JPH0145592B2 - - Google Patents
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- JPH0145592B2 JPH0145592B2 JP56108843A JP10884381A JPH0145592B2 JP H0145592 B2 JPH0145592 B2 JP H0145592B2 JP 56108843 A JP56108843 A JP 56108843A JP 10884381 A JP10884381 A JP 10884381A JP H0145592 B2 JPH0145592 B2 JP H0145592B2
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- Japan
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- high voltage
- voltage source
- tank
- large current
- insulation
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Links
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Classifications
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01R—MEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
- G01R31/00—Arrangements for testing electric properties; Arrangements for locating electric faults; Arrangements for electrical testing characterised by what is being tested not provided for elsewhere
- G01R31/327—Testing of circuit interrupters, switches or circuit-breakers
- G01R31/333—Testing of the switching capacity of high-voltage circuit-breakers ; Testing of breaking capacity or related variables, e.g. post arc current or transient recovery voltage
- G01R31/3333—Apparatus, systems or circuits therefor
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Driving Mechanisms And Operating Circuits Of Arc-Extinguishing High-Tension Switches (AREA)
- Arc-Extinguishing Devices That Are Switches (AREA)
- Gas-Insulated Switchgears (AREA)
- Tests Of Circuit Breakers, Generators, And Electric Motors (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は金属タンクにより密閉されかつしや断
部が前記タンクから絶縁支持された多点切しや断
器のしや断性能を検証する合成試験法に関するも
のである。
部が前記タンクから絶縁支持された多点切しや断
器のしや断性能を検証する合成試験法に関するも
のである。
近年の系統の高電圧、大容量化の傾向はますま
す大きくなり、1100KVの送電線まで考えられて
いる。これにともないしや断器のしや断器容量も
飛躍的に伸びており、このしや断性能を検証する
ことは試験設備の容量不足から全しや断点に対し
て行なうことが困難になりつつある。その観点か
ら、従来から直列に接続された多数のしや断部ユ
ニツトのうち、1ユニツトのみを性能検証し、電
圧分担率に見合つた定数としや断点数を乗じるこ
とにより等価的に全しや断点の性能検証を行なつ
たとするユニツト試験法が行なわれてきた。
す大きくなり、1100KVの送電線まで考えられて
いる。これにともないしや断器のしや断器容量も
