[go: up one dir, main page]

JP7377123B2 - 吸収性物品 - Google Patents

吸収性物品 Download PDF

Info

Publication number
JP7377123B2
JP7377123B2 JP2020024437A JP2020024437A JP7377123B2 JP 7377123 B2 JP7377123 B2 JP 7377123B2 JP 2020024437 A JP2020024437 A JP 2020024437A JP 2020024437 A JP2020024437 A JP 2020024437A JP 7377123 B2 JP7377123 B2 JP 7377123B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheet
mass
absorbent article
less
absorbent
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2020024437A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2021126455A (ja
Inventor
敦史 橋本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Livedo Corp
Original Assignee
Livedo Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Livedo Corp filed Critical Livedo Corp
Priority to JP2020024437A priority Critical patent/JP7377123B2/ja
Publication of JP2021126455A publication Critical patent/JP2021126455A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7377123B2 publication Critical patent/JP7377123B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Absorbent Articles And Supports Therefor (AREA)

Description

本発明は、吸収性物品に関する。
従来、トップシートとバックシートとこれらの間に配置された吸収体とを有し、トップシートと吸収体との間にセカンドシートが配置された吸収性物品が知られている。セカンドシートは、吸収性物品の尿等の体液の吸収性能を高めるために設けられる。このようなセカンドシートを配置した吸収性物品が、例えば、特許文献1~4に記載されている。
特許文献1には、セカンドシートとして、見掛け密度が100kg/m3~200kg/m3のポリウレタン連続多孔質体を使用することが記載されている(特許文献1(段落0015~0039)参照)。特許文献2には、換気層として、連続気泡ポリオレフィンフォーム、網状ポリウレタンフォーム等のような多孔性フォーム材料を使用することが記載されている(特許文献2(段落0055)参照)。特許文献3には、保形部材として、内部に多数の連続気泡を有するポリオレフィン系の発泡剤を使用できることが記載されている(特許文献3(段落0022)参照)。特許文献4には、液保持性構造体として、ポリウレタン系またはポリオレフィン系の発泡体を使用できることが記載されている(特許文献4(第2頁右下欄第11~12行)参照)。
特開2017-164356号公報 特表2002-523141号公報 実用新案登録第3178560号公報 特開平02-239863号公報
特許文献1で使用されているようなポリウレタン連続多孔質体(特に、芳香族ポリイソシアネートを使用したもの)は、弾性が高い。そのため、良好なクッション性を有しており、体液の拡散性にも優れている。しかしながら、このようなポリウレタン連続多孔質体は、紫外線により黄変しやすく、衛生材料への使用には好ましくない。
また、特許文献2~4で提案されているポリオレフィンの発泡体は、紫外線による黄変は抑制することができる。しかしながら、ポリオレフィンは溶融粘度が低いため、発泡体作製時に微細な気泡を形成し難い。そのため、ポリオレフィン発泡体は、弾性が低く、クッション性が乏しい。また、ポリオレフィン発泡体は、吸収性物品の着用者の体重が掛けられた際に発泡体の細孔が潰れやすく、このような場合に体液の拡散性が低下する。
本発明は、前記事情に鑑みてなされたものであり、紫外線による黄変が抑制され、かつ、クッション性および体液の吸収性能に優れた吸収性物品を提供することを目的とする。
本発明の吸収性物品は、透液性のトップシートと、前記トップシートの外面側に配置されたセカンドシートと、前記セカンドシートの外面側に配置された吸収体と、前記吸収体の外面側に配置された不透液性のバックシートとを有し、前記セカンドシートが、ポリオレフィン系重合体とナノフィラーとを含有する樹脂組成物から形成された連続多孔質シートであることを特徴とする。
セカンドシートとして連続多孔質シートを配置することで、トップシートを透過した体液をセカンドシートによって素早く平面方向に拡散できる。そのため、吸収体の広い範囲で体液を吸収できるため、吸収速度が向上する。また、セカンドシートを構成する樹脂の主成分がポリオレフィン系重合体であるため、紫外線による黄変が抑制される。さらに、セカンドシートがナノフィラーを含有しており、このナノフィラーによってシートの弾性が向上する。よって、吸収性物品のクッション性および吸収性能がより向上する。
