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JP6815964B2 - 機械システム及び機械制御用コンピュータ - Google Patents

機械システム及び機械制御用コンピュータ Download PDF

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Description

本発明は、複数の機械と相互通信を行う機械システム、機械制御用コンピュータ、ベースソフトウェア、コンピュータ読取可能な記録媒体、及び機械制御方法に関する。
従前より、生産計画を行う生産計画装置によって、製造する製品、製品数、納期、使用する機械、及び製造工程などが計画されている。そして、生産計画装置によって立案された製造計画に基づいて、製造現場の作業者が、工作機械や産業用ロボットなどの機械を稼働させていた。また、製造現場の作業者が、機械の操業情報、製品の製造実績などを生産計画装置に送ることにより、品質管理、工程管理等を行ってきた。
例えば、品目オブジェクト、作業オブジェクトを用いて工程情報を作成し、工程情報と資源オブジェクトから割付け情報を作成する方法がある(例えば、特許文献1参照。)。
また、工作機械又は測定装置の機器情報をあらかじめ設定された周期で定期的に収集し、収集された機器情報を収集時刻と関係付けてデータベースに蓄積し、外部装置に送信する方法がある(例えば、特許文献2参照。)。
近年、市場ニーズの多様化、製品ライフサイクルの短期化、グローバル市場における競争の激化により、製品品種が増大するとともに、販売量の変動が増大している。そのため、市場の要求にダイナミックに連動して製品を製造できるように、変種変量生産に対応することが求められている。
国際公開第2007/105298号 特開2004−62276号公報
そこで、複数の機械を一つの製造セルとしてまとめて、工程毎に製造セル単位で製造を行うセル生産方式が提案されている。セル生産方式では、一つの製造セルで複数の品種を生産することが可能であり、生産量に合わせて製造セルの数を増減させることも可能であり、製造する品種の変化に合わせて製造セル内の構成を変更することも可能である。
さらに、生産計画指示を生産計画装置からインターネット通信を介して受信しつつ、製製造現場における複数の機械をイントラネット通信を介して制御するセル制御装置が開発されている。このようなセル制御装置によれば、製造現場から離れた場所に在る生産計画装置からの指示により各機械を稼働させ、各機械から各種の情報をリアルタイムに自動収集して一元的に管理できるようになる、と期待されている。
前述のようなセル制御装置においては、専用の作業ソフトウェアをセル制御装置に組込み、各機械とセル制御装置とを通信可能に相互接続し、機械毎の作業動作を実行できるようにする事が考えられている。この場合、セル制御装置のベースソフトウェアと作業ソフトウェアと各機械との間で情報を受渡せるようにする必要がある。このとき、セル制御装置に組込まれた作業ソフトウェアを管理できることも必要とされる。
したがって本発明の目的は、上述のような実情に鑑み、ベースソフトウェアと作業ソフトウェアと各機械との間での情報の受渡しとその情報の受渡しの管理を行える機械システムを提供することにある。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様は、機械と、前記機械と通信可能に接続された機械制御用のコンピュータとを備え、前記コンピュータにベースソフトウェア及び作業ソフトウェアが搭載された、機械システムであって、
前記ベースソフトウェアは、
前記機械から出力される前記機械の固有のデータフォーマットで構成される第1機械情報を受信することを前記コンピュータに実行させるためのプログラム部分である第1通信部と、
前記作業ソフトウェアの固有のデータフォーマットで構成される第2機械情報を前記作業ソフトウェアに出力することを前記コンピュータに実行させるためのプログラム部分である第2通信部と、
前記第1機械情報と前記第2機械情報とを前記コンピュータが有する記憶部に記憶させるためのプログラム部分と、
前記第1機械情報を前記第2機械情報に変換することを前記コンピュータに実行させるためのプログラム部分と、を含み、
前記機械は、前記機械の状態を前記第1機械情報として前記コンピュータに出力する機能を有し、
前記作業ソフトウェアは、前記第2通信部から出力される前記第2機械情報を入力情報として使用するプログラムである、機械システムでありうる。
その他の態様は、少なくとも2つの機械と、前記機械と通信可能に接続された機械制御用のコンピュータとを備え、前記コンピュータにベースソフトウェア及び作業ソフトウェアが搭載された、機械システムであって、
前記ベースソフトウェアは、
前記機械の各々から前記機械の各々の識別情報に関連付けて出力される、前記機械の各々の固有のデータフォーマットで構成される第1機械情報を受信することを前記コンピュータに実行させるためのプログラム部分である第1通信部と、
前記作業ソフトウェアの固有のデータフォーマットで構成される第2機械情報を前記機械の各々の識別情報に関連付けて前記作業ソフトウェアに出力することを前記コンピュータに実行させるためのプログラム部分である第2通信部と、
前記第1機械情報と前記第2機械情報とを前記機械の各々の識別情報に関連付けて、前記コンピュータが有する記憶部に記憶させるためのプログラム部分と
前記第1機械情報を前記第2機械情報に変換することを前記コンピュータに実行させるためのプログラム部分と、を含み、
前記機械は、前記機械の状態を前記第1機械情報として前記機械の各々の識別情報に関連付けて前記コンピュータに出力する機能を有し、
前記作業ソフトウェアは、前記第2通信部から出力される前記第2機械情報を入力情報として使用するプログラムである、機械システムでありうる。
その他の態様は、機械と、前記機械と通信可能に接続された機械制御用のコンピュータとを備え、前記コンピュータにベースソフトウェア及び作業ソフトウェアが搭載された、機械システムであって、
前記ベースソフトウェアは、
前記機械から出力される前記機械の固有のデータフォーマットで構成される第1機械情報を受信することと、前記機械の固有のデータフォーマットで構成される第2指示情報を前記機械に送信することを前記コンピュータに実行させるためのプログラム部分である第1通信部と、
前記作業ソフトウェアの固有のデータフォーマットで構成される第1指示情報を前記作業ソフトウェアから入力することと、前記作業ソフトウェアの固有のデータフォーマットで構成される第2機械情報を前記作業ソフトウェアに出力することを前記コンピュータに実行させるためのプログラム部分である第2通信部と、
前記第1機械情報、前記第2機械情報、前記第1指示情報、及び前記第2指示情報を前記コンピュータが有する記憶部に記憶させるためのプログラム部分と、
前記第1機械情報を前記第2機械情報に変換することを前記コンピュータに実行させるためのプログラム部分と、
前記第1指示情報を前記第2指示情報に変換することを前記コンピュータに実行させるためのプログラム部分と、を含み、
前記機械は、前記機械の状態を前記第1機械情報として前記コンピュータに出力する機能、及び、前記第2指示情報に基づき、前記機械が行うべき作業動作を決定する機能を有し、
前記作業ソフトウェアは、前記第2通信部から入力される前記第2機械情報を基に、前記機械への前記第1指示情報を作成し、前記第2通信部に出力することを前記コンピュータに実行させるためのプログラムである、機械システムでありうる。
