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JP7481194B2 - 防水コネクタ - Google Patents

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JP7481194B2
JP7481194B2 JP2020130556A JP2020130556A JP7481194B2 JP 7481194 B2 JP7481194 B2 JP 7481194B2 JP 2020130556 A JP2020130556 A JP 2020130556A JP 2020130556 A JP2020130556 A JP 2020130556A JP 7481194 B2 JP7481194 B2 JP 7481194B2
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Description

本発明は、防水コネクタに関する。
雨水等のかかりやすい場所に使用される防水コネクタが知られている(特許文献1参照)。
図11に示すこの防水コネクタ501は、雄コネクタハウジング503と、雌コネクタハウジング505とからなる。雄コネクタハウジング503は、外周壁507に沿って立上り後壁509が立設される。外周壁507には、内方が空所511となる筒状の防水壁513が接続される。空所511には防水のための環状のパッキング515が装着される。パッキング515には係止突起517が形成され、立上り後壁509にはこの係止突起517が嵌入する貫通孔519が穿設される。係止突起517には頭部521が形成され、頭部521は立上り後壁509の反対側に突出する。これにより、パッキング515は、頭部521が貫通孔519を貫通して立上り後壁509の反対側に突出した係止突起517により、雄コネクタハウジング503の立上り後壁509に保持される。
雄コネクタハウジング503に嵌合する雌コネクタハウジング505は、空所511に嵌合する套体部523を有する。套体部523の先端は、パッキング515を嵌合方向とこれに交叉する方向とに圧縮する圧接面525及び圧接面527を有している。雌雄のコネクタハウジングが嵌合すると、圧接面525及び圧接面527がパッキング515に密接して、雌雄のコネクタハウジング間を密閉し、水の浸入を防止できる。
特開平9-129303号公報
雄コネクタハウジング503に装着されるパッキング515は、雌コネクタハウジング505における套体部523に、圧接面525及び圧接面527が密接して水の浸入を防止する。このため、パッキング515は、係止突起517による保持力が小さいと、雌雄のコネクタハウジングの嵌合解除時に、係止突起517が貫通孔519から抜けて雄コネクタハウジング503から離脱する虞がある。これに対し、保持性を上げるために、係止突起517の頭部521を大きくすれば、貫通孔519に対する頭部521の挿入抵抗が大きくなり、パッキング515の組み付け作業性が低下する。その結果、パッキング515が適正に組付けられない状態が発生しやすくなり、防水性能を低下させる虞が生じる。
本発明は上記状況に鑑みてなされたもので、その目的は、パッキンを容易に組み付けでき、しかも、防水性能を低下させることがない防水コネクタを提供することにある。
本発明に係る上記目的は、下記構成により達成される。
(1) 本体部の外周面が環状の嵌合空間を介してフード部に囲まれ、前記フード部と前記本体部とが奥壁部により一体的に接続されたハウジングと、前記奥壁部を貫通して形成された貫通孔と、前記本体部の外周面に外嵌された環状のパッキンと、前記奥壁部に対向する前記パッキンの後面から連結部を介して前記奥壁部に向かって突出すると共に、前記貫通孔よりも大きな外周形状を有して前記貫通孔を貫通することによって前記パッキンを前記ハウジングに保持する係止突起と、前記係止突起の外周面に形成され、前記貫通孔を貫通する方向と平行な複数のリブと、隣接する前記リブ同士の間に形成された複数の溝とを有する複数の凹凸部と、を備えることを特徴とする防水コネクタ。
