JP6729838B2 - 車両のステアリング制御方法および車両のステアリング制御装置 - Google Patents
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Description
この従来技術では、正常時はステアリングホイールと転舵輪とを機械的に切り離したクラッチ解放状態で転舵アクチュエータの駆動力によって転舵輪を転舵する。一方、非正常時は、ステアリングホイールと転舵輪とを機械的に連結したクラッチ締結状態でステアリングホイールの操舵力によって転舵輪を転舵するようにしている。また、このときステアリングホイールに対する操舵トルクを検出するトルクセンサの検出に基づいて反力モータを駆動させ、操舵を補助するアシストトルクを生じさせるようにしている。
すなわち、上述の車両のステアリング制御装置において、自動運転制御を行っている場合、ドライバは手放し状態であるときには、その後、ドライバがハンドルを把持していても、ハンドルを保持する力が小さい場合がある。そのため、ドライバが手放し状態で、ステアバイワイヤシステムが非正常と判断して、クラッチを締結する際、クラッチを挟んでステアリングホイール側と転舵輪側とでは、可変ギア比などの設定もあって、両者の間に角速度差が生じる。このように、ドライバがハンドルを把持していても、ハンドルを保持する力が小さい状態で、かつステアリングホイール側と転舵輪側とに角速度差が生じた状態でクラッチを締結すると、その操舵力の伝達系に設けられたトルクセンサに捻じれが生じるとともに、振動が発生する
このトルクセンサの振動により、ドライバがハンドルを保持する力が小さい状態のステアリングホイールが振動するとともに、トルクセンサの振動により検出される操舵トルクに応じたアシストトルクを発生させることで、この振動が助長され運転者に違和感を与えるおそれがあった。
そして、自動運転モードにおけるステアバイワイヤモードから、手動運転モードにおけるアシスト制御モードに遷移するにあたり、クラッチを締結した後、所定の制限時間が経過するまでアシストトルクを、検出トルクに応じた値に対して制限し、さらに、前記制限時間は、前記クラッチを挟んで前記ステアリングホイール側の角速度である操舵角速度と前記転舵輪側の角速度である転舵角速度との角速度差に応じた時間とする。
したがって、クラッチ締結時に、トルクセンサが振動しても、この振動成分を含む検出トルクに応じたアシストトルクの出力を抑制する。これにより、クラッチ締結直後からアシストトルクを制限しないものと比べ、ステアリングホイールの振動を抑制できる。
(実施の形態1)
実施の形態1の車両のステアリング制御装置は、ステアリングホイールの動きを電気信号に替えて左右前輪に伝えるステアリングバイワイヤシステムを搭載した車両に適用したものである。以下、実施の形態1の車両のステアリング制御装置について、「全体システム」、「モータ/クラッチ制御系」、「フェードイン制御」に分けて説明する。
図1は、実施の形態1の車両のステアリング制御方法および車両のステアリング制御装置が適用されたステアリングバイワイヤシステムを示す。以下、図1に基づき、全体システムについて説明する。
なお、ステアリングフォースアクチュエータ2は、手動により操舵を行う手動運転モード時(正常時)には、ステアリング操作力に対し、ステアリングフォースコントロールモジュール7からの駆動電流によって路面からの反力に相当するトルクを発生させる。なお、この時の手動運転モードとは、正常時の手動運転モードであり、ステアリングクラッチ3を解放した状態での制御となる。
また、このステアリングフォースアクチュエータ2は、ドライバがステアリングホイール1から手を離した自動運転モード時には、転舵方向にステアリングホイール1を操舵させる操舵アクチュエータとして機能する。
なお、メイン転舵モータ13は、三相交流モータであり、メイン転舵角コントロールモジュール8からの駆動電流によって操舵トルクを発生させる。サブ転舵モータ14は、三相交流モータであり、サブ転舵角コントロールモジュール9からの駆動電流によって操舵トルクを発生させる。ステアリングギア機構15は、ピニオントルクをラック軸力に変換し、ナックルアームを回転させ、左前輪5と右前輪6の向きを変える。
