JP7609705B2 - 電力変換装置 - Google Patents
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Description
複数相のコイルのそれぞれを流れる電流は、第1インバータの側から第2インバータの側に流れる向きを正とする。制御装置は、複数相の相毎に、複数の第1スイッチング素子及び複数の第2スイッチング素子のそれぞれの制御信号を生成する制御信号生成部を含む。制御信号生成部は、回転電機の駆動指令に基づく各相の電圧指令の基本変調波が0以上の場合には、基本変調波と0から1の間で変動する第1キャリア信号とを比較して第1インバータの上アーム及び下アームをそれぞれ構成する第1スイッチング素子の制御信号を生成しつつ、第2インバータの上アーム及び下アームをそれぞれ構成する第2スイッチング素子の制御信号をそれぞれオフ及びオンとし、基本変調波が0未満の場合には、基本変調波に1を加えて得られる第1補正変調波と第1キャリア信号とを比較して第1インバータの上アーム及び下アームをそれぞれ構成する第1スイッチング素子の制御信号を生成しつつ、第2インバータの上アーム及び下アームをそれぞれ構成する第2スイッチング素子の制御信号をそれぞれオン及びオフとする。
複数相のコイルのそれぞれを流れる電流は、第1インバータの側から第2インバータの側に流れる向きを正とする。制御装置は、複数相の相毎に、複数の第1スイッチング素子及び複数の第2スイッチング素子のそれぞれの制御信号を生成する制御信号生成部を含む。制御信号生成部は、回転電機の駆動指令に基づく各相の電圧指令の基本変調波が0未満の場合には、基本変調波と-1から0の間で変動する第2キャリア信号とを比較して第2インバータの上アーム及び下アームをそれぞれ構成する第2スイッチング素子の制御信号を生成しつつ、第1インバータの上アーム及び下アームをそれぞれ構成する第1スイッチング素子の制御信号をそれぞれオフ及びオンとし、基本変調波が0以上の場合には、基本変調波に-1を加えて得られる第2補正変調波と第2キャリア信号とを比較して第2インバータの上アーム及び下アームをそれぞれ構成する第2スイッチング素子の制御信号を生成しつつ、第1インバータの上アーム及び下アームをそれぞれ構成する第1スイッチング素子の制御信号をそれぞれオン及びオフとする。
1-1.電力変換装置の構成
図1は、実施の形態1に係る電力変換装置100の構成を概略的に示す図である。図1には、電力変換装置100とともに、電動機1、直流電源2(例えば、バッテリ)、及び平滑コンデンサ3が表されている。電力変換装置100は、直流電源2から電動機1に向けて供給される電力を変換するように構成されている。
第1インバータ10は、各相のコイル4の通電を切り替える3相インバータである。第1インバータ10は、電動機1の相毎に、第1インバータ10の第1高電位点H1とコイル4の一端との間、及び、コイル4の一端と第1インバータ10の第1低電位点L1との間をそれぞれ開閉(オンオフ)可能な複数の第1スイッチング素子12、14、16、18、20、及び22を備えている。本実施形態では、第1スイッチング素子12、14、16、18、20、及び22を総称するときは、「第1スイッチング素子SW1」という。
本実施形態では、第1インバータ10側の第1スイッチング素子SW1と第2インバータ30側の第2スイッチング素子SW2とは、素材の相違により、互いに異なる損失特性を有するように構成されている。
制御装置60は、上述のように構成された第1及び第2インバータ10、30を制御する。制御装置60は、第1インバータ10及び第2インバータ30とともに、電流検出器62、電圧検出器64、及び回転角センサ(図示省略)に接続されている。制御装置60は、CPU(Central Processing Unit)、メモリ、及び不揮発性の記憶部を含んでおり、各種の演算処理を行う。制御装置60における演算処理は、予め記憶されたプログラムをCPUで実行することによるソフトウェア処理で実現されてもよいし、専用の電子回路によるハードウェア処理で実現されてもよい。
ここで、第1スイッチング素子SW1及び第2スイッチング素子SW2のうちで損失が小さい方を「低損失素子」と称し、損失が大きい方を「高損失素子」と称する。ここでいう損失は、典型的には、スイッチング損失及び導通損失である。