上記(1)の構成の防水コネクタによれば、ゴム等の弾性材料からなる環状のパッキンが、ハウジングにおける本体部の外周面に外嵌される。パッキンは、奥壁部に対向する後面から連結部を介して奥壁部に向かって突出する係止突起を有する。係止突起は、パッキンの後面が奥壁部に対向した状態で、奥壁部の貫通孔を貫通してパッキンをハウジングに保持する。
係止突起は、外周形状が貫通孔よりも大きい。外周形状の外周面には、複数の凹凸部が設けられている。係止突起は、貫通孔を通過するとき、貫通孔の内径よりも外周面の外周形状が大きいので、外周形状が圧縮方向に弾性変形しながら外周面が貫通孔の内周面に圧接する状態となる。
この際、外周面には凹凸部が設けられているので、凹凸部が形成されていない外周形状に比べ、外周面が貫通孔の内周面に摺接するときの摩擦が小さくなり、挿入力が小さくなる。これに加え、係止突起の外周形状は、外周面が圧縮変形する際、変位した凸部が凹部に移動する。これにより、外周形状の圧縮変形部分が凹部に移動しない通常の係止突起に比べ、係止突起の弾性反発力が小さくなり、内周面から受ける反力が緩和されて、挿入力が更に小さくなる。その結果、貫通孔を通過するときの挿入力が大きく低下し、パッキンの組み付けが容易に行えるようになる。
また、パッキンの組み付けが容易となることにより、パッキンの組み付け不良が起きにくくなり、パッキンが適正に組み付けられて、防水性能の低下が生じにくくなる。
更に、上記()の構成の防水コネクタによれば、複数の凹凸部が、複数のリブと、隣接するリブ同士の間に形成される複数の溝とを有する。即ち、凹凸部は、凸部がリブとなり、凹部が溝となる。係止突起は、貫通孔の内周面から外周面が反力を受けて弾性変形する際、それぞれのリブが、このリブを挟む両側の溝のうち、いずれか、あるいはその双方に移動しやすくなる。このため、係止突起の外周面に、単に丸穴が穿設され、この丸穴が凹部となり、丸穴以外の部分が凸部となる凹凸部に比べ、リブからなる凸部は格段に凹部へ移動しやすくなり、係止突起の弾性反発力がより小さくなる。その結果、係止突起は、貫通孔の内周面から受ける反力が確実に緩和されて、挿入力が更に小さくなる。
) 前記係止突起は、前記貫通孔に向かって先細となる傾斜部と、前記傾斜部と前記連結部との間に形成されて前記嵌合空間と反対側の奥壁背面に係止される係止部とを有し、前記リブ及び前記溝が、前記傾斜部のみに設けられていることを特徴とする上記()に記載の防水コネクタ。
上記()の構成の防水コネクタによれば、係止突起が、貫通孔に向かって先細となる傾斜部と、奥壁背面に係止される係止部とを有する。係止部は、奥壁背面と平行な板状に形成される。この係止部には、係止部よりも外周形状が小さく、貫通孔の内径とほぼ外径が等しい連結部の後端が垂直に接続される。連結部の先端は、パッキンの後面に接続される。
係止部は、貫通孔を通過する際、傾斜部と共に貫通孔の内周面からの反力を受け、圧縮方向に弾性変形し、外周形状が縮径する。傾斜部は、貫通孔を通過した後、弾性復元力により元の形状、すなわち、奥壁背面と平行な板状に復帰し、貫通孔から容易に引き抜かれないようになる。この時の引き抜き強度は、係止部の外周形状の大きさ、係止部の剛性に依存する。係止部は、弾性体からなるため、多数のリブ及び溝が形成されると、剛性が低下する。本構成の係止突起では、リブ及び溝が係止部に形成されないので、係止部の剛性が低下せず、ハウジングに対するパッキンの保持力を低下させることがない。よって、係止突起は、リブ及び溝が係止部にも形成される構造に比べ、ハウジングからパッキンが外れにくくなる。
) 前記リブは、前記貫通孔を貫通する方向と平行な表裏面を有する板片状に形成されることを特徴とする上記()に記載の防水コネクタ。
上記()の構成の防水コネクタによれば、凹凸部を構成するリブが、貫通孔を貫通する方向と平行な表裏面を有する板片状として形成される。これにより、係止突起は、リブが貫通孔を貫通する方向と垂直な表裏面を有する板片状の場合に比べ、外周面が貫通孔の内周面に摺接するときの摩擦が小さくなり、挿入力が小さくなる。これに加え、それぞれのリブが、奥壁背面と平行な係止部に対し、垂直方向で接続されるので、係止突起に引っ張り方向の外力が作用したとき、それぞれのリブが係止部の変形に抗する補強部として働く。これにより、係止部における剛性の低下を抑制でき、ハウジングに対するパッキンの保持力を確保することができる。
