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JPH01223843A - スペクトル拡散通信装置 - Google Patents

スペクトル拡散通信装置

Info

Publication number
JPH01223843A
JPH01223843A JP63049245A JP4924588A JPH01223843A JP H01223843 A JPH01223843 A JP H01223843A JP 63049245 A JP63049245 A JP 63049245A JP 4924588 A JP4924588 A JP 4924588A JP H01223843 A JPH01223843 A JP H01223843A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
spreading code
circuit
spread spectrum
demodulated
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP63049245A
Other languages
English (en)
Inventor
Yukinobu Ishigaki
石垣 行信
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Victor Company of Japan Ltd
Original Assignee
Victor Company of Japan Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Victor Company of Japan Ltd filed Critical Victor Company of Japan Ltd
Priority to JP63049245A priority Critical patent/JPH01223843A/ja
Priority to US07/313,259 priority patent/US4977578A/en
Publication of JPH01223843A publication Critical patent/JPH01223843A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はスペクトル拡散通信装置に係り、特に、受信(
復調)側での逆拡散において、擬似雑音符号の発生を比
較的簡単な回路構成で実現したスペクトル拡散通信装置
に関する。
〔技術的背景〕
スペクトル拡散(Spread Spectrum ;
 S S )通信装置を用いて通信を行うスペクトル拡
散通信方式は約50年前に欧州で開発され、その基本的
な考え方は1950年代に確立されている。1960年
代には巨細ものトランジスタで疑似雑音符号発生回路を
作成していたか、初期の技術は未熟て、それらを構成す
る能動素子や製造技術の発達が待望されていた。近年に
至っては高密度IC技術の発達やICの低価格化が進み
、小型でしかも低価格の装置を作成することか可能にな
ったことにより、かがる通信方式が再び注目を集めてい
る。スペクトル拡散通信方式とは、キャリアを情報信号
にて1次変調したものを広帯域の雑音状の拡散符号によ
り2次変調して、非常に広い帯域に拡散する方式である
。一般的には、2次変調方式の違いにより、直接拡散(
DS)方式2周波数ホッピング(FH)方式、ハイブリ
ッド方式等があり、本発明方式はこのうち前者のDS方
式を実現する装置に関する。
かかるスペクトル拡散通信には次のような多くの特長が
ある。
■秘匿性(秘話性)が非常に高い。
■外部干渉や雑音、故意の妨害に強い。
■従来システムと共存てきる。
■MCA局のような制御局や制御チャンネルか不要であ
る。
■アドレスコードでの管理がてきる。
■DS(直接拡散)方式ては電力密度が低いので、電波
が存在していないように見える(fia弱な電力て送信
できる)。
■通話品位の低下を許容すれば局数を増加できる。
■疑似雑音符号信号を変えることにより、同一周波数帯
域内に多重することが可能である。
これらの特長が再認識されて、現在ては単に通信分野に
とどまらず各分野ての応用が進んており、民生機器への
