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JP6876659B2 - コネクタおよびコネクタ構造 - Google Patents

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Description

本発明は、コネクタおよびコネクタ構造に関する。
従来、コネクタ同士が完全に嵌合したか否かを検知する技術がある。特許文献1には、第1ハウジングと、第2ハウジングと、第2ハウジングに組み付けられた嵌合検知部材と、を有するコネクタの技術が開示されている。
特開2017−111910号公報
コネクタ同士が完全に嵌合したか否かを検知する機構を備えつつコネクタを小型化できることが望まれている。
本発明の目的は、コネクタ同士が完全に嵌合したか否かを検知する機構を備えつつコネクタを小型化できるコネクタおよびコネクタ構造を提供することである。
本発明のコネクタは、筒状のハウジング本体と、前記ハウジング本体によって囲まれた空間部に、前記ハウジング本体の第一壁部から突出したアームと、を有するアウターハウジングと、第一端子を保持しており、前記ハウジング本体の内方に配置されたインナーハウジングと、前記第一壁部と前記インナーハウジングとの間に、前記ハウジング本体の軸方向に沿ってスライド可能に支持されている検知部材と、を備え、前記ハウジング本体は、突起を有し、かつ第二端子を保持している相手側のハウジングが挿入される開口部を有し、前記アームは、前記開口部に向けて延出している可撓性のアーム本体と、前記アーム本体から突出した係止片と、を有し、前記アームは、前記相手側のハウジングが前記開口部から前記ハウジング本体に挿入されると、前記アーム本体が弾性変形することで前記係止片が前記突起を乗り越えて前記突起を係止し、前記係止片は、前記相手側のハウジングが前記ハウジング本体に挿入される際に、前記係止片が前記突起を乗り越えていないときは、前記検知部材を係止して前記検知部材が前記開口部に向けて進むことを規制し、かつ前記係止片が前記突起を乗り越え終わると、前記検知部材が前記開口部に向けて進むことを許容することを特徴とする。
本発明に係るコネクタは、筒状のハウジング本体と、ハウジング本体によって囲まれた空間部に、ハウジング本体の第一壁部から突出したアームと、を有するアウターハウジングと、第一端子を保持しており、ハウジング本体の内方に配置されたインナーハウジングと、第一壁部とインナーハウジングとの間に、ハウジング本体の軸方向に沿ってスライド可能に支持されている検知部材と、を備える。
ハウジング本体は、突起を有し、かつ第二端子を保持している相手側のハウジングが挿入される開口部を有する。アームは、開口部に向けて延出している可撓性のアーム本体と、アーム本体から突出した係止片と、を有する。アームは、相手側のハウジングが開口部からハウジング本体に挿入されると、アーム本体が弾性変形することで係止片が突起を乗り越えて突起を係止する。係止片は、相手側のハウジングがハウジング本体に挿入される際に、係止片が突起を乗り越えていないときは、検知部材を係止して検知部材が開口部に向けて進むことを規制し、かつ係止片が突起を乗り越え終わると、検知部材が開口部に向けて進むことを許容する。本発明に係るコネクタは、ハウジング本体と相手側のハウジングとの間の空間をアームの可動空間として利用する。これにより、寸法公差を考慮して確保されるスペースをアームの可動空間の少なくとも一部として活用することができる。よって、本発明に係るコネクタは、コネクタを小型化できるという効果を奏する。
図1は、実施形態に係るコネクタ構造の斜視図である。 図2は、実施形態に係る第一コネクタの斜視図である。 図3は、実施形態に係る第一コネクタの正面図である。 図4は、実施形態に係る第一コネクタの分解斜視図である。 図5は、実施形態に係るアウターハウジングの平面図である。 図6は、実施形態に係るアウターハウジングの断面斜視図である。 図7は、実施形態に係るアウターハウジングの斜視図である。 図8は、実施形態に係る検知部材の平面図である。 図9は、実施形態に係るインナーハウジングおよびシェルの断面斜視図である。 図10は、実施形態に係る第一コネクタの他の斜視図である。 図11は、実施形態に係る第二コネクタの斜視図である。 図12は、実施形態に係る第二コネクタの正面図である。 図13は、実施形態に係る第一コネクタと第二コネクタとの嵌合開始時の断面図である。 図14は、実施形態に係る第一コネクタと第二コネクタとの完全嵌合状態の断面図である。 図15は、実施形態に係る検知部材のロック状態を示す断面図である。 図16は、実施形態の仮係止位置にある検知部材を示す断面図である。 図17は、実施形態に係る検知部材のロック状態を示す他の断面図である。 図18は、第一コネクタと第二コネクタとの半嵌合状態の断面図である。
以下に、本発明の実施形態に係るコネクタおよびコネクタ構造につき図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記の実施形態における構成要素には、当業者が容易に想定できるものあるいは実質的に同一のものが含まれる。
