JPH01293723A - スペクトル拡散通信装置 - Google Patents
スペクトル拡散通信装置Info
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- JPH01293723A JPH01293723A JP63124567A JP12456788A JPH01293723A JP H01293723 A JPH01293723 A JP H01293723A JP 63124567 A JP63124567 A JP 63124567A JP 12456788 A JP12456788 A JP 12456788A JP H01293723 A JPH01293723 A JP H01293723A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明はスペクトル拡散通信装置に係り、特に、受信(
復調)側において、逆拡散用の擬似雑音を発生するため
の拡散符号発生回路を不要としたスペクトル拡散通信装
置に関する。
復調)側において、逆拡散用の擬似雑音を発生するため
の拡散符号発生回路を不要としたスペクトル拡散通信装
置に関する。
スペクトル拡散通信方式とは、キャリアを情報信号にて
1次変調したものを広帯域の雑音状の拡散符号により2
次変調して、非常に広い帯域に拡散する方式である。−
数的には、2次変調方式の違いにより、直接拡散(DS
)方式1周波数ホッピング(FH)方式、ハイブリッド
方式等があり、本発明方式はこのうち前者のDS方式に
関する。
1次変調したものを広帯域の雑音状の拡散符号により2
次変調して、非常に広い帯域に拡散する方式である。−
数的には、2次変調方式の違いにより、直接拡散(DS
)方式1周波数ホッピング(FH)方式、ハイブリッド
方式等があり、本発明方式はこのうち前者のDS方式に
関する。
かかるスペクトル拡散3i!!信には、■秘匿性(秘話
性)が非常に高い、■外部干渉や雑音、故意の妨害に強
い、■従来システムと共存できる。■MCA局のような
制御局や制御チャンネルが不要である。■アドレスコー
ドでの管理ができる。■DS(直接拡散)方式では電力
密度が低いので、微弱な電力で送信できる。■通話品位
の若干の低下だけで局数を増加できる。■疑似雑音符号
信号を変えることにより、同一周波数帯域内に多重する
ことが可能である2等の多くの特長があり、これらの長
所が認識されて、現在では単に通信分野にとどまらず、
様々な分野での応用が進んできており、民生機器への展
開も始められようとしている。
性)が非常に高い、■外部干渉や雑音、故意の妨害に強
い、■従来システムと共存できる。■MCA局のような
制御局や制御チャンネルが不要である。■アドレスコー
ドでの管理ができる。■DS(直接拡散)方式では電力
密度が低いので、微弱な電力で送信できる。■通話品位
の若干の低下だけで局数を増加できる。■疑似雑音符号
信号を変えることにより、同一周波数帯域内に多重する
ことが可能である2等の多くの特長があり、これらの長
所が認識されて、現在では単に通信分野にとどまらず、
様々な分野での応用が進んできており、民生機器への展
開も始められようとしている。
第16図及び第17図を参照しながら、スペクトル拡散
通信の基本原理について説明する。第16図はDS方式
による従来のスペクトル拡散通信装置の基本構成図、第
17図は各構成部分におけるスペクトル波形図である。
通信の基本原理について説明する。第16図はDS方式
による従来のスペクトル拡散通信装置の基本構成図、第
17図は各構成部分におけるスペクトル波形図である。
第16図に示すように、送信(変調)側であるA局の1
次変調器31にて1次変調された第17図18)図示の
如き信号(Fl)は、拡散符号発生回路39からの拡散
符号信号(Fss”同図(b)参照)により拡散変調回
路36にて2次変調されて、増幅された後アンテナA、
より送信信号FIsとして出力される。1次変調の種類
は特に制限はなく、周波数変調([H)やP S K
(Phase Shiずt Key−ing)等で良く
(本明細書ではPSKにより変調を行なうものとして説
明する)、2次変調(拡散変調)は、−数的に疑似雑音
符号(Pseudo No1se : P N符号)に
よりPSK変調する。このPN符号はできる限りランダ
ム雑音状であり、且つ受信機側で符号を取り出すために
一定の周期を有している必要がある。
次変調器31にて1次変調された第17図18)図示の
如き信号(Fl)は、拡散符号発生回路39からの拡散
符号信号(Fss”同図(b)参照)により拡散変調回
路36にて2次変調されて、増幅された後アンテナA、
より送信信号FIsとして出力される。1次変調の種類
は特に制限はなく、周波数変調([H)やP S K
(Phase Shiずt Key−ing)等で良く
(本明細書ではPSKにより変調を行なうものとして説
明する)、2次変調(拡散変調)は、−数的に疑似雑音
符号(Pseudo No1se : P N符号)に
よりPSK変調する。このPN符号はできる限りランダ
ム雑音状であり、且つ受信機側で符号を取り出すために
一定の周期を有している必要がある。
次に、受信(復調)側の構成及び動作等について説明す
る。受信側のB局では、アンテナA2から所定のフィル
タや高周波増幅器により得られなFl、信号を、逆拡散
回路47にて拡散符号発生回路49からの拡散符号によ
り逆拡散する。この拡散符号発生回路49はA局の拡散
符号発生回路39と同期が取られており、PN符号も同
一(F、)である、ところで、アンテナA2に入来する
電波はFlsだけとは限らず、電波F25.F35.・
・・(第17図(c)参照)等、他のSS局(−数周)
