JP7390238B2 - 鞍乗り型車両 - Google Patents
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Description
ファンシュラウドに形成される後壁から、ファン支持部となる円筒状の膨出部が膨出し、この膨出部に設けられた開口を通じてラジエータの排風が外部に放出される。後壁には開口が設けられていない。
本発明の目的は、ラジエータ後方の乗員にラジエータ排風がより当たらないようにすることが可能な鞍乗り型車両を提供することにある。
また、上記構成において、前記排風ダクト(97c,97d)は、前記後壁(97a)から車体後方に向かって膨出するボリューム部(98p,98r)を有しても良い。
また、上記構成において、前記排風ダクト(97c,97d)は、少なくとも前記後壁(97a)の上部と下部に設けられても良い。
また、上記構成において、上部の前記排風ダクト(97c)は、上方に延び、車体内側方に向かって前記排風口(98q)が指向されても良い。
また、上記構成において、前記ラジエータ(66)に取付けられるように前記後壁(97a)に備える取付部(97n)は、前記排風ダクト(97c,97d)と前記膨出部(97b)との間に設けられても良い。
また、上記構成において、前記排風ダクト(97c,97d)は、前記コア(66F)の中心(107b)に対して車幅方向外側にオフセットして配置されても良い。
また、上記構成において、排風ダクトは、後壁から車体後方に向かって膨出するボリューム部を有するので、排風ダクトを車幅方向にコンパクトに配置しつつ、排風ダクトの容量を確保できる。
また、上記構成において、排風ダクトは、少なくとも後壁の上部と下部に設けられるので、コアの形状に合わせて排風ダクトの容量を確保できる部位に排風ダクトを配置できる。
また、上記構成において、上部の排風ダクトは、上方に延び、車体内側方に向かって排風口が指向されるので、ラジエータの排風をライダーに当たりにくくできる。
また、上記構成において、ラジエータに取付けられるように後壁に備える取付け部は、排風ダクトと膨出部との間に設けられるので、平面部を形成しやすい位置に取付け部を設けることができてファンシュラウドを安定に支持でき、また、取付け部の板厚も確保しやすいので、ファンシュラウドの支持剛性を高めることができる。
また、上記構成において、排風ダクトは、コアの中心に対して車幅方向外側にオフセットして配置されるので、ラジエータの排風が運転者に向けて排出されやすい車幅方向外側に排風ダクトを設けて、より効果的にラジエータ排風が運転者に当たらないようにコントロールできる。また、車幅方向外側は、ファンシュラウドの周囲に部品が配置されにくいため、排風ダクトを配置するスペースを確保しやすく、排風ダクトの容量を容易に確保できる。
図1は、本発明に係る自動二輪車10を示す右側面図である。
自動二輪車10は、車体フレーム11の前端部にフロントフォーク12を介して支持された前輪13と、車体フレーム11の下部にスイングアーム14を介して支持された後輪16と、車体フレーム11の上部に支持されたシート17とを備える。
自動二輪車10は、運転者がシート17に跨って乗車する鞍乗り型車両である。
センターフレーム23は、メインフレーム22の後端部から後方斜め下方、更に下方に延びる。左右のセンターフレーム23には、スイングアーム14の前端部を揺動可能に支持するピボット軸33が渡されている。
ロアフレーム27は、ダウンフレーム26の下端部から二股状に左右に分かれて下方斜め後方、更に後方に延びて左右のセンターフレーム23の下部にそれぞれ接続される。
左右のセンターフレーム23、ダウンフレーム26及び左右のロアフレーム27は、エンジン35を支持する。
エンジン35は、クランクケース41と、クランクケース41の前部上部から立ち上げられたシリンダ部42とを備える。
クランクケース41の後部には、変速機44が一体的に設けられている。シリンダ部42は、シリンダヘッド46を備え、シリンダヘッド46の後部に吸気装置47が接続され、シリンダヘッド46の前部に排気装置48が接続される。排気装置48は、シリンダヘッド46に接続された排気管51と、排気管51の後端部に接続されたマフラ52とを備える。
車体フレーム11は、車体カバー60で覆われる。車体カバー60は、フロントカバー61、左右一対のラジエータシュラウド62、左右一対のリアサイドカウル63、リアカバー64から構成される。
変速機44の出力は、チェーン(不図示)を介して後輪16に伝達される。
前輪13は、上方からフロントフェンダ76に覆われる。後輪16は、上方からリアフェンダ77に覆われる。車体カバー60、フロントフェンダ76及びリアフェンダ77は、自動二輪車10の艤装部品58を構成する。
