JP6787574B2 - 熱交換器 - Google Patents
熱交換器 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6787574B2 JP6787574B2 JP2017001280A JP2017001280A JP6787574B2 JP 6787574 B2 JP6787574 B2 JP 6787574B2 JP 2017001280 A JP2017001280 A JP 2017001280A JP 2017001280 A JP2017001280 A JP 2017001280A JP 6787574 B2 JP6787574 B2 JP 6787574B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- turbulent
- heat transfer
- transfer tube
- plate
- tube portion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Details Of Fluid Heaters (AREA)
Description
乱流板は、伝熱管部へ縦向きに挿入されて、乱流板には、複数の乱流片が左右へ交互に切り起こし形成されていると共に、乱流片は全て下流側への下向き傾斜姿勢で設けられていることを特徴とする。
図1は、熱交換器の一例を示す正面図、図2はA−A線断面図、図3はB−B線断面図、図4はC−C線断面図である。
この熱交換器1は、四角筒状のケーシング2を有し、ケーシング2内の上部には、左右方向に等間隔をおいて複数枚積層したフィン3,3・・(図3,4では中間部のフィンを省略)と、各フィン3を貫通してケーシング2内部で前後方向へ等間隔をおいて平行に配設される複数の伝熱管部4,4・・とを有する。前後に並ぶ伝熱管部4,4・・は、上下二段(ここでは上段に4本、下段に5本)配設されて、各段で前後に隣接する伝熱管部4,4同士は、一本の長いパイプを中間部位で折り曲げて、接続管部としてのU字状の折曲部5をケーシング2の右側の外部に突出させた状態でケーシング2及びフィン3,3・・を貫通して形成される。
これにより、ケーシング2内の上部には、上段最前方位置の伝熱管部4から、折曲部5及びU字管6を介して4本の伝熱管部4が蛇行状に連続し、最後方位置の伝熱管部4からU字管6を介して下段へ移り、下段最後方位置の伝熱管部4から折曲部5及びU字管6を介して5本の伝熱管部4が蛇行状に連続する一連の管体7が形成される。
また、水が折曲部5を通って円形端部12側から流入した場合、水は、乱流板10Bの円形端部13の外側若しくは透孔13,13を通って伝熱管部4内に流れる。そして、乱流板10Bの左右を流れつつ乱流片15,15と当接した水の一部は、図8(B)に二点鎖線矢印で示すように、乱流片15の下向き傾斜姿勢によって下方へ導かれ、伝熱管部4の下側内面に衝突して乱流を生じさせる。各乱流片15の小孔16を通ることでも流速が部分的に変化して乱流を生じさせる。また、水の一部は三角孔14を通過することで乱流板10Bの左右に行き来して乱流を生じさせる。
一方、このように伝熱管部4内を水が乱流片15に当接しながら通過することで、乱流板10は水の下流側へ付勢されるが、四角端部11側から流入した場合、乱流板10は円形端部12が折曲部5の内面に当接して移動規制され、円形端部12側から流入した場合、乱流板10は四角端部11がU字管6の差込端部6aに当接することで移動規制される。よって、乱流板10が伝熱管部4内で移動したり回転したりすることがない。
このように、上記形態の熱交換器1によれば、乱流板10の一方の端部は、接続管部(折曲部5又はU字管6)内まで差し込まれて当該接続管部の内面に近接又は当接する半円形状の円形端部12となっているので、水の流れによって乱流板10が移動したり回転したりすることがない。また、これは乱流板10に円形端部12を形成して接続管部内に差し込むだけで足り、ロウ付け等の固定手段が不要となるため、部品点数の少ない簡単な構造となり、且つ組立作業性も良好な構造となる。
また、乱流板10には、左右へ交互に切り起こし形成される複数の乱流片15,15が設けられているので、伝熱管部4の長手方向での温度ムラの発生を抑えることができる。
但し、乱流板の一方の端部のみを円形端部とする構造に限らず、図9,10に示す乱流板10のように、両端を円形端部12,12として透孔13,13を設けてもよい。この場合、伝熱管部4では、図11,12に示すように、一方の円形端部12が折曲部5の内面に近接し、他方の円形端部12がU字管6の内面に近接するように挿入することで、伝熱管部4内での長手方向の移動規制は可能である。
この構造であれば、U字管6の差込端部を利用しなくても乱流板10の移動規制が可能となる。
さらに、上記形態では、水平方向で蛇行する管体の伝熱管部に乱流板を縦向きに挿入しているが、上下の伝熱管部を縦向きの接続管部で接続する場合、乱流板を横向きに挿入して長手方向の一端又は両端を接続管部に差し込むようにしてもよい。この場合も円形端部が縦向きの接続管部の内面に近接又は当接することで長手方向の移動規制が可能となる。
上記形態の熱交換器1によれば、乱流板10は、伝熱管部4へ縦向きに挿入され、乱流板10には、複数の乱流片15,15・・が左右へ交互に切り起こし形成されていると共に、各乱流片15は全て下流側への下向き傾斜姿勢で設けられているので、水が下向き傾斜した乱流片15によって常に下方へ向けられ、流量が少ない場合でも下方から上昇する燃焼排気との熱交換が効率よく行われる。よって、伝熱管部4の長手方向での温度ムラが抑えられて熱効率が向上する。
上記形態の熱交換器1によれば、管体7における接続管部の複数箇所を、隣接する伝熱管部4,4の端部に両端が差込接続される別体のU字管6として、乱流板10におけるU字管6が差込接続される側の端部に、U字管6の差込端部6aが当接することで乱流板10が位置決めされているので、U字管6を利用した簡単且つ組立作業性の良好な構造で、乱流板10の移動を効果的に規制することができる。