展開も始まりつつある。
〔従来の技術〕
第6図及び第7図を参照しながら、スペクトル拡散通信
の基本原理について説明する。第6図はDS方式による
従来のスペクトル拡散装置の基本構成図、第7図は各構
成部分におけるスペクトル図である。第6図に示すよう
に、送信!J(A局)の1次変調回路41にて1次変調
された第7図(a)図示の如き信号(Fl)は、拡散符
号生成回路3つからの拡散符号信号(Fss’同図(b
)参照)により拡散変調回1%46にて2次変調されて
、増幅された後アンテナA1より送信信号〈Fl、)と
して出力される。1次変調の種類は特に制限はなく、周
波数変調(FM)やP S K (Phase 5hi
ft Keying)等で良く(本明細書ではPS、K
により変調を行なうものとして説明する)、2次変調(
拡散変調)は、一般的に疑似雑音符号(Pseudo 
No1se ; P N符号)によりPSK変調する。
このPN符号はできる服りランダム雑音状である必要が
あり、且つ受信機側て符号を取出すために一定の周期を
有している必要がある。
次に、受信側の構成及び機能等について説明する。受信
側(B局)では、アンテナA2から所定のフィルタと高
周波増幅器により得られなF1s’言号を、逆拡散回路
47において拡散符号生成回路49からの拡散符号によ
り逆拡散する。この拡散符号生成回路49はA局の拡散
符号信号回83つと同期が取られており、PN符号も同
一物(F、)である。ところて、アンテナA2に入来す
る電波はFlsたけとは限らす、第7図(C)に示すよ
うに、他のss局からの電波(F2s、F3S、・・・
)と−服属からの電波(Fn)か存在する。そこで、逆
拡散回′fl@47で逆拡散を施すことにより、同図(
d)図示の如き所望の電波F1sを同図(a)のような
スペクトルに戻し、フィルタ(狭帯域ろ波器が望ましい
)45にてF1s以外の成分の大部分を除去しく同図(
e)参照)、復調回路48にて元の情報信号に復調して
出力するわけである。なお、同図(e)かられかるよう
に、フィルタ45の出力信号中にはFlSの他に干渉波
のFnと多局のSS波の一部が残っている。この残留電
力と目的信号の電力の比をDN比(信号電力対干渉電力
比)と呼んでおり、このDN比を大きく取るためには拡
散帯域ができる限り広い方が有利であり、一般的に情報
信号の周波数帯域の100〜1000倍程度にとってい
る。
以上、スペクトル拡散通信の基本的な原理について説明
したが、次にスペクトル拡散通信を行なう場合の1,2
次各変調・復調における具体的な動作について理論的に
説明する。スペクトル拡散通信におけるスペクトル拡散
信号S (t)(第6図のFlS)は、情報データをd
 (t)[+1又は−1]、拡散符号F をP(↑)[
+1又は−11,搬送波をCOSωctとずS ると、次式で表わされる。
S (t) = d (t) P (t)cosωct
  −・・−−(1)(但し、ωC=2πfc) このスペクトル拡散信号S (t)は、受信(復調)に
おいて、入来したスペクトル拡散信号より拡散符号用ク
ロック信号を生成し、更に送信時のスペクトル拡散信号
における拡散符号と同期した拡散ある)を得て、入来し
たスペクトル拡散信号5(t)との乗算(相関又は逆拡
散とも言う)が行なわれて、d (t)cosωatな
る2相PSK信号に変換される。
7/へ\、 再生された搬送波COSωct (実際にはCOSωc
tlとの乗算による同期検波が行なわれ、これによりd
  (t)  (CO3ωct )  2 =  d 
 (t)(1+CO32ω(Ht )  / 2を得て
、搬送波成分2ωctをフィルタで除去することにより
情報データd (t)か復調されるわけである。
〔発明が解決しようとする課題〕
かかるスペクトル拡散通信装置においては、受信側での
逆拡散が最も重要であるが、これを行なうのに必要な拡
散符号の生成が容易ではなく、現在ではAFC制御ルー
プ、遅延ロックループ及び乗算器による逆拡散法や、マ
ツチドフィルタを用いた同期ループと乗算器による逆拡
散法が一般的に用いられている。これらの構成による逆
拡散は、いずれも回路構成が複雑で、更には調整面やゴ
ス1〜面での問題もあり、民生機器への展開に当っては
これらの問題を解決しておく必要がある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の通信装置は、変調側には、情報信号と第1の搬