センターフレーム23の下端部には運転者用ステップ81が設けられている。サブフレーム28には、同乗者用ステップ83が設けられている。
図2に示すように、ラジエータシュラウド62は、前後方向でフロントフォーク12の側方からシート17の下方まで配置されたベースシュラウド91と、ベースシュラウド91に大部分が囲まれるように配置されたサブシュラウド92とから構成される。
ベースシュラウド91の上部は、ビス94でメインフレーム22に取付けられ、ベースシュラウド91及びサブシュラウド92のそれぞれの下部は、複数のビス94でダウンフレーム26及びシートフレーム24に締結される。
サブシュラウド92は、直線状に後上がりに延びる前後延出部92aと、前後延出部92aの前端部から上下に広がる前端拡大部92bと、前後延出部92aの後端から後方斜め下方に延びる後端斜め延出部92cとを備える。
ベースシュラウド91の上部延出部91dと、サブシュラウド92の前後延出部92a及び前端拡大部92bとの間には、前後方向に長い上部開口部62Aが形成されている。
また、サブシュラウド92の前端拡大部92bの下部には、上下方向に長い三角形状の下部開口部62Bが形成されている。車両側面視で、上部開口部62Aは、下部開口部62Bよりも面積が大きい。
ラジエータ66は、その下端部を除いて、ベースシュラウド91の前部延出部91a、下部延出部91cと、サブシュラウド92の前端拡大部92bとに側方から覆われる。
ファンシュラウド97は、その一部がベースシュラウド91の下部延出部91cと、サブシュラウド92の前端拡大部92bとに側方から覆われ、一部が上部開口部62A及び下部開口部62Bから外部に露出する。
ラジエータ66の下部には下タンク66Dが設けられ、下タンク66Dの後部から後側に下配管接続口66eが延びている。下配管接続口66eにはラジエータホース104の一端部が接続されている。ラジエータホース101,104の各他端部は、エンジン35に設けられた配管接続口(不図示)に接続される。
図4及び図5に示すように、ラジエータ66は、車幅方向中央を通って上下に延びる車体中心線100から一側方(ここでは、左側方)にオフセットして配置される。
上タンク66A及び下タンク66Dは、冷却水を溜める部分である。コア66Fは、上タンク66Aと下タンク66Dとの間で冷却水を流す複数の連通管(不図示)と、複数の連通管の間に配置されて冷却水からの放熱を促すフィン(不図示)とを備える。
後壁97aは、その上部から上方に延びる排風ダクトとしての上排風ダクト97cと、後壁97aの下部から下方に延びる排風ダクトとしての下排風ダクト97dとを一体に備える。
膨出部97bは、内部に冷却ファン96を収容し、且つ冷却ファン96を支持する。
ラジエータ66のコア66Fから冷却ファン96によって強制的に吸い出された排風は、膨出部97bに設けられた複数の開口によってファンシュラウド97の外部に排出される。上排風ダクト97c及び下排風ダクト97dでは、直接にラジエータ66を通過した空気の流れを、それぞれの上排風口98q(図13参照)、下排風口98s(図13参照)から内側方及び下方に指向させて排出する。
このように、ラジエータ66の排風の排出方向を上排風ダクト97c及び下排風ダクト97dで規制することで、運転者へラジエータ66の排風が直接に当たるのを抑制することができる。
ファンモータ107の回転軸107aは、背面視で、ファンシュラウド97の膨出部97bの中心に位置する。回転軸107aは、背面視では、燃料タンク31の最も車幅方向外側に突出した最外側部31a(黒丸で示した部分である。)よりも車幅方向内側に配置され、且つエンジン35のヘッドカバー111の上端よりも上方に配置される。
図6~図8に示すように、ラジエータアッシー113は、ラジエータ66、冷却ファン96、ファンシュラウド97、ルーバー99、一対の左ラジエータブラケット114、右ラジエータブラケット115、ソレノイドバルブ116、ステー117、コネクタ118などからなる。
上合わせ部66gと下合わせ部66hとには、コア66Fの左右の側面に沿ってそれぞれ板状の左メインブラケット121、右メインブラケット122が渡される。左メインブラケット121、右メインブラケット122の両端部は、それぞれ上合わせ部66g及び下合わせ部66hに固定される。
左ラジエータブラケット114及び右ラジエータブラケット115(図6参照)のうち、左ラジエータブラケット114のみが車体フレーム11に取付けられてラジエータアッシー113の支持部となる。そこで、左ラジエータブラケット114の剛性を高めるため、左メインブラケット121と左サブブラケット123の長尺部123aとを重ねて接合している。
右メインブラケット122と右サブブラケット124とは、右ラジエータブラケット115を構成する。
