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JP7626736B2 - 誤嵌合防止コネクタ - Google Patents

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Description

本発明は、誤嵌合防止コネクタに関する。
コネクタには、一方のハウジングにガイド突起を突設すると共に、他方のハウジングにガイド突起を受容するガイド溝を嵌合方向に凹設して、正規の挿入位置と異なる挿入位置違いで誤って嵌合されるのを防止する誤嵌合防止機能を備えるものがある。
例えば特許文献1に開示されたコネクタの誤挿入防止構造では、雌コネクタの差込穴(フード部)の開口部に、雄コネクタのガイド突起に挿入方向に突設された突出部と相互に嵌合係止されてそれ以上の挿入を阻止する窪みを形成している。更に、突出部並びに窪みの少なくとも一方の嵌合係止部に、雌コネクタの差込穴の外壁の開口側を内側へ指向させる内向き傾斜状面が形成されている。
そこで、大きな押圧力をもって両コネクタを強引に挿入しようとしても、突出部と窪みとが相互に嵌合係止されることで、雄コネクタの雌コネクタへの挿入が阻止される。
特開平9-129311号公報
しかしながら、上記のコネクタの誤挿入防止構造では、誤嵌合の際、大きな押圧力をもって両コネクタが強引に挿入されると、突出部と窪みとの当接により、嵌合方向の押圧力は、窪みが形成された雌コネクタの差込穴の外壁に集中的に及ぶことになる。更に、嵌合係止部に形成された内向き傾斜状面の作用により、外壁には板厚方向の応力が作用する。その結果、窪みが形成された外壁と隣接する外壁との連結部分には過大な応力が加わり、差込穴(フード部)が破損する虞がある。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、フード部の破損を抑制でき、誤嵌合防止機能の信頼性を高めることができる誤嵌合防止コネクタを提供することにある。
前述した目的を達成するために、本発明に係る誤嵌合防止コネクタは、下記を特徴としている。
ガイド突起がハウジング前方の一側面に突設されたコネクタハウジングと、前記コネクタハウジングの外周に嵌合する四角筒状のフード部を有し、前記フード部における一方の側壁の内壁面に凹設されたガイド溝が嵌合方向に沿って延びる相手側コネクタハウジングと、を備え、
前記コネクタハウジングと前記相手側コネクタハウジングとが正規の挿入位置となっている場合にのみ、前記ガイド突起が前記ガイド溝に嵌合しつつコネクタ嵌合が許容されるようにした誤嵌合防止コネクタであって、
前記フード部における前記一方の側壁に対して平行な他方の側壁の前端部には、前記コネクタハウジングが前記フード部に対して半回転した挿入位置違いとなっている場合に前記ガイド突起のハウジング前方側端面が突き当たる干渉部が形成されており、
前記干渉部は、前記他方の側壁の前端面に凹設された被当接凹部と、前記被当接凹部の底面と前記他方の側壁の前端面とに連続して形成され、前記他方の側壁の板厚方向と平行な方向に沿って延び且つ前記底面及び前記前端面に対して傾斜する傾斜被当接面と、を有し、
前記ハウジング前方側端面は、前記被当接凹部の底面に当接する当接面と、前記当接面に連続して形成され、前記傾斜被当接面と当接する傾斜当接面と、を有する、
誤嵌合防止コネクタ。
本発明に係る誤嵌合防止コネクタによれば、フード部の破損を抑制でき、誤嵌合防止機能の信頼性を高めることができる。
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という。)を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