からの電波(Fn)が存在する。そこで、逆拡散回路4
7で逆拡散を施すことにより、同図(d)図示の如き所
望の電波F1sを同図(a)のようなスペクトルに戻し
、フィルタ(狭帯域・P波器が望ましい)41にてF1
s以外の成分の大部分を除去しく同図(e)参照)、復
調回路43にて元の情報信号に復調して出力するわけで
ある。なお、同図(e)かられかるように、フィルタ4
1の出力信号中にはFl、の他に干渉波のFnと多局の
SS波の一部が残っている。この残留電力と目的信号の
電力の比をDU比(信号電力対干渉電力比)と呼んでお
り、このDU比を大きく取るためには拡散帯域ができる
限り広い方が有利であり、−数的に情報信号の周波数帯
域の100〜1000倍程度にしている。
る。受信側のB局では、アンテナA2から所定のフィル
タや高周波増幅器により得られなFl、信号を、逆拡散
回路47にて拡散符号発生回路49からの拡散符号によ
り逆拡散する。この拡散符号発生回路49はA局の拡散
符号発生回路39と同期が取られており、PN符号も同
一(F、)である、ところで、アンテナA2に入来する
電波はFlsだけとは限らず、電波F25.F35.・
・・(第17図(c)参照)等、他のSS局(−数周)
からの電波(Fn)が存在する。そこで、逆拡散回路4
7で逆拡散を施すことにより、同図(d)図示の如き所
望の電波F1sを同図(a)のようなスペクトルに戻し
、フィルタ(狭帯域・P波器が望ましい)41にてF1
s以外の成分の大部分を除去しく同図(e)参照)、復
調回路43にて元の情報信号に復調して出力するわけで
ある。なお、同図(e)かられかるように、フィルタ4
1の出力信号中にはFl、の他に干渉波のFnと多局の
SS波の一部が残っている。この残留電力と目的信号の
電力の比をDU比(信号電力対干渉電力比)と呼んでお
り、このDU比を大きく取るためには拡散帯域ができる
限り広い方が有利であり、−数的に情報信号の周波数帯
域の100〜1000倍程度にしている。
以上、スペクトル拡散通信の基本的な原理について説明
したが、次にスペクトル拡散通信を行なう場合の1,2
次善変調・復調における具体的な動作について理論的に
説明する。スペクトル拡散通信におけるスペクトル拡散
信号S (t)(P 1.)は、情報データをd (t
)[+1又は−1コとし、拡散符号Fssをp(t)ト
1又は−1]、搬送波をCO3ωctとすると、次式で
表わされる。
したが、次にスペクトル拡散通信を行なう場合の1,2
次善変調・復調における具体的な動作について理論的に
説明する。スペクトル拡散通信におけるスペクトル拡散
信号S (t)(P 1.)は、情報データをd (t
)[+1又は−1コとし、拡散符号Fssをp(t)ト
1又は−1]、搬送波をCO3ωctとすると、次式で
表わされる。
3 (t) = d (t) P (I)CO3ωct
・++++・H”・H”” (1)(但し、ωc
=2πfc) このスペクトル拡散信号s (Bは、受信(復調)側に
おいて、入来したスペクトル拡散信号より拡散符号用ク
ロック信号を生成し、更に送信時のスペクトル拡散信号
における拡散符号と同期した拡である)を得て、入来し
たスペクトル拡散信号5(1)との乗算(「相関j又は
「逆拡散」とも言う)を行ない、d (t)cosωC
tなる2相PSに信号に変換される、更に、再生した搬
送波COSωct (実際に7′\ はCOSωctlとの乗算による同期検波を行なって、
d (t) (CO3ωct ) ’ = d (t)
[1+cos2ωct ) / 2を得て、搬送波成分
2ωctをフィルタで除去することにより情報データd
(【)を復調している。
・++++・H”・H”” (1)(但し、ωc
=2πfc) このスペクトル拡散信号s (Bは、受信(復調)側に
おいて、入来したスペクトル拡散信号より拡散符号用ク
ロック信号を生成し、更に送信時のスペクトル拡散信号
における拡散符号と同期した拡である)を得て、入来し
たスペクトル拡散信号5(1)との乗算(「相関j又は
「逆拡散」とも言う)を行ない、d (t)cosωC
tなる2相PSに信号に変換される、更に、再生した搬
送波COSωct (実際に7′\ はCOSωctlとの乗算による同期検波を行なって、
d (t) (CO3ωct ) ’ = d (t)
[1+cos2ωct ) / 2を得て、搬送波成分
2ωctをフィルタで除去することにより情報データd
(【)を復調している。
ここで、2相PSに信号d (t)CO3ωctの帯域
幅(スペクトルのメインローブとする)をBoとし、拡
散符号P(t)により拡散されたスペクトル拡散信号の
帯域幅(スペクトルのメインローブ)をBI)とすれば
、スペクトル拡散通信におけるプロセスゲインG、は、 G =B /BD ・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・ (2)p で表わされる。10セスゲインGpは、通常の設計値に
おいて数百〜数千の値であり、この値に従って妨害信号
、my等の抑圧が行なわれるため、情報データd (t
)に対してスペクトル拡散信号の周波数帯域が広いほど
耐妨害性、耐雑音性等における改善効果が高まる。即ち
、改善効果はプロセスゲインG、でほぼ一義的に定まる
。
幅(スペクトルのメインローブとする)をBoとし、拡
散符号P(t)により拡散されたスペクトル拡散信号の
帯域幅(スペクトルのメインローブ)をBI)とすれば
、スペクトル拡散通信におけるプロセスゲインG、は、 G =B /BD ・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・ (2)p で表わされる。10セスゲインGpは、通常の設計値に