冷却ファン96のファンモータ107は、ファンシュラウド97の膨出部97bにおいて後壁97aから最も高くなった頂部97eに複数のビス127で取付けられる。
回転軸107aの軸線107bは、ファンシュラウド97の膨出部97bの中心であり、また、軸線107aは、背面視でコア66Fの中心を通る。即ち、軸線107bは、コア66Fの中心でもある。
図9及び図10に示すように、ファンシュラウド97は、膨出部97bの頂部97eに後方に突出する後方突出部97fを一体に備える。後方突出部97fは、車幅方向内側に形成された第1突出部97gと、第1突出部97gの車幅方向外側で第1突出部97gよりも後方に大きく突出する第2突出部97hとを備える。
また、第1突出部97gと第2突出部97hとには、板状のステー117が一対のボルト132及びナット133で共締めされている。ステー117は、ソレノイドバルブ116の側方に配置される部分が、一対のボルト132で締結される部分よりも膨出し、また、第2突出部97h側の先端部が、L字状に屈曲し、このL字状の先端部にコネクタ118が支持されている。コネクタ118は、ステー117のL字部分の車幅方向内側に配置される。
図6に示すように、ステー117のL字状の先端部には、長穴117aが設けられ、コネクタ118には長穴117aに嵌る突状係合部118aが設けられ、コネクタ118の突状係合部118aがステー117の長穴117aに回動不能に係合される。
ルーバー99は、上板99a、下板99b、複数枚の羽板99c,99d,99e,99f,99g,99h、上部覆い部99j、複数枚の横板99kを備える。
上板99a及び下板99bは、ルーバー99の上部及び下部にそれぞれ車幅方向に延びるように配置される。複数枚の羽板99c~99gは、上板99aと下板99bとの間に縦に接続される。羽板99hは、上板99aから下方に延びている。複数枚の羽板99c~99hは、ラジエータ66に前方斜め右側方から空気が取り入れられるように前後方向に対して傾斜している。
複数の横板99kは、羽板99c~99hのそれぞれの上下方向の中間部2カ所で羽板99c~99hの隣り同士を車幅方向に延びて接続する。これにより、羽板99c~99hの撓みが抑制され、音や振動の発生が抑制される。
上部覆い部99jは、開口部99mの車幅方向外側方に位置するビス挿通穴99rを備える。ビス挿通穴99rには、前方からビス141が挿入され、ビス141が、右側のラジエータシュラウド62(図2参照)の内面に設けられたねじ穴(不図示)にねじ込まれることで、ルーバー99の上部が右側のラジエータシュラウド62に取付けられる。
図12に示すように、ファンシュラウド97の後壁97aは、膨出部97bの円形の輪郭の上方及び下方に位置する後壁上部97j及び後壁下部97kからなる。
後壁上部97jは、上方に延びる上方延出部97mと、上排風ダクト97cと、上排風ダクト97cの下部に設けられた取付部としてのラジエータ締結部97nとを備える。
下排風ダクト97dは、ファンシュラウド97の一側端部97pに設けられ、上排風ダクト97dの車幅方向の幅W1よりも車幅方向の幅W2が広い。また、上排風ダクト97cにおける膨出部97bから上端97sまでの長さL1よりも、下排風ダクト97dにおける膨出部97bから下端97tまでの長さL2は長い。
図7及び図12において、後壁97aは、コア66Fの背面の面積よりも小さい。また、上排風ダクト97c及び下排風ダクト97dは、コア66Fの横幅内に配置されるとともに、コア66Fの中心である軸線107bに対して車幅方向外側寄りに配置される。
冷却ファン締結部97uは、冷却ファン96(図7参照)のファンモータ107(図7参照)がビス127(図7参照)で締結される部分であり、冷却ファン締結部97uに備えるビス挿通穴97wに通されたビス127がファンモータ107のねじ穴にねじ込まれる。
第1突出部97g及び第2突出部97hには、それぞれ開口部97zが形成されている。第1突出部97gでは、開口部97zが下部に形成され、第2突出部97hでは、開口部97zが縦長の開口部97vと繋がっている車幅方向外側に形成されている。各バルブ取付部97xには、断面U字状のプレートからなるU字部を備えるナット133(図6も参照)が取付けられる。ナット133は、開口部97z側からバルブ取付部97x側に移動されて、バルブ取付部97xを前後から挟むようにバルブ取付部97xに嵌められる。
図6、図8、図9、図10及び図12に示すように、膨出部97bの外周面98gには、全周に排風開口98bが設けられている。
上記した上排風ダクト97c及び下排風ダクト97dは、鉛直線146に対してファンシュラウド97の一側端部97p側(車幅方向外側)にオフセットして配置される。
周壁98h及び複数のラジエータ締結部97nで囲まれる扁平な扁平空間98mが形成される。扁平空間98mは、後壁97a内の空間であり、膨出部97b内の空間98nに隣接し、連通している。
