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JP7507556B2 - 光ファイバ巻回用ボビン - Google Patents

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Description

本発明は、光ファイバ巻回用ボビンに関し、具体的には、鍔部に空隙が設けられる光ファイバ巻回用ボビンに関する。
一般的に、光ファイバは、搬送等のために光ファイバ巻回用ボビンに巻き取られる。光ファイバは、品質保証等の観点から、ボビンに巻回された状態で伝送損失測定等の種々の検査に供されることがある。このような検査では、一般的に、ボビンに巻回された光ファイバのうち、両端部のそれぞれから所定の長さだけ巻き外した後、巻き外された光ファイバの一方側の端部と、巻き外れた光ファイバの他方側の端部とを検査機器に接続して行われる。したがって、ボビンに光ファイバを巻き取るに当たって多くの場合、上記検査に使用するために、光ファイバの端部から所定の長さに亘って検査用余長部を確保することが必要となる。このような検査用余長部を確保し得る光ファイバ巻回用ボビンとして、例えば、下記特許文献1に記載されたボビンが知られている。
この特許文献1に記載されたボビンは、上記胴部及び上記鍔部に加えて、光ファイバの巻き始めを巻きつける補助胴部を有している。また、鍔部には当該鍔部を貫通するスリットが設けられている。補助胴部に光ファイバを巻回した後、スリットから光ファイバを胴部に通し、胴部に光ファイバを巻回することができる。このため、補助胴部に巻回された巻き始め端部側の光ファイバを上記検査用余長部とすることができる。
なお、光ファイバを搬送等する際にボビンに巻回された光ファイバを保護するために、上記のようなボビンには、例えば下記特許文献2に記載されるようなボビンケースが装着される場合がある。
特開2003-137588号公報 特開2017-186104号公報
ところで、上記特許文献1に記載されたボビンには、鍔部に上記空隙が設けられている。このため、当該空隙から胴部側に塵埃等の異物が入り込み、スリット近傍の光ファイバに付着する場合がある。この場合、ボビンに巻回された光ファイバの品質に影響が生じ得る。
また、特許文献2に記載されるボビンケースは、内周面に設けられた溝が鍔部に係合することによってボビンに装着される。このような構成では、スリットはボビンケースによって殆ど覆われない。したがって、このようなボビンケースをボビンに装着した場合であっても、塵埃がスリットから胴部側に入り込む場合がある。
そこで、本発明は、鍔部を貫通するスリット等の空隙近傍の光ファイバを保護し得る光ファイバ巻回用ボビンを提供することを目的とする。
上記目的の達成のため、本発明の光ファイバ巻回用ボビンは、光ファイバが巻回される胴部と、前記胴部から径方向に延出する鍔部と、前記鍔部の軸方向外側の面に貼着されるシール部材と、を備え、前記鍔部には、当該鍔部を貫通する空隙が設けられ、前記シール部材の一部は前記空隙の少なくとも一部を覆うとともに、前記シール部材の前記空隙を覆う部分の少なくとも一部が非粘着部であることを特徴とするものである。
上記光ファイバ巻回用ボビンでは、鍔部に設けられた空隙の少なくとも一部が上記シール部材によって覆われるため、塵埃等の異物が空隙を介して胴部側に入り込むことが抑制され得る。したがって、胴部に巻回された光ファイバの空隙近傍に異物が付着することを抑制することができる。
ところで、シール部材のうち空隙を覆う部分は軸方向内側から見て露出しているため、この露出する部分が粘着性である場合、この露出する部分に塵埃などの異物が付着するおそれがある。しかし、上記光ファイバ巻回用ボビンでは、シール部材のうち空隙を覆う部分の少なくとも一部が非粘着部であるため、このような露出する部分に異物が付着することを抑制することができる。
このように、この光ファイバ巻回用ボビンによれば、鍔部を貫通するスリット等の空隙近傍の光ファイバを保護し得る。
また、前記空隙の全体が前記シール部材で覆われることが好ましい。
このように空隙全体をシール部材で覆うことによって、塵埃等の異物が空隙を介して胴部側に入り込むことをより効果的に抑制し得る。
また、前記シール部材の前記空隙を覆う部分の全てが前記非粘着部であることが好ましい。
このように、シール部材の空隙の覆う部分を全て非粘着部とすれば、シール部材に異物が付着することをより効果的に抑制し得る。
また、前記シール部材のうち少なくとも前記空隙を覆う部分が紫外線非透過性であることが好ましい。
このような構成によれば、紫外線が空隙から胴部側に入り込むことを抑制することができ、胴部に巻回された光ファイバの空隙近傍が紫外線によって影響を受けることを抑制することができる。
また、前記シール部材は、1.5N/10mm以上10N/10mm以下の初期粘着力を有することが好ましい。
シール部材の初期粘着力が1.5N/10mm以上あれば、シール部材を鍔部に対して複数回貼り直してもシール部材が鍔部から剥がれ難い。また、シール部材の初期粘着力を10N/10mm以下とすれば、シール部材を着脱する際の作業性が向上し得る。
また、前記空隙は、前記鍔部の外縁から前記胴部に向かって延在するスリットであることが好ましい。
このような構成であれば、上記空隙が貫通孔である場合に比べて、軸方向外側から軸方向内側に向かって容易に光ファイバを導入することができる。
また、上記空隙がスリットである場合、前記非粘着部の幅が前記スリットのスリット幅よりも大きいことが好ましい。
このようにすれば、例えば非粘着部の幅がスリットのスリット幅と同じである場合に比べて、容易にスリットを非粘着部で覆うことができる。
また、非粘着部の幅がスリットのスリット幅よりも大きい場合、前記非粘着部の幅が前記スリットのスリット幅よりも1mm以上3mm以下の範囲で大きいことがより好ましい。
このようにすれば、より容易にスリットを非粘着部で覆うことができるとともに、非粘着部が無駄に大きくなることを抑制することができる。