その他の態様は、ベースソフトウェア及び作業ソフトウェアが搭載され、機械と通信可能に接続された機械制御用のコンピュータであって、
前記ベースソフトウェアは、
前記機械から出力される前記機械の固有のデータフォーマットで構成される第1機械情報を受信することを前記コンピュータに実行させるためのプログラム部分である第1通信部と、
前記作業ソフトウェアの固有のデータフォーマットで構成される第2機械情報を前記作業ソフトウェアに出力することを前記コンピュータに実行させるためのプログラム部分である第2通信部と、
前記第1機械情報と前記第2機械情報とを前記コンピュータが有する記憶部に記憶させるためのプログラム部分と、
前記第1機械情報を前記第2機械情報に変換することを前記コンピュータに実行させるためのプログラム部分と、を含み、
前記作業ソフトウェアは、前記第2通信部から出力される前記第2機械情報を入力情報として使用するプログラムである、コンピュータでありうる。
その他の態様は、ベースソフトウェア及び作業ソフトウェアが搭載され、少なくとも二つの機械と通信可能に接続された機械制御用のコンピュータであって、
前記ベースソフトウェアは、
前記機械の各々から前記機械の各々の識別情報に関連付けて出力される、前記機械の各々の固有のデータフォーマットで構成される第1機械情報を受信することを前記コンピュータに実行させるためのプログラム部分である第1通信部と、
前記作業ソフトウェアの固有のデータフォーマットで構成される第2機械情報を前記機械の各々の識別情報に関連付けて前記作業ソフトウェアに出力することを前記コンピュータに実行させるためのプログラム部分である第2通信部と、
前記第1機械情報と前記第2機械情報とを前記機械の各々の識別情報に関連付けて、前記コンピュータが有する記憶部に記憶させるためのプログラム部分と
前記第1機械情報を前記第2機械情報に変換することを前記コンピュータに実行させるためのプログラム部分と、を含み、
前記作業ソフトウェアは、前記第2通信部から出力される前記第2機械情報を入力情報として使用するプログラムである、コンピュータでありうる。
その他の態様は、ベースソフトウェア及び作業ソフトウェアが搭載され、機械と通信可能に接続された機械制御用のコンピュータであって、
前記ベースソフトウェアは、
前記機械から出力される前記機械の固有のデータフォーマットで構成される第1機械情報を受信することと、前記機械に出力する前記機械の固有のデータフォーマットで構成される第2指示情報を前記機械に送信することを前記コンピュータに実行させるためのプログラム部分である第1通信部と、
前記作業ソフトウェアの固有のデータフォーマットで構成される第1指示情報を前記作業ソフトウェアから入力することと、前記作業ソフトウェアの固有のデータフォーマットで構成される第2機械情報を前記作業ソフトウェアに出力することを前記コンピュータに実行させるためのプログラム部分である第2通信部と、
前記第1機械情報、前記第2機械情報、前記第1指示情報、及び前記第2指示情報を前記コンピュータが有する記憶部に記憶させるためのプログラム部分と、
前記第1機械情報を前記第2機械情報に変換することを前記コンピュータに実行させるためのプログラム部分と、
前記第1指示情報を前記第2指示情報に変換することを前記コンピュータに実行させるためのプログラム部分と、を含み、
前記作業ソフトウェアは、前記第2通信部から入力される前記第2機械情報を基に、前記機械への前記第1指示情報を作成し、前記第2通信部に出力することを前記コンピュータに実行させるためのプログラムである、コンピュータでありうる。
その他の態様は、機械と通信可能に接続された機械制御用のコンピュータに作業ソフトウェアとともに搭載されるベースソフトウェアであって、
前記機械から前記コンピュータに出力される、前記機械の固有のデータフォーマットで構成される第1機械情報を受信することと、
前記第1機械情報を、前記作業ソフトウェアの固有のデータフォーマットで構成される第2機械情報に変換することと、
前記第2機械情報を前記作業ソフトウェアに出力することと、
を前記コンピュータに実行させるための前記ベースソフトウェアでありうる。
その他の態様は、少なくとも二つの機械と通信可能に接続された機械制御用のコンピュータに作業ソフトウェアとともに搭載されるベースソフトウェアであって、
前記機械の各々から前記機械の各々の識別情報に関連付けて前記コンピュータに出力される、前記機械の各々の固有のデータフォーマットで構成される第1機械情報を受信することと、
前記第1機械情報を、前記作業ソフトウェアの固有のデータフォーマットで構成される第2機械情報に変換することと、
前記第2機械情報を前記機械の各々の識別情報に関連付けて前記作業ソフトウェアに出力することと、
を前記コンピュータに実行させるための前記ベースソフトウェアでありうる。
その他の態様は、機械と通信可能に接続された機械制御用のコンピュータに作業ソフトウェアとともに搭載されるベースソフトウェアであって、
前記機械から前記コンピュータに出力される、前記機械の固有のデータフォーマットで構成される第1機械情報を受信することと、
前記第1機械情報を、前記作業ソフトウェアの固有のデータフォーマットで構成される第2機械情報に変換することと、
前記第2機械情報を前記作業ソフトウェアに出力することと、
前記作業ソフトウェアから、前記作業ソフトウェアの固有のデータフォーマットで構成される第1指示情報を受取ることと、
前記第1指示情報を、前記機械の固有のデータフォーマットで構成される第2指示情報に変換することと、
前記第2指示情報を前記機械に出力することと、
を前記コンピュータに実行させるための前記ベースソフトウェアでありうる。
その他の態様は、ベースソフトウェア及び作業ソフトウェアが搭載された機械制御用のコンピュータにより、少なくとも一つの機械を制御する機械制御方法であって、
前記コンピュータが、前記機械から出力される、前記機械の状態を示す前記機械の固有のデータフォーマットで構成される第1機械情報を受信し、前記ベースソフトウェアに従って、前記第1機械情報を前記作業ソフトウェアの固有のデータフォーマットで構成される第2機械情報に変換し、前記第2機械情報を前記作業ソフトウェアに出力し、
前記コンピュータが、前記第2機械情報を入力情報として使用する前記作業ソフトウェアを実行する、機械制御方法でありうる。
その他の態様は、ベースソフトウェア及び作業ソフトウェアが搭載された機械制御用のコンピュータにより、少なくとも一つの機械を制御する機械制御方法であって、
前記コンピュータが、前記機械から出力される、前記機械の状態を示す前記機械の固有のデータフォーマットで構成される第1機械情報を受信し、前記ベースソフトウェアに従って、前記第1機械情報を前記作業ソフトウェアの固有のデータフォーマットで構成される第2機械情報に変換し、前記第2機械情報を前記作業ソフトウェアに出力し、
前記コンピュータが、前記作業ソフトウェアに従って、前記第2機械情報を基に、前記作業ソフトウェアの固有のデータフォーマットで構成される第1指示情報を作成し、前記ベースソフトウェアに従って、前記第1指示情報を前記機械の固有のデータフォーマットで構成される第2指示情報に変換し、前記第2指示情報を前記機械に送信する、機械制御方法でありうる。