[実施形態]
図1から図18を参照して、実施形態について説明する。本実施形態は、コネクタおよびコネクタ構造に関する。図1は、実施形態に係るコネクタ構造の斜視図、図2は、実施形態に係る第一コネクタの斜視図、図3は、実施形態に係る第一コネクタの正面図、図4は、実施形態に係る第一コネクタの分解斜視図、図5は、実施形態に係るアウターハウジングの平面図、図6は、実施形態に係るアウターハウジングの断面斜視図、図7は、実施形態に係るアウターハウジングの斜視図、図8は、実施形態に係る検知部材の平面図、図9は、実施形態に係るインナーハウジングおよびシェルの断面斜視図、図10は、実施形態に係る第一コネクタの他の斜視図、図11は、実施形態に係る第二コネクタの斜視図、図12は、実施形態に係る第二コネクタの正面図、図13は、実施形態に係る第一コネクタと第二コネクタとの嵌合開始時の断面図、図14は、実施形態に係る第一コネクタと第二コネクタとの完全嵌合状態の断面図、図15は、実施形態に係る検知部材のロック状態を示す断面図、図16は、仮係止位置にある実施形態の検知部材を示す断面図、図17は、実施形態に係る検知部材のロック状態を示す他の断面図、図18は、第一コネクタと第二コネクタとの半嵌合状態の断面図である。
図9には、図3のIX−IX断面が示されている。また、図13から図15には、図9と同じ断面位置の断面図が示されている。図16および図17には、図3のXVI−XVI断面位置の断面が示されている。
図1に示すように、本実施形態に係るコネクタ構造100は、第一コネクタ10および第二コネクタ20を有する。第一コネクタ10および第二コネクタ20は、互いに嵌合する一対の嵌合コネクタを構成する。
以下の説明において、第一コネクタ10の軸線方向を単に「軸方向X」と称する。軸方向Xにおいて、第一コネクタ10に対する第二コネクタ20の挿入方向を単に「挿入方向」と称する。また、軸方向Xにおいて、挿入方向とは反対向きの方向を「抜去方向」と称する。
本実施形態の第一コネクタ10は、メス端子5を有するメスコネクタである。第一コネクタ10は、アウターハウジング1、インナーハウジング2、検知部材3、シェル4、およびメス端子5を有する。各メス端子5には、電線50が接続される。
アウターハウジング1は、絶縁性の合成樹脂等によって形成されている。図2から図4に示すように、アウターハウジング1は、筒状のハウジング本体11、およびロックアーム12を有する。ハウジング本体11の形状は、断面形状が略矩形の角筒形状である。ハウジング本体11は、第一壁部11a、第二壁部11b、第三壁部11c、および第四壁部11dを有する。
第一壁部11aと第二壁部11bとは、互いに対向している。第一壁部11aと第二壁部11bとが対向している方向を「高さ方向H」と称する。高さ方向Hは、軸方向Xと直交している。第三壁部11cと第四壁部11dとは、互いに対向している。第三壁部11cと第四壁部11dとが対向している方向を「幅方向W」と称する。幅方向Wは、軸方向Xおよび高さ方向Hと直交している。
第一壁部11aにおける挿入方向の端部には、切り欠き部11eが形成されている。第一壁部11aは、切り欠き部11eから突出したガード部11fを有する。ガード部11fは、検知部材3を覆い、検知部材3を保護する。本実施形態のガード部11fの形状は、矩形である。ハウジング本体11は、開口部11hを有する。開口部11hは、第二コネクタ20のハウジング6が挿入される挿入口である。
ロックアーム12は、ハウジング本体11と一体に形成されている。ロックアーム12は、第一アーム部13、梁部14、第二アーム部15、および操作部16を有する。第一アーム部13および第二アーム部15によってアーム本体18が構成されている。第一アーム部13は、第一壁部11aの内側面11gから空間部19に突出している。空間部19は、ハウジング本体11によって囲まれた空間部である。言い換えると、空間部19は、ハウジング本体11の内方の空間部である。
本実施形態のロックアーム12は、二本の第一アーム部13A,13Bを有する。二本の第一アーム部13A,13Bは、幅方向Wに沿って隙間を設けて並べて配置されている。本明細書では、二本の第一アーム部13A,13Bを区別しない場合、二本の第一アーム部13A,13Bを第一アーム部13と総称する。図6および図7に示すように、第一アーム部13の基端部13cは、内側面11gから高さ方向Hに沿って突出している。第一アーム部13の主部13dは、基端部13cから抜去方向に向けて延出している。
主部13dと第一壁部11aとの間には、所定の隙間が設けられている。この隙間は、ロックアーム12の弾性変形を許容する。例えば、第二コネクタ20が第一コネクタ10と嵌合するときに、ロックアーム12は、第一アーム部13の先端が第一壁部11aへ近づくように弾性変形する(図13参照)。アウターハウジング1は、このような弾性変形を許容する可動空間を有するように形成されている。つまり、ハウジング本体11と第二コネクタ20との間、およびハウジング本体11とインナーハウジング2との間には、ロックアーム12の弾性変形を許容する空間が確保されている。
