JP7361456B2 - 積層体及びコーヒーカプセル、食品容器、化粧品容器 - Google Patents
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Description
しかしながら、特許文献2に記載の積層体では、熱伝導速度が速すぎ、成形することができないものであった。そこで、ポリ乳酸単層体のように成形することができ、更にガスバリア性に優れる積層体が求められている。
該積層体の厚みが300~2000μmであることを特徴とする積層体によって本発明の目的が達成されることを見出し、本発明を完成した。
以下、本発明について詳細に説明する。
該積層体の厚みが300~2000μmであることを特徴とする積層体である。
以下、生分解性積層体の各層、及びその製造方法について詳細に説明する。
次に本発明の積層体の外層に好ましく用いられる生分解性樹脂(A)層について説明する。
かかる生分解性樹脂(A)層は、生分解性樹脂を主成分とする層であり、通常は生分解性樹脂を70重量%以上、特に80重量%以上、殊に90重量%以上、更に98重量%以上含有するものである。上限は100重量%である。
本発明で用いられるポリ乳酸は、これら乳酸類の単独重合体であることが好ましいが、特性を阻害しない程度の量、例えば10モル%以下であれば、乳酸類以外の共重合成分を含有するものであってもよい。
かかる共重合成分としては、例えば、グリコール酸、3-ヒドロキシ酪酸、4-ヒドロキシ酪酸、3-ヒドロキシ吉草酸、4-ヒドロキシ吉草酸、6-ヒドロキシカプロン酸などの脂肪族ヒドロキシカルボン酸;カプロラクトンなどのラクトン類;エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、1,4-ブタンジオール等の脂肪族ジオール類;コハク酸、シュウ酸、マロン酸、グルタル酸、アジピン酸などの脂肪族二塩基酸を挙げることができる。
カラムで分離されたサンプル溶液中のサンプル濃度を示差屈折計で測定し、ポリスチレン標準試料にてユニバーサル検量線を作成し、作成したユニバーサル検量線に基づき、ポリ乳酸の重量平均分子量を算出する。
アジピン酸の含有量は、通常、10~50モル%、好ましくは15~40モル%である。
テレフタル酸の含有量は、通常、5~45モル%、好ましくは8~35モル%である。
また、1,4―ブタンジオールの含有量は、通常、5~45モル%、好ましくは10~30モル%である。
各成分の含有量が多すぎても少なすぎても、加工性、耐腐食性が低下する傾向がある。
かかる重量平均分子量が小さすぎると製造が困難となり、大きすぎると溶融粘度が高くなり成形性が低下する傾向がある。
かかるその他の共重合成分の含有量は、PBAT全体の0.1~30モル%程度である。
まず、本発明の生分解性積層体において、生分解性樹脂(A)層とポリビニルアルコール系樹脂(C)層の間に介在させる生分解性酸変性ポリエステル系樹脂(B)層について説明する。
かかる生分解性酸変性ポリエステル系樹脂(B)層は(A)層と(C)層の接着剤層として作用するものである。
本発明の生分解性酸変性ポリエステル系樹脂(B)は、下記一般式(1)~(3)でいずれか1つ以上の構造単位を有することが好ましい。
かかる脂肪族ジカルボン酸としては、例えば、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、1,5-ペンタンジカルボン酸、1,6-ヘキサンジカルボン酸などを挙げることができ、特には成形性と柔軟性の点からアジピン酸が好ましい。
脂肪族ジオール化合物としては、例えば、エチレングリコール、プロピレングリコール、1,4-ブタンジオール、1,5-ペンタンジオール、1,6-ヘキサンジオールなどを挙げることができ、特には成形性と柔軟性の点から1,4-ブタンジオールが好ましい。