さらに、後述するが転舵アクチュエータ4は、異常発生時にドライバが操舵する手動運転モードにおけるアシスト制御モード時には、ステアリングクラッチ3の締結状態でステアリングホイール1からの操舵トルクに対してアシストトルクを与える。
次に、実施の形態1のステアリングバイワイヤシステムにおけるモータ/クラッチ制御系について説明する。
なお、本実施の形態1では、ステアリングフォースコントロールモジュール7、メイン転舵角コントロールモジュール8、サブ転舵角コントロールモジュール9は、転舵角の制御に関し、それぞれ、並列に制御を実行する。このように並列して制御を行い、各コントロールモジュール7〜9の出力値を比較することで、各コントロールモジュール7〜9の異常の有無を確認するとともに、そのいずれかが失陥しても、転舵角の制御を継続できるようにしている。
図2Aはシステム正常時(自動運転モードでのステアバイワイヤモード時)におけるステアリングバイワイヤシステムの機械系の説明図である。また、図2Bは、ステアリングフォースコントロールモジュール7、メイン転舵角コントロールモジュール8、サブ転舵角コントロールモジュール9における正常時(自動運転モードでのステアバイワイヤモード時)に動作するモータ/クラッチ制御系の説明図である。
そして、ドライバが操舵を行わない自動運転モードでは、反力モータ10によりステアリングホイール1を操舵するとともに、メイン転舵モータ13およびサブ転舵モータ14により左右前輪5,6を転舵させる制御を行う。
そして、転舵モータ制御部75は、左右前輪5,6を、転舵指令角に応じた角度だけ転舵させる転舵指令電流を、各転舵モータ13,14に出力する。
すなわち、EPS制御部76は、自動運転コントローラ100からの転舵角指令値により転舵モータ制御部75から出力される転舵指令電流に、さらに、第2の加算部78においてトルクアシスト指令電流を加算することで、操舵トルクを補助して軽減する。
なお、本システムに何らかの失陥が生じたり、一時的に制御を中断したりして非正常と判定して手動運転モードのアシスト制御モードに遷移する場合、直ちに自動運転コントローラ100による転舵角制御を中止せずに、所定時間継続する。なお、この継続時間は、例えば、数秒程度である。
以下に、フェードイン制御について説明する。
上述したように、自動運転モードのステアバイワイヤモードにおいて正常時には、図2Aに示すように、ステアリングクラッチ3を解放し、上下のステアリングシャフト11,12を切り離した状態とする。そして、自動運転コントローラ100で決定された転舵角指令値に基づいて、反力モータ10および各転舵モータ13,14を駆動させる。これにより、必要に応じて左右前輪5,6を転舵させるとともに、その転舵方向が分かるようにステアリングホイール1を操舵させる。
まず、ステップS1では、現在、ドライバが操舵を行っていない自動運転モード中か否か判定し、自動運転モード中であれば、ステップS2に進み、自動運転モード中でなければ、1回の処理を終了する。なお、自動運転モードの場合、正常時には、ステアバイワイヤモードでステアリング制御を行っている。また、自動運転モードではない場合(ステップS1においてNOとの判定の場合)には、前述した正常時の手動運転モードでステアリング制御を行っていると判定したことになる。
ステップS6に続くステップS8では、現在の手放し運転フラグが「手放し」に設定されているか否か判定する。
そして、手放し運転フラグが「手放し」に設定されている場合は、ステップS9に進んで、手放し時フェードイン時間を決定する。一方、手放し運転フラグが「非手放し」に設定されている場合は、ステップS10に進んで、非手放し時フェードイン時間を決定する。
以下に、実施の形態1の車両のステアリング制御方法および車両のステアリング制御装置の作用を説明する。
この作用の説明において、まず、実施の形態1の車両のステアリング制御方法および車両のステアリング制御装置の解決課題を比較例に基づいて説明する。
したがって、比較例では、このようなステアリングホイール1の振動および左右前輪5,6の振動により、ドライバに違和感を与えるおそれがある。
