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JP7623255B2 - ハイブリッド車両の制御装置 - Google Patents

ハイブリッド車両の制御装置 Download PDF

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JP7623255B2
JP7623255B2 JP2021148808A JP2021148808A JP7623255B2 JP 7623255 B2 JP7623255 B2 JP 7623255B2 JP 2021148808 A JP2021148808 A JP 2021148808A JP 2021148808 A JP2021148808 A JP 2021148808A JP 7623255 B2 JP7623255 B2 JP 7623255B2
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  • Hybrid Electric Vehicles (AREA)
  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Description

本発明は、ハイブリッド車両の制御装置に関する。
例えば、特許文献1には、走行用の駆動源として内燃機関と電動機とを備えるハイブリッド車両が開示されている。このハイブリッド車両は、内燃機関の冷却水を冷却する第1ラジエータと、第1ラジエータを冷却する第1電動ファンとを備えている。また、このハイブリッド車両は、電動機に電力を供給する電力供給装置の冷却水を冷却する第2ラジエータと、第2ラジエータを冷却する第2電動ファンとを備えている。そして、第2電動ファンは、電力供給装置の冷却水の温度が所定温度以上である場合に駆動される。また、第2電動ファンは、電力供給装置の冷却水の温度が所定温度未満であっても所定の条件が成立する場合には駆動されることによりエンジンルームが冷却される。
特開2019-119242号公報
ところで、第2電動ファンの駆動制御を簡素に行いたい場合には、リレー回路を使ったオンオフ制御を採用することが考えられる。
ここで、電力供給装置の冷却水の温度条件だけではなく、所定の条件が成立する場合にも第2電動ファンを駆動する場合には、第2電動ファンのオンオフ頻度が高くなる。このようにしてオンオフ頻度が高くなると、リレー回路の接点が早期に摩耗してしまうおそれがある。
上記課題を解決するハイブリッド車両の制御装置は、走行用の駆動源として内燃機関と電動機とを備えるハイブリッド車両に適用される制御装置である。前記ハイブリッド車両は、前記内燃機関の冷却水を冷却する第1ラジエータと、前記第1ラジエータを冷却するとともに風量が多段階に変更される第1電動ファンと、前記電動機に電力を供給する電力供給装置の冷却水を冷却する第2ラジエータと、前記第2ラジエータを冷却するとともにリレー回路を通じてオンオフ制御される第2電動ファンと、を有している。そして、前記制御装置は、前記内燃機関の発熱量に相関する発熱状態値が既定の判定値以上である場合には、前記第1電動ファン及び前記第2電動ファンの双方を駆動する処理と、前記第2電動ファンの駆動を開始してから既定の時間が経過するまでは、当該第2電動ファンの駆動停止を禁止する処理と、を実行する。
同構成によれば、内燃機関の発熱状態値が判定値以上になると、第1電動ファン及び第2電動ファンの双方が駆動される。そのため、第1電動ファン及び第2電動ファンからの送風により、内燃機関や、同内燃機関が配設されるエンジンルーム内の温度を低下させることができる。
また、同構成によれば、第2電動ファンの駆動を開始してから既定の時間が経過するまでは当該第2電動ファンの駆動停止が禁止される。そのため、第2電動ファンが頻繁にオンオフすることが抑えられるようになる。従って、第2電動ファンをオンオフ制御するリレー回路の接点が摩耗することを抑えることができる。
ハイブリッド車両の制御装置の一実施形態が適用される車両の構成を模式的に示す図である。 第1ファンを駆動するデューティ比と機関水温との関係を示す図である。 第2ファンのオンオフ状態とPCU水温との関係を示す図である。 上記制御装置が実行する処理手順を示すフローチャートである。 上記制御装置が実行する処理手順を示すフローチャートである。 第1ファンを駆動するデューティ比と排気温度との関係を示す図である。
以下、一実施形態について図面を参照しつつ説明する。
<車両の構成>