かかる重量平均分子量が小さすぎると製造が困難となり、大きすぎると溶融粘度が高くなり成形性が低下する傾向がある。
かかるα、β-不飽和カルボン酸類としては、具体的にはアクリル酸、メタクリル酸などのα、β-不飽和モノカルボン酸;マレイン酸、フマル酸、イタコン酸、シトラス酸、テトラヒドロフタル酸、クロトン酸、イソクロトン酸等のα,β-や不飽和ジカルボン酸又はその無水物などが挙げられ、好ましくはα、β-不飽和ジカルボン酸の無水物が用いられ、中でも無水マレイン酸が好ましい。
なお、これらのα、β-不飽和カルボン酸類は、1種を単独で用いる場合に限らず、2種以上を併用してもよい。
また、グラフト重合において、熱のみで反応させることも可能であるが、ラジカル開始剤を用いることが反応性を高めることで好ましい。
原料を予め混合する際に用いられる混合機としては、例えば、ヘンシェルミキサー、リボンブレンダー、等が用いられ、溶融混練に用いられる混練機としては、例えば、単軸又は二軸押出機、ロール、バンバリーミキサー、ニーダー、ブラベンダーミキサー等を使用することができる。
溶融混練時の温度設定は、原料の生分解性ポリエステル系樹脂(b)の融点以上であって、かつ、熱劣化しない温度範囲で適宜設定すればよい。好ましくは100~250℃、より好ましくは160~220℃で溶融混合される。
かかる酸価が高すぎると、外観不良となり、低すぎると他の樹脂との接着性が低下する傾向がある。
まず、測定する生分解性酸変性ポリエステル系樹脂(B)を溶剤でよく洗浄する。かかる洗浄は生分解性酸変性ポリエステル系樹脂の不純物、主に未反応のα、β-不飽和カルボン酸またはその無水物を洗い流すためである。かかる溶剤としては、生分解性酸変性ポリエステル系樹脂(B)が溶解することがない溶剤を用いることが必要であり、例えば、水、アセトン、メタノール、エタノール、イソプロパノールなどが挙げられる。
B=空試験に要した水酸化カリウム水溶液N/10の使用量(ml)
f=N/10水酸化カリウム水溶液の力価
S=生分解性酸変性ポリエステル系樹脂(A)採取量(g)
滴定測定装置:京都電子工業(株) 電位差自動滴定装置AT-610
参照電極:複合ガラス電極C-171
滴定液:キシダ化学 水酸化カリウム水溶液(N/10)
これらは、1種を単独で用いてもよく、2種以上のものを併用することも可能である。
かかるラジカル開始剤の配合量が少な過ぎると、グラフト重合が十分に起こらず、本発明の効果が得られない場合があり、多すぎる場合には、生分解性ポリエステル系樹脂の分解による低分子量化がおこり、凝集力不足による接着力強度不足となる傾向がある。
次に、本発明の積層体におけるPVA系樹脂(C)層について説明する。
かかるPVA系樹脂(C)層は、特に積層体のガスバリア性を担うもので、生分解性樹脂層(A)に対し、その少なくとも一方の面に生分解性酸変性ポリエステル系樹脂(B)を介して積層されるものである。
かかるPVA系樹脂(C)層に用いられるPVA系樹脂(C)は、ビニルエステル系単量体を共重合して得られるポリビニルエステル系樹脂をケン化して得られる、ビニルアルコール構造単位を主体とする樹脂であり、ケン化度相当のビニルアルコール構造単位とケン化されずに残ったビニルエステル構造単位から構成される。
上記ビニルエステル系単量体としては、例えば、ギ酸ビニル、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、バレリン酸ビニル、酪酸ビニル、イソ酪酸ビニル、ピバリン酸ビニル、カプリン酸ビニル、ラウリン酸ビニル、ステアリン酸ビニル、安息香酸ビニル、バーサチック酸ビニル等が挙げられるが、経済的に酢酸ビニルが好ましく用いられる。
