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JP7131381B2 - 不整地走行用タイヤ - Google Patents

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Description

本発明は、不整地走行用タイヤに関する。
下記特許文献1には、トレッド部のトレッド接地端側にショルダーブロックが設けられた不整地走行用の空気入りタイヤが記載されている。前記ショルダーブロックは、ブロック縁からブロック中央部側へのびる一対の第1サイプと、前記第1サイプ間を継ぐ第2サイプとからなる切込部により、前記切込部の内側に区分される副部と、前記切込部の外側に区分される主部とを具えている。
特開2014-184956号公報
近年、車両の性能の向上等によって、このような空気入りタイヤは、泥濘路面等の不整地だけでなく、例えば、乾燥アスファルトやタイヤ痕が付くような硬く固められた土で形成された硬質路面を走行する機会が増加している。このため、この種の空気入りタイヤにおいて、不整地及び硬質路面での双方において、操縦安定性能性を高めることが求められている。
本発明は、以上のような実情に鑑み案出されたもので、不整地や硬質路面での操縦安定性能をバランス良く高め得る不整地走行用のタイヤを提供することを主たる目的としている。
本発明は、トレッド部を有する不整地走行用タイヤであって、前記トレッド部には、トレッド端側に、タイヤ周方向に並ぶ複数のショルダーブロックが設けられ、前記ショルダーブロックは、第1ショルダーブロックと、前記第1ショルダーブロックよりもタイヤ周方向の長さが大きい第2ショルダーブロックとを含み、前記第1ショルダーブロックは、第1踏面と、前記第1踏面よりもブロック高さ方向において外側に突出した第2踏面と、前記第1踏面と前記第2踏面との間を延びる第1浅溝とを含む。
本発明に係る不整地走行用タイヤは、前記第2ショルダーブロックが、第3踏面と、前記第3踏面よりもブロック高さ方向において外側に突出した第4踏面と、前記第3踏面と前記第4踏面との間を延びる第2浅溝とを含むのが望ましい。
本発明に係る不整地走行用タイヤは、前記第2ショルダーブロックが、タイヤ軸方向内側をタイヤ周方向に延びる内側ブロック縁を含み、前記第2浅溝は、前記内側ブロック縁からタイヤ軸方向外側に延びる一対の横溝部と、前記一対の横溝部の外端間を継ぐ縦溝部とを含むのが望ましい。
本発明に係る不整地走行用タイヤは、前記第2ショルダーブロックが、タイヤ軸方向外側をタイヤ周方向に延びる外側ブロック縁を有し、前記内側ブロック縁のタイヤ周方向の長さは、前記外側ブロック縁のタイヤ周方向の長さよりも小さいのが望ましい。
本発明に係る不整地走行用タイヤは、前記第2ショルダーブロックの前記一対の横溝部のそれぞれが、前記内側ブロック縁から延びる第1部分と、前記第1部分に連なり、かつ、前記第1部分よりも溝幅の大きい第2部分とを含むのが望ましい。
本発明に係る不整地走行用タイヤは、前記第2ショルダーブロックにおいて、前記第2部分とタイヤ周方向で隣接する前記第3踏面のブロック幅が、前記縦溝部のタイヤ軸方向外側で隣接する前記第3踏面のブロック幅よりも大、かつ、前記縦溝部のタイヤ軸方向外側で隣接する前記第3踏面のブロック幅の3.0倍以下であるのが望ましい。
本発明に係る不整地走行用タイヤは、前記第4踏面の前記内側ブロック縁が、タイヤ周方向と平行であるのが望ましい。
本発明に係る不整地走行用タイヤは、前記縦溝部のタイヤ軸方向外側で隣接する前記第3踏面のブロック幅が、前記第2ショルダーブロックのタイヤ軸方向の長さの0.1~0.4倍であるのが望ましい。
本発明に係る不整地走行用タイヤは、前記第4踏面のタイヤ軸方向の長さが、前記第2ショルダーブロックのタイヤ軸方向の長さの0.2倍以上であるのが望ましい。
本発明に係る不整地走行用タイヤは、前記第4踏面のブロック高さが、前記第3踏面のブロック高さの1.2倍以下であるのが望ましい。
本発明に係る不整地走行用タイヤは、前記第2浅溝の溝深さが、前記第3踏面のブロック高さの0.010~0.35倍であるのが望ましい。
本発明に係る不整地走行用タイヤは、前記第1ショルダーブロックが、前記第2ショルダーブロックよりも個数が多いのが望ましい。
本発明に係る不整地走行用タイヤは、前記第2ショルダーブロックの個数が、前記第1ショルダーブロックの個数の0.5倍未満であるのが望ましい。
本発明に係る不整地走行用タイヤは、前記第2ショルダーブロックのタイヤ周方向の長さが、前記第1ショルダーブロックのタイヤ周方向の長さの2.0倍以下であるのが望ましい。
本発明に係る不整地走行用タイヤは、前記第2ショルダーブロックのタイヤ軸方向の長さが、前記第1ショルダーブロックのタイヤ軸方向の長さよりも大、かつ、前記第1ショルダーブロックのタイヤ軸方向の長さの1.30倍以下であるのが望ましい。