図14及び図15に示すように、コネクタ118は、ラジエータ66及びファンブラケット97の後方で且つ一方のメインフレーム22の下方に配置される。コネクタ118は、車体のより内側に配置され、コネクタ118の周囲の部品(ステー117、ラジエータシュラウド62(詳しくは、サブシュラウド92)を含む)によって外部から保護される。
コネクタ118には、別のコネクタが接続され、この別のコネクタに繋がれた導線が、ECU(エンジンコントロールユニット)まで延びている。別のコネクタは、コネクタ118に上下方向に接続される。
O2センサ135の出力信号は、コネクタ118を介してECUに入力され、ECUによって、エンジン35の運転状態が制御される。
ヒールガード161は、運転者用ステップ81の上方に配置され、センターフレーム23とエンジン35のエンジンカバー162とに渡されて、運転者用ステップ81に載せた運転者の靴がセンターフレーム23やエンジンカバー162に当たるのを防止する。
ヒールガード161は、樹脂製であり、ピボット嵌合部161a、前後延出部161c、エンジンカバー側延出部161d、フレーム指向部161eを一体に備える。
前後延出部161cは、嵌合部161aから前方に延びている。エンジンカバー側延出部161dは、前後延出部161cの前端部からエンジンカバー162の形状に沿って上方に延びている。前後延出部161cは、エンジンカバー162に近接又は当接するように配置される。
ヒールガード161は、一端部となる嵌合部161aの嵌合軸161bをピボット軸挿通穴23aに嵌合させ、他端部となるフレーム指向部161eをセンターフレーム23側の支持ブラケット163に締結する構造である。このような構造により、センターフレーム23への取付構造を簡素にできるとともに容易に組み付けできる。
ファンシュラウド97は、ラジエータ66のコア66Fの後方に配置され、コア66Fの背面に沿って延びる後壁97aと、後壁97aから後方に膨出する膨出部97bとを備える。膨出部97bは、円筒形で、冷却ファン96を支持する冷却ファン締結部97uを備え、膨出部97bの外周面98g及び背面98aに排風開口98bを備える。
この構成によれば、上排風ダクト97c及び下排風ダクト97dの上排風口98q及び下排風口98sを車体内側方若しくは上下方向に指向させることで、ラジエータ66の後方の乗員にラジエータ排風をより当たらないようにできる。また、排風ダクト(上排風ダクト97c及び下排風ダクト97d)を複数設けることで、ラジエータ66の排風を排出可能な流量を確保できるとともに、ラジエータ排風の排出方向をコントロールする自由度を増すことができる。
この構成によれば、ファンシュラウド97及び上排風ダクト97c及び下排風ダクト97dをコンパクトに配置することができる。
この構成によれば、上排風ダクト97c及び下排風ダクト97dを、車体後方に向かって膨出させて車幅方向にコンパクトに配置しつつ、上排風ダクト97c及び下排風ダクト97dの容量を確保できる。
この構成によれば、上排風ダクト97c及び下排風ダクト97dの容量を確保しつつ上排風ダクト97c及び下排風ダクト97dをコンパクトにできる。
この構成によれば、コア66Fの形状に合わせて上排風ダクト97c及び下排風ダクト97dの容量を確保できる部位に上排風ダクト97c及び下排風ダクト97dを配置できる。
この構成によれば、上排風ダクト97c及び下排風ダクト97dによって排風の排出流量をコントロールできる。
この構成によれば、車体内側方に上排風口98qを指向させることで、ラジエータ66の排風をライダーに当たりにくくできる。
この構成によれば、ラジエータ66の排風の多くを下方に排出することで、ラジエータ66の排風をライダーにより当たりにくくできる。
この構成によれば、平面部を形成しやすい位置にラジエータ締結部97nを設けることができてファンシュラウド97を安定に支持でき、また、ラジエータ締結部97nの板厚も確保しやすいので、ファンシュラウド97の支持剛性を高めることができる。
この構成によれば、ラジエータシュラウド62を設けることで、車両の外観性を向上でき、且つラジエータ66の排風をコントロールできる。
この構成によれば、ラジエータ66の排風が運転者に向けて排出されやすい車幅方向外側に上排風ダクト97c及び下排風ダクト97dを設けて、より効果的にラジエータ排風が運転者に当たらないようにコントロールできる。また、車幅方向外側は、ファンシュラウド97の周囲に部品が配置されにくいため、上排風ダクト97c及び下排風ダクト97dを配置するスペースを確保しやすく、上排風ダクト97c及び下排風ダクト97dの容量を容易に確保できる。