また、前記シール部材の破断伸びが100%以上であることが好ましい。
このような構成によれば、シール部材が貼着される部分の形状に応じてシール部材が柔軟に変形し得、シール部材の密着性が高まり得る。
また、前記鍔部の前記軸方向外側の面には、当該面から軸方向外側に突出する少なくとも1つのリブが、前記鍔部の外縁側から前記胴部側に向かって延在し、前記シール部材の外縁の一部は、前記空隙と隣り合う前記リブの前記空隙側の外縁に対応する形状であることが好ましい。
この場合、シール部材の上記外縁の一部を空隙と隣り合う上記リブの空隙側の外縁に沿わせてシール部材を貼着することができる。このため、シール部材の位置合わせが容易になり得る。
また、前記シール部材は、シート状の基材と、前記基材のうち前記鍔部側を向く面に設けられる粘着材と、前記粘着材の一部に貼着され前記基材側と反対側の面が非粘着性である貼着部材と、を含んでもよい。
この構成によれば、既に基材に塗布された粘着材に貼着部材を貼り合わせるだけで非粘着部を構成し得る。このため、例えば、基材の一部に粘着材が塗布されないように粘着材の塗布範囲を調整して非粘着部を構成する場合に比べて、非粘着部を有するシール部材を容易に構成することができる。
また、シール部材が上記貼着部材を有する場合、前記貼着部材の線膨張係数が前記基材の線膨張係数よりも小さいことが好ましい。
この場合、基材が収縮する際に、線膨張係数の小さな非粘着部材によって基材の収縮が抑制され得る。したがって、シール部材の変形を抑制することができる。
また、シール部材が上記貼着部材を有する場合、前記貼着部材のヤング率が前記基材のヤング率よりも大きいことが好ましい。
この場合、基材が曲がる際に、ヤング率の大きな非粘着部材によって基材の曲がりが抑制され得る。したがって、シール部材の変形を抑制することができる。
また、シール部材が上記貼着部材を有する場合、前記貼着部材の厚みが70μm以上120μm以下であることが好ましい。
貼着部材の厚みが70μm以上の厚さであれば、上記厚みが70μmよりも小さい場合に比べて、貼着部材の強度が強まり、基材の変形を抑制することができる。一方、貼着部材の厚みが120μm以下の薄さであれば、貼着部材の厚みが120μmよりも大きい場合に比べて、基材と貼着部材との間の段差を小さくし得る。このように基材と貼着部材との間の段差を小さくすれば、当該段差に起因して粘着材と鍔部との接着面積が小さくなることが抑制され得、シール部材と鍔部との接着性を良好にすることができる。
以上のように、本発明によれば、鍔部を貫通するスリット等の空隙近傍の光ファイバを保護し得る光ファイバ巻回用ボビンが提供され得る。
実施形態に係る光ファイバ巻回用ボビンを当該ボビンに巻回された光ファイバとともに示す側面図である。 図1に示される光ファイバ巻回用ボビンを軸方向外側から見る図であり、当該ボビンに巻回された光ファイバとともに示す図である。 図1に示される光ファイバ巻回用ボビンの第1鍔部近傍を当該ボビンに巻回された光ファイバとともに示す図であり、当該鍔部の外縁側から胴部側に向かって見る図である。 図2に示されるシール部材の側面図である。 図4に示されるシール部材の平面図である。 シール部材の粘着力を測定する様子を概略的に示す図である。 図3に示されるシール部材近傍を拡大して示す図である。 図7のA-A線に沿った断面を概略的に示す図である。 図7のB-B線に沿った断面を概略的に示す図である。 実施形態の変形例を図8と同様の視点で示す図である。 実施形態の変形例を図9と同様の視点で示す図である。 シール部材の変形例を図5と同様の視点で示す図である。
以下、本発明に係る光ファイバ巻回用ボビンを実施するための形態が添付図面とともに例示される。以下に例示する実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、以下の実施形態から変更、改良することができる。また、本明細書では、理解を容易にするために、各部材の寸法が誇張して示されている場合がある。
図1は、実施形態に係る光ファイバ巻回用ボビン10を当該光ファイバ巻回用ボビン10に巻回された光ファイバ1とともに示す側面図である。なお、以下、光ファイバ巻回用ボビンを単にボビンと記載する場合がある。
図1に示すように、ボビン10は、円筒状の胴部11と、胴部11から径方向に延出する第1鍔部12及び第2鍔部13と、を備える。なお、径方向とは、胴部11の中心軸に垂直な断面において、胴部11の中心軸から胴部11の外縁に向かう方向を言う。この胴部11に光ファイバ1が巻回される。第1鍔部12及び第2鍔部13は概ね同じ直径を有しており、これらの直径は概ね30cm~50cmであってもよい。なお、図1では、図が複雑になることを避けるために光ファイバ1が胴部11に単層巻きされている様子が示されているが、光ファイバ1が胴部11に複層巻きにされてもよい。
ここで、胴部11の中心軸に沿う方向を軸方向と言い、第1鍔部12及び第2鍔部13を基準として胴部11の軸方向における中央側を軸方向内側と言い、中央側とは反対側を軸方向外側と言う。第1鍔部12は、軸方向内側の第1主面12aと、軸方向外側の第2主面12bとを含んでいる。第1主面12aは、胴部11に巻回される光ファイバ1と対向する。
図2は、ボビン10を軸方向外側から見る図であり、光ファイバ1がボビン10に巻回された状態が示されている。
図2に示すように、第1鍔部12の第2主面12bには、第2主面12bから軸方向外側に突出する複数のリブ18が第1鍔部12の外縁12T側から胴部11側に向かって延在している。このようなリブ18によって、第1鍔部12の強度が補強されている。第2主面12bには、複数のリブ18のうち隣り合う一対のリブ18と、第1鍔部12の外縁12Tの一部と、胴部11の外縁の一部とによって囲まれる概ね扇形の領域CRが複数形成されている。図示は省略するが、第2鍔部13にも同様のリブが設けられてもよい。