勿論給湯器に限らず、ロードヒータ等の他の器具であっても、流体と燃焼排気とを熱交換する熱交換器を有するものであれば、本発明の熱交換器は採用可能である。
Claims (1)
- 燃焼排気が下方から上方へ通過するケーシングと、
前記ケーシング内を水平方向へ直線状に貫通して、当該貫通方向との直交方向へ等間隔で並設され、内部に乱流板をそれぞれ挿入した複数の伝熱管部と、
前記ケーシングの外部で隣接する前記伝熱管部の端部同士を、平面視で両端が互い違いとなるように接続するU字状の接続管部と、を含み、前記伝熱管部と前記接続管部とによって、蛇行状に繋がる一連の管体を形成した熱交換器であって、
前記乱流板は、前記伝熱管部へ縦向きに挿入されて、前記乱流板には、複数の乱流片が左右へ交互に切り起こし形成されていると共に、前記乱流片は全て下流側への下向き傾斜姿勢で設けられていることを特徴とする熱交換器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017001280A JP6787574B2 (ja) | 2017-01-06 | 2017-01-06 | 熱交換器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017001280A JP6787574B2 (ja) | 2017-01-06 | 2017-01-06 | 熱交換器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2018112324A JP2018112324A (ja) | 2018-07-19 |
JP6787574B2 true JP6787574B2 (ja) | 2020-11-18 |
Family
ID=62912079
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017001280A Active JP6787574B2 (ja) | 2017-01-06 | 2017-01-06 | 熱交換器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6787574B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7162875B2 (ja) * | 2018-09-21 | 2022-10-31 | 株式会社パロマ | 熱交換器 |
-
2017
- 2017-01-06 JP JP2017001280A patent/JP6787574B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2018112324A (ja) | 2018-07-19 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6645426B2 (ja) | フィンアンドチューブ式の熱交換器およびこれを備えた給湯装置 | |
JP6670173B2 (ja) | 乱流形成具及びそれを用いた熱交換器並びに給湯装置 | |
JP6819263B2 (ja) | 熱交換器、温水装置および熱交換器の製造方法 | |
JP6504520B2 (ja) | 燃焼装置 | |
KR101400833B1 (ko) | 핀-튜브 방식의 열교환기 | |
JP4246749B2 (ja) | 1缶式複合熱源機 | |
JP6662696B2 (ja) | 乱流形成具 | |
JP5835569B2 (ja) | 熱交換器およびこれを備えた温水装置 | |
JP6756575B2 (ja) | フィンチューブ型熱交換器及びこの熱交換器を備える燃焼装置 | |
JP6657932B2 (ja) | 熱交換器および温水装置 | |
JP5790973B2 (ja) | 温水装置 | |
JP2013079743A (ja) | 潜熱熱交換器、及び給湯装置 | |
JP6787574B2 (ja) | 熱交換器 | |
JP6854004B2 (ja) | 熱交換器 | |
JP6754663B2 (ja) | 熱交換器、及びそれを備えた燃焼装置 | |
JP6867676B2 (ja) | 熱交換器 | |
US11243033B2 (en) | Heat exchanger and water heating apparatus including same | |
KR20160015945A (ko) | 고효율 친환경 현열 열교환기 | |
JP7162875B2 (ja) | 熱交換器 | |
JP6254341B2 (ja) | 燃焼装置 | |
JP6289251B2 (ja) | 排熱回収ボイラ | |
JP7336271B2 (ja) | 燃焼装置 | |
JP2005156033A (ja) | 給湯器の熱交換器用フィン、及びこれを備える給湯器用熱交換器 | |
JP2011144979A (ja) | 熱交換器及びこれを用いる給湯機 | |
JP6204710B2 (ja) | 熱交換器 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20191202 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20200925 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20201020 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20201022 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6787574 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |