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JPH01145317A - 真球状シリカ微粒子の製法 - Google Patents

真球状シリカ微粒子の製法

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Publication number
JPH01145317A
JPH01145317A JP30141487A JP30141487A JPH01145317A JP H01145317 A JPH01145317 A JP H01145317A JP 30141487 A JP30141487 A JP 30141487A JP 30141487 A JP30141487 A JP 30141487A JP H01145317 A JPH01145317 A JP H01145317A
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JP
Japan
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group
fine particles
silane compound
silica
specific gravity
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Application number
JP30141487A
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JPH054325B2 (ja
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Tadahiro Yoneda
忠弘 米田
Shigefumi Kuramoto
成史 倉本
Mitsuo Takeda
光生 武田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Shokubai Co Ltd
Original Assignee
Nippon Shokubai Co Ltd
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Publication date
Application filed by Nippon Shokubai Co Ltd filed Critical Nippon Shokubai Co Ltd
Priority to JP30141487A priority Critical patent/JPH01145317A/ja
Publication of JPH01145317A publication Critical patent/JPH01145317A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はシリカ微粒子の製法に関する。詳しくは特定し
た組成、物性等を有し、真比重が制御された高純喰な真
球状シリカ微粒子の製法に関する。
該微粒子は各種樹脂成形品用フィラー、表面処理剤、塗
料、インキ等の添加剤として工業的に価値のあるもので
ある。
(従来の技術) シリカ微粒子は従来より、ハロゲン化ケイ素の熱分解法
による平均−次微粒子径0,02〜0.1μmのヒユー
ムドシリカ、ケイ酸ナトリウム湿式法による 1〜5μ
mの凝集塊の粉砕シリカ、天然シリカの破砕体を溶融球
状化したシリカなどがあるが、いずれも粒子形状が不定
形であったり、仮に球形に近いものでも粒径分布が非常
に広いものである。
粒子が真球状で粒度分布がシャープであるシリカ微粒子
としては、ケイ酸ナトリウム水溶液よりイオン交換法等
により製造される平均粒子径が0.1μm程度までのシ
リカ、テトラアルコキシシランを含水アンモニア性アル
コール溶液中で加水分解して製造される平均粒子径が1
0μmまでのシリカ(STOBER他 ジャーナル オ
ブ コロイド インターフェイス サイエンス26巻、
62〜69 (1968) 、特開昭62−72514
号公報など)等がある。 しかし本来、SiO2として
表わされるシリカ微粒子の真比重は、微粒子の製法や粒
子径によって影響を受けるが、粒子径が0.05μm以
上のような粒子の場合、種々の製法により製造される上
述した従来公知のシリカ微粒子の真比重は、少なくとも
2.05以上、多くの場合2.10より大きく、真比重
が2,10以下の任意な値を有するシリカ微粒子を得る
ことができなかった。
従来より任意な平均粒子径を有し、粒度分布がシャープ
であって真比重が任意にコントロールされた高純度の真
球状シリカ微粒子の具体的な製法例は知られていない。
ところで、特開昭61−243828号公報に有機基を
含有する平均粒子径が1μm以下の有機酸化ケイ素粉体
の製法として、有機基と加水分解性基とを有するシラン
化合物と、加水分解性基のみを有するシラン化合物とを
有機溶液中で加水分解する方法が開示されている。
しかし、該公報は生成粒子中にシラノール基量を少なく
して疎水化された微粒子の製造を目的として、加水分解
性基がハロゲンであるハロゲン化シラン化合物を原料と
した製造が具体的に開示されているのみであり、粒子の
形状、粒度分布に関して明らかではない。更に粒子の真
比重の制御の可能性についても明らかではなく、具体例
から推察すると不可能であると思われる。
本発明者らは上記公知文献記載の方法について詳細に検
討したところ、上述した具体的方法では任意な粒径の粒
度分布のシャープなしかも任意な真比重値を有する真球
状微粒子が得られず微粒子中に原料由来のハロゲンが残
存し高純度な微粒子が得難く、ハロゲン化物使用による
装置上の問題がある等の問題点が見出された。
(発明が解決しようとする問題点) 本発明は、シリカ微粒子の形状、粒度分布、真比重等を
特定した範囲内で任意に制御された高純度な該微粒子の
工業的に有利な製法を提供するものである。
(問題点を解決するための手段および作用)本発明は、
平均の組成式がR1n Si O4−n(但し、R1は
直接ケイ素原子に結合する炭素原子を有する有機基の平
均組成を示し、nは0.005〜1の範囲の数をそれぞ
れ表わす。)で表わされるシリカ微粒子の製造法であっ
て、加水分解、縮合可能な一般式SiX4で表わされる
シラン化合物(A)、および一般式R2m 31 X4
−lで表わされるシラン化合物(B)[但し、一般式中
Xはアルコキシ基、アシロキシ基、水酸基および水素原
子からなる群から選ばれる少なくとも一種の基、R2は
置換基があってもよいアルキル基、アリール基および不
飽和脂肪族残基からなる群から選ばれる少なくとも一種
の基、mは1〜3の範囲の整数をそれぞれ表わす。]ま
たはそれらの誘導体を、シラン化合物(B)および/ま
たはその誘導体の全シラン化合物に対する比をケイ素原
子の当量数の比で表わして0.0017〜1の範囲に混
合して、少なくとも触媒としてのアンモニウムイオンと
加水分解当(至)を越える水を含む有機性溶液中で加水
分解、縮合することを特徴とする平均粒子径が0.05
〜20μm、粒子径の標準偏差値が1,0〜1.5の範
囲にあって粒子の真比重が1.20〜2.10の範囲で
制御された高純度な真球状シリカ微粒子の製法に関する
ものである。
本発明でいうシリカとは、シリコン原子が主に酸素原子
との結合を介して3次元のネッワークを構成したシリコ
ンの酸素化合物と定義され、平均の組成式がR1n S
i Oと表わされ0は±土 0、005〜1の範囲である。但し、本発明のシリカ微
粒子の製法においてはシリコン原子に炭化水素基の他に
ヒドロキシル基、原料由来のW(X)等が結合している
事もあるが、これらの基は組成式の中には含めないもの
とする。
微粒子原料の一つである一般式5iXaで表わされるシ
ラン化合物(A)のXはアルコキシ基、アシロキシ基、
水酸基および水素原子からなる群から選ばれる少なくと
も一種の基で4個のXは異なっていてもよい。シラン化
合物(A)の具体例としては、テトラメトキシシラン、
テトラエトキシシラン、テトライソプロポキシシラン、
テトラブトキシシラン、テトラペントキシシラン、ジメ
トキシジェトキシシラン、テトラアセトキシシラン、ト
リメトキシシラン、トリエトキシシラン、ジェトキシシ
ラン等が掲げられる。又、もう一つの微粒子原料は一般
式R2m 3i X4−Illで表わされるシラン化合
物(B)であって一般式中R2は置換基があってもよい
、アルキル基、アリール基、不飽和脂肪族残基からなる
群から選ばれる少なくとも一種の基で必ずしも疎水性基
である必要はない。Xはシラン化合物(A)におけると
同様の基、mは1〜3の範囲の整数を表わしm個のR2
及び(4−m)個のXはそれぞれ異っていてもよい。
シラン化合物(B)の具体例としては、メチルトリメト
キシシラン、メチルトリエトキシシラン、メチルトリプ
ロポキシシラン、エチルトリメトキシシラン、エチルト
リエトキシシラン、プロピルトリエトキシシラン、オク
チルトリエトキシシラン、フェニルトリメトキシシラン
、トリメトキシビニルシラン、クロロメチルトリメトキ
シシラン、メルカプトメチルトリメトキシシラン、3.