送波とを入力して乗算により2相PSK信号を生成する
手段と、クロック信号を入力してこれを基に拡散符号信
号を生成する手段と、クロック信号を入力してこれを分
周することにより拡散符号信号と同期関係にあるコント
ロール信号を生成する手段と、コントロール信号と第2
の搬送波とを入力して乗算により変調波信号を得る手段
と。
変調波信号と2相PSK信号とを加算して得られた加算
信号に拡散符号信号を乗算することにより拡散を行なっ
てスペクトル拡散信号を生成して出力する手段とを備え
、復調側には、スペクトル拡散信号を入力して2相PS
K信号と拡散符号信号の積で表わされる信号成分と、変
調波信号と拡散符号信号の積で表わされる信号成分とに
分離する手段と1分離された変調波信号と拡散符号信号
の積で表わされる信号成分を入力して信号処理すること
によりコントロール信号を分離、再生する手段と。
再生されたコントロール信号を基にクロック信号を構成
して変調側の拡散符号信号に同期した拡散符号信号を生
成する手段と、生成された拡散符号信号と1分離検出さ
れた2相PSK信号と拡散符号信号の積で表わされる信
号成分とを入力して1両信号の乗算による逆拡散を行う
ことにより復調2相PSK信号を得る手段と、復調2相
PSK信号を同期検波することにより変調時と等価な情
報信号を復調して出力する手段とを備えて構成すること
により、上記問題点を解消したものである。
〔実施例〕
本発明のスペクトル拡散通信装置は、上述の如く構成し
て通信を行うので、逆拡散において従来より必須の構成
要件であったクロック再生回路。
ループで構成される同期引込み回路及び同期保持回路等
が不要となったものであり、以下、本発明装置の一実施
例について、図面を参照しながら説明する。
第1図は、本発明のスペクトル拡散通信装置の一実施例
のブロック構成図で、同図(A)が変調部(送信側)1
0.同図(B)が復調部(受信側)20である。この図
ではアンテナ等構成の一部の図示を省略している。
変調部10は、3つの乗算器3〜5.演算回路(加算器
)23.拡散符号生成回路(PNG) 22 。
LPF (低域ろ波器)21.十分周器13.青分周器
11.単安定マルチバイブレータ(以下単に[モノマル
チJとも記す)12.及び2つのBPF(帯域ろ波器)
14.15等を伺え、これらを第1図(^)図示の如く
接続して構成している。また復調部20は、3つのBP
F16〜18,2つの遅延回路(DL) 26.28 
;加算器24.減算器25.整形回路29,2逓倍回路
30.N逓倍回路31.モノマルチ32.拡散符号生成
回路33、搬送波再生回路34.LPF37.及び2つ
の乗算器7,8等を備え、これらを第1図(B)図示の
如く接続して構成している。なお、遅延回路26、加算
器24.及び減算器25とで2種類の特性を有する櫛歯
形フィルタ27を構成しており、その周波数特性は第2
図(A)、 (B)に夫々加算特性及び減算特性として
示す通りである。以下、具体的な機能、動作について、
第3図及び第4図のスペク)〜ル図を併せ参照して説明
する。
まず送信を行なう場合、変調部10において、入力端子
In+より搬送波信号COSωC+jを乗算器3に供給
する。一方、入力端子■n3より情報信号d (t)(
この場合はデータを意味している)をLPF21を介し
て乗算器3に供給して上記搬送波信号COSωC+tと
の乗算による1次変調(この場合は2相PSK変調)を
行ない、第3図(八)の(イ)の如き1次変調信号(2
相psに変調信号) d (t)cosωC+jを生成
して加算器23に出力する。また、入力端子In 2か
らは搬送波信号COSωC2tを乗算器4に供給し、更
に、入力端子In 4からはクロック信号C(t)を支
分周器11及び拡散符号信号回i22に供給しており、
支分周器11ではクロック信号C(t)を1/Hに分周
した後、その出力D V(Dをモノマルチ12及び十分
周器13に供給する。十分周器13においはクロック信
号C(t)を更に1/4に分周した後、BPF14によ
りその基本波成分のみを伝送させて、コントロール信号
COSωtを得ている。即ちコン1〜ロール信号COS
ωtの周波数はクロック信号C(t)の174Nとして
いる。かかるコントロール信号COSωtを上記乗算器
4に供給し、搬送波信号COSωCztとの乗算を行な
