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JPH01279148A - クラッチ油圧制御装置 - Google Patents

クラッチ油圧制御装置

Info

Publication number
JPH01279148A
JPH01279148A JP63105649A JP10564988A JPH01279148A JP H01279148 A JPH01279148 A JP H01279148A JP 63105649 A JP63105649 A JP 63105649A JP 10564988 A JP10564988 A JP 10564988A JP H01279148 A JPH01279148 A JP H01279148A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
spool
clutch
pressure
spring
valve
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP63105649A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshio Asayama
浅山 芳夫
Makio Tsubota
坪田 槙雄
Yasunori Okura
泰則 大蔵
Takayuki Sato
貴之 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Komatsu Ltd
Original Assignee
Komatsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Komatsu Ltd filed Critical Komatsu Ltd
Priority to JP63105649A priority Critical patent/JPH01279148A/ja
Publication of JPH01279148A publication Critical patent/JPH01279148A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Control Of Transmission Device (AREA)
  • Hydraulic Clutches, Magnetic Clutches, Fluid Clutches, And Fluid Joints (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明はトランスミッションのクラッチ油圧制御装置
に関し、特にフィリング検出およびクラッチ圧検出を簡
単になし得るとともに信幀性の向上を得るための構成に
関する。
(従来の技術) 第7図は従来−船釣に行なわれているトランスミッショ
ンの変速制御を示すものである。第1速から第2速への
変速を考える。この従来の変速制御においては、変速指
令が出された時点で第1速のクラッチをオフとし、同時
に第2速のクラッチに対して油を流入し始める。この結
果、第1速のクラッチの油圧は変速指令が出された時に
所定圧から零まで降下し、第2速のりランチの油圧はフ
ィリングタイムし、の経過後漸増を開始する。このフィ
リングタイム1.は空状態にある第2速のクラッチのク
ラッチパック内に油を充填するための時間である。
このように従来装置においては、クラッチパックに油が
充満するまでの時間り、が存在し。
この時間Lr中はトルクが伝達されない、このため従来
装置においては、変速時に息つき現象が発生し1乗りご
ごちおよび加速性等の走行性能上で問題となっていた。
特に大型建機では。
クラッチの容量が大きいため、フィリングタイムが長く
なり、走行性能への影響が大きかった。
そこで1本発明者等は、特願昭6O−271055(発
明の名称、変速機の制t′n方法)による提案で上記し
た不都合を解消するようにした。
すなわち、この提案においては、第8図に示す如く、変
速指令が出された時点で1次に係合すべき第2速のクラ
ッチに対して油を流入し始め。
その後、フィリング終了を検出すると、この検出時点で
前に係合されていた第1速のクラッチをオフし、か゛つ
第2速のクラッチに対するビルドアップ$l目JをIJ
rI始するようにしている。
この提案によれば、フィリングタイムL、による息つき
現象の防止のみならず滑らかな変速が可能となり走行性