本実施形態では、車両の進行方向と一致する方向を前方とし、その反対を後方として説明する。
図1に示すように、車両500は、走行用の駆動源として内燃機関と電動機とを備えるハイブリッド車両である。
車両500のエンジンルーム510内には内燃機関10が配設されている。内燃機関10のクランク軸は、トランスアクスル50内に設けられた動力分割機構53に接続されている。トランスアクスル50は、車両500の幅方向Hにおいて内燃機関10に隣接して配設されている。
動力分割機構53には、第1モータジェネレータ51や第2モータジェネレータ52が駆動連結されている。さらに、動力分割機構53には、図示しないディファレンシャルギア等を介して、車両500の駆動輪が連結されている。
第1モータジェネレータ51は、機関出力を利用して発電を行う発電機として機能するとともに、内燃機関10の始動時にはクランク軸のクランキングを行う始動用スタータ(電動機)として機能する。また、第2モータジェネレータ52は、駆動輪の駆動力を発生する電動機として機能するとともに、車両500の減速時には回生ブレーキによる発電を行う発電機として機能する。
第1モータジェネレータ51及び第2モータジェネレータ52は、PCU(Power Control Unit)60を介して図示しないバッテリとの間で電力の授受を行う。PCU60は、第1モータジェネレータ51及び第2モータジェネレータ52に電力を供給する電力供給装置である。このPCU60は、バッテリから入力された直流電圧を昇圧して出力するコンバータや、コンバータで昇圧された直流電圧を交流電圧に変換して第1モータジェネレータ51や第2モータジェネレータ52に出力するインバータなどを備えている。なお、本実施形態のPCU60は、トランスアクスル50に組み付けられている。
<車両の冷却系>
車両500は、内燃機関10の冷却を主目的とする第1冷却系100と、PCU60の冷却を主目的とする第2冷却系200とを備えている。
第1冷却系100は、エンジンルーム510内においてトランスアクスル50よりも前方に配置された第1ラジエータ120を有している。
第1ラジエータ120は、内燃機関10の内部に設けられたウォータジャケットなどを流通して高温になった冷却水を冷やすための熱交換器である。
第1ラジエータ120の後方には、第1ラジエータ120を冷却する第1電動ファン110(以下、第1ファン110という)が設けられている。この第1ファン110は、モータで駆動される電動式の冷却ファンである。第1ファン110のモータには、PWM信号を受けて電力を当該モータに供給するドライバ140が接続されている。
第1ラジエータ120と内燃機関10との間の冷却水の循環は、第1ラジエータ120と内燃機関10とを繋ぐ第1冷却水通路130を介して行われる。この他、第1冷却系100には、図示しないリザーブタンク、サーモスタット、第1ラジエータ120を迂回して冷却水を循環させるバイパス通路なども備えられている。
第2冷却系200は、エンジンルーム510内において内燃機関10よりも前方に配置された第2ラジエータ220を有している。
第2ラジエータ220は、PCU60を冷却して高温になった冷却水を冷やすための熱交換器である。
第2ラジエータ220の後方には、第2ラジエータ220を冷却する第2電動ファン210(以下、第2ファン210という)が設けられている。この第2ファン210も、モータで駆動される電動式の冷却ファンである。第2ファン210のモータには、当該モータへの電力供給を制御するリレー回路240が接続されている。
第2ラジエータ220とPCU60との間の冷却水の循環は、第2ラジエータ220とPCU60とを繋ぐ第2冷却水通路230を介して行われる。この他、第2冷却系200には、図示しないリザーブタンク、サーモスタット、第2ラジエータ220を迂回して冷却水を循環させるバイパス通路なども備えられている。
<制御装置>
制御装置300は、CPU310や、メモリ320を備えている。そして、制御装置300は、メモリ320に記憶されたプログラムをCPU310が実行することにより、内燃機関10、第1モータジェネレータ51、第2モータジェネレータ52、第1ファン110、第2ファン210などを制御する。なお、図示はしないが、制御装置300は、内燃機関10の制御ユニットやPCU60の制御ユニットなど、複数の制御ユニットで構成されている。