本発明によれば、紫外線による黄変が抑制され、かつ、クッション性および体液の吸収性能に優れた吸収性物品が得られる。
本発明の吸収性物品の一例の平面図。 図1のV-V線の模式的断面図。
本発明の吸収性物品は、透液性のトップシートと、前記トップシートの外面側に配置されたセカンドシートと、前記セカンドシートの外面側に配置された吸収体と、前記吸収体の外面側に配置された不透液性のバックシートとを有する。そして、前記セカンドシートが、ポリオレフィン系重合体とナノフィラーとを含有する樹脂組成物から形成された連続多孔質シートであることを特徴とする。
セカンドシートとして連続多孔質シートを配置することで、トップシートを透過した体液をセカンドシートによって素早く平面方向に拡散できる。そのため、吸収体の広い範囲で体液を吸収できるため、吸収速度が向上する。また、セカンドシートがナノフィラーを含有しており、このナノフィラーによってシートの弾性が向上し、クッション性が向上する。また、シートの弾性が高いため、吸収性物品の着用者の体重が掛けられた際に、細孔が潰れにくく、体液の拡散性が高い。さらに、セカンドシートを構成する樹脂の主成分がポリオレフィン系重合体であるため、紫外線による黄変が抑制される。
[セカンドシート]
前記セカンドシートは、ポリオレフィン系重合体とナノフィラーとを含有する樹脂組成物から形成された連続多孔質シートである。前記連続多孔質シートは、骨格部分にナノフィラーが含まれているため、機械的強度が高い。そのため、前記セカンドシートは、クッション性が高い。また、吸収性物品の着用者の体重が掛けられた場合でも、セカンドシートの細孔が潰れにくいため、体液の拡散性にも優れる。
(連続多孔質シート)
連続多孔質シートは、多数の細孔を有する。また、連続多孔質シートは、多数の細孔が通気性を有する。連続多孔質シートでは、各細孔は、シート表面との貫通孔を有するか、または、隣接する細孔間に貫通孔を有する。なお、各細孔の形状は特に限定されない。また、連続多孔質シートは、非通気性の細孔を有していてもよい。
(ポリオレフィン系重合体)
前記連続多孔質シートは、ポリオレフィン系重合体を含有する樹脂組成物から形成されている。なお、連続多孔質シート中のポリオレフィン系重合体の含有率は、50質量%以上、好ましくは60質量%以上、より好ましくは70質量%以上である。連続多孔質シートは、主成分がポリオレフィン系重合体であるため、紫外線による黄変が抑制される。
前記ポリオレフィン系重合体は、オレフィンに由来する構造を50質量%以上含有する重合体である。前記ポリオレフィン系重合体中のオレフィンに由来する構造の含有率は、70質量%以上が好ましく、より好ましくは90質量%以上、さらに好ましくは100質量%以上である。前記オレフィンとしては、α-オレフィンが好ましい。前記α-オレフィンは、α位に炭素-炭素二重結合を有するアルケンである。前記α-オレフィンの炭素数は、2~20が好ましく、より好ましくは2~10、さらに好ましくは2~6である。前記α-オレフィンとしては、エチレン、プロピレン、1-ブテン、1-ペンテン、1-ヘキセン、1-ヘプテン、1-オクテン、1-ノネン、1-デセンなどが挙げられ、特にエチレンが好ましい。前記ポリオレフィン系重合体を構成し得るオレフィン以外の化合物としては、オレフィンと重合可能なものであれば特に限定されない。なお、前記ポリオレフィン系共重合体は、酸性基を含有しないことが好ましい。
前記ポリオレフィン系重合体の具体例としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブテン-1などの単独重合体;エチレン-プロピレン共重合体、エチレン-α-オレフィン共重合体などの共重合体が挙げられる。前記ポリエチレンは、高密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、線状低密度ポリエチレン、低密度ポリエチレンなどのいずれも使用できる。前記ポリプロピレンは、アタクチック、イソタクチック、シンジオタクチック、ランダムなどのいずれも使用できる。前記ポリオレフィン系重合体が共重合体である場合、ランダム共重合体、ブロック共重合体のいずれでもよい。
(ナノフィラー)
前記ナノフィラーとしては、繊維径が200nm以下のナノファイバー、粒子径が200nm以下のナノ粒子が挙げられる。前記ナノフィラーとしては、ナノファイバーが好ましく、セルロースナノファイバーがより好ましい。
前記ナノフィラーの含有量は、前記ポリオレフィン系重合体100質量部に対して、0.1質量部以上が好ましく、より好ましくは1.5質量部以上、さらに好ましくは3.0質量部以上であり、20質量部以下が好ましく、より好ましくは15質量部以下、さらに好ましくは10質量部以下である。前記ナノフィラーの含有量が0.1質量部以上であれば、ナノフィラーによる補強効果が高くなり、クッション性や液拡散性がより向上し、20質量部以下であればナノフィラーの凝集を抑制できる。
(セルロースナノファイバー)
前記セルロースナノファイバーは、セルロース繊維を含む材料を原料とし、これらに含まれるセルロース繊維をナノサイズまで解きほぐしたものである。前記セルロース繊維を含む原料としては、木材、麻、ジュート、ケナフ、綿、ビート、農産物残廃物などの天然植物原料から得られるパルプが挙げられる。前記セルロースナノファイバーは、原料をリファイナーやビーターを用いて機械的に開繊することで得られる。
前記セルロースナノファイバーの平均繊維径は、4nm以上が好ましく、200nm以下が好ましく、より好ましくは150nm以下、さらに好ましくは100nm以下である。前記セルロースナノファイバーの平均繊維長は、特に限定されないが、通常1μm~10μm程度である。なお、前記平均繊維径、平均繊維長は、ナノセルロースファイバーを電子顕微鏡で観察し、視野内のナノセルロースを50本以上測定し、平均値を求める。
