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JP7154420B2 - 冷凍サイクル装置 - Google Patents

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JP7154420B2 JP2021538611A JP2021538611A JP7154420B2 JP 7154420 B2 JP7154420 B2 JP 7154420B2 JP 2021538611 A JP2021538611 A JP 2021538611A JP 2021538611 A JP2021538611 A JP 2021538611A JP 7154420 B2 JP7154420 B2 JP 7154420B2
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Description

本発明は、冷媒回路内を冷媒が循環する冷凍サイクル装置に関するものである。
空冷式のチラーにおいては、一般的に、水側熱交換器の方が空気側熱交換器よりも冷媒を凝縮する効率がよいので、水側熱交換器の容積を小さくすることができる。また、冷房運転時と暖房運転時とでは、暖房運転時の方が冷凍サイクル装置に必要な冷媒量が少なくて済む。そのため、水側熱交換器が凝縮器として機能する暖房運転時においては、冷房運転時と比較して必要な冷媒量が少ないので、余剰冷媒を貯留する必要がある。そこで、このようにして生じる余剰冷媒を貯留することが可能な冷凍サイクル装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載の冷凍サイクル装置は、圧縮機、四方弁などの冷媒流路切替装置、空気側熱交換器、主膨張弁、水側熱交換器、アキュムレータ、冷媒量調整タンク、冷媒流量制御弁としての2つの副膨張弁、ガス抜き回路、および、制御装置としての熱源機制御装置を含んで構成されている。また、圧縮機、冷媒流路切替装置、空気側熱交換器、主膨張弁、水側熱交換器、および、アキュムレータが冷媒配管によって環状に接続され、冷媒回路の主回路が形成されている。さらに、冷媒量調整タンク、副膨張弁、および、ガス抜き回路により、冷媒回路の副回路が形成されている。
このように、上記の冷凍サイクル装置は、主膨張弁に対して並列的に設けられ、冷房運転および暖房運転の運転状態の違いによって生じる余剰冷媒を貯留する冷媒量調整タンクを備えている。
特許第6479203号公報
特許文献1に記載の冷凍サイクル装置では、冷媒量調整タンクは機械室に収容されているが、機械室に冷媒量調整タンクの収容スペースを確保する必要があるため、装置が大型化してしまうという課題があった。
本発明は、以上のような課題を解決するためになされたもので、小型化することができる冷凍サイクル装置を提供することを目的としている。
本発明に係る冷凍サイクル装置は、圧縮機、冷媒流路切替装置、空気側熱交換器、膨張弁、水側熱交換器、および、アキュムレータが冷媒配管によって接続され、冷媒が循環する冷媒回路を備え、前記空気側熱交換器と前記水側熱交換器との容積差をG[L]、前記冷媒回路全体の容積をA[L]とすると、G/Aがあらかじめ決められた閾値χ以下であり、前記冷媒配管は、暖房運転時において、前記圧縮機の吐出側から前記水側熱交換器までを接続する高圧配管と、前記空気側熱交換器から前記圧縮機の吸入側までを接続する低圧配管とを備え、前記高圧配管の外径を25.4[mm]とし、前記低圧配管の外径をD[mm]とすると、前記閾値χ=0.0000001479D -0.00000245654D +0.0000786935D+0.2018219300である
本発明に係る冷凍サイクル装置によれば、G/Aがあらかじめ決められた閾値χ以下である。そのため、空気側熱交換器と水側熱交換器との容積差分の冷媒である余剰冷媒を、を、冷媒回路内、つまり、圧縮機、空気側熱交換器、膨張弁、水側熱交換器、アキュムレータ、および、冷媒配管に溜めることができる。その結果、余剰冷媒を貯留する冷媒タンクが不要となり、機械室に冷媒タンクの収容スペースを確保する必要がなくなるため、装置を小型化することができる。
実施の形態に係る冷凍サイクル装置が適用される空冷式ヒートポンプチラーを示す斜視図である。 実施の形態に係る冷凍サイクル装置の冷房運転時の回路構成の一例を示す概略図である。 実施の形態に係る冷凍サイクル装置の暖房運転時の回路構成の一例を示す概略図である。 冷媒回路に用いられる一般的な高圧配管の各サイズにおける容積を示す図である。 冷媒回路に用いられる一般的な低圧配管の各サイズにおける容積を示す図である。 従来機における空気側熱交換器と水側熱交換器との容積差と搭載されている冷媒タンクの容積との関係を示す図である。 空気側熱交換器と水側熱交換器との容積差と冷媒タンクの容積との関係を示す図である。 図4および図5に示す高圧配管および低圧配管の各サイズにおける閾値を示す図である。 閾値と低圧配管のサイズとの関係を示す図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。なお、以下に説明する実施の形態によって本発明が限定されるものではない。また、以下の図面では各構成部材の大きさの関係が実際のものとは異なる場合がある。
実施の形態.