制御装置300は、各種制御を実施するために、例えばエアフローメータ80によって検出される吸入空気量GAや、クランク角センサ81の出力信号Scrを取得する。また、制御装置300は、第1水温センサ82によって検出される機関水温THWeを取得する。機関水温THWeは、内燃機関10から第1冷却水通路130に流れ込んだ冷却水の温度、つまり内燃機関10で受熱した冷却水の温度である。また、制御装置300は、第2水温センサ83によって検出されるPCU水温THWpを取得する。PCU水温THWpは、PCU60から第2冷却水通路230に流れ込んだ冷却水の温度、つまりPCU60で受熱した冷却水の温度である。
制御装置300は、クランク角センサ81の出力信号Scrに基づいて機関回転速度NEを算出する。また、制御装置300は、機関回転速度NE及び吸入空気量GAに基づいて、機関負荷率KLを算出する。ここで、機関負荷率KLとは、現状の機関回転速度NEにおいてスロットルバルブを全開とした状態で内燃機関10を定常運転したときの気筒流入空気量に対する、現在の気筒流入空気量の比率を表している。なお、気筒流入空気量は、吸気行程において各気筒に流入する吸気の量である。
<制御装置が実行する処理について>
制御装置300は、第1ファン110のモータに印加する電圧のデューティ比DRをパルス幅変調制御(PWM制御)を通じて変更することにより、第1ファン110の風量を制御する。
図2に示すように、制御装置300は、所定周期毎に取得する機関水温THWeに基づいて上記デューティ比DRを可変設定することにより、第1ファン110の風量を多段階に変更する。
すなわち、本実施形態では、取得した機関水温THWeと比較する温度として、温度が低い順に、第1機関水温THWe1<第2機関水温THWe2<第3機関水温THWe3<第4機関水温THWe4、といった各水温が設定されている。また、設定されるデューティ比DRとして、その値が小さい順に、「0%」<第1デューティ比DR1<第2デューティ比DR2<第3デューティ比DR3といった各デューティ比が設定されている。なお、本実施形態では、第3デューティ比DR3として「100%」を設定しているが、100%よりも小さい値を設定してもよい。
そして、デューティ比DRが「0%」、つまり第1ファン110が駆動停止している状態で機関水温THWeが上昇していき、上記第2機関水温THWe2に達すると、「0%」に設定されていたデューティ比DRは上記第1デューティ比DR1に設定される。そして、機関水温THWeが第2機関水温THWe2から上記第3機関水温THWe3に向かって上昇していく過程では、デューティ比DRが、第1デューティ比DR1から上記第2デューティ比DR2に向かって徐々に大きくされていく。この第2機関水温THWe2と第3機関水温THWe3との間の区間は、デューティ比DRの急変を抑える徐変区間となっている。こうした徐変区間を設けることにより、第1ファン110の急激な回転速度変化による騒音の発生を抑えるようにしている。そして、機関水温THWeが第3機関水温THWe3と上記第4機関水温THWe4との間の温度になっている場合には、デューティ比DRは第2デューティ比DR2に保持される。そして、機関水温THWeが上記第4機関水温THWe4に達すると、デューティ比DRは上記第3デューティ比DR3に保持される。
一方、デューティ比DRが第3デューティ比DR3に保持されている状態で、機関水温THWeが低下していき、上記第3機関水温THWe3にまで低下すると、デューティ比DRは上記第2デューティ比DR2に設定される。そして、機関水温THWeが第3機関水温THWe3から上記第2機関水温THWe2に向かって低下していく徐変区間では、デューティ比DRが、第2デューティ比DR2から第1デューティ比DR1に向かって徐々に小さくされていく。そして、機関水温THWeが第2機関水温THWe2と上記第1機関水温THWe1との間の温度になっている場合には、デューティ比DRは第1デューティ比DR1に保持される。そして、機関水温THWeが第1機関水温THWe1にまで低下すると、デューティ比DRは「0%」に保持される。
このように本実施形態では、デューティ比DRが、第1デューティ比DR1、第2デューティ比DR2、及び第3デューティ比DR3といった3段階に変更されることにより、第1ファン110が駆動しているときの風量は3段階に変更される。
また、制御装置300は、第2ファン210のモータへの電力供給及び電力供給の停止を、リレー回路240を使ったオンオフ制御を通じて行うことにより、第2ファン210の駆動及び駆動停止を制御する。
図3に示すように、制御装置300は、所定周期毎に取得するPCU水温THWpに基づき、第2ファン210が備えるモータに接続されたリレー回路240をオンオフすることにより、第2ファン210のオンオフ制御を実施する。
