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JP6999428B2 - 放送信号受信装置およびその方法 - Google Patents

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Description

本実施形態は、放送信号受信装置に備え付けられた無線LANの出力を最適に制御することが可能な放送信号受信装置およびその制御方法に関するものである。
放送信号受信装置、例えばテレビジョン装置は、受信した放送信号の番組を表示するだけでなくインターネットによるWeb情報を表示できるようにする等のためローカルエリアネットワーク(LAN)との接続I/Fを持つ機種が多数存在する。このLANは、テレビジョン装置を設置する場所を決める際の利便性から、無線LANを採用するのが一般的である。
特開2017-152806号公報
無線LANは、2.4GHz/5GHzの周波数帯域を使用しており、高度BS放送のIF周波数と同一の周波数帯である。放送信号受信装置に内蔵されている無線LANの出力信号のレベルは、高度BSデジタル放送のIF周波数の信号の大きさに比べて格段に大きい。このため高度BSデジタル放送信号の信号品質が、無線LANの信号により劣化する場合がある。
そこで本実施形態では、高度BSデジタル放送信号の信号品質を確保するために、無線LANの信号の送信出力及び変調パラメータを制御可能な放送信号受信装置およびその制御方法を提供することを目的とする。
本実施形態の放送信号受信装置は、無線通信が可能であり放送信号を受信する放送信号受信装置であって、第1の周波数帯を使用して前記無線通信を行う無線送受信部と、前記第1の周波数帯と少なくとも一部が被る第2の周波数帯を使用して送られた放送信号を受信するチューナと、前記第2の周波数帯を使用した前記放送信号を前記チューナで受信したときの、前記放送信号の品質を測定する測定部と、前記無線送受信部の出力を変えることで、前記測定部が測定する前記放送信号の品質の変化を用いて、前記無線送受信部の出力が前記放送信号に干渉しているか否かを検出する検出部と、前記無線送受信部の出力が、前放送信号に干渉していると判断した場合に、前記無線送受信部の送信出力を下げる方向に調整する調整部とを備える、放送信号受信装置である。
図1は、本実施形態が適用される放送信号受信装置の全体構成の一例を示す図である。 図2は、高度BSデジタル放送左旋のIF周波数帯と、その周波数帯の利用状況を記載した図である。 図3は、制御部150が、無線LANの信号が高度BSデジタル放送信号に干渉しているか否かを検出する処理フローの一例である。 図4は、図3の処理フローで無線LANの信号が高度BSデジタル放送信号に干渉していることが検出された場合に、制御部150が無線送受信部181の送信出力の調整を行う処理フローの一例である。 図5は、録画予約リストの一例を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は、本実施形態が適用される放送信号受信装置100の全体構成の一例を示す図である。
放送信号受信装置100は、地上デジタルテレビジョン放送を受信するための地上デジタルテレビジョン放送チューナ101、BSデジタル放送/高度BSデジタル放送を受信するためのBSデジタル放送チューナ102-1、広帯域CSデジタル放送/高度広帯域CSデジタル放送を受信するためのCSデジタル放送チューナ102-2を備える。BSデジタル放送チューナ102-1およびCSデジタル放送チューナ102-2は、衛星デジタル放送チューナとして例えば一体形成されている、或いは1つのチューナで構成されている。
地上デジタルテレビジョン放送チューナ101は、地上デジタルテレビジョン放送を受信すると、この受信した放送信号の中から選局したチャンネルのストリームを抽出し、2Kデコーダ121に入力する。
BSデジタル放送チューナ102-1は、BSデジタル放送を受信すると、この受信した放送信号の中から選局したチャンネルのストリームを抽出し、2Kデコーダ131又は4Kデコーダ132又は8Kデコーダ133に入力する。
Sデジタル放送チューナ102-2は、広帯域CSデジタル放送を受信すると、この受信した放送信号の中から選局したチャンネルのストリームを抽出し、2Kデコーダ131又は4Kデコーダ132又は8Kデコーダ133に入力する。なお放送信号受信装置100は、CSデジタル放送チューナ102-2を有してなくてもよい。