以下、実施の形態に係る冷凍サイクル装置100について説明する。
図1は、実施の形態に係る冷凍サイクル装置100が適用される空冷式ヒートポンプチラー101を示す斜視図である。図2は、実施の形態に係る冷凍サイクル装置100の冷房運転時の回路構成の一例を示す概略図である。図3は、実施の形態に係る冷凍サイクル装置100の暖房運転時の回路構成の一例を示す概略図である。
実施の形態に係る冷凍サイクル装置100は、例えば、図1に示す水を冷却および加熱して冷水および温水を生成する空冷式ヒートポンプチラー101に適用される。なお、冷凍サイクル装置100を、屋内の冷房および暖房に使用される空気調和装置に適用してもよい。図1に示すように、空冷式ヒートポンプチラー101の下部には、圧縮機11および膨張弁14などを収容する機械室30が設けられている。また、機械室30の上側には空気側熱交換器13が設けられており、空気側熱交換器13の上側には空気側送風機17が設けられている。
[冷凍サイクル装置の回路構成]
図2および図3に示すように、冷凍サイクル装置100は、圧縮機11、冷媒流路切替装置12、空気側熱交換器13、膨張弁14、水側熱交換器15、アキュムレータ16、空気側送風機17、および、制御装置としての熱源機制御装置50を備えている。
また、冷凍サイクル装置100は、圧縮機11、冷媒流路切替装置12、空気側熱交換器13、膨張弁14、水側熱交換器15、および、アキュムレータ16が冷媒配管20によって環状に順次接続されて構成された冷媒回路を備えている。この冷媒回路には、回路内を循環する冷媒が充填されている。ここで、冷媒配管は、暖房運転時において圧縮機11の吐出側から水側熱交換器15までを接続する高圧配管20aおよび空気側熱交換器13から圧縮機11の吸入側までを接続する低圧配管20bからなるガス配管と、水側熱交換器15から空気側熱交換器13までを接続する液配管と、で構成されている。
また、冷媒回路に充填される冷媒としては、例えばR-22、R-134aなどの単一冷媒、R-410A、R-404Aなどの疑似共沸混合冷媒、R-407Cなどの非共沸混合冷媒を用いることができる。また、化学式内に二重結合を含む、CFCF=CHなどの地球温暖化係数が比較的小さい値とされている冷媒やその混合物、CO、プロパンなどの自然冷媒などを用いることができる。
圧縮機11は、低温低圧の冷媒を吸入し、その冷媒を圧縮して高温高圧のガス冷媒の状態にして吐出する。圧縮機11としては、例えば、駆動周波数を任意に変化させることにより、単位時間あたりの冷媒送出量である容量を制御することが可能なインバータ圧縮機などを用いることができる。
冷媒流路切替装置12は、冷媒の流れる方向を切り替えることにより、冷房運転および暖房運転の切り替えを行う。冷房運転時は、図2に示すように、圧縮機11から吐出されたガス冷媒が空気側熱交換器13に流れるように冷媒流路切替装置12が切り替えられる。一方、暖房運転時は、図3に示すように、圧縮機11から吐出されたガス冷媒が水側熱交換器15に流れるように冷媒流路切替装置12が切り替えられる。冷媒流路切替装置12としては、例えば四方弁を用いることができるが、他の弁を組み合わせて使用してもよい。
空気側熱交換器13は、近傍に設置されたファンなどの空気側送風機17によって供給される空気と冷媒との間で熱交換を行う。具体的には、空気側熱交換器13は、冷房運転の際に、冷媒の熱を空気に放熱して冷媒を凝縮させる凝縮器として機能する。また、空気側熱交換器13は、暖房運転の際に、冷媒を蒸発させ、その際の気化熱により室外空気を冷却する蒸発器として機能する。この空気側熱交換器13は、複数のプレートフィンと複数の冷媒配管とを組み合わせて構成されている。
膨張弁14は、冷媒回路内を流れる冷媒を減圧および膨張させる機能を有する。膨張弁14は、例えば、電子式膨張弁などの開度の制御が可能な弁で構成される。
水側熱交換器15は、凝縮器または蒸発器として機能し、冷媒回路内を流れる冷媒と、水などの熱媒体との間で熱交換を行う。
アキュムレータ16は、圧縮機11の低圧側である吸入側に設けられる。アキュムレータ16は、冷房運転および暖房運転の運転状態の違いによって生じる余剰冷媒、過渡的な運転の変化に対する余剰冷媒などを貯留する。
