JP7588563B2 - トリガー式液体噴出器 - Google Patents
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Description
この構成によれば、トリガー部を後方に引くと、ピストンによってシリンダ内が加圧されることで、シリンダ内の液体が縦供給筒部内を噴出孔に向けて流れる。これにより、液体が噴出孔を通じて噴出される。一方、トリガー部が前方に復帰する過程でシリンダ内が減圧されることで、容器体内の液体が縦供給筒部内に吸い上げられる。縦供給筒部内に吸い上げられた液体は、シリンダ内に流入する。
本発明の一態様に係るトリガー式液体噴出器は、液体が収容される容器体に装着される噴出器本体と、前記噴出器本体の前端部に設けられ、液体を前方に向けて噴出する噴出孔が形成されたノズル部材と、を備え、前記噴出器本体は、上下方向に延びる縦供給筒部と、前記縦供給筒部の前方に前方付勢状態で後方に移動可能に設けられたトリガー部を有し、前記トリガー部の後方への移動によって液体を前記縦供給筒部内から前記噴出孔に向けて流通させるトリガー機構と、を備え、前記トリガー機構は、前記トリガー部の前後動に連係して前後動するピストンと、前記ピストンが前後方向に摺動可能に挿入されたシリンダと、前記ピストンの前後動に連係して前後動することで、前記縦供給筒部内を通じた前記容器体内と前記シリンダ内との連通及び遮断を切り替える弁体と、を備え、前記噴出器本体には、前記ピストンの後方移動時に、前記シリンダ内の液体が前記縦供給筒部内に向けて通過する第1孔と、前記ピストンの後方移動時に前記弁体によって閉塞されるとともに、前記ピストンの前方移動時に開放されることで前記縦供給筒部内を通して前記容器体内の液体を前記シリンダ内に流入させる第2孔と、が形成され、前記ピストンは、前記弁体が挿入された有頂筒状のピストン本体と、前記ピストン本体から内側に向けて突出し、前記弁体の外周面に摺接可能なリップ部と、を備え、前記弁体には、前記ピストン本体の内側と前記第2孔とを連通させる連通路と、少なくとも前記ピストンが最後端位置にあるときに前記リップ部が向かい合うことで、前記ピストンと前記弁体との間に、前記シリンダ内と前記連通路とを連通させる隙間を形成する窪み部と、が形成されている。
特に、本態様では、トリガー部が少なくとも最後端位置にあるとき、シリンダ内と容器体内とがピストン本体の内側、連通路及び第2孔を通じて連通する。これにより、シリンダ内の残圧を容器体内に逃がすことができる。よって、噴出動作の終盤等においてシリンダ内の残圧が不十分なことに起因する液だれを抑制できる。また、シリンダ内の残圧を確実に減少させることができるので、トリガー部を最後端位置まで移動させた状態で、残圧に起因する液だれを抑制できる。その結果、液切れ性を向上させることができる。
本態様によれば、接続孔よりも上流側において液体を所定圧力まで蓄圧した後、接続孔を通じて液体を噴出孔まで導くことができる。これにより、噴出状態を安定させることができる。
また、本態様では、シリンダ内と容器体内とがピストン本体の内側、連通路及び第2孔を通じて連通するので、プライミング操作の際に接続孔よりも上流側に存在する気体を容器体内に向けて効果的に排出することができる。これにより、プライミング操作によって蓄圧弁の周囲を液体で満たしやすくなり、初期噴出時における噴出状態を安定させることができる。
しかも、本態様では、噴出動作の終盤等において、蓄圧弁に作用する液体の圧力が所定圧力未満まで低下することで、接続孔を通じた噴出孔と縦供給筒部との連通が遮断される。これにより、液切れ性をより確実に向上させることができる。
本態様によれば、蓄圧弁がノズル部材に設けられる場合に比べ、シリンダ内と蓄圧弁との間の空間の容積を小さくできる。これにより、プライミング操作で排出するための気体を減らすことができる。その結果、プライミング操作に要する時間を短縮できる。また、プライミング操作後において、蓄圧弁の周囲に気体が残存するのを抑制し、初期噴出時の噴出状態の安定させることができる。
