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JP6988408B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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JP6988408B2
JP6988408B2 JP2017227043A JP2017227043A JP6988408B2 JP 6988408 B2 JP6988408 B2 JP 6988408B2 JP 2017227043 A JP2017227043 A JP 2017227043A JP 2017227043 A JP2017227043 A JP 2017227043A JP 6988408 B2 JP6988408 B2 JP 6988408B2
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Description

本発明は、画像形成装置に関する。
特許文献1には、中間転写体にトナー像を形成するトナー像形成部と、前記中間転写体のトナー像を転写部において記録材に転写する転写体と、前記中間転写体に駆動力を付与する中間転写体駆動源とは独立に前記転写体に駆動力を付与する駆動源と、前記転写部にトナー像がない期間で、前記中間転写体に形成したテストトナー像の検出結果に基づき画像ずれを補正する補正動作を実行する実行部と、前記転写部に搬送される記録材が収納される収納部と、前記収納部を、記録材の坪量および表面性に関する分類に関連づける入力部と、を有し、前記分類に関連づけられた前記収納部に収納されていた記録材で画像形成を行う場合に前記駆動源を、前記分類に対応する速度で駆動する駆動部を有することを特徴とする画像形成装置が開示されている。
特許文献2には、表面にトナー像を担持して回転する像担持体と、当該像担持体と所定の転写部分で圧接して記録媒体を搬送し像担持体表面のトナー像を記録媒体表面に転写させる転写手段と、当該転写部分よりも記録媒体の搬送方向上流側に設けられ記録媒体を転写部分へ搬送する上流側搬送手段と、当該転写部分よりも記録媒体の搬送方向下流側に設けられ記録媒体を転写部分から搬送する下流側搬送手段とを備える画像形成装置において、記録媒体の種類に応じて上流側搬送手段及び又は下流側搬送手段による記録媒体の搬送速度を変更する制御手段を有することを特徴とする画像形成装置が開示されている。
特開2017−40690号公報 特開2002−215000号公報
像保持体と転写部とで挟持された記録媒体に転写電圧を印加して像保持体上に形成された画像を転写する場合、安定して像保持体から記録媒体に画像を転写するためには、少なくとも転写中においては、像保持体と記録媒体との位置関係を一定に保つことが好ましい。
しかしながら、記録媒体の種類によっては、転写部に対して記録媒体の搬送方向の上流側に配置された搬送部から記録媒体の後端が排出される前後において像保持体と記録媒体との位置関係が変化してしまい、画像を安定して転写できない場合がある。
本発明は、記録媒体の種類に関係なく搬送部の搬送速度を固定にした場合と比較して、記録媒体の後端が搬送部から排出される前後で、像保持体と記録媒体との位置関係が変化するのを記録媒体の種類に関係なく抑制することができる画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明の画像形成装置は、像保持体に保持された画像を記録媒体に転写する転写部と、前記転写部に対して前記記録媒体の搬送方向の上流側に配置され、前記記録媒体を搬送する搬送部と、前記記録媒体の後端が前記搬送部から排出される前後で、前記上流側における前記像保持体と前記記録媒体との位置関係の変化が抑制されるように、前記記録媒体の種類に応じて前記搬送部の搬送速度を制御する制御部と、を備え、前記記録媒体の前半領域が前記搬送部を通過する期間は、前記記録媒体の種類に関係無く予め定めた基準搬送速度となるように前記搬送部を制御し、前記記録媒体の後半領域が前記搬送部を通過する期間では、前記基準搬送速度よりも遅く、且つ、前記記録媒体が薄紙の場合は、前記記録媒体が厚紙の場合と比較して前記搬送速度を遅くるように制御する。