測定部110は、BSデジタル放送チューナ102-1、CSデジタル放送チューナ102-2が受信する放送信号の品質を測定する。放送信号の品質の測定方法および手段については後述する。
制御部150は、2Kデコーダ121、2Kデコーダ131、4Kデコーダ132又は8Kデコーダ133の何れかの映像及びオーディオのデコード出力を、表示器172に表示したりスピーカ174から出力したりするために、装置内の各ブロックを統括的に制御する。
制御部150にて選択されたデコード出力は、コンテンツ処理部(映像・オーディオ・字幕データ処理部を含む)160に入力される。
制御部150は、放送信号受信装置100が高度BSデジタル放送を受信している場合、無線LANの信号が高度BSデジタル放送の信号に干渉しているか否かの判定を行う。制御部150は、この判定結果に応じて、無線LANの信号が高度BSデジタル放送の信号に干渉していることを回避するために、無線送受信部181を制御することで無線LANの出力調整を行う。
制御部150は、内部に検出部151と調整部152とメモリ153とを含む。
検出部151は、測定部110からの測定結果を用いて、無線LANの信号が高度BSデジタル放送信号に干渉しているか否かの検出を行う。
調整部152は、無線LANの信号が高度BSデジタル放送信号に干渉している場合に、無線送受信部181を制御することで無線LANの出力調整を行う。具体的には干渉している場合、無線LANの出力を下げることにより干渉が小さくなる方向に調整する。
メモリ153は、無線送受信部181に設定する無線LANの送信出力の値やそれに関連する設定値を保存することができる。またメモリ153は、放送信号受信装置100が受信する番組情報や、受信する番組を録画予約する録画予約リスト等、放送信号の受信に関連して行われる機能に関する情報も保存することが出来る。
制御部150、検出部151、および調整部152が行う無線送受信部181の制御の詳細は、図3、図4を用いて説明する。
コンテンツ処理部160は、映像信号、オーディオ信号、字幕データなどのコンテンツを処理する場合、色調整、輝度調整、音量調整、字幕表示オンオフ制御、などを行う。
コンテンツ処理部160から出力された映像信号は、表示信号出力部171において、例えば8K表示能力を有する表示器172に表示するための処理(例えば機能及びサイズに適したガンマ補正など)が行われ、表示器172に出力される。またコンテンツ処理部160から出力されたオーディオ信号は、オーディオ信号出力部173においてオーディオシステムに応じたオーディオチャンネルに変換・増幅されて、スピーカ174に出力される。
リモコン受信部180は、リモコン(リモートコントローラ)200からの信号の受信を行う。
無線送受信部181は、例えば無線LANルーター(図示せず)と無線回線を介してデータの送受信をすることができる。なおここでいう無線LANは、例えばIEEE802.11シリーズの規格を満たす無線LANである。無線送受信部181は、アクセスポイントである無線LANルーターの先に接続されているインターネット等のネットワークを介して、ネットワークサービス情報、ネット配信動画などの情報を入手することが可能である。
無線送受信部181は、さらに制御部150の指示により、無線LANの出力の調整を行うこともできる。
なお図1の例にあげた放送信号受信装置100の無線送受信部181は、無線LAN通信可能な送受信部として示したが、同機能ブロック内あるいは別の機能ブロックとして他の近距離無線システム、例えばBluetooth(登録商標)の送受信部や、他の無線システムが設けられていてもよい。他の近距離無線システム、他の無線システム等においても無線LANの場合と同様に、高度BSデジタル放送信号に干渉する周波数や出力である場合には、無線LANと同様に出力等の調整を行い、高度BSデジタル放送信号への干渉が小さくなる方向に調整すればよい。
図2は、高度BSデジタル放送左旋のIF周波数帯と、その周波数帯の他の無線システムの利用状況を記載した図である。
周波数帯201は、高度BSデジタル放送左旋のI/F周波数のチャンネルごとの使用周波数を表している。
周波数帯202は、他の無線システム(例えば無線LAN)が使用している使用周波数を表している。