本発明の不整地走行用タイヤは、トレッド端側に、タイヤ周方向に並ぶ複数のショルダーブロックを含んでいる。前記トレッド端側には、旋回走行時、大きな横力が作用する。このため、タイヤ周方向に複数並べられた前記ショルダーブロックは、不整地や硬質路面において、安定した旋回走行を可能にする。
第1ショルダーブロックと、前記第1ショルダーブロックよりもタイヤ周方向の長さが大きい第2ショルダーブロックとを含んでいる。このような第2ショルダーブロックは、硬質路面に対する旋回時の走行方向の摩擦力を高め、ひいては大きなトラクションを発揮することができる。このため、硬質路面での操縦安定性能が向上する。
前記第1ショルダーブロックは、第1踏面と、前記第1踏面よりもブロック高さ方向において外側に突出した第2踏面と、前記第1踏面と前記第2踏面との間を延びる第1浅溝とを含んでいる。このような第2踏面は、不整地に対して突き刺さりやすく、トラクションを高める。また、第1浅溝やブロック高さの異なる第1踏面及び第2踏面は、エッジ成分を増加させる。このため、不整地での操縦安定性能が向上する。したがって、本発明の不整地走行用のタイヤは、不整地及び硬質路面での操縦安定性能をバランス良く高めることができる。
本発明の不整地走行用タイヤの一実施形態を示す横断面図である。 図1のトレッド部の展開図である。 図2の第1ショルダーブロックの拡大図である。 図2の第2ショルダーブロックの拡大図である。 (a)は、図2の第2ショルダーブロックの斜視図、(b)は、(a)のA-A線断面図である。 (a)は、図2の第1ショルダーブロックの斜視図、(b)は、(a)のB-B線断面図である。 図2のミドルブロックの拡大図である。
以下、本発明の実施の一形態が図面に基づき説明される。
図1は、本発明の一実施形態を示す不整地走行用タイヤ(以下、単に「タイヤ」ということがある。)1の正規状態における横断面図である。本実施形態では、好ましいタイヤ1として自動二輪車用が示される。なお、本発明は、自動二輪車用に限定されるものではなく、例えば、乗用車用、重荷重用や他のカテゴリーのタイヤ1にも採用される。
前記「正規状態」は、タイヤ1が正規リム(図示省略)にリム組みされ、かつ、正規内圧が充填された無負荷の状態である。本明細書では特に断りがない限り、タイヤ1の各部の寸法は、正規状態で測定された値である。
「正規リム」は、タイヤ1が基づいている規格を含む規格体系において、当該規格がタイヤ毎に定めているリムであり、例えばJATMAであれば "標準リム" 、TRAであれば "Design Rim" 、ETRTOであれば "Measuring Rim" である。
「正規内圧」は、タイヤ1が基づいている規格を含む規格体系において、各規格がタイヤ毎に定めている空気圧であり、JATMAであれば "最高空気圧" 、TRAであれば表"TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES" に記載の最大値、ETRTOであれば "INFLATION PRESSURE" である。
図1に示されるように、本実施形態のタイヤ1のトレッド部2は、横断面において、その外面がタイヤ半径方向外側に凸の円弧状に湾曲している。
本実施形態のトレッド部2の内部には、カーカス5及びベルト層6等が設けられている。これらには、公知の構成が適宜採用される。
図2は、タイヤ1のトレッド部2の一実施形態を示す展開図である。図2に示されるように、トレッド部2は、タイヤ赤道Cを含むクラウン領域Crと、クラウン領域Crのタイヤ軸方向両側に隣接する一対のミドル領域Mと、各ミドル領域Mのタイヤ軸方向外側に隣接するショルダー領域Sとを含んで区分される。各ショルダー領域Sは、例えば、トレッド端Teからタイヤ軸方向内側にトレッド展開幅TWeの1/6の幅を有する領域である。各ミドル領域Mは、例えば、ショルダー領域Sからタイヤ軸方向内側にトレッド展開幅TWeの1/6の幅を有する領域である。
トレッド展開幅TWeは、トレッド部2を平面に展開したときのトレッド端Te間のタイヤ軸方向の距離である。トレッド端Teは、本実施形態では、トレッド部2の最もタイヤ軸方向外側での接地位置を意味する。
本実施形態のトレッド部2には、トレッド端Te側に、タイヤ周方向に並ぶ複数のショルダーブロック8が設けられる。トレッド端Te側には、旋回走行時、大きな横力が作用する。このため、タイヤ周方向に複数並べられたショルダーブロック8は、安定した旋回走行を可能にする。ショルダーブロック8は、本実施形態では、ショルダー領域S内に設けられている。本発明のトレッド部2は、図示のような態様に限定されるものではない。
本実施形態のトレッド部2は、ショルダーブロック8、後述するミドルブロック9及びクラウンブロック10をそれぞれ区画するトレッド溝11を含んでいる。これらブロック8~10は、トレッド溝11の溝底11sから隆起している。
