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JP5696893B2 - 防水コネクタ - Google Patents

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Description

本発明は、防水コネクタに関する。
従来、コネクタの嵌合部にシールリングが装着された防水コネクタが知られている。例えば特許文献1に記載の防水コネクタは、相手側コネクタのフード部内に嵌合する端子収容部を有し、端子収容部の外周面にシールリングが装着され、コネクタの嵌合時には、シールリングがフード部と端子収容部との間に挟まれてこの間をシールする。シールリングは、端子収容部の外周面から外側に突出する受け部の前方に装着され、コネクタの嵌合時に後側へずれないよう位置決めされている。
特開2009−64719号公報
しかしながら、上記のような構成では、例えばコネクタ間のガタつきにより、シールリングが前方へ引っ張られると、シールリングと受け部との間に隙間ができ、この隙間からシールリングの内側に水が浸入してしまう虞があった。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、シール性を高めることが可能な防水コネクタを提供することを目的とする。
本発明の防水コネクタは、相手側コネクタのフード部内に嵌合する端子収容部と、前記端子収容部の外周面から外側に突出するとともに、前記フード部の先端と嵌合方向に対向する奥壁部の内側の部分に設けられた受け部と、前記端子収容部の外周面に装着され、前記相手側コネクタとの嵌合時には前記フード部と前記端子収容部との間に挟まれてこの間をシールするシールリングと、を有し、前記シールリングは、前記受け部の前方に装着されており、前記受け部には、同受け部の前面から前方に突出する突起が、前記端子収容部の周方向に延びて設けられており、前記相手側コネクタとの嵌合時に、前記突起の突出端面と内周面との角部が、前記シールリングの端面の外側部分に食い込んだ状態となるものである。
このような構成によれば、シールリングが前方に引っ張られた場合であっても、突起が水の浸入を遮るから、シール性を高めることができる。
また、相手側コネクタのフード部内に嵌合する端子収容部と、前記端子収容部の外周面に装着され、前記相手側コネクタとの嵌合時には前記フード部と前記端子収容部との間に挟まれてこの間をシールするシールリングと、を有し、前記シールリングは、前記端子収容部の外周面から外側に突出する受け部の前方に装着されており、前記受け部の前面には、前記相手側コネクタとの嵌合時に、前記シールリングの端面に食い込んだ状態となる突起が、前記端子収容部の周方向に延びて設けられており、前記フード部の外側を覆う外筒部が、前記受け部と連続して備えられ、前記外筒部の一部分を貫いて、ロックアームが設けられており、前記突起は、前記受け部のうち前記ロックアームと前記端子収容部との間の部分のみに設けられているものとしてもよい。
ここで、外筒部のうちロックアームを設けるために開口された部分は、最も水が入りやすい部分であり、このような部分のみに突起を設けることで、効率よくシール性を高めることができる。
本発明によれば、シール性を高めることが可能な防水コネクタを提供することができる。
実施形態1にかかる防水コネクタの断面図であって、相手側コネクタと嵌合した状態を表す断面図 防水コネクタの正面図 突起の形状を示す防水コネクタの一部拡大断面図 相手側コネクタと嵌合する途中の様子を表す防水コネクタの断面図であって、シールリングが潰される前の状態を表す断面図 相手側コネクタと嵌合する途中の様子を表す防水コネクタの断面図であって、シールリングが潰された状態を表す断面図 相手側コネクタと嵌合した状態の防水コネクタの一部拡大断面図であって、突起がシールシングの端面に食い込んでいる状態を表す一部拡大断面図 実施形態2にかかる防水コネクタの正面図 実施形態3にかかる突起の形状を示す防水コネクタの一部拡大断面図 実施形態4にかかる突起の形状を示す防水コネクタの一部拡大断面図
<実施形態1>
以下、本発明を具体化した実施形態1について、図1〜図6を参照しつつ詳細に説明する。
本実施形態における防水コネクタ10は、相手側コネクタ50のフード部51内に嵌合する端子収容部11と、端子収容部11の外周面に装着され、相手側コネクタ50との嵌合時にはフード部51と端子収容部11との間に挟まれてこの間をシールするシールリング30と、を有している。以下、各構成部材において、両コネクタ10,50における嵌合面側を前方とし、また、図1の上側を上方、下側を下方として説明する。