前記セルロースナノファイバーは、セルロースが有するヒドロキシ基の水素の少なくとも一部が、アルキル基またはアリール基を含有する置換基で置換された変性セルロースナノファイバーであることが好ましい。セルロースナノファイバーの表面にアルキル基またはアリール基を導入することで、セルロールナノファイバーとポリオレフィン系重合体との親和性が高まり、セルロースナノファイバーによる機械的強度の向上効果がより高くなる。前記変性セルロースナノファイバーは、セルロースが有するヒドロキシ基の少なくとも一部をエーテル化(-O-R)またはエステル化(-O-C(=O)-R)することで得られる。前記置換基としては、炭素数1~20のアルキル基(メチル基、エチル基など)、炭素数6~20のアリール基(フェニル基など)、炭素数1~20のアルキルカルボニル基(アセチル基など)、炭素数6~20のアリールカルボニル基(ベンゾイル基など)が挙げられ、メチル基、アセチル基が好ましい。
前記変性セルロースナノファイバーは、セルロースが有するヒドロキシ基の水素が前記置換基で置換されている割合が、5モル%以上が好ましく、より好ましくは10モル%以上、さらに好ましくは15モル%以上であり、70モル%以下が好ましく、より好ましくは65モル%以下、さらに好ましくは60モル%以下である。前記割合が5モル%以上であれば、セルロースナノファイバーを構成するセルロース間の水素結合による結晶化を防ぎ、セルロースナノファイバーの凝集を抑制できる。
(相溶化剤)
前記樹脂組成物は、相溶化剤として、オレフィンおよびビニル芳香族よりなる群から選択される少なくとも一種のモノマー(x)に由来する構造単位(X)と酸性基含有モノマー(y)に由来する構造単位(Y)を有する共重合体(以下、「酸性基含有共重合体」と称する場合がある。)を含有してもよい。なお、前記酸性基含有共重合体は、前記ポリオレフィン系重合体とは異なるものである。前記構造単位(X)は前記連続多孔質シートを構成する前記ポリオレフィン系重合体に対する親和性が高い。前記構造単位(Y)はセルロースナノファイバーに対する親和性が高い。よって、相溶化剤を含有することで、ポリオレフィン系重合体中におけるセルロースナノファイバーの分散性がより向上し、セルロースナノファイバーによる機械的強度の向上効果がより高くなる。
前記構造単位(X)を構成するモノマー(x)は、単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。前記オレフィンとしては、α-オレフィンが好ましい。前記α-オレフィンの炭素数は、2~20が好ましく、より好ましくは2~10、さらに好ましくは2~6である。前記α-オレフィンとしては、エチレン、プロピレン、1-ブテン、1-ペンテン、1-ヘキセン、1-ヘプテン、1-オクテン、1-ノネン、1-デセンなどが挙げられ、特にエチレンが好ましい。前記ビニル芳香族は、芳香環とこの芳香環に直接結合するビニル基を有する化合物である。前記ビニル芳香族としては、例えば、スチレン、α-メチルスチレン、ビニルトルエン、α-メチル-4-メチルスチレン、ジメチルスチレン、エチルスチレン、プロピルスチレン、イソプロピルスチレン、ブチルスチレン、ビニルナフタレン、1,1-ジフェニルエチレンなどが挙げられる。これらの中でも、スチレン、α-メチルスチレン、ビニルトルエンが好ましい。
前記構造単位(X)を構成するモノマー(x)としては、オレフィンが好ましい。前記構造単位(X)中のオレフィンに由来する構造単位の含有率は、50質量%以上が好ましく、より好ましくは70質量%以上、さらに好ましくは90質量%以上である。前記構造単位(X)が全てオレフィンに由来するものであることも好ましい。
前記酸性基含有モノマー(y)は、分子中に1つの炭素-炭素二重結合と少なくとも1つの酸性基を有する。前記酸性基としては、カルボキシ基(-COOH)、スルホン酸基(-SO3H)、リン酸基(-OPO32)、ホスホン酸基(-PO32)、ホスフィン酸基(-PO22)が挙げられ、カルボキシ基が好ましい。
前記酸性基含有モノマー(y)としては、炭素数が3~10個のα,β-不飽和カルボン酸が好ましい。前記酸性基含有モノマー(y)としては、アクリル酸、メタクリル酸、クロトン酸などのカルボキシ基を1つ有するモノマー;マレイン酸、フマル酸、クロロマレイン酸、イタコン酸などのカルボキシ基を2つ有するモノマー;またはこれらの無水物などが挙げられる。これらの中でもアクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、フマル酸および無水マレイン酸よりなる群から選択される少なくとも一種が好ましく、無水マレイン酸がより好ましい。前記酸性基含有モノマー(y)は、単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
前記酸性基含有共重合体中の構造単位(Y)の含有率は、0.4質量%以上が好ましく、より好ましくは0.5質量%以上、さらに好ましくは0.6質量%以上であり、5.0質量%以下が好ましく、より好ましくは4.5質量%以下、さらに好ましくは4.0質量%以下である。前記構造単位(Y)の含有率が上記範囲内であれば、セルロースナノファイバーの分散性がより向上する。
前記酸性基含有共重合体は、構造単位(X)、構造単位(Y)以外の他の構造単位を有していてもよい。この場合、前記他の構造単位の含有率は、全構造単位中、30質量%以下が好ましく、より好ましくは20質量%以下、さらに好ましくは10質量%以下、特に好ましくは5質量%以下である。前記共重合体は、前記構造単位(X)および構造単位(Y)のみからなることも好ましい。前記他の構造単位を構成するモノマーとしては、ビニルアミド、(メタ)アクリルアミドなどが挙げられる。
