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JP6922153B2 - ランデル型ロータ及びランデル型モータ - Google Patents

ランデル型ロータ及びランデル型モータ Download PDF

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Description

本発明は、ランデル型ロータ及びランデル型モータに関する。
従来、モータのロータにおいて、周方向に複数の爪状磁極を有する一対のロータコアと、ロータコア内に内包された永久磁石とによって構成されたランデル型ロータを備えたランデル型モータが知られている(例えば特許文献1参照)。ランデル型ロータでは、一方のロータコアの爪状磁極と他方のロータコアの爪状磁極とが周方向に交互に配置されるとともに、軸方向に磁化された前記永久磁石によって各爪状磁極が交互に異なる磁極として機能するようになっている。
また、このようなランデル型ロータでは、爪状磁極の背面に設けられる背面磁石と、周方向における各爪状磁極間に設けられる極間磁石とを予め一体成形した円環状の補助磁石を採用している(例えば特許文献2の図14参照)。
特開2015−80387号公報 特開2014−117131号公報
ところで、上記のようなランデル型ロータでは、円環状の補助磁石とロータコアとの間に緩衝材を用いることが考えられる。しかしながら、ロータコアの爪状磁極の端面と補助磁石の周方向端面との間が面接触するとロータコア(爪状磁極)と補助磁石との間に隙間が生じず、緩衝材を介在させることが難しい虞がある。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、その目的は、ロータコアと補助磁石との間に緩衝材を容易に介在させることができるランデル型ロータ及びランデル型モータを提供することにある。
上記課題を解決するランデル型ロータは、周方向に複数の爪状磁極をそれぞれ有し、互いの爪状磁極が周方向に交互となる態様で組み付けられる第1及び第2ロータコアと、前記第1及び第2ロータコアの軸方向間に配置され、該軸方向に磁化されることで、前記第1ロータコアの前記爪状磁極を第1の磁極として機能させ、前記第2ロータコアの前記爪状磁極を第2の磁極として機能させる界磁磁石と、前記界磁磁石と前記各爪状磁極との径方向間を通るように配置された円環状の補助磁石と、を備え、前記補助磁石は、ボンド磁石であり、前記補助磁石には、前記爪状磁極と周方向において対向する周方向端面に周方向外側に突出する突起が一体形成され、該突起は、軸方向から見て曲面状をなし、該突起の先端は、該突起の先端と周方向に対向する前記爪状磁極の周方向端面に接触しており、前記補助磁石と前記爪状磁極との周方向間において前記突起の設けられていない径方向位置では、前記突起によって生じる前記補助磁石と前記爪状磁極との隙間に緩衝材が設けられ、該緩衝材は、周方向一方側に対向する前記補助磁石の周方向端面に接触しているとともに、周方向他方側に対向する前記爪状磁極の周方向端面に接触している。
この構成によれば、補助磁石には、爪状磁極と周向において対向する周方向端面に周方向外側に突出する突起が一体形成されているため、突起によって補助磁石と爪状磁極との周方向間に緩衝材を介在できる程度の隙間を設けることができる。これによって、ロータコアと補助磁石との間に緩衝材を容易に介在させることができる。
の構成によれば、突起を補助磁石に設けることで補助磁石と爪状磁極との隙間に緩衝材を介在させることができる。
また上記課題を解決するランデル型モータは、上記のランデル型ロータを備える。
この構成によれば、ランデル型モータにおいて上記効果を得ることができる。
本発明のランデル型ロータ及びランデル型モータによれば、ロータコアと補助磁石との間に緩衝材を容易に介在させることができる。
一実施形態のブラシレスモータを軸方向から見た正面図。 同形態のブラシレスモータの側面図。 同形態のブラシレスモータの断面図。 同形態のブラシレスモータの分解斜視図。 同形態のロータとセンサマグネットを分解した分解斜視図。 同形態のロータの分解斜視図。 同形態のロータの一部を示す平面図。
以下、ランデル型モータの一実施形態について説明する。
図1〜図3に示すように、本実施形態のブラシレスモータMは、ランデル型モータであって、例えば車両のエンジンに連結されるバルブタイミング可変装置に用いられるモータである。