図2に示すように、無線LANが2412MHzから2484MHzの周波数帯を使用している。この無線LANが使用している周波数帯は、高度BSデジタル放送左旋の10チャンネル、12チャンネル、14チャンネルで使用するI/F周波数と重複している。
そこで制御部150は、受信している高度BSデジタル放送信号に無線LANの信号が干渉しているか否かの判定を行い、この判定結果によっては無線LANの信号による高度BSデジタル放送信号への干渉を回避するために、無線送受信部181を制御することで無線LANの信号の出力調整を行う。
以下、制御部150が、無線送受信部181を制御することで、無線LANの信号による高度BSデジタル放送信号への干渉を回避する処理について説明する。
制御部150が行う、無線LANの信号による高度BSデジタル放送信号への干渉を回避する処理は、以下の2つの工程を含む。
1つ目の工程は、無線LANの信号が高度BSデジタル放送信号に干渉しているか否かを検出する工程である。
2つ目の工程は、無線LANの信号が高度BSデジタル放送信号に干渉していることが検出された場合の、無線送受信部181が行う無線LANの送信出力の調整である。
はじめに、1つ目の工程である無線LANの信号が高度BSデジタル放送信号に干渉しているか否かを検出する処理について説明する。
図3は、制御部150が、無線LANの信号が高度BSデジタル放送信号に干渉しているか否かを検出する処理フローの一例である。
BSデジタル放送チューナ102-1が高度BSデジタル放送信号を受信している場合、制御部150は、BSデジタル放送チューナ102-1が受信している高度BSデジタル放送信号のチャンネルを確認する。制御部150は、BSデジタル放送チューナ102-1が受信している高度BSデジタル放送信号のチャンネルが10チャンネル、12チャンネル、14チャンネルのいずれかの場合であると確認すると、この旨を検出部151に通知する。
制御部150から通知を受けた検出部151は、高度BSデジタル放送信号に無線LANの信号が干渉しているかの検出処理を開始する(S300)。
なお検出部151が高度BSデジタル放送信号に無線LANの信号が干渉しているかの検出処理を開始(S300)する際は、無線送受信部181が無線LANの出力を行っていても行っていなくても何れでの場合でもよい。無線送受信部181が無線LANの出力を行っていない場合、S300で開始する検出処理は、BSデジタル放送チューナ102-1で受信している高度BSデジタル放送信号の10チャンネル、12チャンネル、14チャンネルの受信の途中において無線LANの出力を行った場合を想定した検出処理となる。
検出部151は、無線送受信部181に無線LANの送信出力を最大にするように指示する。
検出部151から指示を受けた無線送受信部181は、無線LANの送信出力を最大にする設定を行う(S301)。検出部151は、無線LANの送信出力を最大にする指示を無線送受信部181に出すと続けて測定部110に対して、BSデジタル放送チューナ102-1で受信している高度BSデジタル放送信号のビットエラー率(BER)およびまたは搬送波対雑音比(CN比)を測定するように指示する。
検出部151からの指示を受けた測定部110は、BSデジタル放送チューナ102-1で受信している高度BSデジタル放送信号のビットエラー率(BER)およびまたは搬送波対雑音比(CN比)を測定し(S302)、この結果を検出部151に通知する。
検出部151は、測定部110から通知されたBERおよびまたはCN比の値を、予め設定してある閾値と比較することで、高度BSデジタル放送の放送波の受信環境を判定する(S303)。
S303の判定の結果、放送波の受信環境が良好である場合(S303のYes)、検出部151は、無線LANの信号が高度BSデジタル放送信号に干渉していないと判断し、内部に持つステータスを、高度BSデジタル放送信号は無線LANの信号による干渉なしに設定(S304)し処理を終了する(S305)。
S303の判定の結果、放送波の受信環境が良好でない場合(S303のNo)、検出部151は、無線LANの信号が高度BSデジタル放送信号に干渉している可能性があると判断し、さらに検出処理を続ける。
検出部151は、無線LANの送信出力をOFFに設定し(S306)、測定部110に対して、BSデジタル放送チューナ102-1で受信している高度BSデジタル放送信号のビットエラー率(BER)およびまたは搬送波対雑音比(CN比)を測定するように指示する。