熱源機制御装置50は、冷凍サイクル装置100全体を制御する。熱源機制御装置50は、例えば、専用のハードウェア、またはメモリに格納されるプログラムを実行するCPU(Central Processing Unit、中央処理装置、処理装置、演算装置、マイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ、プロセッサともいう)で構成されている。
熱源機制御装置50が専用のハードウェアである場合、熱源機制御装置50は、例えば、単一回路、複合回路、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)、またはこれらを組み合わせたものが該当する。熱源機制御装置50が実現する各機能部のそれぞれを、個別のハードウェアで実現してもよいし、各機能部を一つのハードウェアで実現してもよい。
熱源機制御装置50がCPUの場合、熱源機制御装置50が実行する各機能は、ソフトウェア、ファームウェア、またはソフトウェアとファームウェアとの組み合わせにより実現される。ソフトウェアおよびファームウェアは、プログラムとして記述され、メモリに格納される。CPUは、メモリに格納されたプログラムを読み出して実行することにより、熱源機制御装置50の各機能を実現する。ここで、メモリは、例えば、RAM、ROM、フラッシュメモリ、EPROM、EEPROMなどの、不揮発性または揮発性の半導体メモリである。なお、熱源機制御装置50の機能の一部を専用のハードウェアで実現し、一部をソフトウェアまたはファームウェアで実現するようにしてもよい。
熱源機制御装置50は、例えば、低圧圧力センサ(図示せず)および外気温度センサ(図示せず)などの各種検出手段から検出結果を示す情報を受け取る。そして、熱源機制御装置50は、検出結果に基づく冷凍サイクル装置100の運転情報、並びに使用者から指示される運転内容に基づき、圧縮機11の駆動周波数、空気側送風機17の回転数(ON/OFFを含む)、冷媒流路切替装置12の切り替え、および、膨張弁14の開度などを制御する。
ここで、冷房運転時と暖房運転時とで冷媒回路に必要な冷媒量を比較した場合、水側熱交換器15の方が空気側熱交換器13よりも冷媒を凝縮する効率がよいため、水側熱交換器15における冷媒側の容積を小さくすることができる。これにより、冷房運転時よりも暖房運転時の方が、冷媒回路に必要な冷媒量が少なくて済むことになる。
すなわち、暖房運転時には、冷媒回路に必要な冷媒量が余剰となるので、従来では冷房運転時と暖房運転時での冷媒量差を埋めるために冷媒タンクを膨張弁14に対して並列的に設け、その冷媒タンクに暖房運転時の余剰冷媒を貯留していた。
しかしながら、その冷媒タンクは機械室に収容されるが、機械室に冷媒タンクの収容スペースを確保する必要があるため、装置が大型化してしまうという課題があった。そこで、実施の形態に係る冷凍サイクル装置100では、冷媒タンクが不要な構成とした。
冷房運転時と暖房運転時とで、空気側熱交換器13と水側熱交換器15との間に液冷媒が溜められる容積差が生じるが、この容積差分の冷媒である余剰冷媒の全てを冷媒回路内、つまり、空気側熱交換器13、水側熱交換器15、アキュムレータ16、および、冷媒配管20内に溜めることができれば、冷媒タンクが不要となる。
なお、余剰冷媒を冷媒配管20内に溜めるには、液バックによる圧縮機11の故障を防止するため、ガス配管内の冷媒を液冷媒ではなくガス冷媒にする必要がある。そして、冷媒配管20のガス配管内の冷媒をガス冷媒として存在させるためには、冷媒回路内の圧力を一定値以下にする必要がある。冷媒回路全体の容積は、冷媒回路内の圧力に関係し、冷媒回路全体の容積が大きいほど冷媒回路内の圧力が上がりづらくなる。
そこで、空気側熱交換器13と水側熱交換器15との容積差をG[L]、冷媒回路全体の容積をA[L]とした場合、G/Aがあらかじめ決められた閾値χ以下、つまりG/A≦χという条件を満たせば、余剰冷媒の全てをガス冷媒として冷媒回路内に溜めることができ、冷媒回路に冷媒タンクを設けなくすることができる。ここで、閾値χは、余剰冷媒を貯留する冷媒タンクが不要となる閾値であり、余剰冷媒の全てをガス冷媒として冷媒回路内に溜めるための閾値である。また、冷媒回路全体の容積とは、圧縮機11、空気側熱交換器13、膨張弁14、水側熱交換器15、アキュムレータ16、および、冷媒配管20の合計容積である。
次に、閾値χの算出方法について説明する。