請求項記載の発明は、温度および湿度の少なくとも一方を含む環境情報を検出する検出部を備え、前記制御部は、前記環境情報に基づいて前記搬送速度を補正する。
請求項記載の発明は、前記記録媒体の種類に応じて前記搬送速度の補正量を登録する登録部を備える。
請求項記載の発明は、前記登録部は、複数の異なる前記補正量で補正した前記搬送速度で前記記録媒体を搬送させてサンプル画像を前記記録媒体に形成させ、形成された前記サンプル画像の中からユーザーが選択した前記サンプル画像に対応する前記補正量を登録する。
請求項記載の発明は、前記制御部は、搬送される前記記録媒体の種類を切り替える場合に、切り替え前の前記搬送速度よりも速い前記搬送速度に切り替える場合、切り替え後の前記記録媒体の搬送開始のタイミングを遅延させる。
請求項記載の発明は、前記像保持体を駆動する第1の駆動部と前記転写部を駆動する第2の駆動部とが独立しており、前記制御部は、前記第1の駆動部による前記記録媒体の第1の表面速度に対して前記第2の駆動部による前記記録媒体の第2の表面速度を変化させた場合、前記第2の表面速度の変化に応じて前記搬送速度を変化させる。
請求項1記載の発明によれば、記録媒体の種類に関係なく搬送部の搬送速度を固定にした場合と比較して、記録媒体の後端が搬送部から排出される前後で、像保持体と記録媒体との位置関係が変化するのを記録媒体の種類に関係なく抑制することができる、という効果を有する。
請求項記載の発明によれば、環境情報を考慮せずに搬送速度を制御する場合と比較して、記録媒体の後端が搬送部から排出される前後で、像保持体と記録媒体との位置関係が変化するのを記録媒体の種類に関係なく抑制することができる、という効果を有する。
請求項記載の発明によれば、搬送速度を微調整することができる、という効果を有する。
請求項記載の発明によれば、ユーザーが実際に画像を確認した上で搬送速度の補正量を登録することができる、という効果を有する。
請求項記載の発明によれば、切り替え前の搬送速度よりも速い搬送速度に切り替える場合でも切り替え後の記録媒体の搬送開始のタイミングを同一にした場合と比較して、記録媒体の衝突を抑制することができる、という効果を有する。
請求項記載の発明によれば、第2の表面速度が変化したにも拘わらず搬送速度を変化させない場合と比較して、記録媒体の後端が搬送部から排出される前後で、像保持体と記録媒体との位置関係が変化するのを記録媒体の種類に関係なく抑制することができる、という効果を有する。
第1実施形態に係る画像形成装置の要部構成例を示す概略側面図である。 第1実施形態に係る画像形成装置の電気系の要部構成図である。 第1実施形態に係る画像形成処理のフローチャートである。 用紙の種類とレジストロールの搬送速度との対応関係を示すテーブルデータの一例を示す図である。 用紙と感光体ドラムとの位置関係について説明するための図である。 サンプル画像の一例を示す図である。 用紙の種類とレジストロールの搬送速度と補正量との対応関係を示すテーブルデータの一例を示す図である。 第2実施形態に係る画像形成装置の要部構成例を示す概略側面図である。 第2実施形態に係る画像形成装置の電気系の要部構成図である。 湿度と補正量との対応関係を示すテーブルデータの一例である。 第2実施形態に係る画像形成処理のフローチャートである。
以下、図面を参照して、本発明を実施するための形態例を詳細に説明する。
図1は、画像形成装置2の概略構成図である。図1に示されるように、画像形成装置2は、矢印方向に回転する像保持体の一例としての感光体ドラム10と、感光体ドラム10を帯電する帯電器12とを備えている。
帯電器12よりも感光体ドラム10の回転方向下流側には、感光体ドラム10上に静電潜像を書き込むレーザ露光器14(図中露光ビームを符号Bmで示す)と、トナーが収容されて感光体ドラム10上の静電潜像をトナーにより可視像化する現像器16とが配設されている。