前記酸性基含有共重合体としては、構造単位(X)と構造単位(Y)とを有していればその構造は特に限定されず、ランダム共重合体、ブロック共重合体、グラフト共重合体のいずれも使用できる。これらの中でも、構造単位(X)を有する主鎖と、構造単位(Y)を有する側鎖とを有するグラフト共重合体が好ましい。
前記酸性基含有共重合体がグラフト共重合体である場合、主鎖を構成する全構造単位中の前記構造単位(X)の含有率は50質量%以上が好ましく、より好ましくは80質量%以上、さらに好ましくは90質量%以上である。前記主鎖は、前記構造単位(Y)を有さないことが好ましい。前記主鎖が構造単位(X)のみからなることも好ましい。また、側鎖を構成する全構造単位中の前記構造単位(Y)の含有率は50質量%以上が好ましく、より好ましくは80質量%以上、さらに好ましくは90質量%以上である。前記側鎖は、前記構造単位(X)を有さないことが好ましい。前記側鎖が構造単位(Y)のみからなることも好ましい。
前記酸性基含有共重合体がグラフト共重合体である場合、前記酸性基含有モノマーとして、無水マレイン酸のみを使用することも好ましい。すなわち、構造単位(Y)が無水マレイン酸に由来する構造のみであることも好ましい。無水マレイン酸は側鎖(グラフト鎖)が成長し難いため、側鎖同士が連結して環構造を形成することが抑制される。
前記酸性基含有共重合体の酸価は、10mgKOH/g以上、好ましくは20mgKOH/g以上、より好ましくは30mgKOH/g以上、さらに好ましくは50mgKOH/g以上であり、150mgKOH/g以下、好ましくは140mgKOH/g以下、より好ましくは130mgKOH/g以下、さらに好ましくは100mgKOH/g以下である。前記共重合体の酸価が上記範囲内であれば、セルロースナノファイバーの分散性がより向上する。
前記酸性基含有共重合体の数平均分子量は、前記ポリオレフィン系重合体の数平均分子量よりも小さいことが好ましい。前記酸性基含有共重合体の数平均分子量が小さければ、相溶化剤が樹脂成分中に分散しやすく、セルロースナノファイバーの分散性がより向上する。
樹脂組成物中の酸性基含有共重合体の含有量は、前記ポリオレフィン系重合体100質量部に対して、0.0005質量部以上が好ましく、より好ましくは0.005質量部以上、さらに好ましくは0.05質量部以上であり、2質量部以下が好ましく、より好ましくは1.5質量部以下、さらに好ましくは1質量部以下である。
(ノニオン性界面活性剤)
前記樹脂組成物は、ノニオン性界面活性剤を含有してもよい。ノニオン性界面活性剤を含有することで、得られる連続多孔質シートの骨格表面と水との界面のエネルギーを小さくすることができる。そのため、体液が連続多孔質シートの細孔に入り込みやすくなり、体液の拡散性がより向上する。また、ノニオン性界面活性剤は、連続多孔質シートから漏出したとしても着用者の肌への刺激が少なく、かつ、吸水性樹脂の吸水性能を低下させない。
前記ノニオン性界面活性剤としては、例えば、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル、ポリオキシアルキレンアルキルフェノールエーテル、ポリオキシアルキレンアルキルエステル、ポリオキシアルキレンソルビタンアルキルエステル、ショ糖エステル、グリセリンエステル等が挙げられ、ポリオキシアルキレンアルキルエーテルが好ましい。これらのノニオン性界面活性剤は、単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
前記ポリオキシアルキレンアルキルエーテルとしては、ポリオキシエチレンアルキルエーテルおよび/またはポリオキシプロピレンアルキルエーテルが好ましい。また、前記ポリオキシアルキレンアルキルエーテルは、ポリオキシアルキレン2級アルキルエーテルが好ましい。
前記ノニオン性界面活性剤のHLB(Hydrophilic-Lipophilic Balance)値(グリフィン法)は、10以上が好ましく、より好ましくは10.5以上、さらに好ましくは11.0以上であり、14以下が好ましく、より好ましくは13.5以下である。前記HLB値が上記範囲内であれば、水分と油分の透過の両立ができる。前記HLB値は、下記式で求められる。親水部は、親水性に寄与する部分であり、例えば、ポリオキシアルキレンアルキルエーテルの場合、オキシアルキレン部分が親水部である。
HLB値=(20×親水部の式量の総和)/分子量
樹脂組成物中のノニオン性界面活性剤の含有量は、前記ポリオレフィン系重合体100質量部に対して、0.001質量部以上が好ましく、より好ましくは0.05質量部以上、さらに好ましくは0.1質量部以上であり、2質量部以下が好ましく、より好ましくは1質量部以下、さらに好ましくは0.5質量部以下である。
(連続多孔質シートの製造方法)
前記連続多孔質シートは、従来公知のポリオレフィン連続多孔質体の製造方法により製造できる。連続多孔質シートの製造方法としては、樹脂組成物に発泡剤を添加し、金型に充填し、加圧、加熱状態で発泡剤を分解させ、その後除圧する方法;樹脂組成物に、常温で気体である物質を超臨界状態で含侵させた後に、圧力を解放して、連続気泡となるように発泡させる方法;が挙げられる。
前記発泡剤としては、例えば、アゾジカルボンアミド、ジニトロソペンタメチレンテトラミン、クエン酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウムが挙げられる。前記常温で気体である物質としては、窒素、ヘリウム、二酸化炭素、プロパン、ブタン、これらの混合ガスが挙げられる。