おいて数百〜数千の値であり、この値に従って妨害信号
、my等の抑圧が行なわれるため、情報データd (t
)に対してスペクトル拡散信号の周波数帯域が広いほど
耐妨害性、耐雑音性等における改善効果が高まる。即ち
、改善効果はプロセスゲインG、でほぼ一義的に定まる
。
かかるスペクトル拡散通信では復調側における逆拡散が
最も重要であり、これを行なうに必要な拡散符号の生成
回路の実現が容易ではなく、現在では、AFC制御ルー
プ、遅延ロックループ及び乗算器による逆拡散法や、マ
ツチドフィルタを用いた同期ループと乗算器による逆拡
散法が一般的に用いられている。これらの構成による逆
拡散は、いずれも回路構成が複雑で、更には調整面やコ
スト面での問題もあり、民生機器への展開に当ってはこ
れらの問題を解決する必要がある。
最も重要であり、これを行なうに必要な拡散符号の生成
回路の実現が容易ではなく、現在では、AFC制御ルー
プ、遅延ロックループ及び乗算器による逆拡散法や、マ
ツチドフィルタを用いた同期ループと乗算器による逆拡
散法が一般的に用いられている。これらの構成による逆
拡散は、いずれも回路構成が複雑で、更には調整面やコ
スト面での問題もあり、民生機器への展開に当ってはこ
れらの問題を解決する必要がある。
本発明のスペクトル拡散通信装置は、変調側には、第1
の搬送波を情報信号により変調して1次変調波信号を得
る手段と、1次変調波信号に第1の搬送波とは異なる周
波数の第2の搬送波を加算して複合1次変調波信号を得
る手段と、拡散符号用クロック信号を入力してNRZ擬
似雑音符号系列を生成する擬似雑音符号発生器と、NR
2擬似雑音符号とタロツク信号とを乗算して拡散符号信
号を得る第1の乗算器と、拡散符号信号と複合1次変調
波信号とを乗算により拡散変調して複合スペクトル拡散
信号を得る第2の乗算器とを備え、復調側には、複合ス
ペクトル拡散信号を入力してそのメインローブのスペク
トル分布に対応した周波数通過特性を有する一波器と、
この一波器を介してメインローブの中心周波数近傍のノ
イズや干渉波成分の低減、除去を行なう手段と、この除
去手段を通過した複合スペクトル拡散信号を、1次変調
波が拡散されているスペクトル拡散信号と第2の搬送波
が拡散されている変調拡散符号信号とに分離検出する手
段と、分離検出された両信号を乗算により逆拡散する第
3の乗算器と、逆拡散によって得られた1次変調波信号
より情報信号を復調する手段とを備えて楕成することに
より、上記欠点を解消したものである。
の搬送波を情報信号により変調して1次変調波信号を得
る手段と、1次変調波信号に第1の搬送波とは異なる周
波数の第2の搬送波を加算して複合1次変調波信号を得
る手段と、拡散符号用クロック信号を入力してNRZ擬
似雑音符号系列を生成する擬似雑音符号発生器と、NR
2擬似雑音符号とタロツク信号とを乗算して拡散符号信
号を得る第1の乗算器と、拡散符号信号と複合1次変調
波信号とを乗算により拡散変調して複合スペクトル拡散
信号を得る第2の乗算器とを備え、復調側には、複合ス
ペクトル拡散信号を入力してそのメインローブのスペク
トル分布に対応した周波数通過特性を有する一波器と、
この一波器を介してメインローブの中心周波数近傍のノ
イズや干渉波成分の低減、除去を行なう手段と、この除
去手段を通過した複合スペクトル拡散信号を、1次変調
波が拡散されているスペクトル拡散信号と第2の搬送波
が拡散されている変調拡散符号信号とに分離検出する手
段と、分離検出された両信号を乗算により逆拡散する第
3の乗算器と、逆拡散によって得られた1次変調波信号
より情報信号を復調する手段とを備えて楕成することに
より、上記欠点を解消したものである。
本発明のスペクトル拡散通信装置は、上記のように楕成
したことにより、逆拡散において従来より必須の構成要
件であったクロック再生回路、拡散符号発生回路、ルー
プで楕成される同期引込み回路及び同期保持回路等が不
要となったものであり、以下、本発明装置の1構成例を
挙げて、図面を参照しながら説明する。
したことにより、逆拡散において従来より必須の構成要
件であったクロック再生回路、拡散符号発生回路、ルー
プで楕成される同期引込み回路及び同期保持回路等が不
要となったものであり、以下、本発明装置の1構成例を
挙げて、図面を参照しながら説明する。
第1図は、本発明のスペクトル拡散通信装置の第1実施
例のブロック構成図で、同図(^)が変調部(送信rs
)10.同図(B)が復調部(受信側)20である。こ
の図においては、アンテナ等構成の一部の図示を省略し
ている。
例のブロック構成図で、同図(^)が変調部(送信rs
)10.同図(B)が復調部(受信側)20である。こ
の図においては、アンテナ等構成の一部の図示を省略し
ている。
変調部10は、LPF (低域−波器)1,3つの乗算
器2〜4.加算器6.拡散符号発生回路(PNG)9.
及びBPF (帯域−波器)11を備え、これらを第1
図(A)図示の如く接続して構成している。また復調部
20は、3つのBPF12〜14.2つの加算器7,8
及び遅延回路(口L)21゜22;加減算回路231乗
算器5.及び2つの重み付は用利得調整器24.25を
備え、これらを第1図(8)図示の如く接続して構成し
ている。なお、遅延回路21と加算器8とで第1の分離
フィルタ(1次のトランスバーサルフィルタ)18を楕
成し、遅延回路21(共有)、遅延回路22゜利得調整
器24.25及び加減算回路23とで第2の分離フィル
タ(2次のトランスバーサルフィルタ)19を構成して
おり、それらの周波数特性は夫々第2図(^)、(8)
に示す通りである。以下、本発明装置の具体的な機能、
動作について、第3図乃至第6図の信号波形図を併せ参
照して説明する。
器2〜4.加算器6.拡散符号発生回路(PNG)9.
