JPH0114982B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0114982B2 JPH0114982B2 JP56208623A JP20862381A JPH0114982B2 JP H0114982 B2 JPH0114982 B2 JP H0114982B2 JP 56208623 A JP56208623 A JP 56208623A JP 20862381 A JP20862381 A JP 20862381A JP H0114982 B2 JPH0114982 B2 JP H0114982B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- commutator
- contact
- sliding
- sliding contact
- contact material
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 14
- 238000007254 oxidation reaction Methods 0.000 claims description 4
- 229910052715 tantalum Inorganic materials 0.000 claims description 4
- 230000003647 oxidation Effects 0.000 claims description 3
- 229910052758 niobium Inorganic materials 0.000 claims description 2
- 239000000956 alloy Substances 0.000 claims 1
- 229910045601 alloy Inorganic materials 0.000 claims 1
- 239000010955 niobium Substances 0.000 claims 1
- 229910000484 niobium oxide Inorganic materials 0.000 claims 1
- URLJKFSTXLNXLG-UHFFFAOYSA-N niobium(5+);oxygen(2-) Chemical compound [O-2].[O-2].[O-2].[O-2].[O-2].[Nb+5].[Nb+5] URLJKFSTXLNXLG-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims 1
- VUXAYTRSQNRMKV-UHFFFAOYSA-N silver;oxygen(2-);tantalum(5+) Chemical compound [O-2].[O-2].[O-2].[Ag+].[Ta+5] VUXAYTRSQNRMKV-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims 1
- 239000000203 mixture Substances 0.000 description 2
- 239000000654 additive Substances 0.000 description 1
- 230000000996 additive effect Effects 0.000 description 1
- 229910052793 cadmium Inorganic materials 0.000 description 1
- 229910052802 copper Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000006185 dispersion Substances 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 229910052738 indium Inorganic materials 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 239000002245 particle Substances 0.000 description 1
- 229910052718 tin Inorganic materials 0.000 description 1
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
Landscapes
- Contacts (AREA)
- Manufacture Of Switches (AREA)
Description
本発明は、小型モータの整流子外周の接点片を
作る直流小型モータの整流子用摺動接点材料(以
下・摺動接点材料という。)の改良に関する。 従来より小型モータの整流子外周の接点片を作
る摺動接点材料としては、主としてAgが用いら
れてきたが、Agは軟化温度が低い為、整流子の
回転摺動中接点片が凝着を起し易く、消耗が多
く、接触抵抗が高く不安定になつて整流子の回転
数に大きなばらつきが生じるという欠点があつ
た。 この為、Ag中にCd、In、Cu、Sn等を添加して
Agの軟化温度を上昇させ、消耗、接触抵抗を改