相手側コネクタ50は、雄型のコネクタであって、合成樹脂により成型されたフード部51を備えている。フード部51は、前方へ開口する略筒状をなし、その内部には後述する雌型の端子金具13と導通接続される雄型の端子金具52のタブ部53が突設されている。
フード部51の上面には、防水コネクタ10のロックアーム20が係止するロック突部54が設けられている。また、ロック突部54の両側には、一対のリブ55が設けられ、リブ55は、ロック突部54と同等の高さ寸法を有し、フード部51の前端から後端にわたって直線状に延びている。
防水コネクタ10は、雌型のコネクタであって、合成樹脂によって形成されたハウジング12を有している。ハウジング12は、雌端子金具13を収容可能な端子収容部11と、端子収容部11の周囲を囲う外筒部14とを備えている。
端子収容部11には、雌端子金具13を後方から挿入可能なキャビティ15が、上下左右に所定の間隔を空けて複数室(本実施形態では5室)配設されている。端子収容部11を正面から見ると、図2に示すように、略台形をなし、キャビティ15は、上側に3室、下側に2室が並べられ、上側のキャビティ15の間に、下側のキャビティ15が位置している。各キャビティ15内には、ランス16が片持ち状に突設されており、このランス16により、キャビティ15内に収容された雌端子金具13の後方への抜出しが防止される。
端子収容部11には、雄端子金具52と導通接続される雌端子金具13が収容されている。雌端子金具13は、雄端子金具52のタブ部53と接続可能な略箱形をなす接続部13Aと、電線の端末が圧着される電線圧着部(図示せず)とを有している。電線圧着部には、電線の端末とともに電線用ゴム栓(図示せず)が圧着され、この電線用ゴム栓がキャビティ15の内周面に密着することにより、キャビティ15内の防水が図られる。
端子収容部11の前面には、フロントリテーナ40が装着されている。フロントリテーナ40には、ランス16の撓み空間に挿入されてランス16の撓み変形を規制する撓み規制部44が備えられている。フロントリテーナ40は、端子収容部11の前面側を覆う前面壁41を有し、前面壁41における各キャビティ15に対応する位置には、雄端子金具52のタブ部53を挿入するためのタブ挿入口42が設けられている。また、フロントリテーナ40は、端子収容部11の外側に被さる外面壁43を有し、その先端(後端)は、シールリング30の前側に位置してシールリング30の前方への位置ずれを規制する。
端子収容部11の周囲を囲う外筒部14は、端子収容部11から外周方向へ向かって立ち上げられた奥壁部14Aと、奥壁部14Aに連設されて端子収容部11の外周側を取り囲む外壁部14Bとを有している。奥壁部14Aは、端子収容部11の前後方向における中央よりやや後方から、全周に亘って外周方向に突出している。外壁部14Bは、奥壁部14Aの外周端部から端子収容部11の前端面をやや越える位置(フロントリテーナ40の前端面と同じ位置)まで至る略筒状に形成されている。そして、端子収容部11の外周面と、外筒部14の内周面(奥壁部14Aおよび外壁部14Bの内壁面)とで囲まれた空間は、相手側コネクタ50のフード部51とシールリング30とを収容可能な組付空間Sとされている。
シールリング30は、弾性部材(例えばゴム)により形成され、前後に開口した筒状をなすとともにその内周面は端子収容部11の外周面に嵌合可能な大きさに形成されている。端子収容部11の外周面に嵌め合わされたシールリング30は、組み付け治具(図示せず)によって端子収容部11の軸線に沿って前方から後方へ挿入され、奥壁部14Aの直前位置に嵌着される。奥壁部14Aの内側の部分(端子収容部11側の部分)は、シールリング30の端面と接する受け部17とされている。シールリング30の内外周面には、防水効果を良好にするための複数条のリップ31が備えられている。なお、受け部17には、相手側コネクタ50との嵌合時に、シールリング30の端面に食い込んだ状態となる突起18が設けられている。突起18については、後ほど詳しく説明する。
外筒部14は、図2に示すように、上面側の中央部が外側に突出する形状をなし、その内側にロックアーム20が設けられている。ロックアーム20は、奥壁部14Aの一部分を貫いて前後方向に長く延びる形態をなし、その前側部分は外筒部14内に収まり、後側部分は奥壁部14Aから後方に突出して外部に露出している。