能を向上させることができるが、かかる変速制御を適正
に実施するにはフィリングタイム1.を正確に検出する
とともに。
二重係合を防止する必要がある。
このフィリング検出として従来は変速指令が出された後
の油圧の漸増パターンを適当に時間管理することで行な
うようにしていた。すなわち、クラッチパックの充満に
要する時間を経験的に適宜設定し、変速指令が出された
後、この設定時間が経過するとフィリングが終了したと
判断し、その後油圧を漸増させるようにしていた。
しかし、このような時間管理によるフィリング検出では
、フィリングタイムのバラツキを吸収することができず
2例えば前記設定時間が経過する前にクラッチパックが
充満すると、無駄な待時間が存在し、タイムラグの原因
となる。
また、検出の信幀性に欠けるので、前述したクロスオー
バー変速制御には適用できない問題点がある。
また、このクロスオーバー変速制御によれば。
前段および後段クラッチの開放および保合タイミングが
ずれれば、クラッチが二重係合する危険性があり、安全
対策上1重要な問題となっていた。
しかし、従来装置においては、これらに関して特別な安
全対策を講じておらず、このため機器破損等の事故が発
生する恐れがあった。
ところで、二重係合を防止するためには、各クラッチの
係合状態を判定できればよい、このためには、どのクラ
ッチに油圧がたっているかを監視する必要があり、その
為の構成として市販の歪ゲージ式あるいは半導体等によ
る圧力センサを設けた構成が考えられるが、これら市販
の圧力センサは高価であり、また耐久性にも難点がある
という問題があった。また、二重係合を防止するた′め
には、クラッチ油圧が立っているか否かだけを知ればよ
く、圧力センサのような定量的な検出値は必要がなく、
スプールの動きに基づきフィリング終了およびクラッチ
圧を検知する検知手段により行なっている。
(発明が解決しようとする課題) この発明はこれらの実情に鑑みてなされたもので、簡単
かつ安価な構成によってフィリング検出およびクラッチ
油圧の有無を正確に検出することができるとともに緩衝
装置を設けて検出手段の損傷をな(すことにより、信顛
性の高いクラッチ油圧制御装置を提供しようとするもの
である。
(課題を解決するための手段) この発明では、クラッチに対する出力ポートにオリフィ
スが形成されたスプールを有し、このオリフィス前後の
差圧によって開となり、前記スプールの一端に設けたバ
ネの復帰力によって閉となる第1のバルブと、電気信号
によって作動される圧力ill 1B弁であって、変速
時ボンブからの油を前記第1のバルブへ供給して該第1
のバルブを開とするとともに、フィリング終了後クラッ
チ油圧を漸増させるよう動作する第2のバルブと、前記
第1のバルブが閉じる方向に作用するスプールの受圧面
積を第1のバルブが間する方向に作用するスプールの受
圧面積より大きくするとともに1前記第1のバルブのス
プールの他端側にバネを設け、このバネに抗したスプー
ルの動きに基づきフィリング終了およびクラッチ圧を検
知する検知手段と、スプールの衝撃を緩和するため1検
知手段とスプールの間に緩衝装置とを具えるようにする
(作用) 変速時には、前記第2のバルブを作動させることにより
ポンプからの油を第1のバルブへ供給する。すると、第
1のバルブに設けたオリフィスによって第1のバルブは
開となって、該第1のバルブを介して油がクラッチに流
入する。
その後、クラッチが油で充満されると、オリフィス前後
に差圧がなくなり、この結果第1のバルブは前記バ′ネ
の復帰力によって閉成される。
この復帰の際、スプールは中立位置まで戻った後、クラ
ッチ油圧により更に他端側に設けたバネに抗して移動す
る。前記検知手段はこのスプールの移動を検知すること
によりフィリング終了およびクラッチ圧の有無を判定す
る。
また、第1のバルブのスプールに受圧面積を設けるよう
にすると、スプールが復帰する際。
スプールはバネの復帰力に該受圧面積差による力を加え
た力で復帰され、復帰速度を速くすることができる。こ
の結果、フィリング終了時のオーバーシュート圧を低減
することができるとともにスプールが復帰する際、緩衝
装置を設けたため検知手段に激突することがなくなり、
検知手段の損傷を防止することができる。
(実施例) 以下0本発明を添付図面に示す実施例にしたがって説明
する。
第1図はクラッチ1を駆動する電子式クラッチ油圧制御
バルブ2の油圧回路構成を示すものであり、第2図は同
クラッチ油圧制御バルブ2の内部断面構成を示すもので
ある。
第1図および第2図において、クラッチ油圧制御バルブ