図3は、第1鍔部12近傍を光ファイバ1とともに示す図であり、第1鍔部12の外縁12T側から胴部11側に向かって見る図である。なお、図3では、図1と同様に図が複雑になることを避けるために、光ファイバ1が胴部11に単層巻きにされた様子が示され、また、リブ18の図示が省略されている。
図3に示すように、胴部11の外周面は緩衝材19で覆われている。なお、図1では、この緩衝材19の図示が省略されている。
図2及び図3に示すように、第1鍔部12には、第1鍔部12を軸方向に貫通する空隙が形成されている。本実施形態では、この空隙は、第1鍔部12の径方向の全幅に亘って延在しているスリット16である。このスリット16は、上述の第2主面12bの領域CRの1つである領域CR1の概ね中央に形成されている。このように、スリット16は、一対のリブ18と隣り合っている。また、ボビン10を軸方向外側から見る場合に、領域CR1を形成する一対のリブ18のそれぞれの外縁のうちスリット16側の部分18Sは直線状に延在している。スリット16のスリット幅SWは、光ファイバ1の直径よりも大きく、例えば概ね8mmであってもよい。
領域CR1にはシール部材20が貼着されており、本実施形態では、スリット16の全体がこのシール部材20によって覆われている。なお、このシール部材20については後に詳細に説明する。
図1から図3に示すように、ボビン10は、第1鍔部12から軸方向外側に向かって延在する補助胴部17と、補助胴部17の終端部の外周面から径方向に延在する補助鍔部14とをさらに備えている。本実施形態では、補助胴部17の直径と胴部11の直径とは概ね同じであり、軸方向に沿った補助胴部17の長さは軸方向に沿った胴部11の長さよりも短い。補助鍔部14にはスリット14Sが設けられており、スリット14Sとスリット16とは軸方向に沿って概ね一直線上に並んでいる。本実施形態において、補助胴部17と胴部11とは一体的に形成されており、第1鍔部12によって補助胴部17と胴部11とが区切られる。ただし、補助胴部17と胴部11とが別体であってもよい。図3に示すように、補助鍔部14の直径は、第1鍔部12及び第2鍔部13の直径よりも小さい。
本実施形態において、光ファイバ1は以下のようにしてボビン10に巻回されている。まず、光ファイバ1の一方側の端部E1が補助鍔部14の外面14aに固定シール2によって固定された状態で、光ファイバ1は、補助鍔部14のスリット14Sを介して補助胴部17に導入され、補助胴部17の外周面に数周分巻回される。そして、光ファイバ1は、スリット16を介して胴部11に導入される。ここで、補助胴部17側の光ファイバ1のうちスリット16近傍は、上記シール部材20によって第1鍔部12の第2主面12bに固定される。胴部11側に導入された光ファイバ1は、第1鍔部12近傍から第2鍔部13近傍に亘って緩衝材19の外周面に1層巻き又は多層巻きで巻回される。そして、光ファイバ1の他方側の端部E2は、第2鍔部13近傍において固定シール3によって緩衝材19に固定される。
ところで、光ファイバ1のうち補助胴部17に巻回された区間は、補助鍔部14に貼着した固定シール2を剥がすことによって容易に巻き外すことができる。また、例えば図1に示すように、端部E1とは反対側の端部E2が露出するように光ファイバ1を巻回すれば、固定シール3を剥がすことによって、端部E2を容易に巻き外すことができる。そして、補助胴部17から巻き外された端部E1と、第2鍔部13近傍から巻き外された端部E2とを所定の検査機器に接続することによって、ボビン10に巻回されている光ファイバ1の伝送損失等を測定し得る。
次に、上述したシール部材20について説明する。図4は、シール部材20を示す側面図である。図4に示すように、シール部材20は、基材21と、粘着材22と、貼着部材23とを主な構成として備える。
基材21は、シート状の部材であり、本実施形態では非粘着性の部材である。基材21は、厚み方向において互いに対向する一対の主面と、厚み方向に垂直な幅方向において互いに対向する一対の側面21Sとを含んでいる。基材21は、伸縮する前の基準状態において上記領域CR1よりも小さな寸法を有している。
図5は、シール部材20を貼着部材23側から見る平面図であり、基材21の外形は略扇形である。また、シール部材20を平面視した場合において、上記一対の側面21Sは、シール部材20の外縁として視認することができ、互いに反対方向に傾斜する直線状に視認することができる。
また、基材21は、所定の伸縮性を有する。このように基材21が所定の伸縮性を有することによって、シール部材20に伸縮性が付与される。つまり、シール部材20は、当該シール部材20を貼着する部分の形状に応じて変形することができ、本実施形態では上記領域CR1の概ね全体を覆うように変形することができる。
このような基材21の材料は特に限定されないが、本実施形態では、ポリ塩化ビニル(PVC)が用いられる。基材21をPVCから形成すれば、シール部材20の破断伸びを例えば100%以上にし易い。シール部材20の破断伸びが100%程度以上あれば、例えばシール部材20を領域CR1の概ね全体を覆うように伸ばしても、シール部材20に亀裂などが生じることを抑制することができる。
粘着材22は、基材21の厚み方向における一方側の主面に塗布される。本実施形態では、上記主面の概ね全面に塗布される。粘着材22が基材21に設けられることによって、シール部材20に所定の粘着力が付与される。粘着材22の材料は特に限定されないが、ゴム系の樹脂であれば粘着力が付与され易い傾向がある。そのため、本実施形態では、粘着材22としてゴム系の樹脂が用いられる。
このようなシール部材20の初期粘着力は、シール部材20を第1鍔部12に貼着できる程度の粘着力であれば特に限定されないが、本実施形態のシール部材は、1.5N/10mm以上10N/mm以下の初期粘着力を有する。なお、初期粘着力とは、シール部材20に経時変化や環境変化が殆ど生じていない状態におけるシール部材20の粘着力をいう。具体的には、シール部材20を対象物に最初に貼着した際の粘着力を言い、JIS Z 0237に則した試料の準備期間(例えば、24時間)後における粘着力を言う。