飛躍的に伸びており、このしや断性能を検証する
ことは試験設備の容量不足から全しや断点に対し
て行なうことが困難になりつつある。その観点か
ら、従来から直列に接続された多数のしや断部ユ
ニツトのうち、1ユニツトのみを性能検証し、電
圧分担率に見合つた定数としや断点数を乗じるこ
とにより等価的に全しや断点の性能検証を行なつ
たとするユニツト試験法が行なわれてきた。
しかしこのようなユニツト試験法は、しや断部
に発生したアークによる高温の熱ガスが、大地と
しや断部間の絶縁をおびやかすことがない碍子形
しや断器のようなものにおいては、ほぼ完全に有
効とみなせるが、しや断部を金属タンク内に絶縁
支持した多点切タンク形しや断器では、本来全し
や断点数に見合つた再起電圧が印加されなくては
ならない。直列しや断部の最も端となる端部とタ
ンク間に、アータを経由した絶縁の低下した熱ガ
スが噴き出されてくるため、1ユニツトの接触子
間の性能を検証するための再起電圧を印加するだ
けでは、接触子間の性能は検証できても前記端部
とタンク間のしや断直後の絶縁まで検証されたこ
とにはならないという欠点を有していた。
に発生したアークによる高温の熱ガスが、大地と
しや断部間の絶縁をおびやかすことがない碍子形
しや断器のようなものにおいては、ほぼ完全に有
効とみなせるが、しや断部を金属タンク内に絶縁
支持した多点切タンク形しや断器では、本来全し
や断点数に見合つた再起電圧が印加されなくては
ならない。直列しや断部の最も端となる端部とタ
ンク間に、アータを経由した絶縁の低下した熱ガ
スが噴き出されてくるため、1ユニツトの接触子
間の性能を検証するための再起電圧を印加するだ
けでは、接触子間の性能は検証できても前記端部
とタンク間のしや断直後の絶縁まで検証されたこ
とにはならないという欠点を有していた。
その欠点を改良した従来から知られている合成
試験法の原理を第1図に示す。また動作時の電流
電圧波形を第2図に示す。1はしや断性能を検証
する多点切タンク形しや断器で、例として4点切
のものを示す。碍子2等でタンク3から絶縁され
たしや断部の片側引出導体の端部5を接地し、タ
ンク3を絶縁物4で接地電位から絶縁する。7は
大電流源用短絡発電機で、補助しや断器8を経
て、しや断器1に短絡電往i1を供給する。しや断
器1は接地されない引出導体6側のしや断ユニツ
ト(第1図では14のみ)を大電流源の電位位相
に合わせて実質的に開極して、アークを発生させ
る。i1が検証すべき電流零点をむかえた時点t1で
第1の高電圧源9より、しや断ユニツトを検証す
る再起電圧v1を引出導体6側端子と接地電位の間
に印加する。またt1とほぼ同時に第2の高電圧源
10より本来全しや断ユニツト(第1図では、1
1,12,13,14)に印加すべき全再起電圧
のうち、第1の高電圧源v1を差し引いた電圧v2
を、v1と逆極性にタンク3と接地電位との間に印
加する。
試験法の原理を第1図に示す。また動作時の電流
電圧波形を第2図に示す。1はしや断性能を検証
する多点切タンク形しや断器で、例として4点切
のものを示す。碍子2等でタンク3から絶縁され
たしや断部の片側引出導体の端部5を接地し、タ
ンク3を絶縁物4で接地電位から絶縁する。7は
大電流源用短絡発電機で、補助しや断器8を経
て、しや断器1に短絡電往i1を供給する。しや断
器1は接地されない引出導体6側のしや断ユニツ
ト(第1図では14のみ)を大電流源の電位位相
に合わせて実質的に開極して、アークを発生させ
る。i1が検証すべき電流零点をむかえた時点t1で
第1の高電圧源9より、しや断ユニツトを検証す
る再起電圧v1を引出導体6側端子と接地電位の間
に印加する。またt1とほぼ同時に第2の高電圧源
10より本来全しや断ユニツト(第1図では、1
1,12,13,14)に印加すべき全再起電圧
のうち、第1の高電圧源v1を差し引いた電圧v2
を、v1と逆極性にタンク3と接地電位との間に印
加する。
このような試験を行なうことにより、引出導体
6側のしや断部端とタンクとの空間15には、v1
とv2差すなわち、絶対値的には、v1とv2の和の電
圧が印加されることになり、空間15の絶縁検証
としや断ユニツトの性能検証が同時に行なわれ
る。
6側のしや断部端とタンクとの空間15には、v1
とv2差すなわち、絶対値的には、v1とv2の和の電
圧が印加されることになり、空間15の絶縁検証
としや断ユニツトの性能検証が同時に行なわれ
る。
しかしながらこのような従来の試験法において
は、空間15の絶縁を検証するものであるため、
万が一空間15に絶縁破壊が起きた場合には、第
2の高電圧源の電圧が第1の高電圧源側に入りこ
