[go: up one dir, main page]

JP5729350B2 - 防水コネクタ - Google Patents

防水コネクタ Download PDF

Info

Publication number
JP5729350B2
JP5729350B2 JP2012099898A JP2012099898A JP5729350B2 JP 5729350 B2 JP5729350 B2 JP 5729350B2 JP 2012099898 A JP2012099898 A JP 2012099898A JP 2012099898 A JP2012099898 A JP 2012099898A JP 5729350 B2 JP5729350 B2 JP 5729350B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
male
female
seal
housing
hole
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012099898A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013229168A (ja
Inventor
明洋 西尾
明洋 西尾
田端 正明
正明 田端
武史 相澤
武史 相澤
児嶋 映二
映二 児嶋
悟史 森川
悟史 森川
康平 高木
康平 高木
義裕 内山
義裕 内山
和亜希 武田
和亜希 武田
貴志 外崎
貴志 外崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Wiring Systems Ltd
AutoNetworks Technologies Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
AutoNetworks Technologies Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Wiring Systems Ltd, AutoNetworks Technologies Ltd, Sumitomo Electric Industries Ltd filed Critical Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority to JP2012099898A priority Critical patent/JP5729350B2/ja
Priority to PCT/JP2013/052152 priority patent/WO2013161341A1/ja
Publication of JP2013229168A publication Critical patent/JP2013229168A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5729350B2 publication Critical patent/JP5729350B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R13/00Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
    • H01R13/46Bases; Cases
    • H01R13/52Dustproof, splashproof, drip-proof, waterproof, or flameproof cases
    • H01R13/5219Sealing means between coupling parts, e.g. interfacial seal

Landscapes

  • Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)