検出部151からの指示を受けた測定部110は、BSデジタル放送チューナ102-1で受信している高度BSデジタル放送の信号のビットエラー率(BER)およびまたは搬送波対雑音比(CN比)を測定し(S307)、この結果を検出部151に通知する。
検出部151は、測定部110から通知されたBERおよびまたはCN比の値を、予め設定してある閾値と比較することで、高度BSデジタル放送の放送波の受信環境を判定する(S308)。
S308の判定の結果、放送波の受信環境が良好である場合(S308のYes)、検出部151は、無線LANの信号が高度BSデジタル放送信号に干渉していと判断し、内部に持つステータスを、高度BSデジタル放送信号は無線LANの信号による干渉ありに設定(S310)し処理を終了する(S305)。
S308の判定の結果、放送波の受信環境が良好でない場合(S308のNo)、検出部151は、無線LANの信号が高度BSデジタル放送信号に干渉していないと判断し、内部に持つステータスを、高度BSデジタル放送信号は無線LANの信号による干渉なしに設定(S304)し処理を終了する(S305)。
なお、制御部150がS300の処理の開始を検出部151に指示する条件として、BSデジタル放送チューナ102-1が高度BSデジタル放送信号の10チャンネル、12チャンネル、14チャンネルのいずれかのチャンネルを受信している場合であるとしたが、これに限らない。例えば制御部150は、チャンネルを限定せずに、BSデジタル放送チューナ102-1が高度BSデジタル放送信号のいずれかのチャンネルを受信している場合に、検出部151に指示してもよい。あるいは制御部150は、BSデジタル放送チューナ102-1が高度BSデジタル放送信号の特定のチャンネル、例えば12チャンネルを受信していることを確認した場合だけ、検出部151に指示してもよい。あるいは例えば制御部150は、放送信号受信装置100が初期設定後に、高度BSデジタル放送信号の10チャンネル、12チャンネル、14チャンネルのいずれかのチャンネルを初めて受信した場合に、検出部151に指示してもよい。
次に2つ目の工程である、干渉が発生していることが検出された場合の、無線送受信部181が行う無線LANの送信出力調整の処理について説明する。
図4は、図3の処理フローで無線LANの信号が高度BSデジタル放送信号に干渉していることが検出された場合に、無線送受信部181が行う無線LANの送信出力の調整の処理フローの一例である。
検出部151は、内部に持つステータスが、高度BSデジタル放送信号は無線LANの信号による干渉ありの場合、この旨を調整部152に通知することで調整部152は、無線送受信部181の送信出力の調整を開始する(S400)。
調整部152は、無線LANの送信出力に設定する値がメモリ153に保存(記憶)されているかどうかを判定する(S401)。
S401の判定の結果、メモリ153に保存されている場合(S401のYes)、調整部152はメモリ153に保存されている値を無線LANの送信出力として設定するように無線送受信部181に指示する。調整部152から指示を受けた無線送受信部181は、この指示された値を無線LANの出力として設定する(S402)。
S401の判定に結果、メモリ153に保存されていない場合(S401のNo)、調整部152は設定可能な最大値を無線LANの送信出力として設定するように無線送受信部181に指示する。調整部152から指示を受けた無線送受信部181は、設定可能な最大値を無線LANの出力として設定する(S410)。
次に調整部152は、測定部110に対して、BSデジタル放送チューナ102-1で受信している高度BSデジタル放送信号のビットエラー率(BER)およびまたは搬送波対雑音比(CN比)を測定するように指示する。
調整部152からの指示を受けた測定部110は、BSデジタル放送チューナ102-1で受信している高度BSデジタル放送の放送信号のビットエラー率(BER)およびまたは搬送波対雑音比(CN比)を測定し(S403)、この結果を調整部152に通知する。
調整部152は、通知されたBERおよびまたはCN比の値を、予め設定してある閾値と比較することで、放送波の受信環境を判定する(S404)。
S404の判定の結果、放送波の受信環境が良好でない場合(S404のNo)、調整部152は、無線LANの送信出力を下げるために、現状の送信出力の設定値が下限値であるか否かの判定を行う(S412)。