図1は、本発明の一実施形態に係る誤嵌合防止コネクタの分解斜視図である。 図2は、図1に示したコネクタの分解斜視図である。 図3は、図2に示したコネクタを前方上側から視た斜視図である。 図4は、図2に示したコネクタを前方下側から視た斜視図である。 図5は、図1に示した相手側コネクタを前方下側から視た斜視図である。 図6は、図1に示した相手側コネクタを前方から視た正面図である。 図7は、図1に示した誤嵌合防止コネクタが正規嵌合された状態を示す縦断面図である。 図8は、コネクタが相手側コネクタに対して半回転した挿入位置違いとなった状態の誤嵌合防止コネクタを示す斜視図である。 図9は、図8に示した誤嵌合防止コネクタを相手側コネクタの前方から視た正面図である。 図10は、図9のX-X断面矢視図である。 図11は、図10の要部拡大図である。
本発明に関する具体的な実施形態について、各図を参照しながら以下に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る誤嵌合防止コネクタ1の分解斜視図である。
本実施形態に係る誤嵌合防止コネクタ1は、コネクタ2と、コネクタ2に嵌合する相手側コネクタ4と、からなる。本実施形態において、コネクタ2は、雌端子57を収容した雌コネクタハウジング3(コネクタハウジング)を有する雌コネクタである。相手側コネクタ4は、雄端子80を収容した雄コネクタハウジング6(相手側コネクタハウジング)を有する雄コネクタである。なお、コネクタの雌雄は、これに限定されない。
なお、本明細書中、コネクタ2の前後方向、上下方向および左右方向は、図3に示した矢印の方向に従うものとする。即ち、コネクタ2の前後方向とは、コネクタ嵌合方向に沿う方向であり、相手側コネクタ4が嵌合される側をコネクタ2の前方とする。また、相手側コネクタ4の前後方向、上下方向および左右方向は、図5に示した矢印の方向に従うものとする。即ち、相手側コネクタ4の前後方向とは、コネクタ嵌合方向に沿う方向であり、コネクタ2が嵌合される側を相手側コネクタ4の前方とする。
図2は、図1に示したコネクタ2の分解斜視図である。図3及び図4は、図2に示したコネクタ2を前方上側から視た斜視図及び前方下側から視た斜視図である。
コネクタ2は、図2~図4に示すように、コネクタハウジングとしての雌コネクタハウジング3と、サイドスペーサ5と、一対の雌端子57とにより構成されている。雌コネクタハウジング3は、電気絶縁性を有する合成樹脂により成形されている。
サイドスペーサ5は、電気絶縁性を有する合成樹脂により成形される。
雌コネクタハウジング3は、底壁31と、左右側壁32,33と、上壁34とを有する矩形筒状に成形され、前後方向で貫通する一対の端子収容室35が成形されている。雌コネクタハウジング3の底壁31には、端子収容室35に突出するように、弾性係止片39(可撓ランス)が形成されている。
また、雌コネクタハウジング3の底壁31には、端子収容室35の一部を、端子挿入方向(コネクタ嵌合方向)と交差方向(左右方向)に横断するスペーサ挿入孔51が形成されている。このスペーサ挿入孔51には、図3及び図4に示すように、サイドスペーサ5が仮係止状態に組み付けられる。
雌端子57は、導電性を有する金属により矩形筒状に形成されている。雌端子57は、被覆電線55の端末に電気的に接続されている。
雌コネクタハウジング3の端子収容室35に挿入された雌端子57は、弾性係止片39に係止されることにより、端子収容室35内に保持される。更に、雌コネクタハウジング3に組み付けられたサイドスペーサ5が本係止状態とされることで、雌端子57がサイドスペーサ5により二重係止される。
雌コネクタハウジング3の上壁34には、ロック突起37及び操作凸部38が設けられた弾性変形可能なロックアーム36が形成されている。
雌コネクタハウジング3の一側面である左側壁32には、ガイド突起40とガイドリブ49とが突設されている。
図3及び図4に示すように、ガイド突起40は、ハウジング前方の左側壁32に突設され、前後方向(コネクタ嵌合方向)に延びる略直方体状の突起である。ガイド突起40のハウジング前方側端面41は、当接面43と、当接面43に連続して形成された傾斜当接面45と、を有する。更に、本実施形態のガイド突起40は、傾斜当接面45に連続して形成された前端面当接面47を有する。
ガイドリブ49は、ハウジング上方の左側壁32に突設され、前後方向に延びる突条である。