Description

本発明は、防水コネクタに関する。
従来、防水コネクタの一例として、特許文献1に記載のものが知られている。このコネクタは、互いに嵌合可能な雄ハウジングと雌ハウジングとを備えている。雌ハウジングは、雌端子を挿入可能な雌キャビティが形成された雌端子収容部と、この雌端子収容部の周りを取り囲む外筒部とを備え、雌端子収容部の外周面にはゴム製のシールリングが嵌着されている。
そして、雌雄一対のハウジングを嵌合すると、雄ハウジングのフード部が雌ハウジングのシールリングと外筒部との間に入り込み、シールリングがフード部と雌端子収容部との間に挟圧された状態で密着することで、雌雄一対のハウジング間がシールされる。
特開2001−319725号公報
ところで、シールリングは、ゴム製であるから変形しやすい。このため、シールリングが、例えば幅方向の一端側と他端側とが前後にずれるように変形した状態で、雌端子収容部の外周面に嵌着されるおそれがある。また、シールリングが、例えば雄ハウジングと雌ハウジングとの嵌合時にフード部の先端に押され、正規の装着位置よりも後方にずれてしまうおそれもある。シールリングが正規の装着状態(正規の形状および正規の位置)に保持されていないと、防水性の低下を招くおそれがあるため、その対策が望まれていた。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、防水性の低下を防ぐことを目的とする。
本発明の防水コネクタは、互いに嵌合可能な雌雄一対のハウジングと、前記雌雄一対のハウジングにおいて嵌合方向に対向する一対の対向面間に挟持されて前記雌雄一対のハウジング間をシールするシール板であって、ゴムよりも硬質の合成樹脂製のシール板と、を有し、前記雌雄一対のハウジングのうち雄ハウジングに保持された雄端子のタブが、雌ハウジング側に突出し、この雌ハウジングに保持された雌端子に接触して雌雄両端子が電気的に接続されるようになっており、前記シール板は、板状をなし前記タブが貫通する貫通孔が設けられたシール本体部と、前記シール本体部から両ハウジングの嵌合方向両側に突出する前後一対のシール壁とを備えており、前側の前記シール壁は、前記貫通孔の孔縁部から嵌合方向前側に突出する筒状をなし、後側の前記シール壁は、前記貫通孔の孔縁部から嵌合方向後側に突出する筒状をなし、前記雌ハウジングに、前記雄端子のタブを挿通させる雌挿通孔が設けられており、前記雌ハウジングの対向面における前記雌挿通孔の孔縁部には、テーパ状の第1案内面が設けられており、前記雄ハウジングに、前記雄端子のタブを挿通させる雄挿通孔が設けられており、前記雄ハウジングの対向面における前記雄挿通孔の孔縁部には、テーパ状の第2案内面が設けられており、前記シール板が前記一対の対向面の間に挟持されると、前側の前記シール壁の外周面が前記第1案内面に全周に亘って当接し、後側の前記シール壁の外周面が前記第2案内面に全周に亘って当接する構成としたところに特徴を有する。
このような構成によると、シール板は合成樹脂製であるから、ゴム製である場合に比して変形しにくく、また、雌雄一対のハウジングの一対の対向面間に挟まれるから、嵌合方向への位置ずれが規制される。したがって、シール板を正規の装着状態に保持することができる。このようにして、シール板を一対の対向面に当接させることにより雌雄一対のハウジング間をシールすることができる。
また、シール壁が一対の対向面間に挟持されることで雌雄一対のハウジング間をシールすることができる。
また、第1案内面によって雄端子のタブを雌挿通孔に誘い込むことができる。また、シール壁を第1案内面に当接させて止水することができる。
また、第2案内面によってシール壁を雄挿通孔の孔縁部に誘い込むことができる。また、シール壁を第2案内面に当接させて止水することができる。
前記雄ハウジングは、前記雌ハウジングを内部に嵌合可能なフード部を有しており、前記シール板の外周面には、前記フード部の内周面に当接することで前記シール板を前記フード部の内部に保持させる保持リブが設けられている構成としてもよい。
このような構成によると、保持リブをフード部の内周面に当接させることによってシール板を雄ハウジングのフード部の内部に保持させておくことができる。
前記雌ハウジングの対向面に、装着凹部が設けられ、前記シール板に、前記装着凹部に装着されて前記シール板を前記雌ハウジングの対向面に保持させる装着凸部が設けられている構成としてもよい。
このような構成によると、装着凸部を装着凹部に嵌合させることによってシール板を雌ハウジングの対向面に保持させておくことができる。
前記装着凹部は、前記雌挿通孔の周囲に環状に設けられ、前記装着凸部は、前記装着凹部に差し込み可能に環状に設けられ、前記装着凸部と前記装着凹部は、全周に亘って互いに当接する構成としてもよい。
このような構成によると、装着凸部と装着凹部が全周に亘って互いに当接することによりシール板と雌ハウジングの間をシールすることができる。
前記シール壁の雄ハウジング側の端部における前記貫通孔の孔縁部には、テーパ状の第3案内面が設けられている構成としてもよい。
シール板が雌ハウジングの対向面に保持された状態では、第1案内面がシール板によって覆われてしまうため、第1案内面によって雄端子のタブを雌挿通孔に誘い込むことができなくなる。そこで、上記の構成によると、シール板の第3案内面によって雄端子のタブを貫通孔に誘い込むとともに、貫通孔から雌挿通孔へ案内することができる。