感光体ドラム10の周囲には、後述する転写装置4の転写位置18における静電転写に先立ち感光体ドラム10上のトナーを帯電する転写前帯電器20と、感光体ドラム10上に形成されたトナー像を転写位置18において記録媒体としての用紙Pに転写する転写ユニット22が取り付けられている。なお、用紙Pは記録媒体の一例である。
また、感光体ドラム10の周囲には、転写位置18の下流側において感光体ドラム10に近接して配置された画像濃度の調整を行うための画像濃度センサ24と、静電転写後の残留トナーの帯電量を低減するクリーニング前帯電器26と、感光体ドラム10上の残留トナーが除去されるドラムクリーナ28とが配設されている。 さらに、画像形成装置2は、用紙Pに転写された未定着トナー像を定着する定着器60を備えている。
転写ユニット22は、駆動ロール30と、転写ロール32と、駆動ロール30と転写ロール32とによって張架された転写搬送ベルト34と、を備えている。そして、転写ユニット22は、転写位置18に搬送されてくる用紙Pに感光体ドラム10上のトナー像を転写する機能と、転写位置18においてトナー像が転写された用紙Pを定着器60まで搬送する機能とを有している。また、転写ユニット22は、転写搬送ベルト34をクリーニングするためのベルトクリーナ38を有している。
さらに、画像形成装置2は、用紙搬送系として、複数の用紙Pを収容する用紙トレイ50と、この用紙トレイ50に集積された用紙Pを所定のタイミングで取り出して搬送するピックアップロール52と、ピックアップロール52により繰り出された用紙Pを搬送すると共に複数箇所に配置された一対の搬送ロール54とを備えている。図1では省略しているが、用紙トレイ50およびピックアップロール52は、それぞれ複数設けられている。さらに、用紙搬送系は、搬送ロール54により搬送された用紙Pを転写装置4に導く搬送シュート58を備えている。
転写装置4は、前述した転写ロール32を備えた転写ユニット22と、搬送ロール54により搬送された用紙Pを所定のタイミングで転写位置18に送り込む一対のレジストロール56と、レジストロール56の用紙Pの排出側に設けられた用紙検出センサ57と、転写位置18に送り込まれる用紙Pの搬送経路に対して転写ロール32側で用紙を案内する下側案内部材70と、転写位置18に送り込まれる用紙Pの搬送経路に対して感光体ドラム10側で用紙Pを案内する上側案内部材72と、を備えている。レジストロール56は、転写ロール32に対して用紙Pの搬送方向上流側に配置されている。
なお、用紙搬送系は、転写ユニット22によりトナー像が転写されて搬送されてくる用紙Pを定着器60へ導く定着入口ガイド62を備えている。レジストロール56は、搬送部の一例である。
次に、本実施の形態に係る画像形成装置2の基本的な画像形成処理について説明する。
図1に示すような画像形成装置2では、レーザ露光器14から出射された露光ビームBmを感光体ドラム10に照射する。感光体ドラム10では、帯電器12によって表面が所定の帯電電位に帯電された後、このレーザ露光器14によって表面が走査露光され、静電潜像が形成される。
次に、感光体ドラム10に形成された静電潜像は現像器16のトナーによって現像され、トナー像とされる。さらに、感光体ドラム10上に形成されたトナー像は、必要に応じて転写前帯電器20によって帯電された後、転写位置18に搬送される。
一方、用紙搬送系では、感光体ドラム10上のトナー像が転写位置18に搬送されるタイミングに合わせてピックアップロール52が回転し、用紙トレイ50から所定サイズの用紙Pが供給される。ピックアップロール52により供給された用紙Pは、搬送ロール54により搬送され、搬送シュート58を経てレジストロール56に到達する。このレジストロール56においては、用紙Pは一旦停止され、トナー像が担持された感光体ドラム10の移動タイミングに合わせてレジストロール56が回転する。それによって、用紙Pの位置とトナー像の位置との位置合わせがなされ、用紙Pは下側案内部材70及び上側案内部材72にガイドされて転写位置18に送り出される。
