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JP6769069B2 - レジスト下層膜反転パターン形成方法 - Google Patents

レジスト下層膜反転パターン形成方法 Download PDF

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JP6769069B2 JP2016064564A JP2016064564A JP6769069B2 JP 6769069 B2 JP6769069 B2 JP 6769069B2 JP 2016064564 A JP2016064564 A JP 2016064564A JP 2016064564 A JP2016064564 A JP 2016064564A JP 6769069 B2 JP6769069 B2 JP 6769069B2
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Description

本発明は、レジスト下層膜反転パターン形成用組成物及びレジスト下層膜反転パターン形成方法に関する。
半導体用素子等を製造する際のパターン形成においては、リソグラフィー技術、エッチング技術等を適用する反転パターン形成法により、有機材料又は無機材料よりなる基板のさらなる微細加工が提案されている(特許文献1参照)。
回路基板における半導体素子等の高集積化が進むにつれて、被加工基板上に形成されるレジストマスクパターンが微細化し、且つこのパターンの間隙の容積も小さくなっている。また、このような反転パターン形成用材料は、被加工基板上に形成されたレジストマスクパターンとインターミキシングしないことが必要である。そこで、被加工基板上に形成されたレジストマスクパターンとインターミキシングすることがなく、さらにこのレジストマスクパターンの間隙に良好に埋め込むことができる反転パターン形成方法が提供されている(特許文献2参照)。
しかしながら、レジストマスクパターンの微細化が更に進むに従って、レジストマスクパターンのアスペクト比を低くする必要があり、その結果、反転パターンのアスペクト比も低くなり、上記反転パターン形成方法では、被加工基板上へのパターンの転写が困難となってきた。加工基板上へのパターンの転写のためには、高アスペクト比のマスクパターンの形成が望まれるが、従来技術では困難となってきている。
特開2002−110510号公報 特開2011−118373号公報
高アスペクト比のマスクパターンを形成する方法としては、多層レジストプロセスにおけるレジスト下層膜の膜厚を厚く積層した後に、レジスト下層膜パターンを形成する。そして、レジスト下層膜反転パターン形成用組成物を用いて当該レジスト下層膜パターンの反転パターンを形成することにより、高アスペクト比のレジスト下層膜反転パターンを実現する方法が考えられる。当該高アスペクト比のレジスト下層膜反転パターンをマスクとすることにより、被加工基板上への転写性能を向上させることができると考えられる。
この場合、レジスト下層膜反転パターン形成用組成物は、微細なレジスト下層膜パターンへの埋め込み性及びレジスト下層膜パターンを酸素系ガスエッチング等で除去する際のエッチング耐性に優れることが要求される。
本発明は、以上のような事情に基づいてなされたものである。
すなわち、本発明の目的は、レジスト下層膜パターンへの埋め込み性及び酸素系ガスエッチング耐性に優れる被加工基板上に微細なパターンを形成することができるレジスト下層膜反転パターン形成用組成物及びレジスト下層膜反転パターン形成方法を提供することにある。
上記課題を解決するためになされた発明は、下記式(1)で表される構造を有し、下記式(1)におけるbが0.2≦b≦1であるポリシロキサンと、有機溶媒とを含有するレジスト下層膜反転パターン形成用組成物である。
Figure 0006769069
(式(1)中、Rは、炭素数1〜20の1価の有機基である。aは、1又は2である。bは、上記ポリシロキサンを構成する全構造単位に対する構造単位Uのモル比率を表す。cは、上記ポリシロキサンを構成する全構造単位に対する構造単位Uのモル比率を表し、0≦c≦0.8である。但し、b+c≦1である。)
上記課題を解決するためになされたさらに別の発明は、基板の上面側にレジスト下層膜を形成する工程と、 上記レジスト下層膜の上面側にレジストパターンを形成する工程と、上記レジストパターンをマスクとしたエッチングにより上記レジスト下層膜にパターンを形成する工程と、レジスト下層膜反転パターン形成用組成物を用い、上記レジスト下層膜パターンの上面側にレジスト下層膜反転パターン形成用組成物膜を形成する工程と、上記レジスト下層膜パターンの除去により、レジスト下層膜反転パターンを形成する工程とを備え、上記レジスト下層膜反転パターン形成用組成物が、ポリシロキサンと、有機溶媒とを含有し、上記ポリシロキサンが、下記式(1)で表される構造を有し、下記式(1)におけるbが0.2≦b≦1であるレジスト下層膜反転パターン形成方法である。
Figure 0006769069
(式(1)中、Rは、炭素数1〜20の1価の有機基である。aは、1又は2である。bは、上記ポリシロキサンを構成する全構造単位に対する構造単位Uのモル比率を表す。cは、上記ポリシロキサンを構成する全構造単位に対する構造単位Uのモル比率を表し、0≦c≦0.8である。但し、b+c≦1である。)
本発明のレジスト下層膜反転パターン形成用組成物によれば、レジスト下層膜パターンへの埋め込み性、酸素系ガスエッチング耐性に優れるレジスト下層膜反転パターンを形成することができる。また、当該レジスト下層膜反転パターン形成用組成物は、塗布性、フッ素系ガスエッチング容易性、エッチング後の欠陥抑制性能及び保存安定性にも優れている。
本発明のレジスト下層膜反転パターン形成方法によれば、優れたレジスト下層膜反転パターンを形成することができる。
従って、これらは、今後さらに微細化が進行すると予想される半導体デバイスの製造等に好適に用いることができる。
本発明の実施形態に係るレジスト下層膜反転パターン形成方法を説明する模式図である。
<レジスト下層膜反転パターン形成用組成物>
当該レジスト下層膜反転パターン形成用組成物は、[A]ポリシロキサンと[B]有機溶媒とを含有する。当該レジスト下層膜反転パターン形成用組成物は、好適成分として、[C]含窒素化合物及び/又は[D]水を含有していてもよく、本発明の効果を損なわない範囲において、その他の任意成分を含有していてもよい。以下、各成分について説明する。
<[A]ポリシロキサン>
[A]ポリシロキサンは、下記式(1)で表される構造を有し、下記式(1)におけるbが0.2≦b≦1であることを特徴とする。
Figure 0006769069