本発明に係る防水コネクタによれば、パッキンを容易に組み付けでき、しかも、防水性能を低下させることがない。
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という。)を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
本発明の一実施形態に係る防水コネクタの分解斜視図である。 図1に示したハウジングの正面図である。 図2のA-A断面図である。 図1に示したパッキンを背面側から見た拡大斜視図である。 図4に示したパッキンの平面図である。 図5に示した一方の係止突起を背面側から見た要部拡大正面図である。 図6に示した係止突起の平面図である。 図7に示した係止突起の側面図である。 図2のB-B断面図である。 貫通孔への係止突起の挿入過程を表した動作説明図である。 (a)は従来の防水コネクタを構成する雄コネクタハウジング及びパッキングの斜視図、(b)は嵌合された雄コネクタハウジングと雌コネクタハウジングの断面図である。
以下、本発明に係る実施形態を、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る防水コネクタ11の分解斜視図である。なお、方向を示す矢印が記された図において、X軸は右左方向、Y軸は前後方向、Z軸は上下方向を示す。また、いずれか2つの軸の直交点に記される中黒点円は矢線先端の正面、中バツ円は矢線後端の背面を示す。
本実施形態に係る防水コネクタ11は、ハウジング13と、貫通孔15(図9参照)と、パッキン17と、係止突起19(図4参照)と、凹凸部21(図6参照)と、を主要な構成として有する。
防水コネクタ11は、本体部23と、フード部25と、ロックアーム27とが、ハウジング13に形成される。ハウジング13は、絶縁性の合成樹脂からなり、これらの各部が一体に成形されている。防水コネクタ11には、環状のパッキン17が、前方から本体部23の外周面に装着される。ハウジング13は、後部に端子収容室29(図9参照)に通じる端子挿入口31が開口する。ハウジング13は、この端子挿入口31から電線33の末端に取り付けられた端子35が端子収容室29に装着される。
本実施形態において、端子35は、電気接触ばね部37(図9参照)を箱状部39の内側に収容した雌端子となる。なお、端子35の雌雄はこれに限定されない。それぞれの電線33には、リング状のゴム栓41(図9参照)が装着される。ゴム栓41は、電線33と端子挿入口31との間を水密にシールする。
このように、パッキン17、ゴム栓41を備えて、雌端子が装着された防水コネクタ11は、防水雌コネクタと称すことができる。
ハウジング13の上面には、片持ち梁状のロックアーム27が設けられる。ロックアーム27は、ハウジング13に嵌合する相手防水コネクタ(図示略)に係合し、ハウジング13と相手防水コネクタとの離脱をロックする。
図2は、図1に示したハウジング13の正面図である。
ハウジング13は、本体部23とフード部25とが、奥壁部43(図3参照)に一体的に接続されて成形される。本体部23は、左右方向に長く、上下方向に短い扁平な筒状に形成される。本体部23の後端は、ハウジング13の奥壁部43に接続される。本体部23には、複数の端子収容室29が平行に、左右方向に並んで形成される。本体部23の前面45には、相手防水コネクタの電気接触部(図示略)が進入する複数の挿入開口部47が、それぞれの端子収容室29に通じて形成される。挿入開口部47から進入した電気接触部は、端子収容室29に装着された端子35に、電気的に接続される。