転写位置18では、タイミングを合わせて搬送された用紙Pが、転写ユニット22の転写搬送ベルト34を介して、感光体ドラム10と転写ロール32との間に挟み込まれる。その際に、転写ロール32にはトナーの帯電極性と逆極性の電圧(転写バイアス)が印加され、転写ロール32から転写搬送ベルト34に感光体ドラム10上のトナー帯電極性とは逆極性の電荷が付与される。それにより、感光体ドラム10上に担持されたトナー像は、感光体ドラム10と転写ロール32とによって押圧される転写位置18において、用紙P上に静電転写される。なお、転写後の感光体ドラム10に付着した残留トナーは、クリーニング前帯電器26によって除電された後、ドラムクリーナ28によって除去される。
その後、トナー像が静電転写された用紙Pは、転写ユニット22の転写搬送ベルト34に静電吸着された状態で感光体ドラム10から剥離されて搬送され、転写ユニット22の用紙Pの搬送方向下流側に設けられた定着器60まで送られる。
転写搬送ベルト34の定着器60側の後端部では、転写搬送ベルト34が駆動ロール30に巻き付く際の曲率、および用紙Pのコシによって、用紙Pが転写搬送ベルト34から剥離される。そして、用紙Pは、定着入口ガイド62に導かれて定着器60に搬送される。
定着器60に搬送された用紙P上の未定着トナー像は、定着器60において熱および圧力による定着処理を受けることによって用紙P上に定着される。そして定着画像が形成された用紙Pは、画像形成装置2の排紙トレイ(図示せず)に搬送され、一連の画像形成動作が完了する。また、用紙Pを搬送した後の転写搬送ベルト34に付着するトナーや紙粉等は、ベルトクリーナ38によってクリーニングされる。
次に、図2を参照して、本実施の形態に係る画像形成装置2の電気系の要部構成について説明する。なお、図2では、レジストロール56から転写位置18までの用紙Pの搬送に関係する機能部を主に示し、その他の構成は適宜省略している。
図2に示すように、本実施の形態に係る画像形成装置2は、画像形成装置2の全体的な動作を司るCPU(Central Processing Unit)80、及び各種プログラムや各種パラメータ等が予め記憶されたROM(Read Only Memory)82を備えている。また、画像形成装置2は、CPU80による各種プログラムの実行時のワークエリア等として用いられるRAM(Random Access Memory)84、及びフラッシュメモリ等の不揮発性の記憶部86を備えている。なお、CPU80は、制御部および登録部の一例である。
また、画像形成装置2は、外部装置と通信データの送受信を行う通信回線I/F(Interface)部88を備えている。また、画像形成装置2は、画像形成装置2に対するユーザーからの指示を受け付ける一方、ユーザーに対して画像形成装置2の動作状況等に関する各種情報を表示する操作表示部90を備えている。なお、操作表示部90は、例えば、プログラムの実行により操作指示の受け付けを実現する表示ボタンや各種情報が表示される表示面にタッチパネルが設けられたディスプレイ、及びテンキーやスタートボタン等のハードウェアキーを含む。
また、画像形成装置2は、感光体ドラム10を駆動する駆動部92,転写ロール32を駆動する駆動部94、レジストロール56を駆動する駆動部96、および用紙Pを検出する用紙検出センサ57を備えている。そして、CPU80、ROM82、RAM84、記憶部86、通信回線I/F部88、操作表示部90、駆動部92、駆動部94、駆動部96、および用紙検出センサ57の各部がアドレスバス、データバス、及び制御バス等のバス97を介して互いに接続されている。なお、駆動部92は第1の駆動部の一例である。また、駆動部94は第2の駆動部の一例である。
以上の構成により、本実施の形態に係る画像形成装置2は、CPU80により、ROM82、RAM84、及び記憶部86に対するアクセス、並びに通信回線I/F部88を介した外部装置との間での通信データの送受信を各々行う。また、画像形成装置2は、CPU80により、操作表示部90を介した各種指示情報の取得、及び操作表示部90に対する各種情報の表示を各々行う。また、画像形成装置2は、CPU80により、駆動部92、駆動部94、および駆動部96の制御を各々行う。