って、第3図(B)の0)の如き波形の乗算出力信号C
OSωC2jCOSωtを得ている。この乗算出力信号
COSωc2tcosct>tを上記加算器23にて2
相PSK変調信号d (t)cosωC+tと加算する
ことにより、加算出力信号d (i)CO3ωc1t 
+COSωQ2tcO3ωtを得て、乗算器5に出力し
ている。
一方、拡散符号発生回路22は、クロック信号C(t)
等を基に拡散符号信号p (Bを生成する。拡散符号信
号p (Bは、一定の周期により繰返されるランダム信
号であり、その周期は青分周出力DV(1)をモノマル
チ12に供給して信号処理することにより得られるリセ
ット信号R(t)の周期に基いている。即ち、このリセ
ット信号R(t)と上記とクロック信号c(Hにより拡
散符号信号p (Bを生成している。通常は疑似雑音符
号かよく作られるので「擬似雑音符号Jと呼ばれること
もある。本実施例では、コン1〜ロール信号COSωt
の1サイクル分は拡散符号信号p (Hの4倍の周期と
なっている。拡散符号信号p (t)は乗算器5に供給
され、ここで上記加算出力信号d (i)CO3(t)
 C1t +CO3ωc2t;  CO3ωtとの乗算
による拡散か行われ、その結果、スペクトル拡散信号P
 (t)(d (j)CO3ct+ C1t +CO8
(1)c2tCO8ωt)(以下’5N(i)Jとも記
す)が得られる。BPF15はスペクトル拡散信号S+
(i)のメインローブ(第4図参照)のみを通過。
伝送させ、第3図(C)に示すようなスペクトルを有す
る信号にして出力端予知1に供給している。
ここで、スペクトル拡散の原理等について説明する。第
3図(^)及び(B)に夫々示した角周波数ωc1とω
c2との周波数間隔は、クロック信号C(1)の1ビッ
ト時間長をToとし、拡散符号信号P(t)の1フレー
ムのビット数をFとすると、(2F×T O)−’で与
えられる間隔となる。又、第3図(C)に示したスペク
トル拡散信号の周波数スペクトルにおいて、側帯波+S
a1 と+Sa2との周波数間隔や+Sb) と+sb
2との周波数間隔は(FXTO)−1で与えられる間隔
となっており、側帯波+Sal〜+san、  Sal
 〜Sadと、側帯波+sb、 〜+Sbn 、  5
t)1〜−3bnとは、夫々交互に等間隔で並んている
。なお、第4図の実線(nの部分(図中の(a)と(b
)の間)はスペクトル拡散信号のメインローブを示して
いる。
次に、第1図(B)及び第3図を併せ参照して、復調部
2の機能、動作について説明する。入力端子In 5に
入来した第3図FC)の如きスペクトル拡散信号SM(
j)は、BPFl6にてスペクトル拡散信号以外の雑音
成分を除去されて、遅延回路26゜加算器24.及び減
算器25の正入力端子に同時に供給される。又、遅延回
路26の出力を加算器24、及び減算器25の負入力端
子に供給する構成としているので、これらの遅延回路2
6.加算器24及び減算器25により、加算特性及び減
算特性(夫々第2図(A)、 (B)参照)を有する櫛
歯形フィルタ27が形成されている。いま、遅延回路2
6における遅延時間をT (−1/F )とすると、加
算の場合は第2図(A)に示すように、1/T、2/T
3/T、・・・、N/]”(Nは自然数)の周波数の所
で利得が2(@となり、それらの各中間の周波数では出
力は0となって急峻なデイツプが出来る。減算の場合は
逆に同図(B)に示すように、1/T、 2/T。
3/T、・・、 N/Tの周波数の所で谷(利得が0)
となり、それらの各中間の周波数では利得が2倍となる
。従って、遅延時間をT=FXTQとすることにより、
櫛歯形フィルタ27の山又は谷の周波数をスペクトル拡
散信号の側帯波周波数に合わせれば、スペクトル拡散信
号S )1(t)における第1の拡散信号5z(j) 
(−P (t) d [j)CO3ωc、 t )と第
2の拡散信号S 2(t) (= P (t)cosω
C2シCO3ωt)との分離検出が可能になるわけであ
る。これにより加算器24の出力信号はS+(t)(第
37 fD)参照)となり、減算器25の出力信号は5
2(j)(同図(E)参照)となる。なお、櫛歯形フィ
ルタ27の分離動作の原理については後述するが、ここ
ては遅延回路26によるスペクトル拡散信号S+(j)
の遅延分の表現は、説明の便宜上省略している。