なお、雌コネクタハウジング3の前端面44における外周縁には、前端面44と連続する傾斜面48が形成されている。この傾斜面48は、コネクタ2と相手側コネクタ4とが嵌合される際、後述するフード部60の傾斜面68に摺接してコネクタ2を嵌合空間へ挿入案内する案内面(ガイド面)である。
図5及び図6は、図1に示した相手側コネクタ4を前方下側から視た斜視図及び前方から視た正面図である。
相手側コネクタ4は、図5及び図6に示すように、相手側コネクタハウジングとしての雄コネクタハウジング6と、雄端子80とにより構成されている。雄コネクタハウジング6は、電気絶縁性を有する合成樹脂により成形されている。
雄コネクタハウジング6は、底壁61と、左右側壁62,63と、上壁64と、奥壁65とを有する矩形の有底筒状に成形されている。そして、これら底壁61、左右側壁62,63及び上壁64は、雌コネクタハウジング3の外周に嵌合する四角筒状のフード部60を形成している。即ち、フード部60は、雌コネクタハウジング3が嵌合される略直方体状の嵌合空間を構成している。
なお、フード部60の前端面66における嵌合空間側の内周縁には、前端面66と連続する傾斜面68が形成されている。この傾斜面68は、コネクタ2と相手側コネクタ4とが嵌合される際、雌コネクタハウジング3の傾斜面48に摺接してコネクタ2を嵌合空間へ挿入案内する案内面(ガイド面)である。
雄コネクタハウジング6の奥壁65には、嵌合空間に突出する一対の雄端子80が垂設されている。雄端子80は、導電性を有する金属によりピン状に形成されている。雄端子80は、コネクタ2と相手側コネクタ4とが嵌合された際、雌コネクタハウジング3の端子収容室35に収容された雌端子57と電気的に接続される。
雄コネクタハウジング6の上壁64には、雌コネクタハウジング3のロックアーム36が係合する被ロック部70が形成されている。
雄コネクタハウジング6のフード部60における一方の側壁である右側壁63の内壁面には、嵌合方向に沿って延びる下側ガイド溝67(ガイド溝)及び上側ガイド溝69が凹設されている。下側ガイド溝67は、雌コネクタハウジング3のガイド突起40に対応した断面形状を有している。上側ガイド溝69は、雌コネクタハウジング3のガイドリブ49に対応した断面形状を有している。
即ち、これら下側ガイド溝67及び上側ガイド溝69は、雌コネクタハウジング3が雄コネクタハウジング6に対して正規の挿入位置となっている場合にのみ、ガイド突起40及びガイドリブ49に嵌合しつつコネクタ嵌合を許容する。
フード部60の右側壁63(一方の側壁)に対して平行な他方の側壁である左側壁62の前端部には、干渉部71が形成されている。干渉部71には、雌コネクタハウジング3がフード部60に対して嵌合方向を中心に半回転した挿入位置違いとなっている場合、ガイド突起40のハウジング前方側端面41が突き当たる。
干渉部71は、左側壁62の前端面66に凹設された被当接凹部73と、被当接凹部73の底面73aと左側壁62の前端面66とに連続して形成され、左側壁62の開口縁62aと平行な方向に沿って傾斜する傾斜被当接面75と、を有する。
即ち、ガイド突起40のハウジング前方側端面41は、当接面43が被当接凹部73の底面73aに当接し、傾斜当接面45が傾斜被当接面75に当接する。更に、ガイド突起40の前端面当接面47も左側壁62の前端面66に当接する。
また、ガイドリブ49の前端面49aは、雌コネクタハウジング3がフード部60に対して嵌合方向を中心に半回転した挿入位置違いとなっている場合、左側壁62の前端面66に突き当たる。
次に、誤嵌合防止コネクタ1を嵌合する場合について説明する。
図7は、図1に示した誤嵌合防止コネクタ1が正規嵌合された状態を示す縦断面図である。図8は、コネクタ2が相手側コネクタ4に対して半回転した挿入位置違いとなった状態の誤嵌合防止コネクタ1を示す斜視図である。図9は、図8に示した誤嵌合防止コネクタ1を相手側コネクタ4の前方から視た正面図である。図10は、図9のX-X断面矢視図である。図11は、図10の要部拡大図である。
