JP7263804B2 - 積層フィルム - Google Patents
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Description
前記液晶位相差層上に剥離可能に貼合された保護フィルムと
を備えた積層フィルムであって、
前記液晶位相差層は、前記保護フィルムに接する面の算術平均うねり値Waが70nm以下であることを特徴とする積層フィルムを提供するものである。
基材フィルム(5)としては通常、樹脂から形成された樹脂フィルムが用いられる。基材フィルムを形成する樹脂としては、例えばメタクリル酸メチル系樹脂、ポリオレフィン系樹脂、環状オレフィン系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、セルロース系樹脂、スチレン系樹脂、アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン系樹脂、アクリロニトリル・スチレン系樹脂、ポリ酢酸ビニル系樹脂、ポリ塩化ビニリデン系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリアセタール系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、変性ポリフェニレンエーテル系樹脂、ポリブチレンテフタレート系樹脂、ポリエチレンテフタレート系樹脂、ポリスルホン系樹脂、ポリエーテルスルホン系樹脂、ポリアリレート系樹脂、ポリアミドイミド系樹脂、およびポリイミド系樹脂等が挙げられる。
本発明の積層フィルム(1)を構成する位相差フィルム(20)は、かかる基材フィルム(5)上に液晶位相差層(3)を有する。
本発明の積層フィルム(1)は、かかる位相差フィルム(20)を構成する液晶位相差層(3)の上に保護フィルム(7)が貼合されている。
剥離可能に貼合するには、保護フィルムが粘着剤層を含む場合には、その粘着力を、保護フィルムが自己粘着性の層を有する場合は、その粘着力をそれぞれ適宜選択すればよい。
粘着力の比較的低い保護フィルムを選択して使用することにより、剥離可能に貼合することができる。
本発明の積層フィルム(1)は、液晶位相差層(3)が保護フィルム(7)と接している。液晶位相差層(3)は、保護フィルム(7)に接する面は、基材フィルム側と反対側の面であり、その算術平均うねり値Waが70nm以下、好ましくは50nm以下、通常は0nm以上である。
H2(425)/H2(212)<10 (1)
本発明の積層フィルム(1)は、例えば以下の工程(1)〔液晶位相差層形成工程〕および工程(2)〔保護フィルム貼合工程〕を含む方法により製造することができる。
工程(2):位相差フィルム上に、保護フィルムを貼合して、積層フィルムを得る工程
以下、各工程について説明する。
工程(1)は、基材フィルム(5)上に液晶位相差層(3)を形成して位相差フィルム(20)を製造する液晶位相差層形成工程である。
通常はまず、基材フィルム(5)上に液晶化合物を配向させるための配向膜(図示せず)を形成する。配向膜としては、配向性ポリマーを含む配向膜、光配向膜及び表面に凹凸パターンや複数の溝を形成し配向させるグルブ配向膜等が挙げられ、従来公知の方法により形成することができる。
工程(2)は、工程(1)で得た位相差フィルム(20)上に保護フィルム(7)を貼合して、積層フィルム(1)を得る保護フィルム貼合工程である。保護フィルム(7)を位相差フィルム(20)上に貼合することで、位相差フィルム(20)の保存や運搬の際の取り扱いを容易にしたり、位相差フィルム(20)を重ね合せたりロール状に巻いたりして保存する際に位相差フィルム(20)同士のブロッキングを防止したり、位相差フィルム(20)上にほこり等が付着し欠陥となるのを防止したりすることができる。保護フィルム(7)は、位相差フィルムにおける液晶位相差層(3)上に貼合する。保護フィルム(7)および位相差フィルム(20)として長尺状のものを用いた場合には、両フィルム(7,20)を一対の貼合ロール間に挟み込むことにより、長尺状のままで貼合することができる。貼合後の積層フィルム(1)はロール状に巻き取ってもよい。
保護フィルム(7)を剥離した後の位相差フィルム(20)は、基材フィルム(3)側に保護フィルムを剥離可能に貼合してもよい。基材フィルム(3)側に保護フィルムを貼合することにより、基材フィルム(3)を保護して傷付などを防止することができる。
保護フィルム(7)を剥離した後の液晶位相差層(3)の表面には、保護フィルム(7)を貼合するための粘着剤、保護フィルム(7)に含有されていた酸化防止剤などが残っていてもよい。