図4は、冷媒回路に用いられる一般的な高圧配管の各サイズにおける容積を示す図である。図5は、冷媒回路に用いられる一般的な低圧配管の各サイズにおける容積を示す図である。なお、ここでいう高圧配管は、冷凍サイクル装置100と同様の冷媒回路構成に関して、暖房運転時において圧縮機の吐出側から水側熱交換器までを接続する配管であり、低圧配管は、暖房運転時において空気側熱交換器から圧縮機の吸入側までを接続する配管である。
算出条件として、空気側熱交換器と水側熱交換器との容積差は5[L]とする。また、冷媒配管の長さは、標準的な空冷式ヒートポンプチラーに用いられる1.2[m]とする。また、空気側熱交換器の容積、水側熱交換器の容積、および、アキュムレータの容積は、能力に応じた値とする。また、冷媒配管のサイズ(外径)は、図4および図5に示すように、JIS規格サイズに基づいて、高圧配管=25.4[mm]、28.6[mm]、31.75[mm]とし、低圧配管=25、4[mm]、28.6[mm]、31.75[mm]、34.93[mm]、38.1[mm]、41.28[mm]、44.45[mm]、50.8[mm]とする。また、液配管のサイズ(外径)は、液冷媒の冷媒圧力損失が規定値以内に収まるサイズである12.7[mm]とする。
ここで、算出条件として、空気側熱交換器と水側熱交換器との容積差を5[L]とした理由について説明する。
図6は、従来機における空気側熱交換器と水側熱交換器との容積差と搭載されている冷媒タンクの容積との関係を示す図である。なお、図6に記載の「空気熱交」は空気側熱交換器の略称であり、「水熱交」は水側熱交換器の略称であり、以下においても同様とする。
従来機Aでは、空気側熱交換器の容積が19.6[L]、水側熱交換器の容積が5.4[L]であり、空気側熱交換器と水側熱交換器との容積差は、14.2[L]である。それに対して、従来機Aでは、容積が8.5[L]の冷媒タンクが搭載されている。また、従来機Bでは、空気側熱交換器の容積が13.9[L]、水側熱交換器の容積が5.4[L]であり、空気側熱交換器と水側熱交換器との容積差は、8.5[L]である。それに対して、従来機Bでは、容積が4[L]の冷媒タンクが搭載されている。
図7は、空気側熱交換器と水側熱交換器との容積差と冷媒タンクの容積との関係を示す図である。図7に示す直線の式yは、従来機Aおよび従来機Bから求められたものである。
図7に示すように、従来機Aおよび従来機Bから求められた直線の式yから、空気側熱交換器と水側熱交換器との容積差が3.43[L]以下である場合、必要な冷媒タンクの容積が0、つまり冷媒タンクが不要となることが分かる。そのため、個体差のばらつきを考慮して、空気側熱交換器と水側熱交換器との容積差が4[L]以下である場合、冷媒タンクが不要となる。さらに、水側熱交換器から膨張弁までの冷媒配管に液冷媒を溜めることができる。ここで、膨張弁を空気側熱交換器の近くに配置することで、水側熱交換器から膨張弁までの冷媒配管が長くなり、溜められる冷媒の容積が多くなる。そして、膨張弁を空気側熱交換器の近くに配置することで、例えば液配管のサイズ(外径)を12.7[mm]とした場合、水側熱交換器から膨張弁までの冷媒配管の容積がおよそ1[L]となるため、この値を空気側熱交換器と水側熱交換器との容積差に加えて、5[L]となる。以上より、算出条件として、空気側熱交換器と水側熱交換器との容積差を5[L]とした。
図8は、図4および図5に示す高圧配管および低圧配管の各サイズにおける閾値を示す図である。図9は、閾値と低圧配管のサイズとの関係を示す図である。なお、図9の縦軸は閾値を示しており、横軸は低圧配管のサイズを示している。
上記の算出条件に基づいて閾値χを算出すると、図8に示す通りとなる。
また、低圧配管のサイズ(外径)を変数D[mm]とすると、高圧配管の各サイズ(外径)に対して、閾値χは図9に示すように以下の式で求められる。
[高圧配管:25.4mm(1インチ)]
χ=0.0000001479D-0.0000245654D+0.0000786935D+0.2018219300
[高圧配管:28.6mm(1-1/8インチ)]
χ=0.0000001432D-0.0000239347D+0.0000774572D+0.1991706771
[高圧配管:31.75mm(1-1/4インチ)]
χ=0.0000001376D-0.0000231712D+0.0000758817D+0.1959228337