かかる平均重合度が小さすぎると、PVA系樹脂層の機械的強度が不充分となる傾向があり、逆に平均重合度が大きすぎると、熱溶融成形によってPVA系樹脂層を形成する場合に流動性が不足して成形性が低下する傾向があり、成形時せん断発熱が異常発生して樹脂が熱分解しやすくなる場合がある。
かかるケン化度が低すぎると、ガスバリア性が低下する傾向がある。
かかる変性PVA系樹脂中の変性種、すなわち共重合体中の各種単量体に由来する構成単位、あるいは後反応によって導入された官能基の含有量は、変性種によって特性が大きくことなるため一概には言えないが、通常、1~20モル%であり、特に2~10モル%の範囲が好ましく用いられる。
なお、一般式(4)におけるR1、R2、及びR3はそれぞれ独立して水素原子または置換基を有してもよい炭素数1~4のアルキル基を示し、Xは単結合または結合鎖を示し、R4、R5、及びR6はそれぞれ独立して水素原子または置換基を有してもよい炭素数1~4のアルキル基を示すものである。置換基とは、ハロゲン原子(フッ素原子、塩素原子、臭素原子等)、スルホン酸基、エステル基が挙げられる。
中でも、共重合反応性および工業的な取扱い性に優れるという点から、3,4-ジアシロキシ-1-ブテンとビニルエステル系化合物を共重合してケン化する方法を用いることが好ましく、特に3,4-ジアセトキシ-1-ブテンと酢酸ビニルを共重合してケン化する方法が好ましく用いられる。
本発明の積層体は、生分解性樹脂(A)層の少なくとも一方の面に、生分解性酸変性ポリエステル系樹脂(B)を主成分とする接着剤層を介してPVA系樹脂(C)層が積層されてなるものであり、通常3~15層、好ましくは3~7層、特に好ましくは5~7層の層構造を有する。その構成は特に限定されないが、生分解性樹脂層をa、PVA系樹脂層をc、生分解性酸変性ポリエステル層(接着剤層)をbとするとき、a/b/c、a/b/c/b/a、a/c/b/c/b/c/aなど、任意の組み合わせが可能である。なお、かかる生分解性樹脂層、PVA系樹脂層、生分解性酸変性ポリエステル層は、同一のものでもよく、異なったものであってもよい。
なお、通常は、PVA系樹脂層に吸湿によるガスバリア性能の低下を防止するため、外気、あるいは水分を含有する内容物に接触する層に脂肪族ポリエステル系樹脂層を設ける層構成であることが好ましい。
さらに積層体を構成する各層の厚さ、複数同種の層がある場合は、それぞれ一層ごとの厚さとしては、生分解性樹脂(A)層は、通常100~1000μm、好ましくは200~800μm、特に好ましくは250~700μmである。かかる生分解性樹脂層の厚さが厚すぎると、積層体が硬くなりすぎる傾向があり、逆に薄すぎると積層体が脆くなる傾向がある。
生分解性酸変性ポリエステル系樹脂(B)層は、通常1~200μm、好ましくは5~100μm、特に好ましくは10~50μmである。かかる接着剤層が厚すぎると、外観が不良となる場合があり、逆に薄すぎると接着力が弱くなる傾向がある。
また、PVA系樹脂(C)層は、通常5~200μm、好ましくは10~150μm、特に好ましくは15~100μmである。かかるPVA系樹脂層が厚すぎると、硬く脆くなる傾向があり、逆に薄すぎると、バリア性が低くなる傾向があり好ましくない。
また、生分解性酸変性ポリエステル系樹脂(B)層の全体に対する厚さの比は、複数ある場合は、その厚さの合計値の比で、通常0.005~0.5であり、好ましくは0.01~0.1である。かかる比が大きすぎると、外観が悪くなる傾向があり、小さすぎると接着力が弱くなる傾向がある。
PVA系樹脂(C)層の全体に対する厚さの比は、0.005~0.5であり、好ましくは0.01~0.2である。かかる比が小さすぎるとバリア性が低下する傾向があり、大きすぎるとコストがかかり、経済性が低下する傾向がある。