ブラシレスモータMは、モータケース1を有する。モータケース1は、筒状ヨーク2と、ベース部材3と、カバー部材4とを有する。筒状ヨーク2は、有底筒状をなし、その開口側にベース部材3が取り付けられる。ベース部材3は、アルミニウムによりなり、筒状ヨーク2の開口側に取り付けられている。カバー部材4は、略板状をなし、ベース部材3の前記筒状ヨーク2とは反対側に取り付けられている。ベース部材3とカバー部材4とでなる収容空間に回路基板5が収容される。
ブラシレスモータMは、筒状ヨーク2の内周面にステータ10が固定され、そのステータ10の内側には、回転軸6を有するロータ20が配設されている。回転軸6は、非磁性体のステンレス製シャフトであって、筒状ヨーク2に形成した軸受保持部2aに収容固定された軸受7及びベース部材3に形成した軸受保持部3aに収容固定された軸受8にて、モータケース1に対して回転可能に支持されている。なお、軸受8は、非磁性体よりなる。
回転軸6の先端部は、筒状ヨーク2から突出し、ジョイント部材9が取り付けられている。ジョイント部材9は、モータMから出力される回転トルクを調整機構(図示略)に伝達するため、前記調整機構と連結されている。調整機構はエンジンバルブ(図示略)を開閉するカムシャフト(図示略)と連結されている。即ち、モータMから出力される回転トルクにて作動された前記調整機構が前記カムシャフトを作動させてエンジンバルブを開閉するタイミングが調整されるようになっている。
[ステータ]
図3及び図4に示すように、筒状ヨーク2の内周面にはステータ10が固定されている。ステータ10は、円筒状のステータコア11を有し、そのステータコア11には、周方向に等ピッチに配置される複数のティース12が、径方向内側に向かって延出形成されている。各ティース12は、T型のティースであって、その径方向の内周面は、回転軸6の中心軸線Lを中心として同心円の円弧を軸線方向に延出した円弧面である。
各ティース12には、インシュレータ13を介して3相の巻線のそれぞれが巻回されている。具体的には、図4に示すように、12個のティース12には、周方向に3相巻線、即ちU相巻線14、V相巻線15、W相巻線16が順番に例えば集中巻きにて巻回されている。そして、これら巻回した巻線14,15,16に3相の駆動電流が供給されてステータ10に回転磁界を形成し、ステータ10の内側に配置したロータ20を回転軸6中心に正逆回転させるようになっている。
[ロータ]
図3〜図6に示すように、ロータ20は、前記回転軸6と、第1及び第2ロータコア21,31と、界磁磁石40と、整流磁石42と、センサマグネット50とを有している。
[第1ロータコア]
図3〜図6に示すように、第1ロータコア21は、軟磁性材料よりなる電磁鋼板にて形成され、ベース部材3側に配置される。第1ロータコア21は、略円板状の第1コアベース22を有し、その中心位置に軸方向に貫通する貫通穴22aが形成されている。貫通穴22aのベース部材3側の外周部には、略円筒状のボス部22bが突出形成されている。本実施形態では、バーリング加工により、貫通穴22aとボス部22bを同時に形成している。なお、ボス部22bの外径は、回転軸6の一側を回転可能に支持する軸受8の外径より短く形成される。即ち、ボス部22bの外径は、ベース部材3に設けた軸受8を収容固定する軸受保持部3aの内径より短く形成されている。
貫通穴22a(ボス部22b)には回転軸6が圧入して貫挿され、第1コアベース22が回転軸6に対して圧着固定される。この時、ボス部22bを形成することによって、第1コアベース22は、回転軸6に対して強固に圧着固定される。そして、この第1コアベース22が回転軸6に圧着固定されたとき、ボス部22bは、軸受保持部3aに収容固定された軸受8に対して、軸方向において離間するように配置される(図1参照)。
第1コアベース22の外周面22cには、等間隔に複数(本実施形態では4つ)の第1爪状磁極23が径方向外側に突出されるとともに軸方向に延出形成されている。ここで、第1爪状磁極23において、第1コアベース22の外周面22cから径方向外側に突出した部分を第1基部24といい、軸方向に屈曲された先端部分を第1磁極部25という。
第1基部24と第1磁極部25からなる第1爪状磁極23の周方向両端面23a,23bは、径方向に延びる(軸方向から見て径方向に対して傾斜していない)平坦面となっている。そして、各第1爪状磁極23の周方向の角度、即ち前記周方向両端面23a,23b間の角度は、周方向に隣り合う第1爪状磁極23同士の隙間の角度より小さく設定されている。