ロックアーム20は、前後方向に延びる一対の対向壁21と、この対向壁21の前後方向の略中央に位置する支持部22とを有している。ロックアーム20は、支持部22を中心として上下方向にシーソ状に揺動変位可能(弾性変位可能)とされている。対向壁21の間は、外筒部14の内外に連通する開口部19とされ、支持部22は奥壁部14Aに繋がっている。なお、支持部22は、奥壁部14Aと同等の厚さ寸法(前後方向の寸法)を有している。
ロックアーム20の前端部には、ロック突部54に係止するロック部23が設けられている。ロック部23は、一対の対向壁21の前端部を連結している。また、ロックアーム20の両側方(対向壁21の外側)には、相手側コネクタ50のリブ55が嵌合する溝27が形成されている。
ロックアーム20の後側部分には、一対の対向壁21の間に跨って、覆い部24が設けられている。覆い部24は、支持部22よりも前側の位置から後端にかけて、対向壁21の上端縁同士を連結している。覆い部24の後端部には、係止解除のための操作部25が設けられ、操作部25の上面には、段差状をなす指掛部26が形成されている。
さて、奥壁部14Aの内側の受け部17には、突起18が設けられている。突起18は、受け部17の前面から前方に突出するとともに、端子収容部11の周方向に連続して延びるものであり、端子収容部11を囲う全周に形成されている。突起18を正面から見ると、図2に示すように、端子収容部11の外形よりも一回り大きい環状をなしている。突起18は、端子収容部11の外周面から一定寸法だけ外側に離れた位置に設けられている。
突起18は、断面四角形状をなして突出し、その前面(突出端面18A)は、奥壁部14Aの前面と略平行をなしている。また、突起18の幅寸法(内外方向の寸法)は略一定であり、突出寸法(前後方向の寸法)よりも大きく、その内周面18Bおよび外周面18Cは、受け部17の前面に略直角をなすとともに互いに略平行をなしている。突起18は、開口部19の下縁に沿って延び、突起18の外周面18Cと開口部19の壁面とが段差なく連なっている(図3参照)。突起18は、図1に示すように、フード部51の内周縁と対向する位置にあり、突起18の外周面18Cはフード部51の内周縁よりも外側に位置し、突起18の内周面18Bはフード部51の内周縁よりも内側に位置している。また、突起18は、その内側の部分が、シールリング30の外側の部分と前後方向に重なって配され、突起18の内側の角部(突出端面18Aと内周面18Bとの角部)が、シールリング30の端面の外側部分に食い込み、突起18の外側の角部は、シールリング30の外側に突出する。なお、突起18の幅寸法は、受け部17のうち突起18よりも内側の凹み部分の幅寸法よりも小さくされている。
次に、両コネクタ10,50の嵌合作業について説明する。
両コネクタ10,50を嵌合する際には、図4に示すように、組付空間Sに挿入された相手側コネクタ50のフード部51が、シールリング30の外周面と外壁部14Bの内周面との間に進入する。そして、フード部51の先端はリップ31に接触し、図5に示すように、リップ31を押し潰しながらさらに奥へ進む。このとき、シールリング30は後側へ押され、その後端面が突起18の角部に押し付けられて、突起18がシールリング30の端面の外縁部に食い込む。これにより、シールリング30が受け部17に沿って外側へ滑る(めくれる)ことが規制される。また、シールリング30の滑りが規制されることで、フード部51に押されたシールリング30の中央部分が、外側(フード部51の先方の空間)へ逃げるように変形する場合がある。このような場合には、フード部51の先端がシールリング30の盛り上がった部分に接触し、それ以上の嵌合が困難になるので、作業者は、シールリング30の変形に気付くことができ、再度、嵌合作業をやり直すことができる。したがって、シールリング30がめくれあがったり変形したりした状態で両コネクタ10,50が嵌合し、そのまま留め置かれる事態を防ぐことができる。
そして、両コネクタ10,50が正規嵌合に至ると、図1に示すように、フード部51の先端が奥壁部14Aの手前位置に達し、シールリング30がフード部51の内周面と端子収容部11の外周面との間に狭圧された状態になる。これにより、両コネクタ10,50の嵌合部がシールされ、その結果、このシールリング30と図示しない電線用ゴム栓とによって両コネクタ10,50の内部空間が密閉される。また、雄雌両端子金具13,52が正規に導通接続されると共に、ロックアーム20がロック突部54に係止して両コネクタ10,50が嵌合状態に保持される。
上記のように構成された実施形態1によれば、以下の効果を奏する。