図1に示されるように、本実施形態のトリガー式液体噴出器1は、容器体A内に収容される液体を噴出可能とするものである。トリガー式液体噴出器1は、噴出器本体10と、ノズル部材11と、ポンプ部13を有するトリガー機構14と、カバー15と、を備えている。なお、トリガー式液体噴出器1の各構成部品は、特に記載がなければ合成樹脂を用いた成形品とされている。
中継部材25は、射出筒部24とノズル部材11との間を接続する。中継部材25は、射出筒部24に前方から組み付けられている。
ポンプ部13は、シリンダ51と、ピストン52と、を備えている。
シリンダ51は、前後方向に沿う軸線O2を中心とする筒状に形成されている。シリンダ51は、シリンダ取付筒23内にシリンダ取付筒23の前方から嵌め込まれている。シリンダ51の後端部には、規制部54が設けられている。規制部54は、軸線O2と同軸の環状に形成されている。規制部54は、シリンダ51の後端内周面にブリッジ部51aを介して接続されている。なお、以下の説明において、前後方向から見て軸縁O2に交差する方向をポンプ径方向という場合がある。
ピストン本体56は、後方に向けて開口する有底筒状に形成されている。ピストン本体56は、シリンダ51と同軸に設けられ、シリンダ51の前方からシリンダ51内に挿入されている。
内側リップ部58は、ピストン本体56の内周面からポンプ径方向の内側に突出している。
この構成によれば、ピストン52の前後動に連係して弁体41を前後動させることで、例えばトリガー式液体噴出器1をしばらく放置する等して、弁体41が動き難くなっていても、ピストン52の後方移動によって弁体41を強制的に後方移動させることができる。これにより、トリガー式液体噴出器1の使用頻度が少ない場合であっても、長期に亘って動作信頼性を維持できる。
特に、本実施形態において、弁体41が、ピストン本体56の内側と第2孔20nとを連通させる連通路65と、ピストン52が最後端位置にあるときにピストン52と弁体41との間に隙間S2を形成する窪み部66と、を備える構成とした。
この構成によれば、トリガー部42が少なくとも最後端位置にあるとき、シリンダ51内と容器体A内とがピストン本体56の内側、連通路65及び第2孔20nを通じて連通する。これにより、シリンダ51内の残圧を容器体A内に逃がすことができる。よって、噴出動作の終盤等においてシリンダ51内の残圧が不十分なことに起因する液だれを抑制できる。また、シリンダ51内の残圧を確実に減少させることができるので、トリガー部42を最後端位置まで移動させた状態で、残圧に起因する液だれを抑制できる。その結果、液切れ性を向上させることができる。
この構成によれば、接続孔20fよりも上流側において液体を所定圧力まで蓄圧した後、接続孔20fを通じて液体を噴出孔11bまで導くことができる。これにより、噴出状態を安定させることができる。
また、本実施形態においては、シリンダ51内と容器体A内とがピストン本体56の内側、連通路65及び第2孔20nを通じて連通するので、プライミング操作の際に接続孔20fよりも上流側に存在する気体を容器体A内に向けて効果的に排出することができる。これにより、プライミング操作によって蓄圧弁30の周囲を液体で満たしやすくなり、初期噴出時における噴出状態を安定させることができる。
しかも、本実施形態では、噴出動作の終盤等において、蓄圧弁30に作用する液体の圧力が所定圧力未満まで低下することで、接続孔20fを通じた噴出孔11bと縦供給筒部20との連通が遮断される。これにより、液切れ性をより確実に向上させることができる。
この構成によれば、蓄圧弁30がノズル部材11に設けられる場合に比べ、シリンダ51内と蓄圧弁30との間の空間の容積を小さくできる。これにより、プライミング操作で排出するための気体を減らすことができる。その結果、プライミング操作に要する時間を短縮できる。また、プライミング操作後において、蓄圧弁30の周囲に気体が残存するのを抑制し、初期噴出時の噴出状態の安定させることができる。