本実施形態のショルダーブロック8は、第1ショルダーブロック15と、第1ショルダーブロック15よりもタイヤ周方向の長さが大きい第2ショルダーブロック16とを含んでいる。このような第2ショルダーブロック16は、硬質路面に対する走行方向の摩擦力を高め、ひいては大きな旋回時のトラクションを発揮することができる。第2ショルダーブロック16は、硬質路面での操縦安定性能を向上する。
図3は、第1ショルダーブロック15の拡大図である。図3に示されるように、第1ショルダーブロック15は、第1踏面15Aと、第1踏面15Aよりもブロック高さ方向において外側に突出した第2踏面15Bと、第1踏面15Aと第2踏面15Bとの間を延びる第1浅溝15Cとを含んでいる。このような第2踏面15Bは、不整地に対して突き刺さりやすく、また、接地圧を高めるので、大きなトラクションを発揮する。さらに、第1浅溝15Cやブロック高さの異なる第1踏面15A及び第2踏面15Bは、エッジ成分を増加させる。このため、不整地での操縦安定性能が向上する。したがって、本実施形態のタイヤ1は、不整地及び硬質路面での操縦安定性能がバランス良く向上する。
図4は、第2ショルダーブロック16の拡大図である。図5(a)は、第2ショルダーブロック16の斜視図、図5(b)は、(a)のA-A線断面図である。図4及び図5(a)、(b)に示されるように、第2ショルダーブロック16は、第3踏面16Aと、第3踏面16Aよりもブロック高さ方向において外側に突出した第4踏面16Bと、第3踏面16Aと第4踏面16Bとの間を延びる第2浅溝16Cとを含む。このような第2ショルダーブロック16も不整地での操縦安定性能を向上する。即ち、本実施形態のような主に不整地を走行するタイヤ1は、第1ショルダーブロック15及び第2ショルダーブロック16を有するので、不整地での高い操縦安定性能を有する。
本実施形態の第2ショルダーブロック16は、そのタイヤ周方向の中間を通るタイヤ軸方向線16hに対して線対称で形成される。第2ショルダーブロック16は、本実施形態では、略五角形状で形成される。なお、第2ショルダーブロック16の形状は、このような態様に限定されるものではない。
第3踏面16Aは、本実施形態では、略C字状に形成されている。第4踏面16Bは、本実施形態では、タイヤ周方向の最大長さがタイヤ軸方向の中間位置よりもトレッド端Te側に位置する略六角形状である。なお、第3踏面16A及び第4踏面16Bの形状は、このような態様に限定されるものではない。
第2ショルダーブロック16は、本実施形態では、タイヤ軸方向内側をタイヤ周方向に延びる内側ブロック縁16iと、タイヤ軸方向外側をタイヤ周方向に延びる外側ブロック縁16eと含んでいる。
内側ブロック縁16iは、本実施形態では、第3踏面16Aを形成する一対の端部16sと、第4踏面16Bを形成する中央部16tとで形成される。
中央部16tは、本実施形態では、タイヤ周方向と平行に延びている。このような中央部16tは、第4踏面16Bのタイヤ軸方向の剛性を高く維持する。端部16sは、本実施形態では、タイヤ周方向に対して傾斜している。端部16sは、例えば、第2ショルダーブロック16のタイヤ周方向の中間側に向かってタイヤ赤道C側に傾斜している。このような端部16sは、泥等をスムーズにトレッド端Te側に導くのに役立つ。
内側ブロック縁16iのタイヤ周方向の長さL1は、外側ブロック縁16eのタイヤ周方向の長さL2よりも小さい。これにより、より大きな横力が作用するトレッド端Te側の第2ショルダーブロック16の剛性が高められるので、硬質路面での摩擦力を高めることができる。
内側ブロック縁16iのタイヤ周方向の長さL1は、外側ブロック縁16eのタイヤ周方向の長さL2の0.5倍以上であるのが望ましい。これにより、第2ショルダーブロック16のタイヤ赤道C側の部分の剛性が確保される。泥や土のスムーズな排出と、硬質路面に対する摩擦力とをバランス良く維持するために、内側ブロック縁16iのタイヤ周方向の長さL1は、外側ブロック縁16eのタイヤ周方向の長さL2の0.78~0.97倍であるのが、さらに望ましい。
第2ショルダーブロック16は、例えば、タイヤ周方向の両側をタイヤ軸方向に延びる一対のブロック縁16jを有している。ブロック縁16jは、本実施形態では、トレッド端Te側に向かって第2ショルダーブロック16のタイヤ周方向の外側へ傾斜している。このようなブロック縁16jは、第2ショルダーブロック16の先着側に該当する場合、旋回によるバンク角とスリップ角とが生じると、路面を引っ掻きつつ、泥等をトレッド端Teの外側へ排出する。また、ブロック縁16jが第2ショルダーブロック16の後着側に該当する場合、制動時、土を効果的に掻き集めることができる。また、このようなブロック縁16jは、第2ショルダーブロック16のタイヤ軸方向外側の剛性を高める。したがって、本実施形態のブロック縁16jは、操縦安定性能を向上する。
第2浅溝16Cは、内側ブロック縁16iからタイヤ軸方向外側に延びる一対の横溝部18と、一対の横溝部18の外端18e間を継ぐ縦溝部19とを含んでいる。このような第2浅溝16Cは、タイヤ軸方向及びタイヤ周方向のエッジ成分を増加する。第3踏面16A及び第4踏面16Bは、本実施形態では、一対の横溝部18と縦溝部19とで区分される。なお、第2浅溝16Cは、このような態様に限定されるものではない。