以上説明したように、実施の形態1に係る電力変換装置100によれば、Hブリッジモータドライブシステムにおいて、素材の相違を利用して損失特性が異なるスイッチング素子がインバータ単位で混合して使用されている。そして、低損失素子を用いる側のインバータに該当する第1及び第2インバータ10、30の一方のスイッチング回数が、高損失素子を用いる側のインバータに該当する第1及び第2インバータ10、30の他方のスイッチング回数よりも多くなるように第1及び第2インバータ10、30が制御される。これにより、低損失素子を有効活用してインバータ損失(スイッチング損失及び導通損失)を低減することができる。
上述した実施の形態1においては、第1スイッチング素子SW1と第2スイッチング素子SW2は、素材の相違により、互いに異なる損失特性を有するように構成されている。しかしながら、このような素材の相違を利用した例に代え、本開示に係る「複数の第1スイッチング素子」と「複数の第2スイッチング素子」は、チップ面積の相違により、互いに異なる損失特性を有するように構成されていてもよい。
図7は、実施の形態2に係る電力変換装置200の構成を概略的に示す図である。電力変換装置200は、以下に説明される点において、実施の形態1に係る電力変換装置100と相違している。
上述した実施の形態1及び2においては、3相の電動機1に適用された電力変換装置100等を例に挙げて説明を行った。しかしながら、本開示に係る「回転電機」は、例えば、5相の回転電機であってもよい。
2 直流電源
3 平滑コンデンサ
4、6 電動機のコイル
10、210、510 第1インバータ
12、14、16、18、20、22、212、214、216、218、220、222、SW1 第1スイッチング素子
24、44 ダイオード
30、230、520 第2インバータ
32、34、36、38、40、42、232、234、236、238、240、242、SW2 第2スイッチング素
50 高電位側接続線
52 低電位側接続線
60 制御装置
60a 制御装置の制御信号生成部
62 電流検出器
64 電圧検出器
100、200、300、400、500 電力変換装置
202、302、402、404 スイッチ
H1 第1高電位点
H2 第2高電位点
L1 第1低電位点
L2 第2低電位点
U1、V1、W1 第1インバータへの各相コイルの一端の接続点
U2、V2、W2 第2インバータへの各相コイルの他端の接続点
Claims (5)
- 複数相のコイルを有するオープン巻線の回転電機に向けて直流電源から供給される電力を変換する電力変換装置であって、
前記直流電源と並列接続され、前記回転電機の相毎に、第1高電位点と前記コイルの一端との間、及び、前記コイルの一端と第1低電位点との間をそれぞれ開閉可能な複数の第1スイッチング素子を含む第1インバータと、
前記直流電源と並列接続され、前記回転電機の相毎に、第2高電位点と前記コイルの他端との間、及び、前記コイルの他端と第2低電位点との間をそれぞれ開閉可能な複数の第2スイッチング素子を含む第2インバータと、
前記第1及び第2インバータを制御する制御装置と、
を備え、
前記複数の第1スイッチング素子と前記複数の第2スイッチング素子は、互いに異なる損失特性を有するように構成され、
前記複数の第1スイッチング素子及び前記複数の第2スイッチング素子のうちで損失が小さい方を低損失素子と称し、損失が大きい方を高損失素子と称したとき、前記制御装置は、前記低損失素子を用いる側のインバータに該当する前記第1及び第2インバータの一方のスイッチング回数が、前記高損失素子を用いる側のインバータに該当する前記第1及び第2インバータの他方のスイッチング回数よりも多くなるように前記第1及び第2インバータを制御し、
前記複数相のコイルのそれぞれを流れる電流は、前記第1インバータの側から前記第2インバータの側に流れる向きを正とし、
前記制御装置は、前記複数相の相毎に、前記複数の第1スイッチング素子及び前記複数の第2スイッチング素子のそれぞれの制御信号を生成する制御信号生成部を含み、
前記制御信号生成部は、
前記回転電機の駆動指令に基づく各相の電圧指令の基本変調波が0以上の場合には、前記基本変調波と0から1の間で変動する第1キャリア信号とを比較して前記第1インバータの上アーム及び下アームをそれぞれ構成する第1スイッチング素子の制御信号を生成しつつ、前記第2インバータの上アーム及び下アームをそれぞれ構成する第2スイッチング素子の制御信号をそれぞれオフ及びオンとし、
前記基本変調波が0未満の場合には、前記基本変調波に1を加えて得られる第1補正変調波と前記第1キャリア信号とを比較して前記第1インバータの上アーム及び下アームをそれぞれ構成する第1スイッチング素子の制御信号を生成しつつ、前記第2インバータの上アーム及び下アームをそれぞれ構成する第2スイッチング素子の制御信号をそれぞれオン及びオフとする
ことを特徴とする電力変換装置。 - 複数相のコイルを有するオープン巻線の回転電機に向けて直流電源から供給される電力を変換する電力変換装置であって、