本発明によれば、防水性の低下を防ぐことができる。
実施形態1におけるシール板を雄ハウジングのフード部の内部に装着する前の状態を示した断面図 シール板を雄ハウジングのフード部の内部に装着した後であって雌雄一対のコネクタを嵌合させる前の状態を示した断面図 雌雄一対のハウジングを嵌合させた後の状態を示した断面図 シール板の正面図 実施形態2におけるシール板を雌ハウジングの対向面に装着する前の状態を示した断面図 シール板を雌ハウジングの対向面に装着した後であって雌雄一対のハウジングを嵌合させる前の状態を示した断面図 雌雄一対のハウジングを嵌合させた後の状態を示した断面図 シール板の背面図
<実施形態1>
本発明の実施形態1を図1ないし図4の図面を参照しながら説明する。本実施形態における防水コネクタC1は、互いに嵌合可能な雄ハウジング10および雌ハウジング30(雌雄一対のハウジング)と、嵌合時に両ハウジング10,30間をシールするシール板50とを備えている。以下、各構成部材において、両ハウジング10,30における嵌合面側をそれぞれ前方とし、また、図1の上側を上方、図1の下側を下方として説明する。
雄ハウジング10は、雄端子20を収容する雄端子収容部11と、雌ハウジング30に外嵌可能なフード部12とを備えている。
雄端子収容部11の内部には、後方から雄端子20が挿入可能とされた雄キャビティ13が形成されている。なお、雄キャビティ13の後部は、雄端子20に装着されたゴム栓21によって塞がれることでシールされる。
雄キャビティ13の上壁には、上下方向に弾性変形可能な樹脂製の雄ランス14が形成されている。雄ランス14は、前方に向かって片持ち状に延出する形態をなし、その上側に撓み空間Sが形成されている。雄ランス14は、挿入途中の雄端子20に押圧されることで上側に弾性変形して撓み空間Sに退避し、かつ雄端子20が正規位置に達すると下側に弾性復帰して雄端子20に係止し、その抜け止めを図る。
また、雄端子収容部11の前端部(雄キャビティ13の前壁)には、雄端子20のタブ22を挿通可能な雄挿通孔15が、前後方向に貫通して形成されている。雄キャビティ13に収容された雄端子20のタブ22は、雄挿通孔15を通って前方(フード部12の内側)に突出する。雄挿通孔15の前側部分には、前端へ向かって開口寸法が少しずつ広がるように傾斜する第2案内面17が形成され、シール板50をフード部12の内部に装着する際、後述するシール板50の雄側シール壁52が第2案内面17に前方から当接してその傾斜に案内され、正規の装着位置にスムーズに誘い込まれるようになっている。
フード部12は、前方に開口する角筒状をなすとともに、雌ハウジング30に設けられたロックアーム37と対応する部分が上方に広がった形状とされ、これによりフード部12の上壁には段差が形成されている。
また、フード部12の内側面には、後述するロックアーム37のロック突部38が係止するロック受け部18が突設されている。ロックアーム37のロック突部38とフード部12のロック受け部18とが係止することで、雌雄両ハウジング10,30は正規の嵌合状態に保持される。
雄端子20は、所定の形状に打ち抜かれた金属板を曲げ加工してなり、前側から順に、前後方向に細長く延びて相手の雌端子40と導通接触するタブ22と、略箱形をなす本体部23と、電線Wの端末に圧着接続されるバレル部24とを有している。雄キャビティ13に正規の位置まで挿入された雄端子20は、本体部23に設けられた係止孔に雄ランス14の係止突起が係止することで、一次係止されて抜け止めされる。また、雄キャビティ13に正規の位置まで挿入された雄端子20の本体部23の後端角部には、雄端子収容部11に側方から装着されたリテーナ19が二次係止する。これにより、雄端子20は、雄ランス14と併せて二重に抜け止めされる。
雌ハウジング30は、雌端子40を内部に収容可能であるとともに、雄ハウジング10のフード部12に内嵌可能な雌端子収容部31を備えている。
雌端子収容部31の内部には、後方から雌端子40を挿入可能な雌キャビティ32が形成されている。なお、雌キャビティ32の後部は、雄キャビティ13と同様、雌端子40に装着されたゴム栓44によって塞がれることでシールされる。
雌キャビティ32の上壁には、雄キャビティ13と同様、挿入途中の雌端子40に押圧されることで上側に弾性変形して撓み空間Sに退避し、かつ雌端子40が正規位置に達すると下側に弾性復帰して雌端子40に係止し、その抜け止めを図る雌ランス33が設けられている。
また、雌端子収容部31の前端面(雄ハウジング10との対向面であって、雌対向面35と称する)には、雄端子20のタブ22を挿通可能な雌挿通孔34が、前後方向に貫通して形成されている。雌挿通孔34の前側部分には、前端へ向かって開口寸法が少しずつ広がるように傾斜する第1案内面36が形成され、雄ハウジング10と雌ハウジング30とを嵌合させる際、雄端子20のタブ22が第1案内面36に前方から当接してその傾斜に案内され、雌挿通孔34に誘い込まれ、ここから雌キャビティ32にスムーズに誘い込まれて雌端子40と接続されるようになっている。
雌端子収容部31の上面には、片持ち状をなすロックアーム37が上下方向に弾性撓み可能に設けられている。ロックアーム37の上面には、両ハウジング10,30が正規に嵌合したときに、雄ハウジング10のロック受け部18と前後方向に対向して配されるロック突部38が突設されている。