梁部14は、棒状または板状の構成部である。梁部14は、第一アーム部13の先端につながっている。梁部14は、一方の第一アーム部13Aの先端と、他方の第一アーム部13Bの先端とをつないでおり、幅方向Wに沿って延在している。梁部14の端部は、第一アーム部13よりも幅方向Wの外側に向けて突出している。
第二アーム部15は、梁部14の端部から挿入方向に向けて延出している。本実施形態のロックアーム12は、二本の第二アーム部15A,15Bを有する。一方の第二アーム部15Aは、梁部14の一端につながっており、他方の第二アーム部15Bは、梁部14の他端につながっている。二本の第二アーム部15A,15Bは、二本の第一アーム部13A,13Bを間に挟んで互いに対向している。本明細書では、二本の第二アーム部15A,15Bを区別しない場合、二本の第二アーム部15A,15Bを第二アーム部15と総称する。
第二アーム部15は、主部15cおよび先端部15dを有する。主部15cは、第二アーム部15における基端側の部分であり、梁部14につながっている。主部15cの延在方向は、軸方向Xと実質的に平行である。先端部15dの延在方向は、軸方向Xに対して傾斜している。より詳しくは、先端部15dは、先端へ向うに従って第二壁部11bから遠ざかるように傾斜している。
操作部16は、一方の第二アーム部15Aの先端部15dと、他方の第二アーム部15Bの先端部15dとをつないでおり、幅方向Wに沿って延在している。操作部16に対して高さ方向Hに沿った力が加えられると、ロックアーム12が弾性変形する。例えば、操作部16に対して第二壁部11bへ向かう力が加わると、操作部16が第二壁部11b辺か付くようにロックアーム12が弾性変形する。本実施形態の操作部16の形状は、略矩形である。操作部16は、ガード部11fよりも挿入方向に位置している。第二アーム部15および操作部16は、後述するように、ロック位置に位置している検知部材3をガードする。
第二アーム部15の側面15eには、係止片17が設けられている。係止片17は、第二アーム部15における抜去方向の端部に配置されている。言い換えると、係止片17は、アーム本体18における抜去方向の端部に配置されている。係止片17は、第一アーム部13側とは反対側に向けて突出している。つまり、係止片17は、他方の係止片17から遠ざかる方向に向けて突出している。高さ方向Hから見た場合の本実施形態の係止片17の形状は、矩形である。
なお、本実施形態の第一コネクタ10では、第二壁部11bにもロックアーム12が設けられている。
図4等に示すように、本実施形態のインナーハウジング2は、シェル4と一体である。インナーハウジング2は、例えば、インサート成形によってシェル4と一体化されている。シェル4は、導電性を有する金属等によって筒状に形成されている。本実施形態のシェル4の断面形状は、略楕円形状である。インナーハウジング2は、嵌合部21および端子保持部22を有する。嵌合部21は、シェル4から径方向の外側に向けて突出している。嵌合部21は、アウターハウジング1のハウジング本体11と嵌合する部分である。正面視における嵌合部21の形状は、略矩形である。インナーハウジング2は、ハウジング本体11と係合する爪部23を有する。
端子保持部22は、メス端子5を保持する部分であり、シェル4の内方に配置されている。端子保持部22の先端は、軸方向Xに沿ってシェル4から突出している。本実施形態のインナーハウジング2は、二つの端子保持部22を有する。二つの端子保持部22は、幅方向Wに沿って並んで配置されている。
検知部材3は、第一コネクタ10と第二コネクタ20とが完全に嵌合しているか否かを検知する部材である。検知部材3は、絶縁性の合成樹脂等によって形成されている。図4および図8に示すように、検知部材3は、本体31と、規制部32と、アーム部33と、を有する。本体31は、板状または棒状の構成部である。規制部32は、本体31の中央部から、本体31に対して直交する方向に向けて突出している。規制部32の先端には、片部32aが設けられている。片部32aは、平板状に形成されている。規制部32は、ロックアーム12の一対の第一アーム部13A,13Bによって軸方向Xに沿ってガイドされる。
アーム部33は、本体31の端部から、本体31に対して直交する方向に向けて突出している。アーム部33は、可撓性を有するように形成されている。本実施形態の検知部材3は、二本のアーム部33を有する。二本のアーム部33は、規制部32を間に挟んで互いに対向している。アーム部33の先端には、被係止突起34が設けられている。被係止突起34は、アーム部33の延在方向と直交する方向に向けて突出している。各アーム部33には、それぞれ一つの被係止突起34が形成されている。
検知部材3は、例えば、アウターハウジング1に対して抜去方向に向けて挿入される。検知部材3は、図4に示すように、規制部32およびアーム部33が軸方向Xに沿って延在するように、かつ規制部32およびアーム部33の先端が抜去方向を向くようにしてアウターハウジング1に挿入される。一方、シェル4およびインナーハウジング2は、アウターハウジング1に対して挿入方向に向けて挿入される。シェル4およびインナーハウジング2は、端子保持部22を抜去方向に向けた姿勢でアウターハウジング1に挿入される。インナーハウジング2は、ハウジング本体11と係合してハウジング本体11に対して固定される。シェル4およびインナーハウジング2は、アウターハウジング1の内部において、検知部材3を支持する。より詳しくは、シェル4およびインナーハウジング2は、検知部材3がアウターハウジング1に対して軸方向Xに沿ってスライド可能なように検知部材3を支持する。