本実施形態において、粘着材22によって付与されるシール部材20の粘着力は、JIS Z 0237に規定される「試験板に対する180°引きはがし粘着力試験」によって測定される。具体的には、上記基材21に上記粘着材22が設けられたサンプル20Pを準備する。このサンプル20Pは、この試験に用いることができる程度の寸法に調整される。そして、図6に示すように、試験板となる第1鍔部12を固定チャック100によって固定し、サンプル20Pの一方側の端部から所定の長さに亘る部分を第1鍔部12に貼り付ける。そして、このサンプル20Pの他方側の端部を持って180°に折り返し、サンプル20Pの他方側の端部を引っ張ることによってサンプル20Pを第1鍔部12から引き剥がしていく。このサンプル20Pを引き剥がしていく際にかかる力を粘着力(単位:N/10mm)とする。
図5に示すように、貼着部材23は、非粘着性の板状の部材であり、外形が概ね長方形である。この貼着部材23は、粘着材22に貼着されることによって基材21に固定されている。本実施形態において、貼着部材23の幅Wは、上記スリット16のスリット幅SW(図3参照)よりも大きく、基材21の幅よりも小さい。例えば、スリット16のスリット幅SWが上記のように8mm程度である場合、貼着部材23の幅Wは、スリット幅SWよりも1mm以上3mm以下の範囲で大きいことが好ましい。幅Wが幅SWよりも1mm以上大きければ、貼着部材23を貼る位置がずれた場合でも、ずれの影響が生じにくくなり得る。一方、幅Wが幅SWよりも3mm大きければ、上記ずれの影響がより生じにくくなる。また、幅Wが幅SWよりも3mm大きい程度であれば、貼着部材23に無駄な糊代が生じることを抑制することができる。また、貼着部材23は、基材21の幅方向における中央の領域に配置されており、幅方向及び厚み方向に垂直な方向を長辺方向とすると、当該長辺方向における基材21の全長に亘って延在している。
上述のように貼着部材23は非粘着性を有する。貼着部材23は、粘着材22の一部に貼着され基材21側とは反対側の面が非粘着性であり、シール部材20の厚み方向における一方側(粘着材22が設けられる側)において非粘着部となる。こうして、図5に示すように、シール部材20の厚み方向における一方側には、中央に位置する非粘着部(貼着部材23)と、非粘着部を挟んで両側に位置する粘着部(粘着材22)とが形成される。ここで、非粘着部とされる貼着部材23の粘着力は、粘着材22の粘着力よりも小さく、例えば0.5N/mmよりも小さくてもよい。このような粘着力であれば、塵埃などが付着し難い傾向がある。
また、貼着部材23の厚みHは特に限定されないが、例えば、30μm以上150μm以下であることが好ましく、貼着部材23を後述するようにポリエチレンテレフタラート(PET)から形成する場合には、70μm以上120μm以下であることが好ましい。
また、本実施形態において、貼着部材23は、基材21の線膨張係数よりも小さな線膨張係数を有している。このため、基材21が収縮する際に線膨張係数の小さな貼着部材23によって基材21の収縮が抑制され得、シール部材20の変形が抑制され得る。また、貼着部材23は、基材21のヤング率よりも大きなヤング率を有する。このため、基材21が曲がる際に、ヤング率の大きな貼着部材23によって基材21の曲がりが抑制され得、シール部材20の変形が抑制され得る。このように、本実施形態の貼着部材23は、シール部材20の変形を抑制する変形抑制部としても機能する。なお、貼着部材23を変形抑制部として機能させる等の観点から、貼着部材23をPETから形成することが好ましい。
次に、このようなシール部材20が貼着された部分の様子について詳細に説明する。
図7は図3に示されるシール部材20近傍を拡大して示す図であり、図8は図7のA-A線に沿った断面を概略的に示す図であり、図9は図7のB-B線に沿った断面を概略的に示す図である。
シール部材20は、粘着材22を第1鍔部12側に向けることにより、第1鍔部12の第2主面12bのうち一対のリブ18の間の領域CR1に貼着される。また、上述のように、この領域CR1には、スリット16が形成されている。図7に示すように、領域CR1の最大幅は、リブ18のうち第1鍔部12の外縁12Tに最近接した部分の幅L1であり、この幅L1の方向がシール部材20の上記幅方向に概ね対応する。幅L1は、例えば概ね5cmであってもよい。また、図8及び図9の断面視における領域CR1の高さは、第1鍔部12の径方向の全幅L2であり、この幅L2の方向がシール部材20の上記長辺方向に対応する。なお、幅L2は、例えば概ね5cmであってもよい。
上述のように、シール部材20は、領域CR1よりも小さな寸法を有するが、伸縮性を有する。したがって、図7から図9に示すように、シール部材20は、領域CR1に貼着される際に幅L1の方向及び幅L2の方向に引き伸ばされ、粘着材22の粘着力によって領域CR1の概ね全体に亘って貼着される。こうして、領域CR1に形成されたスリット16の全体が、第2主面12bに貼着されたシール部材20によって覆われる。具体的には、図7に示すように、幅L1の方向におけるスリット16の全長がシール部材20によって覆われる。また、図8に示すように、幅L2の方向におけるスリット16の全長がシール部材20によって覆われる。また、上述のように、領域CR1を形成する一対のリブ18のそれぞれの外縁のうちスリット16側の部分18Sは直線状である。また、シール部材20の外縁の一部である一対の側面21Sは、上記部分18Sに対応する形状で直線状である。このため、図2に示すように、シール部材20が領域CR1に貼着された状態において、シール部材20の側面21Sと上記部分18Sとが概ね平行になる。