2はクラッチ油圧を制御する圧力制御弁3と、流量検出
弁4と、フィリングおよびクラッチ圧検出用のセンサ部
5とで構成されている。圧力制御弁3はコントローラ6
によって制御され、またセンサ部5の検出信号Sはコン
トローラ6に入力される。
このクラッチ油圧制御バルブ2は入力ポートIOを介し
て図示しないポンプからの油を流入し、出力ポート11
を介してクラッチ1へ油を供給する。ポート12は閉塞
され、またポート13.14はドレンポートである。
電子式圧力制御弁3はスプール15を有し。
このスプール15の右端は比例ソレノイド16のプラン
ジャ17に当接され左端にはバネ18が設けられている
。スプール15とピストン19によって画成された油室
20にはスプール15内に形成された油路21を介して
油路22の油圧がパイロ゛ットされている。
流量検出弁4はスプール25を有し、このスプール25
によって油室26,27および28を画成する。このス
プール25の油室27.28間にはオリフィス30が形
成しである。このスプール25は3つの異なる受圧面M
 A + 、 A !。
およびA、を有するよう構成され、これら面積間にはA
 + + A x > A x 、かつAX>A!の関
係を持たせである。このスプール25の左端にはバネ3
1が、右端にはバネ32がスプール25に接触して挿入
されたスプリングガイド33に支持されて設けられてお
り、このスプール25は油室27,28に圧力がたって
いないときに、は。
バネ31および32の各自由長の位置で第1図に示す中
立位置を保持するようになっている。
したがって、スプール25が中立状態のときには、入力
ポート10を経て油路29が流量検出弁3に流入した油
は油室26内にとどまっている。
ここで、バネ31.32のバネ定数をそれぞれに+、k
tとし、油室27,2Bの油圧をそれぞれP、、P、と
じ、スプール25の中立位置からの変位をχとすると、
スプール25が第2図に示す中立位置より左側にあると
き、スプール25には下式(])に示すF、が右方向に
働き。
F、=klχ+AlPt+P、(A3−At)−・−・
−・(1)また、スプール25が前記中立位置より右側
にあるときスプール25には下式(2)に示す力F2が
左方向に働く。
Fz=に*χ−A、P1−P、(i−At)・−・−・
−・・(2)尚、この場合に、>k、としている、すな
わちこの場合、バネ31はスプール25の戻しバネとし
て作用し、またバネ32はクラッチ油圧検出のための圧
設走用バネとして働く。
バルブボディ34の上部右側には金属製の検出ビン35
が設けられ、この検出ビン35によりスプール25がバ
ネ32のバネ力に抗して第1図に示す中立位置から更に
右へ移動したことを検出する。
この検出ビン35にはスプール25の当接を緩和するバ
ネ゛等の緩iJj装置36が固着されており、絶縁シー
ト37を介してカバー38にナツト39によって締結さ
れている。
また、この検出ビン35からはリード線40が引き出さ
れている。
このリード線40は直列接続された抵抗R1およびR8
間のa点に接続されている。これら抵抗R+、Rz間に
は所定の直流電圧■(例えば12V)が印加されており
、またボディ34はアース41されている。すなわち5
 フィリングおよびクラッチ圧検出用のセンサ部5は、
バネ32と、スプール31の接点として働く検出ビン3
5.抵抗1’?、、  R,等で構成されている。
このセンサ部5を備えたクラッチ油圧制御パルプ2を各
変速段のクラッチに対して個別に設けている。
かかる第1図および第2図に示す構成の作用を第5図に
示すタイムチャートを参照して説明する。尚、第5図に
おいて、(a)はコントローラ6からの指令電流1.(
ハ)はポンプ圧P P 、 (c)はオリフィス30前
の油室27の油圧P 、 、 (a)はオリフィス30
後の油室28の油圧(クラッチ圧)pt、(e)はセン
サ5の出力Sを示すものである。
当該変速段のクラッチを係合しようとする場合、コント
ローラ6は当8亥バルフ゛2のソレノイド1Gにトリガ
指令■、を入力しく時刻1 +)。
その後指令電流■をクラッチ油圧の初期圧P。
(第5図(d))に対応する初期圧指令電流!。に降下
させ、この状態でフィリング終了時まで待機する。
前記トリガ指令I、の人力により、圧力制御弁3のスプ
ール15が左方向に移動し、ポンプからの油は入力ポー
トio、油路22を介して流量検出弁4の油室27に流
入する。油室27に入った油は、オリフィス30を介し
て油室28へ流入し、油路23.出カポ−)11を介し
てクラッチ1へ流れ込む。このときオリフィス30によ