次に、CPU80によって実行される画像形成処理について説明する。図3は、本実施形態に係る画像形成処理の流れを示すフローチャートである。なお、図3に示す画像形成処理は、本実施形態では一例として、通信I/F部88を介して外部装置から画像形成情報を受信した場合に実行されるものとする。
画像形成情報は、用紙Pに形成すべき画像の画像データおよび画像形成条件等の情報を含む。画像形成条件は、例えば用紙の厚みおよびサイズ等で特定される用紙Pの種類、画像の濃度、画像の拡大縮小率等の情報を含む。なお、本実施形態では、用紙Pの種類が異なれば用紙Pの厚みが異なるものとして説明する。
ステップS100では、用紙Pの種類を取得する。用紙Pの種類は、例えば画像形成情報に含まれる画像形成条件から得られる。
ステップS102では、ステップS100で取得した用紙Pの種類に対応したレジストロール56の搬送速度を設定する。具体的には、例えば図4に示すように、用紙Pの種類(厚み)とレジストロール56の搬送速度との対応関係を表すテーブルデータTBLを記憶部86に予め記憶しておく。そして、テーブルデータTBLを参照し、ステップS100で取得した用紙Pの種類に対応したレジストロール56の搬送速度を取得する。なお、搬送速度とは、用紙Pが搬送方向に沿って進行する速度をいう。
図4の例では、用紙Pa、Pb、Pcの厚みの関係は、Pa<Pb<Pcである。また、レジストロール56の搬送速度Va、Vb、Vcの関係は、Va<Vb<Vcである。すなわち、用紙の厚みが小さくなるに従って、レジストロール56の搬送速度が遅くなる。また、用紙の厚みが大きくなるに従って、レジストロール56の搬送速度が速くなる。
ステップS104では、画像形成処理を実行する。すなわち、用紙Pの搬送が開始され、感光体ドラム10に形成されたトナー像が転写位置18で転写ロール32によって用紙Pに転写され、定着器60により定着される。
ここで、用紙Pが転写位置18で感光体ドラム10および転写ロール32により挟まれると共に、レジストロール56によって挟まれた状態で用紙Pが搬送されている場合、レジストロール56の搬送速度によって用紙Pの撓み方が異なる。
例えば転写ロール32と感光体ドラム10とによって搬送される用紙Pの搬送速度(以下、転写ロール32の搬送速度と称する)と比較してレジストロール56の搬送速度を速くするに従って、用紙Pは搬送方向に押し込まれる。このため、レジストロール56の搬送速度が速くなるに従って、用紙Pは図1において矢印UP方向の撓み量が大きくなり、上側案内部材72に沿って搬送される。一方、レジストロール56の搬送速度が遅くなるに従って、用紙Pは図1において矢印UP方向の撓み量が小さくなり、下側案内部材70に沿って搬送される
ところで、用紙Pの皺の発生および画像の位置ずれ等を抑制するために、用紙Pを緩やかに撓ませた状態で搬送する場合がある。しかしながら、例えば用紙Pが薄紙の場合、撓み量が大きすぎると、すなわちレジストロール56の搬送速度が速すぎると、用紙Pの後端がレジストロール56から排出される前後で感光体ドラム10と用紙Pとの位置関係(以下、単に位置関係と称する場合がある)が大きく変化してしまい、画像を安定して転写できない虞がある。
ここで、位置関係とは、例えば図5に示すようが、これらに限られるものではない。また、進入角度θとは、図5に示すように、転写位置18と、レジストロール56が用紙Pを挟持する位置19と、を結ぶ直線L1と用紙Pとが成す角度である。また、距離dとは、図5に示すように、直線L1上において転写位置18から用紙Pの搬送方向上流側に予め定めた範囲内(例えば数ミリメートル)で離間した位置21から、直線L1と直交する方向に延びる直線L2上における用紙Pから感光体ドラム10までの距離である。
そして、前述した図4に示すテーブルデータTBLに設定されたレジストロール56の搬送速度は、用紙Pの種類に対応して、用紙Pの後端がレジストロール56から排出される前後で位置関係の変化が抑制されるように設定されている。ここで、位置関係の変化が抑制されるとは、例えば、用紙Pの皺の発生および用紙Pに転写されるトナー像の像ずれの発生が抑制されることに対応する。