図9および図10には、検知部材3、シェル4、およびインナーハウジング2がアウターハウジング1に対して取り付けられた状態が示されている。図10に示すように、検知部材3の規制部32は、一対の第一アーム部13A,13Bの間に挿入される。規制部32は、二本の第一アーム部13A,13Bによって軸方向Xに沿ってガイドされる。また、検知部材3のアーム部33は、第二アーム部15の側面15eと対向する位置に挿入される。アーム部33と側面15eとの間には、わずかに隙間が存在する。従って、検知部材3は、ロックアーム12に対して軸方向Xに沿って相対移動可能である。
図9に示すように、ロックアーム12の係止片17は、アーム部33の被係止突起34を係止する。検知部材3がシェル4およびインナーハウジング2によって支持された状態において、係止片17は、軸方向Xにおいて被係止突起34と対向する。アウターハウジング1に挿入された検知部材3は、係止片17によって係止される。本明細書では、被係止突起34が係止片17によって係止される位置を検知部材3の「仮係止位置」と称する。係止片17は、検知部材3が仮係止位置よりも抜去方向に向けて進入することを規制する。
本実施形態の第二コネクタ20は、オス端子を有するオスコネクタである。図11および図12に示すように、第二コネクタ20は、ハウジング6、シェル7、およびオス端子8を有する。各オス端子8には、電線50が接続される。本実施形態のハウジング6は、シェル7と一体である。ハウジング6は、例えば、インサート成形によってシェル7と一体化されている。シェル7は、導電性を有する金属等によって形成されている。シェル7は、筒状部71、およびフランジ部72を有する。筒状部71の断面形状は、略楕円形状である。第二コネクタ20が第一コネクタ10と嵌合することにより、筒状部71が第一コネクタ10のシェル4と電気的に接続される。
フランジ部72は、筒状部71における抜去方向の端部から径方向の外側に向けて突出している。フランジ部72は、ネジ等の締結部材が挿通される孔部72aを有する。フランジ部72は、機器の筐体等に対して固定され、かつ接地される。
本実施形態のハウジング6は、筒状部71と一体化されている。ハウジング6は、絶縁性の合成樹脂等によって形成されている。ハウジング6は、筒状部61および嵌合部62を有する。筒状部61の断面形状の輪郭は、シェル7の筒状部71の断面形状の輪郭と実質的に同じである。筒状部61は、筒状部71における挿入方向の端部とつながっている。
嵌合部62は、第一コネクタ10のアウターハウジング1に嵌合する部分である。嵌合部62は、シェル7の筒状部71の外側に形成されている。嵌合部62の断面形状は、略矩形である。嵌合部62は、第一壁部62a、第二壁部62b、第三壁部62c、および第四壁部62dを有する。第一壁部62aと第二壁部62bとは、高さ方向Hにおいて互いに対向している。第三壁部62cと第四壁部62dとは、幅方向Wにおいて互いに対向している。第一壁部62aには、一対のリブ63、第一突起64、および一対の第二突起65が設けられている。第一突起64および第二突起65は、幅方向Wと直交する断面の断面形状が台形の凸部である。
第一突起64は、第一壁部62aにおける幅方向Wの中央部に形成されている。第一突起64は、傾斜面64aおよび頂面64bを有する。傾斜面64aは、第一突起64における挿入方向の前方を向く端面である。傾斜面64aは、高さ方向Hに沿って突出方向の先端へ向うに従って抜去方向へ向かうように傾斜している。言い換えると、傾斜面64aは、ハウジング6が第一コネクタ10のアウターハウジング1に挿入された際に、ハウジング本体11の第一壁部11aと対向するように傾斜している。頂面64bは、第一突起64の先端面である。頂面64bは、高さ方向Hを向く面であり、例えば、高さ方向Hと直交する平面である。
第一突起64および第二突起65は、幅方向Wに沿って並んで配置されている。一対の第二突起65は、第一突起64を間に挟んで配置されている。第二突起65は、傾斜面65aおよび頂面65bを有する。傾斜面65aは、傾斜面64aと同様の傾斜方向に傾斜している。頂面65bは、第二突起65の先端面である。頂面65bは、高さ方向Hを向く面であり、例えば、高さ方向Hと直交する平面である。
リブ63は、第一壁部62aにおける幅方向Wの両端に形成されている。リブ63は、軸方向Xに沿って、第一壁部62aの一端から他端まで延在している。図12に示すように、リブ63の突出高さHt3は、第一突起64の突出高さHt1および第二突起65の突出高さHt2の何れよりも大きい。なお、突出高さHt1,Ht2,Ht3は、第一壁部62aの外側面62eからの高さである。
なお、本実施形態の第二コネクタ20では、第二壁部62bにも、一対のリブ63、第一突起64、および一対の第二突起65が設けられている。