[A]ポリシロキサンが、上記式(1)で表される構造において、構造単位Uを20モル%以上有することで、[A]ポリシロキサンにおけるケイ素含有割合が増加し、酸素系ガスエッチング耐性を向上させることができる。
[A]ポリシロキサンを構成する全構造単位に対する構造単位Uの含有率の下限としては、20モル%が好ましく、30モル%がより好ましく、40モル%がさらに好ましく、50モル%が特に好ましい。構造単位Uの含有割合を上記範囲とすることで、酸素系ガスエッチング耐性を更に向上させることができる。上記構造単位Uの含有率の上限としては、100モル%が好ましく、95モル%がより好ましく、90モル%がさらに好ましく、80モル%が特に好ましい。
[構造単位U
上記式(1)で表される構造において、構造単位U以外に、構造単位Uをさらに有してもよい。即ち、上記式(1)中、0≦c≦0.8であってもよい。
上記式(1)中、構造単位Uにおいて、Rは、炭素数1〜20の1価の有機基である。
で表される炭素数1〜20の1価の有機基としては、例えば炭素数1〜20の鎖状炭化水素基、炭素数3〜20の脂環式炭化水素基、炭素数1〜20のオキシ炭化水素基等が挙げられる。
炭素数1〜20の鎖状炭化水素基としては、例えば、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基等のアルキル基が挙げられる。
炭素数3〜20の脂環式炭化水素基としては、例えば、シクロペンチル基、シクロヘキシル基等の飽和脂環式炭化水素基が挙げられる。
炭素数1〜20の1価のオキシ炭化水素基としては、例えば、メトキシ基、エトキシ基、n−プロポキシ基、i−プロポキシ基、n−ブトキシ基、2−メチルプロポキシ基、1−メチルプロポキシ基、t−ブトキシ基、n−ペンチルオキシ基、ネオペンチルオキシ基、n−ヘキシルオキシ基、n−ヘプチルオキシ基、n−オクチルオキシ基、2−エチルヘキシルオキシ基、n−ノニルオキシ基、n−デシルオキシ基等が挙げられる。
としては、アルキル基がより好ましく、メチル基がさらに好ましい。
上記式(1)中、構造単位Uにおいて、aは1が好ましい。
[A]ポリシロキサンに構造単位Uが含まれる場合、[A]ポリシロキサンを構成する全構造単位に対する構造単位Uの含有率の下限としては、5モル%が好ましく、10モル%がより好ましく、20モル%がさらに好ましい。構造単位Uをさらに有することで、[A]ポリシロキサンにおける過剰なシラノール量を低減することができ、更に保存安定性を向上させることができる。上記構造単位Uの含有率の上限としては、80モル%が好ましく、70モル%がより好ましく、60モル%が特に好ましい。
[その他の構造単位]
[A]ポリシロキサンは、その他の構造単位として、上記式(1)で表される構造単位以外の構造単位を含有していてもよい。そのような構造単位としては、例えばヘキサメトキシジシラン、ビス(トリメトキシシリル)メタン、ポリジメトキシメチルカルボシラン等の複数のケイ素原子を含むシランモノマー等に由来する構造単位や、加水分解性ホウ素化合物、加水分解性アルミニウム化合物、加水分解性チタン化合物等に由来する構造単位が挙げられる。
加水分解性ホウ素化合物としては、例えばボロンメトキシド、ボロンエトキシド、ボロンプロポキシド、ボロンブトキシド、ボロンアミロキシド、ボロンヘキシロキシド、ボロンシクロペントキシド、ボロンシクロヘキシロキシド、ボロンアリロキシド、ボロンフェノキシド、ボロンメトキシエトキシドなどが挙げられる。
加水分解性アルミニウム化合物としては、例えばアルミニウムメトキシド、アルミニウムエトキシド、アルミニウムプロポキシド、アルミニウムブトキシド、アルミニウムアミロキシド、アルミニウムヘキシロキシド、アルミニウムシクロペントキシド、アルミニウムシクロヘキシロキシド、アルミニウムアリロキシド、アルミニウムフェノキシド、アルミニウムメトキシエトキシド、アルミニウムエトキシエトキシド、アルミニウムジプロポキシエチルアセトアセテート、アルミニウムジブトキシエチルアセトアセテート、アルミニウムプロポキシビスエチルアセトアセテート、アルミニウムブトキシビスエチルアセトアセテート、アルミニウム2,4−ペンタンジオネート、アルミニウム2,2,6,6−テトラメチル−3,5−ヘプタンジオネートなどが挙げられる。
加水分解性チタン化合物としては、例えばチタンメトキシド、チタンエトキシド、チタンプロポキシド、チタンブトキシド、チタンアミロキシド、チタンヘキシロキシド、チタンシクロペントキシド、チタンシクロヘキシロキシド、チタンアリロキシド、チタンフェノキシド、チタンメトキシエトキシド、チタンエトキシエトキシド、チタンジプロポキシビスエチルアセトアセテート、チタンジブトキシビスエチルアセトアセテート、チタンジプロポキシビス2,4−ペンタンジオネート、チタンジブトキシビス2,4−ペンタンジオネート又は、これらの部分加水分解縮合物としてのオリゴマーなどが挙げられる。
[A]ポリシロキサンにおいて、[A]ポリシロキサンを構成する全構造単位に対する構造単位U及び構造単位Uの合計含有率の上限としては特に限定されず、本発明の効果を損なわない限り自由に設定することができるが、上記合計含有率の下限としては、90モル%が好ましく、92モル%がより好ましく、94モル%がさらに好ましく、96モル%が特に好ましい。
[A]ポリシロキサンのゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)により測定されるポリスチレン換算の重量平均分子量(以下、「Mw」ともいう)の下限としては、500が好ましく、8,00がより好ましく、1,000がさらに好ましい。上記Mwの上限としては、10,000が好ましく、5,000がより好ましく、2,500がさらに好ましく、2,000が特に好ましい。[A]ポリシロキサンの上記重量平均分子量が上記範囲内であることにより埋め込み性及び保存安定性が良好となる。
本実施形態において、[A]ポリシロキサンは公知の方法により製造することができる。
なお、[A]ポリシロキサンは、本実施形態に係るレジスト下層膜反転パターン形成用組成物に、1種のみ含有されていてもよいし、2種以上含有されていてもよい。
<[B]有機溶媒>
本実施形態に係るレジスト下層膜反転パターン形成用組成物において[B]有機溶媒としては、[A]ポリシロキサンを溶解又は分散させることができるものであれば用いることができる。
[B]有機溶媒としては、例えば炭化水素系溶媒、アルコール系溶媒、ケトン系溶媒、含窒素系溶媒、含硫黄系溶媒、エーテル系溶媒、エステル系溶媒等が挙げられる。
炭化水素系溶媒としては、例えば
n−ペンタン、iso−ペンタン、n−ヘキサン、i−ヘキサン、n−ヘプタン、iso−ヘプタン、2,2,4−トリメチルペンタン、n−オクタン、iso−オクタン、シクロヘキサン、メチルシクロヘキサン等の脂肪族炭化水素系溶媒;