及びBPF (帯域−波器)11を備え、これらを第1
図(A)図示の如く接続して構成している。また復調部
20は、3つのBPF12〜14.2つの加算器7,8
及び遅延回路(口L)21゜22;加減算回路231乗
算器5.及び2つの重み付は用利得調整器24.25を
備え、これらを第1図(8)図示の如く接続して構成し
ている。なお、遅延回路21と加算器8とで第1の分離
フィルタ(1次のトランスバーサルフィルタ)18を楕
成し、遅延回路21(共有)、遅延回路22゜利得調整
器24.25及び加減算回路23とで第2の分離フィル
タ(2次のトランスバーサルフィルタ)19を構成して
おり、それらの周波数特性は夫々第2図(^)、(8)
に示す通りである。以下、本発明装置の具体的な機能、
動作について、第3図乃至第6図の信号波形図を併せ参
照して説明する。
まず送信を行なう場合、変調部10において、入力端子
litより情報データd(t)をLPF2を介して乗算
器2に供給し、ここで入力端子1rL2から供給される
第1の搬送波COSωC+jと乗算して、搬送波COS
ωcltを情報データd(t)にて変調した第3図(^
)の(a)の如き1次変調信号(2相PSK変Rra号
) d (t)CO3ωC+ tを生成して加算器6に
供給する。その帯域幅は、図示の通り2Δfである。ま
た、入力端子In3より、同図(8)の(b)の如き第
2の搬送波COSωcwt(無変調)を加算器6に供給
し、ここで上記2相PSK信号との加算を行なって d
(t)COSωCt j ”CO3ωc2t なる加
算信号を作り、スペクトル拡散を行なうための乗算器3
に出力する。9は拡散符号生成回路であり、ここでは入
力端子Inムより供給される、第5図(A)の如きタロ
ツク信号5C(t)を基に、NRZ(NonRetur
n to Zero)のPN (雑音ン符号PN(t)
(同図(B)参照)を生成している。その周波数スペク
トラム(エンベロープ)は第6図(^)に示す通りであ
る。なおToはタロツク信号5C(t)の周期である。
litより情報データd(t)をLPF2を介して乗算
器2に供給し、ここで入力端子1rL2から供給される
第1の搬送波COSωC+jと乗算して、搬送波COS
ωcltを情報データd(t)にて変調した第3図(^
)の(a)の如き1次変調信号(2相PSK変Rra号
) d (t)CO3ωC+ tを生成して加算器6に
供給する。その帯域幅は、図示の通り2Δfである。ま
た、入力端子In3より、同図(8)の(b)の如き第
2の搬送波COSωcwt(無変調)を加算器6に供給
し、ここで上記2相PSK信号との加算を行なって d
(t)COSωCt j ”CO3ωc2t なる加
算信号を作り、スペクトル拡散を行なうための乗算器3
に出力する。9は拡散符号生成回路であり、ここでは入
力端子Inムより供給される、第5図(A)の如きタロ
ツク信号5C(t)を基に、NRZ(NonRetur
n to Zero)のPN (雑音ン符号PN(t)
(同図(B)参照)を生成している。その周波数スペク
トラム(エンベロープ)は第6図(^)に示す通りであ
る。なおToはタロツク信号5C(t)の周期である。
このPN符号PN(t)はタロツク信号5c(t)によ
り位相変調を受けるべく、乗算器4に供給される。ここ
でNRZのPN符号を位相変調することにより、第5図
(C)に示すような拡散符号p (B(その周波数スペ
クトラムは第6 UyJ(B)参照)を生成しているわ
けである。拡散符号としては、通常は疑似雑音符号がよ
く用いられ、その中でもM系列符号がよく用いられるの
で、「擬似雑音符号」と呼ばれることもある。かかる拡
散符号P (t)は乗算器3に供給され、ここで上記加
算信号d (t)CO3(1) C1t +CO3ωc
2 tとの乗算(スペクトル拡散)が行なわれ、スペク
トル拡散信号P (tHd (t)cosωC+ t”
CO5ωcttl(以下rsM(t)Jとも記す)とな
り(第3図(C)#照)、BPFIIにてスペクトル拡
散信号のメインローブのみが通過、伝送されて、出力端
子−1より出力される。
り位相変調を受けるべく、乗算器4に供給される。ここ
でNRZのPN符号を位相変調することにより、第5図
(C)に示すような拡散符号p (B(その周波数スペ
クトラムは第6 UyJ(B)参照)を生成しているわ
けである。拡散符号としては、通常は疑似雑音符号がよ
く用いられ、その中でもM系列符号がよく用いられるの
で、「擬似雑音符号」と呼ばれることもある。かかる拡
散符号P (t)は乗算器3に供給され、ここで上記加
算信号d (t)CO3(1) C1t +CO3ωc
2 tとの乗算(スペクトル拡散)が行なわれ、スペク
トル拡散信号P (tHd (t)cosωC+ t”
CO5ωcttl(以下rsM(t)Jとも記す)とな
り(第3図(C)#照)、BPFIIにてスペクトル拡
散信号のメインローブのみが通過、伝送されて、出力端
子−1より出力される。
ここで、スペクトル拡散信号の周波数スペクトルについ
て説明する。第3図(A)及び(8)に夫々示した周波
数f C+ (= ωc+/ 2 yc )とfc−(
=ωc2/2π)との間隔は、タロツク信号の周期(1
ビット時間長)をToとし、拡散符号発生回路9におい
てM系列符号を用い、そのM系列符号発生回路(図示せ
ず)にシフトレジスタを使用した場合、その段数をnと
すると、(2(2’ −1)Te l ”で与えられる
周波数間隔となる。同図(C)図示のスペクトル拡11
t (8号の周波数スペクトルにおいて、側帯波+Sa
lとモSa2との周波数間隔や+Sb+とモsb2との
周波数間隔は 1 /’r= ((2n −1)xTo
)”で与えられる間隔となっており、側帯波モSa1〜
モSan 、 −5al 〜−3anと、側帯波+sb
1〜モSb、、 、 −sb、 〜−3bnとは、夫々
交互に等間隔で並んでいる。第4図(^)はかかる拡散
符号のスペクトラム、同図(B)はスペクトル拡散信号
S H(t)のスペクトラムのメインローブを夫々示し
ている。
て説明する。第3図(A)及び(8)に夫々示した周波
数f C+ (= ωc+/ 2 yc )とfc−(
=ωc2/2π)との間隔は、タロツク信号の周期(1
ビット時間長)をToとし、拡散符号発生回路9におい
てM系列符号を用い、そのM系列符号発生回路(図示せ
ず)にシフトレジスタを使用した場合、その段数をnと
すると、(2(2’ −1)Te l ”で与えられる
周波数間隔となる。同図(C)図示のスペクトル拡11
t (8号の周波数スペクトルにおいて、側帯波+Sa
lとモSa2との周波数間隔や+Sb+とモsb2との
周波数間隔は 1 /’r= ((2n −1)xTo
)”で与えられる間隔となっており、側帯波モSa1〜