すなわち、本実施形態では、取得したPCU水温THWpと比較する温度として、温度が低い順に、第1PCU水温THWp1<第2PCU水温THWp2、といった各水温が設定されている。
そして、第2ファン210がオフになっている状態でPCU水温THWpが上記第2PCU水温THWp2以上になると、制御装置300は、第2ファン210の駆動を要求する要求フラグFDをオンにする。要求フラグFDがオンになると、制御装置300はリレー回路240の接点をオン操作することにより、第2ファン210への通電を開始する。こうした処理によって第2ファン210はオンにされて駆動状態になる。
一方、第2ファン210がオンになっている状態で、PCU水温THWpが上記第1PCU水温THWp1以下になると、制御装置300は、上記要求フラグFDをオフにする。要求フラグFDがオフになると、制御装置300は、後述の図4に示す一連の処理を実行して第2ファン210の駆動を停止する。第2ファン210の駆動停止に際して、CPU310は、リレー回路240の接点をオフ操作して第2ファン210への通電を停止する。こうした通電停止によって第2ファン210はオフにされて駆動停止状態になる。
また、制御装置300は、図4及び図5に示す各処理を実行する。
図4に示す処理は、メモリ320に記憶されたプログラムをCPU310が実行することにより実現される。なお、図4に示す処理は、第2ファン210がオン状態であって駆動されているときに、所定周期毎に繰り返し実行される。また、以下では、先頭に「S」が付与された数字によって各処理のステップ番号を表現する。
図4に示す一連の処理において、CPU310は、第2ファン210の駆動要求があるか否かを判定する(S100)。このS100では、上記要求フラグFDがオンである場合に、CPU310は、第2ファン210の駆動要求があると判定する。
そして、第2ファン210の駆動要求がないと判定する場合(S100:NO)、つまり要求フラグFDがオフである場合には、第2ファン210の駆動停止をただちに行うのではなく、S110の処理を実行する。
このS110の処理として、CPU310は、第2ファン210の駆動時間TKが既定の判定値TKref以上であるか否かを判定する。駆動時間TKは、第2ファン210の駆動を開始してからの経過時間であり、CPU310が別の処理で計測している。また、判定値TKrefとしては、リレー回路240の接点を保護する上で適切な値が予め設定されている。
そして、駆動時間TKが判定値TKref以上であると判定する場合(S110:YES)、CPU310は、リレー回路240の接点をオフ操作することによって第2ファン210の駆動を停止させる(S120)。
なお、CPU310は、S120の処理を終了した場合や、S100の処理で肯定判定する場合や、S110の処理にて否定判定する場合には、図4に示す一連の処理を一旦終了する。
図5に示す処理は、メモリ320に記憶されたプログラムをCPU310が実行することにより実現される。なお、図5に示す処理は、所定周期毎に繰り返し実行される。
図5に示す一連の処理において、CPU310は、内燃機関10の燃焼室から排出される排気の温度である排気温度THexを取得する(S200)。この排気温度THexは、内燃機関10の発熱量に相関する発熱状態値として取得する値である。本実施形態では、別の処理にて、機関回転速度NE及び機関負荷率KL等から排気温度THexの算出を行っており、その算出した値をS200では取得する。なお、排気温度THexはセンサで検出してもよい。
次に、CPU310は、排気温度THexが既定の判定値THexref以上であるか否かを判定する(S210)。判定値THexrefとしては、内燃機関10やエンジンルーム510内の温度を低下させることが望ましい状態にあることを判定する上で適切な値が予め設定されている。
そして、排気温度THexが判定値THexref以上であると判定する場合(S210:YES)、CPU310は、第1ファン110を駆動するためのデューティ比DRを排気温度THexに基づいて算出する(S220)。
図6に示すように、本実施形態では、取得した排気温度THexと比較する温度として、温度が低い順に、第1排気温度THex1<第2排気温度THex2<第3排気温度THex3<第4排気温度THex4、といった各温度が設定されている。また、設定されるデューティ比DRとして、その値が小さい順に、「0%」<第1デューティ比DR1<第2デューティ比DR2<第3デューティ比DR3といった各デューティ比が設定されている。なお、本実施形態では、第3デューティ比DR3として「100%」を設定しているが、100%よりも小さい値を設定してもよい。