S412の判定の結果、送信出力が下限値でない場合(S412のNo)、調整部152は、送信出力をXdb下げる(S411)。ここでXは、予め定められた値である。以降放送波の受信環境が良好(S404のYes)になるまで、若しくは調整部152は送信出力の設定値が下限値に達する(S412のYes)まで、送信出力をXdbだけ下げ続ける(S411)。
S404の判定の結果、放送波の受信環境が良好である場合(S404のYes)、調整部152は、続いて送信出力の微調整を行う。
調整部152は、送信出力の微調整を次のようにして行う。
調整部152は、放送波の受信環境が良好で無線LANの送信出力を少しでも上げることができる(放送波受信環境のマージンが十分である)と判断する(S405のYes)と、送信出力をYdbだけ上げる(S413)。
このように調整部152は、S411の送信出力をXdbだけ下げる処理(S411)と、送信出力をYdbだけ上げる処理(S413)を繰り返すことで、放送波受信環境のマージンを最小にする(S405のNo)ことができる。
なお、S411の処理におけるXの値とS413の処理におけるYの値とは、どのような値でも構わないが、XとYが異なることが望ましい。これは放送波受信環境のマージンを最小にするためである。
調整部152は、放送波受信環境のマージンが十分でなくなる(マージンが最小になる)と(S405のNo)、この時の送信出力として設定した値、変調パラメータの値をメモリ153に保存して(S408)、処理を終了する(S409)。
S412の判定の結果、送信出力が下限値である場合(S412のYes)、調整部152は、送信出力をさらに下げることを可能とするために、変調方式を変えるために変調パラメータを変更することが可能か否かを判定する(S414)。ある変調方式において送信出力が下限値に達したとしても、放送波受信環境が良好とならなかった場合(S412のYES)には、変調方式を変えることによりさらに送信出力を下げることとが可能となり、その結果放送波受信環境が良好な状態になる(S404のYes)となる場合もある。
S414の判定の結果、変調パラメータを変更することが可能な場合(S414のYes)、調整部152は、送信出力をさらに下げることを可能とするために、送信側のパラメータを変更するように、無線送受信部181に指示する。
調整部152からの指示を受けた無線送受信部181は、送信出力をさらに下げることを可能とするため送信側のパラメータを変更して(S415)、無線LANの出力を行う。
S414の判定の結果、変調パラメータを変更することが可能でない場合(S414のNo)、調整部152は、送信出力を下げることをやめ、無線送受信部181に設定している送信出力の値をメモリ153に保存して(S408)処理を終了する(S409)。
ここでS414やS415の変調パラメータの変更とは、より低い伝送速度が可能な変調方式に変更することである。変調パラメータの変更は、例えば64QAM(Quadrature Amplitude Modulation)から16QAMまたはQPSK(Quadrature Phase Shift Keying)に変更することである。
このように本実施形態の放送信号受信装置100は、実際の環境を測定することで、無線LANの信号が高度BSデジタル放送信号に干渉しているかどうかを検出することが可能なため、例えばBSデジタル放送チューナ102-1が受信している高度BSデジタル放送信号のチャンネル番号だけを見て無線LANの送信出力を制御する場合に比べて、無線LANの送信出力をより適切に細かく制御することが可能となる。
例えば、無線送受信部181は、ユーザが所有するモバイル無線LANルーターを介してインターネットに接続している場合も考えられる。あるいは、ユーザが所有するスマートフォンやタブレット等の携帯端末のテザリング機能を使って、携帯端末を介してインターネット等のネットワークに接続している場合も考えられる。
このような場合、無線送受信部181とモバイル無線LANルーターとの間あるいは携帯端末との間の無線環境は、ユーザの移動により大きく変わることが想定される。本実施形態の放送信号受信装置100は、このような無線環境が大きく変わる場合に、特に効果を発揮する。すなわち本実施形態の放送信号受信装置100は、高度BSデジタル放送の実際の受信環境を判定して、無線LANの送信出力を適応的に決めることが可能であるため、無線環境が大きく変化した場合でも、最適な無線LANの送信出力を決定することが可能となる。