モSan 、 −5al 〜−3anと、側帯波+sb
1〜モSb、、 、 −sb、 〜−3bnとは、夫々
交互に等間隔で並んでいる。第4図(^)はかかる拡散
符号のスペクトラム、同図(B)はスペクトル拡散信号
S H(t)のスペクトラムのメインローブを夫々示し
ている。
次に、第1図(8)及び第7図を併せ参照して、復調部
20の回路動作a能について説明する。入力端子1n5
に入来した第3図(C)の如きスペクトル拡散信号5N
(t)は、BPF12.13にて第7図(A)の(イ)
及びに)で夫々示すようなバスバンド成分のみ通過され
、加算器7にて加算されて、スペクトル拡散信号のメイ
ンローブ以外の周波数成分。
20の回路動作a能について説明する。入力端子1n5
に入来した第3図(C)の如きスペクトル拡散信号5N
(t)は、BPF12.13にて第7図(A)の(イ)
及びに)で夫々示すようなバスバンド成分のみ通過され
、加算器7にて加算されて、スペクトル拡散信号のメイ
ンローブ以外の周波数成分。
特に同図(^)の<fc、−Δf)〜f C2に混入し
てくる干渉波、ノイズ等を除去して、分離フィルタts
、19に供給している。
てくる干渉波、ノイズ等を除去して、分離フィルタts
、19に供給している。
なお、BPF12,13と加算器7とより成る初段のフ
ィルタは、かかる構成に限らず、例えば第8図に示すよ
うなりPF15とBEF (ノツチフィルタ、帯域消去
ろ波器)17とを直列接続して構成したものでも良い、
この場合のBPF15の周波数特性は、第7図(B)に
示すように(f cl−fp ) 〜Cfc2+fP)
をバスバンドとし、BEF17の周波数特性は同図(C
)に示すように(fcl−Δf)〜f C2を消去バン
ドとするよう構成されること勿論である。
ィルタは、かかる構成に限らず、例えば第8図に示すよ
うなりPF15とBEF (ノツチフィルタ、帯域消去
ろ波器)17とを直列接続して構成したものでも良い、
この場合のBPF15の周波数特性は、第7図(B)に
示すように(f cl−fp ) 〜Cfc2+fP)
をバスバンドとし、BEF17の周波数特性は同図(C
)に示すように(fcl−Δf)〜f C2を消去バン
ドとするよう構成されること勿論である。
次段の分離フィルタ18.19は、遅延時間T= (2
n−1)T oの遅延回路21.22を含んで構成され
るので、遅延回路21.22における遅延時間をTとす
ると、分離フィルタ18の周波数特性(加算器8の出力
波形)は第2図(A)に示すように172Tの奇数倍の
周波数で利得が0となる谷(急峻なデイツプ)ができ、
分離フィルタ19の周波数特性(加:$4算回路23の
出力波形)は第2図(B)に示すように172Tの偶数
倍の周波数で利得が0となるような余弦波となる。この
ような特性の分離フィルタ18.19に、1/2Tの周
波数の夫々偶数倍及び奇数倍の搬送波周波数f C+及
びf C2を有するスペクトル拡散信号5N(t)が供
給されると、その出力は夫々P (tHa (t)+a
(を−丁))CO3(1)C1t (=S、(t)と
する)及びP (t)CO3ωC2t(=S2(t)と
する)とで近似的に表わされ、1次変調波を拡散した信
号S+(j)と搬送波のみを拡散した信号S 2(j)
とに分離検出されるわけである。
n−1)T oの遅延回路21.22を含んで構成され
るので、遅延回路21.22における遅延時間をTとす
ると、分離フィルタ18の周波数特性(加算器8の出力
波形)は第2図(A)に示すように172Tの奇数倍の
周波数で利得が0となる谷(急峻なデイツプ)ができ、
分離フィルタ19の周波数特性(加:$4算回路23の
出力波形)は第2図(B)に示すように172Tの偶数
倍の周波数で利得が0となるような余弦波となる。この
ような特性の分離フィルタ18.19に、1/2Tの周
波数の夫々偶数倍及び奇数倍の搬送波周波数f C+及
びf C2を有するスペクトル拡散信号5N(t)が供
給されると、その出力は夫々P (tHa (t)+a
(を−丁))CO3(1)C1t (=S、(t)と
する)及びP (t)CO3ωC2t(=S2(t)と
する)とで近似的に表わされ、1次変調波を拡散した信
号S+(j)と搬送波のみを拡散した信号S 2(j)
とに分離検出されるわけである。
従って、加算器8からの出力信号はS+(t)(第3図
(0)参照)となり加減算回路23の出力信号は5y(
j)(同図(E)参照)となる、なお、遅延回路21.
22によるスペクトル拡散信号5s(t)の遅延分の表
現は、説明の便宜上省略した。
(0)参照)となり加減算回路23の出力信号は5y(
j)(同図(E)参照)となる、なお、遅延回路21.
22によるスペクトル拡散信号5s(t)の遅延分の表
現は、説明の便宜上省略した。
叙上の如き原理により分離検出された真出力信号S+(
j)と32(j)は乗算器4に供給され、ここで両信号
の乗算による逆拡散が行なわれる。すると拡散符号信号
P (t)は乗算により直流となるので、変調時と等価
な2相psに信号 + d (t)+d (t−T))
XCO3(ωcz−(dcl t )及び(d (t)
−d (t−T))cos(ωc+十ωcz) t (
夫々第3図(F)の(d)と(C)。
j)と32(j)は乗算器4に供給され、ここで両信号
の乗算による逆拡散が行なわれる。すると拡散符号信号
P (t)は乗算により直流となるので、変調時と等価
な2相psに信号 + d (t)+d (t−T))
XCO3(ωcz−(dcl t )及び(d (t)
−d (t−T))cos(ωc+十ωcz) t (
夫々第3図(F)の(d)と(C)。
但し、f CI=(J)C1/ 2 x 、 f cz
=(ldcz/ 2 yrである)が得られる。なお、
情報信号d (t)の1ビツト長に比べて遅延時間Tが
充分短ければ、d (t−T)はd (t)に近似でき
る0以上のようにして逆拡散された2つの2相PSに信
号を狭帯域のBPF14を介することにより、いずれか
一方の2相PSK信号のみを分離して出力端子−2に出
力することができる。
=(ldcz/ 2 yrである)が得られる。なお、
情報信号d (t)の1ビツト長に比べて遅延時間Tが
充分短ければ、d (t−T)はd (t)に近似でき
る0以上のようにして逆拡散された2つの2相PSに信
号を狭帯域のBPF14を介することにより、いずれか
一方の2相PSK信号のみを分離して出力端子−2に出
力することができる。
以上は全体的動作説明であったが、次に、最も影響が強
い干渉波が通信路に存在したときの主要部分の動作につ
いて、第9図乃至第11図を参照しながら説明する。ま
ず、次のようなモデルについて考えてみる。
い干渉波が通信路に存在したときの主要部分の動作につ