また、溶液状態からの成形法としては、生分解性樹脂のフィルム、シート等に生分解性酸変性ポリエステル系樹脂を良溶媒に溶解した溶液を溶液コートし、乾燥後、PVA系樹脂の水溶液を溶液コートする方法などを挙げることができる。
中でも、一工程で製造でき、層間接着性が優れた積層体が得られる点で溶融成形法が好ましく、特に共押出法が好ましく用いられる。そして、かかる溶融成形法を用いる場合には、PVA系樹脂として側鎖に1,2-ジオール構造を有するPVA系樹脂を用いることが好ましい。
溶融押出時の溶融成形温度は、樹脂により異なるが、通常190~250℃であり、好ましくは200~230℃の範囲が用いられる。
特に、本発明の積層体において、PVA系樹脂として側鎖に1,2-ジオール構造を有するPVA系樹脂を用いると、延伸性が良好となる。
例えば具体的には、積層体シートの両耳を把んで拡幅する一軸延伸、二軸延伸;積層体シートを金型を用いて延伸加工する深絞成形法、真空成形法、圧空成形法、真空圧空成形法等の金型を用いた成形法;パリソン等の予備成形された積層体を、チューブラー延伸法、延伸ブロー法等で加工する方法が挙げられる。かかる延伸法として、フィルムやシート状の成形物を目的とする場合、一軸延伸、二軸延伸法を採用することが好ましい。
カップやトレイ等の、絞り比(成形品の深さ(mm)/成形品の最大直径(mm))が通常0.1~3である成形物を目的とする場合、深絞成形法、真空成形法、圧空成形法、真空圧空成形法等の金型を用いて延伸加工する金型成形方法を採用することが好ましく、中でも、成形性の点で真空圧空成形法が好ましい。
成形品の形状としては、カップ、トレイ、シートなどが挙げられる。
また、金型を用いて形成する際の昇温速度は、通常1℃/秒以上、好ましくは1.5℃/秒以上、2.0℃/秒以上である。かかる速度が遅すぎると生産効率が低下する傾向がある。
尚、明細書中、「部」、「%」とあるのは、断りのない限り重量基準を意味する。
〔生分解性酸変性ポリエステル系樹脂(B)の作製〕
原料の生分解性ポリエステル系樹脂(b)としてPBAT(BASF社製「Ecoflex C1200」)100部、無水マレイン酸0.35部、ラジカル開始剤として2,5-ジメチル-2,5-ビス(t-ブチルオキシ)ヘキサン(日本油脂社製「パーヘキサ25B」)0.25部をドライブレンドした後、これを二軸押出機にて下記条件で溶融混練し、ストランド状に押出し、水冷後、ペレタイザーでカットし、円柱形ペレット形状の生分解性酸変性ポリエステル系樹脂(B)を得た。また、得られた生分解性酸変性ポリエステル系樹脂(B)の酸価は4.9mg・KOH/gであった。
二軸押出機
直径(D):15mm、
L/D:60
スクリュ回転数:200rpm
メッシュ:90/90mesh
加工温度:210℃
還流冷却器、滴下漏斗、攪拌機を備えた反応容器に、酢酸ビニル68.0部、メタノール23.8部、3,4-ジアセトキシ-1-ブテン8.2部を仕込み、アゾビスイソブチロニトリルを0.3モル%(対仕込み酢酸ビニル)投入し、攪拌しながら窒素気流下で温度を上昇させ、重合を開始した。酢酸ビニルの重合率が90%となった時点で、m-ジニトロベンゼンを添加して重合を終了し、続いて、メタノール蒸気を吹き込む方法により未反応の酢酸ビニルモノマーを系外に除去し共重合体のメタノール溶液とした。
生分解性樹脂(A)としてポリ乳酸(PLA)(A)(ネイチャーワークス社製「Ingeo4032D」)、上記で得られた側鎖に1,2-ジオール構造を有するPVA系樹脂(C)、生分解性酸変性ポリエステル系樹脂(B)を用い、押出機を3台備えた3種5層多層性膜装置にて、PLA/生分解性酸変性ポリエステル系樹脂(B)/PVA(C)/生分解性酸変性ポリエステル系樹脂(B2)/PLAの3種5層構造の積層体を製造した。得られた積層体の厚さは800μmであり、各層の厚さは、365μm/20μm/30μm/20μm/365μmであった。