ベンゼン、トルエン、キシレン、エチルベンゼン、トリメチルベンゼン、メチルエチルベンゼン、n−プロピルベンセン、iso−プロピルベンセン、ジエチルベンゼン、iso−ブチルベンゼン、トリエチルベンゼン、ジ−iso−プロピルベンセン、n−アミルナフタレン、トリメチルベンゼン等の芳香族炭化水素系溶媒などが挙げられる。
アルコール系溶媒としては、例えば
メタノール、エタノール、n−プロパノール、iso−プロパノール、n−ブタノール、iso−ブタノール、sec−ブタノール、tert−ブタノール、n−ペンタノール、iso−ペンタノール、2−メチルブタノール、sec−ペンタノール、tert−ペンタノール、3−メトキシブタノール、n−ヘキサノール、2−メチルペンタノール、sec−ヘキサノール、2−エチルブタノール、sec−ヘプタノール、3−ヘプタノール、n−オクタノール、2−エチルヘキサノール、sec−オクタノール、n−ノニルアルコール、2,6−ジメチルヘプタノール−4、n−デカノール、sec−ウンデシルアルコール、トリメチルノニルアルコール、sec−テトラデシルアルコール、sec−ヘプタデシルアルコール、フェノール、シクロヘキサノール、メチルシクロヘキサノール、3,3,5−トリメチルシクロヘキサノール、ベンジルアルコール、フェニルメチルカルビノール、ジアセトンアルコール、クレゾール等のモノアルコール系溶媒;
エチレングリコール、1,2−プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、2,4−ペンタンジオール、2−メチル−2,4−ペンタンジオール、2,5−ヘキサンジオール、2,4−ヘプタンジオール、2−エチル−1,3−ヘキサンジオール、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコール、トリエチレングリコール、トリプロピレングリコール、グリセリン等の多価アルコール系溶媒などが挙げられる。
ケトン系溶媒としては、例えばアセトン、メチルエチルケトン、メチル−n−プロピルケトン、メチル−n−ブチルケトン、ジエチルケトン、メチル−iso−ブチルケトン、メチル−n−ペンチルケトン、エチル−n−ブチルケトン、メチル−n−ヘキシルケトン、ジ−iso−ブチルケトン、トリメチルノナノン、シクロヘキサノン、メチルシクロヘキサノン、2,4−ペンタンジオン、アセトニルアセトン、ジアセトンアルコール、アセトフェノン、フェンチョン等が挙げられる。
含窒素系溶媒としては、例えばN−メチルホルムアミド、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジエチルホルムアミド、アセトアミド、N−メチルアセトアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N−メチルプロピオンアミド、N−メチルピロリドン等が挙げられる。
含硫黄系溶媒としては、例えば、硫化ジメチル、硫化ジエチル、チオフェン、テトラヒドロチオフェン、ジメチルスルホキシド、スルホラン、1,3−プロパンスルトン等が挙げられる。
エーテル系溶媒としては、例えば、
エチルエーテル、iso−プロピルエーテル、n−ブチルエーテル、n−ヘキシルエーテル、2−エチルヘキシルエーテル等のアルキルエーテル系溶媒;
エチレンオキシド、1,2−プロピレンオキシド、ジオキソラン、4−メチルジオキソラン、ジオキサン、ジメチルジオキサン、テトラヒドロフラン、2−メチルテトラヒドロフラン等の環状エーテル溶媒;
2−メトキシエタノール、2−エトキシエタノール、2−n−ブトキシエタノール、2−n−ヘキソキシエタノール、2−フェノキシエタノール、2−(2−エチルブトキシ)エタノール等のアルコキシエタノール溶媒;
エチレングリコールジエチルエーテル、エチレングリコールジブチルエーテル等のエチレングリコールジアルキルエーテル溶媒;
ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールジエチルエーテル、ジエチレングリコールモノ−n−ブチルエーテル、ジエチレングリコールジ−n−ブチルエーテル、ジエチレングリコールモノ−n−ヘキシルエーテル等のジエチレングリコールモノアルキルエーテル溶媒;
ジプロピレングリコールモノメチルエーテル、ジプロピレングリコールモノエチルエーテル、ジプロピレングリコールモノプロピルエーテル等のジプロピレングリコールモノアルキルエーテル溶媒;
プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテル、プロピレングリコールモノプロピルエーテル、プロピレングリコールモノブチルエーテル等のプロピレングリコールモノアルキルエーテル溶媒等が挙げられる。
エステル系溶媒としては、例えば
酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸n−プロピル、酢酸iso−プロピル、酢酸n−ブチル、酢酸iso−ブチル、酢酸sec−ブチル、酢酸n−ペンチル、酢酸sec−ペンチル、酢酸3−メトキシブチル、酢酸メチルペンチル、酢酸2−エチルブチル、酢酸2−エチルヘキシル、酢酸ベンジル、酢酸シクロヘキシル、酢酸メチルシクロヘキシル、酢酸n−ノニル、ジ酢酸グリコール、酢酸メトキシトリグリコール、アセト酢酸メチル、アセト酢酸エチル等の酢酸エステル系溶媒;
γ−ブチロラクトン等のラクトン系溶媒;
ジエチルカーボネート等のカーボネート系溶媒;
エチレングリコールジアセテート、プロピレングリコールジアセテート等の多価アルコールカルボキシレート系溶媒;
プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノエチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノプロピルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノブチルエーテルアセテート等のプロピレングリコールモノアルキルエーテルアセテート;
エチレングリコールモノメチルエーテルアセテート、エチレングリコールモノエチルエーテルアセテート等のエチレングリコールモノアルキルエーテルアセテート;
ジエチレングリコールモノメチルエーテルアセテート、ジエチレングリコールモノエチルエーテルアセテート、ジエチレングリコールモノ−n−ブチルエーテルアセテート等のジエチレングリコールモノアルキルエーテルアセテート;
ジプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、ジプロピレングリコールモノエチルエーテルアセテート等のジプロピレングリコールモノアルキルエーテルアセテート;
シュウ酸ジエチル、シュウ酸ジ−n−ブチル、マロン酸ジエチル、フタル酸ジメチル、フタル酸ジエチル等の多価カルボン酸ジエステル系溶媒;