また、前記連続多孔質シートは、厚さ方向に熱圧縮処理を施されているものが好ましい。熱圧縮処理により、連続多孔質シート中の細孔構造を形成する各骨格が、圧縮方向に圧縮変形され、折りたたまれたように変形される。これにより、熱圧縮成形後の連続多孔質シートは、熱圧縮成形される前と比較して、圧縮方向にセル空間が密な状態となり、かつ、セル骨格が水平方向に並ぶ状態となる。そのため、厚さ方向の透水性能がより向上し、かつ、水平方向の拡散性にも優れるものとなる。
前記熱圧縮成形は、例えば、平板状の連続多孔質シートについて、側面を解放状態とし、厚み方向を均一に圧縮塑性変形させることにより行うことができる。前記熱圧縮成型の加熱温度(熱盤温度)は、170℃以上が好ましく、210℃以下が好ましく、より好ましくは190℃以下である。前記熱圧縮成形の成形時間は、1分間以上が好ましく、より好ましくは2分間以上、10分間以下が好ましく、より好ましくは6分間以下である。前記熱圧縮成形を施す場合、熱圧縮成形後の連続多孔質シートの圧縮率(成形前の厚さ/成形後の厚さ)は、1.5以上が好ましく、より好ましくは2.0以上であり、7.5以下が好ましく、より好ましくは6.0以下である。
(物性)
前記連続多孔質シートの見掛け密度は、100kg/m3以上、好ましくは120kg/m3以上、より好ましくは130kg/m3以上であり、200kg/m3以下、好ましくは180kg/m3以下、より好ましくは170kg/m3以下である。前記連続多孔質シートの見掛け密度が100kg/m3以上であれば、透水速度が良好であり、200kg/m3以下であれば、透過量が良好となる。見掛け密度とは、通気性細孔および非通気性細孔の双方を含む試料の単位体積当たりの質量である。前記連続多孔質シートの見掛け密度は、体積100cm3以上の試験片について、その体積と質量を測定し、算出する。
前記連続多孔質シートの厚さは、0.5mm以上が好ましく、より好ましくは1.0mm以上、さらに好ましくは1.5mm以上であり、4.0mm以下が好ましく、より好ましくは3.0mm以下、さらに好ましくは2.5mm以下である。前記連続多孔質シートの厚さが0.5mm以上であれば、連続多孔質シートの機械的強度が良好となり、4.0mm以下であれば、連続多孔質シートの透水性能が良好となる。前記連続多孔質シートの厚さは、デジタルノギスを用いて測定する。
[吸収体]
前記吸収体は、体液を吸収し、保持する。前記吸収体は、少なくとも一層の吸水層から構成される。
(吸水層)
前記吸水層は、吸水性材料として、吸水性樹脂粉末を含有するものが好ましい。前記吸水性樹脂粉末としては、従来吸収性物品に使用されているものが使用できる。
(吸水性樹脂粒子)
吸水性樹脂粉末は、使用者から排泄された尿、経血等の体液を吸収し、保持する。本発明で使用する吸水性樹脂粉末は、特に限定されないが、アクリル酸を構成成分とする架橋重合体であって、そのカルボキシ基の少なくとも一部が中和されているものを使用することが好ましい。前記架橋重合体を構成するアクリル酸成分の含有率は、50質量%以上が好ましく、90質量%以上がより好ましく、95質量%以上がさらに好ましく、99質量%以下が好ましく、97質量%以下がより好ましい。アクリル酸成分の含有率が前記範囲内であれば、得られる吸水性樹脂粉末が、所望の吸収性能を発現しやすくなる。
架橋重合体のカルボキシ基の少なくとも一部を中和する陽イオンとしては、特に限定されないが、例えば、リチウム、ナトリウム、カリウム等のアルカリ金属イオン;マグネシウム、カルシウム等のアルカリ土類金属イオン等を挙げることができる。これらの中でも、架橋重合体のカルボキシ基の少なくとも一部が、ナトリウムイオンで中和されていることが好ましい。なお、架橋重合体のカルボキシ基の中和は、重合して得られる架橋重合体のカルボキシ基を中和するようにしてもよいし、予め、中和された単量体を用いて架橋重合体を形成するようにしてもよい。
架橋重合体のカルボキシ基の中和度は、60モル%以上が好ましく、65モル%以上がより好ましい。中和度が低すぎると、得られる吸水性樹脂粉末の吸収性能が低下する場合がある。また、中和度の上限は、特に限定されず、カルボキシ基のすべてが中和されていてもよい。なお、中和度は、下記式で求められる。
中和度(モル%)=100×「架橋重合体の中和されているカルボキシ基のモル数」/「架橋重合体が有するカルボキシ基の総モル数(中和、未中和を含む)」
前記吸水層は、吸水性材料として、さらに、吸水性繊維を含有してもよい。前記吸水性繊維としては、例えば、パルプ繊維、セルロース繊維、レーヨン、アセテート繊維が挙げられる。
前記吸水層は、吸水性樹脂粉末に加えて、繊維基材を含有してもよい。繊維基材を含有することで、吸水層の保形性が高くなり、また、繊維基材により体液の通り道が確保され、吸収速度がより向上する。繊維基材としては、熱融着性繊維が挙げられる。前記熱融着繊維としては、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン系繊維、ポリエステル系繊維や複合繊維等が用いられる。
前記吸収体は、吸水層のみから形成されていてもよいし、基材を有していてもよい。前記基材としては、ティッシュペーパー等の紙シート、透液性の不織布シート等が挙げられる。前記基材を有する吸収体としては、基材に吸水性材料が固定されている態様、吸水性材料を基材で包み、所望とする形状に成形した態様が挙げられる。
[トップシート]
前記トップシートは、吸収性物品の最も着用者側に配置されるものであり、着用者の体液を速やかに捕捉してセカンドシートへと移動させる。前記トップシートは、透液性のシート材料、例えば、親水性繊維により形成された不織布が使用できる。トップシートとして利用される不織布は、例えば、ポイントボンド不織布、エアスルー不織布、スパンレース不織布、スパンボンド不織布であり、これらの不織布を形成する親水性繊維としては通常、セルロースやレーヨン、コットン等が用いられる。なお、トップシートとして、表面を界面活性剤により親水化処理した疎水性繊維(例えば、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエステル、ポリアミド)にて形成された透液性の不織布が用いられてもよい。
