JP7255265B2 - 深絞り成形用積層フィルム、深絞り包装体用底材、および、深絞り包装体 - Google Patents
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Description
一方、特許文献2に開示されている方法では、実施例において実際に評価されているのは、高密度ポリエチレン不織布の蓋材に対する評価のみであり、不織布、滅菌紙共に使用できる底材のイージーピール層を考慮したものではなかった。
本発明において、「不織布」とは、ポリエチレン製不織布や、紙製の不織布を含む。ポリエチレン製不織布としては、例えば、高密度ポリエチレン製不織布(HDPE製不織布)が挙げられ、紙製の不織布としては、例えば、滅菌紙が挙げられる。
前記イージーピール層が、不織布とヒートシール可能であり、かつ、不織布と易剥離性を備えている、深絞り成形用積層フィルムである。
また、本発明の深絞り成形用積層フィルムは、透明性に優れているため、内容物の視認性に優れており、業務用のガーゼ、綿棒等の包装に好適な深絞り包装体用底材および深絞り包装体を実現できる。
また、蓋材として、HDPE製不織布および滅菌紙のいずれも使用可能であるため、いずれの蓋材に対しても底材を統一できるため、フィルムの種類を削減でき製造コストが下げられ、深絞り包装体をより安価に提供することが可能となるため、工業的利用価値は高い。
具体的には、深絞り包装体の底材用にフィルムを加熱し金型に合わせて容器状にし、その成型部分に内容物(ガーゼ、食料品、衣料品等)を入れた後、蓋材用のフィルムなどで蓋をするように熱圧着を行うことで、深絞り包装体を得ることが出来る。本発明の深絞り成形用積層フィルムは、深絞り包装体の底材用フィルムとして好適に使用できる。
本発明の深絞り成形用積層フィルムは、ポリアミド樹脂(PA)を含む層、および、MFR2.0g/10分以上かつ0.920g/cm3以下の低密度ポリエチレン樹脂(A)とポリブテン樹脂(B)とを含む樹脂組成物からなるイージーピール層の少なくとも2層を有する深絞り成形用積層フィルムであることが必要である。
本発明の深絞り成形用積層フィルムにおいて、耐ピンホール性と深絞り成形性を付与する目的で少なくとも1層のポリアミド樹脂(PA)を含む層(以下、PA層と記すことがある。)を設けることが重要である。
本発明の深絞り成形用積層フィルムにおいては、広く不織布全般(好ましくは、高密度ポリエチレン(HDPE)不織布または滅菌紙)と良好なヒートシール性および開封性を付与するため、所定の低密度ポリエチレン樹脂(A)とポリブテン樹脂(B)とを含む樹脂組成物からなるイージーピール(EP)層(以下、EP層と記すことがある。)を有することが重要である。
本発明における低密度ポリエチレン樹脂(A)とはLDPEのことを意味し、直鎖低密度ポリエチレンは含まない。
本発明におけるポリブテン樹脂(B)のメルトフローレート(MFR)(JIS K 7210)は、0.5g/10分以上5.0g/10分以下が好ましく、1.0g/10分以上4.0g/10分以下がより好ましい。MFRを0.5g/10分以上にすることで分散性が良くなり製膜性、透明性が維持できる、一方、MFRを5.0g/10分以下にすることでEPとして良好な分散性に調整できる。
本発明におけるEP層を構成する樹脂組成物は、該樹脂組成物全体を100質量%として、低密度ポリエチレン樹脂(A)を70~97質量%、および、ポリブテン樹脂(B)を3~30質量%含むことが好ましく、低密度ポリエチレン樹脂(A)を75~95質量%、および、ポリブテン樹脂(B)を5~25質量%含むことがより好ましい。低密度ポリエチレン樹脂(A)を70質量%以上にすることで不織布との良好なシール性を付与することができ、97質量%以下にすることで良好な開封性を付与することができる。
EP層の厚さは、製膜性及び剥離外観性の観点から、好ましくは3μm以上、より好ましくは4μm以上、さらに好ましくは5μm以上であり、好ましくは20μm以下、より好ましくは15μm以下、さらに好ましくは10μm以下である。EP層の厚さを3μm以上とすることにより、安定した製膜性が得られる。一方、EP層の厚さを20μm以下にすることにより剥離時に毛羽立ちや膜残りが発生し難くすることができ、良好な剥離外観が得られる。
EP層と高密度ポリエチレン(HDPE)製不織布とのイージーピール強度は、100gf/15mm幅以上700gf/15mm幅以下であることが好ましい。上記の範囲とすることで易開封性及びシール性のバランスが良好となる。下限は110gf/15mm幅以上がより好ましく、120gf/15mm幅以上がさらに好ましい。上限は、650gf/15mm幅以下が好ましく、600gf/15mm幅以下がさらに好ましい。
EP層と滅菌紙とのイージーピール強度は、下限は高密度ポリエチレン(HDPE)製不織布の場合と同様、100gf/15mm幅以上であることが好ましいが、滅菌紙は強度が弱いため、破けを抑制するため、イージーピール強度の上限は300gf/15mm幅以下が好ましい。上記の範囲とすることで易開封性及びシール性のバランスが良好となる。下限は110gf/15mm幅以上がより好ましく、120gf/15mm幅以上がさらに好ましい。上限は、290gf/15mm幅以下がより好ましく、280gf/15mm幅以下がさらに好ましい。
イージーピール強度は、本発明のフィルムで形成された深絞り包装体のシール部分を15mm幅の短冊状に切断し、引張試験機を用いて200mm/minの速度で蓋材と底材を剥離したときの最大荷重から求めることができる。
好ましいヒートシール温度は、HDPE不織布の場合は、110℃~140℃であり、滅菌紙の場合は、130℃~180℃であるが、本発明のEP層は、これらを含む幅広い温度範囲において、ヒートシール性および易開封性を示すことができる。
本発明のフィルムにおいては、PA層におけるイージーピール層を形成した側とは反対側にさらに外層を設けることができる。
ここで、外層は、1層でもよいし、複数層でもよい。
本発明のフィルムにおいては、PA層とEP層との間、または、PA層と外層との間、あるいは両方の間に中間層を設けることができる。中間層は、それぞれ1層でもよいし、複数層でもよい。
中間層としては、柔軟性を付与する目的で、エチレン-酢酸ビニル共重合体を含む層(以下、EVA層と記すことがある。)、または、ポリエチレン樹脂を含む層(以下、PE層と記すことがある。)を配設することができる。一方、硬さを付与する目的で外層のほかに、当該中間層にPP層を配設することができる。PP層としては、上記外層におけるものと同様のものを使用できる。
本発明のフィルムは、各層を接着するために接着樹脂層を配設することができる。接着樹脂層で使用される接着樹脂は、PA層、中間層(例えば、PE層)、外層(例えば、PP層)を必要な強度に接着することができれば特に限定されないが、不飽和カルボン酸またはその誘導体で変性されたポリオレフィン系樹脂を好適に用いることができる。不飽和カルボン酸としては、例えば、アクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、フマル酸、クロトン酸、イタコン酸、シトラコン酸等が挙げられる。また接着樹脂として、前記不飽和カルボン酸のエステルや無水物も用いることができ、さらに誘導体としてアクリル酸メチル、メタクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸プロピル、アクリル酸ブチル、メタクリル酸ブチル、グリシジルアクリレート、グリシジルメタクリレート、アクリルアミド、メタクリルアミド、アクリル酸ナトリウム等のほか、酢酸ビニルを用いることができる。市販の接着樹脂としては、例えば、三井化学(株)製、商品名アドマーや三菱ケミカル(株)製商品名モディック等が挙げられ、これらを好適に使用することができる。接着樹脂の密度は耐熱性と密着性付与の点から0.85g/cm3以上0.95g/cm3以下が好ましい。
本発明のフィルムは、PA層とEP層の少なくとも2層を有すればよく、その他の層構成は特に制限されない。
例えば、PA層(PA)、PE層(PE)、EVA層(EVA)、PP層(PP)、EP層(EP)および接着樹脂層(AD)で表した場合、以下の層構成を形成することができる。中でも好ましい層構成は、下記(1)、(3)、(5)または(7)であり、最も好ましい層構成は(1)または(5)である。
(2)PA/AD/PE/EP
(3)PA/AD/EVA/EP
(4)PP/AD/PA/AD/EP
(5)PP/AD/PA/AD/PE/EP
(6)PP/AD/PA/AD/EVA/EP
(7)PA/AD/PA/AD/EP
(8)PA/AD/PA/AD/PE/EP
(9)PA/AD/PA/AD/EVA/EP
(10)PP/PA/AD/PA/AD/EP
(11)PP/PA/AD/PA/AD/PE/EP
(12)PP/PA/AD/PA/AD/EVA/EP
本発明のフィルムの厚さ80μmにおける全ヘーズは、内容物視認性の観点から好ましくは15%以下であり、より好ましくは12%以下である。
本発明のフィルムは、公知の方法を用いて作製することができ、押出ラミネーション法、共押出インフレーション法、共押出Tダイ法等を用いて作製することができる。例えば、各層に使用する樹脂を各々の押出法によりフィルム化したのちに、ラミネート法により積層フィルムとしてもよいし、それぞれ異なる押出機によって溶融押出を行い、多層口金を用いて共押出法により積層フィルムとしてもよい。特に、フィルムの層数が多くなっても製膜を一度に行える点や積層フィルムとしての厚さ制御が比較的容易である点で共押出Tダイ法を用いることが好ましい。