そして、デューティ比DRが「0%」、つまり第1ファン110が駆動停止している状態で排気温度THexが上昇していき、上記第2排気温度THex2に達すると、「0%」に設定されていたデューティ比DRは上記第1デューティ比DR1に設定される。そして、排気温度THexが第2排気温度THex2から上記第3排気温度THex3に向かって上昇していく過程では、デューティ比DRが、第1デューティ比DR1から上記第2デューティ比DR2に向かって徐々に大きくされていく。この第2排気温度THex2と第3排気温度THex3との間の区間は、デューティ比DRの急変を抑える徐変区間となっている。こうした徐変区間を設けることにより、第1ファン110の急激な回転速度変化による騒音の発生が抑えられる。そして、排気温度THexが第3排気温度THex3と上記第4排気温度THex4との間の温度になっている場合には、デューティ比DRは第2デューティ比DR2に保持される。そして、排気温度THexが上記第4排気温度THex4以上になると、デューティ比DRは上記第3デューティ比DR3に設定される。
一方、デューティ比DRが第3デューティ比DR3に保持されている状態で、排気温度THexが低下していき、上記第3排気温度THex3にまで低下すると、デューティ比DRは上記第2デューティ比DR2に設定される。そして、排気温度THexが第3排気温度THex3から上記第2排気温度THex2に向かって低下していく上記徐変区間では、デューティ比DRが、第2デューティ比DR2から第1デューティ比DR1に向かって徐々に小さくされていく。そして、排気温度THexが第2排気温度THex2と上記第1排気温度THex1との間の温度になっている場合には、デューティ比DRは第1デューティ比DR1に保持される。そして、排気温度THexが第1排気温度THex1以下になると、デューティ比DRは「0%」に設定される。
次に、CPU310は、S220で設定したデューティ比DRで第1ファン110を駆動するとともに、第2ファン210の駆動を要求する要求フラグFDをオンにして第2ファン210を駆動する(S230)。そして、本処理を一旦終了する。
なお、S230の処理にて駆動開始された第1ファン110や第2ファン210は、既定の停止条件が成立すると駆動停止される。既定の停止条件としては、例えば排気温度THexが、上記判定値THexrefよりも低い値である既定の停止判定値THexref2以下であることなどが挙げられる。また、そうした判定値THexref2としては、例えば上述した第1排気温度THex1を採用してもよい。
こうして停止条件が成立すると、第2ファン210の駆動を要求する要求フラグFDはオフにされる。そして、図4に示した一連の処理を実行することで第2ファン210の駆動が停止される。
一方、上記S210の処理にて、排気温度THexが判定値THexref未満であると判定する場合(S210:NO)、CPU310は、本処理を一旦終了する。
<作用及び効果>
本実施形態の作用及び効果を説明する。
(1)図4に示したように、第2ファン210の駆動要求が無い場合には、第2ファン210の駆動時間TKが判定値TKref以上になってから第2ファン210の駆動が停止される。つまり、第2ファン210の駆動を開始してから既定の判定時間が経過するまでは当該第2ファン210の駆動停止が禁止される。そのため、第2ファン210が頻繁にオンオフすることが抑えられるようになる。従って、第2ファン210をオンオフ制御するリレー回路240の接点が摩耗することを抑えることができる。
(2)図5に示したように、排気温度THexが判定値THexref以上になると、第1ファン110及び第2ファン210の双方が駆動される。そのため、第1ファン110及び第2ファン210からの送風により、内燃機関10やエンジンルーム510内の温度を低下させることができる。
(3)フリクション、燃料の気化性、耐ノッキング性などの機関性能は、内燃機関10の冷却水温に影響される。そのため、内燃機関10の冷却水温についてその制御性を高める上でも、第1ファン110の風量は多段階に変更することが望ましい。
一方、PCU60の冷却水温については、PCU60が許容温度を超えないように制御すればよいため、簡素なオンオフ制御でも対応可能である。
そこで、本実施形態では、第1ファン110については風量を多段階に変更する制御を採用する一方、第2ファン210についてはオンオフ制御を採用するようにしている。従って、第2ファン210についても第1ファン110と同様に、風量を多段階に変更する制御を採用する場合と比較して、第2ファン210の制御にかかるコストを低減させることができる。