ところで、上述のように、シール部材20の上記幅方向における中央の領域には、スリット16のスリット幅SWよりも大きな幅Wを有する非粘着性の貼着部材23が設けられている。また、この貼着部材23は、上記長辺方向におけるシール部材20の全長に亘って設けられている。このような構成により、シール部材20が領域CR1に貼り付けられた状態では、スリット16の全体が貼着部材23によって覆われる。胴部11側からスリット16を見る場合、図7及び図8に示すように、シール部材20は胴部11側に向かって露出している。本実施形態では、上記のような構成により、シール部材20のスリット16を覆う部分の全体が、非粘着性の貼着部材23となる。
また、上述のように、光ファイバ1は、スリット16を通過して補助胴部17側から胴部11側に導入されている。したがって、シール部材20が第2主面12bに貼着されることに伴って、補助胴部17側の光ファイバ1のうちスリット16近傍が、粘着材22を介して第2主面12bに固定される。この際、シール部材20は上述のように伸縮性を有するため、光ファイバ1の形状に応じて変形して光ファイバ1に概ね密着する。
このようにして光ファイバ1が第2主面12bに固定されることによって、例えば光ファイバ1が巻回されたボビン10が回転した際などに光ファイバ1のうちスリット16近傍が動くことが抑制され得る。
なお、この光ファイバ1は、例えば以下のような状態でスリット16を介して胴部11側に導入されるとともに、第2主面12bに固定される。すなわち、リブ18に沿って第2主面12bに向かって導入されてきた光ファイバ1は、シール部材20と第2主面12bとによって挟み込まれて第1鍔部12の付け根12U近傍に固定される。こうして、光ファイバ1は、第2主面12bの面内方向に沿ってスリット16まで導かれ、スリット16を通過して胴部11側に導入される。ここで、図8に示すように、胴部11は緩衝材19によって覆われている。つまり、緩衝材19の外周面は、胴部11の外周面よりも第1鍔部12の外縁12T側にずれた位置に存在する。そのため、光ファイバ1は、スリット16の中でやや外縁12T側に傾きながら胴部11側に導入され、緩衝材19の外周面19Sに巻回される。
以上説明したように、本実施形態の光ファイバ巻回用ボビン10は、光ファイバ1が巻回される胴部11と、胴部11から径方向に延出する第1鍔部12と、第1鍔部12の軸方向外側に貼着されるシール部材20と、を備える。第1鍔部12には、当該第1鍔部12を貫通するスリット16が設けられる。また、シール部材20の一部はスリット16の全体を覆うとともに、シール部材20のスリット16を覆う部分の全体が非粘着部である貼着部材23である
このボビン10では、第1鍔部12に設けられたスリット16の全体がシール部材20によって覆われるため、塵埃等の異物がスリット16を介して胴部11側に入り込むことが抑制され得る。したがって、胴部11に巻回された光ファイバ1のうちスリット16近傍に異物が付着することを抑制することができる。
ところで、上述のように、シール部材20のスリット16を覆う部分は第1主面12a側から見て露出している。このため、この露出する部分が粘着性である場合、この露出する部分に塵埃などの異物が付着するおそれがある。しかし、ボビン10では、スリット16を覆う部分、すなわち、第1主面12a側から見て露出する部分の全体が非粘着性の貼着部材23であるため、このような露出する部分に異物が付着することを抑制することができる。
このように、この光ファイバ巻回用ボビン10によれば、光ファイバ巻回用ボビンに巻回されるスリット近傍の光ファイバを保護し得る。
また、上述のように、本実施形態のシール部材20は、1.5N/10mm以上10N/10mm以下の初期粘着力を有する。シール部材20の初期粘着力が1.5N/10mm以上あれば、シール部材を鍔部に対して複数回貼り直しても、シール部材が剥がれ難い。また、シール部材の初期粘着力を10N/10mm以下とすれば、シール部材を着脱する際の作業性が向上し得る。
以下、シール部材20の初期粘着力を1.5N/10mm以上10N/10mm以下とする理由について説明する。
本発明者は、シール部材20の粘着力に関して、以下の検証を行った。
まず、基材21に粘着材22が設けられた上記サンプル20Pを1つ準備し、これを第1鍔部12に貼って剥がす作業を100回繰り返した後、サンプル20Pの残存粘着力を測定した。その結果、初期粘着力(2.5N/10mm)の5割程度の粘着力を有することが確認された。通常、貼り直し作業は数回と考えられ、100回も貼り直し作業をすることは想定し難い。そのため、通常の使用条件において貼り直しをしても、サンプル20Pには、初期粘着力の5割以上の粘着力は残っていると考えられる。次に、上記初期粘着力の2割(0.5N/10mm)まで粘着力を低下させたサンプル20Pを第1鍔部12に貼着して、5000回転/分で第1鍔部12を高速回転させたところ、このような粘着力(0.5N/10mm)であっても回転中にサンプル20Pが剥がれないことが確認された。
上記検証結果に基づいて、サンプル20Pの初期粘着力が1.5N/10mmの場合を想定する。この場合、仮にサンプル20Pを100回以上貼り直すことによって粘着力が例えば4割まで低下したとしても、残存粘着力は0.6N/10mmとなる。この残存粘着力は、上記高速回転試験においてサンプル20Pが剥がれないことが確認された粘着力(0.5N/10mm)よりも大きい。つまり、サンプル20Pの初期粘着力が1.5N/10mm以上あれば、通常の使用条件においてサンプル20Pを複数回貼り直したとしても、高速回転条件においてサンプル20Pが剥がれない程度の粘着力が残存していると考えられる。
次に、初期粘着力が10N/10mmのサンプル20Pを第1鍔部12に貼り付け、これを手作業で第1鍔部12から剥がしたところ、手作業であっても無理なく剥がすことができた。しかし、初期粘着力が10N/10mmよりも若干大きいサンプル20Pを第1鍔部12から手作業で剥がそうとしたところ、剥がし難さが実感された。