本発明によれば、ベースソフトウェアと作業ソフトウェアと各機械との間で情報の受渡しを行うことにより各機械の作業動作を実行させつつ、その受渡し時の情報を記憶し管理することができる。例えば、それら情報の受渡しを認証記録情報に基づいて制限することができる。また、例えば、作業ソフトウェアまたはベースソフトウェアについての料金の支払い情報を取得して通信部に出力することもできる。
添付図面に示される本発明の典型的な実施形態の詳細な説明から、本発明のこれらの目的、特徴および利点ならびに他の目的、特徴および利点がさらに明確になるであろう。
一実施形態による機械システムの構成を模式的に示した図である。 図1に示された管理パソコン及び機械のハードウェア構成を示した図である。 第1機械情報を第2機械情報に変換する際に使用するデータモデルの例を模式的に示した図である。 機械からの第1機械情報を第2機械情報に変換して作業ソフトウェアに出力する処理の流れを示すフローチャートである。 作業ソフトウェアによる第1指示情報を第2指示情報に変換して機械に送信する処理の流れを示すフローチャートである。
次に、本開示の実施形態について図面を参照して説明する。参照する図面において、同様の部材や機能部分には同様の参照符号が付けられている。理解を容易にするために、これらの図面は縮尺を適宜変更している。また、図面に示される形態は本発明を実施するための一つの例であり、本発明は図示された形態に限定されるものではない。
図1は、一実施形態による機械システムの構成を模式的に示した図である。
図1を参照すると、本実施形態の機械システム10は、二つの機械11、12と、これら機械11、12と通信可能に接続された機械管理用パーソナルコンピュータ(以下、管理パソコンと略記する。)25と、を備える。管理パソコン25にはベースソフトウェア13及び作業ソフトウェア14が搭載されている。但し、図1においては、二つの機械11、12が図示されているが、本発明においては、少なくとも一つの機械が有ればよい。
ベースソフトウェア13は、機械11、12の各々から出力される第1機械情報を受信することと、第2指示情報を機械11、12の各々に送信することを管理パソコン25に実行させるためのプログラム部分である第1通信部15を含む。さらに、ベースソフトウェア13は、第1指示情報を作業ソフトウェア14から入力することと、第2機械情報を作業ソフトウェア14に出力することを管理パソコン25に実行させるためのプログラム部分である第2通信部16を含む。また、ベースソフトウェア13は、上記の第1機械情報、第2機械情報、第1指示情報、及び第2指示情報を管理パソコン25が有する記憶部17に記憶させるプログラム部分も含む。
上述した第1機械情報及び第2機械情報は、機械11、12の状態を示す情報である。上述した第1指示情報及び第2指示情報は、機械11、12に与える指示内容を示す情報である。これら情報の具体例については後述する。
前述の機械11、12は、機械11、12の状態を上記の第1機械情報として管理パソコン25に出力する機能、及び、上記の第2指示情報に基づき、機械11、12が行うべき作業動作を決定する機能を有する。つまり、機械11、12は第2指示情報を受けると、該第2指示情報の内容に応じた作業動作を実行する。機械11、12は、例えば産業用ロボット、NC工作機械などである。また、各機械11、12はCPU、ROM、RAM、及び通信制御部(図示せず)を有しており、該通信制御部が管理パソコン25との情報通信を制御している。
さらに言えば、図2に示されるように、上述した機械11、12、及び管理パソコン25は、バスを介して互いに接続されたメモリ、CPU(control processing unit)、および通信制御部など、を備えたコンピュータシステムを用いて構成される。該メモリは、ROM(read only memory)やRAM(random access memory)などを含む。本実施形態のベースソフトウェア13及び作業ソフトウェア14はそのような管理パソコン25内のROM又はRAMに適宜に記憶される。前述した第1機械情報、第2機械情報、第1指示情報、及び第2指示情報を記憶する記憶部17にはRAMが使用される。上述した第1通信部15や第2通信部16は、ROM又はRAMに記憶されるベースソフトウェア13に含まれるプログラム部分(所謂、モジュール)である。これらプログラム部分に基づく動作は、管理パソコン25のCPUがベースソフトウェア13及び作業ソフトウェア14を実行することよって達成される。
さらに、前述の作業ソフトウェア14は、第2通信部16から入力される上記の第2機械情報を基に、機械11、12の各々への上記の第1指示情報を作成し、第2通信部16に出力することを管理パソコン25に実行させるためのプログラムである。
特に、本実施形態において、第1通信部15は、機械11、12の各々から機械11、12の各々の識別情報に関連付けて出力される第1機械情報を受信することと、第2指示情報を機械11、12の各々に送信することとを管理パソコン25に実行させるためのプログラム部分であるのが好ましい。さらに、上記の第2通信部16は、第1指示情報を機械11、12の各々の識別情報に関連付けて作業ソフトウェア14から入力することと、第2機械情報を機械11、12の各々の識別情報に関連付けて作業ソフトウェア14に出力することを管理パソコン25に実行させるためのプログラム部分であるのが好ましい。各機械11、12の識別情報は、例えば、機械毎に割当てられた管理番号である。
さらに、記憶部17は、上記の第1機械情報、第2機械情報、第1指示情報、及び第2指示情報を機械11、12の各々の識別情報に関連付けて記憶するのが好ましい。
さらに、機械11、12は、機械11、12の状態を第1機械情報として機械11、12の各々の識別情報に関連付けて管理パソコン25に出力し、また上記の第2指示情報に基づき、機械11、12が行うべき作業動作を決定するのが好ましい。
そして、作業ソフトウェア14は、第2通信部16から機械11、12の各々の識別情報に関連付けて入力される第2機械情報を基に、機械11、12の各々への第1指示情報を作成し、機械11、12の各々の識別情報に関連付けて第2通信部16に出力することを管理パソコン25に実行させるためのプログラムであるのが好ましい。
図1に示された実施例の場合、管理パソコン25は、機械11、12の各々から出力される、機械の状態を示す第1機械情報を受信し、ベースソフトウェア13に従って、第1機械情報を第2機械情報に変換し、機械11、12の各々の第2機械情報を作業ソフトウェア14に出力している。その後、管理パソコン25は、作業ソフトウェア14に従って、第2機械情報を基に第1指示情報を作成し、さらにベースソフトウェア13に従って、第1指示情報を第2指示情報に変換し、第2指示情報を機械11、12の各々に送信している。
しかし本発明において、前述のような第1指示情報及び第2指示情報の送信は必須ではない。つまり、作業ソフトウェア14は、第2通信部16から出力される第2機械情報を入力情報として使用するプログラム、例えば分析ソフトや集計表示ソフト等といったアプリケーションソフトウェアでありうる。この場合、第1通信部15は、機械11、12の各々から出力される第1機械情報を受信することを管理パソコン25に実行させることができればよい。一方、第2通信部16は、第2機械情報を作業ソフトウェア14に出力することを管理パソコン25に実行させることができればよい。