例えば用紙Pが薄紙(坪量が少ない用紙)の場合は、搬送速度を速くして撓み量が大きい状態で搬送すると、厚紙(坪量が多い用紙)と比較して剛性が低いため、用紙Pの後端がレジストロール56から排出される前後において、厚紙と比較して位置関係が大きく変化してしまう。すなわち、用紙Pの後端がレジストロール56から排出されると、重力によって用紙Pが下降し、用紙Pの進入角度θが小さくなる。一方、感光体ドラム10と用紙Pとの距離dは大きくなる。なお、厚紙の場合は、剛性が薄紙と比較的して高いため、用紙Pの後端がレジストロール56から排出される前後における位置関係の変化は薄紙と比較して小さい。
本実施形態では、用紙Pの厚みが薄くなるに従ってレジストロール56の搬送速度を遅くするので、厚紙と比較して用紙Pの撓み量が小さい状態で搬送される。このため、用紙Pの後端がレジストロール56から排出される前後における位置関係の変化が抑制される。
なお、本実施形態では、用紙Pがレジストロール56を通過する期間全てにおいて用紙Pの種類に応じて設定された搬送速度でレジストロール56を制御する場合について説明したが、用紙Pがレジストロール56を通過する期間のうち、用紙Pの後端を含む一部の領域、例えば用紙Pの後半領域がレジストロール56を通過する期間におけるレジストロール56の搬送速度を用紙Pの種類に応じて制御するようにしてもよい。
例えば、用紙Pの前半領域がレジストロール56を通過する期間は、用紙Pの種類に関係無く予め定めた基準搬送速度となるようにレジストロール56を制御し、用紙Pの後半領域がレジストロール56を通過する期間では、用紙Pの厚みが小さくなるに従ってレジストロール56の搬送速度を遅くし、用紙Pの厚みが大きくなるに従ってレジストロール56の搬送速度を速くしてもよい。
なお、用紙Pの後半領域がレジストロール56を通過するか否かの判定は、例えば用紙検出センサ57が用紙Pを検出してからの経過時間が、用紙Pの前半領域がレジストロール56を通過する時間に到達したか否かを判定すればよい。用紙Pの前半領域がレジストロール56を通過する時間は、用紙Pの搬送速度および用紙Pのサイズに基づいて算出すればよい。
また、レジストロール56ではなく、転写ロール32の搬送速度を制御してもよい。例えば、用紙Pの前半領域がレジストロール56を通過する期間は、用紙Pの種類に関係無く予め定めた基準搬送速度となるようにレジストロール56を制御し、用紙Pの後半領域がレジストロール56を通過する期間では、用紙Pの厚みが小さくなるに従って転写ロール32の搬送速度を速くし、用紙Pの厚みが大きくなるに従って転写ロール32の搬送速度を遅くしてもよい。
また、用紙の種類が異なる複数の画像形成処理を連続して受け付けた場合、搬送される用紙Pの種類が切り替わる。この場合において、レジストロール56の搬送速度を、切り替え前の搬送速度よりも速い搬送速度に切り替える場合、すなわち、薄紙から厚紙に切り替える場合、先に搬送されている薄紙に、後から搬送される厚紙が衝突する虞がある。このような場合、用紙Pの種類を切り替え後の用紙Pの搬送開始のタイミングを遅延させるようにしてもよい。
また、転写する画像の濃度等に応じて、感光体ドラム10の転写位置18における表面速度(第1の表面速度)に対して、転写ロール32の転写位置18における表面速度(第2の表面速度)を変化させる場合がある。この場合、レジストロール56の搬送速度をそのままにした場合、用紙Pと感光体ドラム10との位置関係に変化が生じてしまう。そこで、転写ロール32の表面速度の変化に応じてレジストロール56の搬送速度を変化させるようにしてもよい。例えば転写ロール32の表面速度を速くした場合には、これに対応してレジストロール56の搬送速度も速くし、転写ロール32の表面速度を遅くした場合には、これに対応してレジストロール56の搬送速度も遅くすればよい。
また、図4に示すテーブルデータTBLでは、用紙Pの種類が予め決まっているため、その他の用紙Pの種類を選択できないが、テーブルデータTBLに登録されていない種類の用紙をユーザーが使用したい場合がある。また、テーブルデータTBLに登録されている種類の用紙でも、レジストロール56の摩耗等の経時的要因により、テーブルデータTBLに登録された搬送速度が適切でなくなってしまう場合がある。このような場合、レジストロール56の搬送速度を微調整ができると好適である。