図3に示すように、本発明の積層フィルム(1)は、例えば位相差フィルム(20)の基材フィルム(5)側に偏光子(4)を積層して偏光板(100)とすることができる。図3には、このようにして得られる偏光板(100)の断面を模式的に示す。この偏光板(100)は、位相差フィルム(20)と偏光子(4)とが接着剤層(10)を介して積層された構成である。位相差フィルム(20)は、基材フィルム(5)上に液晶位相差層(3)を有する構成である。偏光子(4)は、この位相差フィルム(20)の基材フィルム(5)側に積層されている。偏光板(100)の液晶位相差層(3)上には、保護フィルム(7)が剥離可能に貼合されていてもよい。
偏光子(4)は、例えばポリビニルアルコール系樹脂フィルムを一軸延伸する工程、ポリビニルアルコール系樹脂フィルムを二色性色素で染色することにより二色性色素を吸着させる工程、二色性色素が吸着されたポリビニルアルコール系樹脂フィルムをホウ酸水溶液で処理する工程、およびホウ酸水溶液による処理後に水洗する工程を経て製造されるものである。
ポリビニルアルコール系原反フィルムの膜厚は、得られる偏光子の厚みを15μm以下とすることを考慮すると、5~35μm程度であるのが好ましく、5~20μmであるのがより好ましい。原反フィルムの膜厚が35μm以上であると、偏光子を製造する際の延伸倍率を高くする必要があり、また得られる偏光子の寸法収縮が大きくなる傾向にある。一方、原反フィルムの膜厚が5μm以下であると、延伸を施す際のハンドリング性が低下し、製造中に切断などの不具合が発生しやすくなる傾向にある。
この水溶液におけるヨウ素の含有量は、通常、水100重量部あたり0.01~1重量部程度である。また、ヨウ化カリウムの含有量は、通常、水100重量部あたり0.5~20重量部程度である。染色に用いる水溶液の温度は、通常、20~40℃程度である。また、この水溶液への浸漬時間(染色時間)は、通常、20~1,800秒程度である。
偏光子(4)は、そのまま単層で基材フィルム(5)に積層されてもよいが、通常は偏光子保護フィルム(図示せず)と積層したうえで基材フィルム(5)に積層される。
偏光子保護フィルムは、樹脂フィルムから構成され、さらに透明な樹脂フィルムで構成することができる。特に、透明性、機械的強度、熱安定性、水分遮蔽性などに優れる材料で構成することが好ましい。本明細書において、透明な樹脂フィルムとは可視光域において単体透過率が80%以上である樹脂フィルムのことをいう。
図2に示す偏光板(100)において、基材フィルム(5)と偏光子(4)とは、接着剤層(10)を介して積層されている。この接着剤層(10)は、接着剤が硬化した層である。接着剤は、活性エネルギー線硬化型接着剤であってもよいし、水系接着剤であってもよい。なお、接着剤層(10)は、上記の偏光子保護フィルムや、これを偏光子と積層するための偏光子接着層を更に介して偏光子(4)と積層されてもよい。
このような偏光板は、例えば以下の工程(3)〔保護フィルム剥離工程〕および工程(4)〔位相差フィルム積層工程〕を含む方法により製造することができる。
工程(3)は、積層フィルムから、保護フィルムを剥離し、位相差フィルムを得る工程である。
剥離方法は、特に制限されないが、例えば積層フィルムが長尺状である場合には、保護フィルムまたは位相差フィルムをロールに抱かせながら剥離してもよい。また、剥離した保護フィルムは、巻き取ってもよい。
工程(4)は、接着剤を介して位相差フィルム上に偏光子を貼合して、偏光板を得る工程である。
接着剤は、位相差フィルムに塗布してもよいし、偏光子に塗布してもよいし、位相差フィルム及び偏光子の両方に塗布してもよい。また、位相差フィルムにおける偏光子への貼合面は、基材フィルム側の面であってもよいし、液晶位相差層側の面であってもよい。接着剤として水系接着剤を使用した場合は、乾燥することにより位相差フィルムと偏光子とを接着することができる。接着剤として活性エネルギー線硬化型接着剤を使用した場合は、紫外線などの活性エネルギー線を照射することにより位相差フィルムと偏光子とを接着することができる。
30℃未満であると、位相差フィルムと偏光子とが剥離しやすくなる傾向がある。また乾燥温度が90℃を超えると、熱によって偏光子の偏光性能が劣化するおそれがある。乾燥時間は10~1000秒程度とすることができる。
図2に示す偏光板(100)は、位相差フィルム(20)側にさらに粘着剤層(6)を備えていてもよい。粘着剤層(6)は粘着剤からなる層であり、この粘着剤層(6)を介して偏光板(100)を液晶セル等の画像表示素子に貼合することができる。粘着剤層の厚みは通常5μm~25μm、好ましくは10μm~25μmである。