各横溝部18は、本実施形態では、内側ブロック縁16iから延びる第1部分21と、第1部分21に連なり、かつ、第1部分21よりも溝幅の大きい第2部分22とを含んでいる。縦溝部19は、本実施形態では、タイヤ軸方向と平行な溝幅が同じ大きさ(等幅)で直線状に延びている。このような横溝部18は、第2ショルダーブロック16の剛性を適度に小さくして、硬質路面での接地感や振動吸収性を高める。また、このような横溝部18の第2部分22は、第4踏面16Bの変形を容易にして、第4踏面16Bのタイヤ軸方向外側に配されたトレッド溝11内の泥等に押圧力を与えてスムーズに排出するとともに、エッジ効果を高める。
第1部分21のタイヤ周方向と平行な溝幅W1は、第2部分22のタイヤ周方向と平行な溝幅W2の15%~35%程度が望ましい。このような横溝部18は、第1部分21のタイヤ周方向外側に隣接する第3踏面16Aと、第2部分22のタイヤ周方向外側に隣接する第3踏面16Aとの剛性をバランス良く確保して、硬質路面に対する有効な摩擦力を発揮させる。
第1部分21のタイヤ軸方向の長さL3は、第2部分22のタイヤ軸方向の長さL4よりも小さいのが望ましい。これにより、第2部分22は、泥等に対して大きなトラクションを発揮することができる。また、剛性の大きな第2ショルダーブロック16の剛性が適度に小さくなるので、接地感や振動吸収性が高められる。
特に限定されるものではないが、第1部分21のタイヤ軸方向の長さL3は、第2部分22のタイヤ軸方向の長さL4の60%~90%が望ましい。これにより、上述の作用が効果的に発揮される。
第2ショルダーブロック16は、本実施形態では、第3踏面16Aの第1ブロック部17aのタイヤ周方向と平行なブロック幅W3が、第3踏面16Aの第2ブロック部17bのタイヤ軸方向と平行なブロック幅W4よりも大きく形成されている。第1ブロック部17aは、第3踏面16Aの第2部分22とタイヤ周方向の外側で隣接する第3踏面16Aの部分である。第2ブロック部17bは、縦溝部19のタイヤ軸方向外側で隣接する第3踏面16Aの部分である。このような第2ショルダーブロック16は、旋回時の走行方向の摩擦力を高く維持できるので、大きなトラクションを発揮する。
第1ブロック部17aのブロック幅W3は、第2ブロック部17bのブロック幅W4の3.0倍以下であるのが望ましい。すなわち、第1ブロック部17aのブロック幅W3が第2ブロック部17bのブロック幅W4の3.0倍を超えると、第2ショルダーブロック16のタイヤ軸方向の剛性とタイヤ周方向の剛性とのバランスが低下し、接地感や操縦安定性能が悪化するおそれがある。このような観点より、第1ブロック部17aのブロック幅W3は、第2ブロック部17bのブロック幅W4の1.2~2.5倍であるのが、さらに望ましい。
第2ブロック部17bのブロック幅W4は、第2ショルダーブロック16のタイヤ軸方向の長さL5の0.1~0.4倍であるのが望ましい。これにより、第2ショルダーブロック16の剛性が適度に維持され、第4踏面16Bの変形による泥等の排出や接地感の向上と、操縦安定性能とがバランス良く高められる。このような観点より、第2ブロック部17bのブロック幅W4は、第2ショルダーブロック16のタイヤ軸方向の長さL5の0.15~0.35倍であるのが、さらに望ましい。
縦溝部19のタイヤ軸方向と平行な溝幅W5は、第2ショルダーブロック16のタイヤ軸方向の長さL5の5%~15%が望ましい。このような縦溝部19は、第2ショルダーブロック16のタイヤ軸方向の剛性の過度の低下を抑制しつつ、第4踏面16Bの変形を促進して、泥等のスムーズな排出を維持する。
第4踏面16Bのタイヤ軸方向の長さL6は、第2ショルダーブロック16のタイヤ軸方向の長さL5の0.2倍以上であるのが望ましい。これにより、第4踏面16Bの剛性が確保されるとともに、その変形による泥等のスムーズな排出も確保される。このような作用を効果的に発揮させるために、第4踏面16Bのタイヤ軸方向の長さL6は、第2ショルダーブロック16のタイヤ軸方向の長さL5の0.5~0.8倍であるのが望ましい。
第4踏面16Bのブロック高さh2は、第3踏面16Aのブロック高さh1の1.2倍以下であるのが望ましい。これにより、第4踏面16Bの過度の変形が抑制されて、その欠けやクラックを防ぐことができる。このような作用を効果的に発揮させるために、第4踏面16Bのブロック高さh2は、第3踏面16Aのブロック高さh1の1.05~1.10倍であるのが、さらに望ましい。
第2浅溝16Cの溝深さd1は、第3踏面16Aのブロック高さh1の0.010~0.35倍であるのが望ましい。溝深さd1がブロック高さh1の0.010倍未満の場合、接地感や振動吸収性の向上が抑制されるおそれがある。また、第4踏面16Bの変形が抑えられ、泥等のスムーズな排出が抑制されるおそれがある。溝深さd1がブロック高さh1の0.35倍を超える場合、第2ショルダーブロック16の剛性が大きく低下するおそれがある。このような観点より、第2浅溝16Cの溝深さd1は、第3踏面16Aのブロック高さh1の0.030~0.30倍であるのが、さらに望ましい。