例えば、上記実施形態において、ラジエータ66を車体中心に対して一側方にオフセットして配置したが、これに限らず、一対のラジエータ66を車体中心に対して両側方にオフセットして配置しても良い。
また、上排風ダクト97c及び下排風ダクト97dを後壁97aの上部及び下部に設けたが、これに限らず、膨出部97bの上部、下部及び内側部に設けても良い。この場合、上部及び内側部では、排風口を内側方に指向させ、下部では、排風口を下方に指向させる。
また、本発明は、自動二輪車10に適用する場合に限らず、自動二輪車10以外も含む鞍乗り型車両にも適用可能である。
35 エンジン
62 ラジエータシュラウド
62A 上部開口部
62B 下部開口部
66 ラジエータ
66F コア
96 冷却ファン
97 ファンシュラウド
97a 後壁
97b 膨出部
97c 上排風ダクト(排風ダクト)
97d 下排風ダクト(排風ダクト)
97e 頂部
97n ラジエータ締結部(取付部)
97u 冷却ファン締結部(ファン支持部)
98a 膨出部の背面
98b 排風開口
98g 膨出部の外周面
98p ボリューム部
98q 上排風口(排風口)
98r ボリューム部
98s 下排風口(排風口)
107b 回転軸の軸線(コアの中心)
Claims (9)
- エンジン(35)を冷却するラジエータ(66)と、前記ラジエータ(66)の側方を覆うラジエータシュラウド(62)とを備え、前記ラジエータ(66)が、車体中心から側方にオフセットして配置され、ファンシュラウド(97)を介して冷却ファン(96)を支持し、前記ファンシュラウド(97)が、前記ラジエータ(66)のコア(66F)の後方に配置され、前記コア(66F)の背面に沿って延びる後壁(97a)と、前記後壁(97a)から後方に膨出する膨出部(97b)とを備え、前記膨出部(97b)が、円筒形で、前記冷却ファン(96)を支持するファン支持部(97u)を備え、前記膨出部(97b)の外周面(98g)及び背面(98a)に排風開口(98b)を備える鞍乗り型車両において、
前記後壁(97a)の上部と下部の双方には、複数の排風ダクト(97c,97d)を備え、前記排風ダクト(97c,97d)の排風口(98q,98s)は、上下方向若しくは車体内側方に指向し、
前記上部の前記排風ダクト(97c)よりも、前記下部の前記排風ダクト(97d)の方が大きい容量を有することを特徴とする鞍乗り型車両。 - 前記後壁(97a)は、前記コア(66F)の背面の面積よりも小さく、前記排風ダクト(97c,97d)は、前記コア(66F)の横幅内に収まるように配置されることを特徴とする請求項1に記載の鞍乗り型車両。
- 前記排風ダクト(97c,97d)は、前記後壁(97a)から車体後方に向かって膨出するボリューム部(98p,98r)を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の鞍乗り型車両。
- 前記後壁(97a)の底面(98t)から後方に高さH1と高さH2離れて形成された前記排風ダクト(97c,97d)の頂面(98v,98w)は、前記底面(98t)から後方に高さHB離れて形成される前記膨出部(97b)の頂面(98u)よりも低く、H1<H2<HBの関係にあることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の鞍乗り型車両。
- 上部の前記排風ダクト(97c)は、上方に延び、車体内側方に向かって前記排風口(98q)が指向されることを特徴とする請求項1に記載の鞍乗り型車両。
- 下部の前記排風ダクト(97d)は、下方に延び、車体下方に向かって前記排風口(98s)が指向されることを特徴とする請求項1又は5に記載の鞍乗り型車両。
- 前記ラジエータ(66)に取付けられるように前記後壁(97a)に備える取付部(97n)は、前記排風ダクト(97c,97d)と前記膨出部(97b)との間に設けられることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の鞍乗り型車両。
- 前記ラジエータシュラウド(62)は、車体側方から前記ラジエータ(66)及び前記ファンシュラウド(97)を覆い、前記ラジエータシュラウド(62)に設けられる開口(62A,62B)の内側方に前記膨出部(97b)の一部が位置することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載の鞍乗り型車両。
- 前記排風ダクト(97c,97d)は、前記コア(66F)の中心(107b)に対して車幅方向外側にオフセットして配置されることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか一項に記載の鞍乗り型車両。
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