また、管理パソコン25と各機械11、12との間で送受信される第1機械情報と第2指示情報は、機械11、12の各々の固有のデータフォーマットで構成されている情報である。一方、管理パソコン25内においてベースソフトウェア13と作業ソフトウェア14との間で入出力される第2機械情報と第1指示情報は、作業ソフトウェア14の固有のデータフォーマットで構成されている情報である。
このため、本実施形態のベースソフトウェア13は、第1機械情報を第2機械情報に変換することを管理パソコン25に実行させるためのプログラム部分(以下、機械情報変換部と呼ぶ。)と、第1指示情報を第2指示情報に変換することを管理パソコン25に実行させるためのプログラム部分(以下、指示情報変換部と呼ぶ。)と、をさらに含んでいる。
ここで、管理パソコン25が、ベースソフトウェア13に従って、機械11の固有のデータフォーマットで構成されている第1機械情報を、作業ソフトウェア14の固有のデータフォーマットで構成されている第2機械情報に変換して作業ソフトウェア14に出力する態様の一例を示す。図3はこの態様を模式的に示した図であり、図4は図3に示される機械情報の変換手順を含む管理パソコン25の動作フローを示すフローチャートである。
図3に示されるように、工作機械、産業用ロボットなどの機械11、12や、周辺デバイス26などが管理パソコン25と通信可能に接続されていて、機械11、12や周辺デバイス26の各々から管理パソコン25に第1機械情報が出力されたとする。管理パソコン25は、その第1機械情報に関連付けられた機械固有の識別情報から、第1機械情報はどの機械の情報であるかを認識できる。しかし、一台の機械11から管理パソコン25に送られてくる第1機械情報は一種類の情報であるとは限られない。例えば、機械11が、多系統制御を行える多軸のNC工作機械であって、機械11のCNC(computerized numerical controller)が第2系統のプログラムに従って機械11の第1軸を第1モータと第2モータで制御する場合には、第1モータと第2モータの電流値がそれぞれ第1機械情報として管理パソコン25に送られてくる。さらに、上記のCNCが第2系統のプログラムと同時並行して第1系統のプログラムを実行していれば、その第1系統で制御している軸ごとのモータの電流値もそれぞれ第1機械情報として管理パソコン25に送られてくる。これら第1機械情報はどのモータの電流値であるかを示しているだけであるので、モータの電流値が機械11のCNCが実行したどの系統のプログラムで制御したどの軸に関するものであるかは容易に分からない。つまり、第1機械情報は、機械固有のデータフォーマットで構成された情報であり、構造化データ(所謂、定型データ)ではない。このような第1機械情報は、作業ソフトウェア14が例えば機械情報の分析ソフト又は集計表示ソフト等である場合にはデータ分析として扱いにくい情報である。作業ソフトウェアにおいて機械固有の情報をリアルタイムに扱えるようにするためには、機械固有のデータフォーマットで構成される第1機械情報を、作業ソフトウェア14に固有のデータフォーマットで構成される第2機械情報に変換する必要がある。
そのため、管理パソコン25内の記憶部17には、機械11、機械12及び周辺デバイス26の各々について使用されている複数の機器類の従属関係を表した情報(以下、データモデルと呼ぶ。)27、28、29等が事前に記憶されていることが好ましい。
例えば、前述したように機械11が多軸のNC工作機械である場合、データモデル27は、NC工作機械を構成している、表示器、CNC、電源、サーボアンプ、送り軸、モータなどの機器類の従属関係を表したツリー型又はネットワーク型のデータ構造でありうる。この場合、機器毎のスペック情報もデータモデル27に含めておくのが好ましい。
管理パソコン25のCPUは、例えば、前述のようなデータモデル27を参照することにより、機械11の第1モータから出力された“電流値”といった第1機械情報を、“機械11/CNC/第2系統/第1軸/第1モータ/電流値”といった第2機械情報に変換することができる。このような変換処理により、機械11から出力された電流値の情報は機械11のCNCが実行した第2系統のプログラムで制御した第1軸の第1モータに関する電流値であることが明確に分かるようになる。つまり、機械11、12からの非定型の第1機械情報を作業ソフトウェア14で容易に扱えるようにするために、第1機械情報を、この第1機械情報と第1機械情報を派生させた全ての機器類を示す情報とを含む定型の情報(所謂、構造化データ)に変換することができる。
上記では、第1機械情報及び第2機械情報の一部としてモータの電流値を示したが、本発明はそれに限定されない。第1機械情報及び第2機械情報の一部は、機械11、12の使用時間、モータの電流値、振動値、発熱温度、音量、及び各機械11、12の位置情報のうちの少なくとも一つの情報を含む。
以上のように、管理パソコン25は、ベースソフトウェア13の機械情報変換部に従って第1機械情報を第2機械情報に変換するときに、記憶部17に記憶されたデータモデル27〜29に基づいて変換を行うようになされている。より具体的には、図4に示されるように、管理パソコン25が第1機械情報を受信すると(ステップS11)、管理パソコン25は、受信した第1機械情報に関連付けられている機械の識別情報を基に、当該機械に対応するデータモデルを記録部17内から特定し(ステップS12)、特定したデータモデルに基づいて第1機械情報を第2機械情報に変換し(ステップS13)、第2機械情報を作業ソフトウェア14に出力する(ステップS14)。ステップS14においては、第2機械情報は特定した機械の識別情報と関連付けて作業ソフトウェア14に出力されるのが好ましい。以上のような動作は、ベースソフトウェア13の機械情報変換部を管理パソコン25に実行させることにより実現される。
上記では機械情報の変換について述べたが、指示情報の変換も同様に行うことができる。つまり、管理パソコン25は、ベースソフトウェア13の指示情報変換部に従って第1指示情報を第2指示情報に変換するときにも、記憶部17に記憶されたデータモデル27〜29に基づいて変換を行うようになされている。具体的には、図5に示されるように、管理パソコン25が、作業ソフトウェア14に従って、第2機械情報を基に第1指示情報を作成する(ステップS21)。このとき、作成された第1指示情報においても、機械固有の識別情報を関連付けておくのが好ましい。さらに、管理パソコン25は、作成された第1指示情報に関連付けられている機械の識別情報を基に、当該機械に対応するデータモデルを記憶部17から特定する(ステップS22)。管理パソコン25は、特定したデータモデルに基づいて第1指示情報を第2指示情報に変換し(ステップS23)、特定したデータモデルに対応する機械に対して、第2指示情報を送信する(ステップS24)。以上のような動作は、ベースソフトウェア13の指示情報変換部を管理パソコン25に実行させることにより実現される。
前述した多軸のNC工作機械の例で言えば、どの機械に備わる何の機器にどのような作業内容を指示するかを示す第1指示情報、例えば“機械11/CNC/第2系統/第1軸/第1モータ/電流指令値”を、データモデル27に基づいて第2指示情報、例えば“電流指令値”に変換して、この電流指令値を機械11におけるCNCの第2系統の第1軸を駆動する第1モータに出力することができる。