加算器24からの加算出力信号S+(i)は乗算器7に
供給され、減算器25からの減算出力信号52(t)は
遅延回路28及び乗算器6に供給される。
遅延回路28は減算出力信号52(t)を所定の時間τ
たけ遅延させて乗算器6に供給している。この遅延時間
τは、拡散符号信号P(t)の1フレーム(コンl−ロ
ール信号CO3ωtのπ/2)に相当する。従って、遅
延回路28の出力信号は、52(j−T)=P(t−y
r/2ω)cosωc2(t−π/2ω)x cosω
(t−π/2ω) ・・・・・・・・・・・・(2)と
なり、かかる遅延出力信号は乗算器6に供給されて、上
記減算信号52(1)との乗算が行われる。
この作業により拡散符号信号P (t)は直流となり、
なる乗算出力信号か得られる。この乗算出力信号はBP
Fl7に供給され、ここでコントロール信号成分である
cos2ωtが検出2通過されて、整形回路2つにて波
形を整形された後、2逓倍回路30に供給される。その
結果、2逓倍回路30からは、前記変調部10の支分周
器11の分周出力Dv(t)と等価な2逓倍出力が得ら
れる。この2逓倍出力はN逓倍回路31及びモノマルチ
32に供給され、その結果N逓倍回路31からは変調時
と等価なクロック信号C(t)が再生され、モノマルチ
32からは変調部10のモノマルチ12の出力と等価な
リセット信号R(t)が再生される。また、拡散符号生
成回路33は送信側の拡散符号生成回路22(及び第6
図に示した従来回路39.49)と同じ構成にしてあり
、従って、上記クロック信号C(t)及びリセット信号
R(t)を入力することにより、変調時の拡散符号信号
p(Bと等価な信号を得ることができる。
こうして得られた拡散符号信号P(1)は乗算器7に供
給され、ここで前記加算器24からの加算出力信号P 
(t) d (j)CO3ωct tとの乗算による逆
拡散が行われ、更にBPFl 8にて不要な周波数成分
が除去されて、2相PSK信号d (t)cosωCt
 t(第3図(A)参照)が復調される。搬送波再生回
路34はこの復調2相PSK信号d (t)cosωC
ttを入力して、後述する原理により搬送波COSωC
1tを再生して乗算器8に供給する、乗算器8は復調2
相P S K (@号d (t)cosωCtjを搬送
波C03(dCltと共に入力して両信号の乗算による
同期検波を行い、その出力信号はLPF37にて不要な
周波数成分が除去されて、復調された良質の情報信号d
(t)となって出力端子漏2から出力されるわけである
−18= ここで、搬送波再生回路34の具体的構成例について、
第5図と共に説明する。この図に示すように、搬送波再
生回路34は乗算器9.BPFI9、位相同期ループ(
PLL)35及び麦分周器36を備え、これらを同図示
のように接続して構成している。即ちこれは2逓倍型搬
送波再生回路である。BPF18より供給されな2相P
SK信号d (t)CO3ωC1tは、乗算器13にて
2乗される。
かかる2相PSK信号は搬送波が0°と 180°の2
つの位相で変調されているので、乗算器9で周波数を2
倍にすると位相の連続した2倍の周波数の搬送波に変換
される。即ち2相PSK信号は2乗動作により2値信号
d (t)は直流化し、搬送波COSωc1tはcos
2ωC+tとなる。かかる乗算器9の出力を次段のBP
F19にて不要な周波数成分を除去して後、PLL35
に供給する。このPLL35は乗算器(又は位相比較器
)、LPF (又はループフィルタ)及び■CO等で構
成されており、ここで入力信号中の不要な雑音成分が除
かれて振幅一定な21@の周波数の搬送波が得られる。
この搬送波は麦分周器36にて信号処理されて、再生搬
送波COSωc1tが出力されるわけである。
次に、スペクトル拡散信号S M(j)の分離検出動作
(櫛歯形フィルタ32等の動作原理)について説明する
。第1図(B)の遅延回路26より出力されるスペクト
ル拡散信号SMはぐ)は、S M (i−T) −P 
(t−T)(d (tづ)cosωC+ (t−T)+
 CO3ω02 ft−T)cosω(t−T))−−
−−(3)となる。ここで、前提条件として、P (t
)の周期と遅延時間Tを等しくし、cosωc1tはp
(t)の周期で同相、同レベルで繰返す連続波、COS
ωc2tはP (t)の周期で逆相、同レベルで繰返す