さらに本実施形態の放送信号受信装置100は、1つ目の工程である高度BSデジタル放送信号に無線LANの信号が干渉しているか否かを検出する検出処理およびまたは2つ目の工程である無線LANの送信出力の調整処理を、他の情報もとに動作させてもよい。放送信号受信装置100は、例えば録画予約リストに登録されている、録画予約情報をもとに、検出処理およびまたは調整処理を起動してもよい。
図5は、録画予約リストの一例である。縦軸が時間、横軸がチャンネルで、表示されている番組が録画予約の対象の番組であることを示している。この図に表示されている範囲内では、例えば12番組が録画予約の対象の番組となっていることを示している。例えば番組511は、チャンネル“BBBBB”501で午後8時から午後9時まで放送される番組XXXXXXXXXが録画予約されていることを示している。ここでチャンネル“BBBBB”501は、高度BSデジタル放送のチャンネルであり、他は全て高度BSデジタル放送のチャンネルでないものとする。また、現在の時刻が午後7時であるとする。
この場合放送信号受信装置100は、録画予約リストに登録されている情報をもとに、番組511の録画が開始される前に、検出処理およびまたは調整処理を起動させてもよい。これにより放送信号受信装置100は、番組511の録画が開始される前に、調整処理に要する時間以上に余裕を持って、調整処理を起動することが可能となる。この結果放送信号受信装置100は、番組511に示す高度BSデジタル放送の番組の録画を行うのに、最適な無線LANの出力を設定することが可能となる。
番組を録画予約する場合、ユーザが録画予約した番組を同時に視聴していない場合が多いため、ユーザは放送信号受信装置100が録画を開始したときの放送波の受信環境が悪いことに気付かずに、録画を継続してしまう場合もある。このため録画を開始する前に、無線LANの信号が高度BSデジタル放送信号に干渉していないかを検出し、場合によっては無線LANの送信出力の調整を行うことは非常に重要である。
放送信号受信装置100は、高度BSデジタル放送の番組の録画を行う際に必ず、1つ目の工程である高度BSデジタル放送信号に無線LANの信号が干渉しているか否かを検出する検出処理およびまたは2つ目の工程である無線LANの送信出力の調整処理を動作させてもよい。あるいは放送信号受信装置100は、1日のうち最初の高度BSデジタル放送の番組の録画を行う際にだけ、1つ目の工程である高度BSデジタル放送信号に無線LANの信号が干渉しているか否かを検出する検出処理およびまたは2つ目の工程である無線LANの送信出力の調整処理を動作させてもよい。あるいは放送信号受信装置100は、1日のうち最初に電子番組ガイドを取得する際にだけ、1つ目の工程である高度BSデジタル放送信号に無線LANの信号が干渉しているか否かを検出する検出処理およびまたは2つ目の工程である無線LANの送信出力の調整処理を動作させてもよい。あるいは放送信号受信装置100は、ある一定期間経過後において最初の高度BSデジタル放送の番組の録画を行う際にだけ、1つ目の工程である高度BSデジタル放送信号に無線LANの信号が干渉しているか否かを検出する検出処理およびまたは2つ目の工程である無線LANの送信出力の調整処理を動作させてもよい。
放送信号受信装置100は、例えば無線送受信部181の無線LANの送信出力の変化の遷移を確認することで、録画予約情報をもとに、検出処理およびまたは調整処理を起動してもよい。
また本実施形態の放送信号受信装置100は、例えばユーザ操作が可能なメニュー画面により、1つ目の工程である高度BSデジタル放送信号に無線LANの信号が干渉しているか否かを検出する検出処理およびまたは2つ目の工程である無線LANの送信出力の調整処理を、ユーザが自由なタイミングで動作させてもよい。