いて、第9図乃至第11図を参照しながら説明する。ま
ず、次のようなモデルについて考えてみる。
(1)変調側ではNRZの拡散符号でスペクトル拡散を
行なう。
行なう。
■通信路に干渉波T(t)が存在し、その干渉波1(t
)をA CO3ωcItの連続波(A:定数)とし、且
つ、周波数f I4が複合1次変調波の周波数帯域’r
<fc++fcq)−Δf≦fc1≦+<fC++fC
2)+Δf; 2Δfは帯域幅)内にあるとする。
)をA CO3ωcItの連続波(A:定数)とし、且
つ、周波数f I4が複合1次変調波の周波数帯域’r
<fc++fcq)−Δf≦fc1≦+<fC++fC
2)+Δf; 2Δfは帯域幅)内にあるとする。
(この周波数帯にある干渉波が逆拡散時の復調信号に最
も影響の強い妨害波となるため)■復調側では、スペク
トル拡散信号の中心周波数付近(f c、−Δf〜f
c−)のノイズを阻止するフィルタを設けていない。
も影響の強い妨害波となるため)■復調側では、スペク
トル拡散信号の中心周波数付近(f c、−Δf〜f
c−)のノイズを阻止するフィルタを設けていない。
上記の条件を備えたモデルを第9図及び第10図に示す
、スペクトル拡散信号5N(t)と干渉波1(t) (
第11図(八)参照)が第10図に示す入力端子Ins
に入力した場合、各々のフィルタの出力は近似的に次の
ように表現できる。
、スペクトル拡散信号5N(t)と干渉波1(t) (
第11図(八)参照)が第10図に示す入力端子Ins
に入力した場合、各々のフィルタの出力は近似的に次の
ように表現できる。
S +(t)= P (t) D (t)cosωQ+
t + I +(j)・・−・・・・(3)S 2(
t)= P (t)cosωC2t + I 2(t)
−= −−(4)但し、D (t) = d (t)+
d (t−T)とし、I +(j)。
t + I +(j)・・−・・・・(3)S 2(
t)= P (t)cosωC2t + I 2(t)
−= −−(4)但し、D (t) = d (t)+
d (t−T)とし、I +(j)。
I 2(j)は干渉波r(t)が分離フィルタ18.1
9に入力したときの出力信号とする。従って、乗算器5
からの逆拡散出力信号R(t)は、上式より次のように
なる。
9に入力したときの出力信号とする。従って、乗算器5
からの逆拡散出力信号R(t)は、上式より次のように
なる。
R(t) = 5t(t)X S、(t)= I P
(t) D (j)CO3(c)cHtモI+(L))
X (P (t)cosωC2t + I 2(j))
= p 2(t)D (t)cosωc+七 C03(
c)(2F。
(t) D (j)CO3(c)cHtモI+(L))
X (P (t)cosωC2t + I 2(j))
= p 2(t)D (t)cosωc+七 C03(
c)(2F。
+ P (tHI +(t) cosωC2j±It(
j)x D (t)cosωc+ t ) + I +
(t) I 2(B−−・・(5)この第5式において
、第1項は逆拡散項(第11図[8)の(/’;J)、
第2項は干渉波の拡散項(同図の(→)、第3項は干渉
波が拡散されない項(同図の(イ)参照)である、ここ
で、 I 1(t)=AI CO3(1)C3tI z(t)
= A 2 cos ωC3tとすると、上記第5
式で第3項の拡散されない項1 +(t) I 2(j
)は相関の強い信号同士の乗算となり、次式のようにな
る。
j)x D (t)cosωc+ t ) + I +
(t) I 2(B−−・・(5)この第5式において
、第1項は逆拡散項(第11図[8)の(/’;J)、
第2項は干渉波の拡散項(同図の(→)、第3項は干渉
波が拡散されない項(同図の(イ)参照)である、ここ
で、 I 1(t)=AI CO3(1)C3tI z(t)
= A 2 cos ωC3tとすると、上記第5
式で第3項の拡散されない項1 +(t) I 2(j
)は相関の強い信号同士の乗算となり、次式のようにな
る。
I +(L)I z(t)=A+ A2
CO3” ω C3t= 士 A + A
2 (1+CO32(A)C3t ) −−−
(6)ところで、干渉波1(t)の周波数f czには
、’z <f C+ 十f 02)−Δf≦f C3≦
+(fc++fcz)+Δf という条件があるので、
2 f C3は(fCIモf c= )±Δf の帯域
内、即ち、逆拡散された1次変調波の帯域内に存在し、
妨害波成分となる。
CO3” ω C3t= 士 A + A
2 (1+CO32(A)C3t ) −−−
(6)ところで、干渉波1(t)の周波数f czには
、’z <f C+ 十f 02)−Δf≦f C3≦
+(fc++fcz)+Δf という条件があるので、
2 f C3は(fCIモf c= )±Δf の帯域
内、即ち、逆拡散された1次変調波の帯域内に存在し、
妨害波成分となる。
次に、本発明装置を使用した通信方式の場合について第
12図のスペクトル図と共に説明する。
12図のスペクトル図と共に説明する。
本発明装置の復調部20には、スペクトル拡散信号の中
心周波数付近(f cl−Δf〜f c−)に混入して
くる干渉波1(t) (第12図(^)参照)等を低減
乃至は除去するフィルタ(初段のフィルタ12゜13又
は15.17の組合わせ)を備えているので、同図(B
)に示すように逆拡散時に、(IC+モf c−)を中
心周波数とし、Bi調された1次変調波の帯域□内に入
ってくる干渉波成分の影響を低減乃至は無視できるレベ
ルにまで下げることができる。
心周波数付近(f cl−Δf〜f c−)に混入して
くる干渉波1(t) (第12図(^)参照)等を低減
乃至は除去するフィルタ(初段のフィルタ12゜13又
は15.17の組合わせ)を備えているので、同図(B
)に示すように逆拡散時に、(IC+モf c−)を中
心周波数とし、Bi調された1次変調波の帯域□内に入
ってくる干渉波成分の影響を低減乃至は無視できるレベ
ルにまで下げることができる。
上記の条件を備えたモデルを第9図及び第10図に示す
、また、スペクトル拡散信号5N(t)の中心周波数付
近のスペクトラム成分が小さくなるように拡散している
ので、上記中心周波数近傍の通過を阻止するためのフィ
ルタを復調部に付加しても、スペクトル拡散信号に対す
る影響がない。
、また、スペクトル拡散信号5N(t)の中心周波数付
近のスペクトラム成分が小さくなるように拡散している
ので、上記中心周波数近傍の通過を阻止するためのフィ
ルタを復調部に付加しても、スペクトル拡散信号に対す
る影響がない。
次に、本発明のスペクトル拡散通信装置の変調側の第2
実施例について、第13図(A)のブロック構成図及び