み、この時検証すべきしや断器ユニツトの数が、
全しや断ユニツトの数と比較して少なければ少な
いほど、第1の高電圧源よりも第2の高電圧圧源
の発生電圧が高くなり、第1の高電圧源の試験装
置を電気的に破壊しやすいという欠点を有してい
る。
は、空間15の絶縁を検証するものであるため、
万が一空間15に絶縁破壊が起きた場合には、第
2の高電圧源の電圧が第1の高電圧源側に入りこ
み、この時検証すべきしや断器ユニツトの数が、
全しや断ユニツトの数と比較して少なければ少な
いほど、第1の高電圧源よりも第2の高電圧圧源
の発生電圧が高くなり、第1の高電圧源の試験装
置を電気的に破壊しやすいという欠点を有してい
る。
本発明は上記点に鑑みて、なされたもので、そ
の目的は、しや断部端とタンクの間に絶縁破壊が
生じても、試験装置を破壊することなく、かつ経
済的な多点切タンク形しや断器の合成試験法を提
供することにある。
の目的は、しや断部端とタンクの間に絶縁破壊が
生じても、試験装置を破壊することなく、かつ経
済的な多点切タンク形しや断器の合成試験法を提
供することにある。
次に本発明の原理を一実施例として示した第3
図とその動作時における電流、電圧波形を示した
第4図を用いて説明する。金属で密閉されたタン
ク3を絶縁物4で接地電位から絶縁し、かつタン
ク3から絶縁支持されたしや断部の片側の引出導
体5を接地した多点切タンク形しや断器1を配置
し、しや断ユニツト11,12,13,14のう
ち、接地された引出導体5側のしや断ユニツト1
1を間極させて、他の引出導体6側からしや断ユ
ニツト11のしや断性能を、検証する大電流源用
短絡発電機7と第1の高電圧源9を設ける。また
第2の高電圧源の再起電圧v1の発生時期t1とほぼ
同時でかつ同極性で、その大きさが全しや断ユニ
ツト11,12,13,14に印加すべき全再起
電圧にほぼ等しい電圧v2を前記タンク3に印加し
て、しや断ユニツト11の接地された引出導体側
端部とタンクとの空間16の絶縁性能を検証する
第2の高電圧源10を設ける。
図とその動作時における電流、電圧波形を示した
第4図を用いて説明する。金属で密閉されたタン
ク3を絶縁物4で接地電位から絶縁し、かつタン
ク3から絶縁支持されたしや断部の片側の引出導
体5を接地した多点切タンク形しや断器1を配置
し、しや断ユニツト11,12,13,14のう
ち、接地された引出導体5側のしや断ユニツト1
1を間極させて、他の引出導体6側からしや断ユ
ニツト11のしや断性能を、検証する大電流源用
短絡発電機7と第1の高電圧源9を設ける。また
第2の高電圧源の再起電圧v1の発生時期t1とほぼ
同時でかつ同極性で、その大きさが全しや断ユニ
ツト11,12,13,14に印加すべき全再起
電圧にほぼ等しい電圧v2を前記タンク3に印加し
て、しや断ユニツト11の接地された引出導体側
端部とタンクとの空間16の絶縁性能を検証する
第2の高電圧源10を設ける。
このような構成および動作を行なうことにより
しや断ユニツト11のしや断性能の検証と空間1
6の電流しや断時の絶縁検証を同時に行なうこと
ができる。またしや断ユニツト11の12側端部
から引出導体6にかけては、しや断ユニツト1
2,13,14を間極しないが、それができなけ
れば短絡を行なうなどの方法により実質的に同電
位にすることができるため、タンク3との間にv1
−v2すなわち第4図v3の電圧が印加されることに
なる。すなわちこの実施例においては、第1の高
電圧源および大電流源側の引出導体6とタンク3
との空間15には、絶対値的に全再起電圧の約3/
4程度の電圧v3しか印加されない。一方検証すべ
き空間16には全電圧v2が印加されるため、万が
一しや断部とタンク間に絶縁破壊が生じたとして
も、印加電圧の高い引出導体5とタンク3との空
間16で起きることになる。またこの場合、絶縁
破壊が生じても、引出導体5は接地されているた
め、大電流源第1の高電圧源の試験装置に対し
て、第2の高電圧源の電圧が浸入することはな
い。またしや断部11の12側端部から引出導体
6までを同電位にするなどのため、12,13,
14を投入したままか、あるいは短絡するなどの
手段を用いた場合には、12,13,14にアー
クの発生がなく、熱ガが吹出されることがないた
め、ますます、引出導体6側とタンク3の間で絶
縁破壊することがなくなる。
しや断ユニツト11のしや断性能の検証と空間1
6の電流しや断時の絶縁検証を同時に行なうこと
ができる。またしや断ユニツト11の12側端部
から引出導体6にかけては、しや断ユニツト1
2,13,14を間極しないが、それができなけ
