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JP7107062B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、現像装置へトナーを補給するトナー補給装置を備えた画像形成装置に関する。
特許文献1に記載の画像形成装置は、トナーコンテナと、中間ホッパーと、現像装置と、制御部とを有する。トナーコンテナに収容されたトナーは、中間ホッパーを経て現像装置へ補給される。制御部は、トナーコンテナから中間ホッパーへトナーの供給が開始されてから、中間ホッパー内のトナー残量が所定量になるまでの時間を計測する。制御部は、計測した時間に基づいて、トナーコンテナ内のトナー残量を推定する。
特開2008-304822号公報
特許文献1に記載の画像形成装置では、中間ホッパーの容量が小さい場合に、トナーコンテナ内のトナー残量を精度良く推定できないという問題があった。その結果、トナーコンテナのニアエンプティ判定が遅れると、ユーザーが新しいトナーコンテナを準備するための時間的余裕を確保できず、画像形成装置のダウンタイムとなる。
そこで、本発明は上記事情を考慮し、適切なタイミングでトナーコンテナのニアエンプティ判定を行える画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明の画像形成装置は、現像装置と、トナーコンテナと、中間搬送路と、第1搬送部と、第2搬送部と、第1検知部と、制御部とを備える。前記現像装置は、静電潜像をトナー像に現像する。前記トナーコンテナには、前記現像装置へ補給されるトナーが収容される。前記中間搬送路には、前記トナーコンテナからトナーが供給される。前記第1搬送部は、前記トナーコンテナから前記中間搬送路へトナーを搬送する、前記第2搬送部は、前記中間搬送路から前記現像装置へトナーを搬送する。前記第1検知部は、前記第2搬送部よりもトナーの搬送方向の上流側でトナーのエンプティを検知する。前記制御部は、前記第1搬送部と前記第2搬送部とを互いに独立に制御する。前記制御部は、前記第1検知部がエンプティを検知するたびに前記第1搬送部を第1駆動時間だけ駆動する。前記制御部は、前記第1検知部がエンプティを検知してから再びエンプティを検知するまでの間に前記中間搬送路から搬送されたトナーの搬送量を、前記第2搬送部の駆動履歴に基づいて算出する。前記制御部は、前記算出されたトナーの搬送量が複数回連続して第1搬送量閾値以下である場合に、前記トナーコンテナがニアエンプティであると決定する。
本松明の他の画像形成装置は、現像装置と、トナーコンテナと、搬送部と、検知部と、制御部とを備える。前記現像装置は、静電潜像をトナー像に現像する。前記トナーコンテナには、前記現像装置へ補給されるトナーが収容される。前記搬送部は、前記トナーコンテナから前記現像装置へトナーを搬送する。前記検知部は、前記現像装置の中のトナーの濃度を検知する。前記制御部は、前記搬送部を制御する。前記制御部は、前記現像装置の中のトナーの濃度が所定値以下に減少したことを前記検知部が検知するたびに前記搬送部を第1駆動時間だけ駆動する。前記制御部は、前記検知部が濃度の減少を検知してから再び濃度の減少を検知するまでの間に前記トナーコンテナから搬送されたトナーの搬送量を、前記静電潜像の形成情報から算出する。前記制御部は、前記算出されたトナーの搬送量が複数回連続して第1搬送量閾値以下である場合に、前記トナーコンテナがニアエンプティであると決定する。
上記した本発明の画像形成装置によれば、適切なタイミングでトナーコンテナのニアエンプティ判定を行える。
第1実施形態に係る画像形成装置の一例を示す図である。 第1実施形態に係るトナー補給装置の一例を示す図である。 第1実施形態に係る制御部の一例を示す図である。 トナーコンテナのトナー残量と現像装置へのトナー搬送量との関係の一例を示す図である。 トナーコンテナのトナー残量と現像装置へのトナー搬送量との関係の一例を示す図である。 制御部の処理の一例を示すフローチャートである。 制御部の処理の一例を示すフローチャートである。 制御部の処理の一例を示すフローチャートである。 制御部の処理の一例を示すフローチャートである。 制御部の処理の一例を示すフローチャートである。 第2実施形態に係るトナー補給装置の例を一例を示す図である。 第2実施形態に係る制御部の一例を示す図である。 制御部の処理の一例を示すフローチャートである。 制御部の処理の一例を示すフローチャートである。 制御部の処理の一例を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について、図1~図15を参照しながら説明する。なお、図中、同一又は相当部分については同一の参照符号を付して説明を繰り返さない。
[第1実施形態]
まず、図1及び図2を参照して、第1実施形態に係る画像形成装置1について説明する。図1は、第1実施形態に係る画像形成装置1の一例を示す図である。図2は、第1実施形態に係るトナー補給装置37の一例を示す図である。画像形成装置1は、カラープリンターとして機能する。
図1に示すように、画像形成装置1は、給紙部2と、トナー像形成部3と、転写部4と、定着装置5と、排紙部6と、用紙の搬送経路7と、制御部8とを備える。
給紙部2は、用紙が収容される給紙カセット11と、給紙カセット11から搬送経路7に用紙を送り出す給紙装置13とを有する。
トナー像形成部3は、露光装置15と、4色の色ごとに設けられるトナー像形成ユニット17とを有し、各色のトナー像を形成する。4色とは、例えばY(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、B(ブラック)である。
転写部4は、中間転写ベルト19と、4つの一次転写ローラー21と、二次転写ローラー23とを有する。4つの一次転写ローラー21は、トナー像形成部3で形成された各色のトナー像を中間転写ベルト19に一次転写する。二次転写ローラー23は、フルカラーのトナー像を中間転写ベルト19から用紙に二次転写する。
定着装置5は、二次転写されたフルカラーのトナー像を用紙に定着する。
排紙部6は、排出装置25と、排出トレイ27とを有する。排出装置25は、フルカラーのトナー像が定着された用紙を排出する。排出トレイ27は、排出された用紙を受け止める。
搬送経路7は、給紙部2から転写部4と定着装置5とを通って排紙部6に至る。
制御部8は、給紙部2、トナー像形成部3、転写部4、定着装置5、及び排紙部6のそれぞれの動作を実行させるとともに、各動作に対応するように用紙を搬送経路7に沿って搬送する。
次に、トナー像形成ユニット17について説明する。トナー像形成ユニット17は、感光体ドラム29と、帯電装置31と、現像装置33と、クリーニング装置35とを有する。帯電装置31と、現像装置33と、クリーニング装置35とは、感光体ドラム29の周囲に配置されている。トナー像形成ユニット17は、図2に示すように、現像装置33にトナーを補給するトナー補給装置37を更に有する。