誤嵌合防止コネクタ1を嵌合する際には、相手側コネクタ4にコネクタ2を嵌合すべく、相手側コネクタ4の雄コネクタハウジング6の前端にコネクタ2の雌コネクタハウジング3の前端を向けて近接させる。そして、雄コネクタハウジング6のフード部60の傾斜面68に雌コネクタハウジング3の傾斜面48を摺接させながら雌コネクタハウジング3をフード部60内に挿し込む。
そして、図7に示すように、相手側コネクタ4とコネクタ2が正規嵌合されると、ロックアーム36のロック突起37が、雄コネクタハウジング6の被ロック部70に係止される。これにより、相手側コネクタ4とコネクタ2とは、嵌合された状態にロックされる。
嵌合状態において、被覆電線55の端末に接続されて雌コネクタハウジング3の端子収容室35に収容された雌端子57は、雄コネクタハウジング6に収容された雄端子80に電気的に接続される。
一方、雌コネクタハウジング3が雄コネクタハウジング6のフード部60に対して上下反転した挿入位置違いとなっている場合、図8~図10に示すように、フード部60の傾斜面68に雌コネクタハウジング3の傾斜面48を摺接させながら雌コネクタハウジング3をフード部60内に挿し込むと、雌コネクタハウジング3におけるガイド突起40のハウジング前方側端面41が、フード部60の干渉部71に突き当たる。同時に、ガイド突起40の前端面当接面47が、左側壁62の前端面66に突き当たる。更に、雌コネクタハウジング3におけるガイドリブ49の前端面49aが、フード部60の前端面66に突き当たる。
そこで、雌コネクタハウジング3は、これ以上は雄コネクタハウジング6のフード部60内に嵌入することができない。このとき、図11に示すように、強引に挿入しようとする押圧力Fは、雄コネクタハウジング6のフード部60における左側壁62に加わる。
その際、ガイド突起40の当接面43が、フード部60における左側壁62の被当接凹部73の底面73aに当接することにより、嵌合方向の押圧力F1が左側壁62に加わる。同時に、ガイド突起40の傾斜当接面45が、フード部60における左側壁62の傾斜被当接面75に当接することにより、嵌合方向の押圧力F2より嵌合方向に交差する方向へ分散された分散押圧力f2a及び分散押圧力f2bが左側壁62に加わる。
その結果、本実施形態の誤嵌合防止コネクタ1では、ガイド突起40のハウジング前方側端面41から左側壁62に加わる押圧力Fは、嵌合方向の押圧力F1だけでなく、嵌合方向でない分散押圧力f2a及び分散押圧力f2bが左側壁62に加わる。更に、左側壁62の開口縁62aと平行な方向に沿って傾斜する傾斜被当接面75に当接するガイド突起40の傾斜当接面45による分散押圧力f2a及び分散押圧力f2bは、左側壁62の板厚方向に応力を作用させることがない。
そこで、左側壁62が外側方へ押し広げられ、左側壁62と隣接する上壁64及び底壁31とのそれぞれの連結部分に過大な応力が加わることはなく、フード部60の連結部分の前端側から亀裂が生じることを抑制し、フード部60自体が破損することを抑制できる。
更に、本実施形態の誤嵌合防止コネクタ1では、ガイド突起40の前端面当接面47が、フード部60における左側壁62の前端面66に当接することにより、嵌合方向の押圧力F3が左側壁62に加わる。そこで、押圧力Fは、押圧力F1と、分散押圧力f2a及び分散押圧力f2bと、押圧力F3とに分散されて集中することなく左側壁62に加わるので、フード部60が破損することを更に抑制できる。
したがって、本実施形態に係る誤嵌合防止コネクタ1によれば、フード部60の破損を抑制でき、誤嵌合防止機能の信頼性を高めることができる。
尚、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。その他、上述した実施形態における各構成要素の材質、形状、寸法、数、配置箇所、等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
ここで、上述した本発明に係る誤嵌合防止コネクタの実施形態の特徴をそれぞれ以下に簡潔に纏めて列記する。