[バックシート]
バックシートは、吸収性物品の最も外面側に配置されるものであり、体液等が外部に漏れ出すことを防止する。バックシートに使用される不透液性シートとしては、例えば、疎水性繊維(例えば、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエステル、ポリアミド、ナイロン)にて形成された撥水性または不透液性の不織布(例えば、スパンボンド不織布やメルトブロー不織布、SMS(スパンボンド・メルトブロー・スパンボンド)不織布)や、撥水性または不透液性のプラスチックフィルムが利用され、不透液性シートに到達した体液が、吸収性物品の外側にしみ出すのを防止する。不透液性シートにプラスチックフィルムが利用される場合、ムレを防止して着用者の快適性を向上するという観点からは、透湿性(通気性)を有するプラスチックフィルムが利用されることが好ましい。また、さらなる拡散性付与、形状安定性のために、プラスチックフィルムと、吸収体との間に紙シートを配置してもよい。
[具体例]
次に、吸収性物品の具体的な適用例について説明する。前記吸収性物品としては、例えば、失禁パッド、使い捨ておむつ、生理用ナプキン等の人体から排出される体液を吸収するために用いられる吸収性物品が挙げられる。
前記吸収性物品が、失禁パッド、生理用ナプキンである場合、これらは、例えば、トップシートとバックシートとの間に、セカンドシートおよび吸収体が配置される。失禁パッド、生理用ナプキンの形状としては、略長方形、砂時計型、ひょうたん型等が挙げられる。
前記吸収性物品が使い捨ておむつである場合、使い捨ておむつとしては、例えば、後背部または前腹部の左右に一対の止着部材が設けられ、当該止着部材により着用時にパンツ型に形成するテープ型使い捨ておむつ;前腹部と後背部とが接合されることによりウェスト開口部と一対の脚開口部とが形成されたパンツ型使い捨ておむつ;等が挙げられる。
吸収性物品が、使い捨ておむつである場合、使い捨ておむつは、例えば、内側シートと外側シートとからなる積層体が前腹部と後背部とこれらの間に位置する股部とからなるおむつ本体を形成し、前記股部において、トップシートとバックシートとの間にセカンドシートおよび吸収体が配置されていてもよい。また、使い捨ておむつは、例えば、トップシートとバックシートとの間に、セカンドシートおよび吸収体が配置された積層体からなり、この積層体が前腹部と後背部とこれらの間に位置する股部とを有していてもよい。なお、前腹部、後背部、股部とは、使い捨ておむつを着用の際に、着用者の腹側に当てる部分を前腹部と称し、着用者の尻側に当てる部分を後背部と称し、前腹部と後背部との間に位置し着用者の股間に当てる部分を股部と称する。前記内側シートは、親水性または撥水性であることが好ましく、前記外側シートは、撥水性であることが好ましい。
前記吸収性物品には、吸収体の両側縁部に沿って、立ち上がりフラップが設けられていることが好ましい。立ち上がりフラップは、例えば、吸収体の上面の幅方向両側縁部に設けられてもよく、吸収体の幅方向両外側に設けられてもよい。立ち上がりフラップを設けることにより、尿等の排泄物の横漏れを防ぐことができる。立ち上がりフラップは、トップシートの幅方向両側に設けられたサイドシートの内方端が立ち上げられて、形成されてもよい。前記立ち上がりフラップおよびサイドシートは、撥水性であることが好ましい。
前記吸収性物品の実施態様の例を、失禁パッドを例に挙げ、図1~2を参照して説明する。図1は、実施態様1の失禁パッドの平面図を表す。図2は、図1の失禁パッドのV-V断面図を表す。
図1、2に示した実施態様1の失禁パッド(吸収性物品)1は、液透過性のトップシート2と、液不透過性のバックシート3と、これらの間に配置されたセカンドシート4、吸収体5を有している。前記セカンドシート4は、ポリオレフィン系重合体とナノフィラーとを含有する樹脂組成物から形成された連続多孔質シートである。
前記失禁パッド1では、矩形状のセカンドシート4が、失禁パッドの長手方向に平行に配置されている。また、前記セカンドシート4は、トップシート1の幅方向両端領域において、失禁パッド1の長手方向に連続に配置されている。
前記実施態様1の失禁パッド1は、吸収体として、吸収体5を有する。前記吸収体5は、第1基材52と第2基材53と、これらの間に配置された吸水層51から構成されている。前記吸水層51の平面視形状は、前記セカンドシート4の平面視形状よりも大きくなっている。よって、前記セカンドシート4の平面視形状の全面にわたり、バックシート側に吸水層が配置されている。
図1、2では、吸収体として、平面視形状がひょうたん型の吸収体5を配置した例を図示しているが、吸収体の構成はこれに限られるものではない。図1、2では、吸収体5が第1基材52と第2基材53と、これらの間に配置された吸水層51から構成されているが、第2基材53を配置せず、セカンドシート4と吸水層51とを直接接触させてもよい。
トップシート2の幅方向Bの両側縁には、失禁パッド1の長手方向Aに延在するサイドシート7が接合している。サイドシート7は、液不透過性のプラスチックフィルムや撥水性不織布等により構成される。サイドシート7には、失禁パッド1の幅方向内方端に起立用弾性部材8が設けられている。失禁パッド1の使用時には、起立用弾性部材8の収縮力によりサイドシート7の内方端が着用者の肌に向かって立ち上がり、これにより尿等の排泄物の横漏れが防止される。
1:吸収性物品、2:トップシート、3:バックシート、4:セカンドシート、5:第1吸収体、51:吸水層、52:第1基材、53:第2基材、7:サイドシート、8:起立用弾性部材