第2ショルダーブロック16は、第4踏面16Bから溝底11s側に延びる第1ブロック壁24aが、第3踏面16Aからタイヤ半径方向内側に延びる第2ブロック壁24bよりも第2ショルダーブロック16の外側に突出して形成されている。このような第2ショルダーブロック16は、不整地に対するせん断力を高める。
このような第2ショルダーブロック16は、例えば、タイヤ周方向の長さ(最大長さ)L2は、タイヤ外径Dt(図1に示す)の0.010~0.10倍であるのが望ましく、0.03~0.08倍がさらに望ましい。また、そのタイヤ軸方向の長さL5は、タイヤ総幅TW(図1に示す)の0.050~0.3倍であるのが望ましく、0.1~0.2倍であるのがさらに望ましい。さらに、第3踏面16Aのブロック高さh1は、タイヤ外径Dtの0.01~0.06倍が望ましく、0.01~0.05倍がさらに望ましい。「タイヤ総幅TW」は、前記正規状態において、タイヤ軸方向の最大幅であって、本実施形態では、トレッド端Te間のタイヤ軸方向の長さである。
図6(a)は、第1ショルダーブロック15の斜視図、図6(b)は、(a)のB-B線断面図である。図3及び図6(a)、(b)に示されるように、本実施形態の第1ショルダーブロック15は、そのタイヤ周方向の中間を通るタイヤ軸方向線15hに対して線対称で形成される。第1ショルダーブロック15は、本実施形態では、略五角形状で形成される。なお、第1ショルダーブロック15の形状は、このような態様に限定されるものではない。
第1踏面15Aは、本実施形態では、略横向きU字状に形成されている。第2踏面15Bは、本実施形態では、タイヤ周方向の最大長さが、そのタイヤ軸方向の中間位置よりもトレッド端Te側に位置する略六角形状である。なお、第1踏面15A及び第2踏面15Bの形状は、このような態様に限定されるものではない。
第1ショルダーブロック15は、例えば、タイヤ軸方向内側をタイヤ周方向に延びる第1内側ブロック縁15iと、タイヤ軸方向外側をタイヤ周方向に延びる第1外側ブロック縁15eと含んでいる。
第1内側ブロック縁15iは、本実施形態では、第2踏面15Bを形成する第1中央部15tを含んでいる。第1中央部15tは、本実施形態では、タイヤ周方向と平行に延びている。このような第1中央部15tは、第2踏面15Bのタイヤ軸方向の剛性を高く維持する。
第1内側ブロック縁15iのタイヤ周方向の長さL8は、第1外側ブロック縁15eのタイヤ周方向の長さL9よりも小さい。これにより、より大きな横力が作用するトレッド端Te側の第1ショルダーブロック15の剛性が高められる。
第1ショルダーブロック15は、例えば、タイヤ周方向の両側をタイヤ軸方向に延びる一対の第1ブロック縁15jを有している。第1ブロック縁15jは、本実施形態では、トレッド端Te側に向かって第1ショルダーブロック15のタイヤ周方向の外側へ傾斜している。このような第1ブロック縁15jは、旋回時、トレッド溝11内の泥や土をトレッド端Te側にスムーズに排出することができる。
第1浅溝15Cは、第1内側ブロック縁15iからタイヤ軸方向外側に延びる一対の横溝部25と、一対の横溝部25の外端25e間を継ぐ縦溝部26とを含んでいる。第1踏面15A及び第2踏面15Bは、本実施形態では、一対の横溝部25と縦溝部26とで区分される。第1浅溝15Cは、このような態様に限定されるものではなく、例えば、波状やジグザグ状に延びるものでも良い。
各横溝部25は、本実施形態では、第3部分25aと第4部分25bとを含んでいる。第3部分25aは、第1内側ブロック縁15iから第1ショルダーブロック15のタイヤ周方向外側へタイヤ軸方向外側に向かって延びている。第4部分25bは、第3部分25aに連なり、かつ、第3部分25aとは逆向きに傾斜している。横溝部25は、例えば、タイヤ周方向と平行な溝幅W8が同じ大きさ(等幅)で形成されている。縦溝部26は、本実施形態では、タイヤ軸方向と平行な溝幅W9が同じ大きさ(等幅)で直線状に延びている。このような第1浅溝15Cは、タイヤ周方向及びタイヤ軸方向のエッジ成分を増加する。
横溝部25の溝幅W8は、縦溝部26の溝幅W9よりも小さく形成されている。これにより、第2踏面15Bは、タイヤ軸方向への変形がタイヤ周方向の変形よりも促進され、第2踏面15Bのタイヤ軸方向内側のトレッド溝11内の泥等がスムーズに排出されるとともに、第1ショルダーブロック15のタイヤ周方向の剛性が高く維持される。
第2踏面15Bのタイヤ軸方向の長さL10は、第1ショルダーブロック15のタイヤ軸方向の長さL11の0.2倍以上であるのが望ましい。これにより、第2踏面15Bの剛性が確保されるとともに、その変形による泥等のスムーズな排出も確保される。このような作用を効果的に発揮させるために、第2踏面15Bのタイヤ軸方向の長さL10は、第2ショルダーブロック16のタイヤ軸方向の長さL11の0.5~0.8倍であるのが望ましい。