酢酸n−ノニル酢酸i−プロピル、酢酸n−ブチル、酢酸アミル、乳酸メチル、乳酸エチル、乳酸n−ブチル、乳酸n−アミル、プロピオン酸エチル、プロピオン酸n−ブチル、プロピオン酸iso−アミル等のモノカルボン酸エステル系溶媒などが挙げられる。
これらの中でも、グリコール構造を有するエーテル系溶媒及びエステル系溶媒が好ましく、塗布性の観点から、プロピレングリコールモノアルキルエーテル又はプロピレングリコールモノアルキルエーテルアセテートがより好ましい。
上記プロピレングリコールモノアルキルエーテルとしては、エッチング後の欠陥抑制性及び保存安定性の観点から、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテル及びプロピレングリコールモノプロピルエーテルが特に好ましい。
上記プロピレングリコールモノアルキルエーテルアセテートとしては、[C]含窒素化合物の溶解性の向上の観点から、プロピレングリコールモノエチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテートが好ましく、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテートがより好ましい。
[B]有機溶媒は1種単独で用いてもよいし、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
上記[B]有機溶媒は、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテル、プロピレングリコールモノプロピルエーテル又はこれらの組み合わせを含むとよく、上記[B]有機溶媒に対するこれらの合計含有率の下限としては、40質量%が好ましく、60質量%がより好ましく、80質量%がさらに好ましく、90質量%が特に好ましい。上記合計含有率の上限としては、99.8質量%が好ましく、99質量%がさらに好ましい。
上記[B]有機溶媒に対するプロピレングリコールモノアルキルエーテルアセテートの含有率の下限としては、2質量%が好ましく、5質量%がより好ましく、10質量%がさらに好ましく、15質量%が特に好ましい。上記含有率の上限としては、50質量%が好ましく、30質量%がさらに好ましい。
当該レジスト下層膜反転パターン形成用組成物における[B]有機溶媒の含有量の下限としては、80質量%が好ましく、90質量%がより好ましく、95質量%がさらに好ましい。上記含有量の上限としては、99.8質量%が好ましく、99質量%がより好ましく、98質量%がさらに好ましい。
<[C]含窒素化合物>
[C]含窒素化合物は、窒素原子を有する化合物である。当該シリコン含有膜形成組成物は、[C]含窒素化合物を含有すると、上記効果を維持しつつ、反転プロセスにおいてエッチング選択性をより向上させることができる。[C]含窒素化合物は、1種単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。
[C]含窒素化合物としては、塩基性アミノ基を有する化合物、及び酸の作用又は熱の作用により塩基性アミノ基を生じる化合物が好ましい。
塩基性アミノ基を有する化合物、及び酸の作用又は熱の作用により塩基性アミノ基を生じる化合物としては、例えばアミン化合物、アミド基含有化合物、ウレア化合物、含窒素複素環化合物等が挙げられる。
アミン化合物としては、例えば
モノ(シクロ)アルキルアミン類;ジ(シクロ)アルキルアミン類;
トリ(シクロ)アルキルアミン類;
置換アルキルアニリン又はその誘導体;
エチレンジアミン、N,N,N’,N’−テトラメチルエチレンジアミン、テトラメチレンジアミン、ヘキサメチレンジアミン、4,4’−ジアミノジフェニルメタン、4,4’−ジアミノジフェニルエーテル、4,4’−ジアミノベンゾフェノン、4,4’−ジアミノジフェニルアミン、2,2−ビス(4−アミノフェニル)プロパン、2−(3−アミノフェニル)−2−(4−アミノフェニル)プロパン、2−(4−アミノフェニル)−2−(3−ヒドロキシフェニル)プロパン、2−(4−アミノフェニル)−2−(4−ヒドロキシフェニル)プロパン、1,4−ビス(1−(4−アミノフェニル)−1−メチルエチル)ベンゼン、1,3−ビス(1−(4−アミノフェニル)−1−メチルエチル)ベンゼン、ビス(2−ジメチルアミノエチル)エーテル、ビス(2−ジエチルアミノエチル)エーテル、1−(2−ヒドロキシエチル)−2−イミダゾリジノン、2−キノキサリノール、N,N,N’,N’−テトラキス(2−ヒドロキシプロピル)エチレンジアミンN,N,N’,N’’N’’−ペンタメチルジエチレントリアミン等が挙げられる。
アミド基含有化合物としては、例えば
N−t−ブトキシカルボニル−4−ヒドロキシピペリジン、N−t−ブトキシカルボニル−2−カルボキシ−4−ヒドロキシピロリジン、N−t−ブトキシカルボニル−2−カルボキシピロリジン等のN−t−ブトキシカルボニル基含有アミノ化合物;
N−t−アミロキシカルボニル−4−ヒドロキシピペリジン等のN−t−アミロキシカルボニル基含有アミノ化合物;
N−(9−アントリルメチルオキシカルボニル)ピペリジン等のN−(9−アントリルメチルオキシカルボニル)基含有アミノ化合物;
ホルムアミド、N−メチルホルムアミド、N,N−ジメチルホルムアミド、アセトアミド、N−メチルアセトアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、プロピオンアミド、ベンズアミド、ピロリドン、N−メチルピロリドン、N−アセチル−1−アダマンチルアミン等が挙げられる。
ウレア化合物としては、例えば尿素、メチルウレア、1,1−ジメチルウレア、1,3−ジメチルウレア、1,1,3,3−テトラメチルウレア、1,3−ジフェニルウレア、トリ−n−ブチルチオウレア等が挙げられる。
含窒素複素環化合物としては、例えば
イミダゾール類;ピリジン類;ピペラジン類;
ピラジン、ピラゾール、ピリダジン、キノザリン、プリン、ピロリジン、ピペリジン、ピペリジンエタノール、3−(N−ピペリジノ)−1,2−プロパンジオール、モルホリン、4−メチルモルホリン、1−(4−モルホリニル)エタノール、4−アセチルモルホリン、3−(N−モルホリノ)−1,2−プロパンジオール、1,4−ジメチルピペラジン、1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン等が挙げられる。
これらの中でも、アミド基含有化合物及び含窒素複素環化合物が好ましい。アミド基含有化合物としては、N−t−ブトキシカルボニル基含有アミノ化合物、N−t−アミロキシカルボニル基含有アミノ化合物及びN−(9−アントリルメチルオキシカルボニル)基含有アミノ化合物が好ましく、N−t−ブトキシカルボニル−4−ヒドロキシピペリジン、N−t−ブトキシカルボニル−2−カルボキシ−4−ヒドロキシピロリジン、N−t−ブトキシカルボニル−2−カルボキシ−ピロリジン、N−t−アミロキシカルボニル−4−ヒドロキシピペリジン及びN−(9−アントリルメチルオキシカルボニル)ピペリジンがより好ましい。含窒素複素環化合物としては、3−(N−ピペリジノ)−1,2−プロパンジオールが好ましい。