上述した実施形態では、トリガー部42が回動可能な構成について説明したが、この構成に限られない。トリガー部42は、前後方向に移動可能な構成であれば、スライド可能に構成されていてもよい。
上述した実施形態では、噴出孔11bとシリンダ51内との連通及び遮断を切り替える弁として、蓄圧弁30を用いる構成について説明したが、この構成に限られない。弁は、シリンダ51内から噴出孔11bへの液体の流れを許容し、噴出孔11bからシリンダ51内への液体の流れを規制する逆止弁等であってもよい。
上述した実施形態では、ピストン52が最後端位置にあるときに内側リップ部58と窪み部66とが向かい合う構成について説明したが、この構成に限られない。内側リップ部58は、ピストン52が少なくとも最後端位置にあるときに窪み部66と向かい合う構成であれば、最後端位置よりも前方にあるときに窪み部66と向かい合う構成であってもよい。
10:噴出器本体
11:ノズル部材
11b:噴出孔
14:トリガー機構
20:縦供給筒部
20f:接続孔
20m:第1孔
20n:第2孔
24:射出筒部
30:蓄圧弁
32:ピストン
41:弁体
42:トリガー部
51:シリンダ
52:ピストン
56:ピストン本体
58:内側リップ部(リップ部)
65:連通路
66:窪み部
A:容器体
Claims (3)
- 液体が収容される容器体に装着される噴出器本体と、
前記噴出器本体の前端部に設けられ、液体を前方に向けて噴出する噴出孔が形成されたノズル部材と、を備え、
前記噴出器本体は、
上下方向に延びる縦供給筒部と、
前記縦供給筒部の前方に前方付勢状態で後方に移動可能に設けられたトリガー部を有し、前記トリガー部の後方への移動によって液体を前記縦供給筒部内から前記噴出孔に向けて流通させるトリガー機構と、を備え、
前記トリガー機構は、
前記トリガー部の前後動に連係して前後動するピストンと、
前記ピストンが前後方向に摺動可能に挿入されたシリンダと、
前記ピストンの前後動に連係して前後動することで、前記縦供給筒部内を通じた前記容器体内と前記シリンダ内との連通及び遮断を切り替える弁体と、を備え、
前記噴出器本体には、
前記ピストンの後方移動時に、前記シリンダ内の液体が前記縦供給筒部内に向けて通過する第1孔と、
前記ピストンの後方移動時に前記弁体によって閉塞されるとともに、前記ピストンの前方移動時に開放されることで前記縦供給筒部内を通して前記容器体内の液体を前記シリンダ内に流入させる第2孔と、が形成され、
前記ピストンは、
前記弁体が挿入された有頂筒状のピストン本体と、
前記ピストン本体から内側に向けて突出し、前記弁体の外周面に摺接可能なリップ部と、を備え、
前記弁体には、
前記ピストン本体の内側と前記第2孔とを連通させる連通路と、
少なくとも前記ピストンが最後端位置にあるときに前記リップ部が向かい合うことで、前記ピストンと前記弁体との間に、前記シリンダ内と前記連通路とを連通させる隙間を形成する窪み部と、が形成されているトリガー式液体噴出器。 - 前記噴出器本体には、前記噴出孔と前記縦供給筒部との間を接続する接続孔が設けられ、
前記噴出器本体は、前記接続孔に向けて付勢された状態で前記接続孔の開口縁に対して接離可能に設けられ、前記接続孔を通じた前記縦供給筒部内と前記噴出孔との間の連通及び遮断を切り替える蓄圧弁を備えている請求項1に記載のトリガー式液体噴出器。 - 前記噴出器本体は、前記縦供給筒部の上端部から前方に向けて延びるとともに、前記ノズル部材と前記縦供給筒部との間に配置される射出筒部を備え、
前記接続孔は、前記縦供給筒部内と前記射出筒部内を接続し、
前記蓄圧弁は、前記縦供給筒部内に上方付勢状態で下方移動可能に設けられている請求項2に記載のトリガー式液体噴出器。
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