3.3−トリフルオロプロピルトリメトキシシラン、3
−アミノプロピルトリメトキシシラン、3−グリシドキ
シプロビルトリエトキシシラン、アリルトリエトキシシ
ラン、3−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン
、3−(2−アミノエチルアミノプロビル〉トリメトキ
シシラン、ジメトキシメチルシラン、ジェトキシメチル
シラン、メチルトリアセトキシシラン、エチルトリアセ
トキシシラン、トリアセトキシビニルシラン、ジアセト
キシメチルシラン、ジメトキシジメチルシラン、ジメト
キシジメチルシラン、ジェトキシジメチルシラン、ジェ
トキシジエチルシラン、ジメチルジブトキシシラン、ジ
メトキシジフェニルシラン、クロロメチルジェトキシシ
ラン、ジェトキシメチルビニルシラン、ジェトキシメチ
ルフェニルシラン、ジメトキシメチル−3,3,3−1
−リフルオロプロピルシラン、ジメチルエトキシシラン
、ジエチルシラン、ジアセトキシジメチルシラン、ジア
セトキシジフェニルシラン、ジアセトキシメチルビニル
シラン、メトキシトリメチルシラン、エトキシトリメチ
ルシラン、アセトキシトリメチルシラン、アセトキシト
リエチルシラン、トリメチルシラノール等が挙げられる
。シラン化合物(A)及び(B)は例示されたものに限
定されるものではない。工業的製造における原料の入手
し易さを考慮すればXとしてアルコキシ基を含むシラン
化合物が好ましい。
また、微粒子原料として使用しうるシラン化合物として
、上記シラン化合物の誘導体がある。−例としてシラン
化合物(A)及び(B)の一部の加水分解性基(X)が
カルボキシル基、β−ジカルボニル基など、キレート化
合物を形成しうる基で置換された化合物、あるいはこれ
らシラン化合物またはキレート化合物を部分的に加水分
解して得られる低縮合物である。
上記した原料シラン化合物(A)及び/又はその誘導体
(以下、シラン化合物(A)類とよぶ)及び(B)及び
/又はその誘導体(以下、シラン化合物(B)類とよぶ
。)は少なくとも触媒としてのアンモニウムイオンと加
水分解当量を超える水を含む有機性溶液に添加して加水
分解、縮合して真球状シリカ微粒子とする。
シラン化合物(A)類とシラン化合物(B ’) jl
の使用割合は、シラン化合物(B)類の全シラン化合物
に対する比をケイ素原子1個当りのモル比で表わした添
加比(以下、添加比と略称する)を0.0017〜1の
範囲とする必要がある。0.0017未満の場合は微粒
子の真比重を下げる効果が弱く1を超える場合は真球状
微粒子が生成しない。−方、有機性溶液中で加水分解、
縮合して生成する微粒子は凝集粒子が無く単分散してい
ることが好ましいが、上記添加比が大きくなれば凝集が
起り易いこともあり、添加比は0.0017〜0.2と
するのが好ましい。又、その範囲において生成微粒子の
真比重は大きく変化する。
シラン化合物(A)類及び(B)類を有機性溶液に添加
するに際し、両者を混合して均一溶液として添加するの
が好ましいが、シラン化合物(B)類の添加比が0,0
5以上のように多い場合にはシン化合物(A)類及び(
B)類を間けつ的に添加してもよい。しかし、添加比が
0.05未満の場合、シラン化合物(A)類のみを原料
として加水分解、縮合して真球状シリカ微粒子とした後
シラン化合物(B)類を添加する、いわゆる(B)類を
カップリング剤的に用いる方法では真比重を制御するこ
とはできない。少なくとも微粒子内部にもシラン化合物
(B)類に由来する有機基を存在させる必要がある。
シラン化合物(A)類及びシラン化合物(B)類の添加
絶命は有機性溶液中の最終濃度として2モル/l以下と
した方が生成粒子の凝集が防止できるので好ましい。
有機性溶液とは、原料シラン化合物を溶解しうる有機溶
剤と水及びアンモニウムイオンが完全に溶解しているか
、又は水及びアンモニウムイオンがミセルとして有機溶
剤中に均一に分散した溶液をいう。有機溶剤の具体例と
しては、メタノール、エタノール、イソプロパツール、
n−ブタノール、t−ブタノール、ペンタノール、エチ