当該シリコン含有膜形成組成物が[C]含窒素化合物を含有する場合、[C]含窒素化合物の含有量の下限としては、[A]ポリシロキサン100質量部に対して、0.01質量部が好ましく、0.1質量部がより好ましく、0.5質量部がさらに好ましい。上記含有量の上限としては、10質量部が好ましく、5質量部がより好ましく、3質量部がさらに好ましい。
<[D]水>
本実施形態に係るレジスト下層膜反転パターン形成用組成物は、水を含有してもよい。水を含有すると、当該レジスト下層膜反転パターン形成用組成物の保存安定性が向上する。また、水を含有すると、ケイ素含有膜の成膜時の硬化が促進され、緻密な膜を得ることができ、溶媒耐性や酸素系ガスエッチング耐性を向上することができる。
当該レジスト下層膜反転パターン形成用組成物における水の含有率の下限としては、0.5質量%が好ましく、1質量%がより好ましく、2質量%がさらに好ましい。上記含有量の上限としては、20質量%が好ましく、15質量%がより好ましく、12質量%がさらに好ましい。水の含有量が上記上限を超えると、保存安定性が悪化したり、塗布膜の均一性が悪くなったりする場合がある。
<その他の任意成分>
当該レジスト下層膜反転パターン形成用組成物は、上記[A]〜[D]成分以外にも、その他の任意成分を含有していてもよい。その他の任意成分としては、例えば界面活性剤、コロイド状シリカ、コロイド状アルミナ、有機ポリマー等が挙げられる。当該膜形成材料がその他の任意成分を含有する場合、その含有量の上限としては、[A]ポリシロキサン100質量部に対して、2質量部が好ましく、1質量部がより好ましい。
<レジスト下層膜反転パターン形成用組成物の調製方法>
当該レジスト下層膜反転パターン形成用組成物の調製方法は特に限定されず、例えば[A]ポリシロキサンと[B]有機溶媒及び必要に応じて[C]含窒素化合物、[D]水等を所定の割合で混合し、好ましくは、得られた混合溶液を孔径0.2μmのフィルターでろ過することにより調製することができる。
当該レジスト下層膜反転パターン形成用組成物の固形分濃度の下限としては、0.1質量%が好ましく、1.0質量%がより好ましく、1.5質量%がより好ましく、2.0質量%が特に好ましい。上記固形分濃度の上限としては、20質量%が好ましく、10質量%がより好ましく、7質量%がさらに好ましく、4質量部が特に好ましい。ここで、「固形分」とは、当該レジスト下層膜反転パターン形成用組成物の溶媒及び水以外の成分をいう。
<レジスト下層膜反転パターン形成方法>
当該レジスト下層膜反転パターン形成方法は、基板の上面側にレジスト下層膜を形成する工程と、上記レジスト中間膜の上面側にレジストパターンを形成する工程と、上記レジストパターンをマスクとしたエッチングにより上記レジスト下層膜にパターンを形成する工程と、レジスト下層膜反転パターン形成用組成物を用い、上記レジスト下層膜パターンの上面側にレジスト下層膜反転パターン形成用組成物膜を形成する工程と、上記レジスト下層膜パターンの除去により、レジスト下層膜反転パターンを形成する工程とを備える。
なお、上記基板の上面側に上記レジスト下層膜を形成する工程の後に、上記レジスト下層膜の上面側にレジスト中間膜を形成する工程をさらに有してもよい。
[レジスト下層膜形成工程]
本工程では、基板の一方の面側にレジスト下層膜を形成する。
上記基板としては、例えば酸化シリコン、窒化シリコン、酸化チタン、窒化チタン、酸窒化シリコン、ポリシロキサン等の絶縁膜や、樹脂基板などが挙げられる。また、市販品として、AMAT社の「ブラックダイヤモンド」、ダウケミカル社の「シルク」、JSR社の「LKD5109」等の低誘電体絶縁膜で被覆したウェハ等の層間絶縁膜を使用することができる。この基板としては、配線講(トレンチ)、プラグ溝(ビア)等のパターン化された基板を用いてもよい。
レジスト下層膜は、有機化合物により形成することができる。上記有機化合物としては、市販品として、例えばJSR社の「NFC HM8006」等が挙げられる。
レジスト下層膜は、レジスト下層膜形成用組成物をスピンコート法等により塗布して塗膜を形成した後、加熱することにより形成することができる。
形成されるレジスト下層膜の平均厚みの下限としては、10nmが好ましく、50nmがより好ましく、100nmがさらに好ましい。上記平均厚みの上限としては、1000nmが好ましく、500nmがより好ましく、200nmがさらに好ましい。
[レジスト中間膜形成工程]
本工程では、上記レジスト下層膜の基板とは反対の面側にレジスト中間膜を形成する。
上記レジスト中間膜としては、市販品として、例えば「NFC SOG01」、「NFC SOG04」、「NFC SOG080」(以上、JSR社)等が挙げられる。また、CVD法により形成されるポリシロキサン、酸化チタン、酸化アルミナ、酸化タングステン等を用いることができる。中間層の形成方法は特に限定されないが、例えば塗布法やCVD法等を用いることができる。これらの中でも、塗布法が好ましい。塗布法を用いた場合、レジスト下層膜を形成後、レジスト中間膜を連続して形成することができる。
[レジストパターン形成工程]
本工程では上記レジスト下層膜および上記レジスト中間膜の基板とは反対の面側にレジストパターンを形成する。本工程において、レジストパターンを形成する方法としては、例えばレジスト組成物を用いる方法、ナノインプリントリソグラフィー法を用いる方法等の従来の公知の方法で形成することができる。
[レジスト下層膜パターン形成工程]
本工程では、レジストパターンをマスクとして、レジスト下層膜のエッチングを行う。このエッチングの方法としては、ドライエッチング、ウエットエッチング等が挙げられる。
上記ドライエッチングは、公知のドライエッチング装置を用いて行うことができる。また、ドライエッチング時のソースガスとしては、被エッチ膜の元素組成にもよるが、例えば、CHF、CF、C、C、SF等のフッ素系ガス、Cl、BCl等の塩素系ガス、O、O等の酸素系ガス、H、NH、CO、CO、CH、C、C、C、C、C、C、HF、HI、HBr、HCl、NO、NH、BCl等の還元性ガス、He、N、Ar等の不活性ガス等が用いられ、これらのガスは混合して用いることもできる。レジスト中間膜を形成する場合におけるレジスト中間膜のドライエッチングには、通常、フッ素系ガスが用いられ、レジスト下層膜のドライエッチングには酸素系ガスが好適に用いられる。
[レジスト下層膜反転パターン形成用組成物膜形成工程]