Claims (7)

  1. 透液性のトップシートと、前記トップシートの外面側に配置されたセカンドシートと、前記セカンドシートの外面側に配置された吸収体と、前記吸収体の外面側に配置された不透液性のバックシートとを有し、
    前記セカンドシートが、ポリオレフィン系重合体とナノフィラーとを含有する樹脂組成物から形成された連続多孔質シートであることを特徴とする吸収性物品。
  2. 前記ナノフィラーの含有量が、前記ポリオレフィン系重合体100質量部に対して、0.1質量部~20質量部である請求項1に記載の吸収性物品。
  3. 前記ナノフィラーが、セルロースナノファイバーである請求項1または2に記載の吸収性物品。
  4. 前記セルロースナノファイバーが、セルロースが有するヒドロキシ基の水素の少なくとも一部が、アルキル基またはアリール基を含有する置換基で置換された変性セルロースナノファイバーである請求項3に記載の吸収性物品。
  5. 前記樹脂組成物が、相溶化剤として、オレフィンおよびビニル芳香族よりなる群から選択される少なくとも一種のモノマー(x)に由来する構造単位(X)と酸性基含有モノマー(y)に由来する構造単位(Y)を有する共重合体を含有する請求項1~4のいずれか一項に記載の吸収性物品。
  6. 前記共重合体の数平均分子量が、前記ポリオレフィン系重合体の数平均分子量よりも小さい請求項5に記載の吸収性物品。
  7. 前記樹脂組成物が、ノニオン性界面活性剤を含有する請求項1~6のいずれか一項に記載の吸収性物品。
JP2020024437A 2020-02-17 2020-02-17 吸収性物品 Active JP7377123B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020024437A JP7377123B2 (ja) 2020-02-17 2020-02-17 吸収性物品