また、本実施形態の機械システム10においては、機械11、12は、例えば製品を製造する工場に配置されている。これに対して、ベースソフトウェア13は、例えば、機械11、12が配置された工場の敷地にある別の建屋内の管理パソコン25に搭載されている。この場合には、該管理パソコン25と各機械11、12とは、イントラネット通信、例えばフィールドバス通信のネットワークを介して相互通信可能に接続されていることが好ましい。管理パソコン25は機械制御用コンピュータである。さらに、管理パソコン25は、例えば、工場から遠隔地に在る事務所内の上位コンピュータ24(図2参照)とインターネットを介して相互通信可能に接続されていることが好ましい。上位コンピュータ24は、例えば、上記の事務所において複数の機械11、12による生産計画を作成し、それらの生産状況を管理する生産管理装置(Manufacturing Execution System:MES)である。
ベースソフトウェア13及び作業ソフトウェア14は、コンピュータ読取り可能な可搬型記録媒体から公知のセットアッププログラム等を用いて前述の管理パソコン25にインストールされていることが好ましい。可搬型記録媒体は、例えばCD−ROM(compact disk read only memory)、DVD−ROM(digital versatile disk read only memory)などである。このような記録媒体にベースソフトウェア13及び作業ソフトウェア14をそれぞれ記録した場合には、管理パソコン25は、それら記録媒体に対応するドライブ装置を備えているのが好ましい。また、ベースソフトウェア13及び作業ソフトウェア14は、管理パソコン25とインターネット又はイーサネット(登録商標)などを介して接続された別のコンピュータ装置からダウンロードされてもよい。
本実施形態のベースソフトウェア13は、一つの作業ソフトウェア14だけでなく、処理内容の異なる複数の作業ソフトウェア14を動作させる際の基盤、すなわちソフトウェアプラットフォームとなる。この場合、各作業ソフトウェア14には、情報処理を行う対象とする機械に割当てた識別情報が事前に入力されており、各作業ソフトウェア14は、その機械の識別情報に基づいて第2機械情報を取得するようにプログラミングされているのが好ましい。これにより、複数の作業ソフトウェア14が管理パソコン25に搭載された場合でも、管理パソコン25は、第2機械情報に関連付けられている機械の識別情報から、当該第2機械情報が、どの作業ソフトウェア14が処理の対象としている機械の情報であるかを認識することができる。
また、ベースソフトウェア13は、前述した第1通信部15、第2通信部16、機械情報変換部、及び指示情報変換部だけを含むのではない。以下に説明するような判断部、第3通信部20、第4通信部22、課金処理部、版数管理部、などといった、管理パソコン25内のCPUに実行させるための様々な他のプログラム部分を含むのが好ましい。
具体的には、本実施形態の機械システム10において、前述のベースソフトウェア13は、作業ソフトウェア14が適切であるか、または不適切であるかを判断することを管理パソコン25に実行させるためのプログラム部分である判断部(図示せず)を更に含み、その判断部において作業ソフトウェア14が不適切であると判断された場合には第2通信部16を管理パソコン25内のCPUに実行させないようにすることが好ましい。この場合、前述の作業ソフトウェア14は、作業ソフトウェア14の製造元情報と作業ソフトウェア14の検査結果とに基づいた認証記録情報18を含むのが好ましい。例えば、作業ソフトウェア14のメーカは、作成した作業ソフトウェア14を管理パソコン25と同一のコンピュータシステムに実際に組込んで検査し、その検査の結果が良好である場合には安全な製品として承認する。メーカは、承認済みである旨の情報を製造元の情報と一緒に作業ソフトウェア14に記録する。このときに記録した情報が前述の認証記録情報18となりうる。なお、上記承認は、作業ソフトウェア14のメーカの検査結果に応じて、ベースソフトウェア13のメーカ等が行ってもよい。
このような構成において、作業ソフトウェア14からベースソフトウェア13に入力される第1指示情報の一部は、認証記録情報18である。そして、ベースソフトウェア13は、上記の判断部において認証記録情報18が不適切であると判断された場合、例えば製造元が不明であったり、承認済みである旨の情報が無かったりした場合には第2通信部16を管理パソコン25内のCPUに実行させないようにすることが好ましい。このことにより、作業ソフトウェア14が不適切である場合には、管理パソコン25のハードウェアインターフェイス部である通信制御部(図示せず)を機能させないようにすることができる。つまり、作業ソフトウェア14が未承認のものであるときは、ベースソフトウェア13は、作業ソフトウェア14とベースソフトウェア13との間で機械情報や指示情報の受渡しを行わないように機能する。
また、ベースソフトウェア13及び作業ソフトウェア14の少なくともいずれか一方は、ベースソフトウェア13及び作業ソフトウェア14の少なくともいずれか一方の使用状況に基づいて課金を行う処理、つまり使用料金をユーザに払わせるようにする処理を管理パソコン25内のCPUに実行させるプログラム部分である課金処理部を更に含むことが好ましい。この課金処理部は、ベースソフトウェア13及び作業ソフトウェア14の少なくともいずれか一方についての使用料金の支払いが済んでいるか否かを判定する処理を管理パソコン25内のCPUに実行させることを含むのが好ましい。
さらに、上記の課金処理部は、ベースソフトウェア13及び作業ソフトウェア14の少なくともいずれか一方について、起点からの使用期間を監視し、所定の期間ごとに、料金の支払い情報を生成して第1通信部15に出力することを管理パソコン25内のCPUに実行させるためのプログラム部分であるのが好ましい。ここでいう料金の支払い情報とは、ベースソフトウェア13及び作業ソフトウェア14の少なくともいずれか一方の使用料金の支払いが済んでいるか否かを管理パソコン25内のCPUが判定するのに必要な情報である。例えば、管理パソコン25の製造会社または、その製造会社が委託した納金受付会社もしくは納金受付会社の納金機などに対して使用料金を納めたことと引換えに得られる納金証明コード、あるいは、その製造会社が指定するクレジット会社のクレジットカードの番号、などを管理パソコン25に入力することをユーザに行わせるための情報が、支払情報となる。
このような構成によれば、例えば、第1通信部15は、ベースソフトウェア13や作業ソフトウェア14についての料金の支払い情報を基に、各機械11、12に対する情報の受渡しを制御するといった処理を管理パソコン25に実行させることができる。例えば、料金の支払いの有無を判定できる納金証明コードなどが管理パソコン25に入力されていなければ、管理パソコン25は各機械11、12に対する通信の停止や減速を行う。
さらに、ベースソフトウェア13は、図1に示されるように、表示機19などの外部機器と通信することを管理パソコン25に実行させるためのプログラム部分である第3通信部20を更に含むことが好ましい。この構成においては、上記の課金処理部は、ベースソフトウェア13及び作業ソフトウェア14の少なくともいずれか一方について、起点からの使用期間を監視し、所定の期間ごとに、料金の支払い情報を生成して第3通信部20に出力することを管理パソコン25内のCPUに実行させるためのプログラム部分であることが好ましい。
このような構成によれば、例えば、第3通信部20は、ベースソフトウェア13や作業ソフトウェア14についての料金の支払い情報を基に、料金未納の警告メッセージを表示機19に表示させるといった処理を管理パソコン25に実行させることができる。例えば、使用料金の支払いの有無を判定できる納金証明コードなどが管理パソコン25に入力されていなければ、管理パソコン25は、料金の支払を確認できない旨のメッセージを表示機19に表示させる。