そのため、G/Aが上記のχ以下であれば、余剰冷媒の全てをガス冷媒として冷媒回路内に溜めることができ、冷媒回路に冷媒タンクを設けなくすることができる。
以上、実施の形態に係る冷凍サイクル装置100は、圧縮機11、冷媒流路切替装置12、空気側熱交換器13、膨張弁14、水側熱交換器15、および、アキュムレータ16が冷媒配管20によって接続され、冷媒が循環する冷媒回路を備えている。そして、空気側熱交換器13と水側熱交換器15との容積差をG[L]、冷媒回路全体の容積をA[L]とすると、G/Aがあらかじめ決められた閾値χ以下である。
実施の形態に係る冷凍サイクル装置100によれば、G/Aがあらかじめ決められた閾値χ以下である。そのため、空気側熱交換器13と水側熱交換器15との容積差分の冷媒である余剰冷媒を、冷媒回路内、つまり、圧縮機11、空気側熱交換器13、膨張弁14、水側熱交換器15、アキュムレータ16、および、冷媒配管20に溜めることができる。その結果、冷媒貯留タンクが不要となり、機械室に冷媒量調整タンクの収容スペースを確保する必要がなくなるため、装置を小型化することができる。
また、冷媒貯留タンクが不要となり、機械室に冷媒量調整タンクを設置する必要がなくなるため、メンテナンス性を向上させることができる。
11 圧縮機、12 冷媒流路切替装置、13 空気側熱交換器、14 膨張弁、15 水側熱交換器、16 アキュムレータ、17 空気側送風機、20 冷媒配管、20a 高圧配管、20b 低圧配管、30 機械室、50 熱源機制御装置、100 冷凍サイクル装置、101 空冷式ヒートポンプチラー。

Claims (3)

  1. 圧縮機、冷媒流路切替装置、空気側熱交換器、膨張弁、水側熱交換器、および、アキュムレータが冷媒配管によって接続され、冷媒が循環する冷媒回路を備え、
    前記空気側熱交換器と前記水側熱交換器との容積差をG[L]、前記冷媒回路全体の容積をA[L]とすると、G/Aがあらかじめ決められた閾値χ以下であり、
    前記冷媒配管は、暖房運転時において、前記圧縮機の吐出側から前記水側熱交換器までを接続する高圧配管と、前記空気側熱交換器から前記圧縮機の吸入側までを接続する低圧配管とを備え、
    前記高圧配管の外径を25.4[mm]とし、前記低圧配管の外径をD[mm]とすると、
    前記閾値χ=0.0000001479D -0.00000245654D +0.0000786935D+0.2018219300である
    冷凍サイクル装置。
  2. 圧縮機、冷媒流路切替装置、空気側熱交換器、膨張弁、水側熱交換器、および、アキュムレータが冷媒配管によって接続され、冷媒が循環する冷媒回路を備え、
    前記空気側熱交換器と前記水側熱交換器との容積差をG[L]、前記冷媒回路全体の容積をA[L]とすると、G/Aがあらかじめ決められた閾値χ以下であり、
    前記冷媒配管は、暖房運転時において、前記圧縮機の吐出側から前記水側熱交換器までを接続する高圧配管と、前記空気側熱交換器から前記圧縮機の吸入側までを接続する低圧配管とを備え、
    前記高圧配管の外径を28.6[mm]とし、前記低圧配管の外径をD[mm]とすると、
    前記閾値χ=0.0000001432D -0.00000239347D +0.0000774572D+0.1991706771である
    冷凍サイクル装置。
  3. 圧縮機、冷媒流路切替装置、空気側熱交換器、膨張弁、水側熱交換器、および、アキュムレータが冷媒配管によって接続され、冷媒が循環する冷媒回路を備え、
    前記空気側熱交換器と前記水側熱交換器との容積差をG[L]、前記冷媒回路全体の容積をA[L]とすると、G/Aがあらかじめ決められた閾値χ以下であり、
    前記冷媒配管は、暖房運転時において、前記圧縮機の吐出側から前記水側熱交換器までを接続する高圧配管と、前記空気側熱交換器から前記圧縮機の吸入側までを接続する低圧配管とを備え、
    前記高圧配管の外径を31.75[mm]とし、前記低圧配管の外径をD[mm]とすると、
    前記閾値χ=0.0000001376D -0.00000231712D +0.0000758817D+0.1959228337である
    冷凍サイクル装置。
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