株式会社ニコン製のデジタルマイクロメーターMH-15Mを用いて測定した。
平行ニコル回転法を原理とする位相差計、王子計測機器株式会社製のKOBRA-WPRを用いて、23℃における波長590nmの光で測定した。
共焦点干渉顕微鏡であるPLμNEOX(センソファー・ジャパン製)を使用して、表面の凹凸を走査した。得られた凹凸のデータを解析し、周期212μmおよび周期425μmにおけるH2(212)およびH2(425)を算出した。
走査型白色干渉顕微鏡であるVS1000(株式会社日立ハイテクサイエンス製)を使用して、各実施例で用いた保護フィルムについて、液晶位相差層と貼合する側の面の算術平均うねり値Wa7を測定した。同様にして、各実施例で得た積層フィルムについて、保護フィルムを剥離し、露出した液晶位相差層の算術平均うねり値Waを測定した。なお、測定範囲はX=4000μm以上、Y=2000μm以上の範囲とし、カットオフ値は、100μmとした。
バックライト上に、2枚の偏光板を、互いに平行に、また互いの吸収軸が直交するクロスニコルの関係となるように配置する。この2枚の偏光板の間に、保護フィルムを剥離した状態で実施例で得た位相差フィルムを2枚の偏光板と平行になるように置き、次いで、バックライトを点灯させた状態で、バックライトから偏光板、位相差フィルムおよび偏光板を透過する光を肉眼で正面から観察しながら、位相差フィルムを面内で回転させ、透過する光が最も暗くなる位置に固定する。その後、バックライトから遠い方の偏光板に対して、正面から斜め30~60度の方向から目視検査を行い、位相差ムラ(濃淡ムラ)が視認できるか否か判断する。
以下の各部材を準備した。
〔偏光子〕
(1)プライマー層形成工程
ポリビニルアルコール粉末(日本合成化学工業株式会社製の「Z-200」、平均重合度1100、ケン化度99.5モル%)を95℃の熱水に溶解し、濃度3重量%のポリビニルアルコール水溶液を調製した。得られた水溶液に架橋剤(田岡化学工業株式会社製の「スミレーズレジン650」)をポリビニルアルコール粉末6重量部に対して5重量部の割合で混合して、プライマー層形成用塗工液を得た。
ポリビニルアルコール粉末(株式会社クラレ製の「PVA124」、平均重合度2400、ケン化度98.0~99.0モル%)を95℃の熱水に溶解し、濃度8重量%のポリビニルアルコール水溶液を調製し、これをポリビニルアルコール系樹脂層形成用塗工液とした。
上記(2)で作製した積層PPフィルムに対して、フローティングの縦一軸延伸装置を用いて160℃で5.8倍の自由端一軸延伸を実施し、延伸PPフィルムを得た。延伸後のポリビニルアルコール系樹脂層の厚みは6.1μmであった。
上記(3)で作製した延伸PPフィルムを、ヨウ素とヨウ化カリウムとを含む30℃の染色水溶液(水100重量部あたりヨウ素を0.6重量部、ヨウ化カリウムを10重量部含む。)に約180秒間浸漬してポリビニルアルコール系樹脂層の染色処理を行った後、10℃の純水で余分な染色水溶液を洗い流した。
日本ゼオン株式会社の環状オレフィン系樹脂フィルムの片面にハードコート層を設けたハードコート層付環状オレフィン系樹脂フィルムを準備した。厚みは50μmであった。
以下の3種類の保護フィルム(7)を用意した。いずれもポリエチレン樹脂を含み、自己粘着性の層を表層に有する保護フィルムである。
保護フィルムA:トレデガー社製「Force Field 1035」
保護フィルムB:東レフィルム加工株式会社製「トレテック(登録商標)7332K」
保護フィルムC:東レフィルム加工株式会社製「トレテック(登録商標)7832C」
基材フィルム(5)として、日本ゼオン株式会社製の環状オレフィン系樹脂フィルムを準備した。この基材フィルム(5)は長尺状であり、その厚みは20μmであった。この基材フィルム(5)は、λ/4板であった。この基材フィルム(5)の片面にコロナ処理をした。コロナ処理を施した面に、膜厚が1μmとなるように垂直配向膜用の組成物を塗工した。塗工膜に対して温度100℃で120秒間の熱処理を施し配向膜を形成した。垂直配向膜用の組成物は日産化学社製、サンエバーSE610を使用した。
光重合性ネマチック液晶化合物〔RMM28B〕 :20重量部
光重合開始剤〔イルガキュア(Irg-907)〕 : 1重量部
溶媒〔プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート〕:80重量部
(積層フィルムの製造)
上記で準備した保護フィルムA(7)を、表1に示す表面形状を測定した面が液晶位相差層(3)との貼合面となるように、上記で得た位相差フィルム(20)の液晶位相差層(3)上に貼合して、図1に示す構成の積層フィルム(1)〔保護フィルムA(7)/液晶位相差層(3)/基材フィルム(5)〕を得た。