図13に矢印Y1で示すように、第二コネクタ20のハウジング6は、第一コネクタ10のハウジング本体11に挿入される。ハウジング6は、筒状部61を先頭にして、挿入方向に向けてアウターハウジング1に挿入される。図13には、嵌合部62の第二突起65がロックアーム12の係止片17に接触した状態が示されている。第二突起65は、ハウジング本体11に対するハウジング6の挿入時に、傾斜面65aが係止片17に接触するように形成されている。係止片17は、傾斜面65aによって、矢印Y2で示すように第一壁部11aに向けて押圧される。ロックアーム12の上面12aと第一壁部11aとの間には、ロックアーム12の撓み変形を許容する隙間が設けられている。第二突起65から受ける押圧力により、ロックアーム12が第一壁部11aに近づくように撓み変形することで、係止片17が第二突起65を乗り越える。その結果、図14に示すように、第二突起65が係止片17によって係止される。同様に、ロックアーム12の梁部14は、第一突起64によって第一壁部11aに向けて押圧され、第一突起64を乗り越える。梁部14は、第一突起64によって係止される。
第二突起65が係止片17によって係止される位置は、第一コネクタ10と第二コネクタ20との完全嵌合位置である。完全嵌合位置では、第二コネクタ20のオス端子8が第一コネクタ10のメス端子5に挿入されており、オス端子8とメス端子5とが電気的に接続されている。本明細書では、第一コネクタ10に対して第二コネクタ20が完全嵌合位置まで挿入された状態を完全嵌合状態と称する。
図14に示すように、完全嵌合状態では、検知部材3が抜去方向に向けて移動可能となる。より詳しくは、検知部材3の被係止突起34は、第二突起65の頂面65bによって支持される。第二突起65は、アーム部33を第一壁部11aに向けて押圧して、アーム部33を第一壁部11aに向けて撓ませる。第二突起65の頂面65bは、係止片17と第一壁部11aとの隙間G1にアーム部33の先端部33aをガイドする。完全嵌合状態において、第二突起65の頂面65bは、係止片17の外側面17aと実質的に同じ面上に位置している。よって、被係止突起34は、頂面65bおよび外側面17aによって支持されながら抜去方向に向けて移動することができる。
第一コネクタ10と第二コネクタ20とを嵌合させる作業者は、検知部材3を抜去方向に向けて差し込む。これにより、図14に矢印Y3で示すように、アーム部33の被係止突起34が係止片17を乗り越える。その結果、図15に示すように、被係止突起34が係止片17よりも抜去方向の位置まで移動する。アーム部33は、弾性復元力によって、図15に示す形状となる。図15に示すアーム部33では、係止片17と被係止突起34とが軸方向Xにおいて対向している。従って、被係止突起34は、係止片17によって係止される。つまり、挿入方向へ向けてのアーム部33の移動が規制される。
アーム部33は、係止片17と第一壁部11aとの隙間G1に位置しており、係止片17の浮き上がりを規制する。係止片17の浮き上がりが規制されることで、係止片17が第二突起65を係止している状態が維持され、第一コネクタ10と第二コネクタ20との完全嵌合状態が維持される。以下の説明では、検知部材3について、被係止突起34が係止片17よりも抜去方向に位置している状態を「ロック状態」と称する。
図16および図17を参照して説明するように、規制部32の片部32aは、ロックアーム12の浮き上がりを規制する。図16には、仮係止位置にある検知部材3が示されている。より詳しくは、図16には、第一コネクタ10と第二コネクタ20とが完全嵌合し、かつ検知部材3がロック状態の位置に押し込まれる前の状態が示されている。第二コネクタ20の第一突起64は、梁部14によって係止されている。従って、第二コネクタ20が第一コネクタ10に対して抜去方向に向けて相対移動することが規制されている。
図16に示すように、検知部材3が仮係止位置にある場合、規制部32の片部32aは、梁部14よりも挿入方向の位置にある。従って、梁部14と第一壁部11aとの間には、ロックアーム12の撓み変形を許容する隙間G2が存在する。言い換えると、仮係止位置にある検知部材3は、ロックアーム12の撓み変形を許容する。作業者が仮係止位置にある検知部材3を抜去方向に向けて押し込むと、図17に示すように片部32aが隙間G2に入り込む。このときに、第一突起64は、梁部14と第一壁部11aとの隙間G2に片部32aを案内してもよい。
隙間G2に挿入された片部32aは、梁部14の浮き上がりを規制する。つまり、片部32aは、ロックアーム12が第一壁部11aに向けて弾性変形することを規制する。片部32aによってロックアーム12の浮き上がりが規制されることで、梁部14が第一突起64を係止している状態が維持される。つまり、片部32aは、ロックアーム12が第二コネクタ20を係止している状態を維持させて、意図しない第二コネクタ20の抜けを規制する。このように、本実施形態の検知部材3は、第一コネクタ10と第二コネクタ20とが完全嵌合したことを検知する機能、および第一コネクタ10と第二コネクタ20との完全嵌合状態を維持させるロック機能を有する。