って油室27と28との間に差圧(P+−P、)が発生
する。ここでR2−0であるのでスプール25゛は前記
(1)式にP!−〇 を代入した力(Am  An) 
P +  k rχ (ただしA z > A s)に
より左行する。
この結果、流量検出弁4は開となり、油路29に流入し
たポンプからの油は油室26を介して油室27に流入し
、その後、オリフィス30゜油室28.油路23.出力
ポートllを介してクラッチ1へ流入する。この油の流
れはクラッチバックが油で充満されるまで続く。
ここで、スプール25が第2図に示す中立位置にあると
き、およびスプール25が該中立位置より左に移動して
いるフィリングタイム1゜の期間中、スプール25は検
出ビン35から離間している。
このため、この状態においてはa点の電位は第5図(e
)に示す如く電圧■を抵抗R,,R,で分圧した電圧値
となっている。
クラッチパックが油で充満すると、フィリング終了とな
り、もはや油が流れなくなるのでオリフィス30前後に
差圧がなくなる。すなわちP、=P、となる。
したがって、スプール25は前記(1)式にP。
−P、を代入した力すなわら F l= k +χ十Pg(A++A*  Aよ)で右
方向に移動し、中立位置まで復帰される。
ここで、スプール25の各受圧面4mA、、Aよ。
A、は前述したようにA、+Δ、〉A!の関係に設定し
ているので、これら受圧面積差による力P!(A++A
s  At)はバネ31の復帰力と同方向に働き、これ
によりスプール25はバネ31の復帰力にスプール25
の受圧面積差による力を加えた力で右方向に移動する。
このスプール25の復帰の際、ポンプからの油圧が油路
29.油室27.オリフィス30゜油室28等を介して
クラッチ油圧にかかり1 この結果第5図(d)に示す
ようなシュート圧が発生する。
前記バネ32のバネ定数に2は第5図に示す如く、クラ
ッチ初期圧P、より大きな値で、かつ前記シュート圧よ
り小さな圧力値Thに設定しである。
したがってこの復帰動作の際スプール25は第2図に示
す中立位置まで右行した後、nI述のシェード圧によっ
てバネ32の付勢力に8χ に打勝って更に右行し、そ
の右端面が検出ピン35に接触する。すなわち、この場
合スプール25は前記(2)式にP r −P tを代
入した油圧力P!A++i−島 以上になったとき右行し、スプール25の端面がバネ3
6を介して検出ピン35に接触する。
このときバネ36は検出ピン35に固着されており、ス
プール25が直接、検出ピン35に衝突するときの衝撃
力を緩和し、検出ピン35および検出ピン35を支持し
ている絶縁シート37、カバー38.およびナツト39
に過大な衝撃力が加わらないようにするとともに検出ピ
ン35から引き出されたリード線40の引き出し部が繰
り返しの衝撃荷重により断線したり接触不良を起こさな
いようにしている。
又スプール25が検出ピン35に接触しているとき、ス
プール25はスプール25の円周方向でバルブボディ3
4と接触しているがバルブボディ34とスプール25に
はクリアランスがあり場合によってはバルブボディ34
とスプール25との接触不良が発生する恐れもあり、検
出信号が不安定になる可能性もある。このため。
スプール25がバルブボディ34に完全に接触するよう
にスプール25に接触して挿入されたスプリングガイド
33を設け、このスプリングガイド33を介して、バネ
32が直接カバー38の金属面に接触する構造としてい
る。
またカバー38はバルブボディ34に直接接触している
ため検出ピン35はバネ36およびスプール25を介し
てアースされたバルブボディ34と導通することになる
ので、a点電位は第5図(e)に示す如く零まで降下し
、a点には電圧は現われなくなる(時刻もよ)。
このa点電位は検出信号Sとしてコントローラ6に入力
されており、コントローラ6は、該a点電位の最゛初の
立上がりをもってフィリング終了を判定する。このフィ
リング終了を判定すると、コントローラ6は直ちに当該
クラッチに対する指令電流lを初期圧指令型fLI O
から徐々に増大させてゆく(第5図(a))、尚、コン
トローラ6はこのフィリング終了を判定した時点で前段
クラッチに対する指令電流を第5図(a)の−点鎖線で
示す如く零まで降下させる。
この結果、当該クラッチのクラッチ圧は第5図(d)に
示す如(前記シュート正値から初期圧P、に降下した後
、漸増されてゆく、シたがって、スプール25は前述の
検出ピン35に接した状態から一旦中立位置方向へ左行
する。その後、クラッチ圧P2は漸増されていくので、