第2踏面15Bのブロック高さh4は、第1踏面15Aのブロック高さh3の1.2倍以下であるのが望ましい。これにより、第2踏面15Bの過度の変形が抑制されて、その欠けやクラックを防ぐことができる。このような作用を効果的に発揮させるために、第2踏面15Bのブロック高さh4は、第1踏面15Aのブロック高さh3の1.05~1.10倍であるのが、さらに望ましい。
第1浅溝15Cの溝深さd2は、第1踏面15Aのブロック高さh3の0.010~0.35倍であるのが望ましい。溝深さd2がブロック高さh3の0.010倍未満の場合、第1ショルダーブロック15の剛性が過度に高く維持され、接地感の向上が抑制される。また、第2踏面15Bの変形が抑えられ、泥等のスムーズな排出が抑制されるおそれがある。溝深さd2がブロック高さh3の0.35倍を超える場合、第1ショルダーブロック15の剛性が大きく低下するおそれがある。このような観点より、第1浅溝15Cの溝深さd2は、第1踏面15Aのブロック高さh3の0.030~0.30倍であるのが、さらに望ましい。
第1ショルダーブロック15は、第2踏面15Bから溝底11s側に延びる第1ブロック壁30aが、第1踏面15Aからタイヤ半径方向内側に延びる第2ブロック壁30bよりも第1ショルダーブロック15の外側に突出している。このような第1ショルダーブロック15は、不整地に対するせん断力を高める。
第1ショルダーブロック15は、本実施形態では、第2ショルダーブロック16よりも個数が多く形成されている。本実施形態のタイヤ1は、主に不整地を走行するものであるため、第1ショルダーブロック15の個数を第2ショルダーブロック16の個数よりも多くすることで、不整地走行での操縦安定性能を高く維持することができる。
不整地や硬質路面での操縦安定性能をバランス良く高めるために、第2ショルダーブロック16の個数は、第1ショルダーブロック15の個数の0.5倍未満であるのが望ましい。本実施形態のような第1ショルダーブロック15及び第2ショルダーブロック16を有するタイヤ1の場合、第2ショルダーブロック16の個数は、第1ショルダーブロック15の個数の0.10~0.40倍であるのが、さらに望ましい
第2ショルダーブロック16のタイヤ周方向の長さ(最大長さ)L2は、第1ショルダーブロック15のタイヤ周方向の長さ(最大長さ)L9の2.0倍以下が望ましい。第2ショルダーブロック16の長さL2が第1ショルダーブロック15の長さL9の2.0倍を超える場合、第2ショルダーブロック16が泥濘路面等の不整地に突き刺さりにくくなるおそれがある。このような観点より、第2ショルダーブロック16のタイヤ周方向の長さL2は、第1ショルダーブロック15のタイヤ周方向の長さL9の1.2~1.8倍であるのが望ましい。
第2ショルダーブロック16のタイヤ軸方向の長さL5は、本実施形態では、第1ショルダーブロック15のタイヤ軸方向の長さL11よりも大きく形成されている。このような第2ショルダーブロック16は、大きなタイヤ軸方向の剛性を有し、横力に対して有効な摩擦力を発揮する。第2ショルダーブロック16のタイヤ軸方向の長さL5が第1ショルダーブロック15のタイヤ軸方向の長さL11よりも過度に大きい場合、第2ショルダーブロック16が不整地に突き刺さりにくくなり、操縦安定性能が悪化するおそれがある。このため、第2ショルダーブロック16のタイヤ軸方向の長さL5は、第1ショルダーブロック15のタイヤ軸方向の長さL11の1.30倍以下が望ましい。上述の作用をさらに効果的に発揮させるために、第2ショルダーブロック16のタイヤ軸方向の長さL5は、第1ショルダーブロック15のタイヤ軸方向の長さL11の1.02~1.10倍が、さらに望ましい。
図2に示されるように、本実施形態のトレッド部2には、ミドルブロック9及びクラウンブロック10が設けられている。ミドルブロック9及びクラウンブロック10は、ともに、タイヤ周方向に並べられている。ミドルブロック9は、本実施形態では、その踏面の図心がミドル領域Mに配されている。クラウンブロック10は、本実施形態では、その踏面の図心がクラウン領域Crに配されている。なお、各ブロック9、10の踏面に溝等の凹部が設けられる場合は、その凹部を埋めて得られる仮想踏面の図心の位置が採用される。
図7は、ミドルブロック9の平面図である。図7に示されるように、本実施形態のミドルブロック9は、第1ミドル踏面9Aと、第1ミドル踏面9Aよりもブロック高さ方向において外側に突出した第2ミドル踏面9Bと、第1ミドル踏面9Aと第2ミドル踏面9Bとの間を延びるミドル浅溝9Cとを含む。
ミドルブロック9は、例えば、タイヤ軸方向内側をタイヤ周方向に延びる内側ミドルブロック縁9iと、タイヤ軸方向外側をタイヤ周方向に延びる外側ミドルブロック縁9eと含んでいる。本実施形態のミドルブロック9は、そのタイヤ周方向の中間を通るタイヤ軸方向線9hに対して線対称で形成される。ミドルブロック9は、本実施形態では、略五角形状で形成される。