トナー像形成ユニット17において、感光体ドラム29は、帯電装置31によって帯電された後、露光装置15によって露光されて、静電潜像を形成する。現像装置33は、図2に示すようにトナー補給口33aを有し、トナー補給装置37によって補給されるトナーを用いて、静電潜像をトナー像に現像する。現像装置33は、現像装置33の中のトナーの濃度Dを検知するトナー濃度センサー39を更に有する。トナーの濃度Dとは、トナーとキャリアとを含んだ2成分系現像剤の中に占めるトナーの割合を示す。トナー濃度センサー39は制御部8と電気的に接続されており、検知結果を制御部8に送信する。図1に示すクリーニング装置35は、トナー像が中間転写ベルト19に一次転写された後に感光体ドラム29に残留するトナーを除去する。トナー濃度センサー39は、「第2検知部」及び「検知部」の一例に相当する。
トナー補給装置37は、図2に示すように、トナーコンテナ41と、トナーコンテナ着脱部65と、中間ホッパー43と、回転機構45と、搬送スクリュー47と、搬送用モーター77と、トナーセンサー49と、回転検知機構51とを備える。
トナーコンテナ41には、現像装置33へ補給されるトナーが収容される。トナーコンテナ41は、排出口61を持つボトル形状を有しており、円筒状の本体部41aと、本体部41aよりも小径のネック部41bとを有する。本体部41aの内周面には、本体部41aの内部に突出する突起63が螺旋状に形成されている。ネック部41bの側面には、排出口61が形成されている。
トナーコンテナ着脱部65は、トナーコンテナ41を脱着可能に支持する。トナーコンテナ41は、横向きの姿勢でトナーコンテナ着脱部65に着脱される。図1に示すように、4色の色ごとのトナーコンテナ41が画像形成装置1に装着される。
中間ホッパー43には、トナーコンテナ41からトナーが一時的に供給される。中間ホッパー43は、貯留部67と、横搬送部69と、縦搬送部71とを有する。貯留部67は、トナーコンテナ41の下方に配置され、鉛直方向に沿って延びる。横搬送部69は、貯留部67の下端に一端が連通して水平方向に沿って延びる。縦搬送部71は、横搬送部69の他端に連通して鉛直方向に沿って下方に延びる。貯留部67の上端開口は、トナーコンテナ41のネック部41bの下方となるようにトナーコンテナ着脱部65に接続されている。縦搬送部71の下端開口は、現像装置33のトナー補給口33aに接続されている。中間ホッパー43は、「中間搬送路」の一例に相当する。
回転機構45は、トナーコンテナ41から中間ホッパー43へトナーを搬送する。回転機構45は、トナーコンテナ41のネック部41bを把持するグリップ部73と、グリップ部73を回転させる供給用モーター75とを有する。供給用モーター75がグリップ部73を回転させると、トナーコンテナ41が回転する。トナーコンテナ41が回転すると、本体部41aに形成された螺旋状の突起63によって、本体部41aに収容されたトナーがネック部41bに向かつて搬送される。トナーは、ネック部41bの排出口61が下方を向く際に、排出口61から中間ホッパー43の貯留部67に落下する。供給用モーター75は制御部8と電気的に接続されており、制御部8で制御されて一定の回転速度でトナーコンテナ41を回転させる。回転機構45は、「第1搬送部」の一例に相当する。供給用モーター75は、「第1モーター」の一例に相当する。
搬送スクリュー47は、中間ホッパー43から現像装置33へトナーを搬送する。搬送スクリュー47は、横搬送部69に回転可能に支持されている。搬送スクリュー47の回転によって、横搬送部69内のトナーが縦搬送部71に向けて搬送される。搬送スクリュー47は、「第2搬送部」の一例に相当する。
搬送用モーター77は、制御部8と電気的に接続されており、制御部8で駆動されて一定の回転速度で搬送スクリュー47を回転させる。搬送用モーター77は、「第2搬送部」及び「第2モーター」の一例に相当する。
トナーセンサー49は、搬送スクリュー47よりもトナーの搬送方向の上流側でトナーのエンプティを検知する。トナーセンサー49は、中間ホッパー43の貯留部67の下部に設けられている。トナーセンサー49は、横搬送部69と貯留部67とに貯留されているトナーの上面が検知高さHまで減少したときに、エンプティを検知する。トナーセンサー49としては、透過型又は反射型のフォトセンサー、圧電センサー等を使用できる。トナーセンサー49は制御部8と電気的に接続されており、エンプティか否かを示す検知結果を制御部8に送信する。トナーセンサー49は、「第1検知部」の一例に相当する。
回転検知機構51は、搬送スクリュー47の一端に固定されたパルス板81と、透過型フォトセンサー83とを有する。パルス板81には、周方向に等間隔で並ぶ複数のスリットが形成されている。透過型フォトセンサー83は、パルス板81を挟んで対向する発光部と受光部とを有する。透過型フォトセンサー83は、発光部と受光部との間の光路をパルス板81のスリットが通過すると、パルス波形を出力する。透過型フォトセンサー83は、制御部8と電気的に接続されている。制御部8は、透過型フォトセンサー83から出力されたパルス波形をカウントすることで、搬送スクリュー47の回転数を算出することができる。
次に、第1実施形態に係る制御部8について説明する。図3は、制御部8の一例を示す図である。
図3に示すように、画像形成装置1は、制御部8に加えて、記憶部91を有する。制御部8は、CPU(Central Processing Unit)のようなプロセッサーを含む。記憶部91は、記憶装置を含み、データ及びコンピュータープログラムを記憶する。記憶部91は、半導体メモリーのような主記憶装置と、半導体メモリー及び/又はハードディスクドライブのような補助記憶装置とを含む。制御部8のプロセッサーは、記憶部91の記憶装置に記憶されたコンピュータープログラムを実行することによって、画像形成装置1の各構成を制御する。
前述のように、トナー補給装置37は、供給用モーター75と、搬送用モーター77と、透過型フォトセンサー83と、トナーセンサー49とを有する。また、現像装置33は、トナー濃度センサー39を有する。制御部8は、調整部101、算出部102及び推定部103を有する。制御部8のプロセッサーは、供給用モーター75、搬送用モーター77、透過型フォトセンサー83、トナーセンサー49及びトナー濃度センサー39に電気的に接続され、調整部101、算出部102及び推定部103として機能する。
調整部101は、トナー濃度センサー39の検知結果に基づいて搬送用モーター77を駆動することで、現像装置33の中のトナーの濃度Dを調整する。トナー濃度Dは、一定に保たれる必要がある。ところが、現像装置33の中のトナーが消費されると、トナー濃度Dが減少する。そこで、調整部101は、トナー濃度Dが閾値TD1以下になったとき、中間ホッパー43から現像装置33へトナーを搬送するように、搬送用モーター77を駆動して搬送スクリュー47を回転させる。これにより、トナー濃度Dがほぼ一定に保たれる。
算出部102は、トナーセンサー49がエンプティを検知してから再びエンプティを検知するまでの間に中間ホッパー43から搬送されたトナーの搬送量Yを、搬送用モーター77の駆動履歴に基づいて算出する。搬送用モーター77の駆動履歴として、搬送用モーター77の回転数、すなわち搬送スクリュー47の回転数が利用される。搬送用モーター77の回転数は、透過型フォトセンサー83から出力されたパルス波形を算出部102がカウントすることで得られる、搬送スクリュー47の1回転あたりのトナー搬送量は、ほぼ一定である。算出部102は、トナーセンサー49がエンプティを検知してから再びエンプティを検知するまでの期間の搬送スクリュー47の回転数に基づき、同期間のトナー搬送量Yを算出する。