本実施の形態1では、自動運転モード中にステアバイワイヤモードからEPS制御モードに遷移する際は、最新の記憶したステアリングホイール1側の操舵角速度とステアリングギア機構15側の転舵角速度との角速度差を取得する(S6)。そして、この角速度差に応じ、ドライバがステアリングホイール1に手を触れていない手放し時には、手放し時フェードイン時間を決定し、ドライバがステアリングホイール1に手を触れた非手放し時には、非手放し時フェードイン時間を決定する。
この図9に示す動作例では、t1の時点で異常発生に伴いステアリングクラッチ3を締結することで、比較例と同様に、操舵角速度と転舵角速度との角速度差によりトルクセンサ20に振動が生じ、その検出トルク(トルクセンサ値)が振動する。なお、トルクセンサ値としては、振動成分である高周波成分のみを示している。
同様に、両転舵モータ13,14によるアシストトルクを、EPS制御部76の出力の100%未満の値に制限することにより、左右前輪5,6における微振動を抑えることができる。
このように、ステアリングクラッチ3の締結直後のステアリングホイール1の振動および左右前輪5,6の振動を抑えることができるため、ドライバに与える違和感も抑えることができる。
すなわち、ステアリングクラッチ3を挟んで、ステアリングホイール1側の角速度(操舵角速度)と左右前輪5,6側の角速度(転舵角速度)との角速度差が大きいほど、トルクセンサ20における捻じれ、つまり、振動が大きくなり、その収束時間が長くなる。
よって、角速度差が大きいほど、アシストトルクを制限する時間を長く確保することで、トルクセンサ20の振動を原因とする上記のステアリングホイール1の振動および左右前輪5,6の振動をより確実に抑えることができる。
したがって、EPS制御に基づくアシストトルクを徐々に増加するため、例えば、t2の時点で、EPS制御部76の出力に対し0%から100%に急変化させた場合と比較して、アシストトルクの急上昇によりドライバに与える違和感を抑えることができる。
これにより、EPS制御によるアシストの遅れを無くしつつ、ステアリングホイール1の振動によりドライバに与える違和感を抑えることができる。
以下に、実施の形態1の車両のステアリング制御方法および車両のステアリング制御装置の効果を列挙する。
1)実施の形態1の車両のステアリング制御方法は、
ステアリングホイール1と、
ステアリングホイール1と左右前輪5,6とを機械的に断接を可能なステアリングクラッチ3と、
ステアリングホイール1に対してトルクを与える操舵アクチュエータとしての反力モータ10と、
左右前輪5,6輪を転舵させるメイン転舵モータ13およびサブ転舵モータ14と、
ステアリングホイール1と左右前輪5,6との間のトルク伝達系の伝達トルクを検出するトルクセンサ20と、
を備えた車両において、
ステアリングクラッチ3を解放して転舵角指令に基づいてステアリングホイール1の操舵角および左右前輪5,6の転舵角を制御するステアバイワイヤモードと、
ステアリングクラッチ3を締結してトルクセンサ20の検出トルクに応じたアシストトルクを左右前輪5,6に対して与えるEPS制御モードと、
を有し、
ドライバが操舵を行わない自動運転モードにおけるステアバイワイヤモードから、ドライバが操舵を行う手動モードにおけるEPS制御モードに遷移するにあたり、ステアリングクラッチ3を締結した後、フェードイン時間が経過するまでアシストトルクを、トルクセンサ20の検出トルクに応じた値に対して制限する(図9のt1〜t2)。
したがって、ステアリングクラッチ3の締結直後のステアリングホイール1の振動および左右前輪5,6の振動を抑え、ドライバに与える違和感を抑えることができる。
フェードイン時間は、ステアリングクラッチ3を挟んでステアリングホイール1側の角速度である操舵角速度と左右前輪5,6側の角速度である転舵角速度との角速度差に応じた時間とする。
すなわち、トルクセンサ20の振動の大きさおよび時間は、角速度差に応じる。したがって、角速度差に応じてアシストトルクを制限することで、トルクセンサ20の振動を原因とするステアリングホイール1の振動および左右前輪5,6の振動をより確実に抑えつつ、アシストトルクを制限する時間を短く抑えることができる。