雌端子40は、所定の形状に打ち抜かれた金属板を曲げ加工してなり、前側から順に、相手の雄端子20のタブ22が挿入される略箱形をなす本体部41と、電線Wの端末に圧着接続されるバレル部42とを有している。本体部41の内部には、その底板の前縁から後方へ折り返されてなる弾性接触片43が設けられている。本体部41の内部に進入した雄端子20のタブ22は、弾性接触片43と本体部41の天井板との間で弾性的に挟圧され、これにより雄端子20と雌端子40とが電気的に接続される。
さて、防水コネクタCには、嵌合時に両ハウジング10,30間をシールするシール板50が備えられている。シール板50は、雄ハウジング10および雌ハウジング30とは別体に形成されたものであり、両ハウジング10,30の嵌合前においては、雄ハウジング10の雄対向面16に予め装着、保持されている。
シール板50は、ゴムよりも硬質の合成樹脂材(例えばポリプロピレンやポリブチレンテレフタレート等)により形成されている。なお、シール板50は、ゴムよりも硬質ではあるものの、両ハウジング10,30に当接してこれらの間をシールできる程度の弾性を有している。
シール板50は、雄対向面16に沿う略方形の板状をなすシール本体部51と、シール本体部51から両ハウジング10,30の嵌合方向に突出する一対のシール壁52,53とを備えている。なお、一対のシール壁52,53のうち雄ハウジング10側に突出するシール壁を雄側シール壁52、雌ハウジング30側に突出するシール壁を雌側シール壁53とする。
シール本体部51は、雄ハウジング10の雄対向面16(フード部12の奥端面)のほぼ全面を覆う大きさの板状とされている。シール本体部51の中心部には、円形の貫通孔54が横並びに一対形成されている。雄端子20のタブ22は、貫通孔54を貫通して、シール本体部51の前方に突出可能とされている。雄側シール壁52は、貫通孔54の孔縁部から嵌合方向後側に突出する筒状をなし、雌側シール壁53は、貫通孔54の孔縁部から嵌合方向前側に突出する筒状をなしている。
貫通孔54は、第1案内面36の前端における開口寸法(最大開口寸法)よりも小さく、かつ、第1案内面36の後端における開口寸法(最小開口寸法)よりも大きめの開口寸法を有している。同様に、貫通孔54は、第2案内面17の前端における開口寸法(最大開口寸法)よりも小さく、かつ、第2案内面17の後端における開口寸法(最小開口寸法)よりも大きめの開口寸法を有している。
各シール壁52,53は、シール本体部51を中心として対称に形成されている。また、各シール壁52,53の内周面は、貫通孔54の内周面と面一をなして嵌合方向に延びる形態とされている。一方、各シール壁52,53の外周面は、シール本体部51から離れるほど貫通孔54の軸心側に近づくテーパ状に形成されている。さらに、シール板50が各対向面16,35の間に挟持されると、雄側シール壁52の外周面は、第1案内面36に全周に亘って当接し、雌側シール壁53の外周面は、第2案内面17に全周に亘って当接するようになっている。これにより、雌ハウジング30とシール板50との間がシールされ、雄ハウジング10とシール板50との間がシールされることになる。したがって、雄キャビティ13、雄挿通孔15、貫通孔54、雌挿通孔34、および雌キャビティ32に亘る空間は、止水された空間となる。
シール本体部51の外周には、図4に示すように、複数の保持リブ55が形成されている。これらの保持リブ55は、各辺に2個ずつ4辺にそれぞれ配され、シール本体部51の外周においてほぼ等間隔で配されている。したがって、シール板50をフード部12の内部に装着した際、各保持リブ55がフード部12の内周面に当接するため、シール板50をフード部12の内部に保持させることができる。
次に、雄ハウジング10と雌ハウジング30との嵌合方法の一例を説明する。まず、図1に示すように、両ハウジング10,30の嵌合に先立って、雄ハウジング10のフード部12の内部にシール板50を装着する。シール板50をフード部12内に押し込むと、シール板50は、単体時の形状を保ったままフード部12内を移動し、やがて雄側シール壁52が、図2に示すように、第2案内面17に当接する。また、各保持リブ55がフード部12の内周面にほぼ等間隔で当接した状態となる。こうして、雄ハウジング10へのシール板50の装着が完了する。このとき、シール本体部51の各貫通孔54,54は、各雄挿通孔15,15と同軸に配され、また、雄側シール壁52は、全周に亘って第2案内面17に当接した状態になる。
次に、雌ハウジング30を、雄ハウジング10のフード部12内に押し込むと、第1案内面36が雌側シール壁53に当接するとともに、両ハウジング10,30が正規の嵌合状態に至り、各端子20,40が正規の接続状態になると同時に、嵌合途中ではロック受け部18を乗り越えるべく撓み変形していたロックアーム37が、ロック受け部18を乗り越えて弾性復帰し、両ハウジング10,30が正規の嵌合状態にロックされる。
両ハウジング10,30の正規の嵌合状態では、雌側シール壁53が第1案内面36に全周に亘って当接し、雄側シール壁52が第2案内面17に全周に亘って当接した状態になる。こうして、両ハウジング10,30の正規の嵌合状態では、雄ハウジング10とシール板50との間、およびシール板50と雌ハウジング30との間がシールされ、もって両ハウジング10,30間がシールされる。