連続波とすれば、SM(t−T)は、 3M(tづ) −P (tHd (i−T)CO3ωC
1t−COSωC2tCO3ω(t−T))・・・・・
・・・・・・・(4)となる。従って、加算出力SM(
t)士SM(t−T)(−=S+(j))は、 S+(i)−3M(j)−1−SM (t−T)−(d
 (t)+d (t−T))P (t)cosωc、 
t+(COδωt−cosω(tづ))P (t)co
sωC2t −(5)となる。一方、減算出力S 2(
i)は、52(t)−8)1(i)  SMft−T)
−(cosωを十 cosω ft−T))P  (t
)に03ωC2t+ I d (t)−d (t−T)
)P (t)cosωCIt・・・・・・(6)となる
。なお、第5式の(cosωt−cosωft−T))
P(j)CO3ωC2tや第6式のI d (t)−a
 (t−■))p (t)COSωc1tは、遅延時間
Tに比べて情報データd(1)の1ビット時間長及びコ
ントロール信号COSωtの半サイクル時間長が充分長
ければ非常に小さな値となり、近似的に省略出来る。従
って、両式は次のように表現できる。
S+(t)→ (d (t)+d (t−T))P (
t)cosωC+ t・・・・・値7)S2(t)峙(
cosω t  十cosω ft−T))x p (
t)cosω02 t  ・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・(8)次に、拡散符号発生過程
の動作について、第1図(B)の構成に従って具体的に
説明する。遅延回路28は遅延時間Tを与えている。こ
の遅延時間Tは拡散符号P ft)の1フレームの時間
に相当するので、乗算器6の出力信号S 2(j)X 
S 2(j−T)は、S 2(i)X S 2(1−T
) =CO32ωt(p (t)cosωC2’I)2−−
−”・(9)て、BPF17にて除去されて、cos2
ωtなる出力信号が得られる。この出力信号を整形回路
29にて2値信号に整形した後、次段の2逓倍回路30
にて2逓倍しくDv(i)と等価な信号になる)、更に
N逓倍回路31にてN逓倍すると、その出力は送信側(
変調部10)の入力端子エフ14より供給されているク
ロック信号C(t)と等価な信号となって、拡散符号発
生回路33に供給される。又、モノマルチ32には変調
部10のモノマルチ12に供給されている分周信号D 
v(t)と等価な信号か供給されるのてモノマルチ12
と同様の動作を行なうことになり、かかるモノマルチ3
2の出力及び上記N逓倍回路31からのクロック信号を
入力して動作する拡散符号発生回路33も、当然変調部
10側の拡散符号発生回路22同様の動作を行なって等
価な拡散符号を生成し得るわけである。
最後に、逆拡散動作について具体的に説明する。
乗算器7には加算器24からの加算信号S+(i)と上
記拡散符号発生回路33がらの拡散符号p (Bが供給
されて乗算による逆拡散出力信号S、(t)xp (B
が得られる。即ち、 5t(t)X  P  ft)  −(d  (t)土
d  (t−T))X (P (t)) C03(dc
lt−−・・=・・(10)となる。この信号中、(P
 (t))2は直流と見做せるのて、BPF18にて除
去されて、+ d m+ct(t−T)) C03(1
)C1tなる2相psに信号が復調されるわけである。
搬送波再生口1134はこの復調2相PSK信号を入力
して、前述した原理により搬送波COSωC+tを再生
して乗算器8に供給し、ここでこの搬送波と復調2相P
SK信号d [t)cosωC+jとの乗算による同期
検波を行い、更にLPF37にて不要な周波数成分を除
去することにより、良質の情報信号d(’t)が復調さ
れて出力端子県2より出力されるわけである。
〔効果〕
本発明のスペクトル拡散通信装置は以上のように構成し
たので、次のような優れた特徴を有する。
■従来装置で必須の構成要件であったAFC制御ループ
、遅延ロックループ及び乗算器による逆拡散は、具体的
にはクロック再生回路、拡散符号発生回路、ループで構
成される同期引込み回路及び同期保持回路が主となって
いるが、このうち拡散符号発生回路以外の大部分の回路
か不要となり、回路構成の簡素化によりコストの低減か
図れ、民生機器への展開が容易になった。
■同期引込み回路及び同期保持回路等、高度な技術が要
求されるいくつかの回路が不要となったことにより、従