ステアリングホイール1にドライバが手を触れているか否かを判定し(図4のS2)、手を触れていると判定した場合(図4のS10)は、手を触れていないと判定した場合(図4のS9)に比べて、フェードイン時間を短くする。
したがって、ドライがステアリングホイール1に手を触れてトルクセンサ20の締結時に振動が生じにくい場合は、フェードイン時間を短くして、EPS制御によるアシストトルクを制限する時間をより短くすることができる。
ステアリングクラッチ3の締結前に、ドライバが操舵を行う手動運転モードの場合は、ステアリングクラッチ3を締結した後、制限を行うことなく、アシストトルクを直ちにトルクセンサ20の検出トルクに応じた値(EPS制御部76の出力を制限しない値)とする。
したがって、ドライバの操舵中は、ステアリングクラッチ3に角速度差が小さく、また、角度差が生じていてもドライバによる操舵によってトルクセンサ20の振動が抑制される。よって、ステアリングクラッチ3の締結直後にアシストトルクを制限しなくても、アシストトルクがステアリングホイール1や左右前輪5,6の振動成分となることが無い。
これにより、EPS制御によるアシストの遅れを無くすことができる。
フェードイン時間中のアシストトルクの制限を徐々に解除する。
したがって、フェードイン時間の経過時に、アシストトルクの制限を急に解除してアシストトルクが急変化することによる違和感を抑えることができる。
アシストトルクを、トルクセンサ20の検出トルクに応じた値に対して1以下のゲインkを乗じて決定し、かつ、ゲインkを、フェードイン時間中に0から1まで徐々に増加させる。
したがって、アシストトルクを、100%の割合とするフェードイン時間の終了時点に向けてスムーズに上昇させることができ、アシストトルクの変化による違和感を抑えることができる。
ステアリングホイール1と、
ステアリングホイール1と左右前輪5,6とを機械的に断接を可能なステアリングクラッチ3と、
ステアリングホイール1に対してトルクを与える操舵アクチュエータとしての反力モータ10と、
左右前輪5,6輪を転舵させるメイン転舵モータ13およびサブ転舵モータ14と、
ステアリングホイール1と左右前輪5,6との間のトルク伝達系の伝達トルクを検出するトルクセンサ20と、
ステアリングクラッチ3を解放して転舵角指令に基づいてステアリングホイール1の操舵角および左右前輪5,6の転舵角を制御するステアバイワイヤモードと、ステアリングクラッチ3を締結してトルクセンサ20の検出トルクに応じたアシストトルクを左右前輪5,6に対して与えるEPS制御モードと、を有する転舵制御部としてのステアリングフォースコントロールモジュール7およびメイン転舵角コントロールモジュール8,サブ転舵角コントロールモジュール9と、
を備え、
各コントロールモジュール7〜9は、ドライバが操舵を行わない自動運転モードにおけるステアバイワイヤモードから、ドライバが操舵を行う手動運転モードにおけるEPS制御モードに遷移するにあたり、ステアリングクラッチ3を締結した後、フェードイン時間が経過するまで、アシストトルクを、トルクセンサ20の検出トルクに応じた値に対して制限する。
したがって、ステアリングクラッチ3の締結直後のステアリングホイール1の振動および左右前輪5,6の振動を抑え、ドライバに与える違和感を抑えることができる。
あるいは、アシストトルクの制限を解除する際に、本実施の形態のように一次比例で解除するのではなく、クラッチ締結直後は、相対的に解除量を抑え、その後、時間経過に伴って相対的に解除量を大きくし二次関数的に解除させてもよい。このようにした場合、トルクセンサの振動は、アシスト制御モードへの遷移の初期ほど振動量が大きいため、この初期の振動量に応じてアシストトルクを大きく制限することで、ステアリングホイールや転舵輪の振動を、より抑えることができる。
2 ステアリングフォースアクチュエータ
3 ステアリングクラッチ
4 転舵アクチュエータ
5 左前輪(転舵輪)
6 右前輪(転舵輪)
7 ステアリングフォースコントロールモジュール(転舵制御部)