推定部103は、算出されたトナー搬送量Yからトナーコンテナ41の中のトナーの残量(百分率)Xを推定する。
図4及び図5は、トナー残量Xとトナー搬送量Yとの関係の一例を示す図である。図4及び図5において、横軸はトナー残量Xを示し、縦軸はトナー搬送量Yを示す。図4及び図5中の多数のドットの各々は、トナー残量Xとトナー搬送量Yとの関係を表す実験結果を示している。実験結果から回帰曲線Y=F(X)が求められる。回帰曲線Y=F(X)は、トナー残量Xが少なくなるにつれてトナー搬送量Yが減少することを示している。図3中の推定部103は、回帰曲線Y=F(X)を用いて、トナー搬送量Yからトナー残量Xを推定する。制御部8は、推定されたトナー残量Xに基づいて、トナーゲージをユーザーに提示する。
図4及び図5では、値F(0)及び値F(100)が定義されている。値F(0)は、回帰曲線Y=F(X)をX=0%に外挿して求められる。値F(100)は、回帰曲線Y=F(X)をX=100%に外挿して求められる。
図4では、第1搬送量閾値TC1と、第2搬送量閾値TC2とが設定されている。第1搬送量閾値TC1は、値F(0)よりも小さく設定される。例えば、TC1=F(0)×0.5である。また、X>20%ではTC2=F(100)×1.5に、X≦20%ではTC2=F(0)にそれぞれ設定される。
図5では、第1ゲージ閾値TG1、第2ゲージ閾値TG2、第3ゲージ閾値TG3、及び第4ゲージ閾値TG4が設定されている。例えば、TG1=30%、TG2=30%、TG3=10%、TG4=20%にそれぞれ設定される。なお、TG1>TG2としてもよい。
次に、図6~図10を参照して、制御部8の処理について説明する。図6は、制御部8のトナー濃度調整処理の一例を示すフローチャートである。トナー濃度調整処理は、ステップS101~ステップS103によって実行される。
ステップS101:制御部8は、トナー濃度センサー39により検知されたトナー濃度Dが閾値TD1以下であるか否かを判断する。トナー濃度Dが閾値TD1以下であると制御部8が判断した場合(ステップS101でYES)には、制御部8の処理がステップS103へ進む。トナー濃度Dが閾値TD1以下でないと制御部8が判断した場合(ステップS101でNO)には、制御部8の処理が終了する。
ステップS103:制御部8は、搬送スクリュー47を回転させるように、搬送用モーター77を一定時間だけ駆動する。これにより、中間ホッパー43から現像装置33へほぼ一定量のトナーが搬送される。その後、制御部8の処理がステップS101へ戻る。
ステップS101~ステップS103のトナー濃度調整処理で、制御部8は、トナー濃度センサー39の検知結果に基づいて搬送用モーター77を制御する。その結果、現像装置33の中のトナーの濃度Dがほぼ一定に保たれる。
図7及び図8は、制御部8のニアエンプティ判定処理の一例を示すフローチャートである。ニアエンプティ判定処理は、ステップS201~ステップS229によって実行される。
ステップS201:制御部8は、フラグFに0を設定する。フラグFは、特定の事象が複数回連続して生起したか否かを確認するためのフラグである。
ステップS203:制御部8は、トナー搬送量Yが第2搬送量閾値TC2以上であるか否かを判断する。トナー搬送量Yが第2搬送量閾値TC2以上であると制御部8が判断した場合(ステップS203でYES)、制御部8の処理がステップS205へ進む。トナー搬送量Yが第2搬送量閾値TC2以上でないと制御部8が判断した場合(ステップS203でNO)、制御部8の処理がステップS207へ進む。
ステップS205:制御部8は、トナーコンテナ41を回転させるように、図10を参照して後述するコンテナ回転サブルーチンをコールする。具体的には、制御部8は、供給用モーター75を第1駆動時間だけ駆動する。ステップS205の処理が終了すると、制御部8の処理がステップS203へ戻る。
ステップS207:制御部8は、トナーセンサー49の検知結果に基づき、中間ホッパー43がエンプティであるか否かを判断する。中間ホッパー43がエンプティでないと制御部8が判断した場合(ステップS207でNO)、制御部8の処理がステップS203へ戻る。中間ホッパー43がエンプティであると制御部8が判断した場合(ステップS207でYES)、制御部8の処理がステップS209へ進む。
ステップS209:制御部8は、トナーコンテナ41を回転させるように、コンテナ回転サブルーチンをコールする。具体的には、制御部8は、供給用モーター75を第1駆動時間だけ駆動する。ステップS209の処理が終了すると、制御部8の処理がステップS211へ進む。
ステップS211:制御部8は、スクリュー回転数の積算データをもとにトナー搬送量Yを算出する。ステップS211の処理が終了すると、制御部8の処理がステップS213へ進む。
ステップS213:制御部8は、トナー搬送量Yからトナー残量Xを推定する。ステップS213の処理が終了すると、制御部8の処理が図8のステップS215へ進む。
ステップS215:制御部8は、トナー残量Xが第1ゲージ閾値TG1以下であるか否かを判断する。トナー残量Xが第1ゲージ閾値TG1以下でないと制御部8が判断した場合(ステップS215でNO)、制御部8の処理がステップS203へ戻る。トナー残量Xが第1ゲージ閾値TG1以下であると制御部8が判断した場合(ステップS215でYES)、制御部8の処理がステップS217へ進む。
ステップS217:制御部8は、トナー搬送量Yが第1搬送量閾値TC1以下であるか否かを判断する。トナー搬送量Yが第1搬送量閾値TC1以下でないと制御部8が判断した場合(ステップS217でNO)、制御部8の処理がステップS219へ進む。トナー搬送量Yが第1搬送量閾値TC1以下であると制御部8が判断した場合(ステップS217でYES)、制御部8の処理がステップS221へ進む。
ステップS219:制御部8は、フラグFに0を設定する。ステップS219の処理が終了すると、制御部8の処理がステップS203へ戻る。
ステップS221:制御部8は、トナー残量Xが第3ゲージ閾値TG3以下であるか否かを判定する。トナー残量Xが第3ゲージ閾値TG3以下であると制御部8が判断した場合(ステップS221でYES)、制御部8の処理がステップS223へ進む。トナー残量Xが第3ゲージ閾値TG3以下でないと制御部8が判断した場合(ステップS221でNO)、制御部8の処理がステップS225へ進む。
ステップS223:制御部8は、トナーコンテナ41がニアエンプティであると決定する。ステップS223の処理が終了すると、制御部8のニアエンプティ判定処理が終了する。
ステップS225:制御部8は、フラグFが1であるか否かを判断する。フラグFが1でないと制御部8が判断した場合(ステップS225でNO)、制御部8の処理がステップS227へ進む。フラグFが1であると制御部8が判断した場合(ステップS225でYES)、制御部8の処理がステップS229へ進む。
ステップS227:制御部8は、フラグFに1を設定する。ステップS227の処理が終了すると、制御部8の処理がステップS203へ戻る。
ステップS229:制御部8は、トナーコンテナ41がニアエンプティであると決定する。ステップS229の処理が終了すると、制御部8のニアエンプティ判定処理が終了する。