以上のように本実施形態では、ゴムよりも硬い合成樹脂製のシール板50を用いて両ハウジング10,30間をシールしているから、シール板50の位置ずれや変形をなくすことができ、シール部材の位置ずれや変形に伴う防水性の低下を防止できる。これにより、両ハウジング10,30間を確実にシールすることができる。また、シール板50を予めフード部12の内部に保持させておくことができるため、両ハウジング10,30の嵌合作業がしやすい。また、シール板50の各シール壁52,53を各案内面17,36に当接させてシール板50を挟持するようにしたため、シール本体部51を各対向面16,35に当接させてシール板50を挟持するよりも強い接圧でシールすることができる。
<実施形態2>
次に、本発明の実施形態2を図5ないし図8の図面を参照しながら説明する。本実施形態における防水コネクタC2は、実施形態1の防水コネクタC1のシール板50の構成を一部変更したものであって、実施形態1と同じ構成、作用、および効果についてはその説明を省略する。また、実施形態1と同じ構成については同一の符号を用いるものとする。
本実施形態のシール板60は、図5に示すように、シール本体部61、シール本体部61の貫通孔64の孔縁部から嵌合方向前側に突出して形成された雄側シール壁62、シール本体部61の貫通孔64の孔縁部から嵌合方向後側に突出して形成された雌側シール壁63、雌側シール壁63を囲む配置でシール本体部61の外周寄りに形成された外周シール壁65などを備えて構成されている。
各シール壁62,63の外周面は、シール本体部61から離れるほど貫通孔64の軸心側に近づくテーパ状に形成されている。一方、各シール壁62,63の内周面は、シール本体部61から離れるほど貫通孔64の軸心から遠ざかるテーパ状に形成されている。このうち、雄側シール壁62の内周面は、雄端子20のタブ22を貫通孔64に誘い込む第3案内面66とされている。
外周シール壁65は、雌側シール壁63よりも嵌合方向後側に突出している。外周シール壁65の内周面における前端部はシール本体部61の後面(雌対向面35と対向する面)に連結されている一方、外周シール壁65の内周面における後端部には、リップ67が周設されている。このリップ67は断面半円状をなし、径方向内側に突出している。
雌対向面35には、シール溝39が嵌合方向前側に開口する形態で周設されている。このシール溝39は、雌挿通孔34を中心としてその周囲に環状に設けられている。外周シール壁65は、シール溝39に差し込み可能に環状に設けられている。外周シール壁65がシール溝39に差し込まれると、外周シール壁65のリップ67は、シール溝39を構成する周面に対して全周に亘って当接する。これにより、シール板60と雌ハウジング30の間がシールされる。
外周シール壁65をシール溝39に嵌合させた状態では、図6に示すように、シール本体部61が雌対向面35に保持される。この状態では、第1案内面36がシール板60によって覆われているものの、第3案内面66が嵌合面側に臨んでいるため、両ハウジング10,30を嵌合させた際に、雄端子20のタブ22が第3案内面66によって貫通孔64に誘い込まれる。そして、雄端子20のタブ22は、貫通孔64を通って雌挿通孔34に案内され、そのまま雌端子40の本体部41の内部に案内される。
両ハウジング10,30の正規の嵌合状態では、雌側シール壁63の外周面が第1案内面36に全周に亘って当接し、雄側シール壁62の外周面が第2案内面17に全周に亘って当接した状態になる。こうして、両ハウジング10,30の正規の嵌合状態では、雄ハウジング10とシール板60との間、およびシール板60と雌ハウジング30との間がシールされ、もって両ハウジング10,30間がシールされる。さらに、本実施形態では、外周シール壁65がシール溝39に嵌合し、リップ67がシール溝39の周面に全周に亘って当接した状態になるため、雌対向面35における第1案内面36とシール溝39との間の領域を全周に亘ってシールすることができる。
以上のように本実施形態では、各シール壁62,63と外周シール壁65との2箇所でシールしているから、防水性能を高めることができる。また、シール板60を予め雌対向面35に保持させておくことができるため、両ハウジング10,30の嵌合作業がしやすい。さらに、第3案内面66によって雄端子20のタブ22を貫通孔64に誘い込むことができる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる
(2)上記実施形態ではシール板を両ハウジングのいずれか一方に予め保持させているものの、本発明によると、シール板を両ハウジングのいずれか一方に保持させておく必要はない。
(3)実施形態2では外周シール壁65(装着凸部)とシール溝39(装着凹部)の嵌合により保持機能とシール機能の双方が発揮されるものを例示しているものの、本発明によると、保持機能のみを発揮するものとしてもよい。
10...雄ハウジング
12...フード部
15...雄挿通孔
16...雄対向面
17...第2案内面
20...雄端子
22...タブ
30...雌ハウジング
34...雌挿通孔
35...雌対向面
36...第1案内面
39...シール溝(装着凹部)
40...雌端子
50、60...シール板
52、62...雄側シール壁
53、63...雌側シール壁
54、64...貫通孔
55...保持リブ
65...外周シール壁(装着凸部)
66...第3案内面
C1、C2...防水コネクタ