れば短絡を行なうなどの方法により実質的に同電
位にすることができるため、タンク3との間にv1
−v2すなわち第4図v3の電圧が印加されることに
なる。すなわちこの実施例においては、第1の高
電圧源および大電流源側の引出導体6とタンク3
との空間15には、絶対値的に全再起電圧の約3/
4程度の電圧v3しか印加されない。一方検証すべ
き空間16には全電圧v2が印加されるため、万が
一しや断部とタンク間に絶縁破壊が生じたとして
も、印加電圧の高い引出導体5とタンク3との空
間16で起きることになる。またこの場合、絶縁
破壊が生じても、引出導体5は接地されているた
め、大電流源第1の高電圧源の試験装置に対し
て、第2の高電圧源の電圧が浸入することはな
い。またしや断部11の12側端部から引出導体
6までを同電位にするなどのため、12,13,
14を投入したままか、あるいは短絡するなどの
手段を用いた場合には、12,13,14にアー
クの発生がなく、熱ガが吹出されることがないた
め、ますます、引出導体6側とタンク3の間で絶
縁破壊することがなくなる。
第5図に本発明の他の実施例を示すとともに、
第6図にその電流、電圧波形を示す。17は大電
流源側の回路で短絡発電機7は、バツクアツプし
や断器18、投入器19、電流調整用リアクトル
20および変圧器21を経由して必要な短絡電流
i1を補助しや断器6を通して、しや断器1に供給
する。9は第1の高電圧源の回路をあらかじめ充
電されたコンデンサ22の電荷を検証すべきi1の
電流零点t3より前で所定の時間t2にてギヤツプ2
3を放電させることによりコンデンサ22とリア
クトル24でほぼ決定される重畳電流i2をi1に同
極性でi1の電流零点t8を過ぎた後で、i2の電流零
点t4が到来るように重畳する。しや断器1をほぼ
同時に開かれた補助しや断器8はt3でi1が零とな
るため、しや断完了し、大電流源と第1の高電圧
源を電気的に切り離す。t3以後しや断器1にはi2
のみが流れ、i2の零点t4でしや断が完了する。t4
にてコンデンサ22は初期の充電々圧とは逆極性
の電圧となり、以後リアクトル24、抵抗25、
コンデンサ26を通して減衰振動性の電流を流
し、25と26に発生する電圧の和v1が再起電圧
となつて、しや断ユニツト11のしや断性能を検
証する。10は第2の高電圧源の回路で、あらか
じめ充電されたコンデンサ27の電荷をt4に合わ
せて、放電させ、リアクトル29、抵抗30、コ
ンデンサ31を通して減衰振動性の電流を流し、
30と31に発生する電圧の和v2を再起電圧とし
てタンクに印加するものである。本実施例はしや
断器1に流れる電流の零点をi1より若干遅らすも
のであるが、作用効果は前述と同様のものが得ら
れる。
第6図にその電流、電圧波形を示す。17は大電
流源側の回路で短絡発電機7は、バツクアツプし
や断器18、投入器19、電流調整用リアクトル
20および変圧器21を経由して必要な短絡電流
i1を補助しや断器6を通して、しや断器1に供給
する。9は第1の高電圧源の回路をあらかじめ充
電されたコンデンサ22の電荷を検証すべきi1の
電流零点t3より前で所定の時間t2にてギヤツプ2
3を放電させることによりコンデンサ22とリア
クトル24でほぼ決定される重畳電流i2をi1に同
極性でi1の電流零点t8を過ぎた後で、i2の電流零
点t4が到来るように重畳する。しや断器1をほぼ
同時に開かれた補助しや断器8はt3でi1が零とな
るため、しや断完了し、大電流源と第1の高電圧
源を電気的に切り離す。t3以後しや断器1にはi2
のみが流れ、i2の零点t4でしや断が完了する。t4
にてコンデンサ22は初期の充電々圧とは逆極性
の電圧となり、以後リアクトル24、抵抗25、
コンデンサ26を通して減衰振動性の電流を流
し、25と26に発生する電圧の和v1が再起電圧
となつて、しや断ユニツト11のしや断性能を検
証する。10は第2の高電圧源の回路で、あらか
じめ充電されたコンデンサ27の電荷をt4に合わ
せて、放電させ、リアクトル29、抵抗30、コ
ンデンサ31を通して減衰振動性の電流を流し、
30と31に発生する電圧の和v2を再起電圧とし
てタンクに印加するものである。本実施例はしや
断器1に流れる電流の零点をi1より若干遅らすも
のであるが、作用効果は前述と同様のものが得ら
れる。
また第6図のような動作を行なう時は、第1お
よび第2の高電圧源の再起電圧発生用回路をほぼ
同一の構成にすることや、第2の高電圧源のリア
クトルのインダクタンスを第1の高電圧源のもの
より大きくするとともに第2の高電圧源のコンデ
ンサのキヤパシタンスを第1の高電圧源のものよ