ステップS201~ステップS229のニアエンプティ判定処理で、制御部8は、トナーセンサー49がエンプティを検知するたびに供給用モーター75を第1駆動時間だけ駆動する(図7のステップS209)。また、制御部8は、トナーセンサー49がエンプティを検知してから再びエンプティを検知するまでの間に中間ホッパー43から搬送されたトナーの搬送量Yを、搬送用モーター77の駆動履歴に基づいて算出する(ステップS211)。更に、制御部8は、算出されたトナー搬送量Yが2回連続して第1搬送量閾値TC1以下である場合に、トナーコンテナ41がニアエンプティであると決定する(図8のステップS229)。
トナー残量Xが少なくなると、トナーコンテナ41のトナー排出量が減少する。トナー排出量が減少すると、トナーセンサー49がエンプティを検知する間隔が短くなる。第1実施形態では、エンプティ検知間隔の減少を利用して、制御部8がトナーコンテナ41のニアエンプティ判定を行う。したがって、トナーコンテナ41の使用開始時は、過剰なトナー供給をすることなく、トナーコンテナ41の中のトナーの凝集発生を防止する。また、トナーの消費が進んだ段階では、トナーコンテナ41からの補給遅延を防止しつつ、エンプティ時のトナー残量Xを低減する。制御部8は、このように適切なタイミングでトナーコンテナ41のニアエンプティ判定を行う。
トナー残量Xが数%になると、トナー搬送量Yが一気に減少することが知られている。トナー搬送量Yは、トナーコンテナ41の搬送能力に応じて、また中間ホッパー43の形状及び容量に応じて異なる。したがって、第1搬送量閾値TC1は、特に限定されるものではないが、トナー残量Xが数%になるまでのトナー搬送量Yのばらつきの範囲から外れるように小さく設定するのがよい。
また、ステップS201~ステップS229のニアエンプティ判定処理で、制御部8は、算出されたトナー搬送量Yからトナーコンテナ41の中のトナー残量Xを推定する(図7のステップS213)。また、制御部8は、推定されたトナー残量Xが第1ゲージ閾値TG1以下である場合に、算出されたトナー搬送量Yが2回連続して第1搬送量閾値TC1以下になったとき、トナーコンテナ41がニアエンプティであると決定する(図8のステップS229)。
第1ゲージ閾値TG1を設定する理由は、トナーコンテナ41の中のトナーが例えば保管状態において弱く凝集した場合でも、「ニアエンプティである」との誤決定をしないようにするためである。特にトナーコンテナ41の使用開始時には、トナーコンテナ41からトナーが排出されにくい場合がある。トナー残量Xが第1ゲージ閾値TG1以下になる前にトナー搬送量Yが大きく低下した場合には、トナーコンテナ41から特別の排出シーケンスを制御部8が実行すればよい。あるいは、ユーザーに向けてトナーコンテナ41を取り出して振ってもらうなどの表示を制御部8が実行すればよい。
また、ステップS201~ステップS229のニアエンプティ判定処理で、制御部8は、算出されたトナー搬送量Yが第2搬送量閾値TC2以上である場合に、供給用モーター75を第1駆動時間だけ駆動する(図7のステップS205)。ステップS205における供給用モーター75の駆動は、トナーセンサー49がエンプティを検知しなくとも実行される。第2搬送量閾値TC2は、図4に示すように、X=20%の前後で、トナーコンテナ41の中のトナー残量Xが少なくなるにつれて小さくなるように設定されている。
トナーコンテナ41の使用初期は、トナー残量Xが多いので、トナーコンテナ41の排出量が多い。したがって、トナーコンテナ41の一定時間の駆動で中間ホッパー43に溜められるトナーの量が多い。よって、トナーコンテナ41を頻繁に駆動する必要がなく、駆動時間が短くてよい。逆に、トナーコンテナ41を頻繁に、長く駆動すると、中間ホッパー43の中でトナーが圧縮されて、トナーの流動性が悪くなる。そこで、トナー残量Xが多い場合は、第2搬送量閾値TC2が大きい値に設定される。これにより、図7のステップS203でNOと判断される確率が高くなる。その結果、トナーセンサー49の検知結果を用いた制御(ステップS207以降)が主として実行される。
トナーの消費が進んでトナー残量Xが少なくなると、トナーコンテナ41の排出量が少なくなる。したがって、トナーコンテナ41の一定時間の駆動で中間ホッパー43に溜められるトナーの量が減少する。中間ホッパー43のトナー量が減少した状態で現像装置33のトナー消費量が大きくなると、トナーコンテナ41からのトナー供給が遅れて中間ホッパー43のトナー不足のような種々の問題が生じる。そこで、トナー残量Xが少ない場合は、第2搬送量閾値TC2が小さい値に設定される。これにより、図7のステップS203でYESと判断される確率が高くなる。よって、トナーセンサー49によるエンプティ検知の有無にかかわらず、トナーコンテナ41が強制的に回転させられる(ステップS205)。その結果、トナーコンテナ41のエンプティ時のトナー残量Xが低減される。
また、ステップS201~ステップS229のニアエンプティ判定処理で、制御部8は、推定されたトナー残量Xが第3ゲージ閾値TG3以下である場合に、トナーコンテナ41がニアエンプティであると決定する(図8のステップS223)。ステップS223におけるニアエンプティとの決定は、算出されたトナー搬送量Yが複数回連続して第1搬送量閾値TC1以下でなくとも実行される。
算出されたトナー搬送量Yが2回連続して第1搬送量閾値TC1以下である第1方式と、推定されたトナー残量Xが第3ゲージ閾値TG3以下である第2方式とのいずれかでニアエンプティであると決定することにより、ニアエンプティ判定の信頼性が向上する。このうち、算出されたトナー搬送量Yが2回連続して第1搬送量閾値TC1以下である場合にニアエンプティであると決定する第1方式は、トナーコンテナ41による残り印字枚数が100枚から500枚程度である場合に適している。推定されたトナー残量Xが第3ゲージ閾値TG3以下である場合にニアエンプティであると決定する第2方式は、トナーコンテナ41による残り印字枚数が500枚以上である場合に適している。
図9は、制御部8のエンプティ判定処理の一例を示すフローチャートである。エンプティ判定処理は、ステップS301~ステップS309によって実行される。
ステップS301:制御部8は、トナー残量Xが第2ゲージ閾値TG2以下であるか否かを判断する。トナー残量Xが第2ゲージ閾値TG2以下でないと制御部8が判断した場合(ステップS301でNO)、制御部8のエンプティ判定処理が終了する。トナー残量Xが第2ゲージ閾値TG2以下であると制御部8が判断した場合(ステップS301でYES)、制御部8の処理がステップS303へ進む。
ステップS303:制御部8は、トナーセンサー49の検知結果に基づき、中間ホッパー43がエンプティであるか否かを判断する。中間ホッパー43がエンプティでないと制御部8が判断した場合(ステップS303でNO)、制御部8のエンプティ判定処理が終了する。中間ホッパー43がエンプティであると制御部8が判断した場合(ステップS303でYES)、制御部8の処理がステップS305へ進む。
ステップS305:制御部8は、トナーコンテナ41を回転させるように、後述するコンテナ回転サブルーチンをコールする。具体的には、制御部8は、供給用モーター75を第2駆動時間だけ駆動する。ステップS305の処理が終了すると、制御部8の処理がステップS307へ進む。