Claims (5)

  1. 互いに嵌合可能な雌雄一対のハウジングと、
    前記雌雄一対のハウジングにおいて嵌合方向に対向する一対の対向面間に挟持されて前記雌雄一対のハウジング間をシールするシール板であって、ゴムよりも硬質の合成樹脂製のシール板と、
    を有し、
    前記雌雄一対のハウジングのうち雄ハウジングに保持された雄端子のタブが、雌ハウジング側に突出し、この雌ハウジングに保持された雌端子に接触して雌雄両端子が電気的に接続されるようになっており、
    前記シール板は、板状をなし前記タブが貫通する貫通孔が設けられたシール本体部と、前記シール本体部から両ハウジングの嵌合方向両側に突出する前後一対のシール壁とを備えており、前側の前記シール壁は、前記貫通孔の孔縁部から嵌合方向前側に突出する筒状をなし、後側の前記シール壁は、前記貫通孔の孔縁部から嵌合方向後側に突出する筒状をなし、
    前記雌ハウジングに、前記雄端子のタブを挿通させる雌挿通孔が設けられており、前記雌ハウジングの対向面における前記雌挿通孔の孔縁部には、テーパ状の第1案内面が設けられており、
    前記雄ハウジングに、前記雄端子のタブを挿通させる雄挿通孔が設けられており、前記雄ハウジングの対向面における前記雄挿通孔の孔縁部には、テーパ状の第2案内面が設けられており、
    前記シール板が前記一対の対向面の間に挟持されると、前側の前記シール壁の外周面が前記第1案内面に全周に亘って当接し、後側の前記シール壁の外周面が前記第2案内面に全周に亘って当接する防水コネクタ。
  2. 前記雄ハウジングは、前記雌ハウジングを内部に嵌合可能なフード部を有しており、前記シール板の外周面には、前記フード部の内周面に当接することで前記シール板を前記フード部の内部に保持させる保持リブが設けられている請求項1に記載の防水コネクタ。
  3. 前記雌ハウジングの対向面に、装着凹部が設けられ、前記シール板に、前記装着凹部に装着されて前記シール板を前記雌ハウジングの対向面に保持させる装着凸部が設けられている請求項1または請求項2に記載の防水コネクタ。
  4. 前記装着凹部は、前記雌挿通孔の周囲に環状に設けられ、前記装着凸部は、前記装着凹部に差し込み可能に環状に設けられ、前記装着凸部と前記装着凹部は、全周に亘って互いに当接する請求項に記載の防水コネクタ。
  5. 前記シール壁の雄ハウジング側の端部における前記貫通孔の孔縁部には、テーパ状の第3案内面が設けられている請求項または請求項に記載の防水コネクタ。
JP2012099898A 2012-04-25 2012-04-25 防水コネクタ Active JP5729350B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012099898A JP5729350B2 (ja) 2012-04-25 2012-04-25 防水コネクタ
PCT/JP2013/052152 WO2013161341A1 (ja) 2012-04-25 2013-01-31 防水コネクタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012099898A JP5729350B2 (ja) 2012-04-25 2012-04-25 防水コネクタ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013229168A JP2013229168A (ja) 2013-11-07
JP5729350B2 true JP5729350B2 (ja) 2015-06-03