ある時点t3においてバネ32の設定圧T、を超える。
この結果、スプール25はバネ32の付勢力に!χ に
打勝って再び右行し、その右端面を検出ピン35に接触
する。
この為1時刻t、においてa点電位は再び零まで降下し
、以後この零レベルを維持することになる。
すなわちa点電位は、クラッチに設定圧T。
以上の圧がたっているとき零となり、クラッチ圧が設定
圧T、以下のとき所定の電圧値となるようになっている
ので、このa点電位をモニタすることでクラッチ圧の有
無すなわちクラッチの係合状態を知ることができる。ま
た、この場合、前記a点電位はフィリング終了時のシュ
ート圧により一旦零に立下がるので、この最初の立下が
りを検出することでフィリング終了を検出することがで
きる。
この実施例においては、かかるセンサ5を備えた電子式
クラッチ油圧制御パルプ2を各クラッチにそれぞれ設け
、これら複数の圧力検出スイッチ5の出力を第6図に示
す如くコントローラ6へ入力するようにしている。コン
トローラ6はこれら複数の圧力検出スイッチ5の出力を
モニタしており、これらモニタ結果からフィリング終了
および二重係合のf、T無を判定する。すなわちコント
ローラ6は係合しようとするクラッチに対して゛トリガ
ー指令■。を出力した後。
該クラッチのセンサ5から入力される検出信号Sの最初
の立下がりを検出することでフィリング終了時を判定す
る。また、コントローラ6は複数の圧力スイッチ5の出
力をモニタすることによりどのクラッチが係合している
かを判定し。
2つの圧力スイッチ5から同時にクラッチ圧検出信号が
出力された場合、これを二重係合と判定するようにして
いる。二重係合を判定した場合5 コントローラ6は直
ちに一方のクラッチ油圧を下げる指令を出力する。ある
いは全クラッチを直ちにオフする等の処置を行ない、二
重係合による機器破損を防止するようにしている。
このように、この実施例では、戻しバネ31の反対側に
バネ32を設け、中立位置からバネ32側へのスプール
25の移動を検出ピン35および抵抗R,,R,から成
る接点スイッチ構成によって検出するようにしたので、
1本のスプールに設けた準−センサ構成によってフィリ
ング終了の検知およびクラッチ係合状態の判定が可能と
なる。
また、スプール25の各受圧面積A + 、 A x。
A、にA + + A 3> A t 、 A z >
 A xの関係を持たせるようにしたので、フィリング
が終了してスプール25が右行するとき、戻しバネ31
の復帰力に加えて、受圧面積差による力が作用すること
になり、スプール25を速く中立位置まで戻すことがで
きる。因みに、この際のスプールの戻りをバネ31のみ
で行なったときにはスプール25の復帰速度が遅くなり
、この結果フィリング終了の際、第5図(d)に破線で
示すようなオーバーシュート圧が発生し、変速ショック
の原因となる。この場合、上記受圧面積差によりスプー
ルの復帰速度を高速にすることで、上記オーバーシュー
ト圧を低減するようにしている。
又、スプールの復帰速度を高速にしたので検出ピンに作
用するスプールの衝撃力は大きくなるが、スプールと検
出ピンとの間に緩衝装置を設けたため検知手段のt負傷
を防止できる。
なお上記実施例においては緩衝装置のバネを検出ピンに
固゛着したが第3図のごとくスプールに穴を明はバネを
固定しても良いし、第4図のごと(ゴム、防振合金等の
防振材料を用いても良い。
(発明の効果) 以上説明したようにこの発明によれば、クラッチ圧がス
プールに作用する方向と逆方向に働くバネを設け、この
バネと接点とより成る簡単な構成で、フィリング終了お
よびクラッチ係合状態を検知するようにしたので、安価
で信転性の高い検出をなし得る。また、フィリング検出
が正確に行われるので、前述したクロスオーバー制御を
好適に実施することができ、滑らかな変速をなし得ると
ともに、走行性能を向上させることができる。また、こ
の検出信号をモニタしてどのクラッチが係合しているか
を判定することにより、二重係合を確実に検出すること
ができ、適当な処置を講するようにすれば機器破損を未
然に防止することができる。
さらに、スプールに受圧面積差を設け2スプ−ルの復帰
速度を倍増するようにしたので、フィリング終了時のオ
ーバーシュート圧を低減することができ、変速ショック
を減することができるとともに、スプールと検出ピンと
の間に緩衝装置を設けたので検知手段の損傷を防ぐこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例を示す油圧回路図、第2図