[1] ガイド突起(40)がハウジング前方の一側面に突設されたコネクタハウジング(雌コネクタハウジング3)と、前記コネクタハウジング(雌コネクタハウジング3)の外周に嵌合する四角筒状のフード部(60)を有し、前記フード部(60)における一方の側壁(右側壁63)の内壁面に凹設されたガイド溝(下側ガイド溝67)が嵌合方向に沿って延びる相手側コネクタハウジング(雄コネクタハウジング6)と、を備え、
前記コネクタハウジング(雌コネクタハウジング3)と前記相手側コネクタハウジング(雄コネクタハウジング6)とが正規の挿入位置となっている場合にのみ、前記ガイド突起(40)が前記ガイド溝(下側ガイド溝67)に嵌合しつつコネクタ嵌合が許容されるようにした誤嵌合防止コネクタ(1)であって、
前記フード部(60)における前記一方の側壁(右側壁63)に対して平行な他方の側壁(左側壁62)の前端部には、前記コネクタハウジング(雌コネクタハウジング3)が前記フード部(60)に対して半回転した挿入位置違いとなっている場合に前記ガイド突起(40)のハウジング前方側端面(41)が突き当たる干渉部(71)が形成されており、
前記干渉部(71)は、前記他方の側壁(左側壁62)の前端面(66)に凹設された被当接凹部(73)と、前記被当接凹部(73)の底面(73a)と前記他方の側壁(左側壁62)の前端面(66)とに連続して形成され、前記他方の側壁(左側壁62)の開口縁(62a)と平行な方向に沿って傾斜する傾斜被当接面(75)と、を有し、
前記ハウジング前方側端面(41)は、前記被当接凹部(73)の底面(73a)に当接する当接面(43)と、前記当接面(43)に連続して形成され、前記傾斜被当接面(75)と当接する傾斜当接面(45)と、を有する、
誤嵌合防止コネクタ(1)。
上記[1]の構成の誤嵌合防止コネクタ(1)によれば、コネクタハウジング(雌コネクタハウジング3)が相手側コネクタハウジング(雄コネクタハウジング6)のフード部(60)に対して上下反転した挿入位置違いとなっている場合、コネクタハウジング(雌コネクタハウジング3)をフード部(60)内に挿し込むと、コネクタハウジング(雌コネクタハウジング3)におけるガイド突起(40)のハウジング前方側端面(41)が、フード部(60)の干渉部(71)に突き当たる。同時に、ガイド突起(40)の前端面当接面(47)が、他方の側壁(左側壁62)の前端面66に突き当たる。
そこで、コネクタハウジング(雌コネクタハウジング3)は、これ以上相手側コネクタハウジング(雄コネクタハウジング6)のフード部(60)内に嵌入することができない。このとき、強引に挿入しようとする押圧力(F)は、相手側コネクタハウジング(雄コネクタハウジング6)のフード部(60)における他方の側壁(左側壁62)に加わる。
その際、ガイド突起(40)の当接面(43)が、フード部(60)における他の側壁(左側壁62)の被当接凹部(73)の底面(73a)に当接することにより、嵌合方向の押圧力(F1)が他の側壁(左側壁62)に加わる。同時に、ガイド突起(40)の傾斜当接面(45)が、フード部(60)における他の側壁(左側壁62)の傾斜被当接面(75)に当接することにより、嵌合方向の押圧力(F2)より嵌合方向に交差する方向へ分散された分散押圧力(f2a)及び分散押圧力(f2b)が他の側壁(左側壁62)に加わる。
その結果、上記[1]の構成の誤嵌合防止コネクタ(1)では、ガイド突起(40)のハウジング前方側端面(41)から他方の(左側壁62)に加わる押圧力(F)は、嵌合方向の押圧力(F1)だけでなく、嵌合方向でない分散押圧力(f2a)及び分散押圧力(f2b)が他方の側壁(左側壁62)に加わる。更に、他方の側壁(左側壁62)の開口縁(62a)と平行な方向に沿って傾斜する傾斜被当接面(75)に当接するガイド突起(40)の傾斜当接面(45)による分散押圧力(f2a)及び分散押圧力(f2b)は、他方の側壁(左側壁62)の板厚方向に応力を作用させることがない。
そこで、他方の側壁(左側壁62)が外側方へ押し広げられ、他方の側壁(左側壁62)と隣接する側壁(上壁64及び底壁31)との連結部分に過大な応力が加わることはなく、フード部(60)の連結部分の前端側から亀裂が生じることを抑制し、フード部(60)自体が破損することを抑制できる。