なお、前述のように監視される起点は、例えば、ベースソフトウェア13及び作業ソフトウェア14の少なくともいずれか一方のインストールタイミングである。あるいは、そのような起点は、ベースソフトウェア13及び作業ソフトウェア14の少なくともいずれか一方の購入日であってもよい。
また、前述した課金処理部は、ベースソフトウェア13及び作業ソフトウェア14の少なくともいずれか一方の起点からの使用期間に応じて課金を行うことを管理パソコン25に実行させているが、本発明はこれに限定されない。
例えば、上記の課金処理部は、ベースソフトウェア13及び作業ソフトウェア14の少なくともいずれか一方の起点からの使用期間が所定の期間内であれば、使用料金を発生させないことを管理パソコン25に実行させてもよい。
あるいは、上記の課金処理部は、ベースソフトウェア13及び作業ソフトウェア14の少なくともいずれか一方に対して予め定められた固定料金の支払い状況に応じて、ベースソフトウェア13及び作業ソフトウェア14の少なくともいずれか一方の使用期間を決定することを管理パソコン25に実行させてもよい。例えば、ベースソフトウェア13に対して固定の使用料、例えば月額や年額が定められているとする。ベースソフトウェア13及び作業ソフトウェア14の実行が開始されるときに、ベースソフトウェア13に定められた固定の使用料の支払いの有無を判定できる情報、例えば納金証明コードが管理パソコン25に入力されていれば、管理パソコン25は、機械11、12等との通信を無期限または所定の期間で許可する。
あるいは、上記の課金処理部は、ベースソフトウェア13及び作業ソフトウェア14の少なくともいずれか一方に関する情報通信量を監視し、この情報通信量に応じて課金を行うといった処理を管理パソコン25に実行させてもよい。この場合、管理パソコン25は、複数の機械11、12との間で通信される第1機械情報及び第2指示情報の少なくともいずれか一方の通信量を取得し、この通信量を基に料金を計算し、この料金の支払い状況に応じて機械11、12等との通信を制御できるようになる。
あるいは、上記の課金処理部は、各機械11、12から出力された第1機械情報をベースソフトウェア13に従って処理したときの情報処理量、及びベースソフトウェア13から出力された第2機械情報を作業ソフトウェア14に従って処理したときの情報処理量の少なくともいずれか一方を監視し、この情報処理量に応じて課金を行うといった処理を管理パソコン25に実行させてもよい。
あるいは、上記の課金処理部は、ベースソフトウェア13及び作業ソフトウェア14の少なくともいずれか一方の実行回数をカウントし、この実行回数に応じて課金を行うといった処理を管理パソコン25に実行させてもよい。
あるいは、上記の課金処理部は、管理パソコン25に接続された機械の数を認識し、認識した機械の数に応じて課金を行うといった処理を管理パソコン25に実行させてもよい。この場合、接続された機械の数は、機械11、12などを通信接続するために管理パソコン25に設けられた複数の通信接続端子の通電状況から認識されうる。
あるいは、上記の課金処理部は、管理パソコン25に対してユーザとして登録された人数を認識し、認識したユーザの人数に応じて課金を行うといった処理を管理パソコン25に実行させてもよい。この場合、管理パソコン25は、ログイン画面に入力されるユーザ名とパスワードに基づき、管理パソコン25のユーザの人数を認識すればよい。
また、前述のような機械システム10において、ベースソフトウェア13は、ベースソフトウェア13及び作業ソフトウェア14の少なくともいずれか一方の版数(バージョン番号)を管理することを管理パソコン25に実行させるためのプログラム部分である版数管理部を更に含むのが好ましい。この場合、機械システム10は、図1に示されるように、ベースソフトウェア13及び作業ソフトウェア14の少なくともいずれか一方の最新版数を記録する第2記憶部21を更に具備するのが好ましい。この構成においては、ベースソフトウェア13は、第2記憶部21と相互通信して第2記憶部21の内容を確認することを管理パソコン25に実行させるためのプログラム部分である第4通信部22を更に含むことが好ましい。さらに、上記の版数管理部は、第2記憶部21に記録されるベースソフトウェア13及び作業ソフトウェア14の少なくともいずれか一方の最新版数が、その一方のソフトウェア(13、14)における現状の版数より進んだものである場合に、その最新版数を第1通信部15または第3通信部20に出力するといった処理を管理パソコン25に実行させるのが好ましい。
さらに、ベースソフトウェア13及び作業ソフトウェア14の少なくともいずれか一方は、ベースソフトウェア13及び作業ソフトウェア14の少なくともいずれか一方のライセンス認証を行うことを管理パソコン25に実行させるためのプログラム部分を更に含むことが好ましい。例えば、ベースソフトウェア13又は作業ソフトウェア14が管理パソコン25にインストールされた後、それぞれのソフトウェアごとに決められた期間または起動回数に達する前に、管理パソコン25は、各ソフトウェアに固有のID、例えばプロダクトキー又はデジタル証明書を管理パソコン25に入力することをユーザに行わせるための情報を表示機19に表示する。プロダクトキー又はデジタル証明書は、ベースソフトウェア13及び作業ソフトウェア14に対する料金の支払いと引換えに発行されるのが好ましい。管理パソコン25は、表示された情報に従ってユーザにより入力されたソフトウェア固有のIDを確認し、さらにライセンス条項の同意を確認できた場合にのみ、ライセンス認証が完了したと判断するようになされている。ライセンス認証が完了しない間は、ベースソフトウェア13又は作業ソフトウェア14の機能は停止または制限される。また、ベースソフトウェア13及び作業ソフトウェア14の各々に対して複数のライセンスを与えた場合には、各ソフトウェアについてインストール又は実行の回数をカウントし、回数が所与のライセンス数を超えたならばベースソフトウェア13又は作業ソフトウェア14の機能を停止または制限するのが好ましい。
さらに、ベースソフトウェア13及び作業ソフトウェア14の少なくともいずれか一方は、コピーを規制する機能を更に含むことが好ましい。例えば、ベースソフトウェア13又は作業ソフトウェア14を管理パソコン25外の他のコンピュータにコピーすると、コピーしたベースソフトウェア13又は作業ソフトウェア14は暗号化され、復号キーが無ければ他のコンピュータはコピーしたベースソフトウェア13又は作業ソフトウェア14を起動できないようにするのが好ましい。コピー回数を規制する機能がベースソフトウェア13及び作業ソフトウェア14に含まれていてもよい。あるいは、ベースソフトウェア13及び作業ソフトウェア14自体に、管理パソコン25にベースソフトウェア13及び作業ソフトウェア14が保存されているか否かを判断して、それらソフトウェアの少なくとも一方が管理パソコン25に保存されていなければ実行不能にする機能が含まれていてもよい。
さらに、ベースソフトウェア13及び作業ソフトウェア14の少なくともいずれか一方は、前述の第3通信部20を介して外部機器19に出力される情報に広告情報を付けることを管理パソコン25に実行させるためのプログラム部分を含むのが好ましい。これにより、管理パソコン25の製造会社は自社の製品を管理パソコン25のユーザに広告することができるようになる。