また、第1磁極部25の径方向外側面26は、軸直交方向断面形状が回転軸6の中心軸線Lを中心とする同心円形状の円弧面を有し、その径方向外側面26に2つの補助溝27を有している。補助溝27は、径方向外側面26の周方向中心から両側にそれぞれ同角度だけずれた位置に形成されている。補助溝27は、軸直交方向断面形状がU字状、即ち底面が湾曲面にて形成されている。
[第2ロータコア]
図3〜図6に示すように、第2ロータコア31は、第1ロータコア21と同一材質及び同形状であって、筒状ヨーク2側に配置される。第2ロータコア31は、円板状の第2コアベース32を有し、その中心位置に軸方向に貫通する貫通穴32aが形成されている。貫通穴32aの筒状ヨーク2側の外周部には、略円筒状のボス部32bが突出形成されている。本実施形態では、バーリング加工により、貫通穴32aとボス部32bを同時に形成している。なお、ボス部32bの外径は、回転軸6の一側を回転可能に支持する軸受7の外径より短く形成される。即ち、ボス部32bの外径は、筒状ヨーク2に設けた軸受7を収容固定する軸受保持部2aの内径より短く形成されている。
貫通穴32a(ボス部32b)には回転軸6が圧入して貫挿され、第2コアベース32が回転軸6に対して圧着固定される。この時、ボス部32bを形成することによって、第2コアベース32は、回転軸6に対して強固に圧着固定される。そして、この第2コアベース32が回転軸6に圧着固定されたとき、ボス部32bは、軸受保持部2aに収容固定された軸受7に対して、軸方向において離間するように配置されるようになっている(図1参照)。
第2コアベース32の外周面32cには、等間隔に複数(本実施形態では4つ)の第2爪状磁極33が径方向外側に突出されるとともに軸方向に延出形成されている。ここで、第2爪状磁極33において、第2コアベース32の外周面32cから径方向外側に突出した部分を第2基部34といい、軸方向に屈曲された先端部分を第2磁極部35という。
第2基部34と第2磁極部35からなる第2爪状磁極33の周方向両端面33a,33bは径方向に延びる平坦面とされている。そして、各第2爪状磁極33の周方向の角度、即ち前記周方向両端面33a,33b間の角度は、周方向に隣り合う第2爪状磁極33同士の隙間の角度より小さく設定されている。
また、第2磁極部35の径方向外側面36は、軸直交方向断面形状が回転軸6の中心軸線Lを中心とする同心円形状の円弧面を有し、その径方向外側面36に2つの補助溝37を有している。補助溝37は、径方向外側面36の周方向中心から両側にそれぞれ同角度だけずれた位置に形成されている。補助溝37は、軸直交方向断面形状がU字状、即ち底面が湾曲面にて形成されている。
そして、このような第2ロータコア31は、各第2爪状磁極33が第1ロータコア21の各第1爪状磁極23間となるようにして第1ロータコア21と対向させて組み合わされる。このとき、第2コアベース32の内側面32dと第1コアベース22の内側面22dとの軸方向の間に界磁磁石40が介在される。
[界磁磁石]
図6に示すように、界磁磁石40は、円板状の永久磁石であって、その中央部に貫通穴40aが形成されている。界磁磁石40は、その貫通穴40aに円筒状のスリーブ41が貫挿されている。スリーブ41は、非磁性体よりなり本実施形態では回転軸6と同じステンレス製にて形成されている。界磁磁石40の外径は、第1及び第2コアベース22,32の外径と一致するように設定されている。従って、界磁磁石40の外周面40bが第1及び第2コアベース22,32の外周面22c,32cと面一となる。
界磁磁石40は、円板状の永久磁石であって、その中央部に貫通穴40aが形成されている。界磁磁石40は、その貫通穴40aに円筒状のスリーブ41が貫挿されている。スリーブ41は、非磁性体よりなり本実施形態では回転軸6と同じステンレス製にて形成されている。界磁磁石40の外径は、第1及び第2コアベース22,32の外径と一致するように設定されている。従って、界磁磁石40の外周面40bが第1及び第2コアベース22,32の外周面22c,32cと面一となる。
従って、本実施形態のロータ20は、界磁磁石40を用いた所謂ランデル型ロータである。ロータ20は、N極となる第1爪状磁極23と、S極となる第2爪状磁極33とが周方向に交互に配置されており、磁極数が8極となる。すなわち、本実施形態のブラシレスモータMは、ロータ20の極数が2×n(但し、nは自然数)に設定されるとともに、ステータ10のティース12の数が3×nに設定され、具体的には、ロータ20の極数が「8」に設定され、ステータ10のティース12の数が「12」に設定されている。
[整流磁石(補助磁石)]