本実施形態では、第一コネクタ10と第二コネクタ20とが完全嵌合状態とならない限り、検知部材3がロック状態の位置まで差し込めない。図18には、第一コネクタ10と第二コネクタ20との半嵌合状態が示されている。図18に示す状態では、係止片17が第二突起65に乗り上げている。この状態では、係止片17が被係止突起34に当接してアーム部33の移動を規制する。従って、作業者が検知部材3を抜去方向に向けて差し込もうとしても、検知部材3の移動が係止片17によって規制される。よって、作業者は、第一コネクタ10と第二コネクタ20とが完全嵌合していないことを容易に知ることができる。
検知部材3がロック状態の位置まで差し込まれると、図1に示すように、検知部材3が操作部16によって覆われる。検知部材3は、操作部16とシェル4との隙間に入り込み、実質的に検知部材3の後端面しか外部から視認できなくなる。よって、ユーザが不用意に検知部材3に触れて検知部材3を操作してしまうことが抑制される。つまり、工具等を用いることなく検知部材3のロック状態を解除することが実質的にできなくなる。
本実施形態の第一コネクタ10では、ロックアーム12がハウジング本体11の第一壁部11aから、ハウジング本体11によって囲まれた空間部19に突出している。ロックアーム12のアーム本体18は、空間部19を可動空間として、撓み変形等の弾性変形をする。本実施形態の第一コネクタ10は、部材の寸法公差を考慮して設けられるスペースをロックアーム12の可動空間として利用する。よって、本実施形態の第一コネクタ10では、ハウジング本体11の小型化を図ることができる。
例えば、本実施形態では、ハウジング本体11の内壁面と、第二コネクタ20のハウジング6と、の間のスペースがロックアーム12の可動空間となる。ハウジング本体11における高さ方向Hの内寸は、例えば、ハウジング6のリブ63がハウジング本体11と干渉しないように定められる。これにより発生する、ハウジング6の第一壁部62aとハウジング本体11の第一壁部11aとの隙間がロックアーム12の可動空間の一部として利用される。このように、本実施形態の第一コネクタ10およびコネクタ構造100によれば、検知部材3およびロックアーム12による半嵌合検知機構を実現しつつハウジング本体11の小型化を図ることが可能となる。
また、ロックアーム12が空間部19に向けて突出していることで、第二コネクタ20において、第一突起64の突出高さHt1や第二突起65の突出高さHt2を低くすることが可能となる。これにより、第一コネクタ10および第二コネクタ20の小型化が実現される。
また、本実施形態の第一コネクタ10およびコネクタ構造100は、検知部材3を第一壁部11aによって覆い、検知部材3を第一壁部11aによって保護することができる。よって、不用意に検知部材3のロック状態が解除されてしまうことが抑制される。
また、第一壁部11aは、検知部材3を支持する支持壁として機能する。例えば、第一コネクタ10や第二コネクタ20に対して外力が作用し、検知部材3に対して第一壁部11aへ向かう力が加わることが考えられる。このときに、第一壁部11aは、検知部材3を支持して検知部材3の浮き上がりを規制することができる。よって、第一壁部11aは、意図しないロック状態の解除を未然に防ぎ、コネクタ構造100の信頼性を向上させる。
また、本実施形態の第二コネクタ20では、リブ63の突出高さHt3が、第一突起64の突出高さHt1および第二突起65の突出高さHt2の何れよりも大きい。よって、リブ63は、第一突起64および第二突起65を適切に保護することができる。リブ63は、第二コネクタ20の搬送時や、第一コネクタ10に対する第二コネクタ20の組み付け時において、工具や他の部品との接触から突起64,65を保護する。
以上説明したように、本実施形態の第一コネクタ10は、アウターハウジング1と、インナーハウジング2と、検知部材3と、を有する。アウターハウジング1は、筒状のハウジング本体11と、ロックアーム12と、を有する。ロックアーム12は、ハウジング本体11によって囲まれた空間部19に、ハウジング本体11の第一壁部11aから突出している。インナーハウジング2は、メス端子5を保持しており、ハウジング本体11の内方に配置されている。本実施形態では、メス端子5が第一端子に対応している。検知部材3は、第一壁部11aとインナーハウジング2との間に、ハウジング本体11の軸方向Xに沿ってスライド可能に支持されている。
ハウジング本体11は、開口部11hを有する。開口部11hは、突起64,65を有し、かつオス端子8を保持している第二コネクタ20のハウジング6が挿入される開口部である。本実施形態では、オス端子8が第二端子に対応している。また、ハウジング6が相手側のハウジングに対応している。
ロックアーム12は、開口部11hに向けて延出している可撓性のアーム本体18と、アーム本体18から突出した係止片17と、を有する。ロックアーム12は、ハウジング6が開口部11hからハウジング本体11に挿入されると、アーム本体18が弾性変形することで係止片17が第二突起65を乗り越えて第二突起65を係止する。