り小さくすることは、v1,v2の波形をほぼ同一の
ものとするうえで容易であり、また、第2の高電
圧源が第1の高電圧源のように重畳電流を発生さ
せずに電圧だけ発生させるため、非常にわずかの
エネルギーのコンデンサの第2高電圧源とするこ
とができ、コンデンサバンク建設の費用を大幅に
下げることができる。
よび第2の高電圧源の再起電圧発生用回路をほぼ
同一の構成にすることや、第2の高電圧源のリア
クトルのインダクタンスを第1の高電圧源のもの
より大きくするとともに第2の高電圧源のコンデ
ンサのキヤパシタンスを第1の高電圧源のものよ
り小さくすることは、v1,v2の波形をほぼ同一の
ものとするうえで容易であり、また、第2の高電
圧源が第1の高電圧源のように重畳電流を発生さ
せずに電圧だけ発生させるため、非常にわずかの
エネルギーのコンデンサの第2高電圧源とするこ
とができ、コンデンサバンク建設の費用を大幅に
下げることができる。
第5図の回路において、第1の高電圧源のギヤ
ツプ23および第2の高電圧源のギヤツプ28を
第4図のようにi1の電流零点t1で放電させて、両
電圧源とともに電圧のみを発生させてもよい。こ
の場合、しや断ユニツト11に印加される再起電
圧の発生が、t1より遅れることを防ぐため、補助
しや断器8に並列にインピーダンスを設けて、大
電流源の再起電圧をしや断ユニツト11に印加す
るとともに、その電圧にv1を重ねてもよい。再起
電圧発生用回路構成を同一にすることは、第6図
における説明と同様の効果がある。また重畳電流
が必要ないので、第1高電圧源の再起電圧用回路
素子の値を第6図の説明で述べたようなわずかな
エネルギーのコンデンサバンクですませるため、
第2高電圧源とほぼ同一にすることができる。
ツプ23および第2の高電圧源のギヤツプ28を
第4図のようにi1の電流零点t1で放電させて、両
電圧源とともに電圧のみを発生させてもよい。こ
の場合、しや断ユニツト11に印加される再起電
圧の発生が、t1より遅れることを防ぐため、補助
しや断器8に並列にインピーダンスを設けて、大
電流源の再起電圧をしや断ユニツト11に印加す
るとともに、その電圧にv1を重ねてもよい。再起
電圧発生用回路構成を同一にすることは、第6図
における説明と同様の効果がある。また重畳電流
が必要ないので、第1高電圧源の再起電圧用回路
素子の値を第6図の説明で述べたようなわずかな
エネルギーのコンデンサバンクですませるため、
第2高電圧源とほぼ同一にすることができる。
第7図に本発明の他の実施例を示すとともに第
8図にその電流、電圧波形を示す。大電流源と第
1の高電圧源の構成および動作は、第5図と第6
図の説明と全く同じてある。第2の高電圧源10
には、短絡発電機7とリアクトル20を直列にし
たものと並列に接続した変圧器32を設けるもの
で、33,34は各々番号のところに接続されて
いる。
8図にその電流、電圧波形を示す。大電流源と第
1の高電圧源の構成および動作は、第5図と第6
図の説明と全く同じてある。第2の高電圧源10
には、短絡発電機7とリアクトル20を直列にし
たものと並列に接続した変圧器32を設けるもの
で、33,34は各々番号のところに接続されて
いる。
第2の高電圧源では供試しや断器が短絡されて
いる間は変圧器32の2次側端子33,34の電
圧が実質的に現われず、しや断器1が電流i1をし
や断した後始めて現われる。その結果、リアクト
ル29、抵抗30、コンデンサ31に電流が流
れ、その時に抵抗30およびコンデンサー31に
発生する電圧の和が再起電圧v2となつてしや断器
のタンタに印加される。すなわち第2の高電圧源
はギヤツプ等の始動装置やそのコントロール回路
などが必要なく、短絡電流i1が零になつた後自動
的に再起電圧が発生する。このような第2高電圧
源は、しや断器のアーク抵抗や、リアクトル20
などが短絡発電機の負荷となつているため、i1が
電流零になつた時、直ちに電圧が立ち上らないこ
とが特徴であり、一つの大電流源と一つの高圧源
を使用する通常のしや断器の合成試験において接
触子間の性能を検証するために、この方法を高電
圧源に使用した場合は、短絡電流が零になつた
後、再起電圧が発生するまで大きな遅れ時間をと
もなうため、等価性が保てないという欠点があつ
た。しかし本発明のように、供試しや断の電流零
点を短絡電流i1の零点より遅らせるものでは、第
2高電圧源の再起電圧における立ち上りが遅れて
も、第8図のように第1の高電圧源の再起電圧v1
と第2の高電圧源の再起電圧v2の立ち上りをほぼ
同一にすることができるため、充分な等価性が得
られる。また第1の高電圧源の重畳電流i2の周波