ロータ20は、界磁磁石40の外周側に補助磁石としての整流磁石42を備えている。整流磁石42は、円環状をなすよう形成される。なお、界磁磁石40と整流磁石42とは、異なる材料で構成される。具体的には、界磁磁石40は、例えば異方性の焼結磁石であり、例えばフェライト磁石、サマリウムコバルト(SmCo)磁石、ネオジム磁石等で構成される。整流磁石42は、例えばボンド磁石(プラスチックマグネット、ゴムマグネット等)であり、例えばサマリウム鉄窒素(SmFeN)系磁石、サマリウムコバルト(SmCo)系磁石、ネオジム磁石等などの希土類磁石で構成される。
図6に示すように、整流磁石42は、背面磁石部43,44と極間磁石部45とを有し、背面磁石部43,44及び極間磁石部45のそれぞれで漏れ磁束を抑えるように磁化された極異方性磁石である。
詳述すると、一方の背面磁石部43は、第1爪状磁極23の第1磁極部25の内周面と、第2コアベース32の外周面32cとの間に配置される。そして、背面磁石部43は、第1磁極部25の内周面に近接する側がその第1磁極部25と同極のN極に、第2コアベース32の外周面32cに近接する側がその第2コアベース32と同極のS極となるように径方向成分を主として磁化されている。
他方の背面磁石部44は、第2爪状磁極33の第2磁極部35の内周面と、第1コアベース22の外周面22cとの間に配置される。そして、背面磁石部44は、第2磁極部35の内周面に近接する側がその第2磁極部35と同極のS極に、第1コアベース22の外周面22cに近接する側がその第1コアベース22と同極のN極となるように径方向成分を主として磁化されている。
極間磁石部45は、第1爪状磁極23と第2爪状磁極33との周方向の間に配置されている。極間磁石部45は、周方向において第1爪状磁極23側がN極に、第2爪状磁極33側がS極となるように周方向成分を主として磁化されている。
[センサマグネット]
センサマグネット50は、断面略矩形状で円環状をなしているが、軸方向一端面において、径方向中央部分がロータ20の本体側の固定部位A1に対して固定するための固定面51となっている。固定面51は、センサマグネット50の全周に亘って設けられる円環状の平坦面をなしている。
これに対し、センサマグネット50を固定するためのロータ20の本体側の固定部位A1としては、第1ロータコア21と整流磁石42とに跨る円環状の面、詳しくは、第1コアベース22の第1爪状磁極23における第1基部24の端面と、整流磁石42における背面磁石部44の端面及び極間磁石部45の端面の一部とがなす周方向に略面一となる円環状の平坦面である。
そして、センサマグネット50は、固定面51とロータ20の本体側の固定部位A1との間に塗布される接着剤にてその固定部位A1に対して加圧されて接着固定される。このようにしてセンサマグネット50は、自身の磁極とロータ20の磁極、即ち第1及び第2爪状磁極23,33とが対応するようにして接着固定されている。
[磁気センサ]
また、本実施形態のブラシレスモータMは、回路基板5にセンサマグネット50に対して軸方向に所定の間隔を有して対向するホールIC等の磁気センサ60が設けられる。そして、ロータ20と一体的にセンサマグネット50が回転することで、磁気センサ60はそのセンサマグネット50の磁極に応じた検出信号を出力する。磁気センサ60からの検出信号を受けた制御回路(図示略)は、その検出信号に基づいてロータ20の回転位置(角度)を算出するとともに回転数(速度)等を算出し、ブラシレスモータMの駆動制御を行う。
次に、本実施形態のランデル型ロータとして構成されるロータ20の特徴部分について説明する。
図7に示すように、本実施形態の整流磁石42の極間磁石部45には、整流磁石42を第1ロータコア21及び第2ロータコア31と組み付けた状態において第1ロータコア21の爪状磁極23と周方向において対向する周方向端面45aに、周方向外側に突出する突起45bが設けられる。より詳しくは、突起45bは、整流磁石42を第1ロータコア21及び第2ロータコア31と組み付けた状態において、磁極部25よりも径方向内側であって極間磁石部45の径方向の中心位置よりも径方向外側の位置に整流磁石42(極間磁石部45)と一体形成される。なお、図示しないものの、極間磁石部45には、整流磁石42を第1ロータコア21及び第2ロータコア31と組み付けた状態において第2ロータコア31の爪状磁極33と周方向において対向する周方向端面45cに、周方向外側に突出する突起45bと同様の突起が設けられる。
また、極間磁石部45と各ロータコア21,31との周方向間、及び、背面磁石部43,44と各ロータコア21,31との径方向間には緩衝材70が設けられる。緩衝材70は例えば接着材であって、整流磁石42と各ロータコア21,31とを組み付けた状態で隙間に注入される。
ここで、前述したように本実施形態のロータ20では、極間磁石部45の周方向端面45aに突起45bが設けられるため、整流磁石42と各ロータコア21,31とを組み付けた場合に、少なくとも突起45bの突出分だけ隙間が生じることとなる。その結果、整流磁石42と極間磁石部45との間から緩衝材70である接着材を流し込むことが可能となり、ロータコアと補助磁石との間に緩衝材を容易に介在させることができるようになっている。
次に、本実施形態の効果を記載する。
(1)整流磁石42と爪状磁極23,33との周方向間において整流磁石42に周方向外側に突出する突起45bが設けられるため、突起45bによって整流磁石42と爪状磁極23,33との周方向間に緩衝材70を介在できる程度の隙間を設けることができる。これによって、ロータコア21,31と整流磁石42との間に緩衝材70を容易に介在させることができる。
(2)突起45bを整流磁石42のみに設けることで整流磁石42と爪状磁極23,33との隙間に緩衝材70を介在させることができる。
(3)整流磁石42は比較的柔らかいボンド磁石で構成されるため、突起45bによる応力がロータコア21,31側に作用した場合であっても整流磁石42(突起45b)が比較的柔らかいため、過度な摩耗を抑えることができる。
なお、上記実施形態は、以下のように変更してもよい。
・上記実施形態では、突起45bの位置は適宜変更してもよい。
例えば、爪状磁極23,33の各磁極部25,35と当接する位置に突起45bを形成してもよい。
また、ロータコア21,31側に突起45bを形成したり、ロータコア21,31と整流磁石42の両方に突起45bを形成してもよい。
・上記実施形態では、緩衝材70として接着剤を採用したが、これに限らず、接着を伴わない緩衝材を採用してもよい。
・上記実施形態では、突起45bと整流磁石42とを予め一体形成としたが、後加工によって一体とする構成としてもよい。
・上記実施形態並びに各変形例は適宜組み合わせてもよい。
次に、上記実施形態及び別例から把握できる技術的思想を以下に追記する。
(付記1)
請求項2に記載のランデル型ロータにおいて、
前記補助磁石はボンド磁石であることを特徴とするランデル型ロータ。
この構成によれば、突起が設けられる補助磁石をボンド磁石で構成することで、突起による応力がロータコア側に作用した場合であっても補助磁石(突起)が比較的柔らかいため、過度な摩耗を抑えることができる。
M…ブラシレスモータ(ランデル型モータ)、20…ロータ(ランデル型ロータ)、21…第1ロータコア、23…第1爪状磁極(爪状磁極)、31…第2ロータコア、33…第2爪状磁極(爪状磁極)、40…界磁磁石、42…整流磁石(補助磁石)、43,44…整流磁石を構成する背面磁石部、45…整流磁石を構成する極間磁石部、45a…周方向端面、45b…突起、45c…周方向端面、70…緩衝材。

Claims (2)

  1. 周方向に複数の爪状磁極をそれぞれ有し、互いの爪状磁極が周方向に交互となる態様で組み付けられる第1及び第2ロータコアと、
    前記第1及び第2ロータコアの軸方向間に配置され、該軸方向に磁化されることで、前記第1ロータコアの前記爪状磁極を第1の磁極として機能させ、前記第2ロータコアの前記爪状磁極を第2の磁極として機能させる界磁磁石と、
    前記界磁磁石と前記各爪状磁極との径方向間を通るように配置された円環状の補助磁石と、
    を備え、
    前記補助磁石は、ボンド磁石であり、
    前記補助磁石には、前記爪状磁極と周方向において対向する周方向端面に周方向外側に突出する突起が一体形成され、該突起は、軸方向から見て曲面状をなし、該突起の先端は、該突起の先端と周方向に対向する前記爪状磁極の周方向端面に接触しており、
    前記補助磁石と前記爪状磁極との周方向間において前記突起の設けられていない径方向位置では、前記突起によって生じる前記補助磁石と前記爪状磁極との隙間に緩衝材が設けられ、該緩衝材は、周方向一方側に対向する前記補助磁石の周方向端面に接触しているとともに、周方向他方側に対向する前記爪状磁極の周方向端面に接触していることを特徴とするランデル型ロータ。
  2. 請求項1に記載のランデル型ロータを備えたことを特徴とするランデル型モータ。
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