ミドル浅溝9Cは、外側ミドルブロック縁9eからタイヤ軸方向内側に延びる一対のミドル横溝部37と、一対のミドル横溝部37の外端間を継ぐミドル縦溝部38とを含んでいる。第1ミドル踏面9A及び第2ミドル踏面9Bは、本実施形態では、一対のミドル横溝部37とミドル縦溝部38とで区分される。
ミドル横溝部37は、本実施形態では、外側ミドルブロック縁9eからミドルブロック9のタイヤ周方向外側へタイヤ赤道C側に向かって傾斜する第1横部37aと、第1横部37aに連なり、かつ、第1横部37aとは逆向きに傾斜する第2横部37bとを含む。ミドル横溝部37は、例えば、タイヤ周方向の溝幅が同じ大きさ(等幅)で形成されている。ミドル縦溝部38は、本実施形態では、タイヤ軸方向の溝幅が同じ大きさ(等幅)で直線状に延びている。このようなミドル横溝部37は、タイヤ周方向及びタイヤ軸方向のエッジ成分を増加させる。
図2に示されるように、ミドルブロック9は、本実施形態では、タイヤ赤道C側に配された第1ミドルブロック40と、第1ミドルブロック40よりもタイヤ軸方向外側に配された第2ミドルブロック41とを含んでいる。第1ミドルブロック40及び第2ミドルブロック41は、本実施形態では、それぞれ、タイヤ軸方向に重複するように設けられている。これにより、ミドル領域Mの剛性が高く維持されるので、良好な操縦安定性能が発揮される。
クラウンブロック10は、本実施形態では、第1クラウンブロック10Aと第2クラウンブロック10Bと第3クラウンブロック10Cとを含んでいる。第1クラウンブロック10Aは、クラウン領域Cr内に配される。第2クラウンブロック10Bは、クラウン領域Crと一方のミドル領域M(図2では左側)とに跨って配される。第3クラウンブロック10Cは、クラウン領域Crと他方のミドル領域M(図2では右側)とに跨って配される。これにより、本実施形態のクラウン領域Cr及びミドル領域Mは、タイヤ軸方向に亘ってタイヤ周方向線上にいずれかのクラウンブロック10A~10C又はいずれかのミドルブロック40、41が配される。
クラウンブロック10は、タイヤ軸方向の中央部をタイヤ周方向に延びる浅底溝10fが設けられることにより、2つのブロック片10a、10aに区分される。このような浅底溝10fは、クラウンブロック10のタイヤ周方向のエッジ成分を増加する。浅底溝10fは、例えば、その幅Waが、クラウンブロック10のタイヤ軸方向の長さLAの5%~25%であるのが望ましく、その深さda(図1に示す)は、クラウンブロック10のブロック高さhaの5%~50%であるのが望ましい。
第1クラウンブロック10Aは、2つのブロック片10a、10aがタイヤ周方向に位置ずれしない非シフトブロックとして成形されている。第2クラウンブロック10B及び第3クラウンブロック10Cは、2つのブロック片10a、10aがタイヤ周方向に位置ずれするシフトブロックとして形成されている。
図1に示されるように、本実施形態のトレッド溝11には、ブロック同士を継いで溝底11sを隆起させるタイバー12が設けられる。このようなタイバー12は、各ブロックの剛性を高めて、硬質路面に対する摩擦力や不整地に対するせん断力を高める。本実施形態のタイバー12は、ショルダーブロック8とミドルブロック9とを継ぐショルダータイバー12A(図2に示す)と、ミドルブロック9とクラウンブロック10とを継ぐミドルタイバー12Bとを含んでいる。
以上、本発明の実施形態について、詳述したが、本発明は例示の実施形態に限定されるものではなく、種々の態様に変形して実施し得るのは言うまでもない。
図1の基本構造、及び、図2の基本パターンを有する自動二輪車用の空気入りタイヤが、表1の仕様に基づき試作され、各試供タイヤの旋回時の走行性能についてテストされた。各試供タイヤの主な共通仕様やテスト方法は、以下の通りである。
タイヤ:80/100-21(フロント)、120/90-19(リア)
リム:1.60×21(フロント)、2.15×19(リア)
タイヤ内圧:80kPa
h1/Dt:0.02(実施例1~4)
W4/L5:0.21(実施例1~4)
W3/W4:1.4(実施例1~4)
L5/TW:0.15(実施例1~4)
L2/L9:1.4(実施例1~4)
L5/L11:1.08(実施例1~4)
L6/L5:0.64(実施例1~4)
h2/h1:1.06(実施例1~4)
d1/h1:0.09(実施例1~4)
比較例1は、第2ショルダーブロックが設けられていない。
N1及びN2は、第1ショルダーブロック及び第2ショルダーブロックの個数である。
<路面適応性能・スライドコントロール性能・旋回トラクション性能>