さらに、ベースソフトウェア13及び作業ソフトウェア14の少なくともいずれか一方は、パーソナルアシスタントを管理パソコン25に実行させるためのプログラム部分を含む。パーソナルアシスタントの一例として、ユーザが機械11から必要な機械情報を管理パソコン25に収集したい場合に、ユーザが機械11、12等からの情報のうち必要な情報を管理パソコン25に要求すると、その必要な情報のみを収集して管理パソコン25から出力できることが好ましい。また、パーソナルアシスタントの機能として、管理パソコン25に接続されたマイクに人が話しかけると、管理パソコン25がその話し言葉を理解して音声又は文字等の出力で答えることも有りうる。
さらに、ベースソフトウェア13は、管理パソコン25に接続されたデバイス、例えば機械11、機械12、周辺デバイス26などの認証を行うことを管理パソコン25に実行させるためのプログラム部分を含むのが好ましい。例えば、管理パソコン25は、デバイスと通信接続する通信接続端子の通電状況から、デバイスが接続されたことを検出できる。接続の検出に伴い、管理パソコン25は、デバイスから固有の識別情報、例えばMACアドレス(Media access control address)を受信し、受信したMACアドレスが管理パソコン25内に予め登録されているかを判断するようにする。受信したMACアドレスが管理パソコン25内に登録されていれば、管理パソコン25は、接続された機械11、12等のデバイスとの通信を行えるようにする。
さらに、機械システム10は、管理パソコン25とインターネットを介して接続された上位コンピュータ24を備えているのが好ましい(図2参照)。この場合、ベースソフトウェア13の第2通信部16は、上位コンピュータ24からの指令に応じて前述の第1機械情報、第2機械情報、又はこれら第1機械情報又は第2機械情報に係る情報を上位コンピュータ24にアップロードする処理を管理パソコン25に実行させることを含むのが好ましい。さらに、第2通信部16は、上位コンピュータ24からの指令に応じて上位コンピュータ24内のデータ又はプログラムを管理パソコン25にダウンロードする処理を管理パソコン25に実行させることを含むのが好ましい。
さらに、管理パソコン25には、前述した第2機械情報を基に機械学習を行うことを管理パソコン25に実行させるための機械学習ソフトウェアが搭載されることが好ましい。機械学習は、深層学習、強化学習などである。前述したように、第2機械情報は定型の情報(構造化データ)であるため、機械学習においても扱いやすい。
この場合も、ベースソフトウェア13の第2通信部16は、上位コンピュータ24らの指令に応じて、機械学習の実施後のデータ、例えば学習済みモデルを上位コンピュータ24にアップロードする処理を管理パソコン25に実行させることを含むのが好ましい。さらに、第2通信部16は、上位コンピュータ24からの指令に応じて、上位コンピュータ24において修正又は作成された機械学習用のデータ又はプログラムを管理パソコン25にダウンロードする処理を管理パソコン25に実行させることを含むのが好ましい。
以下に、管理パソコン25と機械11、12の各々との間で授受される第1機械情報及び第2指示情報と、ベースソフトウェア13と作業ソフトウェア14との間で授受される第2機械情報及び第1指示情報とについて、具体例を示す。
上記の第1機械情報及び第2機械情報の一部は、例えば、機械11、12の使用時間、モータの電流値、振動値、発熱温度、及び音量のうちの少なくとも一つに関する情報である。また、上記の第1指示情報及び第2指示情報の一部は、機械11、12に対する停止指示もしくは減速指示、及び警告表示の少なくともいずれか一方に関する情報である。これらの情報をベースソフトウェア13に対して受渡せることにより、ベースソフトウェア13は各機械11、12の異常を検知することができる。
さらに、上記の第1機械情報は、機械11、12の位置情報、例えばロボットアームの先端部の位置などを含んでいてもよい。この場合、上記の第2指示情報の一部は、機械11、12の相対位置が、あらかじめ設定された距離以下となった場合に、動作優先順位下位の機械に対する停止指示によって機械同士の干渉を回避させるための機械11、12の動作指示情報であるのが好ましい。これらの情報をベースソフトウェア13に対して受渡せることにより、ベースソフトウェア13は機械11、12同士の干渉を防ぐことができる。
さらに、上記の第1機械情報は、機械11、12の作業受付情報及び作業完了情報を含んでいてもよい。この場合、上記の第2指示情報の一部が、あらかじめ機械11、12に記憶された作業についての、内容の選択、作業順序、機械11、12の起動、及び機械11、12の停止のうちの少なくとも一つを含む作業指示情報であるのが好ましい。このような情報をベースソフトウェア13に対して受渡せることにより、ベースソフトウェア13は各機械11、12での作業中の状態を管理することができる。
さらに、上記の第1機械情報は、機械11、12の作業対象物の状態を示す情報を含んでいてもよい。この場合、上記の第2指示情報の一部は、それら作業対象物の状態に応じて機械11、12の動作を変えるための動作変更指示情報であるのが好ましい。このような情報をベースソフトウェア13に対して受渡せることにより、ベースソフトウェア13は、各機械11、12の作業対象物の状態に応じて各機械11、12の動作を是正、補完または検査することができる。
さらに、上記の第1機械情報は、機械11、12の予定動作情報を含んでいてもよい。この場合、上記の第2指示情報の一部は、機械11、12の予定動作が適切か、または不適切かを判断した結果であるのが好ましい。このような情報をベースソフトウェア13に対して受渡せることにより、ベースソフトウェア13は、機械11、12の動作シミュレーションの結果を確認することができる。
なお、各機械11、12は、工作機械や産業用ロボットに限られず、PLC(Programmable Logic Controller)、搬送機、計測器、試験装置、プレス機、圧入器、印刷機、ダイカストマシン、射出成型機、食品機械、包装機、溶接機、洗浄機、塗装機、組立装置、実装機、木工機械、シーリング装置又は切断機などであってもよい。
また、前述の各記憶部17、21は、例えば、RAM(Random Access Memory)といったメモリ装置、ハードディスクといった固定ディスク装置、または、磁気テープ装置、磁気ディスク装置、光ディスク装置、などである。
以上に説明したように、本実施形態の機械システム10によれば、ベースソフトウェア13と作業ソフトウェア14と各機械11、12との間で情報の受渡しを行うことにより各機械の作業動作を実行させつつ、その受渡し時の情報を記憶し管理することができる。例えば、それら情報の受渡しを、作業ソフトウェア14に含まれている認証記録情報に基づいて制限することができる。また、作業ソフトウェア14またはベースソフトウェア13についての料金の支払い情報を第1通信部15や第3通信部20に出力することもできる。
以上、典型的な実施形態を用いて本発明を説明したが、当業者であれば、本発明の範囲から逸脱することなしに、上述の実施形態に変更および種々の他の変更、省略、追加を行うことができるのを理解できるであろう。
10 機械システム
11、12 機械
13 ベースソフトウェア
14 作業ソフトウェア
15 第1通信部
16 第2通信部
17 記憶部
18 認証記録情報
19 表示機
20 第3通信部
