物(0
,69g)を得る。
NMR(DMSO−d  8 ) ’ L、(14,4
(12)1.m)、 3.95〜6゜ 4.25 (10B、m)、 6.5〜6.8 (6H
,m)、 7.3〜8.6(3H,m) (i)上記(1)で得られた混合物(0,t2g)を用
いて実施例1−(i )と同様に処理して、(α−3’
、 6 ’−ジヒドロキシー3−オキソースピロ[フタ
ラン−1,9′−キサンテンコー6一カルポニルグリシ
ルアミノメチレン)ビス(ホスホン酸)のジナトリウム
塩および(’a−3’、6’ミー3’、6’−ジヒドロ
キシーピロ[フタラン−1゜9′−キサンテンコー5−
カルボニルグリシルアミノメチレン)ビス(ホスホン#
)のジナトリウム塩の混合物(0,06g)を得る。
NMR(D20,8  )  ’  3.95−4.2
5  (2H9m)、 6.60〜7.35(6H,m
)、 7.50〜8.35 (3H,m)実施例5 (i)ジクロツェナフナトリウム(0,382g)およ
び製造例1で得られた(α−ブロモアセトアミドメチレ
ン)ビス(ホスホン酸)テトラエチル(0、so9g)
を乾燥ジメチルホルムアミド(4ml+)に加え、室温
で3時間攪拌する。水(50111)および酢酸エチル
(50m1 )を加えて抽出し、有機層を硫酸マグネシ
ウムで乾燥し、溶媒を留去する。得られた残渣を調製層
クロマトグラフィーに付し、クロロホルムとメタノール
(10:1)の混液で溶出して、[2−(2,6−ジク
ロロアニリノ)フェニルアセトキシアセタミドメチレン
ツビス(ホスホン酸)テトラエチル゛(0,58g)を
得る。
NMR(DMSO−d6.δ) : 1.23 (L2
H,t)、 3.90 (2)1゜s)、  3.95
〜4.18  <8H,m)、  4.68  <2H
,s)。
6.80〜7.60 (6H,m) (i)上記(i)で得られた[2−(2,6−ジクロロ
アニリノ)フェニルアセトキシアセタミドメチレンツビ
ス(ホスホン酸)テトラエチル(0,4g)の乾燥ジク
ロルメタン(10mQ ) g液にヨードトリメチルシ
ラン(4684)を0℃で滴下する。混合物を0°Cで
3時間攪拌し、メタノール(511111)を加えてさ
らに室温で10分間攪拌する。水(601d )および
ジクロルメタン(6011111”)を加えて抽出し、
水層をジクロルメタン(50+1111 )で3回洗浄
する。
溶媒を留去し、残渣をメタノールに溶解し、不溶物を濾
去した後溶媒を留去する。得られた残渣に酢酸ナトリウ
ム(0,141g)を加え、濃縮し、水およびエタノー
ルの混液から結晶化して、[2−(2,6−ジクロロア
ニリノ)フェニルアセトキシアセタミドメチレンツビス
(ホスホン酸)のりナトリウム塩 (0,2g)を得る。
NMR(D20、f; ) ’ 4.02 (2H,s
)、 4.80 (2H,s)。
6.90〜7.55 (6H,m) 亥JL[u旦 (1)フルフェナム酸(0,281g)を用いて、実施
例5と同様に処理して[2−[(3−トリフルオロメチ
ルフェニル)アミノ]ベンゾイルオキシアセタミドメチ
レンコビス(ホスホン酸)のジナトリウム塩(0,23
5g)を得る。
NMR(D20. l; ) ’ 4.0〜4.66 
(LH9m)、4.88 (2H3s)、 6.96 
(18,t)、 7.30〜7.61 (6H,m)、
 7.98(IH,d)、 8.40 (IH,d)(
2)イブプロフェン(0,206g)を用いて、実施例
5と同様に処理して[α−メチル−4−(2−メチルプ
ロピル)ベンゼンアセトキシアセタミドメチレンツビス
(ホスホン酸)のジナトリウム塩(0,08g)を得る
NMR(D20.l; ) ’ o、 85 (3H,
s)、 o、 89 (3H9s)。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、A−CO−は医薬化合物の残基、 Rは−NH−または−O−、 mは0または1、 nは1〜10の整数をそれぞれ意味する) で示される医薬化合物とジホスホン酸誘導体の結合体お
    よびその塩。
  2. (2)Rが−O−であり、mが1である請求項(1)に
    記載の医薬化合物とジホスホン酸誘導体の結合体および
    その塩。
  3. (3)医薬化合物が抗炎症剤である請求項(1)または
    (2)に記載の医薬化合物とジホスホン酸誘導体の結合
    体およびその塩。
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