各試供タイヤを装着した下記テスト車両が、テストライダーによって硬く固められた土で形成された硬質路面及び泥濘路面で形成された不整地のテストコースを走行された。そして、路面適応性能、スライドコントロール性能及び旋回トラクション性能がテストライダーの官能により評価された。路面適応性能は、硬質路面及び不整地の両方での総合的な操縦安定性能である。スライドコントロール性能は、不整地においてスライドが発生したときのコントロール感である。旋回トラクション性能は、硬質路面での旋回時のトラクションに関する走行安定性である。結果は、10点満点で表示されている。数値が大きい程優れている。
テスト車両:排気量450ccのモトクロス競技用の自動二輪車
テストの結果などが表1に示される。
Figure 0007131381000001
テストの結果、実施例のタイヤは、比較例のタイヤに比べて、不整地路面や硬質路面操縦安定性能がバランス良く高められることが確認される。また、本発明を重荷重用タイヤに採用した場合及びサイズの異なるタイヤに採用した場合にも、同じテスト結果であった。
1 不整地走行用タイヤ
8 ショルダーブロック
15 第1ショルダーブロック
15A 第1踏面
15B 第2踏面
15C 第1浅溝
16 第2ショルダーブロック
Te トレッド端

Claims (15)

  1. トレッド部を有する不整地走行用タイヤであって、
    前記トレッド部には、トレッド端側に、タイヤ周方向に並ぶ複数のショルダーブロックが設けられ、
    前記ショルダーブロックは、第1ショルダーブロックと、前記第1ショルダーブロックよりもタイヤ周方向の長さが大きい第2ショルダーブロックとを含み、
    前記第1ショルダーブロックは、第1踏面と、前記第1踏面よりもブロック高さ方向において外側に突出した第2踏面と、前記第1踏面と前記第2踏面との間を延びる第1浅溝とを含む、
    不整地走行用タイヤ。
  2. 前記第2ショルダーブロックは、第3踏面と、前記第3踏面よりもブロック高さ方向において外側に突出した第4踏面と、前記第3踏面と前記第4踏面との間を延びる第2浅溝とを含む、請求項1記載の不整地走行用タイヤ。
  3. 前記第2ショルダーブロックは、タイヤ軸方向内側をタイヤ周方向に延びる内側ブロック縁を含み、
    前記第2浅溝は、前記内側ブロック縁からタイヤ軸方向外側に延びる一対の横溝部と、前記一対の横溝部の外端間を継ぐ縦溝部とを含む、請求項2記載の不整地走行用タイヤ。
  4. 前記第2ショルダーブロックは、タイヤ軸方向外側をタイヤ周方向に延びる外側ブロック縁を有し、
    前記内側ブロック縁のタイヤ周方向の長さは、前記外側ブロック縁のタイヤ周方向の長さよりも小さい、請求項3記載の不整地走行用タイヤ。
  5. 前記第2ショルダーブロックの前記一対の横溝部のそれぞれは、前記内側ブロック縁から延びる第1部分と、前記第1部分に連なり、かつ、前記第1部分よりも溝幅の大きい第2部分とを含む、請求項3又は4に記載の不整地走行用タイヤ。
  6. 前記第2ショルダーブロックは、前記第2部分とタイヤ周方向で隣接する前記第3踏面のブロック幅が、前記縦溝部のタイヤ軸方向外側で隣接する前記第3踏面のブロック幅よりも大、かつ、前記縦溝部のタイヤ軸方向外側で隣接する前記第3踏面のブロック幅の3.0倍以下である、請求項5記載の不整地走行用タイヤ。
  7. 前記第4踏面の前記内側ブロック縁は、タイヤ周方向と平行である、請求項3ないし6のいずれかに記載の不整地走行用タイヤ。
  8. 前記縦溝部のタイヤ軸方向外側で隣接する前記第3踏面のブロック幅は、前記第2ショルダーブロックのタイヤ軸方向の長さの0.1~0.4倍である、請求項3ないし7のいずれかに記載の不整地走行用タイヤ。
  9. 前記第4踏面のタイヤ軸方向の長さは、前記第2ショルダーブロックのタイヤ軸方向の長さの0.2倍以上である、請求項2ないし8のいずれかに記載の不整地走行用タイヤ。
  10. 前記第4踏面のブロック高さは、前記第3踏面のブロック高さの1.2倍以下である、請求項2ないし9のいずれかに記載の不整地走行用タイヤ。
  11. 前記第2浅溝の溝深さは、前記第3踏面のブロック高さの0.010~0.35倍である、請求項2ないし10のいずれかに記載の不整地走行用タイヤ。
  12. 前記第1ショルダーブロックは、前記第2ショルダーブロックよりも個数が多い、請求項1ないし11のいずれかに記載の不整地走行用タイヤ。
  13. 前記第2ショルダーブロックの個数は、前記第1ショルダーブロックの個数の0.5倍未満である、請求項12記載の不整地走行用タイヤ。
  14. 前記第2ショルダーブロックのタイヤ周方向の長さは、前記第1ショルダーブロックのタイヤ周方向の長さの2.0倍以下である、請求項1ないし13のいずれかに記載の不整地走行用タイヤ。
  15. 前記第2ショルダーブロックのタイヤ軸方向の長さは、前記第1ショルダーブロックのタイヤ軸方向の長さよりも大、かつ、前記第1ショルダーブロックのタイヤ軸方向の長さの1.30倍以下である、請求項1ないし14のいずれかに記載の不整地走行用タイヤ。
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