21 第2記憶部
22 第4通信部
24 上位コンピュータ
25 管理パソコン(機械制御用コンピュータ)
26 周辺デバイス
27〜29 データモデル

Claims (8)

  1. 機械と、前記機械と通信可能に接続された機械制御用のコンピュータとを備え、前記コンピュータにベースソフトウェア及び作業ソフトウェアが搭載された、機械システムであって、
    前記ベースソフトウェアは、
    前記機械から出力される第1機械情報を受信することを前記コンピュータに実行させるためのプログラム部分である第1通信部と、
    前記作業ソフトウェアに第2機械情報を出力することを前記コンピュータに実行させるためのプログラム部分である第2通信部と、
    前記第1機械情報を前記第2機械情報に変換することを前記コンピュータに実行させるためのプログラム部分と、を含み、
    前記機械は、前記機械の状態を前記第1機械情報として前記コンピュータに出力する機能を有し、
    前記作業ソフトウェアは、前記第2通信部から出力される前記第2機械情報を入力情報として使用するプログラムであり
    前記第2通信部は、前記コンピュータとインターネットを介して接続された上位コンピュータに対して、前記上位コンピュータからの指令に応じて、前記第1機械情報又は前記第2機械情報を前記上位コンピュータにアップロードする、または、前記上位コンピュータ内のデータ又はプログラムを前記コンピュータにダウンロードすることを前記コンピュータに実行させることを特徴とする機械システム。
  2. 機械と、前記機械と通信可能に接続された機械制御用のコンピュータとを備え、前記コンピュータにベースソフトウェア及び作業ソフトウェアが搭載された、機械システムであって、
    前記ベースソフトウェアは、
    前記機械から出力される第1機械情報を受信することと、前記機械に第2指示情報を送信することを前記コンピュータに実行させるためのプログラム部分である第1通信部と、
    前記作業ソフトウェアから第1指示情報を入力することと、前記作業ソフトウェアに第2機械情報を出力することを前記コンピュータに実行させるためのプログラム部分である第2通信部と、
    前記第1機械情報を前記第2機械情報に変換することを前記コンピュータに実行させるためのプログラム部分と、
    前記第1指示情報を前記第2指示情報に変換することを前記コンピュータに実行させるためのプログラム部分と、を含み、
    前記機械は、前記機械の状態を前記第1機械情報として前記コンピュータに出力する機能、及び、前記第2指示情報に基づき、前記機械が行うべき作業動作を決定する機能を有し、
    前記作業ソフトウェアは、前記第2通信部から入力される前記第2機械情報を基に、前記機械への前記第1指示情報を作成し、前記第2通信部に出力することを前記コンピュータに実行させるためのプログラムであり
    前記第2通信部は、前記コンピュータとインターネットを介して接続された上位コンピュータに対して、前記上位コンピュータからの指令に応じて、前記第1機械情報又は前記第2機械情報を前記上位コンピュータにアップロードする、または、前記上位コンピュータ内のデータ又はプログラムを前記コンピュータにダウンロードすることを前記コンピュータに実行させることを特徴とする機械システム。
  3. 前記作業ソフトウェアは、前記第2機械情報を基に機械学習を行うことを前記コンピュータに実行させるための機械学習ソフトウェアであることを特徴とする請求項1または2に記載の機械システム。
  4. 前記第2通信部は、機械学習の実施後の学習済みモデルを前記コンピュータから前記上位コンピュータにアップロードする、または、前記上位コンピュータにおいて修正又は作成された機械学習用のデータ又はプログラムを前記コンピュータにダウンロードすることを前記コンピュータに実行させる請求項3に記載の機械システム。
  5. ベースソフトウェア及び作業ソフトウェアが搭載され、機械と通信可能に接続された機械制御用コンピュータであって、
    前記ベースソフトウェアは、
    前記機械から出力される第1機械情報を受信することを前記コンピュータに実行させるためのプログラム部分である第1通信部と、
    前記作業ソフトウェアに第2機械情報を出力することを前記コンピュータに実行させるためのプログラム部分である第2通信部と、
    前記第1機械情報を前記第2機械情報に変換することを前記コンピュータに実行させるためのプログラム部分と、を含み、
    前記作業ソフトウェアは、前記第2通信部から出力される前記第2機械情報を入力情報として使用するプログラムであり
    前記第2通信部は、前記コンピュータとインターネットを介して接続された上位コンピュータに対して、前記上位コンピュータからの指令に応じて、前記第1機械情報又は前記第2機械情報を前記上位コンピュータにアップロードする、または、前記上位コンピュータ内のデータ又はプログラムを前記コンピュータにダウンロードすることを前記コンピュータに実行させることを特徴とする機械制御用のコンピュータ。
  6. ベースソフトウェア及び作業ソフトウェアが搭載され、機械と通信可能に接続された機械制御用のコンピュータであって、
    前記ベースソフトウェアは、
    前記機械から出力される第1機械情報を受信することと、前記機械に第2指示情報を送信することを前記コンピュータに実行させるためのプログラム部分である第1通信部と、
    前記作業ソフトウェアから第1指示情報を入力することと、前記作業ソフトウェアに第2機械情報を出力することを前記コンピュータに実行させるためのプログラム部分である第2通信部と、
    前記第1機械情報を前記第2機械情報に変換することを前記コンピュータに実行させるためのプログラム部分と、
    前記第1指示情報を前記第2指示情報に変換することを前記コンピュータに実行させるためのプログラム部分と、を含み、
    前記機械は、前記機械の状態を前記第1機械情報として前記コンピュータに出力する機能、及び、前記第2指示情報に基づき、前記機械が行うべき作業動作を決定する機能を有し、
    前記作業ソフトウェアは、前記第2通信部から入力される前記第2機械情報を基に、前記機械への前記第1指示情報を作成し、前記第2通信部に出力することを前記コンピュータに実行させるためのプログラムであり
    前記第2通信部は、前記コンピュータとインターネットを介して接続された上位コンピュータに対して、前記上位コンピュータからの指令に応じて、前記第1機械情報又は前記第2機械情報を前記上位コンピュータにアップロードする、または、前記上位コンピュータ内のデータ又はプログラムを前記コンピュータにダウンロードすることを前記コンピュータに実行させることを特徴とする機械制御用のコンピュータ。
  7. 前記作業ソフトウェアは、前記第2機械情報を基に機械学習を行うことを前記コンピュータに実行させるための機械学習ソフトウェアであることを特徴とする請求項5または6に記載の機械制御用コンピュータ。
  8. 前記第2通信部は、機械学習の実施後の学習済みモデルを前記コンピュータから前記上位コンピュータにアップロードする、または、前記上位コンピュータにおいて修正又は作成された機械学習用のデータ又はプログラムを前記コンピュータにダウンロードすることを前記コンピュータに実行させる請求項7に記載の機械制御用コンピュータ。
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