[2] 前記ハウジング前方側端面(41)は、前記傾斜当接面(45)に連続して形成され、前記他方の側壁(左側壁62)の前端面(66)に当接する前端面当接面(47)を有する、
上記(1)に記載された誤嵌合防止コネクタ(1)。
上記[2]の構成の誤嵌合防止コネクタ(1)によれば、ガイド突起(40)の前端面当接面(47)が、フード部(60)における他方の側壁(左側壁62)の前端面(66)に当接することにより、嵌合方向の押圧力(F3)が他方の側壁(左側壁62)に加わる。そこで、押圧力(F)は、押圧力(F1)と、分散押圧力(f2a)及び分散押圧力(f2b)と、押圧力(F3)とに分散されて集中することなく他方の側壁(左側壁62)に加わるので、フード部(60)が破損することを更に抑制できる。
1…誤嵌合防止コネクタ
3…雌コネクタハウジング(コネクタハウジング)
6…雄コネクタハウジング(相手側コネクタハウジング)
40…ガイド突起
41…ハウジング前方側端面
43…当接面
45…傾斜当接面
47…前端面当接面
60…フード部
62…左側壁(他方の側壁)
62a…開口縁
63…右側壁(一方の側壁)
66…前端面
67…下側ガイド溝(ガイド溝)
71…干渉部
73…被当接凹部
73a…底面
75…傾斜被当接面

Claims (2)

  1. ガイド突起がハウジング前方の一側面に突設されたコネクタハウジングと、前記コネクタハウジングの外周に嵌合する四角筒状のフード部を有し、前記フード部における一方の側壁の内壁面に凹設されたガイド溝が嵌合方向に沿って延びる相手側コネクタハウジングと、を備え、
    前記コネクタハウジングと前記相手側コネクタハウジングとが正規の挿入位置となっている場合にのみ、前記ガイド突起が前記ガイド溝に嵌合しつつコネクタ嵌合が許容されるようにした誤嵌合防止コネクタであって、
    前記フード部における前記一方の側壁に対して平行な他方の側壁の前端部には、前記コネクタハウジングが前記フード部に対して半回転した挿入位置違いとなっている場合に前記ガイド突起のハウジング前方側端面が突き当たる干渉部が形成されており、
    前記干渉部は、前記他方の側壁の前端面に凹設された被当接凹部と、前記被当接凹部の底面と前記他方の側壁の前端面とに連続して形成され、前記他方の側壁の板厚方向と平行な方向に沿って延び且つ前記底面及び前記前端面に対して傾斜する傾斜被当接面と、を有し、
    前記ハウジング前方側端面は、前記被当接凹部の底面に当接する当接面と、前記当接面に連続して形成され、前記傾斜被当接面と当接する傾斜当接面と、を有する、
    誤嵌合防止コネクタ。
  2. ガイド突起がハウジング前方の一側面に突設されたコネクタハウジングと、前記コネクタハウジングの外周に嵌合する四角筒状のフード部を有し、前記フード部における一方の側壁の内壁面に凹設されたガイド溝が嵌合方向に沿って延びる相手側コネクタハウジングと、を備え、
    前記コネクタハウジングと前記相手側コネクタハウジングとが正規の挿入位置となっている場合にのみ、前記ガイド突起が前記ガイド溝に嵌合しつつコネクタ嵌合が許容されるようにした誤嵌合防止コネクタであって、
    前記フード部における前記一方の側壁に対して平行な他方の側壁の前端部には、前記コネクタハウジングが前記フード部に対して半回転した挿入位置違いとなっている場合に前記ガイド突起のハウジング前方側端面が突き当たる干渉部が形成されており、
    前記干渉部は、前記他方の側壁の前端面に凹設された被当接凹部と、前記被当接凹部の底面と前記他方の側壁の前端面とに連続して形成され、前記他方の側壁の開口縁と平行な方向に沿って傾斜する傾斜被当接面と、を有し、
    前記ハウジング前方側端面は、前記被当接凹部の底面に当接する当接面と、前記当接面に連続して形成され、前記傾斜被当接面と当接する傾斜当接面と、を有し、
    前記ハウジング前方側端面は、前記傾斜当接面に連続して形成され、前記他方の側壁の前端面に当接する前端面当接面を有する、
    嵌合防止コネクタ。
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