第14図のタイミングチャートを併せ参照して説明する
。この実施例は、拡散符号としてバイフェイズ(Bi
phase)符号(マンチェスター符号)を使用したも
のであり、この図において、第1図(^)図示の第1実
施例と同一構成個所には同一符号を付してその詳細な説
明を省略する。
実施例について、第13図(A)のブロック構成図及び
第14図のタイミングチャートを併せ参照して説明する
。この実施例は、拡散符号としてバイフェイズ(Bi
phase)符号(マンチェスター符号)を使用したも
のであり、この図において、第1図(^)図示の第1実
施例と同一構成個所には同一符号を付してその詳細な説
明を省略する。
本実施例の変調部30は第13図TA)に示すように、
拡散符号発生回路からの出力信号NRZの雑音(PM)
符号PN(t)(第14図(8)参照)と、タロツク信
号5C(t) (同図(A)参照)とを排他的論理和回
路32に供給して演算を行うことによりバイフェーズ化
し、この信号P(tH同図(C)参照)を拡散符号とし
て乗算器3に供給し、ここにて加算器31からの複合1
次変調波(d (t)CO3ωc1 t +cosωc
、シ)との乗算により、スペクトル拡散を行なっている
。なお、雑音(PN)符号P N(t)及び拡散符号p
(t)の周波数スペクトラムは、第6図に示した第1
実施例と同じである。
拡散符号発生回路からの出力信号NRZの雑音(PM)
符号PN(t)(第14図(8)参照)と、タロツク信
号5C(t) (同図(A)参照)とを排他的論理和回
路32に供給して演算を行うことによりバイフェーズ化
し、この信号P(tH同図(C)参照)を拡散符号とし
て乗算器3に供給し、ここにて加算器31からの複合1
次変調波(d (t)CO3ωc1 t +cosωc
、シ)との乗算により、スペクトル拡散を行なっている
。なお、雑音(PN)符号P N(t)及び拡散符号p
(t)の周波数スペクトラムは、第6図に示した第1
実施例と同じである。
fi後に、本発明のスペクトル拡散通信装置の変調側の
第3実施例について、第13図(B)のブロック構成図
及び第15図の周波数スペクトル図を併せ参照して説明
する。この図においても第1図(^)図示の第1実施例
と同一構成個所には同一符号を付して、その詳細な説明
を省略する。この実施例40は、加算器6からの複合1
次変調波を、乗算器3にてNRZの雑音符号PN(t)
により拡散変調しく第5図(A)参照)、更に乗算器4
においてタロツク信号5C(t)によって位相変調(同
図(8)参照)し、スペクトル拡散を行なっている。な
お、復調側の構成は、第1図+8)に示した第1実施例
と同じなので、その詳細な説明は省略した。
第3実施例について、第13図(B)のブロック構成図
及び第15図の周波数スペクトル図を併せ参照して説明
する。この図においても第1図(^)図示の第1実施例
と同一構成個所には同一符号を付して、その詳細な説明
を省略する。この実施例40は、加算器6からの複合1
次変調波を、乗算器3にてNRZの雑音符号PN(t)
により拡散変調しく第5図(A)参照)、更に乗算器4
においてタロツク信号5C(t)によって位相変調(同
図(8)参照)し、スペクトル拡散を行なっている。な
お、復調側の構成は、第1図+8)に示した第1実施例
と同じなので、その詳細な説明は省略した。
本発明のスペクトル拡散通信装置は以上のようにして通
信するので、次のような特長を有する。
信するので、次のような特長を有する。
■従来装置の復調部で必須の構成要件であったクロック
再生回路、拡散符号発生回路、ループで構成される同期
引込み回路及び同期保持回路等が不要となったので、回
路構成をかなり簡素化でき、コストの大幅な低減が図れ
るため、民生機器への展開が非常に容易なものとなった
。
再生回路、拡散符号発生回路、ループで構成される同期
引込み回路及び同期保持回路等が不要となったので、回
路構成をかなり簡素化でき、コストの大幅な低減が図れ
るため、民生機器への展開が非常に容易なものとなった
。
■同期引込み回路及び同期保持回路等が不要となったこ
とにより、従来装置における同期引込み時間がかかると
いう欠点や、同期が外れる等の問題から解放され、スペ
クトル拡散通信装置の動作の安定化に寄与できる。
とにより、従来装置における同期引込み時間がかかると
いう欠点や、同期が外れる等の問題から解放され、スペ
クトル拡散通信装置の動作の安定化に寄与できる。
■スペクトル分離フィルタにより、スペクトル拡散信号
に混入してくるノイズを低減できる。
に混入してくるノイズを低減できる。
■影響が最も大きい周波数帯に混入してくる干渉波を阻
止しているので、その妨害に強く、良好な逆拡散が行な
える。
止しているので、その妨害に強く、良好な逆拡散が行な
える。
第1図(^)、 fB)は本発明のスペクトル拡散通信
装置の第1実施例の夫々変調部及び復調部のブロック構
成図、第2図fA)、 (B)は分離フィルタの周波数
特性図、第3図fA)〜(F)は本発明装置の各構成部
分の動作説明用周波数スペクトル図、第4図(A)、
(B)は同スペクトル拡散信号波形図、第5図(A)〜
(C)は第1図(A)図示の変調部における各構成部分
の動作説明用タイミングチャート、第6図(^)、 (
8)は夫々変調部におけるPN符号及び拡散符号の周波
数スペクトラムを示す図、第7図(^)〜(C)は復調
部の前段のフィルタの各実施例の周波数特性図、第8図
は復調部における初段のフィルタの変型例のブロック構
成図、第9図及び第10図は最も影響が強い干渉波が通
信路に存在した場合の動作を説明するための夫々装置全
体のモデル及びフィルタの構成を示すブロック図、第1
1図(A)、 (B)は第10図のフィルタの動作説明
用スペクトル図、第12図(A)、 (B)は最、も影
響が強い干渉波が通信路に存在した場合の本発明装置に
おける除去動作説明用スペクトル図、第13図は本発明
装置の変調部の夫々第2.第3実施例のブロック構成図
、第14図は変調部の第2実施例の動作説明用タイミン
グチャート、第15図は変調部の第3実施例の動作説明
用スペクトル図、第16図は従来のスペクトル拡散通信
装置を実現する通信装置の基本ブロック構成図、第17
図は第16図示のブロック図の各構成部分におけるスペ
クトル波形図である。 1・・・LPF (低域r波器)、2〜5・・・乗算器
、6〜8,31・・・加算器、9・・・拡散符号発生回
路、10.30.40・・・変調部、11〜16・・・
BPF(帯域P波器)、17・・・BBF (帯域消去
p波器)、18.19・・・分離フィルタ、20・・・
復調部、21.22・・・遅延回路、23・・・加減算
回路、24゜25・・・利得調整器、32・・・排他的
論理和回路、In+〜Ins・・・入力端子、OII?