ステップS307:制御部8は、トナー搬送量Yが第3搬送量閾値TC3以下であり、かつ中間ホッパー43がエンプティであるか否かを判断する。トナー搬送量Yが第3搬送量閾値TC3以下でないと制御部8が判断し、又は中間ホッパー43がエンプティでないと制御部8が判断した場合(ステップS307でNO)、制御部8のエンプティ判定処理が終了する。トナー搬送量Yが第3搬送量閾値TC3以下であり、かつ中間ホッパー43がエンプティであると制御部8が判断した場合(ステップS307でYES)、制御部8の処理がステップS309へ進む。
ステップS309:制御部8は、トナーコンテナ41がエンプティであると決定する。ステップS309の処理が終了すると、制御部8のエンプティ判定処理が終了する。
ステップS301~ステップS309のエンプティ判定処理で、制御部8は、トナー残量Xが第2ゲージ閾値TG2以下である場合に、トナーコンテナ41がエンプティであると決定する。その条件は、トナーセンサー49がエンプティを検知した後に供給用モーター75を第2駆動時間だけ駆動しても、トナー搬送量Yが第3搬送量閾値TC3以下であり、かつトナーセンサー49によるエンプティの検知が解消しないことである。
図10は、制御部8のコンテナ回転サブルーチンの処理の一例を示すフローチャートである。コンテナ回転サブルーチンは、ステップS401~ステップS411によって実行される。
ステップS401:制御部8は、図9で説明したエンプティ判定処理の実行中であるか否かを判断する。エンプティ判定処理の実行中であると制御部8が判断した場合(ステップS401でYES)、制御部8の処理がステップS409へ進む。エンプティ判定処理の実行中でないと制御部8が判断した場合(ステップS401でNO)、制御部8の処理がステップS403へ進む。
ステップS403:制御部8は、トナー残量Xが第4ゲージ閾値TG4以下であるか否かを判断する。トナー残量Xが第4ゲージ閾値TG4以下であると制御部8が判断した場合(ステップS403でYES)、制御部8の処理がステップS407へ進む。トナー残量Xが第4ゲージ閾値TG4以下でないと制御部8が判断した場合(ステップS403でNO)、制御部8の処理がステップS405へ進む。
ステップS405:制御部8は、トナーコンテナ41の回転時間RTに、第1回転時間RT1を設定する。第1回転時間RT1は、例えば3秒以上7秒未満である。ステップS405の処理が終了すると、制御部8の処理がステップS411へ進む。
ステップS407:制御部8は、トナーコンテナ41の回転時間RTに、第2回転時間RT2を設定する。第2回転時間RT2は、例えば7秒以上15秒未満である。ステップS407の処理が終了すると、制御部8の処理がステップS411へ進む。
ステップS409:制御部8は、トナーコンテナ41の回転時間RTに、第3回転時間RT3を設定する。第3回転時間RT3は、例えば15秒以上である。ステップS409の処理が終了すると、制御部8の処理がステップS411へ進む。
ステップS411:制御部8は、回転時間RTだけ供給用モーター75を駆動してトナーコンテナ41を回転させる。ステップS411の処理が終了すると、制御部8のコンテナ回転サブルーチンの処理が終了する。
ステップS401~ステップS411のコンテナ回転サブルーチンの処理で、ニアエンプティ判定中の供給用モーター75の駆動時間(第1駆動時間)は、第1回転時間RT1又は第2回転時間RT2とされる。また、エンプティ判定中の供給用モーター75の駆動時間(第2駆動時間)は、第3回転時間RT3とされる。第1駆動時間は、第4ゲージ閾値TG4の前後で、トナー残量Xが少なくなるにつれて長くなるように設定されている。これにより、トナーコンテナ41のエンプティ時のトナー残量Xが低減される。また、第2駆動時間は、トナーコンテナ41に残存するトナーを少しでも排出できるように、第1駆動時間よりも長い時間に設定されている。
[第2実施形態]
次に、第2実施形態に係る画像形成装置1について説明する。画像形成装置1の全体構成は図1と同様であるので、説明を省略する。図11は、第2実施形態に係るトナー補給装置37の一例を示す図である。
第2実施形態において、トナー補給装置37は、縦搬送部120を備える一方で、中間ホッパー43、搬送スクリュー47、搬送用モーター77、トナーセンサー49及び回転検知機構51を備えない点で第1実施形態と異なる。
図11のトナーコンテナ41には、現像装置33へ補給されるトナーが収容される。トナーコンテナ41は、排出口61を持つボトル形状を有しており、円筒状の本体部41aと、本体部41aよりも小径のネック部41bとを有する。本体部41aの内周面には、本体部41aの内部に突出する突起63が螺旋状に形成されている。ネック部41bの側面には、排出口61が形成されている。
トナーコンテナ着脱部65は、トナーコンテナ41を脱着可能に支持する。トナーコンテナ41は、横向きの姿勢でトナーコンテナ着脱部65に着脱される。図1に示すように、4色の色ごとのトナーコンテナ41が画像形成装置1に装着される。
縦搬送部120は、トナーコンテナ着脱部65と現像装置33との間で鉛直方向に延びている。縦搬送部120の上端開口は、トナーコンテナ41のネック部41bの下方となるようにトナーコンテナ着脱部65に接続されている。縦搬送部120の下端開口は、現像装置33のトナー補給口33aに接続されている。
回転機構45は、トナーコンテナ41から現像装置33へトナーを搬送する。回転機構45は、トナーコンテナ41のネック部41bを把持するグリップ部73と、グリップ部73を回転させる供給用モーター75とを有する。供給用モーター75がグリップ部73を回転させると、トナーコンテナ41が回転する。トナーコンテナ41が回転すると、本体部41aに形成された螺旋状の突起63によって、本体部41aに収容されたトナーがネック部41bに向かつて搬送される。トナーは、ネック部41bの排出口61が下方を向く際に、排出口61から現像装置33に落下する。供給用モーター75は制御部8と電気的に接続されており、制御部8で制御されて一定の回転速度でトナーコンテナ41を回転させる。回転機構45は、「搬送部」の一例に相当する。供給用モーター75は、「モーター」の一例に相当する。
次に、第2実施形態に係る制御部8について説明する。図12は、制御部8の一例を示す図である。
図12に示すように、画像形成装置1は、制御部8に加えて、記憶部91を有する。制御部8は、CPU(Central Processing Unit)のようなプロセッサーを含む。記憶部91は、記憶装置を含み、データ及びコンピュータープログラムを記憶する。記憶部91は、半導体メモリーのような主記憶装置と、半導体メモリー及び/又はハードディスクドライブのような補助記憶装置とを含む。制御部8のプロセッサーは、記憶部91の記憶装置に記憶されたコンピュータープログラムを実行することによって、画像形成装置1の各構成を制御する。
前述のように、トナー補給装置37は、供給用モーター75を有する。また、現像装置33は、トナー濃度センサー39を有する。制御部8は、算出部201及び推定部202を有する。制御部8のプロセッサーは、供給用モーター75及びトナー濃度センサー39に電気的に接続され、算出部201及び推定部202として機能する。
算出部201は、トナー濃度センサー39がトナー濃度Dの減少を検知してから再びトナー濃度Dの減少を検知するまでの間にトナーコンテナ41から搬送されたトナーの搬送量Yを、静電潜像の形成情報、例えば印字率の積算データに基づいて算出する。