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020024437A JP7377123B2 (ja) 2020-02-17 2020-02-17 吸収性物品

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2021126455A JP2021126455A (ja) 2021-09-02
JP7377123B2 true JP7377123B2 (ja) 2023-11-09

Family

ID=77487402

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020024437A Active JP7377123B2 (ja) 2020-02-17 2020-02-17 吸収性物品

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7377123B2 (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000300603A (ja) 1999-04-22 2000-10-31 Oji Paper Co Ltd 使いすておむつ
JP2016526959A (ja) 2013-06-12 2016-09-08 キンバリー クラーク ワールドワイド インコーポレイテッド 多孔質ポリオレフィンフィルムを含む吸収性物品
JP2017517598A (ja) 2014-05-12 2017-06-29 ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニー 触感が改善された及び/又はノイズ知覚が軽減された微細テクスチャを有するフィルム
JP2017155135A (ja) 2016-03-02 2017-09-07 明成化学工業株式会社 変性セルロースナノファイバーの製造方法及び変性セルロースナノファイバーを含む高分子複合材料

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2703529B1 (en) * 2011-04-27 2018-12-05 Mitsui Chemicals, Inc. Fiber, non-woven fabric, and use thereof

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000300603A (ja) 1999-04-22 2000-10-31 Oji Paper Co Ltd 使いすておむつ
JP2016526959A (ja) 2013-06-12 2016-09-08 キンバリー クラーク ワールドワイド インコーポレイテッド 多孔質ポリオレフィンフィルムを含む吸収性物品
JP2017517598A (ja) 2014-05-12 2017-06-29 ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニー 触感が改善された及び/又はノイズ知覚が軽減された微細テクスチャを有するフィルム
JP2017155135A (ja) 2016-03-02 2017-09-07 明成化学工業株式会社 変性セルロースナノファイバーの製造方法及び変性セルロースナノファイバーを含む高分子複合材料

Also Published As

Publication number Publication date
JP2021126455A (ja) 2021-09-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR102313864B1 (ko) 흡수성 물품
EP1191913B2 (en) Absorbent product with nonwoven dampness inhibitor
JP4841654B2 (ja) 吸収性物品
KR101409129B1 (ko) 고 투과도 초흡수성 중합체 조성물을 포함하는 흡수 용품
KR100676361B1 (ko) 통기성인 축축함 방지재를 갖는 흡수 제품
CN108289773B (zh) 吸收性物品
KR20020035618A (ko) 저통기성 내지 중간 통기성의 내부 라미네이트 및 보다고통기성의 외부 커버를 포함하는 통기성 기저귀
CZ20023200A3 (cs) Absorpční struktura a absorpční produkty tuto strukturu obsahující
CN101325938A (zh) 吸收性制品
JP2005512681A (ja) 改善された流体分配をもたらすインサートを有する吸収性物品
PL186958B1 (pl) Wyrób chłonny
TW201125545A (en) Transfer layer for absorbent article
MX2013014237A (es) Articulo absorbente desechable con mejora contra la fuga al acostarse de lado.
JP5912472B2 (ja) 吸収体
CN108882998A (zh) 吸收制品
JP5302612B2 (ja) 吸収性物品
AU727728B2 (en) Absorbent structure for use in an absorbent article
JP2009131349A (ja) 吸収体及び吸収性物品
JP6743335B2 (ja) 吸収性物品
JP2018057653A (ja) 吸収性物品
JP2769196B2 (ja) 吸収性物品
JP7377123B2 (ja) 吸収性物品
JP4519091B2 (ja) 吸収性物品
JP2013034860A (ja) 吸収性物品
JP2020162629A (ja) 吸収性物品

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20230117

TRDD Decision of grant or rejection written
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20231019

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20231024

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20231027

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7377123

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150