本発明のフィルムは、幅広い温度範囲において、不織布とヒートシール可能であり、かつ、不織布と易剥離性を備えている。不織布は、ポリエチレン製不織布や、紙製の不織布(滅菌紙)を含む。
ポリエチレン製不織布を構成するPEは、EP層とヒートシール可能であり、かつ不織布を形成した場合に、通気性と容器内への菌類の侵入を防止する特性(防菌性)を発揮できるものであれば、特に限定されない。そのようなPEとしては、高密度ポリエチレン(HDPE)、低密度ポリエチレン(LDPE)、直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)など各種のPEを使用できるが、中でもヒートシール性に優れたHDPEを使用することが好ましい。ポリエチレン製不織布は、深絞り包装体を形成した場合に、通気性と防菌性を発揮し得る程度の小孔を有することが好ましく、例えば、0.00001dtex以上20dtex未満の範囲内の繊維で構成され、目付が10g/m2以上500g/m2以下である不織布であることが望ましい。
本発明のフィルムは、深絞り成形後、ガーゼ等の内容物を充填し、その上に蓋材フィルムを被せてヒートシールすることにより深絞り包装体として用いることができる。特に本発明のフィルムを深絞り包装体用底材として用いる場合、良好な深絞り包装体を得ることができる。
以下において作製したフィルムを、深絞り包装機(ムルチバック社製R530)によって、縦160mm、横120mm、絞り深さ15mmの形状に深絞り成形し、蓋材を被せて枠シールした。なお、蓋材は高密度ポリエチレン不織布(旭・デュポンフラッシュスパンプロダクツ社製、タイベック2FS)および滅菌紙(KJ特殊紙社製、MEP‐70P)を使用した。
パックサンプルのシール部をフィルム流れ方向に対して15mm幅の短冊状に切断し、引張試験機で200mm/minの速度で蓋材と底材を剥離したときの最大荷重をイージーピール強度とした。
作製したパックサンプルを手で剥離したときに以下の基準で開封性を評価した。
○:蓋材が破れない
△:蓋材は破れないが毛羽立ちがみられる、ただし実用範囲内
×:蓋材が破れる
成形前のフラット状態のフィルム(厚さ:80μm)、および、深絞り成形後のフィルム(絞り深さ15mm)において、JIS K 7136に準じて、全ヘーズの測定を実施し、以下の基準で評価した。
成形前のフラット状態のフィルム
○:15%以下
×:15%より大きい
深絞り成形後のフィルム
○:30%以下
×:30%より大きい
低密度ポリエチレン(LDPE A-1):宇部丸善ポリエチレン社製、融点106℃、MFR7.5g/10分、密度0.918g/cm3、貯蔵弾性率G’(140℃)10.9kPa
低密度ポリエチレン(LDPE A-2):日本ポリエチレン社製、融点110℃、MFR2.2g/10分、密度0.923g/cm3、貯蔵弾性率G’(140℃)21.0kPa
直鎖低密度ポリエチレン(LLDPE-1):プライムポリマー社製、融点98℃、MFR10.0g/10分、密度0.911g/cm3、貯蔵弾性率G’(140℃)3.8kPa
直鎖低密度ポリエチレン(LLDPE-2):宇部丸善ポリエチレン製、融点117℃、MFR5.0g/10分、密度0.919g/cm3、貯蔵弾性率G’(140℃)4.8kPa
ポリブテン樹脂(PB(B):三井化学社製、融点112℃、MFR1.8g/10分、密度0.915g/cm3、貯蔵弾性率G’(140℃)26kPa
ポリアミド樹脂(PA):DSM社製、ポリアミド6、密度1.13g/cm3
ポリプロピレン樹脂(PP):日本ポリプロ製、密度0.900g/cm3
接着樹脂(AD1):三井化学社製、密度0.890g/cm3
接着樹脂(AD2):三井化学社製、密度0.910g/cm3
直鎖低密度ポリエチレン(LLDPE-3):プライムポリマー社製、融点118℃、MFR1.9g/10分、密度0.920g/cm3
(実施例1)
イージーピール層1(EP1)にLDPE A-1を92質量%とPB(B)8質量%をドライブレンドし配合したものを用いた。各層の樹脂を、単軸押出機を用いてインフレ法により共押出成形し、総厚さ80μmの無延伸フィルムとしての深絞り成形用積層フィルムを得た。深絞り成形用積層フィルムの層構成は、下記の通りである。
PP(10.4μm)/AD1(6.4μm)/PA(20μm)/AD2(6.4μm)/LLDPE-3(28.8μm)/EP1(8μm)
得られたフィルムの評価結果を表1に示す。