来装置における同期引込み時間がかかるという欠点や、
同期外れか生ずる可能性がある等の問題から解放され、
スペクトル拡散通信装置の動作の安定化に寄与できる。
【図面の簡単な説明】
第1図(^L (B)は本発明になるスペクトル拡散通
信装置の一実施例の夫々変調部及び復調部のブロック構
成図、第2図(A)、 (B)は櫛歯形フィルタの周波
数特性図、第3図(八)〜(E)は本発明装置の各構成
部分の動作説明用周波数スペクトル図、第4図はスペク
トル拡散信号波形図、第5図は搬送波再生回路の回路ブ
ロック図、第6図は従来のスペクトル拡散通信装置の基
本ブロック構成図、第7図は従来装置の各構成部分の動
作説明用スペクトル図である。 3〜9・・・乗算器、10・・・変調部、11・・・十
分周器、12.32・・・単安定マルチバイブレータ、
13・・・十分周器、14〜19・・・BPF (帯域
ろ波器)、20・・・復調部、21.37・・・LPF
 (低域ろ波器)、22.33・・・拡散符号発生回路
、23,24・・・演算回路(加算器)、25・・・減
算器、26゜28・・・遅延回路、27・・・櫛歯形フ
ィルタ、29・・・整形回路、30・・・2逓倍回路、
31・・・N逓倍回路、34・・・搬送波再生回路、3
5・・・PLL、36・・・十分周器、In+、In2
・・・搬送波信号入力端子、In s・・・情報信号入
力端子、In a・・・クロック信号入力端子、tn 
5・・・スペクトル拡散信号入力端子、貝1〜し2・・
・出力端子9

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 変調側には、情報信号と第1の搬送波とを入力して乗算
    により2相PSK信号を生成する手段と、クロック信号
    を入力してこれを基に拡散符号信号を生成する手段と、
    該クロック信号を入力してこれを分周することにより上
    記拡散符号信号と同期関係にあるコントロール信号を生
    成する手段と、該コントロール信号と第2の搬送波とを
    入力して乗算により変調波信号を得る手段と、該変調波
    信号と上記2相PSK信号とを加算して得られた加算信
    号に上記拡散符号信号を乗算することにより拡散を行な
    ってスペクトル拡散信号を生成して出力する手段とを備
    え、復調側には、該スペクトル拡散信号を入力して上記
    2相PSK信号と拡散符号信号の積で表わされる信号成
    分と、上記変調波信号と拡散符号信号の積で表わされる
    信号成分とに分離する手段と、該分離された変調波信号
    と拡散符号信号の積で表わされる信号成分を入力して信
    号処理することによりコントロール信号を分離、再生す
    る手段と、該再生されたコントロール信号を基にクロッ
    ク信号を構成して上記変調側の拡散符号信号に同期した
    拡散符号信号を生成する手段と、該生成された拡散符号
    信号と、上記分離検出された2相PSK信号と拡散符号
    信号の積で表わされる信号成分とを入力して、両信号の
    乗算による逆拡散を行うことにより復調2相PSK信号
    を得る手段と、該復調2相PSK信号を同期検波するこ
    とにより変調時と等価な情報信号を復調して出力する手
    段とを備えて構成したことを特徴とするスペクトル拡散
    通信装置。
JP63049245A 1988-02-19 1988-03-02 スペクトル拡散通信装置 Pending JPH01223843A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0421228A (ja) * 1990-05-16 1992-01-24 Tech Res & Dev Inst Of Japan Def Agency スペクトル拡散信号を用いる通信方法及びその装置

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JPH0421228A (ja) * 1990-05-16 1992-01-24 Tech Res & Dev Inst Of Japan Def Agency スペクトル拡散信号を用いる通信方法及びその装置

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