本体部23には、奥壁部43を介してフード部25が連続して形成される。本体部23とフード部25との間には、奥壁部43で閉塞される環状の嵌合空間49が画成される。即ち、フード部25は、この嵌合空間49を隔て、本体部23を囲む筒状に形成される。フード部25の内周面には、Y軸に沿う方向に延在する一対の平行なガイド溝51が左右に形成される。ガイド溝51には、相手防水コネクタの左右の側部に形成されたガイドリブ(図示略)が進入する。ガイド溝51は、右側と左側との位置が高さ方向でずれて配置される。これにより、相手防水コネクタは、上下反転した逆向きでの誤嵌合が防止される。
図3は、図2のA-A断面図である。
パッキン17は、筒状となった本体部23の軸線に直交する断面形状を内径側に有して環状に形成される。パッキン17は、ゴム等の弾性材料からなる。ハウジング13の前方から装着されたパッキン17は、本体部23の外周面に弾接して外嵌され、後部が奥壁部43に密接して装着される。
図4は、図1に示したパッキン17を背面側から見た拡大斜視図である。
パッキン17は、パッキン本体部53が内穴55を有した筒状に形成される。内穴55は、ハウジング13における本体部23の外形状とほぼ相似形で若干小さい内形状で形成されている。これにより、パッキン17は、内穴55が本体部23の外周面に水密に密接する。パッキン本体部53の後部には、パッキン本体部53の外周面よりも外側に張り出した環状のフランジ部57が形成されている。一対の係止突起19は、このフランジ部57の左右の後面59から奥壁部43に向かって突出している。フランジ部57の上辺部及び下辺部には、内穴55に向かって凹状に切り欠かれた切欠部61が形成されている。
図5は、図4に示したパッキン17の平面図である。
係止突起19は、奥壁部43に対向するパッキン17の後面59(即ち、フランジ部57の後面59)から連結部63を介して奥壁部43に向かって突出する。パッキン本体部53の外周には、環状のリップ部65が、パッキン本体部53の軸線に沿う方向(Y方向)に、間隙を有して複数段(本実施形態では3段)で形成されている。リップ部65は、環状に延在する方向の直交断面が山形に形成される。このリップ部65同士の間は、谷部67となる。
パッキン本体部53の外周には、これらリップ部65と谷部67とが先端側から交互に配置される。一方、パッキン本体部53は、内周側において、リップ部65が内穴55に対応し、谷部67が半径方向外側に凹む凹状内周溝69(図3参照)に対応する。従って、パッキン本体部53の内周には、これら内穴55と凹状内周溝69とが先端側から交互に配置される。なお、パッキン17のリップ部65の段数、形状等は、これに限定されない。
図6は、図5に示した一方の係止突起19を背面側から見た要部拡大正面図である。
係止突起19は、外周面71に、複数の凹凸部21が形成される。本実施形態において、複数の凹凸部21は、複数のリブ73と、隣接するリブ同士の間に形成された複数の溝75と、を有する。係止突起19は、Y方向で見た背面視が、四角形となる略四角錐形状となる。四角形の中央部には、Y軸に沿う角柱部77がY方向と反対方向に突出する。角柱部77は、左右方向が薄厚となった板状となる。角柱部77の左右には、X軸と平行な側部リブ79が3つずつ設けられる。角柱部77の上下には、Z軸に平行な上部リブ81と、下部リブ83とが1つずつ設けられる。四角形のそれぞれの四隅には、1つの傾斜リブ85が合計で4つ設けられる。それぞれの傾斜リブ85には、補強用の短尺リブ87が合計で4つ接続されている。
図7は、図6に示した係止突起19の平面図である。図8は、図7に示した係止突起19の側面図である。
係止突起19は、貫通孔15に向かって先細となる傾斜部89と、この傾斜部89と連結部63との間に形成されて嵌合空間49と反対側の奥壁背面91(図10参照)に係止される係止部93とを有する。本実施形態において、係止突起19は、リブ73及び溝75が傾斜部89のみに設けられている。
そして、それぞれのリブ73は、貫通孔15を貫通する方向(Y軸に沿う方向)と平行な表裏面を有する板片状に形成されている。
図9は、図2のB-B断面図である。