そこで、用紙P記記録媒体の種類に応じてレジストロール56の搬送速度の補正量を登録する構成としてもよい。
例えばユーザーが新たな種類の用紙を使用したい場合には、テーブルデータTBLに登録されている用紙の種類のうちユーザーが使用したい用紙に最も近い用紙を選択させる。そして、選択された用紙に対応した搬送速度を中心として、複数の異なる補正量で補正した搬送速度でレジストロール56により用紙Pを搬送させて複数のサンプル画像を用紙Pに形成させる。
図6には、サンプル画像の一例を示した。図6に示すサンプル画像SMPは、像ズレを確認するためのハーフトーン画像HTと、倍率変動を確認するためのラダー画像RDと、を含む。本実施形態では、ハーフトーン画像HTは濃度が50%の画像としているが、濃度はこれに限られるものではない。ユーザーは、複数のサンプル画像SMPのハーフトーン画像HTおよびラダー画像RDを確認し、像ズレおよび倍率変動が最も少ないサンプル画像を選択し、操作表示部90を操作してサンプル画像を指定する。
そして、形成されたサンプル画像SMPの中からユーザーが選択したサンプル画像SMPに対応する補正量を、ユーザーが選択した用紙の種類の搬送速度と共に、新たな用紙の種類のデータとしてテーブルデータTBLに登録する。
例えばユーザーが使用したい用紙に最も近い用紙として用紙Paを選択した場合、図7に示すように、搬送速度Vaおよびユーザーが選択したサンプル画像SMPに対応する補正量Eを対応付けて新たな用紙の種類PdとしてテーブルデータTBLに登録する。
また、元々設定されている種類の用紙Pの搬送速度を微調整する場合は、微調整したい種類の用紙Pの搬送速度を中心として、複数の異なる補正量で補正した搬送速度でレジストロール56により用紙Pを搬送させて複数のサンプル画像SMPを用紙Pに形成させ、ユーザーが選択したサンプル画像SMPに対応する補正量を、元々設定されている種類の用紙Pの搬送速度と対応付けてテーブルデータTBLに登録すればよい。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態について説明する。なお、第1実施形態と同一部分には同一符号を付し、詳細な説明は省略する。
図8には第2実施形態にかかる画像形成装置2Aの概略構成を、図9には画像形成装置2の電気系の要部構成を示した。図8、9に示すように、画像形成装置2Aは、温度および湿度の少なくとも一方を含む環境情報を検出する検出部59を備えた点が画像形成装置2と異なる。
例えば湿度が高いほど用紙Pの抵抗値が低く転写電界の影響を受けやすい。このため、湿度が高いほど、用紙Pの後端がレジストロール56から排出される前後で感光体ドラム10と用紙Pとの位置関係の変化が大きくなる。
そこで、検出部59で検出された環境情報に基づいてレジストロール56の搬送速度を補正してもよい。なお、環境情報としては、転写電界の影響が反映されやすい湿度を用いることが好ましいが、温度のみを用いてもよいし、温度および湿度の両方を用いてもよい。
例えば、図10に示すように、湿度と搬送速度の補正量との対応関係を表すテーブルデータTBL2を予め記憶部86に記憶しておく。ここで、補正量E1〜E3は、湿度が高くなるに従って搬送速度が遅くなり、湿度が低くなるに従って搬送速度が速くなるように設定される。すなわち、湿度が高いほど用紙Pの撓み量が小さくなる方向、すなわち用紙Pの進入角度θが小さくなる方向に補正され、湿度が低いほど用紙Pの撓み量が大きくなる方向、すなわち用紙Pの進入角度θが大きくなる方向に補正される。
次に、CPU80によって実行される画像形成処理について説明する。図11は、本実施形態に係る画像形成処理の流れを示すフローチャートである。
図10に示す画像形成処理が図3の画像形成処理と異なるのは、ステップS101、S102Aの処理である。
ステップS101では、検出部59が検出した湿度を取得する。