ところで、シール部材20は、上述のようにサンプル20Pの粘着材22に貼着部材23が貼着された構成を有する。しかし、上述のように貼着部材23の寸法はスリット幅SWよりも例えば2mm程度大きな寸法に過ぎず、図7及び図9に示すように、シール部材20が正しい位置に貼着されれば、粘着材22の大部分が第1鍔部12に付着する。つまり、シール部材20が正しい位置に貼着される場合、貼着部材23が粘着材22の粘着力に及ぼす影響は僅少であり、上記検証結果におけるサンプル20Pの粘着力の値と、シール部材20の粘着力の値とは概ね同値になる。
したがって、シール部材20の初期粘着力が1.5N/10mmであれば、シール部材20を第1鍔部12に対して複数回貼り直した場合であっても、上記のような高速回転条件においてシール部材20が第1鍔部12から剥がれない程度の粘着力を有するため、シール部材20が第1鍔部12から剥がれ難い。また、シール部材20の初期粘着力が10N/10mm以下であれば、手作業でシール部材20を無理なく剥がし得、作業性が向上し得る。
ところで、シール部材20を第1鍔部12に貼着する際に貼着部材23の位置が正しい位置からずれると、粘着材22と第1鍔部12とが接する面積が低下し得、シール部材20の第1鍔部12に対する粘着力が低下し得る。しかし、シール部材20を正しい位置に貼着するためにシール部材20を貼り直すと、やはりシール部材20の粘着力が低下し得る。そのため、シール部材20は正しい位置に貼着することが好ましい。
この点に関し、本実施形態では、上述のように、シール部材20を貼着する位置が一対のリブ18等によって囲まれる領域CR1によって予め定められているため、位置合わせが容易であり、シール部材20を貼着する位置が正しい位置からずれることを効果的に抑制することができる。また、上述のように、本実施形態では、シール部材20の外縁の一部である一対の側面21Sは、領域CR1を形成する一対のリブ18のそれぞれのスリット16側の部分18Sに対応する形状であり、直線状であるため、シール部材20の側面21Sをリブ18のスリット16側の部分18Sに沿わせてシール部材20を貼着することができる。このため、シール部材20の位置合わせがさらに容易であり、シール部材を貼着する位置が正しい位置からずれることをさらに効果的に抑制することができる。
また、ボビン10では、上述のように、貼着部材23の幅がスリット16のスリット幅SWよりも大きく、例えば、2mm程度大きい。このような構成により、例えば貼着部材23の幅がスリット幅SWと同じである場合に比べて、容易にスリット16を貼着部材23で覆うことができる。
また、上記実施形態では、貼着部材23の線膨張係数が基材21の線膨張係数よりも小さいため、上述のように、貼着部材23によって基材21の収縮が抑制され、シール部材の変形が抑制され得る。また、貼着部材23のヤング率が基材21のヤング率よりも大きいため、貼着部材23によって基材21の曲がりが抑制され、シール部材の変形が抑制され得る。このように、貼着部材23がシール部材20の変形を抑制する変形抑制部として機能するため、温度変化によってシール部材20にしわが発生したり、シール部材20の端部に捲れが発生したりすることを抑制することができる。
また、上述のように貼着部材23の厚みを70μm以上にすることによって、厚みが70μmよりも小さい場合に比べて、貼着部材23の強度が強まり得る。このため、貼着部材23の厚みを70μm以上にすることによって基材21の変形を抑制することができる。一方、貼着部材23の厚みが120μm以下の薄さであれば、貼着部材23の厚みが120μmよりも大きい場合に比べて、基材21と貼着部材23との間の段差を小さくすることができる。このように基材21と貼着部材23との間の段差が小さければ、当該段差に起因して粘着材22と第1鍔部12との接着面積が小さくなることを抑制することができ、シール部材20と第1鍔部12との接着性を良好にすることができる。
以上、本発明について上記実施形態を例に説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、上記実施形態では、スリット16の全体がシール部材20で覆われる例を説明したが、スリット16の一部がシール部材20で覆われてもよい。以下、この点について主に図10及び図11を参照して説明する。なお、上記実施形態と同一又は同等の構成要素については、特に説明する場合を除き、同一の参照符号を付して重複する説明を省略する。
図10はスリット16の一部がシール部材20で覆われる変形例を図8と同様の視点で示す図であり、図11は上記変形例を図9と同様の視点で示す図である。図10及び図11に示すように、この変形例では、シール部材20は第1鍔部12の付け根12Uまで延在しておらず、緩衝材19の外周面19Sの位置まで延在している。つまり、スリット16は、緩衝材19の外周面19Sの位置を基準として第1鍔部12の外縁12T側に位置する第1領域16Aと、外周面19Sの位置を基準として第1鍔部12の付け根12U側に位置する第2領域16Bと含んでいる。そして、第1領域16Aはシール部材20に覆われており、第2領域16Bはシール部材20に覆われていない。
貼着部材23は、上記実施形態と同様に、スリット幅SWよりも大きな幅を有し、上記幅方向及び上記厚み方向に垂直な方向における基材21の全長に亘って延在している。このため、第1領域16Aの全体が非粘着性の貼着部材23によって覆われている。
また、第1鍔部12のうち、付け根12Uとシール部材20の付け根12U側の端部との間の部分には固定シール50が貼着されている。この固定シール50は、スリット16の第2領域16Bを覆うとともに、スリット16から補助胴部17側に延出する光ファイバ1を第1鍔部12の第2主面12bに固定する。
なお、固定シール50を設けることは必須ではない。ただし、本変形例ではシール部材20が第1鍔部12の付け根12Uまで達していない。このため、固定シール50を設けない場合、光ファイバ1は第1鍔部12に固定されることなく胴部11側に導入され得る。