本実施形態の防水コネクタ10の受け部17の前面には、相手側コネクタ50との嵌合時に、シールリング30の端面に食い込んだ状態となる突起18が、端子収容部11の周方向に延びて設けられている。ここで、防水コネクタ10が相手側コネクタ50と正規嵌合した状態において、ロックアーム20とロック突部54との間のガタ付き等に起因し、シールリング30が前方に引っ張られる場合があり、そのような場合には、シールリング30の端面が受け部17から離れてしまう虞がある。ところが、本実施形態の防水コネクタ10によれば、図6に示すように、シールリング30の端面が受け部17から離れたとしても、突起18が受け部17とシールリング30との間に跨って、シールリング30の端面と受け部17との間の隙間を塞いだ状態になるから、この隙間に水が浸入することを防ぐことができ、もってシール性を高めることができる。
<実施形態2>
次に、本発明を具体化した実施形態2に係る防水コネクタ70を図7によって説明する。
本実施形態の防水コネクタ70は、突起71が、受け部17のうちロックアーム20と端子収容部11との間の部分のみに設けられている点で、実施形態1とは相違する。なお、実施形態1と同様の構成には同一符号を付して重複する説明を省略する。
本実施形態に係る防水コネクタ70は、実施形態1と同様に、相手側コネクタ50のフード部51内に嵌合する端子収容部11と、端子収容部11の外周面に装着され、相手側コネクタ50との嵌合時にはフード部51と端子収容部11との間に挟まれてこの間をシールするシールリング30と、を有し、シールリング30は、端子収容部11の外周面から外側に突出する受け部17の前方に装着されており、受け部17の前面には、相手側コネクタ50との嵌合時に、シールリング30の端面に食い込んだ状態となる突起71が設けられている。
この突起71の形状および内外方向の位置は、実施形態1と同様である。突起71は、受け部17のうち外筒部14の開口範囲に対応する部分のみ、すなわち端子収容部11とロックアーム20との間の部分のみに、連続して形成されている。突起71は、開口部19の内縁に沿って端子収容部11の外周面と略平行に延び、延び方向の両端面72は、ロックアーム20の両側の溝27を若干超えた位置に配されている。なお、突起71の両端面72は、内周面73および外周面74と同様、受け部17の前面に略垂直をなしている。
以上のように本実施形態においては、受け部17の前面には、相手側コネクタ50との嵌合時に、シールリング30の端面に食い込んだ状態となる突起71が設けられているから、実施形態1と同様、シールリング30が前方に引っ張られた場合であっても、突起71が水の浸入を遮るから、シール性を高めることができる。
さらに、外筒部14のうちロックアーム20を設けるために開口された開口部19、すなわち最も水が入りやすい部分のみに突起71を設けたから、効率よくシール性を高めることができる。
<実施形態3>
次に、本発明を具体化した実施形態3に係る防水コネクタ80を図8によって説明する。
本実施形態の防水コネクタ80は、突起81の幅寸法が小さい点で、実施形態1とは相違する。なお、実施形態1と同様の構成には同一符号を付して重複する説明を省略する。
本実施形態に係る防水コネクタ80は、実施形態1と同様に、相手側コネクタ50のフード部51内に嵌合する端子収容部11と、端子収容部11の外周面に装着され、相手側コネクタ50との嵌合時にはフード部51と端子収容部11との間に挟まれてこの間をシールするシールリング30と、を有し、シールリング30は、端子収容部11の外周面から外側に突出する受け部17の前方に装着されており、受け部17の前面には、相手側コネクタ50との嵌合時に、シールリング30の端面に食い込んだ状態となる突起81が設けられている。
この突起81は、実施形態1と同様、受け部17の前面から前方に突出し、端子収容部11を囲う全周に連続して形成されている。また、突起81は、開口部19から内側に一定距離だけ離れた位置に設けられている。突起81は、実施形態1と同様、断面四角形状をなして突出し、その前面(突出端面82)は、奥壁部14Aの前面と略平行をなしている。また、突起81の幅寸法(内外方向の寸法)は、実施形態1と同様、略一定で、突出寸法(前後方向の寸法)よりも大きく、その内周面83および外周面84は、受け部17の前面に略直角をなすとともに互いに略平行をなしている。突起81の幅寸法は、開口部19と突起81との間の凹み部分の幅寸法と同等の寸法とされている。そして、突起81は、実施形態1と同様、その内側の角部が、シールリング30の端面の外側部分に食い込むようになっている。