推定部202は、算出されたトナー搬送量Yからトナーコンテナ41の中のトナーの残量(百分率)Xを推定する。
図4及び図5を用いて説明した内容は、第2実施形態に係る制御部8にも適用される。ただし、トナー搬送量Yは、トナー濃度センサー39がトナー濃度Dの減少を検知してから再びトナー濃度Dの減少を検知するまでの間にトナーコンテナ41から搬送されたトナーの量である。
次に、図13~図15を参照して、制御部8の処理について説明する。図13及び図14は、制御部8のニアエンプティ処理の一例を示すフローチャートである。ニアエンプティ処理は、ステップS201~ステップS229によって実行される。
ステップS201:制御部8は、フラグFに0を設定する。フラグFは、特定の事象が複数回連続して生起したか否かを確認するためのフラグである。
ステップS203:制御部8は、トナー搬送量Yが第2搬送量閾値TC2以上であるか否かを判断する。トナー搬送量Yが第2搬送量閾値TC2以上であると制御部8が判断した場合(ステップS203でYES)、制御部8の処理がステップS205へ進む。トナー搬送量Yが第2搬送量閾値TC2以上でないと制御部8が判断した場合(ステップS203でNO)、制御部8の処理がステップS207aへ進む。
ステップS205:制御部8は、トナーコンテナ41を回転させるように、図10を参照して前述したコンテナ回転サブルーチンをコールする。具体的には、制御部8は、供給用モーター75を第1駆動時間だけ駆動する。ステップS205の処理が終了すると、制御部8の処理がステップS203へ戻る。
ステップS207a:制御部8は、トナー濃度センサー39により検知されたトナー濃度Dが閾値TD1以下であるか否かを判断する。トナー濃度Dが閾値TD1以下でないと制御部8が判断した場合(ステップS207aでNO)、制御部8の処理がステップS203へ戻る。トナー濃度Dが閾値TD1以下であると制御部8が判断した場合(ステップS207aでYES)、制御部8の処理がステップS209へ進む。
ステップS209:制御部8は、トナーコンテナ41を回転させるように、コンテナ回転サブルーチンをコールする。具体的には、制御部8は、供給用モーター75を第1駆動時間だけ駆動する。ステップS209の処理が終了すると、制御部8の処理がステップS211aへ進む。
ステップS211a:制御部8は、印字率の積算データをもとにトナー搬送量Yを算出する。ステップS211aの処理が終了すると、制御部8の処理がステップS213へ進む。
ステップS213:制御部8は、トナー搬送量Yからトナー残量Xを推定する。ステップS213の処理が終了すると、制御部8の処理が図14のステップS215へ進む。
ステップS215:制御部8は、トナー残量Xが第1ゲージ閾値TG1以下であるか否かを判断する。トナー残量Xが第1ゲージ閾値TG1以下でないと制御部8が判断した場合(ステップS215でNO)、制御部8の処理がステップS203へ戻る。トナー残量Xが第1ゲージ閾値TG1以下であると制御部8が判断した場合(ステップS215でYES)、制御部8の処理がステップS217へ進む。
ステップS217:制御部8は、トナー搬送量Yが第1搬送量閾値TC1以下であるか否かを判断する。トナー搬送量Yが第1搬送量閾値TC1以下でないと制御部8が判断した場合(ステップS217でNO)、制御部8の処理がステップS219へ進む。トナー搬送量Yが第1搬送量閾値TC1以下であると制御部8が判断した場合(ステップS217でYES)、制御部8の処理がステップS221へ進む。
ステップS219:制御部8は、フラグFに0を設定する。ステップS219の処理が終了すると、制御部8の処理がステップS203へ戻る。
ステップS221:制御部8は、トナー残量Xが第3ゲージ閾値TG3以下であるか否かを判定する。トナー残量Xが第3ゲージ閾値TG3以下であると制御部8が判断した場合(ステップS221でYES)、制御部8の処理がステップS223へ進む。トナー残量Xが第3ゲージ閾値TG3以下でないと制御部8が判断した場合(ステップS221でNO)、制御部8の処理がステップS225へ進む。
ステップS223:制御部8は、トナーコンテナ41がニアエンプティであると決定する。ステップS223の処理が終了すると、制御部8のニアエンプティ判定処理が終了する。
ステップS225:制御部8は、フラグFが1であるか否かを判断する。フラグFが1でないと制御部8が判断した場合(ステップS225でNO)、制御部8の処理がステップS227へ進む。フラグFが1であると制御部8が判断した場合(ステップS225でYES)、制御部8の処理がステップS229へ進む。
ステップS227:制御部8は、フラグFに1を設定する。ステップS227の処理が終了すると、制御部8の処理がステップS203へ戻る。
ステップS229:制御部8は、トナーコンテナ41がニアエンプティであると決定する。ステップS229の処理が終了すると、制御部8のニアエンプティ判定処理が終了する。
ステップS201~ステップS229のニアエンプティ判定処理で、制御部8は、現像装置33の中のトナーの濃度Dが閾値TD1以下に減少したことをトナー濃度センサー39が検知するたびに供給用モーター75を第1駆動時間だけ駆動する(図13のステップS209)。また、制御部8は、トナー濃度センサー39が濃度Dの減少を検知してから再び濃度Dの減少を検知するまでの間にトナーコンテナ41から搬送されたトナーの搬送量Yを、静電潜像の形成情報から算出する(ステップS211a)。更に、制御部8は、算出されたトナー搬送量Yが2回連続して第1搬送量閾値TC1以下である場合に、トナーコンテナ41がニアエンプティであると決定する(図14のステップS229)。
トナー残量Xが少なくなると、トナーコンテナ41のトナー排出量が減少する。トナー排出量が減少すると、トナー濃度センサー39がトナー濃度Dの減少を検知する間隔が短くなる。第2実施形態では、トナー濃度Dの減少を検知する間隔の減少を利用して、制御部8がトナーコンテナ41のニアエンプティ判定を行う。したがって、トナーコンテナ41の使用開始時は、過剰なトナー供給をすることなく、トナーコンテナ41の中のトナーの凝集発生を防止する。また、トナーの消費が進んだ段階では、トナーコンテナ41からの補給遅延を防止しつつ、エンプティ時のトナー残量Xを低減する。制御部8は、このように適切なタイミングでトナーコンテナ41のニアエンプティ判定を行う。
トナー残量Xが数%になると、トナー搬送量Yが一気に減少することが知られている。トナー搬送量Yは、トナーコンテナ41の搬送能力に応じて異なる。したがって、第1搬送量閾値TC1は、特に限定されるものではないが、トナー残量Xが数%になるまでのトナー搬送量Yのばらつきの範囲から外れるように小さく設定するのがよい。
また、ステップS201~ステップS229のニアエンプティ判定処理で、制御部8は、算出されたトナー搬送量Yからトナーコンテナ41の中のトナー残量Xを推定する(図13のステップS213)。また、制御部8は、推定されたトナー残量Xが第1ゲージ閾値TG1以下である場合に、算出されたトナー搬送量Yが2回連続して第1搬送量閾値TC1以下になったとき、トナーコンテナ41がニアエンプティであると決定する(図14のステップS229)。