胴部11側の光ファイバ1は、緩衝材19の外周面19S上に巻回されており、補助胴部17に巻回される光ファイバよりも外縁12T側に位置している。つまり、胴部11側の光ファイバ1は、固定シール50には相対しておらず、補助胴部17の外周面よりも外縁12T側に位置するシール部材20と第1領域16Aを介して相対している。ここで、上述のように、第1領域16Aの全体は貼着部材23に覆われる。このため、胴部11側の光ファイバ1は、第1領域16Aを介して貼着部材23と相対している。
このような変形例によれば、シール部材20が第1鍔部12の付け根12Uまで達していなくても、胴部11側の光ファイバ1と相対する第1領域16Aの全体がシール部材20によって覆われるため、スリット16から胴部11側に異物が入り込むことが抑制され得、光ファイバ1のうちスリット16近傍を保護することができる。また、本変形例では、シール部材20によって覆われない第2領域16Bが固定シール50によって覆われるため、この固定シール50によっても、スリット16から胴部11側に異物が入り込むことを抑制することができる。
また、本変形例では、第1領域16Aの全体が貼着部材23によって覆われる。このため、シール部材20のうち胴部11側の光ファイバ1と相対する部分に異物が付着することが抑制され得る。このため、シール部材に付着した異物に光ファイバのスリット近傍が触れて光ファイバの品質に影響が及ぶことを抑制することができる。
なお、上記変形例では、スリット16の第1領域16Aの全体がシール部材20に覆われる例を説明した。しかし、スリット16の少なくとも一部がシール部材20によって覆われれば、異物が胴部11側に入り込むことをある程度抑制することができる。また、シール部材20のスリット16を覆う部分の少なくとも一部が貼着部材23であれば、シール部材に付着した異物に光ファイバのうちスリット近傍が触れて光ファイバの品質に影響が及ぶことをある程度抑制することができる。
また、上記実施形態では、貼着部材23が変形抑制部として機能する例を説明したが、貼着部材23が非粘着性の非粘着部として機能するのであれば、必ずしも変形抑制部として機能しなくてもよい。
また、上記実施形態では、非粘着部が貼着部材23である例を説明したが、非粘着部を他の手段によって構成してもよい。例えば、図12に示すように、非粘着性の基材21の一部に粘着材22が塗布されないように粘着材の塗布範囲を調整して、基材21のうち粘着材22が塗布されない領域を非粘着部123としてもよい。しかし、非粘着部を貼着部材23から形成する場合、既に基材に塗布された粘着材に貼着部材を貼り合わせるだけで非粘着部を構成することができる。このため、基材21のうち粘着材22が塗布されない領域を非粘着部とする場合に比べて、非粘着部を有するシール部材を容易に構成することができる。
また、シール部材20のうち少なくともスリット16を覆う部分が紫外線非透過性であってもよい。このような構成によれば、紫外線がスリット16から胴部11側に入り込むことが抑制され得、胴部11に巻回された光ファイバ1のうちスリット16近傍が紫外線によって影響を受けることを抑制することができる。
また、上記実施形態では、胴部11に緩衝材19を設ける例を説明したが、必ずしも胴部11に緩衝材19を設けなくてもよい。しかし、胴部11に緩衝材19を設ける場合、光ファイバ1を胴部11に複層巻きにした際に上層に位置する光ファイバ1から下層に位置する光ファイバ1に圧力がかかることを抑制することができる。
また、上記実施形態では、スリット16が第1鍔部12の径方向の全幅に亘って延在する例を説明したが、これは必須ではない。すなわち、ボビン10を第2主面12b側から見る場合に、スリット16が胴部11まで達していなくてもよい。
また、上記実施形態では、領域CR1を形成するリブ18の外縁のうちスリット16側の部分18Sと、シール部材20の外縁の一部である側面21Sとが直線状である例を説明した。しかし、シール部材20の外縁の一部が領域CR1を形成するリブ18のスリット16側の外縁に対応する形状であれば、シール部材20の外縁の一部をリブ18のスリット16側の外縁に沿わせてシール部材20を貼着することができる。このため、シール部材20の位置合わせが容易になり得る。このような例として、領域CR1を形成する一対のリブ18のスリット16側の外縁と、シール部材20の外縁の一部とが同じ曲率の曲線状である場合が挙げられる。
また、上記実施形態では、シール部材20の外縁の一部が、領域CR1を形成する一対のリブ18のそれぞれの外縁のスリット16側の部分に対応する形状である例を説明した。しかし、シール部材20の外縁の一部が、領域CR1を形成する一対のリブ18のどちらか一方の外縁のスリット16側の部分に対応する形状であれば、シール部材20の外縁の一部をリブ18のスリット16側の部分に沿わせてシール部材20を貼着することができる。このため、シール部材20の位置合わせが容易になり得る。
また、上記実施形態では、シール部材20の外縁の一部がスリット16と隣り合うリブ18のスリット16側の外縁に対応する形状である例を説明したが、シール部材20の外縁の一部がスリット16と隣り合うリブ18のスリット16側の外縁に対応する形状でなくてもよい。
また、上記実施形態では、第1鍔部12や第2鍔部13に上記のようなリブを設ける例を説明した。しかし、リブが胴部まで延びていることは必須ではなく、また、リブは1つであってもよいし、リブを鍔部に設けなくてもよい。
また、上記実施形態では、第1鍔部12を第1主面12aから第2主面12bに向かって貫通する空隙がスリット16である例を説明したが、これに限定されない。この空隙は、例えば、第1鍔部12を第1主面12aから第2主面12bに向かって貫通する貫通孔であってもよく、この貫通孔の形状は円であっても長方形であってもその他の形状であってもよい。ただし、空隙が貫通孔である場合、第2主面12b側から胴部11側に光ファイバ1を導入する際に貫通孔に光ファイバを挿通させなければならず、作業に手間がかかる傾向がある。一方、空隙をスリットにすれば、光ファイバを貫通孔に挿通させる手間が省かれ、光ファイバを第2主面12b側から胴部11側に容易に導入することができる。このため、例えば光ファイバをボビンに巻回する工程の自動化などに寄与する。