本工程では、上記レジスト下層膜パターンの間隙に当該レジスト下層膜反転パターン形成用組成物が埋め込まれる。具体的には、上記レジスト下層膜パターンが形成された被加工基板上に、当該レジスト下層膜反転パターン形成用組成物が、回転塗布、流延塗布、ロール塗布等の適宜の塗布手段によって、上記被加工基板上に塗布されて、上記レジスト下層膜パターンの間隙に埋め込まれる。また、本工程においては、当該レジスト下層膜反転パターン形成用組成物を上記レジスト下層膜パターンの間隙に埋め込んだ後に、乾燥工程を設けることが好ましい。上記乾燥手段は特に限定されないが、例えば、焼成することにより、組成物中の有機溶剤を揮発させることができる。この焼成条件は、樹脂組成物の配合組成によって適宜調整されるが、焼成温度は通常80〜250℃、好ましくは80〜200℃である。この焼成温度が、80〜180℃である場合には、後述の平坦化工程、特にウェットエッチバック法による平坦化加工を円滑に行うことができる。なお、この加熱時間は通常10〜300秒間、好ましくは30〜180秒間である。また、乾燥後に得られるパターン反転用樹脂膜の厚みは特に限定されないが、通常10〜1000nmであり、好ましくは20〜500nmである。
[レジスト下層膜反転パターン形成工程]
本工程では、上記レジスト下層膜パターンが除去され、レジスト下層膜反転パターンが形成される。
具体的には、まず、好ましくは上記レジスト下層膜パターンの上表面を露出するための平坦化加工が行われる。次に、ドライエッチング又は溶解除去により上記レジスト下層膜パターンが除去され、所定のレジスト下層膜反転パターンが得られる。
このレジスト下層膜反転パターン形成工程により、通常のリソグラフィープロセスでは困難な高アスペクト比の微細なパターンを基板上に形成することができる。これにより、被加工基板に微細なパターンを転写することができる。
上記平坦化加工で利用される平坦化法としては、ドライエッチバック、ウェットエッチバック等のエッチング法や、CMP法等を用いることができる。これらのなかでも、フッ素系ガス等を用いたドライエッチバック、ウェットエッチバック法が低コストで好ましい。なお、平坦化加工における加工条件は特に限定されず、適宜調整できる。
また、レジスト下層膜パターン除去にはドライエッチングが好ましく、具体的には、酸素系ガスエッチング、オゾンエッチング等が好ましく用いられる。上記ドライエッチングには、酸素プラズマ灰化装置、オゾンアッシング装置等の公知の装置を用いることができる。なお、エッチング加工条件は特に限定されず、適宜調整できる。
以下、本発明のレジスト下層膜反転パターン形成方法における具体的な例を、図1を用いて説明する。
図1の(a)に示すように、上記レジスト下層膜形成工程及びレジスト中間膜形成工程において、被加工基板1上にレジスト下層膜2及びレジスト中間膜3が形成される。次に、上記レジストパターン形成工程において、レジスト中間膜3上に形成されたレジスト膜の所用領域に、レジストパターン41が形成される。
次に、上記レジスト下層膜パターン形成工程では、図1の(b)に示すように、レジストパターン41のマスクを介してレジスト中間膜3をエッチングすることによりレジスト中間膜パターン31を形成する。そして、図1の(c)に示すように、レジスト中間膜パターン31のマスクを介してレジスト下層膜2をエッチングすることによりレジスト下層膜パターン21を形成する。
次に、上記レジスト下層膜反転パターン形成用組成物膜形成工程では、図1の(d)に示すように、レジスト下層膜パターン21の間隙にレジスト下層膜反転パターン形成用組成物が埋め込まれるように、レジスト下層膜パターン21が形成された被加工基板1上にレジスト下層膜反転パターン形成用組成物が塗布され、加熱等による乾燥工程を経てレジスト下層膜反転パターン形成用組成物膜5が形成される。
次に、上記レジスト下層膜反転パターン形成工程では、図1の(e)に示すように、レジスト下層膜パターン21の上表面が露出するように平坦化加工が行われる。その後、ドライエッチングにより、レジスト下層膜パターン21が除去されることで、レジスト下層膜反転パターン51が形成される(図1の(f)参照)。
以下、本発明を実施例に基づいて具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。各種物性値の測定方法を以下に示す。
本実施例における固形分濃度及び重量平均分子量(Mw)の測定は下記の方法により行った。
[[A]ポリシロキサンの溶液の固形分濃度]
[A]ポリシロキサンの溶液0.5gを30分間250℃で焼成することで、[A]ポリシロキサンの溶液0.5gに対する固形分の質量を測定し、[A]ポリシロキサンの溶液の固形分濃度(質量%)を算出した。
[重量平均分子量(Mw)]
重合体のMwは、ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)により東ソー社製のGPCカラム(「G2000HXL」2本、「G3000HXL」1本、「G4000HXL」1本)を使用し、以下の条件により測定した。
溶出溶媒:テトラヒドロフラン
流量:1.0mL/分
試料濃度:1.0質量%
試料注入量:100μL
カラム温度:40℃
検出器:示差屈折計
標準物質:単分散ポリスチレン
<[A]ポリシロキサンの合成>
後述する各合成例においては、下記式(M−1)〜(M−5)で表される化合物(以下、「化合物(M−1)〜(M−5)」ともいう)を単量体として用いて、[A]ポリシロキサンの合成を行った。
化合物(M−1):テトラメトキシシラン
化合物(M−2):テトラエトキシシラン
化合物(M−3):メチルトリメトキシシラン
化合物(M−4):エチルルトリメトキシシラン
化合物(M−5):n−ブチルトリブトキシシラン
Figure 0006769069
[合成例1]ポリシロキサン(A−1)の合成
シュウ酸1.61gを水96.45gに加熱溶解させて、シュウ酸水溶液を調製した。その後、化合物(M−1)25.70g(70モル%)、化合物(M−3)9.86g(30モル%)、及びプロピレングリコールモノエチルエーテル366.39gを入れたフラスコに、冷却管と、調製したシュウ酸水溶液を入れた滴下ロートをセットした。次に、上記フラスコをオイルバスにて60℃に加熱した後、シュウ酸水溶液をゆっくり滴下し、60℃で4時間反応させた。反応終了後、反応溶液の入ったフラスコを放冷してから、エバポレーターにセットして減圧濃縮し、樹脂溶液360gを得た。この樹脂溶液中における固形分をポリシロキサン(A−1)とした。得られた樹脂溶液中の固形分の含有割合(固形分濃度)は9.8質量%であった。また、ポリシロキサン(A−1)の重量平均分子量(Mw)は1,500であった。
[合成例2〜4]ポリシロキサン(A−2)〜(A−4)の合成
下記表1に記載の種類及び使用量の単量体を用いた以外は、合成例1と同様の操作を行うことによって、下記表1に示すポリシロキサン(A−2)〜(A−4)をそれぞれ合成した。なお、表中の「−」は、該当する成分を用いなかったことを示す。得られたポリシロキサンのMwの値を表1に合わせて示す。