数やギヤツプ23の放電時期を変化させることに
より、第1の高電圧源による再起電圧の立ち上り
時期を第2の高電圧源における再起電圧の立ち上
り時期にあわせることができる。
いる間は変圧器32の2次側端子33,34の電
圧が実質的に現われず、しや断器1が電流i1をし
や断した後始めて現われる。その結果、リアクト
ル29、抵抗30、コンデンサ31に電流が流
れ、その時に抵抗30およびコンデンサー31に
発生する電圧の和が再起電圧v2となつてしや断器
のタンタに印加される。すなわち第2の高電圧源
はギヤツプ等の始動装置やそのコントロール回路
などが必要なく、短絡電流i1が零になつた後自動
的に再起電圧が発生する。このような第2高電圧
源は、しや断器のアーク抵抗や、リアクトル20
などが短絡発電機の負荷となつているため、i1が
電流零になつた時、直ちに電圧が立ち上らないこ
とが特徴であり、一つの大電流源と一つの高圧源
を使用する通常のしや断器の合成試験において接
触子間の性能を検証するために、この方法を高電
圧源に使用した場合は、短絡電流が零になつた
後、再起電圧が発生するまで大きな遅れ時間をと
もなうため、等価性が保てないという欠点があつ
た。しかし本発明のように、供試しや断の電流零
点を短絡電流i1の零点より遅らせるものでは、第
2高電圧源の再起電圧における立ち上りが遅れて
も、第8図のように第1の高電圧源の再起電圧v1
と第2の高電圧源の再起電圧v2の立ち上りをほぼ
同一にすることができるため、充分な等価性が得
られる。また第1の高電圧源の重畳電流i2の周波
数やギヤツプ23の放電時期を変化させることに
より、第1の高電圧源による再起電圧の立ち上り
時期を第2の高電圧源における再起電圧の立ち上
り時期にあわせることができる。
また第7図において、変圧器32を短絡発電機
7に接続せず別の叛電機に接続する方法や、第1
図のコンデンサ22の代りにやはり別の発電機を
経た変圧器を設ける方法や、第1図のギヤツプ2
3とコンデンサ22の代りに短絡発電機7とリア
クトル20を直列にしたものと並列に接続した変
圧器を設ける方法、あるいはこれらを組み合せた
方法などが考えられる。
7に接続せず別の叛電機に接続する方法や、第1
図のコンデンサ22の代りにやはり別の発電機を
経た変圧器を設ける方法や、第1図のギヤツプ2
3とコンデンサ22の代りに短絡発電機7とリア
クトル20を直列にしたものと並列に接続した変
圧器を設ける方法、あるいはこれらを組み合せた
方法などが考えられる。
説明ではしや断ユニツト11のみにアークが発
生するように示したが、第1高電圧源の試験能力
に応じてしや断ユニツト11,12あるいは、1
1,12,13としや断器のしや断点数に合わせ
て接地された引出導体5のしや断ユニツトにアー
クをつけてもよい。また全しや断ユニツトにアー
クを発生させ、しや断性能を検証するしや断ユニ
ツトのみに第1の高電圧源の再起電圧が実質的に
印加されるように、検証しないしや断ユニツトに
は、検証するしや断より大きな並列コンデンサー
をつけてもよい。
生するように示したが、第1高電圧源の試験能力
に応じてしや断ユニツト11,12あるいは、1
1,12,13としや断器のしや断点数に合わせ
て接地された引出導体5のしや断ユニツトにアー
クをつけてもよい。また全しや断ユニツトにアー
クを発生させ、しや断性能を検証するしや断ユニ
ツトのみに第1の高電圧源の再起電圧が実質的に
印加されるように、検証しないしや断ユニツトに
は、検証するしや断より大きな並列コンデンサー
をつけてもよい。
以上述べたように本発明の構成および動作を行
なうことにより、しや断ユニツトのしや断性能検
証と電流しや断時におけるしや断部端とタンクと
の絶縁性能検証を同時に行なうことができ、かつ
試験時に万が一の絶縁破壊が起きても安全でかつ
試験装置の破壊を起こさない経済的にも優れた、
多点切タンク形しや断器の合成試験法を提供する
ことができる。
なうことにより、しや断ユニツトのしや断性能検
証と電流しや断時におけるしや断部端とタンクと
の絶縁性能検証を同時に行なうことができ、かつ
試験時に万が一の絶縁破壊が起きても安全でかつ
試験装置の破壊を起こさない経済的にも優れた、
多点切タンク形しや断器の合成試験法を提供する
ことができる。
第1図、第2図は従来例の構成および電流電圧
波形を示した図、第3図、第4図は本発明の原理
を示した一構成例とその電流、電圧波形を示した
図、第5図、第6図は本発明の一実施例と一動作
例における電流、電圧波形を示した図、第7図、
第8図は本発明の他の実施例とその電流、電圧波
形を示した図である。 1……多点切タンク形しや断器、2,4……絶