この偏光板(100)を構成する位相差フィルム(20)の位相差ムラを評価したところ、目視で位相差ムラは確認できなかった。
上記で準備した偏光子保護フィルム〔ハードコート層付環状オレフィン系樹脂フィルム〕のハードコート層とは反対側の面にコロナ処理を施した。コロナ処理を施した面に、小径グラビアコーターを用いて紫外線硬化性接着剤を塗工した。この紫外線硬化型接着剤の組成は以下のとおりである。
3’,4’-エポキシシクロヘキシルメチル 3,4-エポキシシクロヘキサンカルボキシレート〔商品名「CEL2021P」、株式会社ダイセル製):70重量部、
ネオペンチルグリコールジグリシジルエーテル〔商品名「EX-211」、ナガセケムテックス株式会社製〕:20重量部、
2-エチルヘキシルグリシジルエーテル〔商品名「EX-121」、ナガセケムテックス株式会社製〕:10重量部、
光カチオン重合開始剤〔商品名「CPI-100P」、サンアプロ株式会社製〕:2.25重量部
塗工後、貼合ロールを用いて、紫外線硬化性接着剤を介して、上記で得た偏光性積層PPフィルムの偏光子(4)上に偏光子保護フィルムを貼合した。次いで紫外線照射により紫外線硬化性接着剤を硬化させて偏光子接着剤層を形成して、偏光子保護フィルム/偏光子接着剤層/偏光子(4)/プライマー層/PPフィルムの層構成からなる貼合フィルムを得た。この貼合フィルムの偏光子接着剤層の厚みは、0.8μmであった。
保護フィルムAに代えて保護フィルムCを用いたこと以外は、実施例1と同様にして、積層フィルム(1)を作製し、得られた積層フィルム(1)を30枚重ね合せ、実施例1と同様にして押圧し、次いで保護フィルムA(7)を剥離して現れた液晶位相差層(3)の表面の算術平均うねり値Waを測定したところ、65nmであった。
この偏光板(100)を構成する位相差フィルム(20)の位相差ムラを評価したところ、目視で位相差ムラは確認できなかった。
保護フィルムAに代えて保護フィルムBを用いたこと以外は、実施例1と同様にして、積層フィルム(1)を作製し、得られた積層フィルム(1)を30枚重ね合せ、実施例1と同様にして押圧し、次いで保護フィルムA(7)を剥離して現れた液晶位相差層(3)の表面の算術平均うねり値Waを測定したところ、84nmであった。
この位相差フィルム(20)の位相差ムラを評価したところ、目視で位相差ムラが確認された。
3:液晶位相差層
4:偏光子
6:粘着剤層
5:基材フィルム
7:保護フィルム
10:接着剤層
20:位相差フィルム
Claims (5)
- 基材フィルム上に液晶位相差層を有する位相差フィルムと、
前記液晶位相差層上に剥離可能に貼合された保護フィルムと
を備えた積層フィルムであって、
前記基材フィルムは、樹脂フィルムであり、λ/4板として機能し、
前記液晶位相差層は、ポジティブCプレートであり、前記保護フィルムに接する面の算術平均うねり値Waが70nm以下であることを特徴とする積層フィルム。 - 基材フィルム上に液晶位相差層を有する位相差フィルムの前記液晶位相差層上に保護フィルムを剥離可能に貼合して請求項1に記載の積層フィルムを製造する方法であり、
前記保護フィルムの前記位相差フィルムが積層される側の面は、表面凹凸の周期f(μm)に対する一次元パワースペクトルをH2(f)としたときに式(1)
H2(425)/H2(212)<10 (1)
を満たすことを特徴とする前記積層フィルムの製造方法。 - 基材フィルム上に液晶位相差層を有する位相差フィルムと偏光子とが接着剤層を介して積層された偏光板を製造する方法であり、
請求項1に記載の積層フィルムから保護フィルムを剥離する保護フィルム剥離工程と、
接着剤を介して前記位相差フィルム上に偏光子を貼合する偏光子貼合工程と
を含むことを特徴とする前記偏光板の製造方法。 - 基材フィルム上に液晶位相差層を有する位相差フィルムと、偏光子とが接着剤層を介して積層され、
前記基材フィルムは、樹脂フィルムであり、λ/4板として機能し、
前記液晶位相差層は、ポジティブCプレートであり、前記基材フィルム側と反対側の面の算術平均粗さWaが70nm以下であることを特徴とする偏光板。 - 基材フィルム上に液晶位相差層を有する位相差フィルムであって、
前記基材フィルムは、樹脂フィルムであり、λ/4板として機能し、
前記液晶位相差層は、ポジティブCプレートであり、前記基材フィルム側とは反対側の表面の算術平均うねり値Waが70nm以下であることを特徴とする位相差フィルム。
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