善することが行われているが、前記の元素の添加
量が多くなると、耐消耗性は或る程度向上する
が、添加元素が摺動中に酸化して十分に接触抵抗
が改善されるに至つていない。 本発明はかかる実情に鑑みなされたもので、
Ag中に酸化物を均一微細に分散させてAgを分散
強化し、消耗を減少させ、接触抵抗を低く安定さ
せた摺動接点材料を提供せんとするものである。 本発明の摺動接点材料は、Ag中に、Ta及び
Nbの少くとも一種を合計で0.5〜3重量%添加
し、高温で内部酸化して成るものである。 かかる本発明の摺動接点材料に於いて、Ag中
に、Ta及びNbの少くとも一種を合計で0.5〜3
重量%添加するのは、Agを分散強化する為で、
0.5重量%未満ではその効果が無く、5重量%を
超えると加工困難となるものである。 さらにまたAg中に前記の如く元素を添加した
材料が高温で内部酸化されているのは、添加元素
の酸化物を均一微細に分散させてAgを分散強化
し、消耗を減少させると共にAg−酸化物の接触
抵抗を低く且つ安定させる為である。 次に本発明による摺動接点材料と従来の摺動接
点材料にて作つた小型モータの整流子外周の接点
片について説明する。 後記の表の左欄に示す成分組成の本発明の実施
例である摺動接点材料と従来例の摺動接点材料に
て、厚さ0.2mmの接点片を作り、この接点片を図
面に示す如く外周に3枚備えた直径6mm、長さ9
mmの整流子1の外周面の上下に、Au−Ag−Cu−
Ptより成る直径0.25mm、長さ10mmの3本の刷子線
材2を有する刷子接点3を相対向するように摺接
させて、後記の試験条件にて整流子の回転試験を
行い、接点片1aの消耗量と整流子の回転数のば
らつきを測定した処、後記の表の右欄に示すよう
な結果を得た。 試験条件 電圧:12V 電流:直流60mA 整流子の回転数:2800回転/分 整流子の回転時間:500時間 刷子接点の接触力:5g/3本
作る直流小型モータの整流子用摺動接点材料(以
下・摺動接点材料という。)の改良に関する。 従来より小型モータの整流子外周の接点片を作
る摺動接点材料としては、主としてAgが用いら
れてきたが、Agは軟化温度が低い為、整流子の
回転摺動中接点片が凝着を起し易く、消耗が多
く、接触抵抗が高く不安定になつて整流子の回転
数に大きなばらつきが生じるという欠点があつ
た。 この為、Ag中にCd、In、Cu、Sn等を添加して
Agの軟化温度を上昇させ、消耗、接触抵抗を改
善することが行われているが、前記の元素の添加
量が多くなると、耐消耗性は或る程度向上する
が、添加元素が摺動中に酸化して十分に接触抵抗
が改善されるに至つていない。 本発明はかかる実情に鑑みなされたもので、
Ag中に酸化物を均一微細に分散させてAgを分散
強化し、消耗を減少させ、接触抵抗を低く安定さ
せた摺動接点材料を提供せんとするものである。 本発明の摺動接点材料は、Ag中に、Ta及び
Nbの少くとも一種を合計で0.5〜3重量%添加
し、高温で内部酸化して成るものである。 かかる本発明の摺動接点材料に於いて、Ag中
に、Ta及びNbの少くとも一種を合計で0.5〜3
重量%添加するのは、Agを分散強化する為で、
0.5重量%未満ではその効果が無く、5重量%を
超えると加工困難となるものである。 さらにまたAg中に前記の如く元素を添加した
材料が高温で内部酸化されているのは、添加元素
の酸化物を均一微細に分散させてAgを分散強化
し、消耗を減少させると共にAg−酸化物の接触
抵抗を低く且つ安定させる為である。 次に本発明による摺動接点材料と従来の摺動接
点材料にて作つた小型モータの整流子外周の接点
片について説明する。 後記の表の左欄に示す成分組成の本発明の実施
例である摺動接点材料と従来例の摺動接点材料に
て、厚さ0.2mmの接点片を作り、この接点片を図
面に示す如く外周に3枚備えた直径6mm、長さ9
mmの整流子1の外周面の上下に、Au−Ag−Cu−
Ptより成る直径0.25mm、長さ10mmの3本の刷子線
材2を有する刷子接点3を相対向するように摺接
させて、後記の試験条件にて整流子の回転試験を
行い、接点片1aの消耗量と整流子の回転数のば
らつきを測定した処、後記の表の右欄に示すよう
な結果を得た。 試験条件 電圧:12V 電流:直流60mA 整流子の回転数:2800回転/分 整流子の回転時間:500時間 刷子接点の接触力:5g/3本
【表】
前記の表で明らかなように従来例の接点片の消
耗量は20μmであつたのに対し、実施例の接点片
の消耗量は4〜5μmで著しく減少していて耐消
耗性に優れていることが判る。また従来例の接点
片を有する整流子の回転数のばらつきは10〜15%
であつたのに対し、実施例の接点片を有する整流
子の回転数のばらつきは3〜4%で著しく減少し
ていることが判る。これはひとえに実施例の接点
片が、高温の内部酸化により添加元素の酸化物が
均一、微細に分散し、Agが分散強化されて、接
触抵抗が低く安定しているからに他ならない。 以上詳記した通り本発明の摺動接点材料は、
Ag中に酸化物が均一微細に分散されてAgが分散
強化されているので、これにより作つた小型モー
タの整流子の接点片の耐消耗性は著しく向上する
ものである。また摺動中接点片の摺動面に酸化物
粒子が生成することがないので、接触抵抗が低く