縁物、7……短絡発電機、9……第1の高電圧
源、10……第2の高電圧源、17……大電流
源。
波形を示した図、第3図、第4図は本発明の原理
を示した一構成例とその電流、電圧波形を示した
図、第5図、第6図は本発明の一実施例と一動作
例における電流、電圧波形を示した図、第7図、
第8図は本発明の他の実施例とその電流、電圧波
形を示した図である。 1……多点切タンク形しや断器、2,4……絶
縁物、7……短絡発電機、9……第1の高電圧
源、10……第2の高電圧源、17……大電流
源。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 金属で密閉されたタンクを接地電位から絶縁
するとともに前記タンク内に配置されこのタンク
から絶縁支持された互に直列接続されてその両端
が外部に導出されるしや断ユニツトの片側の引出
導体を接地した多点切タンク形しや断器の、他側
の引出導体には大電流源並びに第1の高電圧源を
接続し、前記しや断部のうち接地された引出導体
側のしや断ユニツトを実質的に開極させて、前記
しや断ユニツトのしや断性能を検証するとともに
前記第1の高電圧源の再起電圧発生時期とほぼ同
時で、かつ同極性でその大きさが全しや断点に印
加すべき再起電圧にほぼ等しい電圧を第2の高電
圧源から前記タンクに印加して、前記しや断ユニ
ツトの接地された引出導体側端部とタンク間の絶
縁性能を検証するようにしたことを特徴とする、
多点切タンク形しや断器の合成試験法。 2 大電流源に少なくとも短結発電機又は変圧器
を含むことを特徴とする特許請求範囲第1項記載
のしや断器の合成試験法。 3 第1の高電圧源にあらかじめ充電したコンデ
ンサ又は、大電流源と接続されない変圧器とギヤ
ツプを含むことを特徴とする特許請求範囲第2項
記載のしや断器の合成試験法。 4 第1の高電圧源に大電流源と接続した変圧器
を含むことを特徴とする特許請求範囲第2項記載
のしや断器の合成試験法。 5 第2の高電圧源にあらかじめ充電したコンデ
ンサ又は、大電流源と接続されない変圧器とトリ
ガーギヤツプを含むことを特徴とする特許請求範
囲第3項ないし第4項記載のしや断器の合成試験
法。 6 第2の高電圧源に大電流源と接続した変圧器
を含むことを特徴とする特許請求範囲第3項ない
し第4項記載のしや断器の合成試験法。 7 第1および第2の高電圧源の少なくとも再起
電圧発生用回路を同一の構成とすることを特徴と
する特許請求範囲第5項ないし第6項記載のしや
断器の合成試験法。 8 再起電圧発生用回路において第2の高電圧源
に、第1の高電圧源より大きいが等しいインダク
タンスを有したリアクトルを含むとともに第1の
高電圧源より小さいが等しいキヤパシタンスを有
したコンデンサーを含むことを特徴とした特許請
求の範囲第7項記載のしや断器の合成試験法。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP56108843A JPS5812227A (ja) | 1981-07-14 | 1981-07-14 | しや断器の合成試験法 |
US06/395,712 US4454476A (en) | 1981-07-14 | 1982-07-06 | Method of and apparatus for synthetic testing of a multi-break circuit breaker |
CH4221/82A CH663673A5 (de) | 1981-07-14 | 1982-07-12 | Verfahren und vorrichtung fuer die simulationsueberpruefung eines mehrkontaktigen leistungsschalters. |
DE19823226031 DE3226031A1 (de) | 1981-07-14 | 1982-07-12 | Verfahren und vorrichtung fuer die simulationsueberpruefung eines mehrkontaktigen leistungsschalters |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP56108843A JPS5812227A (ja) | 1981-07-14 | 1981-07-14 | しや断器の合成試験法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5812227A JPS5812227A (ja) | 1983-01-24 |