+〜県2・・・出力端子。 特許出願人 日本ビクター株式会社 代表者 埋木 邦夫
装置の第1実施例の夫々変調部及び復調部のブロック構
成図、第2図fA)、 (B)は分離フィルタの周波数
特性図、第3図fA)〜(F)は本発明装置の各構成部
分の動作説明用周波数スペクトル図、第4図(A)、
(B)は同スペクトル拡散信号波形図、第5図(A)〜
(C)は第1図(A)図示の変調部における各構成部分
の動作説明用タイミングチャート、第6図(^)、 (
8)は夫々変調部におけるPN符号及び拡散符号の周波
数スペクトラムを示す図、第7図(^)〜(C)は復調
部の前段のフィルタの各実施例の周波数特性図、第8図
は復調部における初段のフィルタの変型例のブロック構
成図、第9図及び第10図は最も影響が強い干渉波が通
信路に存在した場合の動作を説明するための夫々装置全
体のモデル及びフィルタの構成を示すブロック図、第1
1図(A)、 (B)は第10図のフィルタの動作説明
用スペクトル図、第12図(A)、 (B)は最、も影
響が強い干渉波が通信路に存在した場合の本発明装置に
おける除去動作説明用スペクトル図、第13図は本発明
装置の変調部の夫々第2.第3実施例のブロック構成図
、第14図は変調部の第2実施例の動作説明用タイミン
グチャート、第15図は変調部の第3実施例の動作説明
用スペクトル図、第16図は従来のスペクトル拡散通信
装置を実現する通信装置の基本ブロック構成図、第17
図は第16図示のブロック図の各構成部分におけるスペ
クトル波形図である。 1・・・LPF (低域r波器)、2〜5・・・乗算器
、6〜8,31・・・加算器、9・・・拡散符号発生回
路、10.30.40・・・変調部、11〜16・・・
BPF(帯域P波器)、17・・・BBF (帯域消去
p波器)、18.19・・・分離フィルタ、20・・・
復調部、21.22・・・遅延回路、23・・・加減算
回路、24゜25・・・利得調整器、32・・・排他的
論理和回路、In+〜Ins・・・入力端子、OII?
+〜県2・・・出力端子。 特許出願人 日本ビクター株式会社 代表者 埋木 邦夫
Claims (2)
- (1)変調側には、第1の搬送波を情報信号により変調
して1次変調波信号を得る手段と、該1次変調波信号に
上記第1の搬送波とは異なる周波数の第2の搬送波を加
算して複合1次変調波信号を得る手段と、拡散符号用ク
ロック信号を入力してNRZ擬似雑音符号系列を生成す
る擬似雑音符号発生器と、該NRZ擬似雑音符号と上記
クロック信号とを乗算して拡散符号信号を得る第1の乗
算器と、該拡散符号信号と上記複合1次変調波信号とを
乗算により拡散変調して複合スペクトル拡散信号を得る
第2の乗算器とを備え、復調側には、上記複合スペクト
ル拡散信号を入力してそのメインローブのスペクトル分
布に対応した周波数通過特性を有するろ波器と、該ろ波
器を介して上記メインローブの中心周波数近傍のノイズ
や干渉波成分の低減、除去を行なう手段と、該除去手段
を通過した複合スペクトル拡散信号を、1次変調波が拡
散されているスペクトル拡散信号と上記第2の搬送波が
拡散されている変調拡散符号信号とに分離検出する手段
と、該分離検出された両信号を乗算により逆拡散する第
3の乗算器と、該逆拡散によって得られた1次変調波信
号より情報信号を復調する手段とを備えて構成したスペ
クトル拡散通信装置。 - (2)複合スペクトル拡散信号は、マンチェスター(バ
イフェイズ)符号化拡散符号により拡散してなる特許請
求の範囲第1項記載のスペクトル拡散通信装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63124567A JPH01293723A (ja) | 1988-05-20 | 1988-05-20 | スペクトル拡散通信装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63124567A JPH01293723A (ja) | 1988-05-20 | 1988-05-20 | スペクトル拡散通信装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01293723A true JPH01293723A (ja) | 1989-11-27 |
Family
ID=14888679
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63124567A Pending JPH01293723A (ja) | 1988-05-20 | 1988-05-20 | スペクトル拡散通信装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH01293723A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5289503A (en) * | 1990-09-11 | 1994-02-22 | Ant Nachrichtentechnik Gmbh | Method and circuit arrangement for producing a QPSK signal on which a carrier signal is superposed |
EP3113376A4 (en) * | 2014-02-28 | 2017-12-06 | Nec Corporation | Wireless transmission device, wireless reception device, wireless communication system, and wireless communication method |
-
1988
- 1988-05-20 JP JP63124567A patent/JPH01293723A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5289503A (en) * | 1990-09-11 | 1994-02-22 | Ant Nachrichtentechnik Gmbh | Method and circuit arrangement for producing a QPSK signal on which a carrier signal is superposed |
EP3113376A4 (en) * | 2014-02-28 | 2017-12-06 | Nec Corporation | Wireless transmission device, wireless reception device, wireless communication system, and wireless communication method |
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