本発明によれば、鍔部を貫通するスリット等の空隙近傍の光ファイバを保護し得る光ファイバ巻回用ボビンが提供され、例えば通信などの分野において利用可能である。
1・・・光ファイバ
10・・・光ファイバ巻回用ボビン
11・・・胴部
12・・・第1鍔部
12a・・・第1主面
12b・・・第2主面
12T・・・第1鍔部の外縁
12U・・・第1鍔部の付け根
16・・・スリット(空隙)
18・・・リブ
20・・・シール部材
21・・・基材
22・・・粘着材
23・・・貼着部材(非粘着部)
123・・・非粘着部

Claims (17)

  1. 光ファイバが巻回される胴部と、
    前記胴部から径方向に延出する鍔部と、
    前記鍔部の軸方向外側の面に貼着されるシール部材と、
    を備え、
    前記鍔部には、当該鍔部を貫通する空隙が設けられ、
    前記シール部材は、前記空隙を跨いで前記鍔部に貼着され、
    前記シール部材の一部は前記空隙の少なくとも一部を覆うともに、前記シール部材の前記空隙を覆う部分の少なくとも一部が非粘着部であり、
    前記空隙は、前記鍔部の外縁から前記胴部に向かって延在するスリットである
    ことを特徴とする光ファイバ巻回用ボビン。
  2. 光ファイバが巻回される胴部と、
    前記胴部から径方向に延出する鍔部と、
    前記鍔部の軸方向外側の面に貼着されるシール部材と、
    を備え、
    前記鍔部には、当該鍔部を貫通する空隙が設けられ、
    前記シール部材は、前記空隙を跨いで前記鍔部に貼着され、
    前記シール部材の一部は前記空隙の少なくとも一部を覆うともに、前記シール部材の前記空隙を覆う部分の少なくとも一部が非粘着部であり、
    前記胴部に前記光ファイバが巻回された状態において、前記光ファイバの一方の端部側が前記空隙を介して前記鍔部の軸方向内側から前記軸方向外側に導出され、前記光ファイバの一部が前記シール部材によって前記鍔部に固定される
    ことを特徴とする光ファイバ巻回用ボビン。
  3. 前記空隙は、前記鍔部の外縁から前記胴部に向かって延在するスリットである
    ことを特徴とする請求項2に記載の光ファイバ巻回用ボビン。
  4. 前記非粘着部の幅が前記スリットのスリット幅よりも大きい
    ことを特徴とする請求項1または3に記載の光ファイバ巻回用ボビン。
  5. 前記非粘着部の幅が前記スリットのスリット幅よりも1mm以上3mm以下の範囲で大きい
    ことを特徴とする請求項4に記載の光ファイバ巻回用ボビン。
  6. 前記空隙の全体が前記シール部材で覆われる
    ことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の光ファイバ巻回用ボビン。
  7. 前記シール部材の前記空隙を覆う部分の全てが非粘着部である
    ことを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の光ファイバ巻回用ボビン。
  8. 前記シール部材のうち少なくとも前記空隙を覆う部分が紫外線非透過性である
    ことを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の光ファイバ巻回用ボビン。
  9. 前記シール部材は、1.5N/10mm以上10N/10mm以下の初期粘着力を有する
    ことを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載の光ファイバ巻回用ボビン。
  10. 前記シール部材の破断伸びが100%以上である
    ことを特徴とする請求項1から9のいずれか1項に記載の光ファイバ巻回用ボビン。
  11. 前記鍔部の前記軸方向外側の面には、当該面から前記軸方向外側に突出する少なくとも1つのリブが、前記鍔部の外縁側から前記胴部側に向かって延在し、
    前記シール部材の外縁の一部は、前記空隙と隣り合う前記リブの前記空隙側の外縁に対応する形状である
    ことを特徴とする請求項1から10のいずれか1項に記載の光ファイバ巻回用ボビン。
  12. 前記鍔部から前記軸方向外側に向かって延在する補助胴部と、前記補助胴部の前記軸方向外側における終端部の外周面から前記径方向に延在する補助鍔部とを更に備える
    ことを特徴とする請求項1から11のいずれか1項に記載の光ファイバ巻回用ボビン。
  13. 前記シール部材は、
    シート状の基材と、
    前記基材のうち前記鍔部側を向く面に設けられる粘着材と、
    前記粘着材の一部に貼着され前記基材側と反対側の面が非粘着性である貼着部材と、
    を含む
    ことを特徴とする請求項1から12のいずれか1項に記載の光ファイバ巻回用ボビン。
  14. 前記貼着部材の線膨張係数が前記基材の線膨張係数よりも小さい
    ことを特徴とする請求項13に記載の光ファイバ巻回用ボビン。
  15. 前記貼着部材のヤング率が前記基材のヤング率よりも大きい
    ことを特徴とする請求項13または14に記載の光ファイバ巻回用ボビン。
  16. 前記貼着部材の厚みが70μm以上120μm以下である
    ことを特徴とする請求項13から15のいずれか1項に記載の光ファイバ巻回用ボビン。
  17. 前記粘着材は、前記鍔部に貼着される部位と前記貼着部材が貼着される部位との間に、前記鍔部と離隔する部位を含む
    ことを特徴とする請求項13から16のいずれか1項に記載の光ファイバ巻回用ボビン。
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