上述のように、係止突起19は、フランジ部57の後面59から連結部63を介して奥壁部43に向かって突出する。すなわち、パッキン17は、このフランジ部57の後面59が、奥壁部43に対向する。奥壁部43には、係止突起19に対応する左右に、一対の貫通孔15が形成されている。嵌合空間49に開口する貫通孔15は、奥壁部43を壁厚方向に貫通して形成され断面略矩形の貫通孔である。係止突起19は、この貫通孔15よりも大きな外周形状を有する。係止突起19は、弾性変形することにより、貫通孔15を貫通することができ、パッキン17をハウジング13に保持する。
パッキン17は、一対の係止突起19が、貫通孔15に挿入係止されてハウジング13に保持される。このようにして、本体部23の外周面に装着されて、嵌合空間49に配置されたパッキン17は、嵌合空間49に嵌合される相手防水コネクタ(図示略)の筒状となった嵌合部の内周と、本体部23の外周面との間を水密にシールする。
次に、本実施形態に係る防水コネクタ11の動作を説明する。
図10は、貫通孔15への係止突起19の挿入過程を表した動作説明図である。
防水コネクタ11では、パッキン17における係止突起19の貫通孔15への挿入(押し込み)による挿通が開始されると、まず、係止突起19における傾斜部89の複数のリブ73が、貫通孔15の開口縁に当接する。
次に、係止突起19が更に挿入されると、係止突起19は貫通孔15に対し相対的に後方に移動し、傾斜部89における複数のリブ73は、貫通孔15の開口縁及び内周面と摺動しつつ、開口縁及び内周面に押し潰され(圧縮され)る。押し潰された(圧縮された)リブ73は、リブ73の肉が溝75内に逃げるようにして変形する。また、リブ73以外の傾斜部自体の肉も、溝75内に逃げる。よって、溝75内にリブ73およびリブ以外の傾斜部89の肉が逃げることができるので、傾斜部89が貫通孔15を挿通する際、圧縮力を伴う摺動力が小さくなる。すなわち、係止突起19の傾斜部89には、溝75によるリブ73の肉の逃げる空間があるので、圧縮された傾斜部89における貫通孔15の内周面から作用する反力が低減される。
次に、係止突起19が更に挿入されると、傾斜部89に連続して、係止部93の貫通孔15への挿通が開始される。すると、押し潰された(圧縮された)係止部93は、肉が傾斜部89の溝75内や連結部側に逃げるようにして変形する。即ち、溝75内に係止部93の肉が逃げることができるので、溝75が設けられていない係止部93が貫通孔15を挿通する際も、圧縮力を伴う摺動力が小さくなる。
そして、係止突起19が貫通孔15を挿通すると、係止突起19は押し潰された(圧縮された)状態より解放されて復元し、係止突起19における係止部93が奥壁部43に係止される。以上により、パッキン17がハウジング13に組み付けられる。
なお、係止部93にリブ73や溝75が設けられていないのは、奥壁部43に係止突起19が係止された際の係止力を高めることにより、ハウジング13に対するパッキン17の保持力を高めるためである。その結果、ハウジング13からパッキン17が外れにくくなっている。
次に、上記した構成の作用を説明する。
本実施形態に係る防水コネクタ11では、ゴム等の弾性材料からなる環状のパッキン17が、ハウジング13における本体部23の外周面に外嵌される。パッキン17は、奥壁部43に対向する後面59から連結部63を介して奥壁部43に向かって突出する係止突起19を有する。係止突起19は、パッキン17の後面59が奥壁部43に対向した状態で、奥壁部43の貫通孔15を貫通してパッキン17を奥壁部43、すなわちハウジング13に保持する。
係止突起19は、外周形状が貫通孔15よりも大きい。外周形状の外周面71には、複数の凹凸部21が設けられている。係止突起19は、貫通孔15を通過するとき、貫通孔15の内径よりも外周面71の外周形状が大きいので、外周形状が圧縮方向に弾性変形しながら外周面71が貫通孔15の内周面に圧接する状態となる。
この際、外周面71には凹凸部21が設けられているので、凹凸部21が形成されていない外周形状に比べ、外周面71が貫通孔15の内周面に摺接するときの摩擦が小さくなり、挿入力が小さくなる。これに加え、係止突起19の外周形状は、外周面71が圧縮変形する際、変位した凸部が凹部に移動する。これにより、外周形状の圧縮変形部分が凹部に移動しない通常の係止突起に比べ、係止突起19の弾性反発力が小さくなり、内周面から受ける反力が緩和されて、挿入力が更に小さくなる。その結果、貫通孔15を通過するときの挿入力が大きく低下し、パッキン17の組み付けが容易に行えるようになる。