実施例1におけるEP1を、LDPE A-1を85質量%とPB(B)15質量%とを配合したEP2にした以外は、実施例1と同様に深絞り成形用積層フィルムを作製して評価した。結果を下記表1に示す。
実施例1におけるEP1を、LDPE A-1を80質量%とPB(B)20質量%とを配合したEP3にした以外は、実施例1と同様に深絞り成形用積層フィルムを作製して評価した。結果を下記表1に示す。
実施例1におけるEP1を、LDPE A-2を92質量%とPB(B)8質量%とを配合したEP4にした以外は、実施例1と同様に深絞り成形用積層フィルムを作製して評価した。結果を下記表1に示す。
実施例1におけるEP1を、LLDPE-1を50質量%とPB(B)50質量%とを配合したEP5にした以外は、実施例1と同様に深絞り成形用積層フィルムを作製して評価した。結果を下記表1に示す。
実施例1におけるEP1を、LDPE A-1を100質量%用いたEP6にした以外は、実施例1と同様に深絞り成形用積層フィルムを作製して評価した。結果を下記表1に示す。
実施例1におけるEP1を、LLDPE-2を90質量%とPB(B)10質量%とを配合したEP7にした以外は、実施例1と同様に深絞り成形用積層フィルムを作製して評価した。結果を下記表1に示す。
比較例1ではEP層に使用した低密度ポリエチレンの密度、貯蔵弾性率G’(140℃)が高いため低いシール温度における剥離強度が弱かった。また温度を上げると剥離時にHDPE不織布が破けてしまうためシール強度の温度依存性が大きく実用困難であった。比較例2、4ではEP層に使用した直鎖低密度ポリエチレンの貯蔵弾性率G’(140℃)が低く、剥離時に滅菌紙の破けが発生し、また。比較例2は、シール強度を調整するためEP層に使用したポリブテン量が多いために低いシール温度における剥離強度が弱く、透明性が低下した。比較例3はEP層にポリブテンが含まれていないため、完全シールとなり、剥離時にHDPE不織布の破けが発生し、イージーピール性が見られなかった。
20:底材
30:凹部
40:内容物
Claims (10)
- ポリアミド樹脂(PA)を含む層、および、低密度ポリエチレン樹脂(A)とポリブテン樹脂(B)とを含む樹脂組成物からなるイージーピール層の少なくとも2層を有する深絞り成形用積層フィルムであって、
前記低密度ポリエチレン樹脂(A)が、MFR2.0g/10分以上、密度0.920g/cm3以下、および、周波数1Hz、140℃における貯蔵弾性率G´4kPa以上20kPa以下であり、
前記MFRの測定が、JIS K 7210に基づき、温度190℃、荷重2.16kgにて行われており、
前記イージーピール層が、前記樹脂組成物を基準として、前記低密度ポリエチレン樹脂(A)を70~97質量%、および、前記ポリブテン樹脂(B)を3~30質量%含み、
前記イージーピール層が、不織布とヒートシール可能であり、かつ、不織布と易剥離性を備えている、深絞り成形用積層フィルム。 - 前記不織布が、高密度ポリエチレン(HDPE)製不織布、または、滅菌紙である、請求項1に記載の深絞り成形用積層フィルム。
- 前記イージーピール層と高密度ポリエチレン(HDPE)製不織布とのイージーピール強度が、100gf/15mm幅以上700gf/15mm幅以下である、請求項1または請求項2に記載の深絞り成形用積層フィルム。
- 前記イージーピール層と滅菌紙とのイージーピール強度が、100gf/15mm幅以上300gf/15mm幅以下である、請求項1または請求項2に記載の深絞り成形用積層フィルム。
- 前記イージーピール層側とは反対側に、少なくとも1層のポリプロピレン樹脂(PP)を含む層を有する、請求項1~請求項4のいずれか1項に記載の深絞り成形用積層フィルム。
- 前記ポリアミド樹脂(PA)を含む層と前記イージーピール層との間、または、前記ポリアミド樹脂(PA)含む層と前記ポリプロピレン樹脂(PP)を含む層との間に、少なくとも1層のエチレン-酢酸ビニル共重合体(EVA)を含む層、または、ポリエチレン樹脂(PE)を含む層を有する、請求項5に記載の深絞り成形用積層フィルム。
- 前記ポリアミド樹脂(PA)を含む層と前記イージーピール層との間、または、前記ポリアミド樹脂(PA)を含む層とポリプロピレン樹脂(PP)を含む層との間に、少なくとも1層の接着樹脂層を有する、請求項5または請求項6に記載の深絞り成形用積層フィルム。
- JIS K 7136に準じた全ヘーズが、15%以下である、請求項1~請求項7のいずれか1項に記載の深絞り成形用積層フィルム。
- 請求項1~請求項8のいずれか1項に記載の深絞り成形用積層フィルムを使用した深絞り包装体用底材。
- 請求項9に記載の深絞り包装体用底材と、蓋材として前記不織布を使用した深絞り包装体。
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