係止片17は、ハウジング6がハウジング本体11に挿入される際に、係止片17が第二突起65を乗り越えていないときは、検知部材3を係止して検知部材3が開口部11hに向けて進むことを規制する。一方、係止片17は、係止片17が第二突起65を乗り越え終わると、検知部材3が開口部11hに向けて進むことを許容する。本実施形態の第一コネクタ10は、第一コネクタ10と第二コネクタ20との半嵌合を検知する機構を有しつつ第一コネクタ10の小型化を実現できる。
本実施形態の第一コネクタ10において、アーム本体18は、第一アーム部13と、第二アーム部15と、操作部16と、を有する。第一アーム部13は、第一壁部11aから突出し、かつ開口部11hに向けて延在している。第二アーム部15は、第一アーム部13の先端から開口部11hとは反対側に向けて延在している。操作部16は、第二アーム部15の先端に設けられ、ハウジング本体11の外部に向けて露出している。アーム本体18が折り返し構造となっていることで、空間部19において第二突起65をロックすることができ、かつ操作部16からアーム本体18を操作することが可能となる。
本実施形態のアーム本体18は、一対の第一アーム部13A,13Bを有する。一対の第一アーム部13A,13Bは、検知部材3の規制部32を間に挟んで第一壁部11aの幅方向Wに並んで配置されおり、規制部32を軸方向Xに沿って案内する。一対の第一アーム部13A,13Bは、検知部材3の動作を安定させることができる。
本実施形態のコネクタ構造100は、第一コネクタ10と、第一コネクタ10と嵌合する第二コネクタ20と、を有する。第一コネクタ10は、上記のアウターハウジング1と、インナーハウジング2と、検知部材3と、を有する。第二コネクタ20は、突起64,65を有し、かつオス端子8を保持しているハウジング6を有する。本実施形態のコネクタ構造100は、第一コネクタ10と第二コネクタ20との半嵌合を検知する機構を有しつつ第一コネクタ10および第二コネクタ20の小型化を実現できる。
本実施形態の第二突起65は、係止片17が第二突起65を乗り越え終わると、検知部材3の先端部33aを係止片17と第一壁部11aとの隙間G1に導く。第二突起65は、検知部材3の先端部33aを所望の位置に導き、検知部材3をスムーズに動作させることができる。
本実施形態において、第二コネクタ20のハウジング6は、軸方向Xに延在しており、かつ突起64,65を挟んで配置された一対のリブ63を有する。一対のリブ63の突出高さHt3は、突起64,65の突出高さHt1,Ht2以上である。よって、リブ63は、適切に突起64,65を保護することができる。なお、本実施形態において例示したように、リブ63の突出高さHt3が突起64,65の突出高さHt1,Ht2よりも大きくされてもよい。
本実施形態の検知部材3は、ロックアーム12と第一壁部11aとの隙間G2に挿入される片部32aを有する。片部32aは、係止片17によって係止されていた検知部材3が開口部11hに向けて進むことでロックアーム12と第一壁部11aとの隙間G2に挿入され、ロックアーム12が第一壁部11aに向けて弾性変形することを規制する。片部32aは、ロックアーム12の弾性変形を規制することで、第一コネクタ10と第二コネクタ20との嵌合状態を維持させることができる。
なお、リブ63は、第一コネクタ10に対する第二コネクタ20の回転を防止する回転防止リブであってもよい。この場合、リブ63の突出高さHt3は、ハウジング本体11の形状に応じて決まる。本実施形態では、ロックアーム12が空間部19に突出しており、かつ空間部19に延在していることで、突起64,65の突出高さHt1,Ht2を小さくできる。その結果、リブ63が突起64,65を保護する保護機能が向上する。
[実施形態の変形例]
実施形態の変形例について説明する。第一コネクタ10や第二コネクタ20の構成および形状は、例示した構成および形状には限定されない。例えば、ロックアーム12や検知部材3の形状は、例示した形状には限定されない。検知部材3は、第一壁部11aとアウターハウジング1との間だけでなく、第二壁部11bとアウターハウジング1との間に配置されてもよい。
上記実施形態では、アウターハウジング1とインナーハウジング2とが別体であったが、これに代えて、アウターハウジング1とインナーハウジング2とが一体に形成されてもよい。
第一コネクタ10は、オス端子8を保持するオスコネクタであってもよい。この場合、第二コネクタ20は、メス端子5を保持するメスコネクタとして構成される。
上記の実施形態および変形例に開示された内容は、適宜組み合わせて実行することができる。
1 アウターハウジング
2 インナーハウジング
3 検知部材
4 シェル
5 メス端子
6 ハウジング
7 シェル
8 オス端子
10 第一コネクタ
11 ハウジング本体
11a 第一壁部
11b 第二壁部
11c 第三壁部
11d 第四壁部
11e 切り欠き部
11f ガード部
11g 内側面
11h 開口部
12 ロックアーム
12a 上面
13(13A,13B) 第一アーム部
13c:基端部、 13d:主部
14 梁部
15(15A,15B) 第二アーム部
15c:主部、 15d:先端部、 15e:側面