なお、各押出機、およびロールの設定温度は下記の通りである。
設定温度
PLA(A):C1/C2/C3/C4/h1/N1=200/210/210/200/190/190℃
PVA(C):C1/C2/C3/C4/h1/N1=180/200/210/210/210/210℃
分解性酸変性ポリエステル系樹脂(B):C1/C2/C3/h1/N1=200/210/210/210/210℃
ダイス:D5/D4/D3/D2/D1=190/190/190/190/190℃
ロール:50℃
上記で得られたシートを用いて、カットテスト成形機FKC-0631-20(浅野研究所製/圧空真空成型機)にてカップ成形を行った(設定したシート温度に到達するとカップに成形される。)。ヒーター温度は、250℃とし、カップに成形されるまでの時間を測定し、昇温速度を算出した。結果を表1に示す。
得られたカップを目視で観察して以下の基準で評価した。結果を表1に示す。
○:白化している箇所や穴が無い
×:白化している箇所があり、穴があいている。
得られた積層体に対して、酸素透過度測定装置(OX-TRAN2/20、米国のMOCON社製)により、23℃及び50%RHの条件で酸素の透過度を測定した。
結果を表1に示す。
実施例1において、各層の厚みをPLA/生分解性酸変性ポリエステル系樹脂(B)/PVA(C)/生分解性酸変性ポリエステル系樹脂(B)/PLA=225μm/15μm/20μm/15μm/225μm、総厚み500μmに変更した以外は実施例1と同様に成形し、評価した。結果を表1に示す。
実施例1において、各層の厚みをPLA/生分解性酸変性ポリエステル系樹脂(B)/PVA(C)/生分解性酸変性ポリエステル系樹脂(B)/PLA=90μm/6μm/8μm/6μm/90μm、総厚み200μmに変更した以外は実施例1と同様に成形し、評価した。結果を表1に示す。
実施例1において、積層体を製造せずにポリ乳酸単層で成形し、同様に評価した。結果を表1に示す。
Claims (8)
- 生分解性樹脂(A)層の少なくとも一方の面に生分解性酸変性ポリエステル系樹脂(B)層を介してポリビニルアルコール系樹脂(C)層が積層されてなる積層体であって、前記生分解性酸変性ポリエステル系樹脂(B)の酸価が2.0~6.5mg・KOH/gであり、該積層体の厚みが300~2000μmであることを特徴とする積層体。
- 生分解性樹脂(A)がポリ乳酸、ポリ(ブチレンアジペート/テレフタレート)及びポリブチレンサクシネートの少なくともひとつを含有することを特徴とする請求項1記載の積層体。
- 生分解性酸変性ポリエステル(B)の原料の生分解性ポリエステル(b)が、ポリ(ブチレンアジペート/テレフタレート)、ポリブチレンサクシネート、ポリ(ブチレンサクシネート/アジペート)及びポリヒドロキシアルカノエートの少なくともひとつを含有することを特徴とする請求項1又は2記載の積層体。
- ポリビニルアルコール系樹脂(C)が溶融成形可能なポリビニルアルコール系樹脂であることを特徴とする請求項1~3いずれか記載の積層体。
- ポリビニルアルコール系樹脂(C)が、側鎖に一級水酸基を有するポリビニルアルコール系樹脂、アルキレンオキサイド基含有ポリビニルアルコール系樹脂及びα-オレフィン単位含有ポリビニルアルコール系樹脂から選ばれる一種以上のポリビニルアルコール系樹脂を含有することを特徴とする請求項1~3いずれか記載の積層体。
- 請求項1~4いずれか記載の積層体からなるコーヒーカプセル。
- 請求項1~4いずれか記載の積層体からなる食品容器。
- 請求項1~4いずれか記載の積層体からなる化粧品容器。
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