ステップS102Aでは、ステップS100で取得した用紙Pの種類およびステップS102Aで取得した湿度に対応したレジストロール56の搬送速度を設定する。すなわち、ステップS100で取得した用紙Pの種類に対応する搬送速度をテーブルデータTBLから取得すると共に、ステップS102Aで取得した湿度に対応する補正量をテーブルデータTBL2から取得する。そして、テーブルデータTBLから取得した搬送速度をテーブルデータTBL2から取得した補正量で補正する。これにより、湿度に対応した搬送速度で用紙Pが搬送される。
以上、実施形態を用いて本発明について説明したが、本発明は実施形態に記載の範囲には限定されない。本発明の要旨を逸脱しない範囲で実施形態に多様な変更または改良を加えることができ、当該変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
例えば、上記実施形態では、用紙の厚みに応じてレジストロール56の搬送速度を制御する場合について説明したが、用紙の厚みに代えて、または、用紙の厚みに加えて、用紙の坪量、剛性、含水率、および記録媒体の表面の滑りやすさの少なくとも1つに応じてレジストロール56の搬送速度を制御するようにしてもよい。
2、2A 画像形成装置
4 転写装置
10 感光体ドラム
12 帯電器
14 レーザ露光器
16 現像器
22 転写ユニット
24 画像濃度センサ
32 転写ロール
56 レジストロール
57 用紙検出センサ
58 搬送シュート
59 検出部
60 定着器
70 下側案内部材
72 上側案内部材

Claims (6)

  1. 像保持体に保持された画像を記録媒体に転写する転写部と、
    前記転写部に対して前記記録媒体の搬送方向の上流側に配置され、前記記録媒体を搬送する搬送部と、
    前記記録媒体の後端が前記搬送部から排出される前後で、前記上流側における前記像保持体と前記記録媒体との位置関係の変化が抑制されるように、前記記録媒体の種類に応じて前記搬送部の搬送速度を制御する制御部と、
    を備え、
    前記記録媒体の前半領域が前記搬送部を通過する期間は、前記記録媒体の種類に関係無く予め定めた基準搬送速度となるように前記搬送部を制御し、前記記録媒体の後半領域が前記搬送部を通過する期間では、前記基準搬送速度よりも遅く、且つ、前記記録媒体が薄紙の場合は、前記記録媒体が厚紙の場合と比較して前記搬送速度を遅くるように制御する
    画像形成装置。
  2. 温度および湿度の少なくとも一方を含む環境情報を検出する検出部を備え、
    前記制御部は、前記環境情報に基づいて前記搬送速度を補正する
    請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記記録媒体の種類に応じて前記搬送速度の補正量を登録する登録部
    を備えた請求項1又は請求項2記載の画像形成装置。
  4. 前記登録部は、複数の異なる前記補正量で補正した前記搬送速度で前記記録媒体を搬送させてサンプル画像を前記記録媒体に形成させ、形成された前記サンプル画像の中からユーザーが選択した前記サンプル画像に対応する前記補正量を登録する
    請求項3記載の画像形成装置。
  5. 前記制御部は、搬送される前記記録媒体の種類を切り替える場合に、切り替え前の前記搬送速度よりも速い前記搬送速度に切り替える場合、切り替え後の前記記録媒体の搬送開始のタイミングを遅延させる
    請求項1〜4の何れか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記像保持体を駆動する第1の駆動部と前記転写部を駆動する第2の駆動部とが独立しており、
    前記制御部は、前記第1の駆動部による前記記録媒体の第1の表面速度に対して前記第2の駆動部による前記記録媒体の第2の表面速度を変化させた場合、前記第2の表面速度の変化に応じて前記搬送速度を変化させる
    請求項1〜5の何れか1項に記載の画像形成装置。
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