以上のように本実施形態においては、受け部17の前面には、相手側コネクタ50との嵌合時に、シールリング30の端面に食い込んだ状態となる突起81が設けられているから、実施形態1と同様、シールリング30が前方に引っ張られた場合であっても、突起81が水の浸入を遮るから、シール性を高めることができる。
<実施形態4>
次に、本発明を具体化した実施形態4に係る防水コネクタ90を図9によって説明する。
本実施形態の防水コネクタ90は、突起91が断面三角形状をなして突出するものである点で、実施形態1とは相違する。なお、実施形態1と同様の構成には同一符号を付して重複する説明を省略する。
本実施形態に係る防水コネクタ90は、実施形態1と同様に、相手側コネクタ50のフード部51内に嵌合する端子収容部11と、端子収容部11の外周面に装着され、相手側コネクタ50との嵌合時にはフード部51と端子収容部11との間に挟まれてこの間をシールするシールリング30と、を有し、シールリング30は、端子収容部11の外周面から外側に突出する受け部17の前方に装着されており、受け部17の前面には、相手側コネクタ50との嵌合時に、シールリング30の端面に食い込んだ状態となる突起91が設けられている。
この突起91は、実施形態1と同様、受け部17の前面から前方に突出し、端子収容部11を囲う全周に連続して形成されている。また、突起91は、開口部19から内側に離れた位置に設けられ、シールリング30の端面の内外方向における外側部分に、突起91の全体が食い込むようになっている。突起91は、断面三角形状をなして突出するものであり、その外側面92および内側面93は同等の勾配をなし、突出端は尖っている。また、突起91の幅寸法(内外方向の寸法)は、実施形態1と同様、略一定であり、突出寸法(前後方向の寸法)よりも大きくされている。
以上のように本実施形態においては、受け部17の前面には、相手側コネクタ50との嵌合時に、シールリング30の端面に食い込んだ状態となる突起91が設けられているから、実施形態1と同様、シールリング30が前方に引っ張られた場合であっても、突起91が水の浸入を遮るから、シール性を高めることができる。また、突起91は、先端が尖っているので、シールリング30の端面に食い込みやすくなっている。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では、本発明を雌型のコネクタに適用した例を説明したが、本発明は、雄側のコネクタに適用しても良い。
10,70,80,90…防水コネクタ
11…端子収容部
14…外筒部
17…受け部
18,71,81,91…突起
20…ロックアーム
30…シールリング
50…相手側コネクタ
51…フード部

Claims (2)

  1. 相手側コネクタのフード部内に嵌合する端子収容部と、
    前記端子収容部の外周面から外側に突出するとともに、前記フード部の先端と嵌合方向に対向する奥壁部の内側の部分に設けられた受け部と、
    前記端子収容部の外周面に装着され、前記相手側コネクタとの嵌合時には前記フード部と前記端子収容部との間に挟まれてこの間をシールするシールリングと、を有し、
    前記シールリングは、前記受け部の前方に装着されており、
    前記受け部には、同受け部の前面から前方に突出する突起が、前記端子収容部の周方向に延びて設けられており、前記相手側コネクタとの嵌合時に、前記突起の突出端面と内周面との角部が、前記シールリングの端面の外側部分に食い込んだ状態となる防水コネクタ。
  2. 相手側コネクタのフード部内に嵌合する端子収容部と、
    前記端子収容部の外周面に装着され、前記相手側コネクタとの嵌合時には前記フード部と前記端子収容部との間に挟まれてこの間をシールするシールリングと、を有し、
    前記シールリングは、前記端子収容部の外周面から外側に突出する受け部の前方に装着されており、
    前記受け部の前面には、前記相手側コネクタとの嵌合時に、前記シールリングの端面に食い込んだ状態となる突起が、前記端子収容部の周方向に延びて設けられており、
    前記フード部の外側を覆う外筒部が、前記受け部と連続して備えられ、
    前記外筒部の一部分を貫いて、ロックアームが設けられており、
    前記突起は、前記受け部のうち前記ロックアームと前記端子収容部との間の部分のみに設けられている防水コネクタ。
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