前記直流電源と並列接続され、前記回転電機の相毎に、第1高電位点と前記コイルの一端との間、及び、前記コイルの一端と第1低電位点との間をそれぞれ開閉可能な複数の第1スイッチング素子を含む第1インバータと、
前記直流電源と並列接続され、前記回転電機の相毎に、第2高電位点と前記コイルの他端との間、及び、前記コイルの他端と第2低電位点との間をそれぞれ開閉可能な複数の第2スイッチング素子を含む第2インバータと、
前記第1及び第2インバータを制御する制御装置と、
を備え、
前記複数の第1スイッチング素子と前記複数の第2スイッチング素子は、互いに異なる損失特性を有するように構成され、
前記複数の第1スイッチング素子及び前記複数の第2スイッチング素子のうちで損失が小さい方を低損失素子と称し、損失が大きい方を高損失素子と称したとき、前記制御装置は、前記低損失素子を用いる側のインバータに該当する前記第1及び第2インバータの一方のスイッチング回数が、前記高損失素子を用いる側のインバータに該当する前記第1及び第2インバータの他方のスイッチング回数よりも多くなるように前記第1及び第2インバータを制御し、
前記複数相のコイルのそれぞれを流れる電流は、前記第1インバータの側から前記第2インバータの側に流れる向きを正とし、
前記制御装置は、前記複数相の相毎に、前記複数の第1スイッチング素子及び前記複数の第2スイッチング素子のそれぞれの制御信号を生成する制御信号生成部を含み、
前記制御信号生成部は、
前記回転電機の駆動指令に基づく各相の電圧指令の基本変調波が0未満の場合には、前記基本変調波と-1から0の間で変動する第2キャリア信号とを比較して前記第2インバータの上アーム及び下アームをそれぞれ構成する第2スイッチング素子の制御信号を生成しつつ、前記第1インバータの上アーム及び下アームをそれぞれ構成する第1スイッチング素子の制御信号をそれぞれオフ及びオンとし、
前記基本変調波が0以上の場合には、前記基本変調波に-1を加えて得られる第2補正変調波と前記第2キャリア信号とを比較して前記第2インバータの上アーム及び下アームをそれぞれ構成する第2スイッチング素子の制御信号を生成しつつ、前記第1インバータの上アーム及び下アームをそれぞれ構成する第1スイッチング素子の制御信号をそれぞれオン及びオフとする
ことを特徴とする電力変換装置。 - 前記電力変換装置は、前記第1インバータと前記第2インバータとの間に配置され、電流の導通状態と遮断状態とを切り替えるスイッチをさらに備え、
前記第1インバータに含まれる前記複数の第1スイッチング素子は、前記低損失素子である
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の電力変換装置。 - 前記複数の第1スイッチング素子と前記複数の第2スイッチング素子とは、素材の相違により、互いに異なる損失特性を有するように構成されている
ことを特徴とする請求項1~3の何れか1つに記載の電力変換装置。 - 前記複数の第1スイッチング素子と前記複数の第2スイッチング素子とは、チップ面積の相違により、互いに異なる損失特性を有するように構成されている
ことを特徴とする請求項1~3の何れか1つに記載の電力変換装置。
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JP2021086805A JP7609705B2 (ja) | 2021-05-24 | 2021-05-24 | 電力変換装置 |
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JP2018064341A (ja) | 2016-10-12 | 2018-04-19 | 日立アプライアンス株式会社 | 電力変換装置およびこれを用いたシステム |
WO2019142877A1 (ja) | 2018-01-18 | 2019-07-25 | アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 | 回転電機制御装置 |
JP2020072588A (ja) | 2018-11-01 | 2020-05-07 | 株式会社Soken | 回転電機の駆動装置 |
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- 2021-05-24 JP JP2021086805A patent/JP7609705B2/ja active Active
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