またユーザ操作が可能な設定メニューには、図4のS408でメモリ153に保存した送信出力の値をリセットする機能を設けてもよい。例えば放送信号受信装置100の配置変更、あるいはルーターの配置や機種変更、あるいは引っ越しをした場合等、高度BSデジタル放送の放送波受信環境が変わる場合が多い。このような場合には、メモリ153に保存した送信出力の値をリセットすることで、再度最初から1つ目の工程である高度BSデジタル放送信号に無線LANの信号が干渉しているか否かを検出する検出処理およびまたは2つ目の工程である無線LANの送信出力の調整処理を実施した方が望ましい。このようにユーザ操作が可能な設定メニューにて、放送信号受信装置100の高度BSデジタル放送の放送波受信環境の変化のいろいろなケースに対応して種々の機能を持つことで、ユーザの利便性を向上させることが可能となる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。さらにまた、請求項の各構成要素において、構成要素を分割して表現した場合、或いは複数を合わせて表現した場合、或いはこれらを組み合わせて表現した場合であっても本発明の範疇である。また、複数の実施形態を組み合わせてもよく、この組み合わせで構成される実施例も発明の範疇である。
また、図面は、説明をより明確にするため、実際の態様に比べて、模式的に表される場合があるが、あくまで一例であって、本発明の解釈を限定するものではない。また、本明細書と各図において、既出の図に関して前述したものと同一又は類似した機能を発揮する構成要素には同一の参照符号を付し、重複する詳細な説明を適宜省略することがある。また請求項を制御ロジックとして表現した場合、コンピュータを実行させるインストラクションを含むプログラムとして表現した場合、及び前記インストラクションを記載したコンピュータ読み取り可能な記録媒体として表現した場合でも本発明の装置を適用したものである。また、使用している名称や用語についても限定されるものではなく、他の表現であっても実質的に同一内容、同趣旨であれば、本発明に含まれるものである。
100・・・放送信号受信装置、102-1・・・BSデジタル放送チューナ、110・・・測定部、151・・・検出部、152・・・調整部、181・・・無線送受信部。

Claims (5)

  1. 無線通信が可能であり放送信号を受信する放送信号受信装置であって、
    第1の周波数帯を使用して前記無線通信を行う無線送受信部と、
    前記第1の周波数帯と少なくとも一部が被る第2の周波数帯を使用して送られた放送信号を受信するチューナと、
    前記第2の周波数帯を使用して送られた前記放送信号を前記チューナで受信したときの、前記放送信号の品質を測定する測定部と、
    前記無線送受信部の出力を変えることで、前記測定部が測定する前記放送信号の品質の変化を用いて、前記無線送受信部の出力が前記放送信号に干渉しているか否かを検出する検出部と、
    前記無線送受信部の出力が、前記放送信号に干渉していると判断した場合に、前記無線送受信部の送信出力を下げる方向に調整する調整部とを備え、
    前記検出部は、前記無線送受信部の送信出力を最大および最小にしたときに、前記測定部が測定する前記放送信号の品質の変化を用いて、前記無線送受信部の出力が、前記放送信号に干渉しているか否かを判断する、
    放送信号受信装置。
  2. 前記調整部は、前記無線送受信部が送信出力を任意の値下げながら必要に応じて送信出力を任意の値上げることで変化する、前記測定部が測定する前記放送信号の品質の変化を用いて、前記無線送受信部の送信出力の最適値を決定する、
    請求項1に記載の放送信号受信装置。
  3. 前記調整部は、前記送信出力をさらに下げることを可能とするため、前記無線通信の変調パラメータを変更することが可能な、
    請求項1に記載の放送信号受信装置。
  4. 無線通信が可能であり放送信号を受信する放送信号受信方法において、
    前記無線通信が使用する第1の周波数帯と少なくとも一部が被る第2の周波数帯を使用して送られた前記放送信号を受信したときに、前記無線通信の出力を変えながら受信した前記放送信号の品質を測定することで、前記無線通信の出力が前記放送信号に干渉しているか否かを判定し、
    前記無線通信の出力が前記放送信号に干渉していると判断した場合に、前記無線通信の出力を下げる方向に調整する、方法であって、
    前記判断では、前記無線通信の送信出力を最大および最小にしたときに、前記測定する前記放送信号の品質の変化を用いて、前記無線通信の出力が、前記放送信号に干渉しているか否かを判断する、放送信号受信方法。
  5. 前記調整では、前記送信出力をさらに下げることを可能とするため、前記無線通信の変調パラメータを変更することが可能な、請求項4記載の放送信号受信方法。
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