また、パッキン17の組み付けが容易となることにより、パッキン17の組み付け不良が起きにくくなり、パッキン17が適正に組み付けられて、防水性能の低下が生じにくくなる。
また、本実施形態の防水コネクタ11では、複数の凹凸部21が、複数のリブ73と、隣接するリブ同士の間に形成される複数の溝75とを有する。即ち、凹凸部21は、凸部がリブ73となり、凸部が溝75となる。係止突起19は、貫通孔15の内周面から外周面71が反力を受けて弾性変形する際、それぞれのリブ73が、このリブ73を挟む両側の溝75のうち、いずれか、あるいはその双方に移動しやすくなる。このため、係止突起19の外周面71に、単に丸穴が穿設され、この丸穴が凹部となり、丸穴以外の部分が凸部となる凹凸部に比べ、リブ73からなる凸部は格段に凹部へ移動しやすくなり、係止突起19の弾性反発力がより小さくなる。その結果、係止突起19は、貫通孔15の内周面から受ける反力が確実に緩和されて、挿入力が更に小さくなる。
また、本実施形態の防水コネクタ11では、係止突起19が、貫通孔15に向かって先細となる傾斜部89と、奥壁背面91に係止される係止部93とを有する。係止部93は、奥壁背面91と平行な板状に形成される。この係止部93には、係止部93よりも外周形状が小さく、貫通孔15の内径とほぼ外径が等しい連結部63の後端が垂直に接続される。連結部63の先端は、パッキン17の後面59に接続される。
係止部93は、貫通孔15を通過する際、傾斜部89と共に貫通孔15の内周面からの反力を受け、圧縮方向に弾性変形し、外周形状が縮径する。傾斜部89は、貫通孔15を通過した後、弾性復元力により元の形状、すなわち、奥壁背面91と平行な板状に復帰し、貫通孔15から容易に引き抜かれないようになる。この時の引き抜き強度は、係止部93の外周形状の大きさ、係止部93の剛性に依存する。係止部93は、弾性体からなるため、多数のリブ73及び溝75が係止部自体に形成されると、剛性が低下する。
本実施形態の係止突起19では、リブ73及び溝75が係止部93に形成されないので、係止部93の剛性が低下せず、ハウジング13に対するパッキン17の保持力を低下させることがない。よって、係止突起19は、リブ73及び溝75が係止部93にも形成される構造に比べ、ハウジング13からパッキン17が外れにくくなる。
更に、本実施形態の防水コネクタ11では、凹凸部21を構成するリブ73が、貫通孔15を貫通する方向と平行な表裏面を有する板片状として形成される。これにより、係止突起19は、リブ73が、貫通孔15を貫通する方向と垂直な表裏面を有する板片状の場合に比べ、外周面71が貫通孔15の内周面に摺接するときの摩擦が小さくなり、挿入力が小さくなる。これに加え、それぞれのリブ73が、奥壁背面91と平行な係止部93に対し、垂直方向で接続されるので(図10参照)、係止突起19に引っ張り方向の外力Fが作用したとき、それぞれのリブ73が、係止部93の変形に抗する補強部として働く。これにより、係止部93における剛性の低下を抑制でき、低摩擦による挿入性を確保しながら、ハウジング13に対するパッキン17の保持力を確保することができる。
従って、本実施形態に係る防水コネクタ11によれば、パッキン17を容易に組み付けでき、しかも、防水性能を低下させることがない。
尚、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。その他、上述した実施形態における各構成要素の材質、形状、寸法、数、配置箇所、等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
例えば上記実施形態では、凹凸部21がリブ73及び溝75を有する例を説明したが、凹凸部は、この他、例えば丸穴、長孔や多角形孔等の凹部を規則的あるいは不規則に並べて形成するものであってもよい。この場合、凸部は、凹部が形成されていない係止突起の外周面部分となる。
