JP6938096B2 - 自動変速機の制御装置 - Google Patents
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Description
コースト走行に移行し、前記ロックアップクラッチの回転数差が所定回転数差となるように制御するフィードバック制御を行うとき、前記ロックアップクラッチに対し、第1締結指令値を出力してから前記フィードバック制御を開始するフィードバック制御手段と、
前記フィードバック制御中の前記回転数差に基づいて、前記第1締結指令値を学習補正する学習補正手段と、
を備え、
所定の走行状態を実現するシャシダイナモ上で前記学習補正手段を実行する際の前記第1締結指令値は、路面を走行中に前記学習補正手段を実行する際の前記第1締結指令値よりも大きいことを特徴とする。
図1は、実施例1の車両の工場出荷時における検査工程を表す概略図である。工場において組み立てが完成した車両10は、種々の検査工程を経た後、シャシダイナモに移動する。シャシダイナモは、コントロールタワー1と、ローラ1bと、車両10の各種コントローラと通信線を介して接続するケーブル2と、を有する。車両10の駆動輪20は、シャシダイナモのローラ1b上に位置するように停止する。シャシダイナモは、前輪駆動や後輪駆動のように一方の輪のみ駆動する車両の場合、駆動輪と接するローラ1bに走行抵抗を再現した負荷を発生させ、従動輪と接するローラ1bを走行状態に応じて回転駆動する。4輪駆動車であれば、前後のローラ1bに走行抵抗を再現した負荷を発生させる。
検査開始後、時刻t1までの間にシフトレバー15を操作したときの締結ショックを回避するセレクト学習制御を実施する。セレクト学習制御は、変速機構13内の発進クラッチの締結ショックを抑制する制御において、適正な指示値を学習補正する。
図4は、ドライブ時におけるロックアップクラッチ指示圧と、タイムラグとの関係を表す特性図である。ここで、タイムラグragとは、指示圧の指令を出力してから実際に締結容量を持ち始めるまでにかかる時間である。ロックアップクラッチ12aに対して低い指示圧を出した場合、ロックアップピストンがストロークするのに時間がかかるため、タイムラグragは長くなり、高い指示圧を出した場合、ロックアップピストンが素早くストロークするため、タイムラグragは短くなる。尚、ロックアップクラッチ12aが締結容量を持ち始めたか否かは、エンジン回転数Neの低下や、エンジン回転数Neとタービン回転数Ntとの差の減少により検出する。
ステップS1では、タイムラグragを計測する。
ステップS2では、タイムラグragが目標タイムラグrag*以上か否かを判断し、目標タイムラグrag*以上のときはステップS3に進み、それ以外はステップS4に進む。
ステップS3では、第1補正マップ処理による学習制御を行う。
ステップS4では、第2補正マップ処理による学習制御を行う。
コースト走行時は、燃費改善のためにエンジン11の燃料噴射を停止するフューエルカット(以下、FCと記載する。)を行い、ロックアップクラッチ12aをスリップ状態とするスリップロックアップ制御を実施する。ロックアップクラッチ12aが完全締結の場合、エンジンブレーキ力による過剰な減速度が発生するからである。また、ロックアップクラッチ12aが解放してしまうと、エンジン回転数Neが急速にFCリカバー回転数まで低下し、FCを終了して燃料噴射を再開するため燃費の改善が不十分となる。そこで、スリップロックアップ制御を行い、エンジン回転数Neの低下を抑制し、燃費を改善する。
時刻t14において、エンジン回転数Neが、タービン回転数Ntからスリップが発生したことを表す回転数差分だけ差し引いた所定回転数Nfbに到達すると、フィードバックゲインをGFB1より小さなGFB2に変更する。これにより、適正スリップ範囲に向けて安定したフィードバック制御を実現する。
上述のCD学習制御を実施後、走行中診断において学習値を反映した制御を行う。そして、学習後のタイムラグragに基づいて、学習制御が適正に実施されたか否か、もう一度学習制御を行うべきか否か、を判定する。図12は、実施例1の指示圧とタイムラグとの関係を表す特性図である。CD学習制御時に指示圧α、タイムラグがrag1であったとする。自動変速機ATの個体ばらつきのうち、指示圧に対してタイムラグragが最も高めに出る個体の特性をATmaxの太い実線で示し、指示圧に対してタイムラグragが最も小さめに出る個体の特性をATminの太い実線で示す。それぞれの個体内で生じるばらつきを考慮すると、実線の周囲に設定された斜線領域が適正な取りうる値の範囲となる。
感度及び運転性が共にOKの(P3)では、狙い通りの学習制御が行われたと判定し、リトライすることなく、学習値も維持して次の検査工程等に進ませる。
運転性のみNGとなる(P4)では、例えば、CD学習制御時のばらつきの上限値となり、走行中診断においてばらつきの下限値となると、運転性の許容幅を外れることがありうる。この場合は、再度学習することで、より精度の高い学習値が得られると考えられるため、学習値を維持してリトライする。
学習失敗の(P5)では、学習できなかった理由を調べる必要がある。例えば、温度やスロットル開度操作等が不適切だった可能性がある。ただし、学習していないため、学習値を維持してリトライする。
感度が二回ともNGとなる(P1)→(P1),(P1)→(P2),(P2)→(P1),(P2)→(P2)の場合は、ハード不良と判定し、異常品として次の検査工程等へ進まないように処理する。また、運転性が二回ともNGとなる(P2)→(P4),(P4)→(P2),(P4)→(P4)の場合は、誤学習とハード不良の切り分けができないものの、二回連続のNGであるため、異常品として次の検査工程等へ進まないように処理する。
一回目がどのパターンであっても、二回目で(P3)となる場合は、狙い通りの学習制御が行われたと判定し、OK品として次の検査工程等に進ませる。また、一回目が学習失敗の(P5)であり、二回目に感度NGかつ運転性がOKの(P1)の場合は、運転性が確保されていることから、OK品として次の検査工程等に進ませる。