16 操作部
17 係止片
17a 外側面
18 アーム本体
19 空間部
20 第二コネクタ
21 嵌合部
22 端子保持部
31 本体
32 規制部
32a 片部
33 アーム部
33a 先端部
34 被係止突起
61 筒状部
62 嵌合部
62a:第一壁部、 62b:第二壁部、 62c:第三壁部、 62d:第四壁部
63 リブ
64 第一突起
64a:傾斜面、 64b:頂面
65 第二突起
65a:傾斜面、 65b:頂面
71 筒状部
72 フランジ部
100 コネクタ構造
G1,G2 隙間
X 軸方向
W 幅方向
H 高さ方向

Claims (5)

  1. 筒状のハウジング本体と、前記ハウジング本体によって囲まれた空間部に、前記ハウジング本体の第一壁部から突出したアームと、を有するアウターハウジングと、
    第一端子を保持しており、前記ハウジング本体の内方に配置されたインナーハウジングと、
    前記第一壁部と前記インナーハウジングとの間に、前記ハウジング本体の軸方向に沿ってスライド可能に支持されている検知部材と、
    を備え、
    前記ハウジング本体は、突起を有し、かつ第二端子を保持している相手側のハウジングが挿入される開口部を有し、
    前記アームは、前記開口部に向けて延出している可撓性のアーム本体と、前記アーム本体から突出した係止片と、を有し、
    前記アームは、前記相手側のハウジングが前記開口部から前記ハウジング本体に挿入されると、前記アーム本体が弾性変形することで前記係止片が前記突起を乗り越えて前記突起を係止し、
    前記係止片は、前記相手側のハウジングが前記ハウジング本体に挿入される際に、前記係止片が前記突起を乗り越えていないときは、前記検知部材を係止して前記検知部材が前記開口部に向けて進むことを規制し、かつ前記係止片が前記突起を乗り越え終わると、前記検知部材が前記開口部に向けて進むことを許容し、
    前記検知部材は、前記アームと前記第一壁部との隙間に挿入される片部を有し、
    前記片部は、前記係止片によって係止されていた前記検知部材が前記開口部に向けて進むことで前記アームと前記第一壁部との隙間に挿入され、前記アームが前記第一壁部に向けて弾性変形することを規制する
    ことを特徴とするコネクタ。
  2. 前記アーム本体は、前記第一壁部から突出し、かつ前記開口部に向けて延在している第一アーム部と、前記第一アーム部の先端から前記開口部とは反対側に向けて延在している第二アーム部と、前記第二アーム部の先端に設けられ、前記ハウジング本体の外部に向けて露出した操作部と、を有する
    請求項1に記載のコネクタ。
  3. 第一端子を有する第一コネクタと、
    前記第一端子と接続される第二端子を有し、前記第一コネクタと嵌合する第二コネクタと、
    を備え、
    前記第一コネクタは、
    筒状のハウジング本体と、前記ハウジング本体によって囲まれた空間部に、前記ハウジング本体の第一壁部から突出したアームと、を有するアウターハウジングと、
    前記第一端子を保持しており、前記ハウジング本体の内方に配置されたインナーハウジングと、
    前記第一壁部と前記インナーハウジングとの間に、前記ハウジング本体の軸方向に沿ってスライド可能に支持されている検知部材と、
    を有し、
    前記第二コネクタは、突起を有し、かつ前記第二端子を保持しているハウジングを有し、
    前記ハウジング本体は、前記第二コネクタの前記ハウジングが挿入される開口部を有し、
    前記アームは、前記開口部に向けて延出している可撓性のアーム本体と、前記アーム本体から突出した係止片と、を有し、
    前記アームは、前記第二コネクタの前記ハウジングが前記開口部から前記ハウジング本体に挿入されると、前記アーム本体が弾性変形することで前記係止片が前記突起を乗り越えて前記突起を係止し、
    前記係止片は、前記第二コネクタの前記ハウジングが前記ハウジング本体に挿入される際に、前記係止片が前記突起を乗り越えていないときは、前記検知部材を係止して前記検知部材が前記開口部に向けて進むことを規制し、かつ前記係止片が前記突起を乗り越え終わると、前記検知部材が前記開口部に向けて進むことを許容し、
    前記検知部材は、前記アームと前記第一壁部との隙間に挿入される片部を有し、
    前記片部は、前記係止片によって係止されていた前記検知部材が前記開口部に向けて進むことで前記アームと前記第一壁部との隙間に挿入され、前記アームが前記第一壁部に向けて弾性変形することを規制する
    ことを特徴とするコネクタ構造。
  4. 前記突起は、前記係止片が前記突起を乗り越え終わると、前記検知部材の先端部を前記係止片と前記第一壁部との隙間に導く
    請求項3に記載のコネクタ構造。
  5. 前記第二コネクタの前記ハウジングは、前記軸方向に延在しており、かつ前記突起を挟んで配置された一対のリブを有し、
    前記一対のリブの突出高さは、前記突起の突出高さ以上である
    請求項3または4に記載のコネクタ構造。
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