また、上記実施形態では、係止突起19が略四角錐形状で形成される例を説明したが、本発明の係止突起は、この他、例えば五角錐等の多角錐形状や、円錐形状、半球形状などの外周面を有し、その外周面に凹凸部が設けられてもよい。また、係止突起が貫通する貫通孔も、断面略矩形に限らず断面略多角形や断面略円形等の種々の断面形状を採り得る。
更に、本発明のパッキンは、係止部にもリブ73や溝75があってもよい。そうすることにより、係止部が貫通孔を挿通する際、圧縮力を伴う摺動力が小さくなり、傾斜部と係止部とからなる係止突起全体の圧縮力を伴う摺動力が小さくなる。つまり、貫通孔に対し係止突起を挿通するための挿入力を小さくできるので、結果的に、ハウジングに対するパッキンの組み付け力を小さくすることができる。
ここで、上述した本発明に係る防水コネクタの実施形態の特徴をそれぞれ以下[1]~[4]に簡潔に纏めて列記する。
[1] 本体部(23)の外周面が環状の嵌合空間(49)を介してフード部(25)に囲まれ、前記フード部(25)と前記本体部(23)とが奥壁部(43)により一体的に接続されたハウジング(13)と、
前記奥壁部(43)を貫通して形成された貫通孔(15)と、
前記本体部(23)の外周面に外嵌された環状のパッキン(17)と、
前記奥壁部(43)に対向する前記パッキン(17)の後面(59)から連結部(63)を介して前記奥壁部(43)に向かって突出すると共に、前記貫通孔(15)よりも大きな外周形状を有して前記貫通孔(15)を貫通することによって前記パッキン(17)を前記ハウジング(13)に保持する係止突起(19)と、
前記係止突起(19)の外周面(71)に形成された複数の凹凸部(21)と、
を備えることを特徴とする防水コネクタ(11)。
[2] 前記複数の凹凸部(21)は、
複数のリブ(73)と、隣接する前記リブ(73)同士の間に形成された複数の溝(75)と、
を有することを特徴とする上記[1]に記載の防水コネクタ(11)。
[3] 前記係止突起(19)は、
前記貫通孔(15)に向かって先細となる傾斜部(89)と、
前記傾斜部(89)と前記連結部(63)との間に形成されて前記嵌合空間(49)と反対側の奥壁背面(91)に係止される係止部(93)とを有し、
前記リブ(73)及び前記溝(75)が、前記傾斜部(89)のみに設けられていることを特徴とする請求項2に記載の防水コネクタ(11)。
[4] 前記リブ(73)は、前記貫通孔(15)を貫通する方向と平行な表裏面を有する板片状に形成されることを特徴とする上記[3]に記載の防水コネクタ(11)。
11…防水コネクタ
13…ハウジング
15…貫通孔
17…パッキン
19…係止突起
21…凹凸部
23…本体部
25…フード部
43…奥壁部
49…嵌合空間
59…後面
63…連結部
71…外周面
73…リブ
75…溝
89…傾斜部
91…奥壁背面
93…係止部

Claims (3)

  1. 本体部の外周面が環状の嵌合空間を介してフード部に囲まれ、前記フード部と前記本体部とが奥壁部により一体的に接続されたハウジングと、
    前記奥壁部を貫通して形成された貫通孔と、
    前記本体部の外周面に外嵌された環状のパッキンと、
    前記奥壁部に対向する前記パッキンの後面から連結部を介して前記奥壁部に向かって突出すると共に、前記貫通孔よりも大きな外周形状を有して前記貫通孔を貫通することによって前記パッキンを前記ハウジングに保持する係止突起と、
    前記係止突起の外周面に形成され、前記貫通孔を貫通する方向と平行な複数のリブと、隣接する前記リブ同士の間に形成された複数の溝とを有する複数の凹凸部と、
    を備えることを特徴とする防水コネクタ。
  2. 前記係止突起は、前記貫通孔に向かって先細となる傾斜部と、前記傾斜部と前記連結部との間に形成されて前記嵌合空間と反対側の奥壁背面に係止される係止部とを有し、
    前記リブ及び前記溝が、前記傾斜部のみに設けられていることを特徴とする請求項1に記載の防水コネクタ。
  3. 前記リブは、前記貫通孔を貫通する方向と平行な表裏面を有する板片状に形成されることを特徴とする請求項2に記載の防水コネクタ。
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