Family

ID=49482683

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012099898A Active JP5729350B2 (ja) 2012-04-25 2012-04-25 防水コネクタ

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP5729350B2 (ja)
WO (1) WO2013161341A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018133276A (ja) * 2017-02-17 2018-08-23 株式会社オートネットワーク技術研究所 コネクタ

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2947723B1 (de) * 2014-05-20 2017-07-19 Sick Ag Steckverbinder
US9831595B2 (en) 2015-02-25 2017-11-28 Yazaki Corporation Connector waterproofing structure
JP6375246B2 (ja) 2015-02-25 2018-08-15 矢崎総業株式会社 コネクタの嵌合構造
BR112018003427B1 (pt) 2015-08-31 2023-02-28 Honda Motor Co., Ltd. Estrutura impermeável para um conector
JP6271604B2 (ja) 2016-01-07 2018-01-31 矢崎総業株式会社 コネクタの防水構造
JP6738660B2 (ja) 2016-06-15 2020-08-12 矢崎総業株式会社 コネクタの防水構造
JP7564708B2 (ja) 2020-12-28 2024-10-09 フクダ電子株式会社 防水コネクタ
JP7548061B2 (ja) 2021-02-26 2024-09-10 住友電装株式会社 ワイヤハーネス及びコネクタ

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH025888U (ja) * 1988-06-24 1990-01-16
JPH04132178A (ja) * 1990-09-20 1992-05-06 Hino Motors Ltd 電気コネクタ
JP2001076806A (ja) * 1999-09-07 2001-03-23 Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk コネクタ
JP2001244017A (ja) * 2000-02-25 2001-09-07 Yazaki Corp コネクタ結合構造
JP2001257028A (ja) * 2000-03-10 2001-09-21 Yazaki Corp コネクタ結合構造
JP2002093514A (ja) * 2000-09-12 2002-03-29 Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk コネクタ
JP2002134218A (ja) * 2000-10-23 2002-05-10 Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk コネクタ
JP2003031294A (ja) * 2001-07-12 2003-01-31 Ryosei Electro-Circuit Systems Ltd 防水コネクタ
JP4791292B2 (ja) * 2006-08-28 2011-10-12 矢崎総業株式会社 防水コネクタ
BRPI0801086A2 (pt) * 2008-03-31 2009-11-17 Whirlpool Sa arranjo de montagem de cabo de alimentação elétrica em compressor de refrigeração

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018133276A (ja) * 2017-02-17 2018-08-23 株式会社オートネットワーク技術研究所 コネクタ
WO2018150854A1 (ja) * 2017-02-17 2018-08-23 株式会社オートネットワーク技術研究所 コネクタ
CN110301072A (zh) * 2017-02-17 2019-10-01 株式会社自动网络技术研究所 连接器
US10770838B2 (en) 2017-02-17 2020-09-08 Autonetworks Technologies, Ltd. Connector
CN110301072B (zh) * 2017-02-17 2020-10-20 株式会社自动网络技术研究所 连接器

Also Published As

Publication number Publication date
WO2013161341A1 (ja) 2013-10-31
JP2013229168A (ja) 2013-11-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5729350B2 (ja) 防水コネクタ
JP5818100B2 (ja) 防水コネクタ
JP5034685B2 (ja) コネクタ
CN110226266B (zh) 屏蔽连接器及阳侧屏蔽端子
US9831595B2 (en) Connector waterproofing structure
CN105932473B (zh) 连接器的嵌合结构
JP2013239368A (ja) 防水コネクタ
US9755352B2 (en) Waterproofing structure for connector
EP3346557B1 (en) Waterproof structure for connector
JP2012014981A (ja) 防水コネクタのシール構造
JP5818101B2 (ja) 防水コネクタ
JP2017098193A (ja) 防水コネクタ
JP6224041B2 (ja) コネクタの防水構造
JP5573718B2 (ja) 防水コネクタ
JP2015133275A (ja) 防水コネクタ
WO2015166747A1 (ja) コネクタの防水構造
JP5681478B2 (ja) コネクタ
JP2022148389A (ja) コネクタユニット
JP6258240B2 (ja) コネクタの防水構造
KR20170004802A (ko) 방수 커넥터 하우징
JP6228148B2 (ja) コネクタの防水構造
JP6411304B2 (ja) コネクタの防水構造
JP5696893B2 (ja) 防水コネクタ
JP2012113987A (ja) 防水コネクタ
JP2013229169A (ja) 防水コネクタ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20140530

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150122

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150218

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150310

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150323

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5729350

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150