第1ゲージ閾値TG1を設定する理由は、トナーコンテナ41の中のトナーが例えば保管状態において弱く凝集した場合でも、「ニアエンプティである」との誤決定をしないようにするためである。特にトナーコンテナ41の使用開始時には、トナーコンテナ41からトナーが排出されにくい場合がある。トナー残量Xが第1ゲージ閾値TG1以下になる前にトナー搬送量Yが大きく低下した場合には、トナーコンテナ41から特別の排出シーケンスを制御部8が実行すればよい。あるいは、ユーザーに向けてトナーコンテナ41を取り出して振ってもらうなどの表示を制御部8が実行すればよい。
また、ステップS201~ステップS229のニアエンプティ判定処理で、制御部8は、算出されたトナー搬送量Yが第2搬送量閾値TC2以上である場合に、供給用モーター75を第1駆動時間だけ駆動する(図13のステップS205)。ステップS205における供給用モーター75の駆動は、トナー濃度センサー39がトナー濃度Dの減少を検知しなくとも実行される。第2搬送量閾値TC2は、図4に示すように、X=20%の前後で、トナーコンテナ41の中のトナー残量Xが少なくなるにつれて小さくなるように設定されている。
トナーコンテナ41の使用初期は、トナー残量Xが多いので、トナーコンテナ41の排出量が多い。したがって、トナーコンテナ41の一定時間の駆動で現像装置33へ供給されるトナーの量が多い。よって、トナーコンテナ41を頻繁に駆動する必要がなく、駆動時間が短くてよい。したがって、トナー残量Xが多い場合は、第2搬送量閾値TC2が大きい値に設定される。これにより、図13のステップS203でNOと判断される確率が高くなる。その結果、トナー濃度センサー39の検知結果を用いた制御(ステップS207a以降)が主として実行される。
トナーの消費が進んでトナー残量Xが少なくなると、トナーコンテナ41の排出量が少なくなる。したがって、トナーコンテナ41の一定時間の駆動で現像装置33へ供給されるトナーの量が減少する。現像装置33へのトナー供給量が減少した状態で現像装置33のトナー消費量が大きくなると、トナーコンテナ41からのトナー供給が遅れる問題が生じる。そこで、トナー残量Xが少ない場合は、第2搬送量閾値TC2が小さい値に設定される。これにより、図13のステップS203でYESと判断される確率が高くなる。よって、トナー濃度センサー39によりトナー濃度Dの減少を検知したか否かにかかわらず、トナーコンテナ41が強制的に回転させられる(図13のステップS205)。その結果、トナーコンテナ41のエンプティ時のトナー残量Xが低減される。
また、ステップS201~ステップS229のニアエンプティ判定処理で、制御部8は、推定されたトナー残量Xが第3ゲージ閾値TG3以下である場合に、トナーコンテナ41がニアエンプティであると決定する(図14のステップS223)。ステップS223におけるニアエンプティとの決定は、算出されたトナー搬送量Yが複数回連続して第1搬送量閾値TC1以下でなくとも実行される。
算出されたトナー搬送量Yが2回連続して第1搬送量閾値TC1以下である第1方式と、推定されたトナー残量Xが第3ゲージ閾値TG3以下である第2方式とのいずれかでニアエンプティであると決定することにより、ニアエンプティ判定の信頼性が向上する。このうち、算出されたトナー搬送量Yが2回連続して第1搬送量閾値TC1以下である場合にニアエンプティであると決定する第1方式は、トナーコンテナ41による残り印字枚数が100枚から500枚程度である場合に適している。推定されたトナー残量Xが第3ゲージ閾値TG3以下である場合にニアエンプティであると決定する第2方式は、トナーコンテナ41による残り印字枚数が500枚以上である場合に適している。
図15は、制御部8のエンプティ判定処理の一例を示すフローチャートである。エンプティ判定処理は、ステップS301~ステップS309によって実行される。
ステップS301:制御部8は、トナー残量Xが第2ゲージ閾値TG2以下であるか否かを判断する。トナー残量Xが第2ゲージ閾値TG2以下でないと制御部8が判断した場合(ステップS301でNO)、制御部8のエンプティ判定処理が終了する。トナー残量Xが第2ゲージ閾値TG2以下であると制御部8が判断した場合(ステップS301でYES)、制御部8の処理がステップS303aへ進む。
ステップS303a:制御部8は、トナー濃度センサー39により検知されたトナー濃度Dが閾値TD1以下であるか否かを判断する。トナー濃度Dが閾値TD1以下でないと制御部8が判断した場合(ステップS303aでNO)、制御部8のエンプティ判定処理が終了する。トナー濃度Dが閾値TD1以下であると制御部8が判断した場合(ステップS303aでYES)、制御部8の処理がステップS305へ進む。
ステップS305:制御部8は、トナーコンテナ41を回転させるように、コンテナ回転サブルーチンをコールする。具体的には、制御部8は、供給用モーター75を第2駆動時間だけ駆動する。ステップS305の処理が終了すると、制御部8の処理がステップS307aへ進む。
ステップS307a:制御部8は、トナー搬送量Yが第3搬送量閾値TC3以下であり、かつトナー濃度Dが閾値TD1以下であるか否かを判断する。トナー搬送量Yが第3搬送量閾値TC3以下でないと制御部8が判断し、又はトナー濃度Dが閾値TD1以下でないと制御部8が判断した場合(ステップS307aでNO)、制御部8のエンプティ判定処理が終了する。トナー搬送量Yが第3搬送量閾値TC3以下であり、かつトナー濃度Dが閾値TD1以下であると制御部8が判断した場合(ステップS307aでYES)、制御部8の処理がステップS309へ進む。
ステップS309:制御部8は、トナーコンテナ41がエンプティであると決定する。ステップS309の処理が終了すると、制御部8のエンプティ判定処理が終了する。
ステップS301~ステップS309のエンプティ判定処理で、制御部8は、トナー残量Xが第2ゲージ閾値TG2以下である場合に、トナーコンテナ41がエンプティであると決定する。その条件は、トナー濃度センサー39が濃度Dの減少を検知した後に供給用モーター75を第2駆動時間だけ駆動しても、トナー搬送量Yが第3搬送量閾値TC3以下であり、かつトナー濃度センサー39による濃度Dの減少の検知が解消しないことである。
また、図10を参照して説明したように、制御部8のコンテナ回転サブルーチンの処理(図10のステップS401~ステップS411)で、ニアエンプティ判定中の供給用モーター75の駆動時間(第1駆動時間)は、第1回転時間RT1又は第2回転時間RT2とされる。また、エンプティ判定中の供給用モーター75の駆動時間(第2駆動時間)は、第3回転時間RT3とされる。第1駆動時間は、第4ゲージ閾値TG4の前後で、トナー残量Xが少なくなるにつれて長くなるように設定されている。これにより、トナーコンテナ41のエンプティ時のトナー残量Xが低減される。また、第2駆動時間は、トナーコンテナ41に残存するトナーを少しでも排出できるように、第1駆動時間よりも長い時間に設定されている。
上記した各実施形態の説明は、本発明における好適な実施形態を説明しているため、技術的に好ましい種々の限定を付している場合もあるが、本発明の技術範囲は、特に本発明を限定する記載がない限り、これらの態様に限定されるものではない。すなわち、上記実施形態における構成要素は適宜、既存の構成要素等との置き換えが可能であり、かつ、他の既存の構成要素との組合せを含む様々なバリエーションが可能である。上記実施形態の記載をもって、特許請求の範囲に記載された発明の内容を限定するものではない。