[比較合成例1]ポリシロキサン(a−1)の合成
シュウ酸1.61gを水96.45gに加熱溶解させて、シュウ酸水溶液を調製した。その後、化合物(M−1)4.35g(10モル%)、化合物(M−3)35.03g(90モル%)、及び4−メチル−2−ペンタノール366.39gを入れたフラスコに、冷却管と、調製したシュウ酸水溶液を入れた滴下ロートをセットした。次に、上記フラスコをオイルバスにて60℃に加熱した後、シュウ酸水溶液をゆっくり滴下し、60℃で4時間反応させた。反応終了後、反応溶液の入ったフラスコを放冷してから、エバポレーターにセットして減圧濃縮し、樹脂溶液360gを得た。この樹脂溶液中における固形分をポリシロキサン(a−1)とする。得られた樹脂溶液中の固形分の含有割合(固形分濃度)は12.3質量%であった。また、ポリシロキサン(a−1)の重量平均分子量(Mw)は1,690であった。
[比較合成例2]ポリシロキサン(a−2)の合成
下記表1に記載の種類及び使用量の単量体を用いた以外は、比較合成例1と同様の操作を行うことによって、下記表1に示すポリシロキサン(a−2)を合成した。なお、表中の「−」は、該当する成分を用いなかったことを示す。得られたポリシロキサンのMwの値を表1に合わせて示す。
[合成例5]ポリシロキサン(A−5)の合成
テトラメチルアンモニウムヒドロキシド9.46gを水28.39gに加熱溶解させて、テトラアンモニウムヒドロキシド水溶液を調製した。その後、調製したテトラアンモニウムヒドロキシド水溶液37.85g、及びメタノール97.07gを入れたフラスコに、冷却管と化合物(M−1)35.12g(50モル%)、化合物(M−3)31.43g(50モル%)を入れた滴下ロートをセットした。次に、オイルバスにて40℃に加熱した後、モノマーをゆっくり滴下し、60℃で4時間反応させた。反応終了後、反応溶液の入ったフラスコを10℃以下に冷却した。
その後、無水マレイン酸12.22gを、水44.87gに溶解させて別途調製したマレイン酸水溶液57.09gを10℃以下に冷却したものに対して、上述のように冷却した反応液を滴下し、10℃以下で30分間攪拌した。次に、1−ブチルアルコール257.09gを添加してから、得られた樹脂溶液を分液ロートへ移し、水257.09gを添加して1回目の水洗を行った。さらに、水257.09gを添加して2回目の水洗を行った後に、水257.09gを添加して3回目の水洗を行った。その後、分液ロートよりフラスコへ移した1−ブタノール樹脂溶液に、プロピレングリコールモノエチルエーテル257.09gを添加してからエバポレーターにセットし、1−ブタノールを除去して樹脂溶液102.84gを得た。得られた1−ブタノール樹脂溶液に、プロピレングリコールモノエチルエーテル257.09gを添加してからエバポレーターにセットし、さらに1−ブタノールを除去して樹脂溶液102.84gを得た。この樹脂溶液中における固形分をポリシロキサン(A−5)とした。得られた樹脂溶液中の固形分の含有割合は13.2%であった。また、得られたポリシロキサンの重量平均分子量(Mw)は1450であった。
[合成例6〜8]ポリシロキサン(A−6)〜(A−8)の合成
下記表1に記載の種類及び使用量の単量体を用いた以外は、合成例5と同様の操作を行うことによって、下記表1に示すポリシロキサン(A−6)〜(A−8)をそれぞれ合成した。
Figure 0006769069
<レジスト下層膜反転パターン形成用組成物の調製>
[実施例1〜21及び比較例1〜2]
下記表2に記載の割合で、前述の各合成例で得られたポリシロキサン(A−1)〜(A−8)並びに(a−1)〜(a−2)、[B]有機溶媒、[C]含窒素化合物及び[D]水を用いて、実施例1〜21及び比較例1〜2のレジスト下層膜反転パターン形成用組成物(J−1)〜(J−21)及び(j−1)〜(j−2)を調製した。本実施例において、「部」とあるのは、全て質量部を示す。また、各組成物の固形分濃度が表2の値となるように[B]有機溶媒を添加した。なお、[B]有機溶媒の含有比とは、質量比である。表中の「−」は、該当する成分を用いなかったことを示す。
[A]ポリシロキサン以外の成分を以下に示す。
[[B]有機溶媒]
B−1:プロピレングリコールモノメチルエーテル(PGME)
B−2:プロピレングリコールモノエチルエーテル(PGEE)
B−3:プロピレングリコールモノプロピルエーテル(PGPE)
B−4:プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート(PGMEA)
B−5:4−メチル−2−ペンタノール(MIBC)
B−6:プロピレングリコールモノブチルエーテル(PGBE)
[[C]含窒素化合物]
C−1:N−t−ブトキシカルボニル−4−ヒドロキシピペリジン
Figure 0006769069
Figure 0006769069
<レジスト下層膜反転パターン形成用組成物膜の形成>
前述のようにして得られた各レジスト下層膜反転パターン形成用組成物をシリコンウェハ(基板)上に、スピンコーター(東京エレクトロン社の「CLEAN TRACK ACT12」)を用い、スピンコート法により塗布した。その後、215℃で1分間加熱(焼成)し、平均厚み90nmのレジスト下層膜反転パターン形成用組成物膜を形成して、平均厚み90nmのレジスト下層膜反転パターン形成用組成物膜が形成された基板を得た。
<評価>
実施例1〜21及び比較例1〜2のそれぞれについて形成したレジスト下層膜反転パターン形成用組成物膜を下記方法に従って評価した。
[塗布性]
上記形成されたレジスト下層膜反転パターン形成用組成物膜を光学顕微鏡で観察し、塗布ムラが見られない場合は「A」(良好)と、塗布ムラが見られる場合は「B」(不良)と評価した。
[フッ素系ガス(CFガス)エッチング容易性]
上記形成されたレジスト下層膜反転パターン形成用組成物膜を、エッチング装置(東京エレクトロン社の「TACTRAS」)を用いて、CF=60sccm、PRESS.=50MT、HF RF=500W、LF RF=100W、DCS=300V、RDC=50%、30sec条件にて処理し、処理前後の平均膜厚からエッチング速度(Å/秒)を算出し、フッ素系ガスによるエッチング容易性を評価した。エッチング速度が8.5(Å/秒)以上の場合は「A」(極めて良好)と、8.0(Å/秒)以上8.5(Å/秒)未満の場合は「B」(良好)と、7.5(Å/秒)以上8.0(Å/秒)未満の場合は「C」(やや良好)、7.5(Å/秒)未満の場合は「D」(不良)と評価した。
[酸素系ガス(Oガス)エッチング耐性]
上記形成されたレジスト下層膜反転パターン形成用組成物膜を、エッチング装置(東京エレクトロン社の「TACTRAS」)を用いて、O=400sccm、PRESS.=45MT、HF RF=400W、LF RF=0W、DCS=0V、RDC=50%、60sec条件にて処理し、処理前後の平均膜厚から(Å/秒)を算出し、3.5未満の場合は「A」(極めて良好)と、3.5以上4.0未満の場合は「B」(良好)と、4.0以上の場合は「C」(やや良好)、4.5以上の場合は「D」(不良)と評価した。