レングリコール、プロピレングリコール、1.4−ブタ
ンジオール等のアルコール類、アセトン、メチルエチル
ケトン等のケトン類、酢酸エチル等のエステル類、イソ
オクタン、シクロヘキサン等の(シクロ)パラフィン類
、ジオキサン、ジエチルエーテル等のエーテル類、ベン
ゼン、トルエン等の芳香族化合物等が単一で又は混合物
で用いられる。水及びアンモニアと相溶しない有機溶剤
の場合はそれらに界面活性剤を添加して均一なミセルに
してもよい。
有機性溶液中に存在させる水は原料シラン化合物の加水
分解に必要な当量を超えるmである。ここで当世の水と
はシラン化合物(A>の場合、Si X4 +2H20
→Si 02 +4HX、シラン化合物(B)の場合、 −m R2mSiX   +  2 820 −m →R2m S i O4−m ” (4m ) HXと
して計算した理論水にそれぞれの添加量(モル)を掛け
て加えた借と定義する。当量を超えない場合は均一な粒
子とはならない。好ましい水の量はシラン化合物の総量
に対しモル比で1,5〜50の範囲でしかも当量を超え
る量とする。
触媒となるアンモニウムイオンの分はシラン化合物の総
量に対しモル比で1〜30の範囲とするのが好ましい。
アンモニウムイオンはアンモニアガス又はアンモニア水
として添加することができるが、それ以外にも有機性溶
液中でアンモニウムイオンを発生しうる化合物を添加す
ることができる。
有機性溶液中に存在させる水、アンモニウムイオン量は
粒子の形状や粒子径、分散状態に影響を及ぼすので上記
範囲内で好ましい量に制御する必要があるが、原料シラ
ン化合物の種類、濃、度等によって変化する。
加水分解、縮合は、例えば上記した原料シラン化合物ま
たはその有機溶剤溶液を上記有機性溶液に添加し、0〜
100℃の範囲、好ましくは0〜70℃の範囲で30分
〜100時間1拌することによって行なわれる。
加水分解、縮合の際に、原料シラン化合物の添加を分割
又は連続して行なってもよく、水及びアンモニウムイオ
ンについても同様である。更にそれらの添加口の数及び
位置や攪拌、混合方法等、具体的製法についても何ら制
限されるものではない。
このようにして原料シラン化合物を有機性溶液中で適切
な条件の元で加水分解、縮合すれば、球形でしかも粒径
分布の非常にシャープな平均組成がR1n Si Oと
表わされ、真比重が任意±」 に変化しうるシリカ微粒子を製造することができる。
更に好ましい条件を選定することにより、凝集の少ない
微粒子を製造することができる。但し、上記平均組成式
中R1は直接ケイ素原子に結合する炭素原子を有する有
機基の平均組成を示し、シラン化合物(B)の少くとも
一種以上の有機基(R2)に由来するものであり、nは
O,[5〜1の範囲の数を表わすものである。
(発明の効果) 上述した如く、特定した原料を用い、特定した条件のも
とて加水分解、縮合することを特徴とする本発明の有機
基を含むシリカ微粒子の製法によって、初めて平均粒子
径が0.05〜20μm1粒子径の標準偏差値が1.0
〜1.5の範囲にあって、粒子の真比重が1.20〜2
.10の範囲で任意に制御された高純度な真球状シリカ
微粒子を製造することができた。粒子径分布のシャープ
な任意の粒径の高純度な真球状微粒子はそれを充填剤、
表面処理剤、成形体等として用いるポリマー、塗料、イ
ンク、トナー、吸着剤、触媒、セラミック等の機能を高
めることができ、その上に真比重の任意な制御は微粒子
の硬さの制御を可能としたり、該微粒子を溶剤、ポリマ
ー等に分散して使用する際の分散性、沈降防止性等に効
果を発揮することができる。更に本発明の製法によれば
微粒子中の有機基とシラノール基量のバランスが任意に
選択された微粒子を製造しうるので、各種の溶剤との親
和性に適合させることが可能であり、有機基として反応
性のあるものを使用すれば微粒子化した後反応性有機基
と結合しうる物質をグラフトさせることができる。
(実施例) 以下、実施例を掲げて本発明を更に詳しく説明するが実
施例によって本発明の範囲が制限されることはない。
なお、シリカ微粒子の形状、平均粒子径、標準偏差値、
結晶性、結合有機基量、真比重、比表面積は下記の方法
により分析した。
・粒子形状 5万倍の電子顕微鏡観察により判定した。
・平均粒子径及び標準偏差値 5万倍の電子顕微鏡撮影像の任意の粒子300個の粒子
径を実測して下記の式より求めた。
Σ X・ i=1 平均粒子径(X)= ・微粒子の結晶性 加水分解、縮合して得られたシリカ微粒子の有機性溶液
懸濁体の一部を100℃で一昼夜真空乾燥し、溶剤、水
等の揮発成分を完全に除去して微粒子の粉体試料を得る
。該粉体試料をX線回折分析により微粒子の結晶性を評
価した。又、懸濁体より粒子を分離した後乾燥又は焼成
して製造された粉体についても同様に評価した。
・比表面積 上述した方法により得た粉体試料をBET法により比表
面積を測定した。
・真比重 上述した方法により得た粉体試料を島津製オートビクツ
メーター1320を使用して真比重を測定した。
・結合有機基量(nの測定) 上述した方法により得た粉体試料的5gを精秤し0.0
5 NのNa OH水溶液250−に添加し、室温で1
0時間攪拌を続ける。これにより微粒子中の加水分解性
基は全て加水分解されて水溶液に抽出される。該懸濁液
中の微粒子を超遠心分離により分離、水洗をくり返し行
なった竣200℃で5時間乾燥した微粒子粉末試料につ
いて、元素分析により全炭素含量を測定し、原料に用い
たR2m SiX4−mのR2の平均炭素数よりR1を
求め微粒子の平均組成をR1n Si Oと表わした時
のn■ 求めた。また、一方でFT−IRにより粒子中の嘩 一8i −Cの結合についても確認した。
実施例1 度拌磯、滴下口、温度計を備えた30ノのガラス製反応
器にメタノール141及び28%アンモニア水溶液1.
5Kgを添加した後更にアンモニアガスを吹き込み0.
26 Kyを吸収させて混合しアンモニア濃度を調整し
た。該混合液を10℃±0.5℃に調整し、撹拌しなか
らシラン化合物(A)としてテトラメトキシシラン1.
22Kff及びシラン化合物(8)としてフェニルトリ
メトキシシラン0、79 Kyの混合物をメタノール2
Jlに希釈した溶液を滴下口より7時間かけて滴下し、
滴下後内温を50℃まで上げて5時間撹拌を続は熟成し
て加水分解を行ない、シリカ微粒子(a)の有機(メタ
ノール)性溶液懸濁体を製造した。この時の最終溶液全
量に対する各原料の濃度は、テトラメトキシシラン0.
40モル/i、フェニルトリメトキシシラン0.20モ
ル/i、水3.0モル/1、アンモニア2.0モル/i
であった。なお、反発後懸濁体より粒子を分離した清澄
な有機性溶液中に残存するケイ素を原子吸光分析により
測定した所10ppm以下で、原料シラン化合物はほぼ
完全に粒子になっていることを確認した。反応条件及び
微粒子の分析結果を表−1に示す。更に該微粒子を25
0℃で焼成した後も、粒子の形状、平均粒子径、標準偏
差値、結晶性、等に変化はなかった。
焼成後の表面積、真比重、結合有機基量を表−2に示す
実施例2 実施例1と同じ装置を用い、有機溶剤をメタノールより
エタノールに替えて以下の反応を行6つだ。
まず、1段目としてシラン化合物(A>としてテトラエ
トキシシラン1,130(]及びシラン化合物(B)と
して3−アミノプロピルトリエトキシシラン63gをエ
タノール2.71に希釈した溶液を28%アンモニア水
2.310g及びエタノール147の混合液中に20℃
に濡度調面しながら添加して加水分解を行ない平均粒子
径1.53μmシリカ微粒子(bl)の懸濁体を得た。
次いで2段目として該懸濁体のうち3.41を1段目と
同岳のアンモニア水エタノール混合液に希釈した懸濁液
中に1段目と同量のシラン化合物(A>及び(B)を添
加し1段目と同様に加水分解を行ない平均粒子径2.9
3μmのシリカ微粒子(b2)の懸濁体を得た。以下同
様にして平均粒子径5.62μmのシリカ微粒子(b3
)の懸濁体を得た。それぞれの微粒子の分析結果を表−
1及び表−2に示す。
実施例3〜6 実施例1において、有は溶剤をエタノールとしシラン化
合物(B)にメチルトリメトキシシランを用いた他、シ
ラン化合物(A)及び(B)の添加量を表−1に示す通
りとする以外は実施例1と同様に行ない、真比重の異な
るシリカ微粒子(C)〜(f>の懸濁体を製造した。結
果を表−1及び表−2に示す。
比較例1 実施例3においてメチルトリメトキシシランを用いない
他は実施例2と同様に行ない、粒子内部に有機基を含ま
ないシリカ微粒子(gl)の懸濁体を製造した。更に該
懸濁体にメチルトリメトキシシランをテトラメトキシシ
ランに対して5モル%添加してシリカ微粒子(ql)に
カップリング処理を施したシリカ微粒子(g2)の懸濁
体を製造した。結果を表−1及び表−2に示す。
実施例7 実施例1においてシラン化合物(A>の誘導体であるテ
トラエトキシシランの四8体(平均)とシラン化合物(
B)としてジメトキシジメチルシランを用いた伯は実施
例1と同様に行ないシリカ微粒子(h)の懸濁体を製造
した。結果を表−1及び表−2に示す。
実施例8 実施例1と同様の反応器を用い、シクロヘキサン221
、ポリエチレングリコールノニルフェニルエーテル(エ
チレンオキサイド平均付加モル数6;以後NPと称する
。>0.97Kg、28%アンモニア水0.49 Kg
及び水0.37 Kyを混合し、シクロヘキサン中に均
一なアンモニア水のマイクロエマルションを形成させた
。該エマルションを35℃に調整し撹拌しながらテトラ
エトキシシラン1.257(g及びジアセトキシジメチ
ルシラン0.16Kyの混合物を2時間かけて添加した
後同温で70時間撹拌を続は反応を完結させ、シリカ微
粒子(i)の有機(シクロヘキサン)性溶液懸濁体を製
造した。結果を表−1及び表−2に示す。
実施例9 実施例8においてジアセトキシジメチルシランに替えて
ジェトキシメチルシランを用いた他は実施例8と同様に
行ないシリカ微粒子(j)の懸濁体を製造した。結果を
表−1及び表−2に示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)平均の組成式がR^1nSiO_4_−_n(但
    し、R^1は直接ケイ素原子に結合する炭素原子を有す
    る有機基の平均組成を示し、nは0.005〜1の範囲
    の数をそれぞれ表わす。)で表わされるシリカ微粒子の
    製造法であつて、加水分解、縮合可能な一般式SiX_
    4で表わされるシラン化合物(A)、および一般式R^
    2mSiX_4_−_mで表わされるシラン化合物(B
    )[但し、一般式中Xはアルコキシ基、アシロキシ基、
    水酸基および水素原子からなる群から選ばれる少なくと
    も一種の基、R^2は置換基があつてもよいアルキル基
    、アリール基および不飽和脂肪族残基からなる群から選
    ばれる少なくとも一種の基、mは1〜3の範囲の整数を
    それぞれ表わす。]またはそれらの誘導体を、シラン化
    合物(B)および/またはその誘導体の全シラン化合物
    に対する比をケイ素原子の当量数の比で表わして0.0
    017〜1の範囲に混合して、少なくとも触媒としての
    アンモニウムイオンと加水分解当量を超える水を含む有
    機性溶液中で加水分解、縮合することを特徴とする平均
    粒子径が0.05〜20μm、粒子径の標準偏差値が1
    .0〜1.5の範囲にあつて、粒子の真比重が1.20
    〜2.10の範囲で制御された高純度な真球状シリカ微
    粒子の製法。
JP30141487A 1987-12-01 1987-12-01 真球状シリカ微粒子の製法 Granted JPH01145317A (ja)

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JPH01145317A true JPH01145317A (ja) 1989-06-07
JPH054325B2 JPH054325B2 (ja) 1993-01-19

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