安定していて、小型モータの整流子の回転数のば
らつきが大幅に減少する等の優れた効果がある。
耗量は20μmであつたのに対し、実施例の接点片
の消耗量は4〜5μmで著しく減少していて耐消
耗性に優れていることが判る。また従来例の接点
片を有する整流子の回転数のばらつきは10〜15%
であつたのに対し、実施例の接点片を有する整流
子の回転数のばらつきは3〜4%で著しく減少し
ていることが判る。これはひとえに実施例の接点
片が、高温の内部酸化により添加元素の酸化物が
均一、微細に分散し、Agが分散強化されて、接
触抵抗が低く安定しているからに他ならない。 以上詳記した通り本発明の摺動接点材料は、
Ag中に酸化物が均一微細に分散されてAgが分散
強化されているので、これにより作つた小型モー
タの整流子の接点片の耐消耗性は著しく向上する
ものである。また摺動中接点片の摺動面に酸化物
粒子が生成することがないので、接触抵抗が低く
安定していて、小型モータの整流子の回転数のば
らつきが大幅に減少する等の優れた効果がある。
図は小型モータの整流子と刷子接点との接触状
態を示す斜視図である。 1……整流子、1a……接点片、2……刷子線
材、3……刷子接点。
態を示す斜視図である。 1……整流子、1a……接点片、2……刷子線
材、3……刷子接点。
Claims (1)
- 1 高温で内部酸化された銀−酸化タンタル又は
酸化ニオブからなる材料であつて、当該内部酸化
前の合金の重量%がTa及びNbの内の少なくとも
一種類を合計で0.5〜3重量%及び残部Agから成
ることを特徴とする直流小型モータの整流子用摺
動接点材料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP56208623A JPS58110640A (ja) | 1981-12-23 | 1981-12-23 | 直流小型モータの整流子用摺動接点材料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP56208623A JPS58110640A (ja) | 1981-12-23 | 1981-12-23 | 直流小型モータの整流子用摺動接点材料 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58110640A JPS58110640A (ja) | 1983-07-01 |
JPH0114982B2 true JPH0114982B2 (ja) | 1989-03-15 |
Family
ID=16559286
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP56208623A Granted JPS58110640A (ja) | 1981-12-23 | 1981-12-23 | 直流小型モータの整流子用摺動接点材料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58110640A (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5342931B2 (ja) * | 2009-06-05 | 2013-11-13 | マブチモーター株式会社 | 摺動接点材料及びクラッド複合材並びにモーター |
-
1981
- 1981-12-23 JP JP56208623A patent/JPS58110640A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS58110640A (ja) | 1983-07-01 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPS58110639A (ja) | 摺動接点材料 | |
JPH0114982B2 (ja) | ||
JPH0114975B2 (ja) | ||
JPH0115573B2 (ja) | ||
JPH0260746B2 (ja) | ||
JPH0115574B2 (ja) | ||
JPH0116897B2 (ja) | ||
JPS58130745A (ja) | すり接点材料 | |
JPH0114977B2 (ja) | ||
JPH0114980B2 (ja) | ||
JPH0114981B2 (ja) | ||
JPH0114978B2 (ja) | ||
JPH0239571B2 (ja) | ||
JPS58110636A (ja) | 摺動接点材料 | |
JPH0114976B2 (ja) | ||
JPH0250175B2 (ja) | ||
JPS58107451A (ja) | 摺動接点材料 | |
JPS58110642A (ja) | 摺動接点材料 | |
JPS61143966A (ja) | すり接点装置 | |
JPS58145009A (ja) | すり接点材料 | |
JPS61136646A (ja) | すり接点材料 | |
JPH0114979B2 (ja) | ||
JPH0251969B2 (ja) | ||
JPS5887243A (ja) | 摺動接点材料 | |
JPH0250176B2 (ja) |