は同実施例のフランチ油圧制御バルブの内部構成例を示
す断面図、第3図、第4図はこの発明の緩衝装置の他の
実施例を示す図。 第5図は第1図5第2図の実施例による動作例を説明す
るためのタイムチャート、第6図は圧力検出スイッチの
モニタ構成を示すブロック図。 第7図は従来の変速時の動作例を説明するタイムチャー
ト、第8図は変速時のクロスオーバー制御を説明するタ
イムチャートである。 1・・・クラッチ 2・・・電子式クラッチ油圧制御パルプ3・・・電子式
”圧力制御弁  4・・・流量検出弁5・・・センサ部
     6・・・コントローラ10・・・入力ポート
   11・・・出力ポート13、14・・・ドレンポ
ート15.25・・・スプール16・・・比例ソレノイ
ド  17・・・プランジャ18、31.32・・・バ
ネ   19・・・ピストン20、26.2T、 2B
・・・油室 21、22.23.29・・・油路 30・・・オリフィス  33・・・スプリングガイド
34・・・バルブボディ  35・・・検出ビン36・
・・バネ       37・・・絶縁シート38・・
・カバー     39・・・ナツト40・・・リード
線    41・・・アース特許出願人 株式会社小松
製作所 代理人 (弁理士)岡 1)和 喜 第1図 第2図 第5図 ■ (1t2 t3 第8図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. クラッチに対する出力ポートにオリフィスが形成された
    スプールを有し、このオリフィス前後の差圧によって開
    となり、前記スプールの一端に設けたバネの復帰力によ
    って閉となる第1のバルブと、電気信号によって作動さ
    れる圧力制御弁であって、変速時ポンプからの油を前記
    第1のバルブへ供給して該第1のバルブを開とするとと
    もに、フィリング終了後クラッチ油圧を漸増させるよう
    動作する第2のバルブと、前記第1のバルブが閉じる方
    向に作用するスプールの受圧面積を第1のバルブが開す
    る方向に作用するスプールの受圧面積より大きくすると
    ともに、前記第1のバルブのスプールの他端側にバネを
    設け、このバネに抗したスプールの動きに基づきフィリ
    ング終了およびクラッチ圧を検知する検知手段を具える
    ようにしたクラッチ油圧制御装置において、スプールの
    衝撃を緩和するため、検知手段とスプールとの間に緩衝
    装置を設けたことを特徴とするクラッチ油圧制御装置。
JP63105649A 1988-04-28 1988-04-28 クラッチ油圧制御装置 Pending JPH01279148A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63105649A JPH01279148A (ja) 1988-04-28 1988-04-28 クラッチ油圧制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63105649A JPH01279148A (ja) 1988-04-28 1988-04-28 クラッチ油圧制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH01279148A true JPH01279148A (ja) 1989-11-09

Family

ID=14413300

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63105649A Pending JPH01279148A (ja) 1988-04-28 1988-04-28 クラッチ油圧制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH01279148A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5054599A (en) * 1990-12-24 1991-10-08 Caterpillar Inc. End of fill detector for a hydraulic clutch
JP2009216110A (ja) * 2008-03-07 2009-09-24 Kawasaki Heavy Ind Ltd 産業用車両の油圧クラッチ制御方法と制御装置

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