JPH0145592B2 true JPH0145592B2 (ja) | 1989-10-04 |
Family
ID=14494979
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP56108843A Granted JPS5812227A (ja) | 1981-07-14 | 1981-07-14 | しや断器の合成試験法 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4454476A (ja) |
JP (1) | JPS5812227A (ja) |
CH (1) | CH663673A5 (ja) |
DE (1) | DE3226031A1 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0152739B1 (de) * | 1984-02-14 | 1987-11-11 | BBC Brown Boveri AG | Verfahren zur Ermittlung des Zeitpunktes der Wiedereinschaltung eines Leistungsschalters und Gerät zur Durchführung dieses Verfahrens |
DE3539748A1 (de) * | 1985-11-09 | 1987-05-21 | Sachsenwerk Ag | Pruefeinrichtung fuer vakuumschaltkammern |
US5736861A (en) * | 1995-08-07 | 1998-04-07 | Paul A. Keleher | Circuit breaker tester |
CN108490312B (zh) * | 2018-03-27 | 2019-10-25 | 中国矿业大学 | 基于次暂态增量电流幅值极性的配网接地区间定位方法 |
CN108919109B (zh) * | 2018-07-10 | 2021-05-18 | 武汉大学 | 一种多断口高压直流快速机械开关动态均压模拟试验方法 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3038116A (en) * | 1959-03-11 | 1962-06-05 | Siemens Ag | Circuit-breaker testing arrangement |
CH592314A5 (ja) * | 1975-11-28 | 1977-10-31 | Bbc Brown Boveri & Cie | |
DE2638678B1 (de) * | 1976-08-25 | 1978-01-26 | Siemens Ag | Synthetische Pruefschaltung |
CH634153A5 (de) * | 1978-09-29 | 1983-01-14 | Bbc Brown Boveri & Cie | Synthetische pruefanordnung zur pruefung des einschaltvermoegens eines hochspannungs-apparates. |
-
1981
- 1981-07-14 JP JP56108843A patent/JPS5812227A/ja active Granted
-
1982
- 1982-07-06 US US06/395,712 patent/US4454476A/en not_active Expired - Lifetime
- 1982-07-12 CH CH4221/82A patent/CH663673A5/de not_active IP Right Cessation
- 1982-07-12 DE DE19823226031 patent/DE3226031A1/de active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
DE3226031C2 (ja) | 1990-08-02 |
DE3226031A1 (de) | 1983-02-03 |
CH663673A5 (de) | 1987-12-31 |
US4454476A (en) | 1984-06-12 |
JPS5812227A (ja) | 1983-01-24 |
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