一回目がどのパターンであっても、二回目に学習失敗である(P5)となる場合は、学習失敗となる原因を確認するために、異常品として次の検査工程等へ進まないように処理し、学習失敗の原因を究明するトラブルシュートを実施する。また、一回目が学習失敗の(P5)であり、二回目に感度NGかつ運転性がNGの(P2)の場合、もしくは二回目に感度OKかつ運転性がNGの(P4)の場合、運転性が共にNGであるため、異常品として次の検査工程等へ進まないように処理し、運転性がNGとなる原因を究明するトラブルシュートを実施する。
(1)コースト走行時に燃料噴射を停止するFC(燃料カット制御)を行うエンジン11に接続され、ロックアップクラッチ12a付きトルクコンバータ12と、変速機構13とを有する自動変速機の制御装置であって、コースト走行に移行したときは、ロックアップクラッチ12aに対し、所定容量に第2所定容量を加算した値(第1締結指令値)を出力し、FCの開始後、ロックアップクラッチ12aの回転数差が所定回転数差となるようにフィードバック制御する(フィードバック制御手段)。そして、フィードバック制御中の回転数差ΔNに基づいて、所定容量を学習補正する(学習補正手段)。
このとき、所定の走行状態を実現するシャシダイナモ上で学習補正する際の所定容量は、路面を走行中に学習補正する際の所定容量よりも大きい。
すなわち、シャシダイナモ上では、学習補正の機会が例えば一回だけであり、非常に少ないため、確実に学習を実行する必要がある。仮に、フィードバック制御を開始する前にロックアップクラッチ12aがスリップしていると、ロックアップクラッチ12aの回転数差ΔNを0から開始して徐々にスリップさせることで学習補正する場合、学習補正が実施できない。また、FCによってロックアップクラッチ12aに作用するコーストトルクが増大すると、よりスリップが生じやすくなる。そこで、シャシダイナモ上で行う学習補正制御の所定容量を設定する際に、ロックアップクラッチ12aの回転数差ΔNが0となるように、高めの値を設定することで、学習機会を確実に得ることができる。
よって、ロックアップクラッチ12aの制御性を向上することができる。
以上、本発明を実施するための形態を実施例に基づいて説明したが、本発明の具体的な構成は実施例に示した構成に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても本発明に含まれる。
1a モニタ
1b ローラ
2 ケーブル
2a ケーブル側コネクタ
10 車両
11 エンジン
12 トルクコンバータ
12a ロックアップクラッチ
13 変速機構
14 コントロールバルブユニット
15 シフトレバー
100 エンジンコントローラ
200 ATコントローラ
300 検査用コネクタ
AT 自動変速機
Claims (4)
- コースト走行時に燃料噴射を停止する燃料カット制御を行うエンジンに接続され、ロックアップクラッチ付きトルクコンバータと、変速機構とを有する自動変速機の制御装置であって、
コースト走行に移行し、前記ロックアップクラッチの回転数差が所定回転数差となるように制御するフィードバック制御を行うとき、前記ロックアップクラッチに対し、第1締結指令値を出力してから前記フィードバック制御を開始するフィードバック制御手段と、
前記フィードバック制御中の前記回転数差に基づいて、前記第1締結指令値を学習補正する学習補正手段と、
を備え、
所定の走行状態を実現するシャシダイナモ上で前記学習補正手段を実行する際の前記第1締結指令値は、路面を走行中に前記学習補正手段を実行する際の前記第1締結指令値よりも大きいことを特徴とする自動変速機の制御装置。 - 請求項1に記載の自動変速機の制御装置において、
前記路面を走行中に前記学習補正手段を実行する際の前記第1締結指令値は、前記ロックアップクラッチに作用するコーストトルクと釣り合う値であることを特徴とする自動変速機の制御装置。 - 請求項1または2に記載の自動変速機の制御装置において、
前記学習補正手段は、前記フィードバック制御を開始したときの第1締結指令値と、前記フィードバック制御により所定回転数差に収束したときの締結指令値との差に基づいて前記第1締結指令値を学習補正することを特徴とする自動変速機の制御装置。 - 摩擦締結要素を有する自動変速機の制御装置であって、
前記摩擦締結要素の回転数差が所定回転数差となるように制御するフィードバック制御を行うとき、前記摩擦締結要素に対し第1締結指令値を出力してから前記フィードバック制御を開始するフィードバック制御手段と、
前記フィードバック制御中の前記回転数差に基づいて、前記第1締結指令値を学習補正する学習補正手段と、
を備え、
所定の走行状態を実現するシャシダイナモ上で前記学習補正手段を実行する際の前記第1締結指令値は、路面を走行中に前記学習補正手段を実行する際の前記第1締結指令値よりも大きいことを特徴とする自動変速機の制御装置。
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JP2017251406A JP6938096B2 (ja) | 2017-12-27 | 2017-12-27 | 自動変速機の制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2019116936A JP2019116936A (ja) | 2019-07-18 |
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Family Applications (1)
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JP2017251406A Active JP6938096B2 (ja) | 2017-12-27 | 2017-12-27 | 自動変速機の制御装置 |
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2017
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