<変更例>
なお、上記実施形態は、以下のように変更して実施することができる。上記実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
・図2や図6に示したデューティ比DRの設定態様は適宜変更することができる。
・図5に示したS220の処理では、排気温度THexに基づいてデューティ比DRを可変設定した。この他、予め定めた固定値をデューティ比DRに設定してもよい。
・内燃機関10の発熱量に相関する発熱状態値として排気温度THexを取得したが、他の値を取得してもよい。例えば、機関回転速度NE及び機関負荷率KLを取得してもよい。
・第1ファン110を駆動するときの風量を3段階に変更したが、2段階に変更したり、4段階以上に変更したりしてもよい。
・第1ファン110のデューティ比DRを設定する際に上記の徐変区間を設定したが、そうした徐変区間を省略してもよい。この変更例の一例としては、例えば以下のものなどが挙げられる。すなわち、図2に示したデューティ比DRの設定において、機関水温THWeが上昇する過程では、第2機関水温THWe2から第3機関水温THWe3の間において第1デューティ比DR1または第2デューティ比DR2を保持するようにしてもよい。また、機関水温THWeが低下する過程では、第3機関水温THWe3から第2機関水温THWe2の間において第2デューティ比DR2を保持するようにしてもよい。
・内燃機関10とトランスアクスル50との位置関係は適宜変更することができる。
・第1ラジエータ120及び第2ラジエータ220の配設位置は適宜変更することができる。
・車両500が備えるモータジェネレータの数は1以上であれば適宜変更することができる。
・車両のハイブリッドシステムとしては、図1に示したシステムに限らず、他のシステムであってもよい。
・制御装置300としては、CPU310とメモリ320とを備えて、ソフトウェア処理を実行するものに限らない。たとえば、上記実施形態においてソフトウェア処理されたものの少なくとも一部を、ハードウェア処理するたとえばASIC等の専用のハードウェア回路を備えてもよい。すなわち、制御装置は、以下の(a)~(c)のいずれかの構成であればよい。(a)上記処理の全てを、プログラムに従って実行する処理装置と、プログラムを記憶するROM等のプログラム格納装置とを備える。(b)上記処理の一部をプログラムに従って実行する処理装置およびプログラム格納装置と、残りの処理を実行する専用のハードウェア回路とを備える。(c)上記処理の全てを実行する専用のハードウェア回路を備える。ここで、処理装置およびプログラム格納装置を備えたソフトウェア実行装置や、専用のハードウェア回路は複数であってもよい。
10…内燃機関
50…トランスアクスル
51…第1モータジェネレータ
52…第2モータジェネレータ
53…動力分割機構
60…PCU
80…エアフローメータ
81…クランク角センサ
82…第1水温センサ
83…第2水温センサ
100…第1冷却系
110…第1電動ファン
120…第1ラジエータ
130…第1冷却水通路
140…ドライバ
200…第2冷却系
210…第2電動ファン
220…第2ラジエータ
230…第2冷却水通路
240…リレー回路
300…制御装置
310…CPU
320…メモリ
500…車両
510…エンジンルーム

Claims (1)

  1. 走行用の駆動源として内燃機関と電動機とを備えるハイブリッド車両に適用される制御装置であって、
    前記ハイブリッド車両は、
    前記内燃機関の冷却水を冷却する第1ラジエータと、
    前記第1ラジエータを冷却するとともに風量が多段階に変更される第1電動ファンと、
    前記電動機に電力を供給する電力供給装置の冷却水を冷却する第2ラジエータと、
    前記第2ラジエータを冷却するとともにリレー回路を通じてオンオフ制御される第2電動ファンと、を有しており、
    前記制御装置は、
    前記内燃機関の発熱量に相関する発熱状態値が既定の判定値以上である場合には、前記第1電動ファン及び前記第2電動ファンの双方を駆動する処理と、
    前記第2電動ファンの駆動を開始してから既定の時間が経過するまでは、当該第2電動ファンの駆動停止を禁止する処理と、を実行する
    ハイブリッド車両の制御装置。
JP2021148808A 2021-09-13 2021-09-13 ハイブリッド車両の制御装置 Active JP7623255B2 (ja)

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