8 メイン転舵角コントロールモジュール(転舵制御部)
9 サブ転舵角コントロールモジュール(転舵制御部)
10 反力モータ
11 (上側の)ステアリングシャフト
12 (下側の)ステアリングシャフト
13 メイン転舵モータ
14 サブ転舵モータ
15 ステアリングギア機構
20 トルクセンサ
76 パワーアシスト制御部(EPS制御部)
100 自動運転コントローラ
k ゲイン(係数)
Claims (6)
- ステアリングホイールと、
前記ステアリングホイールと転舵輪とを機械的に断接を可能なクラッチと、
前記ステアリングホイールに対してトルクを与える操舵アクチュエータと、
前記転舵輪を転舵させる転舵アクチュエータと、
前記ステアリングホイールと前記転舵輪との間のトルク伝達系の伝達トルクを検出するトルクセンサと、
を備えた車両において、
前記クラッチを解放して転舵角指令に基づいて前記ステアリングホイールの操舵角および前記転舵輪の転舵角を制御するステアバイワイヤモードと、
前記クラッチを締結して前記トルクセンサの検出トルクに応じたアシストトルクを前記転舵輪に対して与えるアシスト制御モードと、
を有し、
自動運転モードにおける前記ステアバイワイヤモードから手動運転モードにおける前記アシスト制御モードに遷移するにあたり、前記クラッチを締結した後、所定の制限時間が経過するまで前記アシストトルクを、前記検出トルクに応じた値に対して制限し、さらに、前記制限時間は、前記クラッチを挟んで前記ステアリングホイール側の角速度である操舵角速度と前記転舵輪側の角速度である転舵角速度との角速度差に応じた時間とする車両のステアリング制御方法。 - 請求項1に記載の車両のステアリング制御方法において、
前記ステアリングホイールにドライバが手を触れているか否かを判定し、手を触れていると判定した場合は、手を触れていないと判定した場合に比べて、前記制限時間を短くする車両のステアリング制御方法。 - 請求項1または請求項2に記載の車両のステアリング制御方法において、
前記クラッチの締結前に、前記手動運転モードにおける前記ステアバイワイヤモードであった場合は、前記クラッチを締結した後、前記制限を行うことなく、前記アシスト制御モードの前記アシストトルクを直ちに前記検出トルクに応じた値とする車両のステアリング制御方法。 - 請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の車両のステアリング制御方法において、
前記制限時間中に、前記制限を徐々に解除する車両のステアリング制御方法。 - 請求項4に記載の車両のステアリング制御方法において、
前記アシストトルクを、前記検出トルクに応じた値に対して1以下の係数を乗じて決定し、かつ、前記係数を、前記制限時間中に0から1まで徐々に増加させる車両のステアリング制御方法。 - ステアリングホイールと、
前記ステアリングホイールと転舵輪とを機械的に断接を可能なクラッチと、
前記ステアリングホイールに対してトルクを与える操舵アクチュエータと、
前記転舵輪を転舵させる転舵アクチュエータと、
前記ステアリングホイールと前記転舵輪との間のトルク伝達系の伝達トルクを検出するトルクセンサと、
前記クラッチを解放して転舵角指令に基づいて前記ステアリングホイールの操舵角および前記転舵輪の転舵角を制御するステアバイワイヤモードと、前記クラッチを締結して前記トルクセンサの検出トルクに応じたアシストトルクを前記転舵輪に対して与えるアシスト制御モードと、を有する転舵制御部と、
を備え、
前記転舵制御部は、自動運転モードにおける前記ステアバイワイヤモードから手動運転モードにおける前記アシスト制御モードに遷移するにあたり、前記クラッチを締結した後、所定の制限時間が経過するまで前記アシストトルクを、前記検出トルクに応じた値に対して制限し、さらに、前記制限時間は、前記クラッチを挟んで前記ステアリングホイール側の角速度である操舵角速度と前記転舵輪側の角速度である転舵角速度との角速度差に応じた時間とする車両のステアリング制御装置。
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