[埋め込み性]
シリコン基板上に形成された深さ100nm、幅15〜100nmのレジスト下層のトレンチパターン上に、上記調製したレジスト下層膜反転パターン形成用組成物膜をそれぞれ塗布し、215℃で1分間加熱(焼成)して、レジスト下層膜反転パターン形成用組成物膜が形成された基板を得た。当該基板の断面について、電界放出形走査電子顕微鏡(日立ハイテクノロジーズ社の「S−4800」)を用いて、埋め込み性を評価し、埋め込み性不良(ボイド)の有無を確認した。埋め込み不良が溝幅16nm未満まで見られなかった場合は「A」(極めて良好)と、16nm以上21nm未満で埋め込み不良が発生した場合は「B」(良好)と、21nm以上31nm未満で埋め込み不良が発生した場合は「C」(やや良好)、31nm以上で埋め込み不良が発生した場合は「D」(不良)と評価した。
[保存安定性]
上記調製したレジスト下層反転パターン形成用組成物を−15℃及び40℃の条件下で7日間保管し、重量平均分子量(Mw)を評価した。上記2条件下の重量平均分子量(Mw)の差が100未満の場合は「A」(極めて良好)と、100以上150未満の場合は「B」(良好)と、150以上200未満の場合は「C」(やや良好)、200以上の場合は「D」(不良)と評価した。
[エッチング後の欠陥抑制性]
シリコンウェハ上にJSR社の「NFC HM8006」を塗布し、250℃で1分間加熱(焼成)して、レジスト下層膜を形成した基板上に、上記調製したレジスト下層膜反転パターン形成用組成物膜をそれぞれ塗布し、215℃で1分間加熱(焼成)して、レジスト下層膜反転パターン形成用組成物膜が形成された基板を得た。上記形成されたレジスト下層膜反転パターン形成用組成物膜を、エッチング装置(東京エレクトロン社の「TACTRAS」)を用いて、CF=60sccm、PRESS.=50MT、HF RF=500W、LF RF=100W、DCS=300V、RDC=50%条件にてエッチング処理を行い、レジスト下層膜反転パターン形成用組成物膜を除去した。その後、上記エッチング装置を用いて、O=400sccm、PRESS.=25MT、HF RF=400W、LF RF=0W、DCS=0V、RDC=50%、10sec条件にて処理を行い、上記レジスト下層膜パターンをエッチング処理した。そして、本基板を欠陥検査装置(KLA−Tencor社の「KLA2905」)を用いて検査し、電子ビームレビュー装置(KLA−Tencor社の「eDR−7110」)を用いて欠陥分類を実施し、レジスト下層膜反転パターン形成用組成物膜由来の凸状(コーン)欠陥数が10個以下の場合は「A」(極めて良好)と、11個以上20個以下の場合は「B」(良好)と、21個以上30個以下の場合は「C」(やや良好)、31個以上の場合は「D」(不良)と評価した。
上記形成したレジスト下層膜反転パターン形成用組成物膜について、実施例1〜21及び比較例1〜2の評価結果を下記表3に示す。
Figure 0006769069
表3の結果から明らかなように、実施例のレジスト下層膜反転パターン形成用組成物は、塗布性、フッ素系ガスエッチング容易性、酸素系ガスエッチング耐性、埋め込み性、保存安定性及びエッチング後の欠陥抑制性の全てにおいて良好な結果が得られた。特に、[A]ポリシロキサンを構成する全構造単位に対するテトラメトキシシラン(M−1)の含有率が70モル%以上であり、[B]有機溶媒に対するプロピレングリコールモノエチルエーテル、プロピレングリコールモノプロピルエーテル又はこれらの組み合わせの合計含有率が80質量%以上である実施例1〜4及び実施例8においては、全ての項目について優れていた。
本発明のレジスト下層膜反転パターン形成用組成物によれば、レジスト下層膜パターンへの埋め込み性、フッ素系ガスエッチング容易性、酸素系ガスエッチング耐性、に優れるレジスト下層膜反転パターンを形成することができる。また、当該レジスト下層膜反転パターン形成用組成物は、塗布性、エッチング選択性、エッチング後の欠陥抑制性能及び保存安定性にも優れている。従って、これらは、今後さらに微細化が進行すると予想される半導体デバイスの製造等に好適に用いることができる。
1;被加工基板、2;レジスト下層膜、3;レジスト中間膜、5;レジスト下層膜反転パターン形成用組成物膜、21;レジスト下層膜パターン、31;レジスト中間膜パターン、41;レジストパターン、51;レジスト下層膜反転パターン

Claims (3)

  1. 基板の上面側にレジスト下層膜を形成する工程と、
    上記レジスト下層膜の上面側にレジストパターンを形成する工程と、
    上記レジストパターンをマスクとしたエッチングにより上記レジスト下層膜にパターンを形成する工程と、
    レジスト下層膜反転パターン形成用組成物を用い、上記レジスト下層膜パターンの上面側にレジスト下層膜反転パターン形成用組成物膜を形成する工程と、
    上記レジスト下層膜パターンの除去により、レジスト下層膜反転パターンを形成する工程と
    を備え、
    上記レジスト下層膜反転パターン形成用組成物が、
    ポリシロキサンと、
    有機溶媒と、
    塩基性アミノ基を有する化合物、又は酸の作用若しくは熱の作用により塩基性アミノ基を生じる化合物(但し、アンモニウム塩及び窒素含有シラン化合物を除く)と
    を含有し、
    上記ポリシロキサンが、下記式(1)で表される構造を有し、下記式(1)におけるbが0.3≦b≦0.95であり、
    上記有機溶媒が、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテル、プロピレングリコールモノプロピルエーテル又はこれらの組み合わせを含み、上記有機溶媒に対するこれらの合計含有率が、60質量%以上であるレジスト下層膜反転パターン形成方法。
    Figure 0006769069
    (式(1)中、Rは、炭素数1〜20の1価の有機基である。aは、1又は2である。bは、上記ポリシロキサンを構成する全構造単位に対する構造単位Uのモル比率を表す。cは、上記ポリシロキサンを構成する全構造単位に対する構造単位Uのモル比率を表し、0≦c≦0.7である。但し、b+c≦1である。)
  2. 上記レジスト下層膜を形成する工程の後に、上記レジスト下層膜の上面側にレジスト中間膜を形成する工程をさらに備える請求項に記載のレジスト下層膜反転パターン形成方法。
  3. 上記有機溶媒が、プロピレングリコールモノアルキルエーテルアセテートを含む請求項又は請求項に記載のレジスト下層膜反転パターン形成方法。
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