(1)第1実施形態では、回転検知機構51はパルス板81と透過型フォトセンサー83とを有する。制御部8は、透過型フォトセンサー83から出力されたパルス波形をカウントすることで、搬送用モーター77の回転数を算出していた。これに代えて、搬送用モーター77としてステッピングモーターを採用し、ステッピングモーターをパルス制御してもよい。また、搬送用モーター77の駆動時間を積算してもよい。
(2)第1実施形態では、制御部8が供給用モーター75と搬送用モーター77とを互いに独立に制御していた。ところが、印字中は搬送用モーター77が常に回転する構成や、供給用モーター75と搬送用モーター77とが連動して回転する構成も想定される。これらの想定される構成では、トナーコンテナ41と中間ホッパー43とが1つのトナー容器を構成し、供給用モーター75と搬送用モーター77とが1つのトナー搬送部を構成するものと考える。すると、第2実施形態として説明した、トナー濃度センサー39を利用したニアエンプティ判定等を適用することができる。
(3)第2実施形態では、制御部8によるトナー搬送量Yの算出は印字率の積算データに基づいていた。これに代えて、制御部8によるトナー搬送量Yの算出は回転機構45の駆動履歴に基づいてもよい。
(4)第1及び第2実施形態では、1つの供給用モーター75が回転させるトナーコンテナ41の数は1であった。これに代えて、1つの供給用モーター75が回転させるトナーコンテナ41の数は2以上でもよい。供給用モーター75の個数を少なくでき、コストダウンできる。それぞれのトナー補給装置37で供給用モーター75の回転時間RTが決定されるが、最も長い回転時間RTに合わせて、各トナーコンテナ41を回転させる。その結果、トナーコンテナ41から中間ホッパー43へのトナー供給量、又はトナーコンテナ41から現像装置33へのトナー供給量が不足する事態を避けることができる。
本発明は、画像形成装置の分野に利用可能である。
1 画像形成装置
8 制御部
33 現像装置
37 トナー補給装置
39 トナー濃度センサー(第2検知部、検知部)
41 トナーコンテナ
43 中間ホッパー(中間搬送路)
45 回転機構(第1搬送部、搬送部)
47 搬送スクリュー(第2搬送部)
49 トナーセンサー(第1検知部)
51 回転検知機構
75 供給用モーター(第1モーター、モーター)
77 搬送用モーター(第2搬送部、第2モーター)
TC1 第1搬送量閾値
TC2 第2搬送量閾値
TC3 第3搬送量閾値
TG1 第1ゲージ閾値
TG2 第2ゲージ閾値
TG3 第3ゲージ閾値
TG4 第4ゲージ閾値
X トナー残量
Y トナー搬送量

Claims (8)

  1. 静電潜像をトナー像に現像する現像装置と、
    前記現像装置へ補給されるトナーが収容されたトナーコンテナと、
    前記トナーコンテナからトナーが供給される中間搬送路と、
    前記トナーコンテナから前記中間搬送路へトナーを搬送する第1搬送部と、
    前記中間搬送路から前記現像装置へトナーを搬送する第2搬送部と、
    前記第2搬送部よりもトナーの搬送方向の上流側でトナーのエンプティを検知する第1検知部と、
    前記第1搬送部と前記第2搬送部とを互いに独立に制御する制御部と
    を備え、
    前記制御部は、
    前記第1検知部がエンプティを検知するたびに前記第1搬送部を第1駆動時間だけ駆動し、
    前記第1検知部がエンプティを検知してから再びエンプティを検知するまでの間に前記中間搬送路から搬送されたトナーの搬送量を、前記第2搬送部の駆動履歴に基づいて算出し、
    前記算出されたトナーの搬送量から前記トナーコンテナの中のトナーの残量を推定し、
    前記推定されたトナーの残量が第1ゲージ閾値以下である場合に、前記算出されたトナーの搬送量が複数回連続して第1搬送量閾値以下になったとき、前記トナーコンテナがニアエンプティであると決定する、画像形成装置。
  2. 前記第1搬送量閾値は、回帰曲線Y=F(X)をX=0%に外挿した結果を示す値F(0)よりも小さく、
    前記回帰曲線Y=F(X)は、前記トナーコンテナの中のトナーの残量Xと、前記第1検知部がエンプティを検知してから再びエンプティを検知するまでの間に前記中間搬送路から搬送されたトナーの搬送量Yとの関係を表す、請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記第1搬送部は、前記トナーコンテナから前記中間搬送路へトナーを搬送するように前記トナーコンテナを回転させる第1モーターを有する、請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記現像装置の中のトナーの濃度を検知する第2検知部を更に備え、
    前記第2搬送部は、
    前記中間搬送路から前記現像装置へトナーを搬送する搬送スクリューと、
    前記搬送スクリューを回転させる第2モーターと
    を有し、
    前記制御部は、
    前記第2検知部の検知結果に基づいて前記第2モーターを制御し、
    前記第1検知部がエンプティを検知してから再びエンプティを検知するまでの間の前記第2モーターの回転数に基づいて、前記中間搬送路から搬送されたトナーの搬送量を算出する、請求項1から請求項のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記制御部は、前記算出されたトナーの搬送量が第2搬送量閾値以上である場合には、前記第1検知部がエンプティを検知しなくとも、前記第1搬送部を前記第1駆動時間だけ駆動し、
    前記第2搬送量閾値は、前記トナーコンテナの中のトナーの残量が少なくなるにつれて小さくなるように設定されている、請求項1から請求項のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記第1駆動時間は、前記トナーコンテナの中のトナーの残量が少なくなるにつれて長くなるように設定されている、請求項1から請求項のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 前記制御部は、
    前記算出されたトナーの搬送量から前記トナーコンテナの中のトナーの残量を推定し、
    前記推定されたトナーの残量が第2ゲージ閾値以下である場合に、前記第1検知部がエンプティを検知した後に前記第1搬送部を第2駆動時間だけ駆動しても、前記中間搬送路から搬送されたトナーの搬送量が第3搬送量閾値以下であり、かつ前記第1検知部によるエンプティの検知が解消しないとき、前記トナーコンテナがエンプティであると決定し、
    前記第2駆動時間は、前記第1駆動時間よりも長い、請求項1から請求項のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  8. 前記制御部は、
    前記算出されたトナーの搬送量から前記トナーコンテナの中のトナーの量を推定し、
    前記推定されたトナーの残量が第3ゲージ閾値以下である場合には、前記算出されたトナーの搬送量が複数回連続して前記第1搬送量閾値以下でなくとも、前記トナーコンテナが前記ニアエンプティであると決定する、請求項1から請求項のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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